JPH02261773A - 紙ウエブをジグザグ状に折りたたむ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は特許請求の範囲の請求項１で上位概念として述
べられた紙ウェブ用ジグザグ折りたたみ装置に関する。

〔従来の技術〕

かかる折りたたみ装置は例えばドイツ国特許第２１３４
８９８号から公知である。この公知の折りたたみ装置で
は、折りたたむべき紙ウェブは供給ラインに設けられた
戻り防止装置を通り、次いで回転表面に直角に延在した
平面に沿って該回転表面に対して導かれる。紙ウェブの
前縁が回転表面に接触すると、紙ウェブの前縁領域は回
転方向に偏向され、次いで該回転表面と折りたたみロー
ルとによって形成された第１の折りたたみ間隙に供給さ
れる。この折りたたみロールと上記平面に対して対称と
なった別の折りたたみロールも設けられ、この別の折り
たたみロールも回転表面と共に折りたたみ間隙を形成す
る。回転表面は一方の回転方向に次いで他方の回転方向
に交互に駆動させられ、各回転方向変換時、紙ウェブは
戻り防止装置によって供給方向に戻らないようにされ、
このため紙ウェブは回転表面と２つの折りたたみロール
との間の領域で曲って膨らまされる。その結果、回転方
向での前方側の折りたたみ間隙内に紙ウェブが挿入され
て、そこには新しい折り目が形成される。

最後の°折り目が形成されると、折りたたみの完了した
紙ウェブを折りたたみ間隙から搬出させるために、回転
表面は同じ回転方向に更に駆動される。

〔発明が解決しようとする課題〕

以上に述べた公知の折りたたみ装置では、紙ウェブは挿
入の前にその側縁をガイドバーで位置決めされるが、紙
ウェブが直線方向に第１の折りたたみ間隙内に挿入され
るので、次の折りたたみが紙ウェブの側縁に直角に正確
に行なわれることは保証されない。従って、紙ウェブの
前縁部分は例えば湿度変化によって、・あるいはロール
巻き貯蔵によって変形され、これにより紙ウェブの前縁
は紙ウェブの全幅に亘って回転表面と折りたたみロール
とによってつかまれずに折りたたみ間隙に引き込まれ得
る。これは紙ウェブの一方側の引張りとなり、従って紙
ウェブの長手方向は正確に供給方向に走行しない。特に
、前縁を先頭にして上方に向いた折りたたみ間隙内への
紙ウェブの挿入は紙ウェブの自重のために非常に難かし
い。更に、公知の折りたたみ装置では、紙ウェブの後縁
が回転表面の最後の回転方向変換時に戻り防止装置と最
後に作用する折りたたみ間隙との間の領域で停滞すると
き問題を生ずる。その場合、回転方向変換後、紙ウェブ
は場合によっては戻り防止装置まで戻され、この状態は
正確に規定されることはなく、しかも極端に斜めに延び
た折り目が生じ得る。

紙ウェブの後縁が最後の回転方向変換時に２つの折りた
たみロール間の僅かな距離の領域と折りたたみ間隙との
間にある場合、回転方向変換を行った後、後縁は前方に
スムーズに折りたたみ間隙内に入ることが考えられる。

しかしながら、紙ウェブの端部分が供給ラインの方向に
変形されている場合には、制御できない折りたたみが行
われたり、いわゆる耳の形成が行なわれたりすることも
ある。

最後に述べた２つの問題のために、公知の折りたたみ装
置では、制御装置によって最後の回転方向変換を阻止す
るように紙ウェブの端が監視される。

したがって、公知の折りたたみ装置では、第１に、折り
たたんだ紙ウェブを任意の方向に折りたたみ装置から搬
出し得ない点、第２に、連続する折りたたみの距離が小
さい場合、最後の折りたたみ時に紙ウェブの端部分が残
り、それは隣接する折りたたみ間の距離よりも長いので
、手によって後で最後の折りたたみを行なわれなければ
ならないという点が問題となる。

