JPH0226483Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0226483Y2 JPH0226483Y2 JP1983034415U JP3441583U JPH0226483Y2 JP H0226483 Y2 JPH0226483 Y2 JP H0226483Y2 JP 1983034415 U JP1983034415 U JP 1983034415U JP 3441583 U JP3441583 U JP 3441583U JP H0226483 Y2 JPH0226483 Y2 JP H0226483Y2
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- JP
- Japan
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- cuff
- pressurization
- pressure
- exhaust valve
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- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 考案の分野
この考案は非観血の血圧測定装置、特に自動加
圧式の加圧不足検出時の処理に特徴を有する血圧
測定装置に関する。
圧式の加圧不足検出時の処理に特徴を有する血圧
測定装置に関する。
(ロ) 従来技術とその問題点
一般に、非観血の血圧測定では、カフ圧を動脈
が完全に閉塞するまで手動ポンプもしくは自動加
圧ポンプで上昇させ、以後徐々に減圧すると、あ
るカフ圧で動脈内圧がカフ圧に打ち勝つて血流が
流れ始め、コロトコフ音が発生するので、このコ
ロトコフ音の出現するときのカフ圧を最高血圧と
定義し、さらにカフ圧の降下でコロトコフ音が消
滅するときのカフ圧を最低血圧と定義している。
近年実用化されている自動血圧測定装置の多く
は、上記コロトコフ音の発生と消滅を自動判別し
て最高血圧と最低血圧を決定するようにしてい
る。
が完全に閉塞するまで手動ポンプもしくは自動加
圧ポンプで上昇させ、以後徐々に減圧すると、あ
るカフ圧で動脈内圧がカフ圧に打ち勝つて血流が
流れ始め、コロトコフ音が発生するので、このコ
ロトコフ音の出現するときのカフ圧を最高血圧と
定義し、さらにカフ圧の降下でコロトコフ音が消
滅するときのカフ圧を最低血圧と定義している。
近年実用化されている自動血圧測定装置の多く
は、上記コロトコフ音の発生と消滅を自動判別し
て最高血圧と最低血圧を決定するようにしてい
る。
ところで血圧測定時において、最初のカフ圧力
すなわち初期圧力は被測定者の個人差もあつて一
義的に定まるものではない。測定者は初期圧力を
最高血圧より若干高目(20〜30mmHg)まで加圧
する必要があるが、上記したように初期圧力は一
義的に定まらないので、場合によつて加圧が足り
ないことがある。この場合、加圧不足のため初期
圧力よりコロトコフ音が発生し、初期圧力を最高
血圧と誤まるおそれがある。このおそれを回避す
るため、従来の血圧測定装置では、測定開始移行
より一定時間内にコロトコフ音が検知されたとき
は加圧不足として異常報知するものがあり、さら
にまた加圧不足の対応として加圧不足を検知する
と、何回でも前回値+αの再加圧を繰り返すよう
にしたものがある。しかしながら、この、加圧不
足を検知すると何回でも前回値+αの再加圧を繰
り返す従来の装置では、再加圧が繰り返された
とき、測定時間が長くなり、うつ血を生じて正し
い血圧測定ができない。一旦ポンプのモータを
停止した後、再加圧のためポンプ駆動するとき、
カフ圧が大きいと、ポンプに大きな駆動トルクを
要し大きなモータを必要としたり、モータが回転
せず、過大な起動電流が流れ続けて回路やモータ
にトラブルを生ずる原因となる。加圧不足の検
知は、振動や雑音による誤動作によつても出力さ
れるので周囲に雑音源、たとえばクーラ等がある
ときは、雑音によつて再加圧を繰り返し、300mm
Hg近くまで加圧される事態も生じる。などの不
具合があつた。
すなわち初期圧力は被測定者の個人差もあつて一
義的に定まるものではない。測定者は初期圧力を
最高血圧より若干高目(20〜30mmHg)まで加圧
する必要があるが、上記したように初期圧力は一
義的に定まらないので、場合によつて加圧が足り
ないことがある。この場合、加圧不足のため初期
圧力よりコロトコフ音が発生し、初期圧力を最高
血圧と誤まるおそれがある。このおそれを回避す
