JPH02264036A - 織機の緯糸除去装置の制御方法と、その装置 - Google Patents

織機の緯糸除去装置の制御方法と、その装置

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JPH02264036A JP8651089A JP8651089A JPH02264036A JP H02264036 A JPH02264036 A JP H02264036A JP 8651089 A JP8651089 A JP 8651089A JP 8651089 A JP8651089 A JP 8651089A JP H02264036 A JPH02264036 A JP H02264036A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、1台の緯糸除去装置を使用して、不正緯入
れされた緯糸の除去動作と、給糸体交換時の緯糸の排出
動作との双方を行なわせるための、織機の緯糸除去装置
の制御方法と、その装置に関する。
従来技術 織機においては、何らかの原因で正常な緯入れ動作が行
なわれなかったときは、直ちに織機の運転を停止し、正
常に緯入れされなかった緯糸(以下、不正緯入れされた
緯糸という)を織布から抜き取った上、織機の運転を再
開するが、このときの緯糸の除去動作を自動的に遂行す
るための緯糸除去装置は、ジェットルーム用として、従
来から各種のものが提案されている(たとえば、特開昭
59−21752号公報、同61−160455号公報
、同61−245339号公報、同62−6938号公
報)。
これらの従来技術は、一般に、緯入れノズルと織布との
間に緯糸除去装置を設け、不正緯入れの発生を検出して
織機が停止すると、不正緯入れされた緯糸の終端部を把
持し、これを機械的に織布から引き抜いて除去するもの
であり、このとき、経糸と緊密に交絡している緯糸を確
実に引き抜くために、織前に対する緯糸の引抜き角度を
工夫したり、緯糸を機械的に織前から分離したりするこ
とが行なわれる。なお、緯糸除去装置を作動させるに際
しては、織機は、停止動作中の惰性回転における新たな
緯入れを禁止し、不正緯入れされた緯糸を織布の緯入れ
側において切断しないようにし、さらには、停止直後に
織機を逆転制御して、不正緯入れされた緯糸を経糸開口
内に口出しするといった一連の準備動作を行なう。
一方、緯糸を供給するための給糸体は、複数のものを順
次的にテールエンドすることにより、1個の給糸体を消
費するごとに織機を停止する必要がないようにして、織
機の稼動率の向上を図ることができる。しかしながら、
この場合は、使用中の給糸体が消費され、テールエンド
された次の給糸体に移る際に、テールエンド部における
継ぎ目が織布に織り込まれ、織り欠点となることがある
そこで、給糸体交換時期が到来したときは、緯糸の継ぎ
目を含む前後部分(以下、単に、緯糸の継ぎ目部分とい
う)を強制的に外部に排出する技術がある。
この技術は、緯入れノズルを使用し、緯糸を織布の反緯
入れ側に連続的に吹き流すことにより、継ぎ目部分を排
出するもの(たとえば、特公昭60−14137号公報
)と、緯入れノズルからの緯糸、の進路を強制的に曲げ
ることにより、織布の緯入れ側において排出するものと
に大別される(たとえば、特開昭62−149949号
公報、同63−21952号公報)。
発明が解決しようとする課題 而して、かかる従来技術は、不正緯入れされた緯糸の除
去動作と、継ぎ目部分の排出動作とを独立に行なうもの
であって、1台の織機上において、これらの2動作を併
せ行なうとすれば、それぞれ独立の装置本体と、それに
付属する制御装置とを必要とするために、全体構成が著
しく複雑となるという問題が避けられなかった。
そこでこの発明の目的は、これらの2動作は、緯入れさ
れた緯糸を織布から排出するか、緯入れ前において、緯
糸を緯入れノズルから直接排出するかの違いしかないこ
とに着目し、共通の緯糸除去装置を兼用することによっ
て、全体構成の大幅な簡素化を図ることができる織機の
緯糸除去装置の制御方法と、その装置を提供することに
ある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの出願に係る第1発明の
構成は、織機に搭載した緯糸除去装置を起動するに際し
、不正緯入れの発生時と、緯糸の給糸体交換時期の到来
時とを判別し、緯糸除去装置を、不正緯入れされた緯糸
の除去動作と、緯糸の継ぎ目部分の排出動作とに切り換
