JPH02263803A - 光重合性組成物および記録媒体 - Google Patents

光重合性組成物および記録媒体

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JPH02263803A
JPH02263803A JP8392689A JP8392689A JPH02263803A JP H02263803 A JPH02263803 A JP H02263803A JP 8392689 A JP8392689 A JP 8392689A JP 8392689 A JP8392689 A JP 8392689A JP H02263803 A JPH02263803 A JP H02263803A
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aromatic
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JP8392689A
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Inventor
Norio Okuma
典夫 大熊
Toru Minami
南 融
Hiroharu Oohayashi
大林 弘晴
Tatsuro Yanagi
柳 達朗
Mariko Noda
真理子 野田
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Canon Inc
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Canon Inc
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、感光性平版印刷版や光重合を利用した記録媒
体等に好適な光重合性組成物に関する。
[従来の技術] 光重合性組成物は、従来よりUV塗料、光硬化型接着剤
、感光性平版印刷版などとして利用されている。
また、米国特許4,399,209号明細書は、光重合
性組成物を利用した画像形成方法を開示している。この
明細書中では光重合開始剤としてα−アルコキシフェニ
ルケトン、多環キノン類、ベンゾフェノン類、キサント
ン、アセトフェノン類、ベンゾインアルキルエーテルな
どが好適とされている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述したような従来の光重合性組成物は
、記録媒体や平版印刷版などの用途に用いた場合感度や
経時安定性などが未だ十分とは宮えず、それら特性の更
なる向上が求められていた。
本発明の目的は、感度および経時安定性が優れた光重合
性組成物を提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、感度および経時安定性に優
れた光重合性組成物を用いることにより、記録速度、保
存性に優れた記録媒体を提供することにある。
[afffiを解決するための手段] 本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた
結果、光重合開始剤として特定の複数種の化合物を採用
することが非常に有効であることを見い出し1本発明を
完成するに至った。
すなわち1本発明の光重合性組成物は、付加重合可能な
エチレン性不飽和二重結合を有する化合物および光重合
開始剤を必須成分とする光重合性組成物において、該光
重合開始剤か下記−数式(I)   O [式中Ar’、^r2は置換基を有してもよい芳香環ま
たは複素環を表わしそれぞれ同じであっても異なり・て
いてもよい。] で表わされる化合物と、′□下記(a)〜(c)から選
ばれる少なくとも11+lの化合物からなることを特徴
とする光重合性組成物である。
a ) 8F4− 、 PF6− 、5bF6−または
^5F6−を対イオンとする芳香族ヨードニウム塩 b ) BF4− 、 PFa−、5bFa−または八
5ea−を対イオンとする芳香族スルホニウム塩 c)(η’−2,4−シクロペンタジェン−1−イル)
  [(1,2,3,4,5,6,η)−(1−メチル
エチル)−ベンゼン]−鉄(1+)−へキサフロロフォ
スフェート(1−) 次に、−数式(I)の化合物について説明する。
式中Ar’、 Ar2は置換基を有してもよい芳香環ま
