JPH02263211A - 計測値監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、例えばビル内の空調機器等の制御を行う計測
値監視装置に関する。

（従来の技術） ビル内の空調機器の制御を行う場合、一般には、室内温
度、室内湿度、電流値、電圧値等について計測を行ない
、これらの計測値が所定の上下限設定値を越えたか否か
につき監視することが行なわれる。

このような上下限設定値に基づく計測値の監視には、主
として次のような二通りの方法がある。

すなわち、 （イ）　Ｎえば、室温においては５℃〜３５℃、電流値
についてはＯ［Ａ］〜定格電流値などのように、比較的
大きな余裕を持たせて上限値及び下限値を設定しておき
、これらの設定値を越えたとき、運転を停止すると共に
警報を発するようにする方法がある。この監視方法は、
機器に対し保護的な性格を有するものである。

（ロ）　一方、例えば、室温について２０℃±３℃など
のように、基準値の上下に許容偏差値を設けて上限値及
び下限値とし、この上限値又は下限値を越えたときに運
転を停止するようにする方法がある。但し、電流値ある
いは電力値等については、複数台の空調機に対し個々の
電流を計測することはせず、電源装置側の電流値等を一
括して計測するのみである。この方法は、空調機が運転
しているときにのみ監視を行なって、より厳密な環境管
理を行なおうとするものであり、機器の能力管理的な性
格を有するものである。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記の（イ）の方法による場合、計測値
がある程度大きく変化しても、その変化に対応したきめ
細い制御ができないという欠点がある。例えば、通常で
あれば、室温が５℃になるのは早朝であり、２５℃にな
るのが午後２時頃であるとしても、ときとして、早朝に
２０℃となったり、午後２時頃に５℃となったりする場
合がある。

このような場合であっても、上記（イ）の方法によれば
上限値及び下限値の範囲内であるため、通常の制御が行
なわれることになる。

また、上記（ロ）の方法による場合、室温に関しては厳
密な監視ができるものの、監視を行うのは空調機が運転
されているときのみである。そして、電流値、電力値等
の計測についても、個々の空調機の電流値等を計測する
わけではないため、電源装置側の電流の計測値が変化し
たとしても、この変化に対応した制御を行うことができ
なかった。

本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、空調機等
の被制御機器が運転状態であると停止状態であるとにか
かわらず、計測値の変化に対応した監視及び制御を行う
ことができる計測値監視装置を提供することを目的とし
ている。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明は上記課題を解決するための手段として、被制御
機器に対し、予め複数の制御スケジュールモードを設定
しておくと共に、該被制御機器の制御に必要な監視対象
データの計測値が所定の上下限設定値を越えたか否かに
ついて監視し、該監視結果と前記複数の制御スケジュー
ルモードのうちの所望の制御スケジュールモードとに基
づいて、前記被制御機器の制御を行う計測値監視装置に
おいて、所定の操作により、前記複数の制御スケジュー
ルモードから所望の制御スケジュールモードを選択する
ためのスケジュールモード選択信号を出力する操作部と
、前記監視対象データの計測により得られた計測値を検
出する検出手段と、前記検出手段からの検出信号に基づ
き、前記計測値を登録するための登録信号を出力する登
録手段と、前記登録手段からの登録信号により前記計測
値についての登録を行う計測値登録部と、前記操作部か
らのスケジュールモード選択信号に基づいて、前記所望
の制御スケジュールモードに対応する計測値を、前記計
測値登録部に登録された計測値から検索する検索手段と
、前記検索手段により検索された計測値に基づいて、前
記上下限設定値の演算を行う設定値演算手段と、前記設
定値演算手段により演算された上下限設定値と前記検出
手段の検出により得られた計測値とを比較する比較手段
と、前記比較手段の比較結果に基づいて、前記監視対象
データの計測値が前記上下限設定値を越えたか否かにつ
いて判別する判別手段と、を備えた構成としである。