従って、本発明の課題は、以上に述べたような問題点の
すべてを解消し得る紙ウェブ用ジグザグ折りたたみ装置
を提供することである。

〔課題を解決するだめの手段〕

かかる課題は、特許請求の範囲の請求項１に記載された
特徴部分の構成によって解決される。

〔作　用〕

本発明によれば、ガイド部材及び折りたたみロールによ
り形成された通路のために、紙ウェブの前縁部分はその
全体の幅で正しく位置決めされ、このため紙ウェブの前
縁は第１の折りたたみ間隙内に適正に挿入される。ガイ
ド部材は折りたたみロールと共にガイドチャネルを形成
し、この中に紙ウェブは折りたたみ間隙内に挿入するま
で案内される。従って、紙ウェブは前縁を上方に向いた
第１の折りたたみ間隙に容易に挿入され得る。回転駆動
方向変換時、ガイド部材は回転表面のそれぞれの回転方
向に応じた最終位置まで移動させられる。これにより紙
ウェブの曲って膨んだ部分は適正に案内され、次の折り
たたみ間隙の領域にもたらされ、これが折りたたみの正
確さを向上する。

紙ウェブの後縁が回転表面の回転方向変換時にガイド部
材と戻り防止装置との間にあれば、回転方向での後方側
のガイド部材が紙ウェブの端部分を該当する折りたたみ
間隙の入口の領域にもたらすので、最後の折りたたみは
側縁に対して正確に直角に延びるように行なわれる。回
転方向変換前に、紙ウェブの後縁が折りたたみ間隙とガ
イド部材との間にあれば、供給ラインの方向への紙ウェ
ブの後部縁部分の折り曲げが通路によって阻止されるの
で、いわゆる耳折れあるいは耳の形成が妨げられる。ガ
イド部材は、隣接する折りたたみ間の小さい距離をもっ
た紙ウェブの正確でかつ完全な折りたたみを保証し得る
。

従って、供給ラインから導入される紙ウェブの部分、ま
た回転表面とガイド部材との間にある紙ウェブの部分は
正確に案内され得る。

〔実施例〕

添付図面に概略的に示した実施例に基づいて本発明を更
に詳細に説明する。

図示された紙ウェブ用ジグザグ折りたたみ装置は破線で
示した紙ウェブ１４のための供給チャネル１２を備えた
供給ライン１０を有する。供給方向Ｚから見て、供給チ
ャネル１２の端部領域には戻り防止装置１６が配置され
る。供給チャネル１２の端部につづいて、戻り防止装置
の両側には折りたたみ間隙１８．１８’が設けられる。

折りたたみ間隙１８．１８’は、回転可能に軸支され且
つ図示しない駆動装置によって交互に一方の方向及び他
方の方向に回転駆動される駆動シリンダ２２０表面２０
と、この表面２０に対して偏倚された折りたたみロール
２４．２４’とによって形成される。供給チャネル１２
の端部領域は、駆動シリンダ２２に対してほぼ半径方向
に延び、双方の折りたたみロール２４．２４’は、供給
チャネル１２の端部領域によって規定された平面に対し
てほぼ対称に配置される。双方の折りたたみ間隙１８．
１８’の間の領域において、駆動シリンダ２２及び折り
たたみロール２４．２４’は、２６で示すたまり空間を
形成する。

２８及び３０で２つのガイド部材が示され、これらガイ
ド部材は、駆動シリンダ２２の軸線方向に沿って互いに
隔設された複数の平行なガイドレール３２からなる。双
方のガイド部材２８．３０のガイドレール３２０対向す
る自由端３４は互に隔てられ、かつ駆動シリンダ２２０
回転軸線３６に平行な線上に配列される。各々のガイド
部材２８．３０のガイドレール３２は、それらの自由端
３４の反対の端部領域３８において軸線方向に延びる保
持部材４０によって支持される。

