JPH02264240A - フィルム供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は撮影済みのＸ線フィルムをマガジンから取り出
して次の処理ユニットに供給するフィルム供給装置に関
する。

（従来技術） 病院で撮影されたＸ線フィルムは１枚ずつカセツテと呼
ばれる扁平な容器に入れられたり、何枚かまとめてレシ
ーブマガジンと呼ばれる容器に入れられて運搬され、自
動現像ユニットを内蔵したフィルム処理装置に装填され
、現像されてネガフィルムとして取り出される。

いまレシーブマガジンに着目すると、レシーブマガジン
がフィルム処理装置またはオートフィーダと呼ばれるフ
ィルム供給装置に装填されると、内部でマガジンの蓋が
開けられ吸盤でマガジン内のフィルムが１枚ずつ吸着さ
れて取り出され自動現像ユニットに向けて搬送されるが
、レシーブマガジン内には様々なサイズのフィルムが一
緒に収納されているために、装填したときフィルムの先
端が揃っていないと吸着分離機部がうまくいかないこと
がある。そこで従来は作業者がレシーブマガジンをフィ
ルム供給装置に水平に近い状態て装填した後に一旦マガ
ジン先端を下にして垂直状態に近い位置まで立てフィル
ム全体を下にずれ落として先端を揃え再びもとの水平に
近い状態にもどしてからフィルムの取出し動作を開始す
るようにしている。

ところがレシーブマガジンには数枚から数１０枚のＸ線
フィルムが収納されているため全体で１０〜１５ｋｇと
相当重く、シかもマガジン挿入口は比較的、高い位置に
ある場合が多いので、そのような高い位置に装填したレ
シーブマガジンをフィルム先揃えのために垂直に近い状
態まで立てることは作業者にとって大変な作業である。

（発明の目的および構成） 本発明は上記の点にかんがみてなされたもので、レシー
ブマガジンを装填したときのフィルムの先揃え作業を自
動的に行なうことを目的とし、この目的を達成するため
に、ほぼ水平状態に装填したレシーブマガジンを運転開
始操作によりその先端か低くなるように傾斜させ、その
後もとの水平状態にもどすように構成したものである。

（実施例） 以下本発明を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明によるフィルム供給装置すなわちオート
フィーダを備えたフィルム処理装置の外観を示しており
、自動現像機を内蔵している。装置は、正面に向って左
側半分の上部にはフィルムに写し込むための被検者の名
前を表わしたネームカードを入れるネームカード受けｌ
が設けられ、その右側に並んで操作部２か設けられてい
る。操作部２には、電源スィッチ２ａをはじめとして、
運転開始ボタン２ｂ、運転停止ボタン２ｃ、現像濃度設
定用のつまみやカセツテに供給すべき未撮影フィルムの
サイズを選択するボタン、また処理の進行状況や警告を
表わすランプ、フィルムの使用枚数を表わすカウンタな
どが設けられている。

次に、装置正面の左側半分の中央よりやや上の位置には
、撮影済みフィルムを収納したカセツテな装置に装填す
るためのカセツテ挿入口３が設けられている。

装置の左側半分の中央より下の部分にはカセツテに供給
すべき未撮影フィルムをサイズごと（図では７種類のサ
イズ）に別々に収納したサプライマガジン（図示せず）
を装填するための挿入口４ａ、４ｂ、・・・４ｇか設け
られている。

一方、装置の右半分上部の少し奥まった位置にはオート
フィーダ（フィルム供給装置）５が設けられ、その正面
にレシーブマガジン挿入口５ａか設けられており、ここ
にすでに撮影済みのフィルムを何枚か収納したレシーブ
マガジン（図示せず）が挿入される。このオートフィー
ダ５の内部には後述するマガジン受は箱１１や複数の搬
送ローラか設けられている。

第２図はオートフィーダ５の内部構造を示す線図である
。

オートフィーダ５の内部には、レシーブマガジン挿入口
５ａから装填されるレシーブマガジン（実線で示す）１
０を受ける受は箱１１が点Ａを支点として回動自在に設
けられている。１２はモータで、その回転軸１２ａに取
り付けられたカム板１３のカム面が受は箱１１の下側に
取り付けられたコロｌｌａと接しており、カム板１３が
矢印方向に回動するとコロｌｌａがカム面を転動しなか
ら受は箱１１か支点Ａを中心に時計方向に回動し鎖線で
示す上位置まで上昇して停止する。このように、受は箱
１１と、コロｌｌａと、モータ１２と、カム板１３とて
マガジン傾斜機構を構成している。オートフィーダ内部
には、マガジン受は箱１１か下位置（図の実線位置）に
あることを検知する下位置検知センサ１４ａと、上位置
（図の鎖線位置）にあることを検知する上位置検知セン
サ１４ｂも設けられている。

受は箱１１の上位置近傍には、レシーブマガジン内の撮
影済みＸ線フィルムを取り出すための吸盤１５と、フィ
ルムとマガジン底板からの光反射量の相違を利用してレ
シーブマガジン内のフィルムの有無を光学的に検知する
空検知センサ１６とが配置されている。１７はフィルム
搬送ローラ、１８はフィルム先端検知とフィルムが２枚
か否かを検知する先端検知センサ、１９はフィルムの後
端を検知する後端検知センサである。

