JPH0327803Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0327803Y2 JPH0327803Y2 JP1982161989U JP16198982U JPH0327803Y2 JP H0327803 Y2 JPH0327803 Y2 JP H0327803Y2 JP 1982161989 U JP1982161989 U JP 1982161989U JP 16198982 U JP16198982 U JP 16198982U JP H0327803 Y2 JPH0327803 Y2 JP H0327803Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate cylinder
- ink
- ink supply
- cylindrical plate
- printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 13
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Screen Printers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、単胴輪転式孔版印刷装置に係り、特
に円筒状版胴内の印刷インキを印刷に適した温度
に制御することによりその印刷性能を改善するこ
とに係る。
に円筒状版胴内の印刷インキを印刷に適した温度
に制御することによりその印刷性能を改善するこ
とに係る。
[従来の技術]
外周面に孔版原紙を装着される多孔構造の円筒
状版胴と、前記円筒状版胴内に配置された印刷イ
ンキ供給手段とを有し、円筒状版胴のインキ通過
用小孔を有する多孔構造部及び該円筒状版胴の外
周面に装着された孔版原紙の穿孔部を通過した印
刷インキを前記孔版原紙の表面に接触して送られ
る印刷用紙等の被印刷体に転移させるよう構成さ
れた単胴輪転式の孔版印刷装置は従来から良く知
られており、その一つは本願出願人と同一の出願
人による特願昭53−128043号(特開昭55−55889
号)に於て提案されている。
状版胴と、前記円筒状版胴内に配置された印刷イ
ンキ供給手段とを有し、円筒状版胴のインキ通過
用小孔を有する多孔構造部及び該円筒状版胴の外
周面に装着された孔版原紙の穿孔部を通過した印
刷インキを前記孔版原紙の表面に接触して送られ
る印刷用紙等の被印刷体に転移させるよう構成さ
れた単胴輪転式の孔版印刷装置は従来から良く知
られており、その一つは本願出願人と同一の出願
人による特願昭53−128043号(特開昭55−55889
号)に於て提案されている。
[考案が解決しようとする課題]
上述の如き単胴輪転式孔版印刷装置に於ては、
寒冷時の印刷中インキの温度が低くインキの粘度
が高過ぎるとき、或は印刷作業後に印刷装置が長
時間に亙つて放置され、円筒状版胴の多孔構造部
や印刷インキ供給手段に残存している印刷インキ
が硬くなつていると、印刷中、或は印刷装置の再
使用に当つて、印刷インキの供給が良好になされ
ず、印刷不良が生じたり、印刷不能に陥る恐れが
ある。
寒冷時の印刷中インキの温度が低くインキの粘度
が高過ぎるとき、或は印刷作業後に印刷装置が長
時間に亙つて放置され、円筒状版胴の多孔構造部
や印刷インキ供給手段に残存している印刷インキ
が硬くなつていると、印刷中、或は印刷装置の再
使用に当つて、印刷インキの供給が良好になされ
ず、印刷不良が生じたり、印刷不能に陥る恐れが
ある。
本考案は、特に外周面に孔版原紙を装着される
多孔構造の円筒状版胴と、前記円筒状版胴内に配
置されたインキ供給手段とを有し、前記インキ供
給手段が前記円筒状版胴に平行に実質的にその全
長にわたつて延在し前記円筒状版胴の内周面に接
するインキ供給ローラと、該インキ供給ローラに
平行に実質的にその全長にわたつて延在し該イン
キ供給ローラとの間にインキ溜り部を形成するド
クターロツドとを含んでいる如き単胴輪転式孔版
印刷装置に於ては、上記のインキ溜り部より円筒
状版胴のインキ通過用小孔に至る一連のインキ供
給経路の全てが、前記円筒状版胴により囲まれる
ことによつて、一つの風洞内に配置されている如
き構造になつていることに着目し、この円筒状版
胴による風洞効果を有効に利用し、該円筒状版胴
内へその一端から温風を供給することによつて、
上記のインキ溜り部より円筒状版胴のインキ通過