るため、従来の血圧測定装置では、測定開始移行
より一定時間内にコロトコフ音が検知されたとき
は加圧不足として異常報知するものがあり、さら
にまた加圧不足の対応として加圧不足を検知する
と、何回でも前回値+αの再加圧を繰り返すよう
にしたものがある。しかしながら、この、加圧不
足を検知すると何回でも前回値+αの再加圧を繰
り返す従来の装置では、再加圧が繰り返された
とき、測定時間が長くなり、うつ血を生じて正し
い血圧測定ができない。一旦ポンプのモータを
停止した後、再加圧のためポンプ駆動するとき、
カフ圧が大きいと、ポンプに大きな駆動トルクを
要し大きなモータを必要としたり、モータが回転
せず、過大な起動電流が流れ続けて回路やモータ
にトラブルを生ずる原因となる。加圧不足の検
知は、振動や雑音による誤動作によつても出力さ
れるので周囲に雑音源、たとえばクーラ等がある
ときは、雑音によつて再加圧を繰り返し、300mm
Hg近くまで加圧される事態も生じる。などの不
具合があつた。
(ハ) 考案の目的
この考案の目的は、上記従来装置の欠点を解消
し、加圧不足検出時に、状況に応じ適正な処理が
なされ、安全で正確な血圧測定をなし得る血圧測
定装置を提供するにある。
し、加圧不足検出時に、状況に応じ適正な処理が
なされ、安全で正確な血圧測定をなし得る血圧測
定装置を提供するにある。
(ニ) 考案の構成と効果
上記目的を達成し得る血圧測定装置を検討する
中で、この出願の考案者等は、加圧不足を検出し
たときの処理として1度排気してカフ圧を下げ
た後、時間をおいて測定を再開する。加圧不足
を検出した時点ですぐ前回より若干高目に加圧し
て測定を続ける。の2方法があるが、うつ血を生
ずると正しい血圧値の測定が期待できないので、
カフに加えられる圧力を基準にして、上記と
を選択すればよいことに気づいた。この点に着目
し案出されたのが、この考案であつて、この考案
の血圧測定装置は、腕帯と、この腕帯に加圧空気
を供給する自動加圧ポンプと、前記腕帯内の圧力
を継続的に検出するカフ圧検出手段と、前記腕帯
内の加圧空気を排気する排気弁と、カフ圧が所定
の第1の設定値に達すると前記自動加圧ポンプを
停止させる手段と、この自動加圧ポンプ停止後の
前記排気弁の微速排気過程で前記腕帯の加圧不足
を検出する加圧不足検出手段とを備え、自動加圧
ポンプ停止後の微速排気過程で、加圧不足が検出
されないと血圧測定に移行するものにおいて、前
記加圧不足検出手段で加圧不足が検出されたと
き、前記カフ圧検出手段で検出されたカフ圧が予
じめ設定される第2の設定値を越えているか否か
判別する判別手段と、この判別手段により前記カ
フ圧が第2の設定値を越えていると判別されたと
き前記排気弁の開放を選択する手段と、前記判別
手段により前記カフ圧が第2の設定値を越えてい
ないと判別されたとき、前記カフ圧を前記第1の
設定値よりもさらに所定値だけ加圧するように前
記自動加圧ポンプを再駆動させる手段とを特徴的
に備えている。
中で、この出願の考案者等は、加圧不足を検出し
たときの処理として1度排気してカフ圧を下げ
た後、時間をおいて測定を再開する。加圧不足
を検出した時点ですぐ前回より若干高目に加圧し
て測定を続ける。の2方法があるが、うつ血を生
ずると正しい血圧値の測定が期待できないので、
カフに加えられる圧力を基準にして、上記と
を選択すればよいことに気づいた。この点に着目
し案出されたのが、この考案であつて、この考案
の血圧測定装置は、腕帯と、この腕帯に加圧空気
を供給する自動加圧ポンプと、前記腕帯内の圧力
を継続的に検出するカフ圧検出手段と、前記腕帯
内の加圧空気を排気する排気弁と、カフ圧が所定
の第1の設定値に達すると前記自動加圧ポンプを
停止させる手段と、この自動加圧ポンプ停止後の
前記排気弁の微速排気過程で前記腕帯の加圧不足
を検出する加圧不足検出手段とを備え、自動加圧
ポンプ停止後の微速排気過程で、加圧不足が検出
されないと血圧測定に移行するものにおいて、前
記加圧不足検出手段で加圧不足が検出されたと
き、前記カフ圧検出手段で検出されたカフ圧が予
じめ設定される第2の設定値を越えているか否か
判別する判別手段と、この判別手段により前記カ
フ圧が第2の設定値を越えていると判別されたと
き前記排気弁の開放を選択する手段と、前記判別
手段により前記カフ圧が第2の設定値を越えてい
ないと判別されたとき、前記カフ圧を前記第1の
設定値よりもさらに所定値だけ加圧するように前
記自動加圧ポンプを再駆動させる手段とを特徴的
に備えている。
この考案の血圧測定装置によれば、加圧不足を
