JP2511422Y2 - ロ―ラ冷却構造 - Google Patents

ロ―ラ冷却構造

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JP2511422Y2
JP2511422Y2 JP5074090U JP5074090U JP2511422Y2 JP 2511422 Y2 JP2511422 Y2 JP 2511422Y2 JP 5074090 U JP5074090 U JP 5074090U JP 5074090 U JP5074090 U JP 5074090U JP 2511422 Y2 JP2511422 Y2 JP 2511422Y2
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cooling water
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cooling
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健司 藤原
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Komori Corp
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  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、冷却液によりローラの冷却を行うためのロ
ーラ冷却構造に関し、例えば、オフセット印刷機のイン
カー部ローラ等に用いて好適なものである。
〈従来の技術〉 従来より、オフセット印刷機においては、インキ,版
面等の温度を一定にするために、例えばインカー部の駆
動ローラ内に冷却水を流すなどの冷却手段がとられてい
る。このような冷却手段をとり入れたローラの構造とし
ては、例えば、第4図ないし第6図に示したようなもの
がある。
第4図において、1は駆動ローラで、印刷機のフレー
ム11間に支持されている。駆動ローラ1は中空円筒状の
ローラ本体12とその両端の回転支持軸18,19を主要構成
要素としてなっており、ローラ本体12及び回転支持軸19
内に冷却構造が構成されている。
ローラ本体12内の左右両端部には、それぞれ蓋部13,1
4が一体的に挿入嵌着されている。蓋部13,14には、それ
ぞれフランジ部15,16がボルト17によって固定されてい
ると共に、これらフランジ部15,16に、同心状且つ一体
的に前記回転支持軸18,19が突設されている。これらの
回転支持軸18,19は、それぞれフレーム11に軸受20によ
って回転自在に支持されている。従って、ボルト17を外
せば、ローラ本体12を回転支持軸18,19より取り外すこ
とができる。
回転支持軸19には、該回転支持軸19の軸心と略平行す
る方向に沿って排出流路21が形成され、該排出流路21
は、蓋部14内に形成された合流空洞部22に連通してい
る。合流空洞部22は、蓋部14内に形成された吸込流路23
を介して、ローラ本体12内の空洞である冷却水流路24に
連通している。
また、排出流路21内には、該排出流路21より小径の冷
却水導入管25が該流路21に沿って設けられていると共
に、該冷却水導入管25の第4図中左端側は、蓋部14を貫
通して冷却水流路24内へと突出している。さらに冷却水
導入管25は、蓋部14に固定された円筒状のガイド部材26
に挿通され支持されている。冷却水導入管25の右端部
は、冷却水を圧送する図示しない冷却水供給源に連結さ
れた給水管27にロータリージョイント29を介して連結さ
れ、また、排出流路21の右端部は、冷却水を外部へ導く
排出管28にロータリージョイント29を介して連結されて
いる。
一方、図中左方に位置する蓋部13内にも、冷却水が流
入する分流空洞部30が形成されている。該分流空洞部30
には、既述した冷却水導入管25の末端が、蓋部13に固定
されたガイド部材31を介して挿入されている。また、分
流空洞部30は、第6図に示すように蓋部13内に形成され
た放出流路32を介して、ローラ本体12内の冷却水流路24
に連通している。
従って、冷却水供給源より圧送された冷却水は、給水
管27を経て冷却水導入管25内を図中左方へと流れ、蓋部
13の分流空洞部30内に流入し、さらに放出流路32を経て
ローラ本体12内の冷却水流路24内に流れ込む。該冷却水
流路24内を冷却水が図中右方へと流れる内にローラ本体
12が冷却され、結局冷却水は吸込流路23を経て合流空洞
部22内に流れ込み、さらに排出流路21を経て排水管28よ
り外部へと放出される。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記のような従来のローラ冷却構造においては、第5
図に示すように、冷却水導入管25とローラ本体12との間
には冷却水のみが介在するのみであり、しかも通常冷却
水導入管25の径はローラ本体12の内径に比して相当に小
さいのが特徴である。
従って、放出流路32より冷却水流路24内に流れ込んだ
冷却水は、この広いしかもなんらのガイド部材も存しな
い冷却水流路24内において良好な流動性を有しない。こ
のため、冷却水流路24内の冷却水とローラ本体12との間
の熱交換が十分に促進されぬばかりか、冷却水導入管25
と冷却水との間の熱交換も阻害され、全体にローラの冷
却率が極めて低いという問題があった。
〈課題を解決するための手段〉 上記問題を解決するため本考案では、筒状のローラ本
体内に低熱伝導率材製の中子を嵌合し、この中子の中央
部に供給孔を貫通穿設すると共に、中子の周面に複数の
冷却液流路を形成し、中子の一端側において前記供給孔
と冷却液流路とをつなぐ流れ方向反転用流路を形成する
一方、中子の他端側において前記供給孔に冷却液供給管
を接続すると共に、この冷却液供給管の外周に前記中子
周面の冷却液流路に連通する排出流路を形成してローラ
冷却構造を構成したのである。
〈作用〉 上記ローラ冷却構造において、冷却液供給管に供給さ
れた冷却液は中子中央部の供給孔を流れて流れ方向反転
用流路に至り、ここから中子周面の冷却液流路を流れ、
中子端より排出流路に至り排出される。
中子が低熱伝導率材で形成されているので中央の供給