更に以下に詳細に説明するように、双方のガイド部材２
８．３０は、共に、第１図及び第３図に示した下方の最
終位置と、第２図に示した上方の最終位置との間を移動
することができる。下方の最終位置では、上方のガイド
部材２８のガイドレール３２はたまり空間２６内に突出
し、それらの自由端３４は下方の折りたたみロール２４
と共に紙ウェブ１４のための通路４２を形成する（特に
第１図参照）。この下方の最終位置では、下方のガイド
部材３０のガイドレール３２はたまり空間２６の領域か
ら引っ込んでいる。

ガイド部材２８．３０の上方の最終位置く第２図）にお
いて、上方のガイド部材２８のガイドレール３２はたま
り空間２６から引っ込み、このとき狭窄通路４２は上部
折りたたみロール２４′と、下方のガイド部材３０のた
まり空間２６内に突出したガイドレール３２の端部３４
とによって形成される。ガイドレール３２はそれらの自
由端領域において駆動シリンダ２２の軸線に沿って延び
、また該自由端には駆動シリンダ２２の反対側で、すな
わち供給ライン１０に面する側でガイド面４４が形成さ
れ、これらガイド面は紙ウェブ１４のための狭窄通路４
２を形成する折りたたみロール２４．２４’の表面に対
して鋭角αを成す（第１図）。供給チャネル１２の端と
通路４２との間の領域では、双方の折りたたみロール２
４．２４’及びそれに関連したガイド面４４によって、
紙ウェブ１４のための楔状のガイドが形成される。

特に第３図から明らかなように、各々の折りたたみロー
ル２４．２４’はそれに関連した折りたたみロール軸４
６・４６′上に回転自在に軸支された複数のロール４８
を有し、これらロール４８は軸線方向に沿って互に隔設
され、その間にガイドレール３２がそれぞれ配置される
。このときガイドレール３２は駆動シリンダ２２と折り
たたみロール軸４６．４６’　との間に延在する。折り
たたみロール軸４６．４６’は揺動レバー５０に・支持
され、この揺動レバー５０は駆動シリンダ２２に対して
偏倚させられる（第１図及び第２図）。各々のガイド部
材２８．３０の少くとも１つのガイドレール３２には、
駆動シリンダ２２に対してほぼ半径方向に外方に突出し
ている当接カム５２．５２’が設けられ、この当接カム
５２．５２’は関連する折りたたみロール軸４６．４６
’と共にガイド部材２８．３０のそれぞれの最終位置を
規定する。第１図に示された下方の最終位置では、上方
のガイド部材２８の当接カム５２が上部折りたたみロー
ル２４′の折りたたみロール軸４６′に当接し、一方第
２図に示した上方の最終位置では、下方のガイド部材３
０の当接カム５２′が下部折りたたみロール２４の折り
たたみロール軸４６に当接する。

特に第３図から明らかなように、駆動シリンダ２２は回
転自在に回転軸６０に取り付けられ、この回転軸６０は
側方の軸受ブラケット６２に回転自在に軸支される。軸
６０上にはまた同様に回転自在にチェーンスプロケット
６４が取付けられ、このチェーンスプロケット６４は破
線で示したチェーン６６を経て、図示しない駆動装置に
接続される。駆動シリンダ２２の両側には、この駆動シ
リンダ２２とそれぞれの軸受ブラケット６２との間に保
持部材６８が軸６０上に回転自在に軸支される。各々の
保持部材６８は、半径方向に延び且つ互にほぼ１２０度
の角度で隔設された３つの保持アーム７０．７０’及び
７２を有し、それらの自由端は半径方向に駆動シリンダ
２２の外方に突出する。保持アーム７０及び７０′の中
間の領域には折りたたみロール２４．２４’及び供給ラ
イン１０が配置され、また保持アーム７０及び７０′の
端部にはガイド部材２８．３０のガイドレール３２のた
めの保持器４０が取り付けられる。保持アーム７２の端
部には互いに対向した突起部７４が設けられ、これら突
起部７４は駆動シリンダ２２の領域側に突出する。突起
部７４には半径方向に延びる孔７６が形成され、その中
にはそれぞれ摩擦シ、−７８が挿入される。摩擦シュー
７８はばね８０によって駆動シリンダ２２の表面２０に
対して偏倚させられる。