たは複素環を表わしそれぞれ同じであっても族なってい
てもよい。
芳香族としては、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラ
セン環、インデン環、フルオレン環などが挙げられる。
複素環としては、フラン環、チオフェン環、ピロール環
、オキサゾール環、イソオキサゾール環、チアゾール環
、イソチアゾール環、イミダゾール環、ピラゾール環、
ビラン環、ピリジン環、ピロリジン環、ピペリジン環、
インドール環、キノリン環、イソキノリン環、キサンチ
ン環、カルバゾール環、アクリジン環、インドリン環、
ジュロリジン環などが挙げられる。
上記のうち^r’、 Ar2のどちらか、または両方が
芳香環であることが好ましく、さらにベンゼン環が好ま
しい。
置換基としては、ハロゲン原子、アルキル基、アルケニ
ル基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アルキ
ルチオ基、アセトキシ基、水酸基、アルコキシ基、フェ
ノキシ基、複素環基などが好ましく特にアルコキシ基、
アルキルチオ基か好ましい。
なお、アルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、アル
キルチオ基については、01〜CIOのものか好ましい
、また、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基につい
てはC□〜C4のものか好ましい。
一般式(I)の化合物の具体例としては、以下の様なも
のがあげられるが1本発明はこれに限定されるものでは
ない。
また前記−数式(I)の化合物と併用される化合物とし
ては下記(a)〜(C)から選ばれる。
a ) BF4− 、 PF、−、5bFa−またはA
sFa−を対イオンとする芳香族ヨードニウム塩 具体的には A s F a  などがあげられる。
b ) BP、′″、 PFa−、SbF、−またはA
sFa−を対イオンとする芳香族スルホニウム塩 具体的には ◎@−8べ■)、 MX− C>S◎〜S令(〈3=Σ:))、   mx−00@
−3−(◎)−X− ◎SO@−3”(@)−MX− 但しMX”’ : BF4− 、 PF、−、SbF、
−、AsFi−などがあげられる。
c)(9%−2,4−シクロペンタジエン−1−イル)
  [(1,2,3,4,5,6,’?)−(1−メチ
ルエチル)−ベンゼン]−鉄(1+)−へキサフロロフ
ォスフェート(l−) Fe” rs− 一般式(I)および(a)〜(C)で表わされる光重合
開始剤は後述の付加重合可能なエチレン性不飽和二重結
合を有する化合物に対し、約l:5〜1: tooo 
(ffiit比)までの範囲で用いることが可能で、好
ましくは約1:10〜1:100までである。
また一般式(I)の化合物と(a)〜(C)の化合物は
約1:10〜約10:1の範囲で用いることが好ましい
また一般式(I)の化合物は、アミン類を併用すること
でその感度が更に向上する場合がある。
併用するアミンとして、芳香族アミンとしては、エチル
−P−ジメチルアミノベンゾエート、メチル−p−ジメ
チルアミノベンゾエート、イソアミル−p−ジメチルア
ミノベンゾエート、フェニル−P−ジメチルアミノベン
ゾエート、エチル−p−ジエチルアミノベンゾエート、
フェニル−p−ジエチルアミノベンゾエート、N、N−
ジメチルアニリン、N、N−ジエチルアニリン、N、N
−ジメチルベンジルアミン、N−ベンジル−N−メチル
アニリン、N、N−ジベンジルアニリン、トリフェニル
アミン、N−フェニルグリシンなどかある。
脂肪族アミンとしてはトリメチルアミン、トリエチルア
ミン、トリプロピルアミン、ジメチルシクロヘキシルア
ミン、トリエタノールアミンなどがある。
ポリアミンとしてはメチレンジアミン、ヘキサメチレン
ジアミン、1,4−シクロヘキサジアミン、フェニレン
ジアミンなどがあげられる。
上述のアミン類は1種類でも、2.lii以上混合して
用いてもよい。
アミン類は一般式(I)の化合物に対し約1:10〜1
oll(重量比)の範囲で用いることが可能で好ましく
は約1=5〜5:1の範囲である。
また光重合性組成物の必須構成要素である付加重合可能
なエチレン性不飽和二重結合を有する化合物とは、その
化学構造中に少なくとも1つのエチレン性不飽和二重結
合を有する化合物であり、モノマー、オリゴマー、ポリ
