JPH0226513Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0226513Y2 JPH0226513Y2 JP15195285U JP15195285U JPH0226513Y2 JP H0226513 Y2 JPH0226513 Y2 JP H0226513Y2 JP 15195285 U JP15195285 U JP 15195285U JP 15195285 U JP15195285 U JP 15195285U JP H0226513 Y2 JPH0226513 Y2 JP H0226513Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- catheter
- wire
- tip
- shape
- Prior art date
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- Expired
Links
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Description
【考案の詳細な説明】
血管造影または治療の目的で、血管カテーテル
を経皮的に血管内に挿入することが行われる。そ
の場合血管の分枝や蛇行に応じてカテーテルの先
端をあらかじめ成形して使用する。あらかじめ一
定の形状、例えばフツク形に成形したカテーテル
も販売されているが、挿入部位の血管の形状はさ
まざまであるから、現場で特定の血管の状態に応
じて適宜の形状に成形することが必要である。
を経皮的に血管内に挿入することが行われる。そ
の場合血管の分枝や蛇行に応じてカテーテルの先
端をあらかじめ成形して使用する。あらかじめ一
定の形状、例えばフツク形に成形したカテーテル
も販売されているが、挿入部位の血管の形状はさ
まざまであるから、現場で特定の血管の状態に応
じて適宜の形状に成形することが必要である。
血管カテーテルは生体適合性のプラスチツクで
つくられており、熱をかけて成形すれば軟化点以
下の温度でもいわゆるヒートセツトすることがで
きる。従来血管カテーテルの先端を現場で成形す
る方法としては、カテーテルへ針金を挿入し、カ
テーテルを針金とともに所定形状に成形し、熱湯
につけるか、沸騰している水から発生する水蒸気
に当てて加熱し、冷却してヒートセツトすること
が行われていた。しかしながら加熱温度、加熱時
間が一定していないため、一旦このようにして成
形したカテーテルを体内へ挿入した場合、体温に
よつて成形前のもとの形状へ戻そうとする傾向を
有し、種々の不都合を生ずる。
つくられており、熱をかけて成形すれば軟化点以
下の温度でもいわゆるヒートセツトすることがで
きる。従来血管カテーテルの先端を現場で成形す
る方法としては、カテーテルへ針金を挿入し、カ
テーテルを針金とともに所定形状に成形し、熱湯
につけるか、沸騰している水から発生する水蒸気
に当てて加熱し、冷却してヒートセツトすること
が行われていた。しかしながら加熱温度、加熱時
間が一定していないため、一旦このようにして成
形したカテーテルを体内へ挿入した場合、体温に
よつて成形前のもとの形状へ戻そうとする傾向を
有し、種々の不都合を生ずる。
そこで本考案は、血管カテーテルを熱湯あるい
は沸騰水蒸気より安定した、かつ場合によつては
高い温度を一定時間使用し、現場で簡単に曲げ加
工し得る装置を提供しようとするものである。
は沸騰水蒸気より安定した、かつ場合によつては
高い温度を一定時間使用し、現場で簡単に曲げ加
工し得る装置を提供しようとするものである。
本考案は、加工しようとする血管カテーテルの
先端を収容し得る絶縁材料製の可撓性チユーブ
と、該チユーブの外周に巻きつけられたニクロム
線と、該チユーブの外周に接して軸方向に延びる
曲げ加工自在な絶縁被覆した針金と、該針金およ
びニクロム線を巻いた該チユーブを覆う絶縁カバ
ーとよりなる血管カテーテル先端加工装置に関す
る。
先端を収容し得る絶縁材料製の可撓性チユーブ
と、該チユーブの外周に巻きつけられたニクロム
線と、該チユーブの外周に接して軸方向に延びる
曲げ加工自在な絶縁被覆した針金と、該針金およ
びニクロム線を巻いた該チユーブを覆う絶縁カバ
ーとよりなる血管カテーテル先端加工装置に関す
る。
本考案の装置の一部を破断した斜視図である図
面を参照すると、該装置は加工しようとする血管
カテーテル１０の先端部を収容し得る絶縁材料製
の可撓性チユーブ１を備える。チユーブ１の長さ
はカテーテルの加工部の長さに応じて適宜決めら
れるが、約10〜20cmが一般的であり、かつその内
径はカテーテルの外径より大でなければならず、
約１〜３mm程度でよい。チユーブ１は可撓性で、
加工温度（約200℃まで）に耐えられることが必
要であり、シリコンゴムが適している。
面を参照すると、該装置は加工しようとする血管
カテーテル１０の先端部を収容し得る絶縁材料製
の可撓性チユーブ１を備える。チユーブ１の長さ
はカテーテルの加工部の長さに応じて適宜決めら
れるが、約10〜20cmが一般的であり、かつその内
径はカテーテルの外径より大でなければならず、
約１〜３mm程度でよい。チユーブ１は可撓性で、
加工温度（約200℃まで）に耐えられることが必
