JPH0226166Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0226166Y2 JPH0226166Y2 JP13820484U JP13820484U JPH0226166Y2 JP H0226166 Y2 JPH0226166 Y2 JP H0226166Y2 JP 13820484 U JP13820484 U JP 13820484U JP 13820484 U JP13820484 U JP 13820484U JP H0226166 Y2 JPH0226166 Y2 JP H0226166Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- circuit
- series regulator
- regulator
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 2
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Dc-Dc Converters (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
この考案は出力側にシリーズレギユレータ回路
を備えたスイツチングレギユレータに関する。 [従来技術とその問題点] トランジスタのスイツチング動作により、トラ
ンスの一次巻線に断続した電流を流しトランスの
2次側で整流して所定の直流電圧を得るスイツチ
ングレギユレータとこのスイツチングレギユレー
タにトランジスタから成るシリーズレギユレータ
を付加した回路とを比較したのが次の表で、それ
ぞれ一長一短がある。
を備えたスイツチングレギユレータに関する。 [従来技術とその問題点] トランジスタのスイツチング動作により、トラ
ンスの一次巻線に断続した電流を流しトランスの
2次側で整流して所定の直流電圧を得るスイツチ
ングレギユレータとこのスイツチングレギユレー
タにトランジスタから成るシリーズレギユレータ
を付加した回路とを比較したのが次の表で、それ
ぞれ一長一短がある。
【表】
そこで、それぞれの長所を採用するため、第4
図で示すようにこのシリーズレギユレータをスイ
ツチングレギユレータの出力側に接続した回路が
実用化されている。以下この回路について説明す
る。 制御手段としての制御回路1′の出力端子にス
イツチングトランジスタ2のベースが接続され、
電圧E1の直流電源3とトランス4の一次巻線5
の間に前記のスイツチングトランジスタ2のコレ
クタ・ベース間が直列接続されている。 トランス4の2次巻線6には整流器7と平滑コ
ンデンサ8からなる整流回路が接続され、この整
流回路の出力端子はトランジスタ13を定電圧ダ
イオード14によりベース接地されたシリーズレ
ギユレータ9の入力端子に接続されると共に制御
回路1′の帰還用入力端子に接続される。 以上のように構成された回路の動作と特性につ
いて説明する。 制御回路1′の信号によりスイツチングトラン
ジスタ2はオン・オフを繰り返し直流電源3によ
りトランス4の一次巻線5に断続した電流が流れ
る。そしてトランス4の2次巻線6に接続された
整流回路により得られた直流電圧E2はシリーズ
レギユレータ9に入力されると共に制御回路1′
に電圧帰還され、この直流電圧E2を定電圧制御
する。そして、シリーズレギユレータ9の出力側
には所定の安定した出力電圧E0が出力される。 この従来例においては、シリーズレギユレータ
9での損失を少なくするために、シリーズレギユ
レータ9の入力電圧と出力電圧との差(E2−E0)
の値を出来るだけ小さくする必要がある。 しかし、第4図に示した従来例においてはシリ
ーズレギユレータ9の出力電圧E0とは無関係に
シリーズレギユレータ9の入力電圧E2が一定と
なるように、スイツチングトランジスタ2を制御
しているため、シリーズレギユレータ9の出力電
圧E0が最大値となる場合を想定してシリーズレ
ギユレータ9の入力電圧E2を設定しておく必要
がある。 したがつてこの回路では、シリーズレギユレー
タ9の出力電圧E0を小さく設定した時、シリー
ズレギユレータ9の入出力電圧差(E2−E0)が
大きくなり、シリーズレギユレータ9での損失が
増大してスイツチングレギユレータの効率が悪い
という欠点があつた。 [考案の目的] この考案は上述の問題点に鑑みてなされたもの
であり、簡単な回路構成により、シリーズレギユ
レータでの損失を最小にして効率の良いスイツチ
ングレギユレータを提供することを目的とする。 [考案の構成] この考案のスイツチングレギユレータはトラン
スの一次巻線に断続した電流を流すスイツチ手段
と、このトランスの二次側に接続された整流回路
と、この整流回路の出力側に接続された定電圧回
路と、この定電圧回路の入力電圧と出力電圧との
差を帰還信号としてその入力側に帰還させ、この
定電圧回路の入力電圧と出力電圧との差が最小と
なるように上記スイツチ手段の断続を制御する制
御手段とを備えたことを特徴とする。 [実施例] 以下に、この考案の1実施例を第1図により説
明する。なお、第4図と同じ部分には同じ符号を
付してその部分の説明を省略する。 シリーズレギユレータ9の入力端子と出力端子
からそれぞれ制御回路1の電圧帰還用入力端子に
接続され、帰還用電圧としてシリーズレギユレー
タ9の入力電圧と出力電圧との電圧差Efを用い
る。 そして制御回路1は、設定した出力電圧E0に
対し、シリーズレギユレータ9の入力電圧E2と
