JPH02262Y2 - - Google Patents

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JPH02262Y2
JPH02262Y2 JP1982008040U JP804082U JPH02262Y2 JP H02262 Y2 JPH02262 Y2 JP H02262Y2 JP 1982008040 U JP1982008040 U JP 1982008040U JP 804082 U JP804082 U JP 804082U JP H02262 Y2 JPH02262 Y2 JP H02262Y2
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JP
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pipe
roller
tip
cooling water
roller body
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JP1982008040U
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JPS58110437U (ja
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  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
  • Rotary Presses (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は輪転印刷機において、ローラ間の摩擦
等で加熱されるインキの昇温を防止するためにロ
ーラを冷却する装置に関するものである。
輪転印刷機は印刷用のインキを蓄えたインキ壺
と、印刷用の版を装着した版胴との間に、振りロ
ーラや練りローラ等多数のローラ群を備えてお
り、インキはこれらローラ間を転移する間に練ら
れ、ローラの軸線方向および円周方向へ均一にな
らされたのちインキ着ローラによつて版面へ供給
される、このようにして一般にニツプと呼ばれる
ローラ間の接触点を通過しながら転移するインキ
にはローラ間のニツプ圧が掛かるので、これによ
つて摩擦されて発熱する。そしてインキはこの温
度上昇で粘度が変化し、インキの転移性やつぶれ
方が変つて印刷濃度が印刷開始から終了までの間
に大きく変化するという不具合が発生する。
そこで従来、インキの温度を一定に保持するた
めにローラの一端からロータリジヨイントを介し
冷却水などの液体をローラ内部へ供給してローラ
を冷却し、冷却後の液体を同じ供給側端部から排
出するようにしたローラ冷却装置が用いられてい
る。
この種のローラ冷却装置としては、ロータリジ
ヨイントに接続されたパイプをローラの一端から
中空内部の軸芯方向へ挿入して液体を供給するも
のが効率的であるために従来一般に用いられてい
るが、従来のものは、パイプが挿入端を支持され
ていないために疲労によつて折れたりあるいは折
れないまでも湾曲によつてローラの回転がバラン
スを悪くしたりしていた。
本考案は以上のような点に鑑みなされたもの
で、ローラ本体の両端部に、ローラ本体内に突出
するパイプ支持部を備えた端軸を設けてその一方
の端軸の軸心上に冷却水環流孔を穿設し、その先
端部のパイプ受けに基端を接続した延設用パイプ
の先端を、他方の端軸のパイプ支持部に支持させ
るとともに、冷却水還流孔に挿通した冷却液体供
給部側の短小パイプの先端部を、前記バイプ受け
に着脱自在に軸支させ、両パイプ支持部には、冷
却水還流孔および延設用パイプの先端をローラ本
体内で連通させる連通口を設けたことにより、液
体供給用パイプの耐久性を向上させ装置の保守を
容易ならしめた輪転印刷機のローラ冷却装置を提
供するものである。以下、本考案の実施例を図面
に基いて詳細に説明する。
本実施例は本考案を輪転印刷機の振りローラに
実施した例を示し、第1図はこれを実施した振り
ローラの断面図、第2図は第1図のAA断面図、
第3図は第1図のBB断面図である。図において
振りローラ1の胴部は、中空状のローラ本体2と
その両端部に嵌着された端板3,4とで一体的に
形成されており、各端板3,4にはローラ本体2
内へ突出するパイプ支持部9a,10aを備え両
側のフレーム5,6にブツシユ7,8を介して軸
支されたフランジ付の端軸9,10が嵌入されて
ボルト11,12で固定されている。このうち、
片方の端軸9の軸芯部には、冷却水還流孔13が
軸端側から穿設されており、この冷却水還流孔1
3は、端軸9の挿入部に穿設された一対の連通孔
14によつてローラ内部と連通されている。ま
た、端軸9の挿入端部には、パイプ受けとしての
砲金製のブツシユ15が嵌着されてノツクピン1
6で固定されている。フレーム5側には、回転体
に対し流体を供給することのできる液体供給部と
して従来周知のロータリジヨイント17が固定さ
れており、これにはフレーム5側に固定された供
給口18と排出口19とが、内部の供給通路と排
出通路とそれぞれ連通して設けられている。
前記冷却水還流孔13には、ロータリジヨイン
ト17に保持された短小パイプ20が挿通されて
挿入端を前記ブツシユ15と回転自在に係合させ
ており、この短小パイプ20は、ロータリジヨイ
ント17内の供給通路を介して供給口18と連通
されている。また冷却水還流孔13と短小パイプ
20との間には排出通路21が形成されており、
前記排出口19は、ロータリジヨイント17内の
排出通路と、排出通路21および連通孔14を介
してローラ内部と連通されている。
一方、ローラ他端の端軸10の挿入部には、そ
の直径方向に貫通する連通孔22と、端面から軸
芯部を連通孔22に向つて貫通するパイプ保持用
孔23とが穿設されており、パイプ保持用孔23
には、パイプ24が先端を連通孔22に臨ませて
挿入され止ねじ25で固定されている。26は端
軸9の挿入端に近接して胴本体2の内周面に嵌着
された仕切板であつて、その軸芯部には両端を面
取りされた透孔27が穿設されており、前記延設
用のパイプ24は、この透孔27に挿通されたの
ち他端を前記ブツシユ15へ着脱自在に軸支され
て前記短小パイプ20と接合、連通されてい。な
お、仕切板26には、その前後のローラ内部を連
通させる複数個の連通孔28が穿設されてい。
以上のように構成されたローラ冷却装置の動作
を説明する。振りローラ1は図示しないインキ装