駆動シリンダ２２が反時計方向に回転させられると、保
持部材６８も摩擦シュー７８と表面２０との間の摩擦に
よって共に回転移動させられて、上方のガイド部材２８
の当接カム５２が折りたたみ軸４６′に当接させられる
（第１図〉。これによりガイド部材２８．３０は下方の
最終位置に到達することになるが、摩擦シ、−７８は引
き続き回転させられる駆動シリンダ２２の表面２０と係
合させられているので、ガイド部材２８．３０は下方の
最終位置にとどまることになる。−刃駆動シリンダ２２
が時計方向に回転されると、保持部材６８もまた同じ方
向に回転移動させられて、下方のガイド部材３０の当接
カム５２′は折りたたみロール軸４６に当接させられる
。駆動シリンダ２２が時計方向に回転され続けると、摩
擦シュー７８と駆動シリンダ２２０表面２０との間の摩
擦によって、ガイド部材２８．３０は上方の最終位置に
とどめられることになる。

戻り防止装置１６は複数の並置された搬送ロール８２を
備えるが、第１図及び第２図ではそれら搬送ロール８２
のうちの１つだけが示されている。搬送ロール８２は供
給方向Ｚにおいて有効なフリーホイールに接続させられ
る。とされる。回転自在に支持されたボール８４は供給
チャネル１２に対して搬送ロール８２と対設させられ、
これらボール８４は搬送ロール８２に向って偏倚させら
れる。供給チャネル１２は互に平行に延びる上部及び下
部ガイド板８６によって形成され、これらガイド板８６
には戻り防止装置１６の領域で搬送ロール８２及びボー
ル８４のために開口部８８が形成される。搬送ロール８
２及びボール８４は供給チャネル１２内に挿入された紙
ウェブ１４のための搬送間隙９０を形成する。搬送ロー
ル８２は折りたたみ機内に紙ウェブ１４の挿入のために
駆動させられるようになっている。紙ウェブ１４の前縁
部分が第１の折りたたみ間隙１８内に挿入させられると
、搬送ロール８２はもはや駆動されずに、紙ウェブ１４
の戻り防止装置としてのみ作用する。

それぞれ概略的に示したセンサ９２，９２’が、戻り防
止装置１６の前方側に及び第１の折りたたみ間隙１８の
後方側に設けられ、これらセンサ９２．９２’は図示し
ない制御装置に接続され、この制御装置より駆動シリン
ダ２２の駆動及び搬送ロール８２の駆動が制御される。

これらセンサ９２．９２’は、例えば光バリヤを形成し
、そこを紙ウェブ１４の前縁９４が通過するとき信号が
発生される。第１図では、紙ウェブ１４の前縁９４は第
２のセンサ９２′の領域内にある。

なふ、ガイドレール３２は駆動シリンダ２２の表面２０
と共に折りたたみロール１８．１８’に対してそれぞれ
紙ウェブ１４のためのガイドチャネル９６をたまり空間
２６と対向する側で形成する。

以上に述べた折りたたみ機は次のように作動する。折り
たたむべき紙ウェブは、例えばドイツ国特許第２１３４
８９８号から公知であるように、図示していない供給ラ
イン１０の前に設けたテーブル上において、そのガイド
バー〇側縁で位置決めされる。