マーなどの化学形態をもつものである。
その例としては、メチルアクリレート、メチルメタクリ
レート、アクリロニトリル、アクリルアミドなどの単量
体や、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロト
ン酸、イソクロトン酸、マレイン酸などの不飽和カルボ
ン酸とエチレングリコール、トリエチレングリコール、
テトラエチレングリコール、トリメチロールプロパン、
l、3−ブタンジオール、ペンタエリトリトール、ジペ
ンタエリトリトールなどの脂肪族多価ポリオール化合物
とのエステル、更にポリイソシアネート(必要に応じて
ポリオール類と反応させておいてもよい)と不飽和二重
結合を含むアルコール、アミン類の重付加反応により合
成されるウレタンアクリレート類、ウレタンメタクリレ
ート類、およびエポキシ樹脂とアクリル酸またはメタク
リル酸との付加反応により合成されるエポキシアクリレ
ート類およびポリエステルアクリレート類、スピンアク
リレート類等があげられる。
またポリマーとしては、主鎖にポリアルキル、ポリエー
テル、ポリエステル、ポリウレタンなどの骨格を有し側
鎖にアクリル基、メタクリル基、シンナモイル基、シン
ナミリデンアセチル基、フリルアクリロイル基などに代
表される重合性の反応基を導入したものがあげられるが
、本発明はこれらに限定されるものではない。
また本発明の光重合性組成物には、使用目的に併せて、
さらに公知のバインダー、着色剤、Uv吸収剤、可塑剤
、熱重合防止剤などの添加剤を必要に応じて含有させる
ことができる。
バインターとしては有機高分子重合体であればどのよう
なものを使用しても構わない、この様な有機高分子重合
体として、ボッメチルアクリレート、ポリエチルアクリ
レートなどのポリアクリル酸アルキルエステル類、ポリ
メチルメタクリレート、ポリエチルメタクリレートなど
のポリメタクリル酸アルキルエステル類、またはメタク
リル酸共重合体、アクリル酸共重合体、マレイン酸共重
合体、または塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレ
ンなとの塩素化ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリルまたはこれらの
共重合体、更にポリビニルアルキルエーテル、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリスチレンポリアミド、ポリ
ウレタン、塩素化ゴム、セルロース誘導体、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドンなどがあげられるが
、本発明はこれらに限定されるものではない。
これらのポリマーは単一で用いても適当な比で2種以上
混合して用いてもよい。またバインダーとして相溶、非
相溶に限らずワックス類を用いても構わない、これらの
ポリマーは全組成中に任意な看を混和させることができ
る。バインダーは不飽和二重結合を有する化合物に対し
て1:100〜5:l(重量比)までの範囲で用いるこ
とが可能でさらに好ましくは1:20〜1:1である。
着色剤は、光学的に認識できる画像を形成するために含
有させる成分であり、各種顔料、染料が適宜用いられる
。このような顔料、染料の例としては、カーボンブラッ
クや黄鉛、モリブデン赤、ベンガラ等の無機顔料、ハン
ザイエロー、ベンジジンイエロー、ブリリアントカーミ
ン6B、レークレッドC、パーマネントレッドF5R、
フタロシアニンブルー、ビクトリアブルーレーク、ファ
ストスカイブルー等の有機顔料、ロイコ染料、フタロシ
アニン染料等の着色剤などがあげられる。
また着色剤としては、後工程でで顕色剤と反応させるこ
とで顕色化できるような実買上無色の発色剤を用いるこ
ともできる。
このような発色剤としては、それらの部分骨格内にラク
トン、ラクタム、スルトン、スピロピラン、エステルま
たはアミド構造を有する実質上無色の化合物、例えばト
リアリールメタン化合物、ビスフェニルメタン化合物、
キサンチン化合物、フルオラン類、チアジン化合物、ス
ピロピラン化合物等である。
本発明で有用なシアン、マゼンタおよび黄色前駆物質は
、商業上人手可能な物質から選択され得る。レアウト・
イx ロー (Reaxt Yellow) (186
)([1ASFの製品)、コピケム(Copiken+