検出した時、その時点におけるカフ圧に応じて排
気弁開放による再測定か、今までの加圧値にさら
に所定値をプラスした加圧を継続するものであ
り、カフ圧が大なる場合は一旦開放されるので、
カフ圧の大なる状態での長時間加圧がなく、うつ
血等が生じた状態での測定が避けられるので正し
い血圧測定を行うことができる。また大なるカフ
圧状態から、さらに再加圧することがないので、
ポンプに負担がかかることなくトラブルの発生を
回避できる。その上、再加圧の繰り返しによりカ
フ圧が極端に大きくなることを原理的に避けるこ
とができる。
検出した時、その時点におけるカフ圧に応じて排
気弁開放による再測定か、今までの加圧値にさら
に所定値をプラスした加圧を継続するものであ
り、カフ圧が大なる場合は一旦開放されるので、
カフ圧の大なる状態での長時間加圧がなく、うつ
血等が生じた状態での測定が避けられるので正し
い血圧測定を行うことができる。また大なるカフ
圧状態から、さらに再加圧することがないので、
ポンプに負担がかかることなくトラブルの発生を
回避できる。その上、再加圧の繰り返しによりカ
フ圧が極端に大きくなることを原理的に避けるこ
とができる。
(ホ) 実施例の説明
以下図面に示す実施例により、この考案をさら
に詳細に説明する。
に詳細に説明する。
第1図はこの考案の一実施例である電子血圧計
の構成を示すブロツク図である。同図において加
圧系1は、ゴムチユーブ製の腕帯2とこの腕帯2
に連通接続される自動排気弁3、自動加圧ポンプ
4及び微速排気弁5とから構成されている。微速
排気弁5は加圧系1内を微量ずつ自然排気する排
気孔が設けてあり、血圧測定時にこの自然排気に
よつて加圧系1内が徐々に減圧されるようになつ
ている。加圧系1の圧力は半導体圧力センサ6に
よつて検出され、半導体圧力センサ6の出力は
A/D変換器7でデジタル信号に変換され、マイ
クロコンピユータ8に入力される。また加圧系1
の腕帯2近傍にあるいは腕帯2内にコロトコフ音
センサ9が配設されており、このコロトコフ音セ
ンサ9が出力する血圧信号は増幅器10にて増幅
されマイクロコンピユータ8に入力されている。
の構成を示すブロツク図である。同図において加
圧系1は、ゴムチユーブ製の腕帯2とこの腕帯2
に連通接続される自動排気弁3、自動加圧ポンプ
4及び微速排気弁5とから構成されている。微速
排気弁5は加圧系1内を微量ずつ自然排気する排
気孔が設けてあり、血圧測定時にこの自然排気に
よつて加圧系1内が徐々に減圧されるようになつ
ている。加圧系1の圧力は半導体圧力センサ6に
よつて検出され、半導体圧力センサ6の出力は
A/D変換器7でデジタル信号に変換され、マイ
クロコンピユータ8に入力される。また加圧系1
の腕帯2近傍にあるいは腕帯2内にコロトコフ音
センサ9が配設されており、このコロトコフ音セ
ンサ9が出力する血圧信号は増幅器10にて増幅
されマイクロコンピユータ8に入力されている。
マイクロコンピユータ8は、CPU(中央処理装
置)、RAMやROM等のメモリ及びI/Oポート
等から構成されており、上記各センサ6,9より
の信号を受け、ROMに記憶されるプログラムに
したがい、最高血圧値および最低血圧値を算出す
るための制御動作を実行する。算出された最高血
圧値や最低血圧値は表示器11で表示され、また
コロトコフ音検出時やその他所用の時にブザー1
2が作動し、音を発するようになつている。13
は加圧値を設定する設定器や、測定開始スイツチ
等が配置される入力部である。なお自動排気弁3
の開度、自動加圧ポンプ4の加圧、表示器11及
びブザー12等はマイクロコンピユータ8によつ
て制御される。
置)、RAMやROM等のメモリ及びI/Oポート
等から構成されており、上記各センサ6,9より
の信号を受け、ROMに記憶されるプログラムに
したがい、最高血圧値および最低血圧値を算出す
るための制御動作を実行する。算出された最高血
圧値や最低血圧値は表示器11で表示され、また
コロトコフ音検出時やその他所用の時にブザー1
2が作動し、音を発するようになつている。13
は加圧値を設定する設定器や、測定開始スイツチ
等が配置される入力部である。なお自動排気弁3
の開度、自動加圧ポンプ4の加圧、表示器11及
びブザー12等はマイクロコンピユータ8によつ
て制御される。
第2図は、表示器11の具体図を示し最高血圧
値と最低血圧値をデジタル的に表示する血圧表示
部111,112、測定者に加圧不足であり排気
動作に移つたことを表示する排気表示部113及
び測定準備完了を示すOK表示部114を備えて
いる。
値と最低血圧値をデジタル的に表示する血圧表示
