JP2001045720A - アウタロータ型多極発電機用ロータにおける磁鋼片固定方法 - Google Patents

アウタロータ型多極発電機用ロータにおける磁鋼片固定方法

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JP2001045720A
JP2001045720A JP11212762A JP21276299A JP2001045720A JP 2001045720 A JP2001045720 A JP 2001045720A JP 11212762 A JP11212762 A JP 11212762A JP 21276299 A JP21276299 A JP 21276299A JP 2001045720 A JP2001045720 A JP 2001045720A
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magnetic steel
rotor
steel piece
arm
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Hitoshi Kotajima
仁 古田島
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 アウタロータ型多極発電機用ロータにおい
て、ロータヨークの内側面への磁鋼片の接着を自動化し
て効率向上を図ると共に、接着位置精度の向上を図る。 【解決手段】 取付け治具36の各アーム37は、ロー
タヨーク25の半径方向に移動可能とし、各アームの外
端部にはホルダ38を設け、これはアーム外端に取着し
た対向板46に、磁鋼片26の一側面に弾発接触する板
ばね54と、他側面の位置を規制する側部規制壁48と
を備えて、板ばね/規制壁間に磁鋼片を挟持し、このア
ームを、内側面に接着剤を塗布したロータヨーク内に軸
方向相対位置を一定に定めて同軸に挿入し、各アームを
ロータヨークの半径方向外方に移動せしめることにより
磁鋼片をロータヨークの内側面に押付け、乾燥処理後に
各アームをロータヨークの半径方向内方に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステータを同軸に
囲繞するロータヨークの内側面に、該ステータの周方向
に等間隔をあけて複数の磁石が固着されて成るアウタロ
ータ型多極発電機用ロータにおいて、着磁によって前記
磁石となる複数の磁鋼片をロータヨークの内側面に接着
するための磁鋼片固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるアウタロータ型多極発電機
用ロータにおいて、着磁によって磁石となる前の磁鋼片
をロータヨークの内側面に接着する技術が、たとえば実
開昭62−119178号公報および実開平3−940
51号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アウタロータ型多極発
電機では、ロータヨークの内側面への磁石の固定位置精
度、すなわちロータヨークの内側面への磁鋼片の接着位
置精度は、出力波形に直接影響するものであり、特に、
多極発電機の発電出力を交流−交流電力変換技術、例え
ばサイクロコンバータ等を利用する場合の電力ソースと
して実施するときには、上記固定位置精度を厳しく定め
る必要がある。しかるに、上記従来のものでは、各磁鋼
片が作業者の手作業によりロータヨークの内側面に接着
されており、ロータヨークの内側面への磁鋼片の固定位
置決め精度が不充分であり、しかも作業員の手作業によ
るので作業工数が多くなっている。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、ロータヨークの内側面への磁鋼片の接着を自
動化して接着工程の効率向上を図るとともに、ロータヨ
ークの内側面への磁鋼片の接着位置精度の向上を図るよ
うにしたアウタロータ型多極発電機用ロータにおける磁
鋼片固定方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ステータを同軸に囲繞するロータヨーク
の内側面に、該ステータの周方向に等間隔をあけて複数
の磁石が固着されて成るアウタロータ型多極発電機用ロ
ータにおいて、着磁によって前記磁石となる複数の磁鋼
