JPH0226356B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0226356B2
JPH0226356B2 JP56024591A JP2459181A JPH0226356B2 JP H0226356 B2 JPH0226356 B2 JP H0226356B2 JP 56024591 A JP56024591 A JP 56024591A JP 2459181 A JP2459181 A JP 2459181A JP H0226356 B2 JPH0226356 B2 JP H0226356B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
center electrode
lateral
tip
noble metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP56024591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57138793A (en
Inventor
Kozo Takamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP2459181A priority Critical patent/JPS57138793A/ja
Publication of JPS57138793A publication Critical patent/JPS57138793A/ja
Publication of JPH0226356B2 publication Critical patent/JPH0226356B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spark Plugs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関用スパークプラグに関するも
ので、特には飛火性を考慮し、飛火部に白金等の
貴金属を固定して耐消耗性向上を狙つたものであ
る。
〔従来の技術〕
従来のものは第1図に示す如く、中心電極3の
先端部3aには、細径化したチツプ5aが埋設さ
れ、このチツプ5aは細径化による電極消耗を防
ぐため、白金等の貴金属より成つている。中心電
極3、チツプ5aと対応する接地電極4の内側面
4aにも同様の貴金属チツプ5bが埋設されてお
り、これらによつて耐消耗性を向上させ、放電電
圧の上昇を防ぐのである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記公知のものは、中心電極3に負の電位をか
けた場合の極性が前提となつており、これに対
し中点電極3に正の電位をかけた場合の極性に
おいては放電電圧が極性に比べて上昇傾向にあ
り、各極性での放電電圧にばらつきの程度が大き
く、各極性に対するスパークプラグの互換性がな
いことがわかつた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は本発明者の上述の知見に基づいて案出
されたものであつて、中心電極と、この中心電極
の先端端面を覆うようにその径方向に伸びた横方
向部、およびこの横方向部に連結して中心電極の
軸線方向に伸びた立上り部を有したJ字形状の側
方電極と、両電極の互いに対向する面に各々固定
された貴金属部材とを具備し、中心電極のうち側
方電極の立上り部に対向する側面を後側面とし、
かつその後側面の反対側の側面を前側面とし、側
方電極の横方向部の先端面と中心電極の前側面と
の間の距離をLとし、側方電極の貴金属部材のう
ち側方電極の横方向部の先端面寄りの側面とその
横方向部の先端面との距離をlとし、更に側方電
極の貴金属部材のうちその側方電極の長手方向に
沿う方向の長さをA、中心電極の先端部の直径を
Rとした時、 L=+0.5mm〜−0.5mm l=0〜−0.5mm A=1.5Rmm の関係を満足するという技術的手段を採用するも
のである。
〔実施例〕
以下、本発明を第2図a,b,cにて説明す
る。中心電極3は、絶縁碍子2の軸孔2aに封入
され、その先端部3aは0.7mm乃至1.0mmに細化さ
れている。この先端に貴金属部材である白金のプ
レート5aが抵抗溶接されている。ハウジング1
には側方電極である接地電極4が溶接固定され、
このハウジング1に絶縁碍子2が組付いている。
中心電極3と対応する接地電極4の内側面4aに
も白金プレート5bが抵抗溶接され、その両プレ
ート5a,5b間で火花〓間Gを形成している。
ところで、放電特性は、発火部におけるコロナ
の発生に大きく影響を受ける。コロナの発生は電
界強度と関連があり、電位傾度が大きな個所に集
中する。発火部における電界は、火花〓間Gの中
心部にて平等電界となり、中心電極3および接地
電極4の外縁部にて不平等電界となる。この部分
では電界は歪み、コロナが発生しやすくなる。
又、放電は、平等電界中に不平等電界部を設ける
と、その個所に集中し易い性質を有する。即ち第
3図a,bに示す様に放電傾度は、中心電極側面
6で高い値を示す。
本発明ではこの性質を利用し、両極性にお
ける電界の歪みを有効に利用し、下記に述べる要
因について検討した。
即ち、発火部の電界に影響を与える要因として
上記白金プレート5a,5bの位置、その寸法、
及び接地電極4の曲げ形状、中心電極に対する接
地電極4の出入寸法、火花〓間の形成等について
検討した。なお、中心電極3の先端3aの直径は
1.0mm、火花〓間は0.75mmとした。これらの検討
結果を第4図乃至第10図に示す。
第4図a,bは、接地手の4の長手方向に沿う
白金プレート5bの長さA(第12図aのA参照)
と、中心電極3の細径部3aの直径をR(第12
図a参照)とし、AとRとの関係により極性、
極性で放電電位がどのように変化するかを測定
した結果である。なお、縦軸に放電電圧を示し、
横軸は第2図bの寸法(mm)を示している。ま
た、各図における「歪ゲージ圧」とは放電雰囲気
における圧力を示している。
この第4図a,bから明白なごとく、極性で
は上記Aの長さは1.5ミリ〜2.0mmよく、一方極
性では1.5mmが放電電圧を低下させる点で望まし
い。両者とも満足する値は1.5mmであることがわ
かる。このAの長さ1.5mmは中心電極3の径小部
3aの直径が1.0mmの時の値であるが、そのAの
長さは中心電極3の径小部3aの直径により比例
する。即ち、Aの長さはその径小部3aの直径R
の1.5倍であればよいことがわかつた。このよう
に、A=1.5Rmmにすれば、極性、極性のど
ちらでも放電電圧の上昇は回避できる。なお、A
の長さは白金プレート5bが円板であれば直径に
なることは言うまでもない。
第5図a,bは、接地電極4の白金プレート5
bにおいて、そのプレート5bのうち接地電極4
の横方向部4bの先端面8寄りの側面9と、前記
先端面8との間の距離をl(第12図b参照)と
した時に、lの値によつて極性、極性で放電
電圧がどのように変化するかを測定した結果であ
る。
この第5図a,bにおいて、上記lの側が−
0.5mmつまり接地電極4の立上り部4c寄りへ0.5
mmから0mm、つまり接地電極4の先端面8と同一
面の範囲が極性において放電電圧を低下させる
ことができる。一方、極性においてはlは0mm
から−1.0mmがよい。
従つて、両極性とも共通して良好なlの範囲は
0mm乃至−0.5mmである。