) X IおよびコピケムXIV(ヒルトン・デービス
・ケミカル・カンパニーの製品)は、有用なイエロー発
色剤である。シアン((:yan) S −29663
(ヒルトン・デービスからの実験化合物)、コビケムX
(ヒルトン・デービスの製品)および米国特許筒4.3
22,352号明細書に記載の発色剤は、有用なシアン
発色剤であり、モしてコピケムXX(ヒルトン・デービ
スの製品)およびベルガスクリプト・レッド(Perg
ascript Red、チバガイギー)は、マゼンタ
発色剤として有用である。
さらに顕色剤としては、粘土鉱物類、例えば酸性白土、
活性白土、アタパルジャイトなど:有機酸類、例えばタ
ンニン酸、没食子酸、没食子酸プロピルなど:酸性重合
体類、例えばフェノール−ホルムアルデヒド樹脂類、フ
ェノールアセチレン縮合S+詣類、少なくとも1つのと
ドロキシ基を有する有機カルボン酸とホルムアルデヒド
との縮合物など:芳香族カルボン酸類の金属塩類、例え
ばサリチル酸亜鉛、サリチル酸スズ、2−とドロキシナ
フトエ酸亜鉛、3,5−シーt−ブチルサリチル酸亜鉛
、3−シクロへキシル−5−(α。
α−ジメチルベンジル)サリチル酸亜鉛(米国特許筒3
,564,146号明細書および第3.934,070
号明細書参照)、フェノール−ホルムアルデヒドノボラ
ック樹脂類の油溶性金属塩類(例えば米国特許筒3,6
72,935号明細書、第3,732,120号明細書
および第3.737,410号明細書参照)、例えば米
国特許筒3,732,120号明細書に開示のような亜
鉛変性油溶性フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、炭酸
亜鉛など、およびそれらの混合物である。
UV吸収剤としては、ベンゾフェノン系、サリシレート
系、ベンゾトリアゾール系、蓚酸アニリド系の化合物な
どがあげられる。
可塑剤としては、ジメチルフタレート、ジエチルフタレ
ートなどのフタル酸エステル類、ジメチルグリコールフ
タレート、メチルフタルエチルグリコレートなどのグリ
コールエステル類、トリフェニルフォスフェートなどの
燐酸エステル類、ジオクチルアジペート、ジオチルアゼ
レート、シフチルマレートなどの脂肪族二塩基酸エステ
ル類などがあげられる。
熱重合防止剤としては、p−メトキシフェノール、ヒド
ロキノン、t−ブチルカテコール塩化第一銅、2,6−
ジーt−ブチル−p−クレゾール、有機酸銅などがある
本発明の光重合性組成物は前述の諸成分を使用目的に併
せて適宜混合して用いられる0例えば、感光性平版印刷
版に使用するには、前記混合物を適当な溶剤に溶し、プ
ラスチック(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レンなと、金属板(アルミ、亜鉛など)などの支持体上
に塗布、感光層とし高圧水銀灯、蛍光灯、Xeランプな
どの光源を用いて画像露光し現像液で処理して感光層の
未露光部を除去し、最後にガム液を塗布すればよい0本
発明の光重合性組成物は高い感度を有し版作製の時間短
縮に有効である。
また、本発明の光重合性組成物は、特に、記録層に着色
剤を含有する記録媒体に利用するのに有用である。
すなわち本発明の記録媒体の一つは、少なくとも光エネ
ルギーを画像記録情報に対応させて付与することでその
転写特性を支配する物性が変化する転写記録層を支持体
上に有する記録媒体であって、該転写記録層が少なくと
も着色材と、光エネルギーの付与によって対応する感応
成分として本発明の組成物とを含むことを#徴とする記
録媒体である。この記録媒体は、記録速度が向上された
ものてあり、該着色材の色を呈する良好な色画像か得ら
れる。
また、本発明の光重合性組成物は、特に、米国特許4,
399,209号明細書や特開昭62−174195号
明細書に開示されている画像形成方法に用いる為の記録
媒体に利用するのに有用である。
すなわち1本発明の記録媒体の一つは、光エネルギーと
熟エネルギーをそれらのうち少くとも一種のエネルギー
を画像記録情報に対応させて同時に付与することにより
、その転写特性を支配する物性が変化する転写記録層を
支持体上に有する記録媒体であって、該転写記録層が、
少なくとも着色剤と光エネルギー及び熱又は熱変換しう
るエネルギーの付与によって感応する感応成分とを有し
てなる常温で固体の画像形成素体から形成されており、