孔に至るインキ供給経路にある全てのインキを均
一に加熱し、上記の如きインキの温度低下による
印刷不良や印刷装置の長期間停止後の再使用時の
印刷不良の問題を回避することのできる、改良さ
れた単胴輪転式孔版印刷装置を提供することを課
題としている。
多孔構造の円筒状版胴と、前記円筒状版胴内に配
置されたインキ供給手段とを有し、前記インキ供
給手段が前記円筒状版胴に平行に実質的にその全
長にわたつて延在し前記円筒状版胴の内周面に接
するインキ供給ローラと、該インキ供給ローラに
平行に実質的にその全長にわたつて延在し該イン
キ供給ローラとの間にインキ溜り部を形成するド
クターロツドとを含んでいる如き単胴輪転式孔版
印刷装置に於ては、上記のインキ溜り部より円筒
状版胴のインキ通過用小孔に至る一連のインキ供
給経路の全てが、前記円筒状版胴により囲まれる
ことによつて、一つの風洞内に配置されている如
き構造になつていることに着目し、この円筒状版
胴による風洞効果を有効に利用し、該円筒状版胴
内へその一端から温風を供給することによつて、
上記のインキ溜り部より円筒状版胴のインキ通過
孔に至るインキ供給経路にある全てのインキを均
一に加熱し、上記の如きインキの温度低下による
印刷不良や印刷装置の長期間停止後の再使用時の
印刷不良の問題を回避することのできる、改良さ
れた単胴輪転式孔版印刷装置を提供することを課
題としている。
[課題を解決するための手段]
かかる課題は、本考案によれば、外周面に孔版
原紙を装着される多孔構造の円筒状版胴と、前記
円筒状版胴内に配置されたインキ供給手段とを有
し、前記インキ供給手段が前記円筒状版胴に平行
に実質的にその全長にわたつて延在し前記円筒状
版胴の内周面に接するインキ供給ローラと、該イ
ンキ供給ローラに平行に実質的にその全長にわた
つて延在し該インキ供給ローラとの間にインキ溜
り部を形成するドクターロツドとを含んでいる単
胴輪転式孔版印刷装置に於て、前記円筒状版胴内
へ前記円筒状版胴の一端より温風を供給する温風
器を有している単胴輪転式孔版印刷装置によつて
達成される。
原紙を装着される多孔構造の円筒状版胴と、前記
円筒状版胴内に配置されたインキ供給手段とを有
し、前記インキ供給手段が前記円筒状版胴に平行
に実質的にその全長にわたつて延在し前記円筒状
版胴の内周面に接するインキ供給ローラと、該イ
ンキ供給ローラに平行に実質的にその全長にわた
つて延在し該インキ供給ローラとの間にインキ溜
り部を形成するドクターロツドとを含んでいる単
胴輪転式孔版印刷装置に於て、前記円筒状版胴内
へ前記円筒状版胴の一端より温風を供給する温風
器を有している単胴輪転式孔版印刷装置によつて
達成される。
[考案の作用及び効果]
上記の如く、円筒状版胴内へ円筒状版胴の一端
より温風器により温風が供給されると、円筒状版
胴が、その内部に配置されたインキ溜り部より円
筒状版胴のインキ通過用小孔に至るインキ供給経
路にある全てのインキを囲み、これら各部のイン
キへ温風を隅なく供給する風洞として作用し、こ
れら各部のインキは、全体が均一に温められる。
このようにインキ供給経路全体の各部のインキが
均一に加熱されることは、かかる輪転版胴式の孔
版印刷装置に於ては、インキの局部的な加熱のし
過ぎによるインキの粘度の下り過ぎを回避し、全
体として均一な濃さの良質の印刷物を得る上で特
に重要である。
より温風器により温風が供給されると、円筒状版
胴が、その内部に配置されたインキ溜り部より円
筒状版胴のインキ通過用小孔に至るインキ供給経
路にある全てのインキを囲み、これら各部のイン
キへ温風を隅なく供給する風洞として作用し、こ
れら各部のインキは、全体が均一に温められる。
このようにインキ供給経路全体の各部のインキが
均一に加熱されることは、かかる輪転版胴式の孔
版印刷装置に於ては、インキの局部的な加熱のし
過ぎによるインキの粘度の下り過ぎを回避し、全
体として均一な濃さの良質の印刷物を得る上で特
に重要である。
[実施例]
以下に添付の図を参照して本考案を実施例につ
いて詳細に説明する。第1図は本考案による単胴
輪転式孔版印刷装置の一つの実施例をその要部、
即ち版胴部分を一部切欠いて示す斜視図、第2図
は第1図に示された版胴部分の正面図、第3図は
同じく第1図に示された版胴部分の一部を示す平
断面図である。図は版胴ユニツトの全体を示して
おり、このユニツトは円筒状の版胴11を含んで
いる。版胴11は、多孔構造の円周部を有する両