部111,112、測定者に加圧不足であり排気
動作に移つたことを表示する排気表示部113及
び測定準備完了を示すOK表示部114を備えて
いる。
第3図は第1図に示した実施例電子血圧計の処
理フロー図である。次にこの処理フロー図を参照
して上記実施例電子血圧計の動作を説明する。
理フロー図である。次にこの処理フロー図を参照
して上記実施例電子血圧計の動作を説明する。
電源がオンして動作がスタートすると先ず
RAM、I/Oポート等をイニシヤライズし〔ス
テツプST(以下STと略記する)1〕、次に加圧値
P1が入力部13の加圧値設定器より入力され
(ST2)測定開始スイツチがオンされるのを持つ
(ST3)。設定される加圧値P1は予想される最高
血圧より20〜30mmHg高目に選定する。測定開始
スイツチがオンすると、自動排気弁3を閉じ
(ST4)、同時に自動加圧ポンプ4をオンし
(ST5)、加圧系1の加圧動作を開始する。上昇す
るカフ圧を読みP2として記憶する(ST6)。そ
して設定加圧値P1にカフ圧P2が達するまでカ
フ圧の読み込みを繰り返す(ST6,ST7)。カフ
圧P2が設定加圧値P1に達すると自動加圧ポン
プ4をオフする(ST7,ST8)とともに測定中に
移行し、マイクロコンピユータ8に内蔵のタイマ
を1秒にセツトする(ST9)。続いてコロトコフ
音の有無のチエツクを行ないコロトコフ音が無け
ればあるまでこのチエツクを繰り返す(ST10)。
ここでコロトコフ音が検出されるとさらにタイマ
がタイムアツプか否か判別される(ST11)。タイ
マがタイムアツプしていなければ、測定中移行後
1秒以内にコロトコフ音があつたことになり、こ
れは加圧不足を意味し、さらにST15以降の処理
に移る。
RAM、I/Oポート等をイニシヤライズし〔ス
テツプST(以下STと略記する)1〕、次に加圧値
P1が入力部13の加圧値設定器より入力され
(ST2)測定開始スイツチがオンされるのを持つ
(ST3)。設定される加圧値P1は予想される最高
血圧より20〜30mmHg高目に選定する。測定開始
スイツチがオンすると、自動排気弁3を閉じ
(ST4)、同時に自動加圧ポンプ4をオンし
(ST5)、加圧系1の加圧動作を開始する。上昇す
るカフ圧を読みP2として記憶する(ST6)。そ
して設定加圧値P1にカフ圧P2が達するまでカ
フ圧の読み込みを繰り返す(ST6,ST7)。カフ
圧P2が設定加圧値P1に達すると自動加圧ポン
プ4をオフする(ST7,ST8)とともに測定中に
移行し、マイクロコンピユータ8に内蔵のタイマ
を1秒にセツトする(ST9)。続いてコロトコフ
音の有無のチエツクを行ないコロトコフ音が無け
ればあるまでこのチエツクを繰り返す(ST10)。
ここでコロトコフ音が検出されるとさらにタイマ
がタイムアツプか否か判別される(ST11)。タイ
マがタイムアツプしていなければ、測定中移行後
1秒以内にコロトコフ音があつたことになり、こ
れは加圧不足を意味し、さらにST15以降の処理
に移る。
ST11でタイマがタイムアツプしていれば、加
圧不足でないから、ST12に移り最初のコロトコ
フ音検出時のカフ圧より最高血圧を決定して表示
器11に表示し、さらにST13でコロトコフ音の
消滅時のカフ圧より最低血圧を決定して同じく表
示器11に表示し、最後に自動排気弁3を開放し
て(ST14)、測定を終了する。
圧不足でないから、ST12に移り最初のコロトコ
フ音検出時のカフ圧より最高血圧を決定して表示
器11に表示し、さらにST13でコロトコフ音の
消滅時のカフ圧より最低血圧を決定して同じく表
示器11に表示し、最後に自動排気弁3を開放し
て(ST14)、測定を終了する。
ST11でタイマがタイムアツプしていない場合、
すなわち加圧不足の場合にはST15に移り、その
時点におけるカフ圧P3を読む。続いてST16でカ
フ圧P3と予じめ設定記憶される設定値200とを比
較する。この設定値200は、加圧不足の検出でさ
らに再加圧をなすか、一旦排気して再測定するか
の選択をするためのカフ圧基準値である。この値
は任意に設定すればよいが、実施例で200として
いるのは、最高血圧は大体の場合200mmHg以内
であり、200mmHgを越えて加圧不足を生じたとき
は雑音の影響によるものと考えられる。200mm
Hgまでの加圧には、加圧及び再加圧などで、か
なり時間を経過していることが考えられ、そのま
ま測定を続けるとうつ血など好ましくない状態が
生ずるおそれがある。ポンプの能力として200
mmHg以上からの起動をしないことにより設計上
比較的に安価な部品を使用できる。等の理由によ