要であり、シリコンゴムが適している。
チユーブ１の外周にはニクロム線２がイル状に
巻かれる。この状態ではチユーブ１およびニクロ
ム線コイル２の弾力性のため、これらを曲げた場
合その形状を維持できない。そのため人手で容易
に曲がり、かつ曲げた形状を維持することができ
る金属材料でつくつた針金３を副える。針金３は
好ましくはシリコンゴム製の絶縁耐熱被覆４を有
する。最後に、ニクロム線２が巻かれ、かつ針金
３を副えたチユーブ１の外側を好ましくはシリン
ゴム製の絶縁カバー５が覆つている。
巻かれる。この状態ではチユーブ１およびニクロ
ム線コイル２の弾力性のため、これらを曲げた場
合その形状を維持できない。そのため人手で容易
に曲がり、かつ曲げた形状を維持することができ
る金属材料でつくつた針金３を副える。針金３は
好ましくはシリコンゴム製の絶縁耐熱被覆４を有
する。最後に、ニクロム線２が巻かれ、かつ針金
３を副えたチユーブ１の外側を好ましくはシリン
ゴム製の絶縁カバー５が覆つている。
本考案の装置を用いて血管カテーテルの先端を
曲げ加工する際は、カテーテル１０をチユーブ１
へ挿入し、その状態で全体を所望の形に曲げる。
針金３の存在によりチユーブ１およびその中のカ
テーテル１０は曲げた形状に維持される。次にニ
クロム線２に電流を流し、チユーブ１内のカテー
テルを加熱する。加熱温度は電圧を調節すること
によつて変えることができ、カテーテル１０の材
質にとつて最適温度を選択することができる。次
に電源を切り、カテーテル１０を取り出して冷却
するか、またはチユーブ１内で冷却させた後チユ
ーブ１から取り出せば、カテーテル１０の先端は
所望形状に曲げられた形でヒートセツトされる。
曲げ加工する際は、カテーテル１０をチユーブ１
へ挿入し、その状態で全体を所望の形に曲げる。
針金３の存在によりチユーブ１およびその中のカ
テーテル１０は曲げた形状に維持される。次にニ
クロム線２に電流を流し、チユーブ１内のカテー
テルを加熱する。加熱温度は電圧を調節すること
によつて変えることができ、カテーテル１０の材
質にとつて最適温度を選択することができる。次
に電源を切り、カテーテル１０を取り出して冷却
するか、またはチユーブ１内で冷却させた後チユ
ーブ１から取り出せば、カテーテル１０の先端は
所望形状に曲げられた形でヒートセツトされる。
本考案の装置は、沸騰水蒸気を使用するよりも
一定の、場合によつて高い温度を使用することが
でき、しかもカテーテルの材質にとつて最適の温
度を選択できるから、血管カテーテルの先端を現
場において簡単に、持続性ある任意の形状に曲げ
加工することができる。
一定の、場合によつて高い温度を使用することが
でき、しかもカテーテルの材質にとつて最適の温
度を選択できるから、血管カテーテルの先端を現
場において簡単に、持続性ある任意の形状に曲げ
加工することができる。
第１図は本考案装置の一部を破断した斜視図で
ある。 １は可撓性チユーブ、２はニクロム線、３は針
金、４は絶縁被覆、５はカバー、１０はカテーテ
ル、である。
ある。 １は可撓性チユーブ、２はニクロム線、３は針
金、４は絶縁被覆、５はカバー、１０はカテーテ
ル、である。
Claims (1)
- 加工しようとする血管カテーテルの先端を収容
し得る絶縁材料製の可撓性チユーブと、該チユー
ブの外周に巻きつけられたニクロム線と、該チユ
ーブの外周に接して軸方向に延びる曲げ加工自在
な絶縁被覆した針金と、該針金およびニクロム線
を巻いた該チユーブを覆う絶縁カバーとよりなる
血管カテーテル先端加工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15195285U JPH0226513Y2 (ja) | 1985-10-02 | 1985-10-02 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15195285U JPH0226513Y2 (ja) | 1985-10-02 | 1985-10-02 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6259041U JPS6259041U (ja) | 1987-04-13 |
| JPH0226513Y2 true JPH0226513Y2 (ja) | 1990-07-19 |
Family
ID=31069484
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15195285U Expired JPH0226513Y2 (ja) | 1985-10-02 | 1985-10-02 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0226513Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-10-02 JP JP15195285U patent/JPH0226513Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6259041U (ja) | 1987-04-13 |
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