JPH02259727A - 液晶表示素子におけるパターン形成法 - Google Patents

液晶表示素子におけるパターン形成法

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JPH02259727A
JPH02259727A JP7847689A JP7847689A JPH02259727A JP H02259727 A JPH02259727 A JP H02259727A JP 7847689 A JP7847689 A JP 7847689A JP 7847689 A JP7847689 A JP 7847689A JP H02259727 A JPH02259727 A JP H02259727A
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JP
Japan
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liquid crystal
polyester film
substrates
patterning
ito
Prior art date
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Pending
Application number
JP7847689A
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English (en)
Inventor
Yuzuru Kudo
譲 工藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液晶表示素子の基板として用いられるプラス
チックフィルムに形成されるITOからなる透明電極層
に対してパターンを形成するに好〔従来の技術〕 近年、液晶表示素子として軽量化、フレキシビリティへ
の要求が高まり、そのため液晶表示素子の基板はガラス
からポリエステルフィルムのようなプラスチックフィル
ムを使用し、いわゆるPF−L CDが採用されている
従来、厚さ100μmのポリエステルフィルムにITO
(酸化インシュ・−ム)からなる透明電極層が蒸着又は
スパッタにより0.03−μmの厚さに積層され、この
上に配向剤が0.08μmの厚さ塗布され、この−組の
液晶表示板の対向位置に、厚さ7〜8μmの液晶層を挟
着して液晶表示素子が構成される。
この場合、ポリエステルフィルム上の形成されたITO
層をバターニングする手段として、波長11064nの
YAGレーザを照射することが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
波長11064nのYAGレーザを用いて、前述したポ
リエステルフィルム上の170層を照射すると、第5図
に示すように、熱切断部はITO層3からポリエステル
フィルムlの所定の深さまでおよび、照射された部分の
周囲に盛り上り部18を生じる。この盛り上り部18の
高さはその後に塗布される配向剤の厚さよりも大きくな
ると、配向剤を突き破った状態となり、これは液晶の配
向不良の原因となる。
本発明は、ポリエステルフィルム上に形成したITOJ
iのパターニングを行なうに際して、YAGレーザを用
いた場合、基板のポリエステルフィルムに損傷を与えず
、170層に対してシャープな分割除去を可能とする方
法を提供することを目的とする。
形成し、該透明電極層上に配向剤を設け、該ポリマーフ
ィルム間にギャップ剤を介して液晶を封入してなる液晶
表示素子において、ポリエステルフィルム上に形成され
た透明電極層のパターン形成を、YAGレーザの第2高
調波である波長532nI11のレーザ光により繰返し
周波数を5KHz以下として行なうことを特徴とするも
のである。
〔作 用〕 本発明の構成により、ポリエステルフィルム上のITO
からなる透明電極層にYAGレーザを照射して所定のパ
ターニングを行なった場合、ポリエステルフィルムに対
する損傷や、照射部周囲にポリエステルフィルム側から
の盛り上りの大きさを極力小さ(抑えることができ、し
かもパターニング跡のライン幅をきれいに揃えることが
できる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、前記目的を達成するために、ポリエステルフ
ィルム上にITOからなる透明電極層を〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明が適用される液晶表示素子(PF−L
CD)の断面図を示している。
液晶表示素子Aはポリエステルフィルムを用いたプラス
チック材料の上下基板1,2より構成され、厚さ100
μmの上下基板1,2の対向面には夫々r′roからな
る透明電極層3が0.03μmの厚さだけ蒸着又はスパ
ッタにより積層され、その上に配向剤4が塗布手段によ
り0.08μmの厚さ塗布される。
このような処理を施された上下基板1,2の間にギヤ・
ンプ剤5を介在させ、上下基板1,2の端縁に沿った形
成したシール剤7により貼り合せ、且つ上下基板1,2
の間に液晶6を注入封止し、更に上下基板1,2の表面
に偏光板8,8を設けることにより、液晶表示素子Aが
構成される。
本発明では、液晶表示素子Aにおけるポリエステルフィ
ルムからなる上下基板1,2に形成したITOからなる
透明電極N3に対するパターニングを行なうに際し、Y
AGレーザの波長を基本波の11064nの半分の53
2層mとすることにより、ポリエステルフィルムに損傷
を与えることなく、170層の選択的な除去が行えるこ
とを見い出し7た。
YAGレーザの波長を第2高調波である532n…の可
視光とするには、第2図に示されるように、YAGレー
ザ装置の発振器内、すなわち、後部反射ミラー9、YA
Gロッド10、一部透過ミラー12内に非線形光学素子
(KTiPO,、BaB2O4等)を設置することによ
り可能である。13はベントミラー、14はスリット、
15は結像用レンズ、16は被照射物である。
この170層を形成したポリエステルフィルムにおいて
、ITOとポリエステルフィルムの夫々が波長の変化に
対して吸収率の変化することを実験により確認した。す
なわち、第3図のグラフに示されるように、800r+
m以上の波長に対して、ITOとポリエステルフィルム
との間に吸収率の相違は殆んど見られないが、1100
nより短い波長域において、徐々に両者の吸収率に差が