るものである。
すなわち加圧不足の場合にはST15に移り、その
時点におけるカフ圧P3を読む。続いてST16でカ
フ圧P3と予じめ設定記憶される設定値200とを比
較する。この設定値200は、加圧不足の検出でさ
らに再加圧をなすか、一旦排気して再測定するか
の選択をするためのカフ圧基準値である。この値
は任意に設定すればよいが、実施例で200として
いるのは、最高血圧は大体の場合200mmHg以内
であり、200mmHgを越えて加圧不足を生じたとき
は雑音の影響によるものと考えられる。200mm
Hgまでの加圧には、加圧及び再加圧などで、か
なり時間を経過していることが考えられ、そのま
ま測定を続けるとうつ血など好ましくない状態が
生ずるおそれがある。ポンプの能力として200
mmHg以上からの起動をしないことにより設計上
比較的に安価な部品を使用できる。等の理由によ
るものである。
さてST16において、比較の結果カフ圧P2が
200よりも小さい場合は、カフ圧がそれほど大で
ないとして、当初設定した加圧値P1にさらに30
を加算して、新たな加圧値P1とし(ST17)、
ST5に戻り自動加圧ポンプ4をオンし、自動再加
圧を行なう。
200よりも小さい場合は、カフ圧がそれほど大で
ないとして、当初設定した加圧値P1にさらに30
を加算して、新たな加圧値P1とし(ST17)、
ST5に戻り自動加圧ポンプ4をオンし、自動再加
圧を行なう。
ST16でカフ圧P3が200を越える場合は、現時
点でなおカフ圧が大であるといえるので、排気表
示部113を表示して(ST18)、測定者に加圧系
1の排気を報知するとともに、自動排気弁3を開
放する(ST19)。次に十分排気が行なわれて次の
測定のための再加圧がOKとなると(ST20)、表
示器11のOK表示部114を点灯して準備完了
を表示し(ST21)、ST2に戻り次の再測定に移
る。
点でなおカフ圧が大であるといえるので、排気表
示部113を表示して(ST18)、測定者に加圧系
1の排気を報知するとともに、自動排気弁3を開
放する(ST19)。次に十分排気が行なわれて次の
測定のための再加圧がOKとなると(ST20)、表
示器11のOK表示部114を点灯して準備完了
を表示し(ST21)、ST2に戻り次の再測定に移
る。
なお上記実施例において、ST17でそれまでの
加圧設定値P1に上乗せする値は30としているが、
この値はもちろん実情に応じて適宜のものに変え
得るこというまでもない。
加圧設定値P1に上乗せする値は30としているが、
この値はもちろん実情に応じて適宜のものに変え
得るこというまでもない。
また、上記実施例において、ST16での判定の
結果カフ圧P3が200を越えている場合に、排気表
示部113を表示するとともに、排気弁3を自動
的に開放するようにしているが、排気表示部11
3の表示は、測定者への“直ちに排気して下さ
い”を意味する指示表示とし、この排気を指示す
る表示を見て測定者が、排気弁3を開放するよう
にしてもよい。
結果カフ圧P3が200を越えている場合に、排気表
示部113を表示するとともに、排気弁3を自動
的に開放するようにしているが、排気表示部11
3の表示は、測定者への“直ちに排気して下さ
い”を意味する指示表示とし、この排気を指示す
る表示を見て測定者が、排気弁3を開放するよう
にしてもよい。
第1図はこの考案の一実施例である電子血圧計
の構成を示すブロツク図、第2図は同電子血圧計
の表示器を具体的に示す図、第3図は同電子血圧
計の処理フロー図である。 1:加圧系、2:腕帯、3:自動排気弁、4:
自動加圧ポンプ、6:半導体圧力センサ、8:マ
イクロコンピユータ、9:コロトコフ音センサ、
11:表示器、113:排気表示部。
の構成を示すブロツク図、第2図は同電子血圧計
の表示器を具体的に示す図、第3図は同電子血圧
計の処理フロー図である。 1:加圧系、2:腕帯、3:自動排気弁、4:
自動加圧ポンプ、6:半導体圧力センサ、8:マ
イクロコンピユータ、9:コロトコフ音センサ、
11:表示器、113:排気表示部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 腕帯と、この腕帯に加圧空気を供給する自動
加圧ポンプと、前記腕帯内の圧力を継続的に検
出するカフ圧検出手段と、前記腕帯内の加圧空
気を排気する排気弁と、カフ圧が所定の第1の
設定値に達すると前記自動加圧ポンプを停止さ
せる手段と、この自動加圧ポンプ停止後の前記
排気弁の微速排気過程で前記腕帯の加圧不足を
検出する加圧不足検出手段とを備え、自動加圧
