JP2000274427A - 冷却ロール - Google Patents

冷却ロール

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JP2000274427A
JP2000274427A JP11076483A JP7648399A JP2000274427A JP 2000274427 A JP2000274427 A JP 2000274427A JP 11076483 A JP11076483 A JP 11076483A JP 7648399 A JP7648399 A JP 7648399A JP 2000274427 A JP2000274427 A JP 2000274427A
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JP
Japan
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roll
cooling
cooling water
shell
roll body
Prior art date
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Application number
JP11076483A
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English (en)
Inventor
Koichi Yuki
幸一 結城
Kei Iwanaga
圭 岩永
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイズプレス等に用いられる冷却ロールにお
いて、冷却水の排出が容易でロール表面に温度ムラが生
じにくくする。 【解決手段】 予め定められた方向に延びる回転軸回り
に回転可能な中空のシェル11には一方側には回転軸方
向に延びる貫通孔12cが形成されており、貫通孔には
冷却水導入管15が挿通されている。冷却水導入管の一
端にはシェル内に位置するノズルが取り付けられてい
る。冷却水導入管は片持ち支持構造によってシェル外で
支持されている。シェルの内周壁から径方向外側に延び
る部分を備える排水管19a及び19bが配置されてい
る。シェルの他方側には回収パン20が取り付けられて
おり、回収パンには径方向に延びる排出口20aが備え
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサイズプレス等の製
紙機械で用いられる冷却ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、サイズプレス、フィルム転写型
コータ、及びゲートロールコータでは、紙に塗工液を浸
透させるため、所謂アプリケータロールが用いられてい
る。このアプリケータロールでは、種々の要因でアプリ
ケータロール自体が発熱するため、アプリケータロール
自体に冷却構造が備えられている(以下このようなアプ
リケータロールを冷却ロールという)。
【0003】従来、上述の冷却構造として、例えば、ロ
ータリーサイフォン型又は2重管ロール型の冷却装置が
用いられている(例えば、実公昭44−24841号公
報又は実公平6−36462号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ロータリー
サイフォン型の冷却装置では、冷却水を回収する部分が
サイフォン構造となっている関係上、つまり、ロール内
部において一か所又は二か所で冷却水を除去する構造と
なっているため、ロール表面に温度ムラが発生しやすい
という問題点がある。また、ロールの端部にロータリジ
ョイントが付属している関係上、構造が複雑となるばか
りでなく水漏れが発生しやすくなってしまう。さらに、
冷却水の回収部(サイフォン口)がロールと伴に回転す
るから、サイフォン口の向きによって冷却水の排出が困
難となってしまうばかりでなく、冷却水を均一に回収す
ることが難しい。
【0005】一方、2重管ロール型の冷却装置では、ロ
ール内部にもう一段のロール構造が内蔵される結果、必
然的に内部構造が複雑となってしかも重量が増加してし
まうという問題点がある。加えて、2重管ロール型の冷
却装置の場合においても、ロールの端部にロータリジョ
イントが付属している関係上、構造が複雑となるばかり
でなく水漏れが発生しやすくなってしまう。また、遠心
力に逆らってロールの中心部から冷却水を排出する構造
であるため、ロール内部に水圧がかかって水漏れが発生
しやすくなり、このため、ロールの強度を高くする必要
がある。
【0006】本発明の目的は冷却水の排出が容易でロー
ル表面に温度ムラが生じにくい冷却ロールを提供するこ
とにある。
【0007】本発明の他の目的は構造が簡単でしかも軽
量の冷却ロールを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、製紙機
械に用いられ、温度を調節する冷却機構が備えられた冷
却ロールであって、予め定められた方向に延びる回転軸
回りに回転可能な中空のロール本体と、前記回転軸方向
に対して前記ロール本体の一方の側に配設され前記ロー
ル内部に水を導入水として導入する導入部と、前記回転
軸方向に対して前記ロール本体の他方の側に配設され前
記導入水を回収する回収部とを有することを特徴とする
冷却ロールが得られる。
【0009】例えば、前記ロール本体には前記回転軸方
向に延びる貫通孔が形成されており、前記導入部は、前
記貫通孔に挿通され水が導入される導入管と、前記導入
管に連結され前記ロール本体内に位置するノズルとを有
し、前記導入管は片持ち支持構造によって前記ロール本
体外で支持されている。また、前記回収部は前記ロール
本体の内周壁から径方向外側に延びる部分を備える排水
管と、前記排水管から排出された水を回収する回収パン
とを有する。そして、前記回収パンは前記ロール本体の
他方側に取り付けられており、前記径方向に延びる排出
口が備えられている。
【0010】
【発明の実施り形態】以下本発明について図面を参照し
て説明する。
【0011】図1を参照して、図示のアプリケータロー
ル(以下冷却ロールという)は、例えば、サイズプレス
用ロールとして用いられる。この冷却ロールは円筒形状
のシェル11を備えており、シェル11の両端部にはそ
れぞれ第1及び第2のヘッド12及び13が嵌め込まれ
ている。第1及び第2のヘッドはそれぞれシェル11に
嵌め込まれる円板状部12a及び13aを備えており、
円板状部12a及び13aにはそれぞれ外方に突出する
突出部12b及び13bが取り付けられている。
【0012】突出部12b及び13bにはそれぞれ軸受
14a及び14bが配設されており、これによって、シ
ェル11は突出部12b及び13bを回転軸として回転
可能となっている。