該感応成分として少なくとも本発明の組成物を含むこと
を特徴とする記録媒体である。
特開昭62−174195号明細書は、複数種のエネル
ギーが付与されることによって転写特性を支配する物性
が変化する転写記録層を有する転写記録媒体に前記複数
種のうち少なくとも一種のエネルギーを記録情報に対応
させて付与する条件で前記複数種のエネルギーを付与さ
せて転写像を形成した後、被転写記録媒体に転写する画
像形成方法について開示している。
次に前記画像形成方法において光エネルギーと熱エネル
ギーを用い熱エネルギーを記録情報に対応させて光重合
開始剤および付加重合可能なエチレン性不飽和二重結合
を有する化合物(以下重合性モノマーと称す)および着
色剤を必須成分としてなる常温で固相の転写記録層に付
与する例について説明する。航記転写記録層は軟化温度
Tsを有し、Ts以上の温度において粘度が急激に減少
する。
ここで、前記転写記録層に含有する光重合開始剤の吸収
波長に対応した光を一様に照射し、同時にサーマルヘッ
ド等の加熱手段を用いて転写記録層をTs以上の温度に
記録情報に応じて部分的に加熱する。Ts以上に加熱さ
れた部分は、粘度が急激に低下し、転写記録層中の光重
合開始剤、右よび重合性モノマーの拡散速度が増加し、
重合反応が急激に進む。一方非加熱部においては、転写
記録層の粘度が下がらないため光重合開始剤および重合
性子ツマ−の拡散が一七分でなく重合反応は部分的に生
ずるだけである。
こうして転写像を形成した記録媒体を被転写記録媒体と
圧接し転写に必要な所定の温度に加熱、例えばTs以上
の温度で加熱すればサーマルヘッドの非加熱部すなわち
重合反応が部分的にしか生していない部分は被転写記録
媒体に転写され、サーマルヘッドの加熱部は重合反応か
十分に進んでいるため被転写記録媒体に対する接着性か
サーマルヘッドの非加熱部に対し小さいため被転写記録
媒体に転写しない。
」−記の如くして光エネルギーと熱エネルギーによって
画像か形成される。
また上記の例では転写記録層の転写特性及び重合反応量
を支配する物性値として転写記録層の軟化温度Tsで説
明したがこの他にも転写記録層のガラス転位点、溶融温
度等を利用してもかまわない、上記転写記録層は、支持
体上に塗布された連続層であってもよいし、また粒子状
の素体を塗布したものでもよい。更に光と熟エネルギー
が付与されて転写特性の変化する組成物を芯剤としたマ
イクロカプセルで構成されていてもよい。
また上記転写記録層が支持体上に塗布された異る数種の
色調を呈する着色材を含有する数種類の粒子状素体また
はマイクロカプセルで構成されかつ、異なる数種の色調
を皇する粒子状素体またはマイクロカプセルが含有する
光重合開始剤の感光波長域を変えることで多色画像の形
成が可能となる。
以下に多色画像形成方法を説明する。
第1a図〜第1C図において、転写記録媒体1は支持体
lb上に転写記録層1aを設けて構成される。
転写記録層1aは微小な画像形成素体31の分布層とな
っていて、各画像形成素体は異なる色調を旦する着色材
を含んでいる0例えば第1a〜第1c図においては、画
像形成素体31はイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)の着色材が含有されている。ここでY、M、
Cの各カプセルは、感光波長域の異なる光重合開始剤を
それぞれ含有している0以上に画像形成方法を第1a〜
第1c図で具体的に説明する。
まず記録媒体lをサーマルヘッド20に重ね。
サーマルヘッド20の発熱部全域をカバーする様にYの
画像形成素体中の光重合開始剤の感光波長域に対応した
λ(Y)の波長の光を照射するとともにサーマルヘッド
20の発熱素子20b。
20d、2σe、20fを発熱させる。すると、Yの着
色材を含有する画像形成素体のうち、熱と波長λ(Y)
の光が共に付与された画像形成素体(第1a図のハツチ
ングされた部分)のみ重合反応が急激におこり硬化する
次に、第1b図に示すように転写記録層1aにMの画像
形成素体中の光重合開始剤の感光波長域に対応したえ(
M)の波長の光を照射するとともにサーマルヘッド20
の発熱素子20a、20e20fを発熱させる。すると
Yと同様に熱と波長λ(M)の光が共に付与されたMの
カプセル(第1b図のハツチングされた部分)のみ重合
反応が急激におこり硬化する。
さらにCの画像形成素体中の光重合開始剤の感光波長域
