JPH0226206Y2 - - Google Patents

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JPH0226206Y2
JPH0226206Y2 JP7301383U JP7301383U JPH0226206Y2 JP H0226206 Y2 JPH0226206 Y2 JP H0226206Y2 JP 7301383 U JP7301383 U JP 7301383U JP 7301383 U JP7301383 U JP 7301383U JP H0226206 Y2 JPH0226206 Y2 JP H0226206Y2
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JP
Japan
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permanent magnet
motor
cylindrical yoke
face
screw
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JP7301383U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、マグネツトモータの構造に係り、さ
らに詳述すれば、取付け側となる前方端面が閉じ
た鉄製の円筒ヨークの後方端面にエンドブラケツ
トを着脱可能に取付けて密閉状のモータケースと
しこの円筒ケースの内周部に弓形永久磁石を向き
合せて取付けて固定子とし、前方端面及びエンド
ブラケツトの各中心部に保持した軸受で回転自在
に軸支される回転子軸とこの回転子軸に一体的な
電機子鉄心及び整流子とで回転子を形成し、前方
端面にはモータを外部取付板に取付けるネジ貫通
孔が複数個あけてあり、さらにこのネジ貫通孔か
らの塵埃侵入を防ぐ防塵カバーを上記前方端面に
隣接するケース内側位置に設ける構造のマグネツ
トモータの構造に関するもので、特に組立ての簡
易化を可能とし量産性の向上を図つたものであ
る。
〔考案の背景〕
従来技術とその問題点を第1図により説明す
る。第1図において、aはモータを前方端面側か
ら見た側面図、bはそのX−Y断面図、cは円筒
ヨークの前方端面に隣接させて防塵カバーを配置
した状態での断面図、dは円筒ヨークの内周部に
永久磁石を取付ける際の取付け作業説明図、eは
防塵カバーの側面図、fはそのX′−Y′断面図で
ある。第1図a,bにおいて、1は鉄製の円筒ヨ
ークで、その一方端は前方端面1′によつて閉じ
ており、他方端にはエンドブラケツト4が着脱可
能に取付けられて、密閉状のモータケースを形成
する。2は前方端面1′とエンドブラケツト4と
を締結する貫通ボルトで、図示例では2本使用さ
れている。3はモータを外部取付板に取付ける際
に使用するネジ貫通孔で、図示例では3個所にあ
けてある。5−1及び5−2は円筒ヨーク1の内
周部に取付けられた弓形の永久磁石である。6は
防塵カバーで、モータを外部取付板に取付ける前
にネジ貫通孔3から塵埃がモータケース内に侵入
るのを防ぐために前方端面1′に隣接する位置に
設けられるもので、第1図e,fにその側面図及
び断面図を示すように、貫通ボルト2を貫通させ
る貫通孔6−2が2個所にあけてあり、さらに、
前方端面1′にあけられたネジ貫通孔3に対応す
る3個所の位置に円形溝6−3が設けてある。7
及び7′はそれぞれ前方端面1′及びエンドブラケ
ツト4の中心部に保持されている軸受で、回転子
軸11を回転自在に支承する。8は刷子保持環
で、その一方の端面を介してエンドブラケツト4
に固着されている。9は刷子ホルダで、刷子保持
環8に取付けられており、10がこの刷子ホルダ
9に保持されている刷子である。12は回転子軸
11と一体的な電機子鉄心、13は電機子鉄心1
2に巻装された電機子巻線、14は回転子軸11
と一体的な整流子である。
第1図a,bに示したマグネツトモータは、第
1図dに示すように円筒ヨーク1の内周部に、中
心角θmを有する2つの弓形永久磁石5−1,5
−2を取付け開角θsで対向させて固着したものを
固定子とし、回転子軸11に一体的な電機子鉄心
12と、この電機子鉄心に巻装された電機子巻線
13と、さらに回転子軸11に一体的な整流子1
4とで回転子を形成し、回転子軸11を前方端面
1′及びエンドブラケツト4の各中心部に保持さ
れた軸受7,7′で回転自在に支承して上記回転
子を固定子の内径部に配設し、刷子保持環8及び
刷子ホルダ9を介してエンドブラケツト4側に保
持されている刷子10を整流子14に摺動自在に
当接させ、この刷子10を介して電機子巻線13
に電流を流すことにより、永久磁石5−1,5−
2の磁束と作用する電磁力を発生させて回転子を
一定方向に連続的に回転させる電動機として機能
するものである。
ここで、2つの永久磁石5−1,5−2を円筒
ヨーク1の内周部に取付けるには、第1図dに示
すように永久磁石固着用治具31,32とバネ3
3とを使用する方法が採用されていた。即ち、永
久磁石5−1と5−2とを軸方向で所定の配置位
置となるように、かつ、両者間の開角がθsとなる
ように内径側から円筒ヨーク1の内壁に圧着して
接着剤で固着させる方法が採用されていた。その
場合、治具31,32は、弓形の永久磁石5−
1,5−2の各端面部に当接する突起部を備えて
おり、これらの突起部で開角θsを規制し、治具3