次いで、紙ウェブ１４は供給チャネル１２内に供給方向
Ｚに挿入される。センサ９２が紙ウェブ１４の前縁９４
を検知すると、駆動シリンダ２２が駆動され、その駆動
方向は反時計方向とされる。このとき保持部材６８も同
様に反時計方向に回転移動させられて、ガイド部材２８
．３０は第１図に示すような下方の最終位置を取る。一
方、搬送ロール８２も供給方向Ｚの方に駆動させられる
。紙ウェブ１４が更に前進させられると、前縁９４は搬
送間隙９０に到達して搬送ロール８２及びボール８４と
の間につかまれ、その結果紙ウェブ１４は自動的に供給
方向Ｚの方に搬送される。次いで、前縁９４は２つの折
りたたみロール２４．２４’の間の領域に達した後、紙
ウェブはたまり空間２６でその全体の幅に亘るガイド面
４４により狭窄通路４２内に挿入される。この場合、か
かる狭窄通路４２は上方のガイド部材、即ち表面２０の
回転方向において後方側のガイド部材２８と、下方の折
りたたみロール、即ち表面２０の回転方向において前方
側の折りたたみロール２４とによって形成される。鋭角
αを持つ狭窄通路４２は紙ウェブ１４の挿入に対して全
く障害とならない。紙ウェブ９４の前縁はガイド面４４
を通って第１の折りたたみ間隙１８の方向に偏向されて
そこに挿入される。紙ウェブ１４の前縁１４は表面２０
と下部折りたたみロール２４とによってつかまれ、次い
で下方のガイド部材３０のガイドレール３２と表面２０
との間のガイドチャネル９６の方に搬送される。前縁９
４がセンサ９２′に到達すると、センサ９２′は制御装
置に信号を送り、これにより搬送ロール８２に対する駆
動が切られ、このとき折りたたみプログラムがスタート
する。この折りたたみプログラムにより、駆動シリンダ
２２の駆動装置がそれを一方の回転方向及び他方の回転
方向にどの程度駆動すべきかが決まる。駆動シリンダ２
２が反時計方向に更に回転させられると、紙ウェブ１４
は更に引っ張られる。この場合、搬送ロール８２はフリ
ーホイールの作用のために自由に一緒に回転する。

後述するような方向変換により、駆動シリンダ２２は停
止され、次いで時計方向に駆動される。このような新ら
たな表面２０の回転によって、紙ウェブ１４は供給方向
Ｚの方に押し出される。しかし、紙ウェブ１４の戻りは
戻り防止装置１６によって妨げられる。このためたまり
空間２６内の紙ウェブ１４の部分は折りたたみ間隙１８
′の方向に曲がって膨らむ。駆動シリンダ２２０時計方
向への回転が開始させられると、保持部材６８もまた表
面２０と摩擦シニ−７８との間の摩擦によって回転移動
させられて、ガイド部材２８．３０は第２図に示すよう
な上方の最終位置を取る。このとき狭窄通路４２は下方
のガイド部材、即ち表面２００回転方向において下方側
のガイド部材３０と、上方の折りたたみローノペ即ち表
面２０の回転方向において上方側の折りたたみロール２
４′とによって形成される。これに関連して、下方のガ
イド部材３０のガイドレール３２かたまり空間２６内に
入り込むと、紙ウェブ１４の膨らみは上方の折りたたみ
間隙１８′の方に導かれる。この場合、紙ウェブ１４の
固有の堅さによって、自由端３４０両側にある紙ウェブ
１４の部分は表面２０と上部折りたたみロール２４′　
とに接触させられる。そのように膨らんだ紙ウェブ１４
の部分が折りたたみ間隙１８′に到達し、そこで紙ウェ
ブ１４は初めて折りたたまれる。駆動シリンダ２２が時
計方向に更に回転させられると、紙ウェブ１４は供給ラ
イン１０から更に引っ張り出され、紙ウェブ１４の折り
たたみ部に連らなる紙ウエブ部分の両側は互に接触させ
られると共に紙ウェブ１４はその折りたたみ部を先頭に
して表面２０と上方のガイド部材３０のガイドレール３
２との間のガイドチャネル９６内に搬送される。

次の方向変換時にガイド部材２８．３０は再び下方の最
終位置まで移動させられると、同様な態様で紙ウェブ１
４は再び折りたたまれる。このような工程は、全紙ウェ
ブ１４がジクザグ状に折りたたまれるまで交互に繰返さ
れる。