端開口の円筒体12と、該円筒体12の一端に取
付けられた円環状のガイドリング13と、円筒体
12の他端に取付けられたエンドカバー14より
構成されており、円筒体12の外周面に孔版原紙
を取付けられるようになつている。
いて詳細に説明する。第1図は本考案による単胴
輪転式孔版印刷装置の一つの実施例をその要部、
即ち版胴部分を一部切欠いて示す斜視図、第2図
は第1図に示された版胴部分の正面図、第3図は
同じく第1図に示された版胴部分の一部を示す平
断面図である。図は版胴ユニツトの全体を示して
おり、このユニツトは円筒状の版胴11を含んで
いる。版胴11は、多孔構造の円周部を有する両
端開口の円筒体12と、該円筒体12の一端に取
付けられた円環状のガイドリング13と、円筒体
12の他端に取付けられたエンドカバー14より
構成されており、円筒体12の外周面に孔版原紙
を取付けられるようになつている。
版胴11の胴内空間部10には帯板状の二本の
フレームバー15が軸線方向に互に平行に設けら
れており、この二本のフレームバー15は各々一
端にて版胴11の前記一端より版胴外へ突出して
おり、この突出端部は各々連結片16によりフロ
ントフレーム17に連結されている。フロントフ
レーム17は版胴11を受入れる円形開口17a
を有し、版胴11の前記一端近傍の外周部に遊嵌
合している。フロントフレーム17には複数個
の、この実施例に於ては三つのガイドローラ18
が各々回転自在に取付けられており、これらガイ
ドローラは各々ガイドリング13の外周面に摺接
し、版胴11をその外周部より回転可能に支持し
ている。
フレームバー15が軸線方向に互に平行に設けら
れており、この二本のフレームバー15は各々一
端にて版胴11の前記一端より版胴外へ突出して
おり、この突出端部は各々連結片16によりフロ
ントフレーム17に連結されている。フロントフ
レーム17は版胴11を受入れる円形開口17a
を有し、版胴11の前記一端近傍の外周部に遊嵌
合している。フロントフレーム17には複数個
の、この実施例に於ては三つのガイドローラ18
が各々回転自在に取付けられており、これらガイ
ドローラは各々ガイドリング13の外周面に摺接
し、版胴11をその外周部より回転可能に支持し
ている。
連結片16は、各々平面で見て鈎形になつてお
り、該連結片はフレームバー15の前記一端と共
働してコの字形のホルダポスト受入部19を構成
している。ホルダポストは、図示されていない
が、印刷装置のフレームに設けられ、受入部19
に嵌合することにより版胴ユニツトを着脱可能に
支持するようになつている。尚、この支持構造に
ついて詳細な説明が必要であるならば、特願昭57
−122590号(特開昭59−12894号)を参照された
い。
り、該連結片はフレームバー15の前記一端と共
働してコの字形のホルダポスト受入部19を構成
している。ホルダポストは、図示されていない
が、印刷装置のフレームに設けられ、受入部19
に嵌合することにより版胴ユニツトを着脱可能に
支持するようになつている。尚、この支持構造に
ついて詳細な説明が必要であるならば、特願昭57
−122590号(特開昭59−12894号)を参照された
い。
フレームバー15の他端は第3図に示されてい
る如く、胴内空間部10内にて版胴11の前記他
端近傍に位置し、この端部は連結プレート20に
より互に連結されている。連結プレート20は軸
受部材22によつて版胴支持軸23を回転自在に
支持している。版胴支持軸23はエンドカバー1
4のハブ部14aに連結され、その先端はそのハ
ブ部14aに設けられた中心孔14bを貫通して
エンドカバー14の外部に突出している。即ち、
連結プレート20は版胴支持軸23によつて版胴
11の前記他端をその中心軸線の周りに回転自在
に支持している。また版胴支持軸23はその先端
部に開口した軸線方向の駆動軸受入孔25とキー
溝26とを有している。
る如く、胴内空間部10内にて版胴11の前記他
端近傍に位置し、この端部は連結プレート20に
より互に連結されている。連結プレート20は軸
受部材22によつて版胴支持軸23を回転自在に
支持している。版胴支持軸23はエンドカバー1
4のハブ部14aに連結され、その先端はそのハ
ブ部14aに設けられた中心孔14bを貫通して
エンドカバー14の外部に突出している。即ち、
連結プレート20は版胴支持軸23によつて版胴
11の前記他端をその中心軸線の周りに回転自在
に支持している。また版胴支持軸23はその先端