第6図a,bは接地電極4の先端面8と中心電
極3の前側面7との間の距離をL(第12図c参
照)とした時の放電電圧を測定した結果である。
この第6図において、、極ともに放電電圧
を上昇させないで上記Lの値は+0.5mm乃至−0.5
mmである。+の数値を選定すると、接地電極4の
先端面8が中心電極3の前側面7を越えて前方に
突出した状態になる。−の数値を選定すると、こ
の逆である。0(零)の場合は上記先端面8と前
側面7とが一致した状態にある。
第7図および第8図はそれぞれ接地電極4に設
けた白金プレート5bの幅寸法と厚さ寸法によつ
て、極性で放電電圧がどのように変化するか
を測定した結果である。これら両図によれば、接
地電極4に設けた白金プレート5bの幅寸法、厚
さ寸法によつて放電電圧に有意差はほとんどみら
れないことがわかる。ただ、本発明者の実験によ
ると、白金プレート5bの厚さは0.2乃至0.5mm、
幅は2mm乃至中心電極3の径小部3aの先端直径
(mm)が耐消耗性の点でよいことを確認している。
第9図は接地電極4の幅寸法(第2図c参照)
による放電電圧を測定した結果である。この第9
図によれば、幅寸法は2mm程度でよい。
第10図は第11図a,b,cの各試料のごと
く火花〓間の寸法を全長に渡つて同一にした場
合、あるいはその寸法を中心電極3の前側面7と
後側面6とで異なるようにした場合において、放
電電圧を測定した結果である。
この第10図によれば、火花〓間は同一にする
か、あるいは中心電極3の前側面7を開き気味
(拡大気味)にする方が望ましいことがわかる。
次に、上記の結果をもとに、実際の内燃機関で
耐久テストした結果を第13図および第14図に
より説明する。まず、テストに供したスパークプ
ラグの仕様を述べると、中心電極3の細径部3a
の直径は1.0mm、その白金プレート5aの直径は
1.0mmで厚さは0.3mm、接地電極4の幅寸法は2.6
mm、その白金プレーキ5bは長さ1.5mm、幅1.0
mm、厚さ0.3mmである。
一方、耐久条件は4サイクルガソリンエンジン
により、フルスロツトル(6000rpm)で200時間
連続運転を行つた。
第13図から明らかなごとく、耐久テストした
後のスパークプラグは耐久テストを行わない新品
のものに比べて放電電圧がほとんど上昇しておら
ず、ほぼ同一の放電電圧を示している。一方、第
14図のごとく、火花〓間の拡大もほとんど見ら
れない。
本発明は上述の実施例に限定されず、以下のご
とく種々の変形が可能であることは勿論である。
(1) プレート5a,5bの材質は白金の他に、パ
ラジウム、ルテニウム、イリジウム等の白金族
元素の単独、もしくはそれらの白金、あるいは
金でもよい。
(2) 接地電極4の白金プレート5bの形状は長方
形の他に、円、楕円等の種々の形状が考えられ
る。
(3) 中心電極3をその全長に渡つて細径にしても
よい。
(4) 接地電極4に第15図のごとく溝10を設
け、その両側に貴金属プレート5bを設けても
よい。
〔発明の効果〕
以上要するに、本発明はJ字形状の側方電極と
中心電極とのそれぞれの対向面に貴金属部材を固
定し、側方電極に設けた貴金属部材の長手方向、
即ち側方電極の長手方向に沿う長さをAとし、中
心電極の先端直径をRとした時にA=1.5Rmmの
関係を満足し、かつその貴金属部材の側方電極先
端面寄りの側面とその先端面との間の距離をlと
した時にl=0mm〜−0.5mmの関係を満足し、更
に側方電極4の先端面と中心電極の前側面との間
の距離をLとした特にL=+0.5mm〜−0.5mmの関
係を満足するように設定したから、通常のごとく
中心電極に負の電位をかける極性、ならびに中
心電極に正の電位をかける極性における放電特
性を良好に満足できる。
即ち、スパークプラグの発火部における電界は
上記、極性により異なるが、上記の関係を満
足することで電子放出側電極近傍の電位傾度を急
にし、コロナの発生を容易にして放電の集中化を
図り、各特性における放電電圧のばらつきを小さ
くでき、各極性のどちらにおいても飛火性が向上
し、従つて、各極性に対して互換性のあるスパー
クプラグが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,cは従来例を示すもので、第1
図aは断面図、第1図bは第1図aの要部拡大断
面図、第1図cは第1図bの側面断面図、第2図
a,b,cは本発明の一実施例を示すもので、第
2図aは断面図、第2図bは第2図aの要部拡大
断面図、第2図cは第2図bの側面断面図、第3
図a,b乃至第10図a,bは本発明の説明に供
する特性図、第11図a,b,cは第10図a,
bの説明に供するプラグの発火部を示す模式図、
第12図は第4図乃至第6図の説明に供するプラ
グの発火部を示す模式図、第13図および第14
図は本発明の効果の説明に供する特性図、第15
図は本発明の他の実施例を示す断面図である。 3……中心電極、3a……細径部、4……接地
電極、4b……横向き部、4c……立上り部、5
a,5b……白金プレート、6……後側面、7…
…前側面、8……先端面、9……側面、G……火
花〓間。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中心電極と、この中心電極の先端端面を覆う
    ようにその径方向に伸びた横方向部、およびこの
    横方向部に連結して前記中心電極の軸線方向に伸
    びた立上り部を有したJ字形状の側方電極と、前
    記両電極の互いに対向する面に各々固定された貴
    金属部材とを具備し、 前記中心電極のうち前記接地電極の立上り部に
    対向する側面を後側面とし、かつその後側面の反
    対側の側面を前側面とし、前記側方電極の横方向
    部の先端面と前記中心電極の前側面との間の距離
    をLとし、前記側方電極の貴金属部材のうち前記
    側方電極の横方向部の先端面寄りの側面とその横
    方向部の先端面との間の距離をlとし、更に前記
    側方電極の貴金属部材のうちその側方電極の長手
    方向に沿う方向の長さをA、前記中心電極の細径
    部の直径をRとした時、 L=+0.5mm〜−0.5mm l=0〜−0.5mm A=1.5Rmm の関係を満足することを特徴とする内燃機関用ス
    パークプラグ。
JP2459181A 1981-02-20 1981-02-20 Spark plug for internal combustion engine Granted JPS57138793A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2459181A JPS57138793A (en) 1981-02-20 1981-02-20 Spark plug for internal combustion engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2459181A JPS57138793A (en) 1981-02-20 1981-02-20 Spark plug for internal combustion engine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57138793A JPS57138793A (en) 1982-08-27
JPH0226356B2 true JPH0226356B2 (ja) 1990-06-08