折りたたみ機から下方のガイドチャネル９６を通して折
りたたみの終了した紙ウェブ１４を搬出するために、駆
動シリンダ２２が反時計方向に駆動される。

最後の折りたたみ時に、折りたたみの終了した紙ウェブ
１４が上方の折りたたみ間隙１８′及びガイドチャネル
９６の領域にある場合には、下方の最終位置へのガイド
部材２８．３０の移動により、たまり空間２６の領域内
での折りたたんだ紙ウェブ１４の前縁は上方のガイド部
材２８のガイドレール３２でもって下方の折りたたみ間
隙１８に向って導かれる。このように紙ウェブ１４の端
が折りたたみ間隙１８の方向に押し込まれるので、引っ
張られない状態のときでも、紙ウェブ１４の端の領域で
のいわゆる耳の形成あるいは新たな折曲りが防止される
。

駆動シリンダ２２の方向変換時に、紙ウェブ１４の端が
ガイド部材２８．３０と戻り防止装置１６との間の領域
にある場合には、ガイド部材２８．３０の回転移動によ
って、供給方向Ｚへの紙ウェブ１４の端部分の可能な戻
りにもかかわらず、既に最後に形成された折りたたみ部
に平行に延びた折りたたみが可能である。

ガイド部材２８．３０の２つの最終位置における狭窄通
路４２の形成により、紙ウェブ１４がたまり空間２６の
領域に導かれるので、紙ウェブ１４を直接上方の折りた
たみ間隙１８内に挿入させることもまた問題なく可能で
ある。勿論、上方のガイドチャネル９６を通して折りた
たみの終了した紙ウェブ１４の搬出も考えられる。その
ためには、駆動シリンダ２２は時計方向に駆動される。

折りたたみロール２４．２４’を一体的に形成し且つそ
の周辺に溝をつけるように設計してもよく、この場合ガ
イドレール３２はかかる溝内に収容される。勿論、ガイ
ド部材２８．３０を雨量終位置に位置決めするための双
方の当接部については他の場所に設けることができる。