レシーブマガジン１０の形状や構造は特に限定されない
が、ここに例示したものは、シャッタつまみｌＯａを手
前（図では左方向）に引くとマガジンの前半部に設けら
れたシャッタｌＯｂが開いて内部に収納されたＸ線フィ
ルムが露呈するようになっている。

次に第３図のタイミングチャートを用いてオートフィー
ダの動作、特にレシーブマガジンの上下動作を説明する
。

運転に先立って複数枚の撮影済みフィルムを入れたレシ
ーブマガジンｌＯをオートフィーダ５のレシーブマガジ
ン挿入口５ａから挿入して第２図に実線で示す下位置に
装填しておく、このとき下位置検知センサ１４ａはＯＮ
になっている。また、レシーブマガジン１０のシャッタ
つまみｌＯａを手前に引いてシャッタを開いておく。

さて、ここで装置前面の操作部２にある運転開始ボタン
２ｂを押すと、モータ１２が回転を始め、それによりカ
ム板１３が矢印方向に回動し、コロｌｌａを介して受は
箱１１が上昇し始める。

受は箱１１が図に鎖線で示した上位置に達すると、上位
置センサ１４ｂがＯＮするのでモータ１２が停止する。

このようにレシーブマガジンｌＯが上位置をとって傾斜
することによえり内部に収納された種々のサイズのフィ
ルムか前方にずれ落ちてその先端か揃うことになる。同
時に吸盤１５が移動し搬送ローラ１７か回転を始める。

レシーブマガジン挿入口のフィルムが吸盤１５により吸
着されて引き出され、その先端が搬送゛ローラ１７のと
ころまで持ってこられると、搬送ローラ１７により装置
内の自動現像ユニットの方向へ搬送される。フィルムの
先端が先端検知センサ１８を通過するとＯＮし、後端が
後端検知センサ１９を通過するとＯＦＦする。この動作
がフィルムのある限り続き（第３図ではフィルムを２枚
として示した）、全フィルムがマガジンｌＯから引き出
されて搬送されると、空検知センサ１６がフィルム無し
を検知する。その結果、搬送ローラ１７が停止し、モー
タ１２が逆転を始める。それによりカム板１３が上昇時
とは逆方向に回転するので受は箱１１は下降する。受は
箱１１が下位置に達すると下位置検知センサ１４ａがＯ
Ｎするので、モータ１２は逆転を停止する。ここでレシ
ーブマガジンｌＯを引き抜いて終了する。

マガジン受は箱ｌｌが下位置にあるときと上位置にある
ときとでなす角θは４０′″〜６０″が好ましい。

なお１Ｍ転中に運転停止ボタン２Ｃが押されると、フィ
ルム引出し完了と同様にモータ１２が逆転し、受は箱１
１が上位置から下位置に下降するようにしておく。

上記実施例ではレシーブマガジンから全フィルムの引出
しが終了したときにレシーブマガジンを傾斜位装置（上
位置）からもとの水平位置（下位置）にもどすようにし
たが、フィルムの１枚目を引出す前に水平位置にもどし
てもよい。

また、レシーブマガジンの傾斜角はフィルム面の円滑度
合を考慮して任意に決めればよいが、レシーブマガジン
を一旦垂直に立てた後傾斜位置に止めるようにしてもよ
い、また、レシーブマガジンを上位置に向けて上昇させ
ていく・間に振動させればフィルムの先揃えは一層確実
になる。

上記実施例ではレシーブマガジンを傾斜させるのに受は
箱を用いたが、本発明はこれに限らないことはいうまで
もない。

（発明の効果） 以上説明したように１本発明においては、ほぼ水平状態
に装填したレシーブマガジンを運転開始操作によりその
先端が低くなるように傾斜させその後ほぼ水平状態にも
どすように構成したので、作業者が手てレシーブマガジ
ンを傾けてフィルムの先揃えなする必要がなくなり１作
業が極めて楽になった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるフィルム鐵、碕装置の一実施例の
斜視図、第２図は第１図に示したフィルム侠吟装置のオ
ートフィーダの内部構造を示す概略線図、第３図はマガ
ジン受は箱の動作を説明するタイミングチャートである
ゆ ２・・・操作部、３・・・カセツテ挿入口、５・・・オ
ートフィーダ、５ａ・・・レシーブマガジン挿入口、６
・・・フィルムバスケット、ｌＯ・・・レシーブマガジ
ン、ｌ １・・・マガジン受は箱、 ３・・・カム板、 １７・・・搬 送ローラ 特 許 出 願 人 コニ カ 株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ほぼ水平状態に装填された複数フィルム収納マガ
   ジンから１枚ずつフィルムを取り出して所定のフィルム
   処理ユニットへ供給するフィルム供給装置において、フ
   ィルム取出し動作に先立って前記マガジンを一旦傾斜さ
   せ、所定時間後にもとのほぼ水平状態にもどすマガジン
   傾斜機構を設けたことを特徴とするフィルム供給装置。
2. （２）前記マガジン傾斜機構によるマガジン傾斜動作が
   運転開始ボタンの操作により始まる請求項１に記載のフ
   ィルム供給装置。