えて作動せしめるようにしたことをその要旨とする。
なお、不正緯入れの発生と、緯糸の給糸体交換時期の到
来とが重複したときは、不正緯入れされた緯糸の除去動
作を優先するようにしてもよい。
第2発明の構成は、緯糸フィーラと継ぎ目センサとの各
出力信号を入力して、不正緯入れの発生時と緯糸の給糸
体交換時期の到来時とを判別するシーケンス選択手段と
、このシーケンス選択手段によって起動され、それぞれ
、不正緯入れされた緯糸の除去動作と緯糸の継ぎ目部分
の排出動作とに対応する緯糸除去装置の動作内容を規定
する第1、第2のシーケンス記憶手段と、第1、第2の
シーケンス記憶手段のいずれか一方の出力により、緯糸
除去装置を駆動する駆動手段とを備えることをその要旨
とし、継ぎ目センサは、使用中の給糸体の消費を検出す
るボビンセンサに代えることもできる。
作用 而して、第1発明の構成によるときは、緯糸除去装置は
、不正緯入れの発生時と、緯糸の給糸体交換時期の到来
時とを判別した結果により、不正緯入れされた緯糸の除
去動作と、緯糸の継ぎ目部分の排出動作とに切り換えて
作動することができるので、1台の緯糸除去装置を2動
作に兼用して使用することができる。
不正緯入れの発生と緯糸の給糸体交換時期の到来とが重
複したときは、不正緯入れされた緯糸の除去動作を優先
することにより、織布から除去された緯糸の終端部を切
断することができるから、その後、緯入れノズルからの
緯糸の先端部を把持して、継ぎ目部分の排出動作に円滑
に移行することが可能である。
第2発明の構成によれば、シーケンス選択手段により、
第1、第2のシーケンス選択手段の一方を選択すること
によって、緯糸除去装置を所定の動作内容に切り換えて
運転することができる。
継ぎ目センサの代わりにボビンセンサを使用すれば、使
用中の給糸体の消費を検出することができるから、継ぎ
目部分を含み、使用済みの給糸体の内層部分と、新たに
使用する給糸体の外層部分とを形成する糸を連続的に排
出することができ、緯入れされる緯糸の品質を向上せし
めることが可能である。
実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。
織機の緯糸除去装置の制御装置(以下、単に、制御装置
という)10は、シーケンス選択手段11と、第1、第
2のシーケンス記憶手段12.13と、駆動手段14と
からなる(第1図)。
シーケンス選択手段11には、緯糸フィーラWrと継ぎ
目センサKyからの各出力信号St、Syが入力されて
おり、その出力は、第1、第2のシーケンス記憶手段1
2.13に分岐入力されている。また、第1、第2のシ
ーケンス記憶手段12.13の各出力は、駆動手段14
を介して、緯糸除去装置EXを形成する除去装置本体2
oと補助カッタ31と吹上げノズル32と遮蔽板33と
に接続されている。シーケンス選択手段11からは、織
機停止信号Spが出力され、図示しない織機制御回路に
導かれている。また、第1、第2のシーケンス記憶手段
12.13°からは、それぞれ、織機制御回路に対する
織機起動信号Stと、後述するドラム式緯糸測長貯留装
置(以下、単に、測長装置という)Dの係止ビンD3に
対する制御信号Sdとが出力されている。
緯糸フィーラWfと継ぎ目センサKyとは、織機に搭載
されている(第2図)。織機は、緯入れノズルMNによ
って緯糸Wを緯入れするジェットルームであるものとし
、緯糸フィーラWfは、織布WCの反緯入れ側に配設さ
れている。
緯糸Wは、図示しないボビンスタンド上に装架された給
糸体BSBから供給されるものとする。
各給糸体B上の糸Yの始端と終端とは、継ぎ目Y1を介
してテールエンドされており、継ぎ目センサKyは、一
方の給糸体B上の糸Yが消費され、継ぎ目Y1が移動す
るときに、これを検出することができる。
給糸体Bからの糸Yは、ドラムD1と、中空の回転ヤー
ンガイドD2と、係止ピンD3とを備える測長装置りを
経て、緯入れノズルMNに供給され、緯糸Wとして、所
定の織機機械角において、経糸開口WCIに緯入れされ
る。なお、測長装置りには、ドラムD1から解舒されて
緯入れされる緯糸W、の長さを、ドラムDl上のターン
数にょって計測するための解舒センサKdが付設されて
いる。
緯入れノズルMNと織布WCとの間には、補助カッタ3
1と、吹上げノズル32と、遮蔽板33と、緯入れされ
た緯糸Wの終端部を切断するカッタCTとが配設され、
さらに、吹上げノズル32の上方には、除去装置本体2
0が配設されている。
カッタCTと除去装置本体20とを除く各部材は、図示