片をロータヨークの内側面に接着するにあたり、前記ロ
ータヨークの半径方向に沿う移動が可能であるとともに
前記ロータヨークの周方向に等間隔をあけた位置に配置
される複数のアームと、前記アームの外端に取付けられ
る対向板と前記ロータヨークの周方向に沿う一側で前記
対向板に固定されて前記磁鋼片の一側面に弾発接触する
板ばね並びに前記ロータヨークの周方向に沿う他側で前
記対向板に一体に連設されて前記磁鋼片の他側面に当接
する側部規制壁を具備し前記ロータヨークの軸方向に沿
う前記磁鋼片の少なくとも一端面を規制しつつ該磁鋼片
を着脱可能に保持し得るようにして前記各アームの外端
部に設けられるホルダとを備える取付け治具を準備し、
前記ロータヨークの内側面に接着剤を塗布するとともに
前記各ホルダに斜め上方から前記磁鋼片を前記板ばねの
内側面に当接させ、該板ばねの弾性力に対抗しつつ挿入
して装着、保持するステップと、各ホルダに磁鋼片を保
持した状態で各アームをロータヨークの半径方向内方に
移動せしめた取付け治具を接着剤塗布ずみのロータヨー
ク内に軸方向相対位置を一定に定めて同軸に挿入するス
テップと、各アームをロータヨークの半径方向外方に移
動せしめることにより各ホルダで保持している磁鋼片を
ロータヨークの内側面に押付けるステップと、各磁鋼片
をロータヨークの内側面に押付けたままでの乾燥処理後
に各アームをロータヨークの半径方向内方に移動せしめ
るステップとを順次経過させることを特徴とする。
【0006】本発明の方法によれば、作業員は各ホルダ
に磁鋼片を装着、保持する作業を行えばよく、取付け治
具の各アームがロータヨークの半径方向に沿って移動す
ることにより、各磁鋼片をロータヨークの内側面に接着
せしめるので、磁鋼片のロータヨークへの接着工程の能
率が向上する。しかも各ホルダにおいて、板ばねにより
磁鋼片は側部規制壁に押付けられるので、各ホルダの側
部規制壁相互の間隔を厳密に設定することにより、ロー
タヨークの内側面に各磁鋼片を該ロータヨークの軸方向
および周方向に沿う位置、特に周方向に沿う磁鋼片の位
置をより一層精密に定めて接着することができ、磁鋼片
の接着位置精度を向上することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0008】図1〜図8は本発明の実施例を示すもので
あり、図1はアウタロータ型多極発電機の縦断面図、図
2は磁鋼片の拡大横断面図、図3は図2の3矢視図、図
4は図2の4矢視図、図5は磁鋼片接着工程の途中を示
す縦断面図、図6は図5の6−6線断面図、図7はホル
ダに磁鋼片を装着した要部断面図、図8は磁鋼片をロー
タヨークの内側面に押付けた状態での図6に対応する断
面図である。
【0009】先ず図1において、このアウタロータ型多
極発電機のステータ15は、ステータコア16にボビン
17を介してコイル18が巻装されて成るものであり、
図示しないエンジン本体に連なるスリーブ19に複数本
のボルト20により結合される。また図示しないエンジ
ンのクランクシャフト21がステータ15を同軸に貫通
するようにしてスリーブ19内に同軸に配置され、スリ
ーブ19およびクランクシャフト21間に、軸受22お
よびシール部材23が設けられる。
【0010】ロータ24は、ロータヨーク25の内側面
に複数の磁石26′,26′が固定されて成るものであ
り、ロータヨーク25は、ステータ15を覆う椀状に構
成されてクランクシャフト21の端部に固定され、各磁
石26′,26′は、ステータ15との間にわずかなエ
アギャップを形成するようにしてロータヨーク25の内
側面の周方向に等間隔をあけた位置に固定される。
【0011】ロータヨーク25は、椀状部材27にハブ
28が複数のリベット29で結合されて成るものであ
り、椀状部材27は、ステータ15を同軸に囲繞する円
筒部27aと、該円筒部27aの外端から半径方向内方
に張出す底部27bとを一体に備えるものであり、ハブ
28は、前記底部27bの内周縁で形成される貫通孔3
0から前記円筒部27a内に同軸に突入するようにし
て、前記底部27bの内周部にリベット29によって結
合される。
【0012】ハブ28の中央部には、その外端に開口す
る凹部31と、該凹部31の内端中央部に小径端を開口
せしめるとともにハブ28の内端に大径端を開口せしめ
るテーパ状の嵌合孔32とが同軸に設けられ、嵌合孔3
2の内面には、その軸方向に沿って延びるキー溝33が