部に開口した軸線方向の駆動軸受入孔25とキー
溝26とを有している。
また二本のフレームバー15は版胴11内に於
ける前記一端近傍部に於て連結プレート21によ
り互に連結されている。この連結プレート21と
連結プレート20とは版胴11の軸線方向に互に
平行に隔置して設けられており、この両連結プレ
ート間にはインキ供給ローラ27がこれら連結プ
レートより自身の中心軸線の周りに回転可能に設
けられている。即ち、インキ供給ローラ27はそ
の両端部に設けられた中心軸28によつて連結プ
レート20及び21より回転可能に支持され、そ
の外周部にて版胴1の内周面に接触している。第
3図に示されている如く、連結プレート20の側
の中心軸28にはプーリ29が取付けられてお
り、また第3図によりよく示されている如く、こ
のプーリ29と版胴支持軸23に取付けられたプ
ーリ30との間に無端伝動ベルト31が掛渡され
ている。これによりインキ供給ローラ27は版胴
11の回転に同期して該版胴の回転方向と同方向
に即ち第2図で見て反時計廻り方向に回転する。
ける前記一端近傍部に於て連結プレート21によ
り互に連結されている。この連結プレート21と
連結プレート20とは版胴11の軸線方向に互に
平行に隔置して設けられており、この両連結プレ
ート間にはインキ供給ローラ27がこれら連結プ
レートより自身の中心軸線の周りに回転可能に設
けられている。即ち、インキ供給ローラ27はそ
の両端部に設けられた中心軸28によつて連結プ
レート20及び21より回転可能に支持され、そ
の外周部にて版胴1の内周面に接触している。第
3図に示されている如く、連結プレート20の側
の中心軸28にはプーリ29が取付けられてお
り、また第3図によりよく示されている如く、こ
のプーリ29と版胴支持軸23に取付けられたプ
ーリ30との間に無端伝動ベルト31が掛渡され
ている。これによりインキ供給ローラ27は版胴
11の回転に同期して該版胴の回転方向と同方向
に即ち第2図で見て反時計廻り方向に回転する。
また連結プレート20と21との間にはインキ
供給ローラ27の外周面に対し所定の比較的小さ
い間隔を於てそのローラ母線に沿つてドクターロ
ツド32が固定されている。ドクターロツド32
の第2図で見て右側、即ちインキ供給ローラ27
とドクターロツド32との対向部よりインキ供給
ローラ27の回転方向後方にはインキ供給パイプ
33が配置されており、これより比較的高い硬度
と粘性を有する印刷インキがインキ供給ローラ2
7上へ供給されるようになつており、この印刷イ
ンキはインキ供給ローラ27の外周面とドクター
ロツド32の外周面とによつて郭定される楔状空
間にインキ溜りAを形成するようになつている。
インキ溜りAの印刷インキはインキ供給ローラ2
7の回転に伴い該ローラとドクターロツド32と
の間隙を通過し、その際に計量されてインキ供給
ローラ27の外周面に一様な厚さの印刷インキ層
を形成する。この印刷インキ層はインキ供給ロー
ラ27の回転に伴い版胴11の内周面に供給さ
れ、印刷に供される。
供給ローラ27の外周面に対し所定の比較的小さ
い間隔を於てそのローラ母線に沿つてドクターロ
ツド32が固定されている。ドクターロツド32
の第2図で見て右側、即ちインキ供給ローラ27
とドクターロツド32との対向部よりインキ供給
ローラ27の回転方向後方にはインキ供給パイプ
33が配置されており、これより比較的高い硬度
と粘性を有する印刷インキがインキ供給ローラ2
7上へ供給されるようになつており、この印刷イ
ンキはインキ供給ローラ27の外周面とドクター
ロツド32の外周面とによつて郭定される楔状空
間にインキ溜りAを形成するようになつている。
インキ溜りAの印刷インキはインキ供給ローラ2
7の回転に伴い該ローラとドクターロツド32と
の間隙を通過し、その際に計量されてインキ供給
ローラ27の外周面に一様な厚さの印刷インキ層
を形成する。この印刷インキ層はインキ供給ロー
ラ27の回転に伴い版胴11の内周面に供給さ
れ、印刷に供される。
胴内空間部10内にはインキポンプ37と該イ
ンキポンプを駆動する電動機38がフレームバー
15、連結プレート20より支持されて設けられ
ている。連結プレート21はその上縁部に設けら
れた半円状のインキ容器支持部34にて円筒状の
インキ容器39を着脱可能に支持しており、イン
キ容器39は装着時にはその大半が胴内空間部1
0内に位置し、端部に設けられた図示されていな