に対応したえ(C)の波長の光を照射するとともにサー
マルヘッド20の発熱素子20a、20b、20c、2
0e、20fを発熱させることで、前記Y、Mと同様に
熱と波長λ(C)の光が共に付与されたCのカプセル(
第1C図のハツチングされた部分)のみ重合反応が急激
におこり硬化する。
上記の如くして形成された転写像は被転写記録媒体と圧
接して所定の温度に加熱することで被転写媒体に転写(
すなわち第1c図のハツチングされていないY、M、C
の画像形成素体31が転写)する。
上述の画像形成方法の記録媒体に含有される光重合開始
剤に一般式(1)で示される化合物と(a)〜(C)か
ら選ばれる化合物を用いると高い光感度を有するため、
記録媒体の加熱時間が短縮され従9て記録速度が向上す
る。
また−数式(I)で示される化合物は優れた分光特性を
有し、多色画像形成時における感光波長域の重なりが少
ない、従って鮮明な多色画像が得られる。
また前記米国特許4.:199,209号明細書記載の
画像形成方法では2画像形成案体(マイクロカプセル)
は、前述の光重合性千ツマー1光重合開始剤、及び着色
材として発色剤(後に顕色材と反応させて顕色化)を必
須成分として含有する。
ここで前記光重合開始剤と一般式(I)の化合物と(a
)〜(C)から選ばれる化合物を併用すると光感度が向
上し、記録速度が向上する。
[実施例] 実施例1 (感光層の調整) エチレン性不飽和二重結合を有する化合物として多感応
エステルアルリレート(三菱油化製5A−1002)を
20g、バインダーとしてDuPont社製PMMA2
008を15g1光重合開始剤として第1表に示すよう
な一般式(I)の化合物を18および(a)〜(C)か
ら選ばれる化合物を1g、アミンとしてエチル−p−ジ
メチルアミノベンゾエート0.8g、染料として日本化
薬社製染料カヤセットブルー136をo、t g、をジ
クロロメタン約200mff1に溶し、スピナーを用い
てアルミニウム板上に塗布、これを60℃、10分間乾
燥して感光層とした。(厚さ約5−)次に前記感光層の
上にm素防止層としてPVA(ポリビニルアルコール)
を3)Lmの厚さで塗布し試料とした。
(感度の測定) 試料上に光学楔(光学濃度0〜10段)を置き、100
W高圧水銀灯で15秒間露光した後、PVAを水洗除去
し、さらに 感光層を1.1.1−トリクロロエタンで
30秒間処理して現出した画像の先夜の最高段数を試料
の感度として表わす。
結果をi1表に示す。
また、比較のために上記組成より(a)〜(C)から選
ばれる化合物を除いた組成のものの感度も併記する。
以上、第1表より理解される様に、−数式(I)の化合
物と(a)〜(C)から選ばれる化合物を併用すること
で極めて高感度の光重合性組成物となる。
実施例2〜11 以下に前述の特開昭62−174195号明細書記載の
画像形成方法に対し、本発明の記録媒体を用いる例を挙
げる。
マイクロカプセルの製造方法 100gの水及びイソブチレン−無水マレイン酸共重合
体(20,6%) (クレハ化学社製)26gを混合し
、ここにペクチン3.1gを添加して20分間攪拌した
。次いで20%硫酸溶液でpHを4.0に調整して、0
.2gのクオドロール(BASF社)を添加した。これ
をホモミキサーで3000rpmで攪拌しながら、第2
表に示す成分20gを30gのクロロホルムおよび1g
のプロピレンカーボネートで溶解した溶液を10〜15
秒かけて投入し、そのまま10分間乳化を行った。
乳化液を50011+1のビー力に移し、そのまま攪拌
羽根で1〜2時間攪拌を続は溶媒を留去した。
次に、8.3gの尿素溶液(50wt%)、5gの水に
溶解したレゾルシン0.4g、IO,7gのホルマリン
(37%)及び10mj!の水に溶かした。0.6gの
硫酸アンモニウムを2分間隔で加えた。
このまま60℃に昇温して3時間攪拌を続けた後、温度
を下げ、20%の苛性ソーダ溶液でpHを12.0とし
た。このカプセル液を濾過した後2回10100O!の
水で洗浄し乾燥を行い、マイクロカプセル状の画像形成
素体を得た。
この画像形成素体は第2図に示す様にコア1cがシェル
1dで被覆されたマイクロカプセルで粒径範囲7〜15
μm、平均粒径が10μmのものであった。
次に支持体であるPETフィルムla上に接着層1fと
して日本合成化学工業(株)のポリエステル系接着材L
P−022を約1μmの厚さで塗布した。この接着層の