【0013】第1のヘッド12aには軸方向に延びる貫
通孔12cが形成されており、この貫通孔12cには冷
却水導入管15が挿通されている。そして、冷却水導入
管15はサポート16によって片持ち支持されている。
冷却水導入管15の一端(シェル内)にはノズル17が
取り付けられており、冷却水導入管15の他端は冷却水
入口15aとなっている。
【0014】シェル11の側面及び円板状部12a及び
13aの側面に亘ってカバー18が取り付けられてお
り、このカバーは、例えば、ゴム又はウレタン製であ
る。シェル11及び円板状部13aを貫通して冷却水排
水管19a及び19bが設けられており、これら冷却水
排水管19a及び19bは互いに軸対称の位置にある。
そして、冷却水排水管19a及び19bの一端はシェル
11の内面に臨んでおり、他端は円板状部13aから引
き出されている。具体的には、冷却水排水管19a及び
19bはシェル11の内壁から径方向に延びその後長手
方向に延びている。第2のヘッド13の一面(図中右側
面)には回収パン20が取り付けられており、この回収
パン20の側面には径方向に延びる冷却水出口20aが
形成されている。
【0015】いま、サイズプレス(図示せず)を駆動し
て、冷却ロールが回転駆動されると、冷却水入口15a
から冷却水が供給される。そして、冷却水はノズル17
からシェル11内に散布される。冷却ロールの回転運動
による遠心力によってシェル11内に散布された冷却水
はシェル11の内壁に膜を形成して、この冷却水は、遠
心力によって冷却水排水管19a及び19bによって外
部に導き出される。冷却水排水管19a及び19bから
排出された冷却水は遠心力によって振り切られ、回収パ
ン20内に回収されて、冷却水出口20aから排出され
る。
【0016】上述の説明から明らかなように、冷却水は
絶えず遠心力によってシェル11の内壁に押しつけられ
ており、さらに、冷却水はシェル11の一方(図中左
側)から他方(図中右側)へ常時流れている。
【0017】上述のように、図1に示す冷却ロールで
は、ノズル17からシェル11内に導入された冷却水は
シェル11の内壁に到達した後、ロールの回転による遠
心力によって、シェル11の内壁に押しつけられる。そ
して、シェル11内の冷却水は遠心力によつて冷却水配
水管19a及び19bから外へ排出され回収パン20で
回収されることになる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではロール
内部の構造が簡単となってしかも摩耗部品がないから、
耐久性が向上するという効果がある。さらに、本発明で
は、冷却水の熱伝達が効率的に行え、その結果、温度ム
ラ等が発生することなく効果的に冷却を行うことができ
る。また、ロール内部に水圧がかからないから、ロール
の耐圧強度を低くしても水漏れ等が発生しないという効
果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷却ロールの一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
11 シェル 12,13 ヘッド 12a,13a 円板状部 12c 貫通孔 12b,13b 突出部 14a,14b 軸受 15 冷却水導入管 16 サポート 17 ノズル 18 カバー 19a,19b 冷却水排水管 20 回収パン 20a 冷却水出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J103 AA02 AA24 AA46 FA01 FA19 FA30 GA02 GA55 3L044 AA04 BA06 CA12 DB01 FA09 KA04 4F040 AA22 AC01 BA23 CB40 DA16 DB03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製紙機械に用いられ、温度を調節する冷
    却機構が備えられた冷却ロールであって、予め定められ
    た方向に延びる回転軸回りに回転可能な中空のロール本
    体と、前記回転軸方向に対して前記ロール本体の一方の
    側に配設され前記ロール内部に水を導入水として導入す
    る導入部と、前記回転軸方向に対して前記ロール本体の
    他方の側に配設され前記導入水を回収する回収部とを有
    することを特徴とする冷却ロール。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された冷却ロールにおい
    て、前記ロール本体には前記回転軸方向に延びる貫通孔
    が形成されており、前記導入部は、前記貫通孔に挿通さ
    れ水が導入される導入管と、前記導入管に連結され前記
    ロール本体内に位置するノズルとを有し、前記導入管は
    片持ち支持構造によって前記ロール本体外で支持されて
    いることを特徴とする冷却ロール。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載された冷却ロール
    において、前記回収部は前記ロール本体の内周壁から径
    方向外側に延びる部分を備える排水管と、前記排水管か
    ら排出された水を回収する回収パンとを有することを特
    徴とする冷却ロール。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された冷却ロールにおい
    て、前記回収パンは前記ロール本体の他方側に取り付け
    られており、前記径方向に延びる排出口が備えられてい
    ることを特徴とする冷却ロール。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載された冷却ロールにおい
    て、前記排水管の前記ロール本体の内周壁に臨む口は前
    記他方の側近傍に形成されていることを特徴とする冷却
    ロール。
JP11076483A 1999-03-19 1999-03-19 冷却ロール Withdrawn JP2000274427A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006247604A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Oji Paper Co Ltd 塗工装置のリードインペーパーロール
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CN115570866A (zh) * 2022-10-06 2023-01-06 湖南恒邦彩印包装有限公司 一种冷却辊及无溶剂复合机

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060606