しない筬のスレイ部分に搭載するのが便利である。そこ
で、カッタCTは、筬打ち動作に連動して、緯入れされ
た緯糸Wの終端部を切断するように、また、除去装置本
体20は、開口状態で織機が停止したときに、その吸引
筒21が吹上げノズル32の直上位置にあるように、そ
れぞれ所定位置に配設するものとする。
除去装置本体20は、たとえば、特開昭61−2453
39号公報に、不完全よこ入れ糸除去装置として開示さ
れているものを、そのまま使用することができる(第2
図、第3図)。
除去装置本体20は、吸引筒21と、固定外筒22aと
回転内筒22bとからなる二重軸22とを交差させて接
合するとともに、固定外筒22aの一端部には、圧縮ば
ね23aを介して摺動栓体23を内装し、また、回転内
筒22bの一端部は1、固定外筒22aから突出させた
上、ギヤ22c122dを介して、巻取りモータ22e
に連結しである。吸引筒21と固定外筒22aとの接合
部分には、両者に連通ずるノズル孔21aを設ける一方
、摺動栓体23の前端面には突部が形成され、回転内筒
22bに嵌着した別の栓体22fの後端面に形成した凹
部に嵌合するようになっている。
摺動栓体23は、エアパイプ24からのエア圧力により
、圧縮ばね23aに抗して前進し、また、別のエアパイ
プ25からのエア圧により、摺動栓体23から噴射し、
栓体22fを貫通するエアジェツトを作ることができる
(第3図の矢印A)。
回転内筒22bの先端部には、サクション装置26が配
設されている。また、補助カッタ31の近傍には、ヤー
ンガイド34が設けである。
いま、織機運転中に不正緯入れが発生すると、緯糸フィ
ーラWfが作動して出力信号Sfを発生するから、これ
に対応してシーケンス選択手段11が動作し、織機制御
回路に織機停止信号Spを出力して織機の停止シーケン
スを起動する。と同時に、シーケンス選択手段11は、
出力信号Sfの発生により、不正緯入れの発生を検知す
るから、緯糸除去装置EXに対し、不正緯入れされた緯
糸Wの除去動作をなさしめるべく、第1のシーケンス記
憶手段12を起動する。
第1のシーケンス記憶手段12に記憶されている制御内
容は、第4図のプログラムフローチャートに規定すると
おりである。
プログラムは、まず、測長装置りの解舒ピンD3に制御
信号Sdを出力して、これを解舒位置に駆動する(−第
4図のステップ(1)、以下、単に、(1)のように記
す)。つづいて、駆動手段14を介して、吹上げノズル
32を作動させると(2)、緯入れノズルMNと織布W
Cとの間における緯糸Wは、その正規の進路から除去装
置本体20の方向にループ状に曲げられるので(第2図
の二点鎖線)、織機の停止過程において、カッタCTが
作動しても、これによって、不正緯入れされた緯糸Wの
終端部が切断されることがない。また、このとき、測長
装置りのドラムD1からは、係止ピンD3が解舒位置に
あることから、少なくとも数ターン相当分の緯糸Wが、
緯入れノズルMNを介して供給される。
次いで、プログラムは、駆動手段14を介し、除去装置
本体20に対して信号を送り(3)、エアパイプ25か
らエア圧を導入するから、吸引筒21の内部は負圧とな
り、吹上げノズル32によって吹き上げられた緯糸Wは
、吸引筒21と、そのノズル孔21aとを通過して、第
3図の矢印A方向に吹き流されるに至る。このときの緯
糸Wは、緯入れノズルMNと織布WCとの双方に連続し
、全体として、折り返された状態となっている。
そこで、エアパイプ24からのエア圧を加え、摺動栓体
23を前進させれば、緯糸Wは、摺動栓体23と栓体2
2fとによって挾まれるようにして把持され、吸引・把
持工程を完了することができる(3)。係止ビンD3は
、このようにして把持されるに十分な長さの緯糸Wが解
舒された時点で係止位置に復帰するものとし、この制御
は、解舒センサKdにより、図示しない副長装置りの制
御装置によって行なうことができる。また、エアパイプ
25からのエア圧は、把持完了とともに除去してよい。
一方、これまでの間に、織機は、織機停止信号Spによ
って停止され、引き続いて、ピックファインディング用
の逆転制御がなされるから、これにより、不正緯入れさ
れた緯糸Wは、経糸開口WC1に口出しされている。
そこで、吹上げノズル32を停止しく4)、補助カッタ
31を作動せしめて(5)、緯入れノズルMNと吸引筒
21との間において緯糸Wを切断した後、巻取りモータ
22eを作動すれば(6)、不正緯入れされた緯糸Wは
、摺動栓体23の前端面の突部に巻取られるようにして