設けられる。
【0013】一方、クランクシャフト21の端部には、
前記嵌合孔32に嵌合するテーパ部21aが設けられ、
該テーパ部21aの外面には、前記嵌合孔32のキー溝
33に対応したキー溝34が設けられる。而してテーパ
部21aが嵌合孔32に嵌合された状態で両キー溝3
3,34にハブ28の凹部31側からキー35が差込ま
れる。またハブ28の凹部31には、クランクシャフト
21の端面ならびに凹部31の内端に当接する座金部材
50が挿入されており、この座金部材50を貫通するボ
ルト51がクランクシャフト21に同軸にねじ込まれ、
これにより、ロータヨーク25が、クランクシャフト2
1に同軸に固定される。
【0014】ところで、各磁石26′,26′は、ロー
タヨーク25の椀状部材27における円筒部27aの内
側面に接着により固定されるのであるが、これらの磁石
26′,26′は、図2〜図4で示す磁鋼片26,26
の着磁によって磁石となるものであり、着磁前に各磁鋼
片26,26が前記円筒部27aの内側面に接着され
る。
【0015】磁鋼片26は、ロータ24の軸方向に長く
形成されるものであり、その横断面形状は、ロータ24
における円筒部27aの内側面に対応して円弧状に湾曲
した外周面26aと、外周面26aよりも曲率半径を小
さくした円弧状の内周面26bと、内周面26aの両端
からロータ24の半径方向に沿って外方側に延びる一対
の第1側面26c,26cと、それらの第1側面26
c,26cの外端および外周面26aの両端間を結んで
平行に延びる一対の第2側面26d,26dとで規定さ
れる。
【0016】このような磁鋼片26のロータヨーク25
への接着にあたっては、図5および図6で示す取付け治
具36が用いられる。
【0017】この取付け治具36は、ロータヨーク25
の半径方向に沿う移動が可能であるとともにロータヨー
ク25の周方向に等間隔をあけた位置に配置される複数
のアーム37,37と、磁鋼片26をそれぞれ着脱可能
に保持するようにして各アーム37,37の外端部に設
けられるホルダ38,38とを備える。
【0018】取付け治具36の治具本体39は固定位置
に固定されており、この治具本体39の上端には鉛直軸
線を有する円筒部39aが設けられ、該円筒部39aは
ロータヨーク25内に同軸に挿入可能である。円筒部3
9aの周方向に等間隔をあけた複数箇所には、ロータ2
4の各磁石26′,26′と同数のエアシリンダ40,
40が、円筒部39aの軸線に直交する平面内に作動軸
線を放射状に配置して設けられており、各アーム37,
37の内端は、各エアシリンダ40,40に連結され
る。各エアシリンダ40,40は、空気圧の非作用時に
は各アーム37,37を治具本体39側に引き込む縮少
状態、すなわちアーム37,37をロータヨーク25の
半径方向に沿う内方側に移動せしめる状態となり、空気
圧の作用時には各アーム37,37を治具本体39から
外方に突出させる伸長状態、すなわち各アーム37,3
7をロータヨーク25の半径方向に沿う外方側に移動せ
しめる状態となる。
【0019】治具本体39の中央部には、移動体41が
制限された範囲での上下方向移動を可能として支持され
ており、該移動体41は、治具本体39との間に設けら
れるばね42で上方に向けてばね付勢される。また移動
体41の上端中央部には、ロータヨーク25におけるハ
ブ28を貫通し得る支持軸43が一体に設けられてお
り、この支持軸43の中間部には、テーパ状である嵌合
孔32に嵌合するテーパ部43aが設けられ、嵌合孔3
2の内面に設けられるキー溝33に対応するキー溝44
がテーパ部43aに設けられる。而してテーパ部43a
が嵌合孔32に嵌合した状態で、相互に対応するキー溝
33,44にキー45が挿入される。
【0020】磁鋼片26,26をロータヨーク25の内
側面に接着するにあたって用いられる取付け治具36
は、ロータヨーク25の半径方向に沿う移動が可能であ
るとともにロータヨーク25の周方向に等間隔をあけた
位置に配置される複数のアーム37,37と、磁鋼片2
6をそれぞれ着脱可能に保持するようにして各アーム3
7,37の外端部に設けられるホルダ38,38とを備
える。
【0021】図7を参照してホルダ38を詳述すると、
ホルダ38は、アーム37の外端に取付けられる対向板
46と、ロータヨーク25の周方向に沿う一側で対向板
46にねじ部材53等で固定されて磁鋼片26の一側面