（作　用） 検出手段は監視対象データの計測により得られた計測値
を検出し、登録手段はこの検出手段からの検出信号に基
づき、計測値を登録するための登録信号を出力する。こ
の登録信号により、検出された計測値は計測値登録部に
登録される。

そして、所定操作によって操作部が、複数の制御スケジ
ュールモードから所望の制御スケジュールモードを選択
するためのスケジュールモード選択信号を出力すると、
検索手段は、この所望の制御スケジュールモードに対応
する計測値を、計測値登録部に登録された計測値から検
索する。設定値演算手段は、この検索された計測値に基
づいて上下限設定値の演算を行う。

比較手段は、設定値演算手段により演算された上下限設
定値と、検出手段の検出により得られた計測値とを比較
し、その比較結果に基づいて、判別手段は監視対象デー
タの計測値が上下限設定値を越えたか否かについて判別
する。

（実施例） 以下、本発明の実施例を第１図乃至第４図に基づき説明
する。

第２図は本計測値監視装置の構成を示すブロック図であ
る。各空調機に取付けられた検出手段としての室温セン
サｌａ、ｌｂ・・・１ｎから、入力装置２を介して検出
信号が中央演算処理装置３に送られるようになっている
。

そして、空調機に対しては、予め複数の制御スケジュー
ルモードが設定されており、この複数の制御スケジュー
ルモードから所望の制御スケジュールモードを選択する
ためのスケジュールモード選択信号が、所定操作によっ
て操作部４から発せられるようになっている。中央演算
処理装置３は、スケジュールデータベース等の計測値登
録部との間で、検出した計測値の登録あるいはその検索
を行うようになっている。表示装置６は、このとき必要
な情報の表示を行い、出力装置７は、空調機運転中に、
計測値が上下限設定値を越えたとき、警報の発令あるい
は印字出力等を行う。

第２図は、第１図における中央演算処理装置３の構成を
示すブロック図である。この第１図の動作を第３図のフ
ローチャートを参照しつつ説明する。

検出手段としての室温センサ１ａは、室温についての検
出信号を登録手段８に出力する。登録手段８は、この検
出信号が送られてくると、工学単位の変換を行なスた後
、登録信号を出力し、計測値登録部５に室温についての
計測値を登録する。

このような計測値の登録は１分毎に行なわれるようにな
っている。

次いで、オペレータがキーボード等の操作部４の所定操
作を行ない、スケジュールモードの設定を行う（ステッ
プ５１）。このスケジュールモードとしては、例えば、
「平日モード」、「休日モード」、「半どんモード」、
「休日間はモード」等の各種モードがある。

オペレータの所定操作により操作部４からスケジュール
モード選択信号が出力されると、検索手段９は、計測値
登録部５に既に登録されている計測値の中から、該当す
るスケジュールモードの数日間にわたって各時刻毎の計
測値を検索する（ステップ５２）。

設定値演算手段１０は、この数日間にわたる各時刻毎の
計測値につき、その平均値を演算しくステップ５３）、
その平均値を基準として上下限設定値を設定する（ステ
ップ５４）。

このように、上下限設定値が設定されると、比較手段１
１は、室温センサ１ａからの検出信号と、設定値演算手
段１１からの上下限設定値信号とを比較する（ステップ
５５）。判別手段１２は、この比較手段１１から出力さ
れる信号に基づいて、室温センサ１ａで検出された室温
°につぃての計測値が、上下限設定値を越えているが否
がを判別する（ステップ５６）。そして、計測値が上下
限設定値を越えていなければ、そのまま監視を継続し、
計測値が上下限設定値を越えた場合には、異常信号を出
力して、出力装５！２７に警報を発令させる（ステップ
５７）。

第４図（ａ）はステップ５２において、検索手段９が計
測値登録部５から検索した、各時間毎の計測値を示す特
性図である。この図において、１３ａは例えば１日前の
計測値の特性曲線、１３ｂは２日前の計測値の特性曲線
、１３ｃは３日前の計測値の特性曲線である。