出力電圧E0との電圧差Efが最小となるようにス
イツチングトランジスタ2のオン・オフ時間即ち
通流率を制御してシリーズレギユレータ9の入力
電圧E2を制御する。 このため、このスイツチングレギユレータは、
シリーズレギユレータ9内での損失は最小となる
ため高効率である。 又定電圧回路を成すシリーズレギユレータ9は
定電圧ダイオード14の降伏電圧に対応してトラ
ンジスタ13の導通度を制御するので、このスイ
ツチングレギユレータ出力電圧E0の定電圧化が
行なわれる。 第2図はこの考案の他の実施例を示す。以下、
この第2図について説明する。 トランス4の2次巻線6に別のタツプ6aを設
け、このタツプ6aに整流器7′と平滑コンデン
サ8′とから成る整流回路が接続され、この整流
回路の出力端子は抵抗12を介して第1図の実施
例で示したシリーズレギユレータ9のトランジス
タ13のベースに接続される。 そして、整流器7′のカソードの端子とシリー
ズレギユレータ9′の出力端子はそれぞれ制御回
路1の帰還入力端子に接続される。 第3図は、第2図における部分回路図である。
この実施例において、帰還電圧Efは整流器7′の
出力電圧E2とシリーズレギユレータ9′の出力電
圧E0との電圧差になつている。この場合、電圧
差Efはシリーズレギユレータ9′の入力電圧E1と
出力電圧E0との電圧差に比例することを説明す
る。 Ef=E2−E0 …(1) タツプ6a,6b間のコイル巻数をn2又は6
b,6c間のコイル巻取をn1とすると E2=(n1+n2)/n1・E1 …(2) (1)(2)式より Ef=(n1+n2)/n1・E1−E0 =(n1+n2)/n1・(E1−E0)+ ((n1+n2)/n1−1)E0 (n1+n2)/n1と((n1+n2)/n1−1)E0は
定数(K1,K2とする)とみなせるため Ef=K1(E1−E0)+K2 となり電圧差Efの値はシリーズレギユレータ9
の入力電圧E1と出力電圧E0との差に比例する。 [考案の効果] 上述のごとく、この考案のスイツチングレギユ
レータは、シリーズレギユレータの入力電圧と出
力電圧との電圧差を制御回路の電圧帰還として用
い、設定出力電圧値に対しシリーズレギユレータ
の入力電圧とこの設定出力電圧との電圧差が最小
となるようにしたのでシリーズレギユレータ回路
での損失は、設定出力電圧値に関係なく常に一定
でかつ最小であるため、このスイツチングレギユ
レータの効率を高くすることができる。
図で示すようにこのシリーズレギユレータをスイ
ツチングレギユレータの出力側に接続した回路が
実用化されている。以下この回路について説明す
る。 制御手段としての制御回路1′の出力端子にス
イツチングトランジスタ2のベースが接続され、
電圧E1の直流電源3とトランス4の一次巻線5
の間に前記のスイツチングトランジスタ2のコレ
クタ・ベース間が直列接続されている。 トランス4の2次巻線6には整流器7と平滑コ
ンデンサ8からなる整流回路が接続され、この整
流回路の出力端子はトランジスタ13を定電圧ダ
イオード14によりベース接地されたシリーズレ
ギユレータ9の入力端子に接続されると共に制御
回路1′の帰還用入力端子に接続される。 以上のように構成された回路の動作と特性につ
いて説明する。 制御回路1′の信号によりスイツチングトラン
ジスタ2はオン・オフを繰り返し直流電源3によ
りトランス4の一次巻線5に断続した電流が流れ
る。そしてトランス4の2次巻線6に接続された
整流回路により得られた直流電圧E2はシリーズ
レギユレータ9に入力されると共に制御回路1′
に電圧帰還され、この直流電圧E2を定電圧制御
する。そして、シリーズレギユレータ9の出力側
には所定の安定した出力電圧E0が出力される。 この従来例においては、シリーズレギユレータ
9での損失を少なくするために、シリーズレギユ
レータ9の入力電圧と出力電圧との差(E2−E0)
の値を出来るだけ小さくする必要がある。 しかし、第4図に示した従来例においてはシリ
ーズレギユレータ9の出力電圧E0とは無関係に
シリーズレギユレータ9の入力電圧E2が一定と
なるように、スイツチングトランジスタ2を制御
しているため、シリーズレギユレータ9の出力電
圧E0が最大値となる場合を想定してシリーズレ
ギユレータ9の入力電圧E2を設定しておく必要
がある。 したがつてこの回路では、シリーズレギユレー
タ9の出力電圧E0を小さく設定した時、シリー
ズレギユレータ9の入出力電圧差(E2−E0)が
大きくなり、シリーズレギユレータ9での損失が
増大してスイツチングレギユレータの効率が悪い
という欠点があつた。 [考案の目的] この考案は上述の問題点に鑑みてなされたもの
であり、簡単な回路構成により、シリーズレギユ
レータでの損失を最小にして効率の良いスイツチ
ングレギユレータを提供することを目的とする。 [考案の構成] この考案のスイツチングレギユレータはトラン
スの一次巻線に断続した電流を流すスイツチ手段
と、このトランスの二次側に接続された整流回路
と、この整流回路の出力側に接続された定電圧回
路と、この定電圧回路の入力電圧と出力電圧との
差を帰還信号としてその入力側に帰還させ、この
定電圧回路の入力電圧と出力電圧との差が最小と
なるように上記スイツチ手段の断続を制御する制
御手段とを備えたことを特徴とする。 [実施例] 以下に、この考案の1実施例を第1図により説
明する。なお、第4図と同じ部分には同じ符号を
付してその部分の説明を省略する。 シリーズレギユレータ9の入力端子と出力端子
からそれぞれ制御回路1の電圧帰還用入力端子に