孔を流れるときも、冷却液と中子との熱交換はほとんど
なく、冷却液は冷たいまま流れ方向反転用流路を経て冷
却液流路に入る。複数の冷却液流路で冷却液はローラ本
体の内周面に接触するので、ローラ本体は効果的に冷却
される。
〈実施例〉 以下、本考案に係る冷却構造の一実施例を図面に基づ
き詳細に説明する。
第1図には一実施例に係る冷却構造を備えたインカー
部駆動ローラの断面を示してあり、第2図にはそのII-I
I矢視断面が示してある。なお、図中、従来の技術と同
一の部材には同一の符号を付して表し、その詳細な説明
は省略する。
ローラ本体12内の両端部には蓋部材41,42が嵌着され
ており、これらの蓋部材41,42間においてローラ本体12
内には中子43が装着されている。
中子43の中心部には軸方向に貫通して冷却水供給孔44
が設けられている。また、中子43の周面には第2図に示
すように複数の冷却水流路45が全長に亘って形成されて
いる。冷却水流路45の一側面はローラ本体12の内面46で
区画されており、ここを流れる冷却水が直接ローラ本体
内面46に接触するようになっている。中子43の材料とし
ては、熱伝導率の低い材料が使われ、例えばプラスチッ
クなどが採用される。
中子43の一端側の蓋部材41には、冷却水供給孔44と冷
却水流路45とをつなぐ流れ方向反転用流路47が形成され
ている。
一方、中子43の他端側において中央の供給孔44には、
冷却水導入管25の一端がブッシュ48を介して接続されて
いる。冷却水導入管25は蓋部材42、回転支持軸19内を通
して延び、その他端は軸19端のロータリージョイント29
を介して給水管27に接続されている。回転支持軸19内に
おいて冷却水導入管25の回りには排出流路21が形成さ
れ、この排出流路21の一端側は、蓋部材42に排出流路21
の一部として形成された合流部22を介して、中子43周囲
の冷却水流路45に連通されている。また、排出流路21の
他端側は軸19端のロータリージョイント29を介して排水
管28に接続されている。
このような構成の冷却構造において、図示されていな
い冷却水供給源より圧送された冷却水は、給水管27、ロ
ータリージョイント29を経て冷却水導入管25に入り、こ
こから中子43中央の供給孔44を通って流れ方向反転用流
路47に至り、ここで向きを変えて中子43周囲の冷却水流
路43に入ってここを流れる。
中子43は低熱伝導率の材料で形成さているので、冷却
水が供給孔44を流れる間も中子43との間の熱交換はなさ
れず、冷却水の温度上昇は回避される。したがって、冷
却水流路45には冷たい冷却水が流れ込み、ローラ本体12
をその内面46から効果的に冷却する。
また、冷却水流路45は断面積の小さい複数の流路に分
けてあるので、流速が増すと共に、乱流の発生が防止で
き、熱交換効率の向上、温度の均一化が図れる。
冷却水流路45を通ってローラ本体12の冷却に寄与した
後の冷却水は合流部22を経て排出流路21に入り、ロータ
リージョイント29を介して排水管28より排出される。
なお、中子43を熱伝導率の高いアルミニウム等で作製
した場合には、冷却水流路45に至る前に、中子43自体と
の熱交換により冷却水の温度が上がってしまい、冷却効
果が失われてしまう。また、冷却水流路45を断面積の大
きいものとすると、流速が遅くなり、乱流が発生して、
熱交換率が悪くなり、部分的冷却などの問題が生ずる。
第3図には他の実施例として、第1図中のII-II矢視
断面相当の断面を示す。
この実施例は、中子43の周面に形成する冷却水流路45
同士を区画する隔壁(フィン)49を、アルミニウム等熱
伝導率の高い材料で形成したものである。
この冷却構造では、冷却水が中子43中央の供給孔44を
通るときは先の実施例同様冷却効果損失が少なく、中子
43周囲の冷却水流路45を通るときには隔壁49を介してロ
ーラ本体12の内面46を冷却することになり、冷却対象面
の拡大により冷却効果が向上する。
ところで上記実施例では、冷却水流路45をローラ本体
12の軸心方向に沿って直線的に形成したが、他に例えば
螺旋状に形成するなどして一層の熱伝達の向上を図って
もよい。また、本例では冷却液として水を用いたが、他
の種々の液体或いはそれらの混合液であってもよい。
〈考案の効果〉 本考案に係るローラ冷却構造によれば、ローラ本体内
に冷却液を導く供給孔を熱伝導率の低い材料製の中子に
形成してあるので、冷却液の冷却能力が損われることが
なく、また、冷却液が流れてローラ本体の冷却に寄与す
る冷却水流路を複数に分割した断面積の小さいものとし
てあるので、流速の低下や乱流の発生を招くことがな
く、効率のよい熱交換によりローラ本体が冷却されると
共に、均一な温度の冷却が達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるローラ冷却構造の一実施例を表す
断面図、第2図はそのII-II矢視断面図、第3図は他の
実施例の第2図と同様の箇所の断面図、第4図は従来の
一例を表す概略構成断面図、第5図,第6図はそのV−
V矢視断面図、VI-VI矢視断面図である。 図面中、 12はローラ本体、18,19は回転支持軸、21は排出流路、2
2は合流部、27は給水管、28は排水管、29はロータリー
ジョイント、41,42は蓋部材、43は中子、44は供給孔、4
5は冷却水流路である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状のローラ本体内に低熱伝導率材製の中
    子を嵌合し、この中子の中央部に供給孔を貫通穿設する
    と共に、中子の周面に複数の冷却液流路を形成し、中子
    の一端側において前記供給孔と冷却液流路とをつなぐ流
    れ方向反転用流路を形成する一方、中子の他端側におい
    て前記供給孔に冷却液供給管を接続すると共に、この冷
    却液供給管の外周に前記中子周面の冷却液流路に連通す
    る排出流路を形成したことを特徴とするローラ冷却構
    造。
JP5074090U 1990-05-17 1990-05-17 ロ―ラ冷却構造 Expired - Lifetime JP2511422Y2 (ja)

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