に弾発接触する板ばね54と、ロータヨーク25の周方
向に沿う他側で対向板46に一体に連設されて磁鋼片2
6の他側面に当接する側部規制壁48とを備え、ロータ
ヨーク25の軸方向に沿う磁鋼片26の一端はホルダ3
8に備えられた図示しない底部規制壁で規制される。
【0022】ところで、ホルダ38への保持状態で磁鋼
片26の一部は該ホルダ38から外方に突出している
が、エアシリンダ40の縮少状態では、各ホルダ38,
38に保持された磁鋼片26,26の外周面26aを結
ぶ仮想円の直径が、ロータヨーク25における円筒部2
7aの内周直径よりも小さくなるように設定されてい
る。
【0023】このような取付け治具36を用いてロータ
ヨーク25の内側面に磁鋼片26,26を接着するにあ
たっては、先ず第1ステップにおいて、ロータヨーク2
5の内側面に接着剤を塗布するとともに、取付け治具3
6の各ホルダ38,38に磁鋼片26,26を装着、保
持する。この際、ロータヨーク25の内側面への接着剤
の塗布は、ロータヨーク25の内側面に対向するように
ノズルを該ロータヨーク25内に挿入した状態で、ロー
タヨーク25を回転せしめるとともに前記ノズルを軸方
向に移動することにより実行されるものであり、ノズル
から吐出される接着剤がロータヨーク25の内側面に螺
旋状に塗布されることになる。
【0024】一方、取付け治具36においては、各エア
シリンダ40,40を空気圧非作用状態すなわち縮少状
態としておき、作業員が各ホルダ38,38に斜め上方
から磁鋼片26,26を板ばね54の内側面に当接さ
せ、板ばね54の弾性力に対抗しつつ挿入してそれぞれ
装着することにより、各ホルダ38,38に磁鋼片2
6,26が保持される。
【0025】第2ステップでは、接着剤塗布ずみのロー
タヨーク25を取付け治具36に被せるようにして、ロ
ータヨーク25内に取付け治具36を同軸に挿入する。
この際、取付け治具36の支持軸43がロータヨーク2
5のハブ28を同軸に貫通することになり、該支持軸4
3のテーパ部43aがハブ28の嵌合孔32に嵌合した
状態でキー45をキー溝33,44に挿入することによ
り、図5で示すように、ロータヨーク25が軸方向相対
位置を一定に定めて取付け治具36に装着されることに
なる。
【0026】第3ステップでは、図8で示すように、各
エアシリンダ40,40を伸長作動せしめることによ
り、各アーム37,37をロータヨーク25の半径方向
外方に移動せしめ、各ホルダ38,38で保持している
磁鋼片26,26をロータヨーク25の内側面に押付け
る。なお、図8においては、各ホルダ38,38は板ば
ね54等を省略した簡易的な図となっている。
【0027】次の第4ステップでは、各磁鋼片26,2
6をロータヨーク25の内側面に押付けたままで、乾燥
炉内にロータヨーク25および取付け治具36を挿入す
ることにより、接着剤を乾燥した後、各エアシリンダ4
0,40を縮少作動せしめることにより各ホルダ38,
38をロータヨーク25の半径方向内方に移動させ、各
磁鋼片26,26は、板ばね54と規制壁48間の押圧
力よりもロータヨーク25との接着力が大きいため、板
ばね54と規制壁48の内周面を滑り、ホルダ38,3
8から離脱せしめる。
【0028】このような第1〜第4ステップを順次経過
することにより、ロータヨーク25への磁鋼片26,2
6の接着が行なわれることになる。
【0029】次にこの実施例の作用について説明する
と、磁鋼片26,26のロータヨーク25への接着にあ
たって、作業員は各ホルダ38,38に磁鋼片26,2
6を装着、保持する作業を行えばよく、取付け治具36
の各アーム37,37がロータヨーク25の半径方向に
沿って移動することにより、各磁鋼片26,26をロー
タヨーク25の内側面に接着することになる。したがっ
て磁鋼片26,26を手作業で接着していた従来のもの
と比べると、磁鋼片26,26のロータヨーク25への
接着工程の能率が向上する。
【0030】しかも各ホルダ38において、板ばね54
により磁鋼片26は側部規制壁48に押付けられるの
で、各ホルダ38の側部規制壁48′相互の間隔を厳密
に設定することにより、ロータヨーク25の周方向に沿
う磁鋼片26,26の位置をより一層精密に定めること
ができる。
【0031】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、取付け治具の各アーム