また、搬送ロール８２を駆動させなくてもよく、この場
合には、折りたたむべき紙ウェブ１４を手によって前方
に押し込んでその前縁領域を折りたたみ間隙１８．１８
’内に挿入させる。搬送ロール８２を絶えず供給方向Ｚ
の方に駆動させてもよく、この場合には、ガイド部材２
８．３０は折りたたむべき紙ウェブの挿入のときだけで
なく、折りたたみ機から折りたたみの終了した紙ウェブ
１４の搬出時にも機能することになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による紙ウェブ用ジグザグ折りたたみ装
置の概略側面図であって、ガイド部材を一方の最終位置
に移動させた状態で示す図、第２図は第１図と同様な概
略側面図であって、ガイド部材を他方の最終位置に移動
させた状態で示す図、第３図は第１図の矢印■の方向か
ら見た正面図であって、第１図から供給ラインを省いた
状態で示す図である。 １０・・・供給ライン、　　　　１２・・・供給チャン
ネル、１４・・・紙ウェブ、　　　　１６・・・戻り防
止装置、１８・１８′・・・折りたたみ間隙、 ２０・・・表面、　　　　　　２２・・・駆動シリンダ
、２４・２４′・・・折りたたみロール、２８・３０・
・・ガイド部材、　３２・・・ガイドレール、４２・・
・狭窄通路、　　　　４４・・・ガイド面。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、戻り防止装置を備えた供給ラインを包含し、この供
   給ラインに続いて２つの折りたたみ間隙が設けられ、こ
   れら折りたたみ間隙はそれぞれ戻り防止装置の両側に配
   置され、双方の折りたたみ間隙が駆動手段によって交互
   に両方向に回転駆動させられる表面と、それぞれ１つの
   折りたたみロールとによって形成される紙ウェブ用ジグ
   ザグ折りたたみ装置において、 ２つのガイド部材（２８、３０）が互に平行に隔設され
   、かつ紙ウェブ（１４）の供給方向（２）で前記表面（
   ２０）に隣接してその前に配置され、前記ガイド部材（
   ２８、３０）は前記表面（２０）のそれぞれの回転駆動
   方向での方向変換直後に最終位置に移動させられ得るよ
   うになっており、このとき前記表面（２０）の回転方向
   での後方側のガイド部材（２８、３０）と、該回転方向
   での前方側の折りたたみロール（２４、２４′）とによ
   って、紙ウェブ（１４）のための間隙通路（４２）が形
   成されることを特徴とする紙ウェブ用ジグザグ折りたた
   み装置。 ２、請求項１に記載の紙ウェブ用ジグザグ折りたたみ装
   置において、前記ガイド部材（２８、３０）がその移動
   方向に沿って実質的に延びた熊手状のガイドレール（３
   ２）からなり、これらガイドレール（３２）の互に対向
   した端部（３４）にはガイド面（４４）が形成され、各
   ガイド面（４４）が前記間隙通路（４２）を形成する前
   記折りたたみロール（２４、２４′）に対して鋭角（α
   ）を成していることを特徴とする紙ウェブ用ジグザグ折
   りたたみ装置。 ３、請求項２に記載の紙ウェブ用ジグザグ折りたたみ装
   置において、各々の折りたたみロール（２４、２４′）
   が周囲溝を有しているか、あるいは互に間隔を隔てて軸
   （４６、４６′）上に取付けたロール（４８）から形成
   され、前記ガイドレール（３２）が前記周囲溝内に、あ
   るいは前記ロール（４８）の間に収容されることを特徴
   とする紙ウェブ用ジグザグ折りたたみ装置。 ４、請求項１から３までのいずれか１項に記載の紙ウェ
   ブ用ジグザグ折りたたみ装置において、前記ガイド部材
   （２８、３０）あるいは前記ガイドレール（３２）が好
   ましくは前記表面（２０）と共にそれぞれの折りたたみ
   間隙（１８、１８′）に続くガイドチャネル（９６）を
   形成していることを特徴とする紙ウェブ用ジグザグ折り
   たたみ装置。 ５、請求項１から４までのいずれか１項に記載の紙ウェ
   ブ用ジグザグ折りたたみ装置において、前記ガイド部材
   （２８、３０）が摩擦作用でもって一方の最終位置から
   他方の最終位置に移動させられることを特徴とする紙ウ
   ェブ用ジグザグ折りたたみ装置。 ６、請求項１から５までのいずれか１項に記載の紙ウェ
   ブ用ジグザグ折りたたみ装置において、前記表面（２０
   ）が軸線（３６）の周りに回転可能に軸支され且つ前記
   駆動手段と作動的に連結された駆動シリンダ（２２）の
   表面として構成され、前記ガイド部材（２８、３０）が
   保持器（６８）に支持され、且つ好ましくは前記駆動シ
   リンダ（２２）に係合した少なくとも１つの摩擦シュー
   （７８）を備えることを特徴とする紙ウェブ用ジグザグ
   折りたたみ装置。 ７、請求項１から６までのいずれか１項に記載の紙ウェ
   ブ用ジグザグ折りたたみ装置において、前記ガイド部材
   （２８、３０）が２つの当接部（５２、５２′）を有し
   、これら当接部が２つの最終位置を決定すべく別の当接
   部（４６、４６′）と協働し、それら別の当接部（４６
   、４６′）が好ましくは折りたたみロールあるいはそれ
   を保持する軸（４６、４６′）に設けられることを特徴
   とする紙ウェブ用ジグザグ折りたたみ装置。 ８、請求項１から７までのいずれか１項に記載の紙ウェ
   ブ用ジグザグ折りたたみ装置において、前記戻り防止装
   置（１６）が搬送部材として構成されて、前記間隙通路
   （４２）を通して折りたたみ間隙（１８、１８′）内に
   紙ウェブ（１４）を挿入させるような搬送作用だけを行
   うことを特徴とする紙ウェブ用ジグザグ折りたたみ装置
   。