ポンプ停止後の微速排気過程で、加圧不足が検
出されないと血圧測定に移行する血圧測定装置
において、 前記加圧不足検出手段で加圧不足が検出され
たとき、前記カフ圧検出手段で検出されたカフ
圧が予じめ設定される第2の設定値を越えてい
るか否か判別する判別手段と、この判別手段に
より前記カフ圧が第2の設定値を越えていると
判別されたとき前記排気弁の開放を選択する手
段と、前記判別手段により前記カフ圧が第2の
設定値を越えていないと判別されたとき、前記
カフ圧を前記第1の設定値よりもさらに所定値
だけ加圧するように前記自動加圧ポンプを再駆
動させる手段とを備えてなることを特徴とする
血圧測定装置。 (2) 前記排気弁の開放を選択する手段は、前記排
気弁の開放を指示する手段を含むものであるこ
とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
記載の血圧測定装置。 (3) 前記排気弁は自動排気弁であり、前記排気弁
の開放を選択する手段は、前記カフ圧が設定値
を越えていると判別されたとき、前記自動排気
弁を強制的に開放させる手段を含むものである
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
項または第2項記載の血圧測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3441583U JPS59140706U (ja) | 1983-03-09 | 1983-03-09 | 血圧測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3441583U JPS59140706U (ja) | 1983-03-09 | 1983-03-09 | 血圧測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59140706U JPS59140706U (ja) | 1984-09-20 |
JPH0226483Y2 true JPH0226483Y2 (ja) | 1990-07-19 |
Family
ID=30165180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3441583U Granted JPS59140706U (ja) | 1983-03-09 | 1983-03-09 | 血圧測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59140706U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0443207Y2 (ja) * | 1986-11-27 | 1992-10-13 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55125846A (en) * | 1979-03-23 | 1980-09-29 | Omron Tateisi Electronics Co | Pressurizing method in tonometer |
JPS57145640A (en) * | 1981-02-28 | 1982-09-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Electronic hemomanometer |
-
1983
- 1983-03-09 JP JP3441583U patent/JPS59140706U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55125846A (en) * | 1979-03-23 | 1980-09-29 | Omron Tateisi Electronics Co | Pressurizing method in tonometer |
JPS57145640A (en) * | 1981-02-28 | 1982-09-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Electronic hemomanometer |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59140706U (ja) | 1984-09-20 |
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