Family

ID=12142393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2459181A Granted JPS57138793A (en) 1981-02-20 1981-02-20 Spark plug for internal combustion engine

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS57138793A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001061807A1 (fr) * 2000-02-16 2001-08-23 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Bougie d'allumage

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005056786A (ja) 2003-08-07 2005-03-03 Denso Corp スパークプラグ
JP6309500B2 (ja) * 2015-10-22 2018-04-11 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2256823A1 (de) * 1972-11-20 1974-06-06 Heraeus Gmbh W C Zuendkerze

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2256823A1 (de) * 1972-11-20 1974-06-06 Heraeus Gmbh W C Zuendkerze

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001061807A1 (fr) * 2000-02-16 2001-08-23 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Bougie d'allumage

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57138793A (en) 1982-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0171994B1 (en) Spark plug
US20020067111A1 (en) Spark plug and method for manufacturing the same
US7615915B2 (en) Spark plug
JP2010257985A (ja) スパークプラグ
JPS5936390B2 (ja) 内燃機関用スパ−クプラグ
JPS6145583A (ja) 点火プラグ
JPH0249388A (ja) 内燃機関用スパークプラグの製造方法
JP4100725B2 (ja) 内燃機関用スパークプラグ
JPH0226356B2 (ja)
JPS5940482A (ja) スパ−クプラグ
US7352121B2 (en) Spark plug
JPS6243090A (ja) 内燃機関用点火プラグ
JPH01109675A (ja) 内燃機関用スパークプラグ
EP0800247B1 (en) A dual polarity type ignition system for a spark plug group
JP2890818B2 (ja) 内燃機関用スパークプラグ
JPS625582A (ja) スパ−クプラグ
JPS6214632Y2 (ja)
JPH07235363A (ja) 内燃機関用スパークプラグの製造方法
JP3503075B2 (ja) 内燃機関用スパークプラグ
JP3254760B2 (ja) 内燃機関用スパークプラグ
JP3277263B2 (ja) 内燃機関用スパークプラグの製造方法
JPH0536463A (ja) スパークプラグ
GB2184484A (en) Spark plugs
JPH04220983A (ja) 内燃機関用スパークプラグ
JPH0737675A (ja) 内燃機関用スパークプラグ