1と32との間に介挿させたバネ33の伸張力で
矢印方向に治具31,32を押し開き、永久磁石
5−1,5−2を円筒ヨーク1の内壁に圧着さ
せ、この状態で接着剤により永久磁石5−1,5
−2を円筒ヨーク1の内周部に固着させる。
しかし、上記のような従来の永久磁石固着手段
には次のような問題点があつた。即ち、永久磁石
5−1,5−2の円周方向取付位置は貫通ボルト
2の配置位置と一定の関係(貫通ボルト2は開角
θsのほぼ中央部を貫通する)となる位置にする必
要があると同時に軸方向でも所定位置とすること
が要求されるが、この位置合せは熟練を要し、ま
た固着用治具31,32は接着剤が固化するまで
モータ1個ごとに固定されることになるので、多
量生産を行なうには多数の治具を必要とする、等
の問題点があつた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、従来技術での上記した問題点
を解決し、生産性を向上させることのできる構造
を備えたマグネツトモータを提供することにあ
る。
〔考案の概要〕
本考案の特徴は、上記目的を達成するために、
防塵カバーを合成樹脂製とすると共にこの防塵カ
バーの一方の面にケース内側に向けて突出して、
前方端面とエンドブラケツトとをネジ締結する貫
通ボルトを案内する案内筒と、永久磁石を円筒ヨ
ーク内周面に取付ける際の永久磁石取付け開角を
規制するセパレータと、永久磁石の軸方向配置位
置を規制する複数個の小突起とを一体的に成形す
る構成とするにある。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を第2図、第3図によ
り説明する。第2図は本考案において採用する防
塵カバーを示し、aは前方から見た側面図、bは
断面図、cは後方から見た側面図であり、第3図
aは第2図の防塵カバーを円筒ヨーク1の前方端
面1′に隣接する位置に配置した状態での断面図、
bは本考案での永久磁石固着手段を説明する図で
ある。本考案で使用する防塵カバー26は合成樹
脂で作成され、前方側面には第2図aに示すよう
に、貫通ボルト2(第1図)を貫通させるための
2個の貫通孔26−2と、前方端面1′にあけた
3個のネジ貫通孔3〔第1図a〕と対応する3個
所の位置に円形溝26−3が設けられ、後方側面
には第2図cに示すようにモータケース内側に向
けて突出するように、貫通孔26−2の周囲にお
いて貫通ボルト2を案内する適宜の突出高さを持
つ案内筒27と、この案内筒27を挾んで永久磁
石取付開角θsと同じ中心角θ′sを持ち案内筒27
と同じ突出高さを持つセパレータ28と、それぞ
れ等しい所定の突出高さを持つ複数個の小突起2
9とが設けられ、これらの27,28,29が防
塵カバー26の作成時に一体的に樹脂成形され
る。小突起29は実施例では全部で6個設けら
れ、そのうちの3個はその頂面が永久磁石5−1
の一方の端面に当接して永久磁石5−1の軸方向
配置位置を規制し、残りの3個はその頂面が永久
磁石5−2の一方の端面に当接して永久磁石5−
2の軸方向配置位置を規制するように、6個の小
突起29の各取付け位置と、突出高さとが決めら
れる。
このような構造を備えた防塵カバー26を使用
して、永久磁石25−1,25−2を円筒ヨーク
1の内周部に固着させる手順を第3図により説明
する。まず、第3図aに示すように、防塵カバー
26を円筒ヨーク1の前方端面1′に隣接、密着
するように装着する。この装着は、2つの案内ピ
ン30を使用し、各案内ピン30を前方端面1′
にあけられている貫通ボルト2用の貫通孔に挿し
込み、これらの案内ピン30のピン軸を案内とし
て、即ち各ピン軸に防塵カバー26の2つの案内
筒27をそれぞれ係合させながら防塵カバー26
を円筒ヨーク1の内周面に沿つて軸方向に(図示
実施例では左方向に)挿入することで行なわれ
る。次に、防塵カバー26が円筒ヨーク1の前方
端面1′に密着状態に装着されてから、案内ピン
30はそのままにしておき、2つの永久磁石5−
1,5−2を別々に、あるいは両者を同時に、円
筒ヨーク1の開放端側から軸方向に左に向けて挿
入させ、各永久磁石の半径方向の両端面が防塵カ
バー26の上下のセパレータ28の半径方向の端
面に接する位置に位置決めすると、2つの永久磁
石間の開角は自然にスペーサ28の中心角θ′s、
従つて所定の開角θsとなり、この状態でさらに各
永久磁石を軸方向に左に向けて挿入して行き、各
磁石の(軸に直交する)前方端面が防塵カバー2
6に設けた小突起29の頂面に当接するまで各磁
石を押し込むことで、磁石の軸方向の位置決めが
完了する。この状態で永久磁石5−1,5−2を
円筒ヨーク1に接着剤で固着させることで、従来
技術において必要とした治具31,32,33を
使用することなしに、弓形の永久磁石5−1,5
−2を円筒ヨーク1の内周部の定められた位置に
固着することができる。2つの永久磁石5−1,
5−2が円筒ヨーク1の内周部に固着状態になつ
てから、2つの案内ピン30を取り外せば、防塵
カバー26は接着剤や締結具等を用いることな
く、第3図aの図示状態を保持させることができ
る。即ち、本考案の要点とするところは、永久磁
石の開角を規制するセパレータと永久磁石の軸方
向位置を規制する小突起とが一体成形された防塵
カバーを使用することにより、永久磁石を円筒ヨ
ークの一方端から軸方向に挿入して行くだけで所
定の固定位置に位置決めすることができ、接着作