接続され、帰還用電圧としてシリーズレギユレー
タ9の入力電圧と出力電圧との電圧差Efを用い
る。 そして制御回路1は、設定した出力電圧E0に
対し、シリーズレギユレータ9の入力電圧E2と
出力電圧E0との電圧差Efが最小となるようにス
イツチングトランジスタ2のオン・オフ時間即ち
通流率を制御してシリーズレギユレータ9の入力
電圧E2を制御する。 このため、このスイツチングレギユレータは、
シリーズレギユレータ9内での損失は最小となる
ため高効率である。 又定電圧回路を成すシリーズレギユレータ9は
定電圧ダイオード14の降伏電圧に対応してトラ
ンジスタ13の導通度を制御するので、このスイ
ツチングレギユレータ出力電圧E0の定電圧化が
行なわれる。 第2図はこの考案の他の実施例を示す。以下、
この第2図について説明する。 トランス4の2次巻線6に別のタツプ6aを設
け、このタツプ6aに整流器7′と平滑コンデン
サ8′とから成る整流回路が接続され、この整流
回路の出力端子は抵抗12を介して第1図の実施
例で示したシリーズレギユレータ9のトランジス
タ13のベースに接続される。 そして、整流器7′のカソードの端子とシリー
ズレギユレータ9′の出力端子はそれぞれ制御回
路1の帰還入力端子に接続される。 第3図は、第2図における部分回路図である。
この実施例において、帰還電圧Efは整流器7′の
出力電圧E2とシリーズレギユレータ9′の出力電
圧E0との電圧差になつている。この場合、電圧
差Efはシリーズレギユレータ9′の入力電圧E1と
出力電圧E0との電圧差に比例することを説明す
る。 Ef=E2−E0 …(1) タツプ6a,6b間のコイル巻数をn2又は6
b,6c間のコイル巻取をn1とすると E2=(n1+n2)/n1・E1 …(2) (1)(2)式より Ef=(n1+n2)/n1・E1−E0 =(n1+n2)/n1・(E1−E0)+ ((n1+n2)/n1−1)E0 (n1+n2)/n1と((n1+n2)/n1−1)E0は
定数(K1,K2とする)とみなせるため Ef=K1(E1−E0)+K2 となり電圧差Efの値はシリーズレギユレータ9
の入力電圧E1と出力電圧E0との差に比例する。 [考案の効果] 上述のごとく、この考案のスイツチングレギユ
レータは、シリーズレギユレータの入力電圧と出
力電圧との電圧差を制御回路の電圧帰還として用
い、設定出力電圧値に対しシリーズレギユレータ
の入力電圧とこの設定出力電圧との電圧差が最小
となるようにしたのでシリーズレギユレータ回路
での損失は、設定出力電圧値に関係なく常に一定
でかつ最小であるため、このスイツチングレギユ
レータの効率を高くすることができる。
第1図はこの考案の1実施例を示す回路図、第
2図はこの考案の他の実施例を示す回路図、第3
図は第2図の要部を示す回路図、第4図は従来例
を示す回路図である。 1,1′……制御回路、2……スイツチングト
ランジスタ、4……トランス、9……シリーズレ
ギユレータ、13……トランジスタ、14……定
電圧ダイオード。
2図はこの考案の他の実施例を示す回路図、第3
図は第2図の要部を示す回路図、第4図は従来例
を示す回路図である。 1,1′……制御回路、2……スイツチングト
ランジスタ、4……トランス、9……シリーズレ
ギユレータ、13……トランジスタ、14……定
電圧ダイオード。
Claims (1)
- トランスの一次巻線に断続した電流を流すスイ
ツチ手段と、このトランスの二次側に接続された
整流回路と、この整流回路の出力側に接続された
定電圧回路と、この定電圧回路の入力電圧と出力
電圧との差を帰還信号としてその入力側に帰還さ
せ、この定電圧回路の入力電圧と出力電圧との差
が最小となるように上記スイツチ手段の断続を制
御する制御手段とを備えたことを特徴とするスイ
ツチングレギユレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13820484U JPH0226166Y2 (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13820484U JPH0226166Y2 (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6155488U JPS6155488U (ja) | 1986-04-14 |
JPH0226166Y2 true JPH0226166Y2 (ja) | 1990-07-17 |
Family
ID=30696597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13820484U Expired JPH0226166Y2 (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0226166Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0624439B2 (ja) * | 1984-10-04 | 1994-03-30 | 株式会社日立製作所 | スイツチングレギユレ−タ |
-
1984
- 1984-09-12 JP JP13820484U patent/JPH0226166Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6155488U (ja) | 1986-04-14 |
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