上に前記マイクロカプセルを過剰量振りかけ、接着材に
付着していない余分な画像形成素体を払い落した。
次にこの転写記録媒体を互いに1 kgf/cm”で圧
接しそれぞれが直径40諺■のアルミローラの上に硬度
の70度のシリコンゴムなl+u+厚に被覆したローラ
間に3001■/4@inの速度になる様通した。また
この時ローラの表面温度はそれぞれ80℃になる様保持
しておいた。ローラ間を通過した後、結着材上の画像形
成素体はPETフィルムに強固に固定される。
以上により第2図の模式断面図に示す様な転写記録体l
を得た。
(感度評価) 上記手法により作成した転写記録媒体lを供給ロール2
にロール状巻き回して第3図に示す装置に組み込んだ。
サーマルヘッド20としては8ドツト/■IのA−4サ
イズのライン・タイプで発熱素子列がエツジ部に配列さ
れているものを用い、転写記録媒体lのテンシミンによ
り発熱素子に押圧される様にした。そして対向した部所
でケミカルランプ3を配置した。ケミカルランプ3には
光重合開始剤の感光波長域に合せてピーク波長335n
mのランプを用いた。
次に画信号に応じてサーマルへ・ンドの発熱をル制御す
る0本実施例においては光と熱が与えられて酸化温度が
上昇すると共に転写開始温度か上昇する転写記録層を扱
う為、ネガ記録となる。即ちサーマルヘッドの制御はマ
ーク信号(青)の場合は通電せずマーク信号てない(白
)の時に通電して発熱させる。この発熱時の通電エネル
ギーは0.8W/dotx X朧Secとしケミカルラ
ンプでサーマルヘッドの信号と同期してXm5ec光照
射を一様しながら上記した様な要領で画信号に応じてサ
ーマルヘッドを制御回路5により制御、駆動し2Xms
ec/1ineの繰り返し周期て同期して転写記録媒体
をステッピングモータとドライブゴムロールで搬送した
ついで第4図に示す様に表面平滑度10〜30秒の範囲
にある普通紙10を転写記録層に重ねて、ヒートロール
8とピンチロール9とで挟んて搬送した。ヒートロール
8は300Wのヒータ7を内部に持ち1表面を2Ill
I厚のシリコンゴムで被覆したアルミロールで表面を5
0〜150℃の範囲の任意の温度に保つ様ヒータを制御
した。ピンチロール9はJISゴム硬度計の硬度50°
のシリコンゴムロールで抑圧を1〜1.5kg/c■3
とした。ヒートロール、110℃〜130℃の範囲で、
普通紙を転写記録層に重ねて搬送した後、基材フィルム
を巻取ロール11側に剥離し記録画像12が得られる最
小時間X m5ecを求め感度とした。(ただしXは2
s+sec、 5m5ec、 l 0m5ec、以後5
1secごとに増やす)すなわちXの値が小さいほど感
度か高いことになる。また得られた画像は定着性のよい
高品位な画像であった。
結果を第3表に示す。
併せて(a)〜(c)から選ばれる化合物を除いた組成
のものの感度を比較例1〜3として示す。
第3表より明らかな様に一般式(I)の化合物と(a)
〜(C)の化合物を併用することで高感度な記録媒体と
なることがわかる。
実施例12 次に前述の特開昭62−17419号明細書の画像形成
方法で、光エネルギーと熱エネルギーを用いて2色の画
像を形成する例をあげる。
第5図に示す如く転写記録層1bはコアIg。
lhとして第4表および第5表に示す組成の材料を前記
実施例2と同様にしてマイクロカプセル状の画像形成素
体を形成してなる。
前記第4表、第5表の4.4°−ジメチルチオベンジル
、3.3°カルボニルビス(7−ジエチアミノクマリン
)はそれぞれ第6図、第7図に示す脹光特性を有する。
(クロロホルム中) 次に前記実施例2と同様に転写記録媒体lを第3図に示
す装置に組み込んだ。
但しケミカルランプ3は第4表、第5表の光重合開始剤
の感光波長域に合せてピーク波長335nmの東芝製F
IOA70E35/33T15(ランプA)とピーク波
長450nmの東芝製FIOA70B/33T15 (
ランプB)2本を配置した。
転写記録層1bは所定の波長の光と熱とが付与されると
軟化点温度が上昇し、記録紙に転写されなくなる特性を
有しているために第8図のタイミングチャートに示す様
にシアン記録に際してはサーマルヘッドの発熱素子列の
うち画信号のシアンに相当する発熱素子に通電せず画信
号の白(記録媒体は白色とする)に相当する部分に10
 m5ecの通電を行い同時にランプA ttl 5 
m5ec−様に照射する。