見られる。特に、YAGレーザの第2高調波である53
2nm近傍では、ポリエステルフィルムの吸収率は小さ
いままであるが、ITOの吸収率は8%近く高くなって
いる。
本発明は、このYAGレーザの波長とポリエステルフィ
ルム、ITOの吸収率の相違に着目し、下記の実験例に
より、YAGレーザの第2高調波がポリエステルフィル
ム上の170層のバターニングに好適であるという評価
結果を得ることができた。
具体的に、YAGレーザの基本波と第2高調波とを用い
て、ポリエステルフィルム上のITO層のバターニング
を3つの実験例で行った結果を表1として示す。この表
1において、繰返し周波数とは、CW(連続発振)レー
ザにQスイッチをかけたときのパルスの繰返し数である
。このときの170層の厚さは0.03μm1ポリエス
テルフイルムの厚さは1100p、照射するビームのス
ポットサイズは50μm×50μmの方形である。
なお、LO64nmの波長では、平均出力を1.3Wよ
り小さくすると、吸収が殆んどなく、ポリエステルフィ
ルム上の170層のバターニングはできない。
この表1から理解できるように、実験例1.2の波長1
1064nでは、第5図に示すポリエステルフィルム1
の盛り上りが0.36μm、0.16μmとなり、配向
剤の塗布の厚さよりも盛り上り量が大きく、評価結果は
不良である。
実験例3の波長532nm(第2高調波)でバターニン
グを行なうと、照射部周囲のポリエステルフィルムの盛
り上りを極力小さく抑えることができる。また、第2高
調波は基本波に比べてITOに対する吸収が大きいため
、少ないエネルギーで効率の良いバターニングを可能と
する。
次に、Qスイッチの繰返し周波数の相違によるバターニ
ング跡のライン形状を第4図(イ)(ロ)に示している
。この場合の実験は、YAGレーザの波長1064r+
m、平均出力3.5Wのもとに、繰返し周波数を第4図
(イ)の場合は10KHzとし、第4図(ロ)の場合は
5KHzとして行なった。
第4図(イ)、(ロ)を比較すると、繰返し周波数10
KHzによるバターニング跡の周辺部は、繰返し周波数
5KHzのものに比して可成り荒れている。
これは、YAGレーザのライフタイムが約200μ秒で
あることに基因するものと考えられる。
繰返し周波数が5KHzよりも大きくなると、電子が充
分に励起されないうちに放出されるために、パルスのピ
ーク出力が段々に小さ(なり、それに伴いビームの横モ
ード分布の山も小ざくなる。この結果、繰返し周波数が
10KHzの第4図(イ)の場合において、スリット像
の端部でエネルギーが不足するため、シャープなスリッ
ト像が得られなくなり、バターニング溝部3A、は波を
打ったような弯曲状に形成され、バターニング跡がばら
つき、ライン幅が荒れる状態を呈する。これに対して、
繰返し周波数5 K Hzの第4図(ロ)の場合、パタ
ーニング溝部3Azの跡のライン幅がきれいに揃えられ
、より微細なバターニングを可能とする。
このような繰返し周波数の相違によるバターニング跡の
仕上りの良悪は、YAGレーザの第2高調波についても
同様であり、繰返し周波数を5KHz以下と設定するこ
とにより、バターニング跡のライン幅を揃えることがで
きる。
〔効 果〕
本発明の構成により、YAGレーザを用いて液晶表示板
におけるポリエステルフィルム基板上の170層を、ポ
リエステルフィルムを損傷させず、且つ従来の如き大き
な盛り上り部を形成することなく、バターニングするこ
とができ、繰返し周波数を所定値以下に設定することに
より、レーザ発振の際に充分励起されたエネルギーによ
り、パターニング跡のライン幅をきれいに揃えることが
でき、より微細なパターニングを可能とする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用されるポリエステルフィルムを基
板とする液晶表示素子の断面図、第2図はYAGレーザ
の第2高調波発生装置の概略構成図、 第3図はポリエステルフィルムとITOに関する波長と
吸収率の関連を示すグラフ、 第4図(イ)(ロ)は繰返し周波数を変えた場合のパタ
ーニング跡のライン形状(拡大写真100倍)を示す上
面図、 第5図は従来のYAGレーザにより照射された部分の断
面図である。 ■、2・・・ポリエステルフィルム、3・・・ITOか
らなる透明電極層、3A+  、3Az・・・パターニ
ング溝部、4・・・配向剤、6・・・液晶、7・・・シ
ール剤。 第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  ポリエステルフィルム上にITOからなる透明電極層
    を形成し、該透明電極層上に配向剤を設け、該ポリマー
    フィルム間にギャップ剤を介して液晶を封入してなる液
    晶表示素子において、ポリエステルフィルム上に形成さ
    れた透明電極層のパターン形成を、YAGレーザの第2
    高調波である波長532nmのレーザ光により繰返し周
    波数を5KHz以下として行なうことを特徴とする液晶
    表示素子におけるパターン形成法。
JP7847689A 1989-03-31 1989-03-31 液晶表示素子におけるパターン形成法 Pending JPH02259727A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2690597A1 (fr) * 1992-04-27 1993-10-29 Futaba Denshi Kogyo Kk Procédé de fabrication d'une plaque de câblage à film conducteur transparent.
WO1997027727A1 (de) * 1996-01-26 1997-07-31 Emi-Tec Elektronische Materialien Gmbh Verfahren zur herstellung einer leiterstruktur
US6031201A (en) * 1993-06-04 2000-02-29 Seiko Epson Corporation Laser machining apparatus with rotatable phase grating
JP2001202826A (ja) * 2000-01-21 2001-07-27 Gunze Ltd 透明導電性フィルム

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