がロータヨークの半径方向に沿って移動し、前記アーム
の外端に取付けられる対向板と、ロータヨークの周方向
に沿う一側で対向板に固定されて磁鋼片の一側面に弾発
接触する板ばね、並びにロータヨークの周方向に沿う他
側で対向板に一体に連設されて磁鋼片の他側面に当接す
る側部規制壁を具備し、ロータヨークの軸方向に沿う磁
鋼片の少なくとも一端面を規制しつつ該磁鋼片を着脱可
能に保持し得るようにして各アームの外端部に設けられ
るホルダとを備えて、各磁鋼片をロータヨークの内側面
に接着せしめるので、磁鋼片のロータヨークへの接着工
程の能率を向上させつつ、該ロータヨークの周方向に沿
う位置の高精度化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のアウタロータ型多極発電機の縦断
面図である。
【図2】磁鋼片の拡大横断面図である。
【図3】図2の3矢視図である。
【図4】図2の4矢視図である。
【図5】磁鋼片接着工程の途中を示す縦断面図である。
【図6】図5の6−6線断面図である。
【図7】ホルダに磁鋼片を装着した要部断面図である。
【図8】磁鋼片をロータヨークの内側面に押付けた状態
での図6に対応する断面図である。
【符号の説明】
15・・・ステータ 25・・・ロータヨーク 26・・・磁鋼片 26′・・・磁石 37・・・アーム 36・・・取付け治具 38・・・ホルダ 46・・・対向板 48・・・側部規制壁 54・・・板ばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータ(15)を同軸に囲繞するロー
    タヨーク(25)の内側面に、該ステータ(15)の周
    方向に等間隔をあけて複数の磁石(26′)が固着され
    て成るアウタロータ型多極発電機用ロータにおいて、着
    磁によって前記磁石(26′)となる複数の磁鋼片(2
    6)をロータヨーク(25)の内側面に接着するにあた
    り、前記ロータヨーク(25)の半径方向に沿う移動が
    可能であるとともに前記ロータヨーク(25)の周方向
    に等間隔をあけた位置に配置される複数のアーム(3
    7)と、前記アーム(37)の外端に取付けられる対向
    板(46)と前記ロータヨーク(25)の周方向に沿う
    一側で前記対向板(46)に固定されて前記磁鋼片(2
    6)の一側面に弾発接触する板ばね(54)並びに前記
    ロータヨーク(25)の周方向に沿う他側で前記対向板
    (46)に一体に連設されて前記磁鋼片(26)の他側
    面に当接する側部規制壁(48)を具備し前記ロータヨ
    ーク(25)の軸方向に沿う前記磁鋼片(26)の少な
    くとも一端面を規制しつつ該磁鋼片(26)を着脱可能
    に保持し得るようにして前記各アーム(37)の外端部
    に設けられるホルダ(38)とを備える取付け治具(3
    6)を準備し、前記ロータヨーク(25)の内側面に接
    着剤を塗布するとともに前記各ホルダ(38)に斜め上
    方から前記磁鋼片(26)を前記板ばね(54)の内側
    面に当接させ、該板ばね(54)の弾性力に対抗しつつ
    挿入して装着、保持するステップと、各ホルダ(38)
    に磁鋼片(26)を保持した状態で各アーム(37)を
    ロータヨーク(25)の半径方向内方に移動せしめた取
    付け治具(36)を接着剤塗布ずみのロータヨーク(2
    5)内に軸方向相対位置を一定に定めて同軸に挿入する
    ステップと、各アーム(37)をロータヨーク(25)
    の半径方向外方に移動せしめることにより各ホルダ(3
    8)で保持している磁鋼片(26)をロータヨーク(2
    5)の内側面に押付けるステップと、各磁鋼片(26)
    をロータヨーク(25)の内側面に押付けたままでの乾
    燥処理後に各アーム(37)をロータヨーク(25)の
    半径方向内方に移動せしめるステップとを順次経過させ
    ることを特徴とするアウタロータ型多極発電機用ロータ
    における磁鋼片固定方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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