次に黄色記録に際しては前記ランプA照射終了後15m
5ec経過してから即ち、前記通電時間より30 m5
ec後に今度はサーマルヘッドの発電素子列のうち画信
号の黄に相当する部分に18a+secの通電を行い同
時にランプBを15IIsec−様に照射する。
以上の要領でシアン、黄、白の画信号に応じてサーマル
ヘッドを制御転写記録層にネガ像を形成し前記実施例2
と同様にして普通紙上に転写する。
上記の如くして2色記録がワンショットで行なわれるも
のである。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の組成物は、感度および経
時安定性が優れ、本発明の記録媒体は、記録速度、保存
性に優れる。
【図面の簡単な説明】
第1a図〜第1c図は本発明の記録媒体を用いた転写記
録の原理図であり、第3図、第4図は本発明の記録媒体
を用いて転写記録を行なう装置の模式図であり、第2図
、第5図は転写記録媒体の構成図である。また第6図、
第7図は光重合開始剤の吸光特性図、第8図は2色作画
の際のタイミングチャートを表わす。 !・・・・・・記録媒体、la−支持体、lb−・・転
写記録層、  1 c、  1 g、  1 h・・・
コア、1d−−シェル(壁材)、1f−・接着剤、2…
・・・供給ロール、3・・・ランプ、5−−−−一制御
回路、7・・・ヒータ、8……ヒートロール、9−11
・ビンチロール、10・−普通紙、11−・・巻取りロ
ール、12−・・記録画像、20・・・サーマルヘッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)付加重合可能なエチレン性不飽和二重結合を有す
    る化合物および光重合開始剤を必須成分とする光重合性
    組成物において、該光重合開始剤が下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) [式中Ar^1、Ar^2は置換基を有してもよい芳香
    環または複素環を表わしそれぞれ同じであっても異なっ
    ていてもよい。] で表わされる化合物と、下記(a)〜(c)から選ばれ
    る少なくとも1種の化合物からなることを特徴とする光
    重合性組成物。 a)BF_4^−、PF_6^−、SbF_6^−また
    はAsF_6^−を対イオンとする芳香族ヨードニウム
    塩 b)BF_4^−、PF_6^−、SbF_6^−また
    はAsF_6^−を対イオンとする芳香族スルホニウム
    塩 c)(η^5−2,4−シクロペンタジエン−1−イル
    )[(1,2,3,4,5,6,η)−(1−メチルエ
    チル)−ベンゼン]−鉄(1+)−ヘキサフロロフォス
    フェート(1−)
  2. (2)少なくとも光エネルギーを画像記録情報に対応さ
    せて付与することでその転写特性を支配する物性が変化
    する転写記録層を支持体上に有する記録媒体であって、
    該転写記録層が少なくとも着色材と、光エネルギーの付
    与によって感応する感応成分として請求項1記載の組成
    物とを含むことを特徴とする記録媒体。
  3. (3)光エネルギーと熱エネルギーをそれらのうち少く
    とも一種のエネルギーを画像記録情報に対応させて同時
    に付与することにより、その転写特性を支配する物性が
    変化する転写記録層を支持体上に有する記録媒体であっ
    て、該転写記録層が、少なくとも着色材と光エネルギー
    及び熱又は熱変換しうるエネルギーの付与によって感応
    する感応成分とを有してなる常温で固体の画像形成素体
    から形成されており、該感応成分として少なくとも請求
    項1記載の組成物を含むことを特徴とする記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0377952A (ja) * 1989-08-21 1991-04-03 Brother Ind Ltd 転写記録媒体

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JPH0377952A (ja) * 1989-08-21 1991-04-03 Brother Ind Ltd 転写記録媒体

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