いインキ取出口を直接インキポンプ37のインキ
吸引口に接続されるようになつている。インキポ
ンプ37は電動機38により駆動されてインキ容
器39が貯容している印刷インキを吸引し、該印
刷インキをインキ供給ホース40を経てインキ供
給パイプ33へ送出するようになつている。
ンキポンプを駆動する電動機38がフレームバー
15、連結プレート20より支持されて設けられ
ている。連結プレート21はその上縁部に設けら
れた半円状のインキ容器支持部34にて円筒状の
インキ容器39を着脱可能に支持しており、イン
キ容器39は装着時にはその大半が胴内空間部1
0内に位置し、端部に設けられた図示されていな
いインキ取出口を直接インキポンプ37のインキ
吸引口に接続されるようになつている。インキポ
ンプ37は電動機38により駆動されてインキ容
器39が貯容している印刷インキを吸引し、該印
刷インキをインキ供給ホース40を経てインキ供
給パイプ33へ送出するようになつている。
また、連結プレート21には温風機42が取付
けられている。温風機42は送風フアン43とヒ
ータ44とを含む一般的なものであり、版胴11
の開口端側に空気取入口45を、胴内空間部10
内に温風吹出口46を有している。
けられている。温風機42は送風フアン43とヒ
ータ44とを含む一般的なものであり、版胴11
の開口端側に空気取入口45を、胴内空間部10
内に温風吹出口46を有している。
温風機42は温風吹出口46より胴内空間部1
0内に温風を吹出す。この温風により胴内空間部
10内の雰囲気温度が上昇し、該胴内空間部10
内にあるインキ溜りA、インキ供給パイプ33、
インキ供給チユーブ44、インキポンプ37内に
残存している印刷インキが一様に暖められる。
0内に温風を吹出す。この温風により胴内空間部
10内の雰囲気温度が上昇し、該胴内空間部10
内にあるインキ溜りA、インキ供給パイプ33、
インキ供給チユーブ44、インキポンプ37内に
残存している印刷インキが一様に暖められる。
温風機42の運転は印刷装置の再始動に先立
ち、胴内空間部10内に雰囲気温度が所定値、例
えば20℃になるまで行われれば良く、これにより
寒冷時に於ける長時間放置により胴内空間部10
内に残存している印刷インキが適正粘度を越えて
硬くなつても印刷装置の再始動時にはもとの適正
粘度に戻り、再始動時に不良印刷物を生じること
なく印刷を再開することができる。
ち、胴内空間部10内に雰囲気温度が所定値、例
えば20℃になるまで行われれば良く、これにより
寒冷時に於ける長時間放置により胴内空間部10
内に残存している印刷インキが適正粘度を越えて
硬くなつても印刷装置の再始動時にはもとの適正
粘度に戻り、再始動時に不良印刷物を生じること
なく印刷を再開することができる。
尚、胴内空間部10内の雰囲気温度の検出は温
風機42よりの温風が直接に当らない部分、例え
ば第3図に示されている如く、連結プレート20
の外側面に設けられた温度センサ47により行わ
れれば良い。
風機42よりの温風が直接に当らない部分、例え
ば第3図に示されている如く、連結プレート20
の外側面に設けられた温度センサ47により行わ
れれば良い。
また温風機42は印刷装置の再始動時のみなら
ず、印刷作業中に於ても温度センサ47により検
出される胴内空間部10内の雰囲気温度が所定値
以下になつた時には運転され、胴内空間部10内
の最低温度を保障するよう作動して良い。
ず、印刷作業中に於ても温度センサ47により検
出される胴内空間部10内の雰囲気温度が所定値
以下になつた時には運転され、胴内空間部10内
の最低温度を保障するよう作動して良い。
以上に於ては本考案を特定の実施例について詳
細に説明したが、本考案はこれに限定されるもの
ではなく本考案の範囲内にて種々の実施例が可能
であることは当業者にとつて明らかであろう。
細に説明したが、本考案はこれに限定されるもの
ではなく本考案の範囲内にて種々の実施例が可能
であることは当業者にとつて明らかであろう。
第1図は本考案による単胴輪転式孔版印刷装置
の一つの実施例をその要部、即ち版胴部分を一部
切欠いて示す斜視図、第2図は第1図に示された
版胴部分の正面図、第3図は同じく第1図に示さ
れて版胴部分の一部を示す平断面図である。 10……胴内空間部、11……版胴、12……
円筒体、13……ガイドリング、14……エンド
カバー、15……フレームバー、16……連結
片、17……フロントフレーム、18……ガイド