そして、第４図（ｂ）の１４は、これら三つの特性曲線
の平均をとった特性曲線であり、第４図（ｃ）の１５ｇ
、１５ｂは、第４図（ｂ）の特性曲線１４を基準値とし
て設定された上限設定値。

下限設定値の特性曲線である。

このようにして上下限設定値が設定された後、空調機の
運転が行われると、室温センサ１ａは第４図（ｃ）の１
６に示すように室温を検出する。

そして、この検出値が上限設定値１５ａを越えると、前
述のように、比較手段１１１判別手段１２の働きにより
警報が発令されることになる。

上記のような監視、制御は空調機が同一のスケジュール
モードで運転されている場合は、計測値は互いに近似し
た値をとることに着目し、上下限値を過去のデータに基
づき時刻の経過に伴って変化させるようにしたものであ
る。したがって、空調機の運転状態、停止状態と関係な
く、常時、検出した計測値に対応した監視及び制御を行
うことができる。

なお、上記実施例では、上下限設定値を設定する場合、
数日間にわたる各時刻毎の計測値について平均値を求め
、この平均値を基準にして設定を行なっているが、数日
間にわたる各時刻毎の最大値、最小値を、上限設定値及
び下限設定値とすることも可能である。例えば、第４図
（ａ）の特性曲線１３ａ、１３ｃに係る計測値を、その
まま上限設定値及び下限設定値とすることもできる。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によれば、検出手段が監視対象デ
ータの計測により得られた計測値を検出し、この検出に
基づいて登録手段が計測値を計測値登録部に登録してお
き、この計測値登録部から検索手段が所望の制御スケジ
ュールモードに基づいた計測値を検索し、この検索した
計測値に基づいて設定値演算手段が上下限設定値を演算
し、この演算された上下限設定値と、検出手段の検出に
より得られた計測値とを比較手段が比較し、この比較結
果に基づいて、判別手段が、監視対象となっている計測
値が上下限設定値を越えたか否かを判別する構成とした
ので、被制御機器が運転状態であると停止状態であると
にかかわらず、検出した計測値の変化に対応した監視及
び制御を行うことができる。

は第３図におＩする上下限設定値の設定を説明するため
の特性図である。

１ａ・・・検出手段（室温センサ）、４・・・操作部、
５・・・計測値登録部、８・・・登録手段、９・・・検
索手段、１０・・・設定値演算手段、１１・・・比較手
段、１２・・・判別手段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 被制御機器に対し、予め複数の制御スケジュールモード
   を設定しておくと共に、該被制御機器の制御に必要な監
   視対象データの計測値が所定の上下限設定値を越えたか
   否かについて監視し、該監視結果と前記複数の制御スケ
   ジュールモードのうちの所望の制御スケジュールモード
   とに基づいて、前記被制御機器の制御を行う計測値監視
   装置において、 所定の操作により、前記複数の制御スケジュールモード
   から所望の制御スケジュールモードを選択するためのス
   ケジュールモード選択信号を出力する操作部と、 前記監視対象データの計測により得られた計測値を検出
   する検出手段と、 前記検出手段からの検出信号に基づき、前記計測値を登
   録するための登録信号を出力する登録手段と、 前記登録手段からの登録信号により前記計測値について
   の登録を行う計測値登録部と、 前記操作部からのスケジュールモード選択信号に基づい
   て、前記所望の制御スケジュールモードに対応する計測
   値を、前記計測値登録部に登録された計測値から検索す
   る検索手段と、 前記検索手段により検索された計測値に基づいて、前記
   上下限設定値の演算を行う設定値演算手段と、 前記設定値演算手段により演算された上下限設定値と前
   記検出手段の検出により得られた計測値とを比較する比
   較手段と、 前記比較手段の比較結果に基づいて、前記監視対象デー
   タの計測値が前記上下限設定値を越えたか否かについて
   判別する判別手段と、 を備えたことを特徴とする計測値監視装置。