置のインキ転移径路内で回転しており、これと対
接するローラとの間でインキが転移されている。
冷却用液体の一例として示す冷却水は、静止する
ロータリジヨイント17の供給口18へ矢印C方
向から供給されており、供給された冷却水は、ロ
ータリジヨイント17内の供給通路を経て静止状
態の短小パイプ20内へ流入する。そして、短小
パイプ20とブツシユ15内で連通するパイプ2
4内へ流入し、その先端開口部から連通孔22を
介してローラ本体2の内部へ排出される。排出さ
れた冷却水は、仕切板26の透孔28で連通する
ローラ本体2の内部全体に充満し、過剰の冷却水
は、端軸9の連通孔14から排出通路21へ流入
し、ロータリジヨイント17内の排出通路を経て
排出口19から矢印D方向へ排出される。このよ
うな径路で冷却水が循環することにより振りロー
ラ1が冷却され、転移中のインキが冷却されて一
定の温度を保持する。
このように動作するローラ冷却装置において
は、冷却水供給用パイプの主要部である長いパイ
プ24が両側の端軸9,10に支持されてローラ
本体2と一体的に固定されており、ロータリジヨ
イント17に直結されるパイプは短かい短小パイ
プ20だけでしかも一端をブツシユ15で支持さ
れてるので、振りローラが回転してもパイプ2
4,20が振れることがなく、万一短小パイプ2
0に微小な振れがあつても、これが短かいのでロ
ータリジヨイント17のパイプ保持部を損傷させ
ることがない。
そして、短小パイプ20と回転自在に係合され
たブツシユ15が長期使用で摩耗してこれを交換
する場合には、片側の端軸9を固定するボルト1
1を弛めて端軸9をローラ本体2から引き出せ
ば、端軸9はパイプ24をローラ内に残したまゝ
これを取外すことができるので、ノツクピン16
を弛めてブツシユ15を交換し、端軸9を挿入す
ることによりパイプ24はブツシユ15と容易に
係合し、片側の端軸9を取外すのみでブツシユ1
5を容易に交換することができる。
以上の説明により明らかなように、本考案によ
れば、輪転印刷機のローラ冷却装置において、ロ
ーラ本体の両端部に、ローラ本体内に突出するパ
イプ支持部を備えた端軸を設けてその一方の端軸
の軸心上に冷却水環流孔を穿設し、その先端部の
パイプ受けに基端を接続した延設用パイプの先端
を、他方の端軸のパイプ支持部に支持させるとと
もに、冷却水還流孔に挿通した冷却液体供給部側
の短小パイプの先端部を、前記バイプ受けに着脱
自在に軸支させ、両パイプ支持部には、冷却水還
流孔および延設用パイプの先端をローラ本体内で
連通させる連通口を設けたことにより、冷却用液
体を供給するパイプは、その大部分をローラ側に
固定支持され、液体供給部に直結されるパイプは
その長さが短かくしかも一端をローラ側に支持さ
れていてローラが回転してもパイプが振れること
がないので、パイプ自身およびこれを保持する液
体供給部の保持部材を損傷させることがなく、装
置全体の耐久性を著しく向上させることができ
る。また、長いパイプをローラ内部に残したまゝ
短小パイプおよびその軸支部をローラ外へ容易に
取出すことができ、また、ローラ本体に対する長
いパイプの着脱が容易であるから、軸受やパイプ
の交換などの保守作業が容易であり作業能率が向
上する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係る輪転印刷機
のローラ冷却装置の実施例を示し、第1図はこれ
を実施した輪転印刷機の振りローラの断面図、第
2図は第1図のAA断面図、第3図は第1図の
BB断面図である。 1……振りローラ、2……ローラ本体、9,1
0……端軸、15……ブツシユ、9a,10a…
…パイプ支持部、13……冷却水還流孔、14,
22……連通孔、17……ロータリジヨイント、
20……短小パイプ、24……パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ローラ本体2の両端に固定される端軸9,10
    に、それぞれローラ本体2内に突出するパイプ支
    持部9a,10aを設け、一方の端軸9の軸心上
    に冷却水還流孔13を設けるとともに、前記端軸
    9の先端部にパイプ受け15を設け、このパイプ
    受け15に延設用パイプ24の基端を接続してそ
    の先端を他方の端軸10のパイプ支持部に支持さ
    せ、冷却液体供給部17に保持された短小パイプ
    20を前記冷却水還流孔13に挿通させてその先
    端部を前記パイプ受け15に着脱自在に軸支させ
    てなり、前記両パイプ支持部9a,10aには、
    前記冷却水還流孔13および延設用パイプ24の
    先端が前記ローラ本体2内に連通するように連通
    口14,22が設けられている輪転印刷機のロー
    ラ冷却装置。
JP804082U 1982-01-22 1982-01-22 輪転印刷機のロ−ラ冷却装置 Granted JPS58110437U (ja)

Priority Applications (1)

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JP804082U JPS58110437U (ja) 1982-01-22 1982-01-22 輪転印刷機のロ−ラ冷却装置

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JP804082U JPS58110437U (ja) 1982-01-22 1982-01-22 輪転印刷機のロ−ラ冷却装置

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Publication Number Publication Date
JPS58110437U JPS58110437U (ja) 1983-07-27
JPH02262Y2 true JPH02262Y2 (ja) 1990-01-08

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ID=30020759

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JP804082U Granted JPS58110437U (ja) 1982-01-22 1982-01-22 輪転印刷機のロ−ラ冷却装置

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