業時も従来の磁石取付け用治具を使用することな
く、上記位置決めにより停止したそのままの状態
で接着作業を行なうことを可能とするもので、こ
れにより、何等の熟練を要しないで、しかも品質
の揃つたマグネツトモータを提供できるようにな
る。また、防塵カバー26に設けられている案内
筒27は、貫通ボルト2を円筒ヨーク1の前方端
面1′側から挿入して前方端面1′とエンドブラケ
ツト4とを締結する場合に、貫通ボルト2を案内
筒27で保持することにより、貫通ボルト2の首
振りを小さくし、貫通ボルト2の先端をエンドブ
ラケツト4側のネジ穴に容易に到達させることが
でき、貫通ボルト2の先端でネジ穴を探ぐる等の
組立時の無駄時間を節約できる効果がある。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、永久磁
石の開角を規制するセパレータ、永久磁石の軸方
向位置を規制する小突起、貫通ボルトを案内する
案内筒が一体的に樹脂成形された防塵カバーを使
用するという簡単な構成で、従来の組立て時に必
要とした組立て用治具を不要とし、永久磁石を軸
方向に挿入するだけの手順で永久磁石を所定位置
に位置決めし、その位置で永久磁石を円筒ヨーク
の内周部に固着させることが可能となり、品質の
揃つたマグネツトモータを量産性良く製造するこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術の説明図でaは前方から見た
側面図、bはaのX−Y断面図、cは円筒ヨーク
に防塵カバーを配置した断面図、dは永久磁石取
付け作業の説明図、eは防塵カバーの側面図、f
はeのX′−Y′断面図、第2図は本考案の一実施
例を示しaは防塵カバーを前方から見た図、bは
断面図、cは後方から見た図、第3図は本考案に
よる永久磁石取付け手順の説明図でaは円筒ヨー
クに防塵カバーを配置した断面図、bは永久磁石
取付け手順を示す側面図である。 符号の説明、1……円筒ヨーク、1′……前方
端面、2……貫通ボルト、3……ネジ貫通孔、4
……エンドブラケツト、5−1,5−2……永久
磁石、6,26……防塵カバー、7,7′……軸
受、8……刷子保持環、9……刷子ホルダ、10
……刷子、11……回転子軸、12……電機子鉄
心、13……電機子巻線、14……整流子、26
−2……貫通孔、26−3……円形溝、27……
案内筒、28……セパレータ、29……小突起、
30……案内ピン、31,32……固着用治具、
33……バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前方端面が閉じた鉄製の円筒ヨークの後方端面
    にエンドブラケツトを着脱可能に取付けて密閉状
    のモータケースとしこの円筒ケースの内周部に弓
    形永久磁石を向き合せて取付けて固定子とし、前
    方端面及びエンドブラケツトの各中心部に保持し
    た軸受で回転自在に軸支される回転子軸とこの回
    転子軸に一体的な電機子鉄心及び整流子とで回転
    子を形成し、前方端面にはモータを外部取付板に
    取付けるネジ貫通孔が複数個あけてあり、さらに
    このネジ貫通孔からの塵埃侵入を防ぐ防塵カバー
    を上記前方端面に隣接するケース内側位置に設け
    る構造のマグネツトモータにおいて、前記防塵カ
    バーが合成樹脂で作成されており、かつ、防塵カ
    バーの一方の面にはケース内側に突出して、前方
    端面とエンドブラケツトとをネジ締結する貫通ボ
    ルトを案内する案内筒と、永久磁石を円筒ヨーク
    内周面に取付ける際の永久磁石取付け開角を規制
    するセパレータと、永久磁石の軸方向配置位置を
    規制する複数個の小突起とが一体的に成形されて
    いることを特徴とするマグネツトモータ。
JP7301383U 1983-05-18 1983-05-18 マグネツトモ−タ Granted JPS59179459U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7301383U JPS59179459U (ja) 1983-05-18 1983-05-18 マグネツトモ−タ

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JP7301383U JPS59179459U (ja) 1983-05-18 1983-05-18 マグネツトモ−タ

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Publication Number Publication Date
JPS59179459U JPS59179459U (ja) 1984-11-30
JPH0226206Y2 true JPH0226206Y2 (ja) 1990-07-17

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ID=30203150

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JP7301383U Granted JPS59179459U (ja) 1983-05-18 1983-05-18 マグネツトモ−タ

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