、織布WCから引き抜いて除去することができる。なお
、このとき、ヤーンガイド34は、織前に対する緯糸W
の引抜角度を適当に規制し、織布WCからの引抜き抵抗
を小さく抑えるのに役立つ。
不正緯入れされた緯糸Wの除去を完了するために、所定
時間の経過を待って(7)、巻取りモータ22eを停止
しく8)、次いで、エアパイプ24からのエア圧を除去
すれば、圧縮ばね23aによって摺動部材23が後退し
、緯糸Wの把持を解除する(9)。そこで、エアパイプ
25からエア圧を短時間加え、巻き取られた糸層をサク
ション装置26に投棄すればよい。
つづいて、プログラムは、織機制御回路に、織機起動信
号Stを出力するから(10)、織機は、所定の起動時
の織機機械角まで逆転した後、自動起動して定常運転に
復帰する。
織機の運転中に、使用中の給糸体Bが消費され、継ぎ目
Y1によって継ぎ目センサKyが作動したときは、出力
信号Syによって、シーケンス選択手段11が起動し、
織機停止信号Spが出力される。シーケンス選択手段1
1は、出力信号Syにより、給糸体Bの交換時期の到来
を検知して、継ぎ目部分の排出動作に対応する第2のシ
ーケンス記憶手段13を起動し、その制御内容は、第5
図のプログラムフローチャートによる。
プログラムは、まず、織機の停止を待って(第5図のス
テップ(1)、以下、単に、(1)のように記す)、遮
蔽板33を前進させ(2)、緯入れノズルMNからの緯
糸Wの進路を遮断する。なお、このときは、織機の停止
過程においてカッタCTが動作し、最後に緯入れされた
緯糸Wの終端部は切断されている。
次いで、吹上げノズル32を作動させ(3)、緯入れノ
ズルMNからの緯糸Wの先端部を、除去装置本体20の
吸引筒21の方向に吹き上げる。
同時に、制御信号Sdによって係止ビンD3を解舒位置
に駆動するとともに、緯入れノズルMNを連続的に作動
せしめれば(図示省略)、以下、前述と全く同様にして
、緯糸Wの先端は、吸引筒21とノズル孔21aとを介
して除去装置本体20の内部に進入するから、摺動栓体
23により、これを把持することができる(4)。
そこで、吹上げノズル32を停止させ(5)、巻取りモ
ータを所定時間運転すれば((6)、(7))、継ぎ目
Y1を含む緯糸Wの継ぎ目部分は、除去装置本体20に
巻き取るようにして排出することができ、その後、補助
カッタ31により緯糸Wを切断して(8)、糸屑を投棄
し、織機を再起動すればよい((9)ないしく11))
。なお、この間の緯入れノズルMNの作動は、ステップ
(8)の終了時点までとするのがよく、この時点で、係
止ビンD3も係止位置に復帰する。
以上の説明において、緯入れノズルMNは、その作動を
全く省略してもよい。また、これを使用する場合でも、
巻取りモータ22eの作動とともに(6)、これを停止
するようにしてもよいものである。また、この間に作動
の緯入れノズルMNの流体圧力は、通常運転時よりも低
い圧力としてもよい。さらに、継ぎ目部分の排出は、不
正緯入れされた緯糸の除去に比べて、小さな牽引力で済
むことから、継ぎ目部分の排出に際しては、摺動栓体2
3による緯糸の把持および巻取りモータ22eの作動を
省略し、緯入れノズルMN、吹上げ/ズル32およびエ
アパイプ25からの気流のみによって排出動作を実行さ
せるようなシーケンスにすることもできる。
制御装置10は、マイクロコンピュータのソフトウェア
によって構成する他、プログラマブルシーケンスコント
ローラを含む任意のハードウェアロジックによっても構
成することができる。
他の実施例 ボビンスタンド上の給糸体Bに対向して、ボビンセンサ
Kbを設け、使用中の給糸体B上の糸Yの残量が僅少と
なったときに、このボビンセンサKbが作動するように
してもよい。この場合は、継ぎ目センサKyの出力信号
Syに代えて、ボビンセンサKbの出力信号sbをシー
ケンス選択手段11に入力するものとしく第6図)、継
ぎ目センサKyからの出力信号Syは、第2のシーケン
ス記憶手段13に導入する。
使用中の給糸体B上の糸Yの残量が僅少となると、ボビ
ンセンサKbが作動し、その出力信号sbにより、シー
ケンス選択手段11を介して第2のシーケンス記憶手段
13が起動されるから、給糸体Bの内層部分の糸Yを外
部に排出することができる。このとき、第2のシーケン
ス記憶手段13は、継ぎ目センサKyの作動から所定時
間が経過するまで、緯糸Wの排出動作を実行することに
より、次に使用する新しい給糸体Bの外層部分の糸Yも
排出することができるから、結局、給糸体BSBの内外
層部分にあり、品質の低下が懸念される糸Yは、すべて