ローラ、19……ホルダポスト受入部、20,2
1……連結プレート、22……軸受部材、23…
…版胴支持軸、24……フランジ部、25……駆
動軸受入孔、26……キー溝、27……インキ供
給ローラ、28……中心軸、29,30……プー
リ、31……無端電動ベルト、32……ドクター
ロツド、33……インキ供給パイプ、34……イ
ンキ容器支持部、37……インキポンプ、38…
…電動機、39……インキ容器、40……インキ
供給ホース、42……温風器、43……送風フア
ン、44……ヒータ、45……空気取入口、46
……暖風吹出口、47……温度センサ。
の一つの実施例をその要部、即ち版胴部分を一部
切欠いて示す斜視図、第2図は第1図に示された
版胴部分の正面図、第3図は同じく第1図に示さ
れて版胴部分の一部を示す平断面図である。 10……胴内空間部、11……版胴、12……
円筒体、13……ガイドリング、14……エンド
カバー、15……フレームバー、16……連結
片、17……フロントフレーム、18……ガイド
ローラ、19……ホルダポスト受入部、20,2
1……連結プレート、22……軸受部材、23…
…版胴支持軸、24……フランジ部、25……駆
動軸受入孔、26……キー溝、27……インキ供
給ローラ、28……中心軸、29,30……プー
リ、31……無端電動ベルト、32……ドクター
ロツド、33……インキ供給パイプ、34……イ
ンキ容器支持部、37……インキポンプ、38…
…電動機、39……インキ容器、40……インキ
供給ホース、42……温風器、43……送風フア
ン、44……ヒータ、45……空気取入口、46
……暖風吹出口、47……温度センサ。
Claims (1)
- 外周面に孔版原紙を装着される多孔構造の円筒
状版胴と、前記円筒状版胴内に配置されたインキ
供給手段とを有し、前記インキ供給手段が前記円
筒状版胴に平行に実質的にその全長にわたつて延
在し前記円筒状版胴の内周面に接するインキ供給
ローラと、該インキ供給ローラに平行に実質的に
その全長にわたつて延在し該インキ供給ローラと
の間にインキ溜り部を形成するドクターロツドと
を含んでいる単胴輪転式孔版印刷装置に於て、前
記円筒状版胴内へ前記円筒状版胴の軸線方向の一
端より温風を供給する温風器を有している単胴輪
転式孔版印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16198982U JPS5967261U (ja) | 1982-10-26 | 1982-10-26 | 単胴輪転式孔版印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16198982U JPS5967261U (ja) | 1982-10-26 | 1982-10-26 | 単胴輪転式孔版印刷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5967261U JPS5967261U (ja) | 1984-05-07 |
JPH0327803Y2 true JPH0327803Y2 (ja) | 1991-06-17 |
Family
ID=30355844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16198982U Granted JPS5967261U (ja) | 1982-10-26 | 1982-10-26 | 単胴輪転式孔版印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5967261U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2598790B2 (ja) * | 1987-04-30 | 1997-04-09 | 株式会社リコー | 孔版印刷装置 |
JP2536366B2 (ja) * | 1992-06-18 | 1996-09-18 | 富士ゼロックス株式会社 | 印刷装置 |
-
1982
- 1982-10-26 JP JP16198982U patent/JPS5967261U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5967261U (ja) | 1984-05-07 |
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