外部に排出することが可能である。
以上の説明において、緯糸フィーラWfによって検知さ
れる不正緯入れの発生と、継ぎ目センサKyまたはボビ
ンセンサKbによって検知される給糸体交換時期の到来
とが重複したときは、シーケンス選択手段11は、まず
、第1のシーケンス記憶手段12を起動して、不正緯入
れされた緯糸Wの除去動作を実行し、次いで、第2のシ
ーケンス記憶手段13を起動して、継ぎ目部分の排出動
作を実行するのがよい。前者の動作によって、緯入れノ
ズルMNからの緯糸Wの先端部が切断されるから、後者
の動作に支障なく移行することができる。
また、緯糸除去装置EXを形成する除去装置本体20と
しては、第2図、第3図のものに代え、巻き取った糸屑
を、摺動栓体23の移動方向と直角に排出するもの(特
開昭61−160455号公報)、巻取りモータ22e
を使用せず、単に、サクション装置のみによって排出す
るもの(特開昭59−21752号公報)、織布WCの
反緯入れ側に牽引装置を配設し、緯糸Wを反緯入れ側に
牽引して排出するもの(特開昭62−6938号公報)
等であってもよいものとする。この場合の第1、第2の
シーケンス記憶手段12.13は、それぞれ、使用され
る除去装置本体の形式に応じた制御内容を規定すればよ
い。
発明の詳細 な説明したように、この第1発明によれば、緯糸除去装
置は、不正緯入れの発生時と、給糸体交換時期の到来時
とに対応して、不正緯入れされた緯糸の除去動作と、緯
糸の継ぎ目部分の排出動作とに切り換えて作動し、1台
のものを2動作に兼用して使用することができるから、
全体構成が著しく簡単となり、したがって、取付スペー
ス等の点で厳しい制約を受けがちな織機機台上への搭載
に当り、大きな自由度を得ることができるという優れた
効果がある。
また、第2発明によれば、不正緯入れされた緯糸の除去
動作と、緯糸の継ぎ目部分の排出動作との各制御内容を
記憶する第1、第2のシーケンス記憶手段を切り換えて
作動せしめることによって、簡単に、第1発明の実施を
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は実施例を示し、第1図は全体系統
図、第2図は構成機器配置説明図、第3図は除去装置本
体の構成説明図、第4図と第5図はプログラムフローチ
ャートである。 第6図は、他の実施例を示す第1図相当の要部系統図で
ある。 W・・・緯糸  B・・・給糸体  Yl・・・継ぎ目
EX・・・緯糸除去装置  Wf・・・緯糸フィーラK
y・・・継ぎ目センサ  Kb・・・ボビンセンサSr
 SSy 、Sb−出力信号 10・・・緯糸除去装置の制御装置 11・・・シーケンス選択手段 12・・・第1のシーケンス記憶手段 13・・・第2のシーケンス記憶手段 14・・・駆動手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)織機に搭載した緯糸除去装置を起動するに際し、不
    正緯入れの発生時と、緯糸の給糸体交換時期の到来時と
    を判別し、前記緯糸除去装置を、不正緯入れされた緯糸
    の除去動作と、緯糸の継ぎ目部分の排出動作とに切り換
    えて作動せしめることを特徴とする織機の緯糸除去装置
    の制御方法。 2)不正緯入れの発生と緯糸の給糸体交換時期の到来と
    が重複したときは、不正緯入れされた緯糸の除去動作を
    優先することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    織機の緯糸除去装置の制御方法。 3)緯糸フィーラと継ぎ目センサとの各出力信号を入力
    し、不正緯入れの発生時と緯糸の給糸体交換時期の到来
    時とを判別するシーケンス選択手段と、該シーケンス選
    択手段によって起動され、それぞれ、不正緯入れされた
    緯糸の除去動作と緯糸の継ぎ目部分の排出動作とに対応
    する緯糸除去装置の動作内容を規定する第1、第2のシ
    ーケンス記憶手段と、該第1、第2のシーケンス記憶手
    段のいずれか一方の出力により、緯糸除去装置を駆動す
    る駆動手段とを備えてなる織機の緯糸除去装置の制御装
    置。 4)前記継ぎ目センサは、使用中の給糸体の消費を検出
    するボビンセンサに代えることを特徴とする特許請求の
    範囲第3項記載の織機の緯糸除去装置の制御装置。
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