JPH02259106A - 導電性複合繊維 - Google Patents

導電性複合繊維

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JPH02259106A
JPH02259106A JP7487989A JP7487989A JPH02259106A JP H02259106 A JPH02259106 A JP H02259106A JP 7487989 A JP7487989 A JP 7487989A JP 7487989 A JP7487989 A JP 7487989A JP H02259106 A JPH02259106 A JP H02259106A
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JP
Japan
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conductive
fiber
thermoplastic polymer
alumina particles
fibers
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Application number
JP7487989A
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English (en)
Inventor
Masahiro Oshida
押田 正博
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は導電性繊維、特に導電性物質として特定の導電
性アルミナ粒子を含有する導電性複合繊維に関する。
〈従来技術〉 合成繊維、たとえばポリエステル系繊維、ポリアミド系
繊維等は導電性が低いため、摩擦により]− 静電気が発生し、塵埃の付着、放電に伴う各種の障害が
発生する。
かかる問題を解決するなめ繊維製品に、金属繊維、金属
メツキを施した繊維、導電性物質を配合したポリマード
ープを塗布した繊維、カーボンブラックを配合した繊維
等の導電性繊維を混合しなものが知られている。しかし
ながらこれらの導電性繊維はいずれも欠点があり満足で
きるものではなかった。たとえば、金属繊維は使用時ま
たは加工時の屈曲により導電性能が低下すること、他繊
維との混合、交編、交織が容易でないこと、金属特有の
色調を呈すること等の欠点がある。金属メツキを施した
繊維は、メツキ処理上繊維表面の平滑性が要求され適用
できる繊維が制限されるうえ、製造コストが高くなるこ
と、使用時または加工時にメツキ層が剥離しやすく耐久
性が低いこと、金属色を呈すること等の欠点がある。導
電性物質を配合したポリマードープを塗布しfs@維も
、製造コスト、剥離等について金属メツキ繊維と同様の
欠点がある。さらに、カーボンブラック含有繊維は黒色
を呈するため外観が損なわれ、その使用分野が制限され
るという欠点を有している。
一方、このようなカーボンブラック含有繊維の欠点を改
良すべく白色の導電性物質を含有させた繊維の研究もな
されており、なかでも白色または無色の無機粒子の表面
に酸化錫を主成分とする導電性皮膜を付与せしめた粒子
は白変が高く導電性も優れている点で注目されている。
しかしながら、かかる白色導電性物質は、重合体との溶
融ブレンドの際に褐色に着色するとともに導電性能が大
幅に劣化するという問題があった。
本発明者らは、かかる問題の原因の究明および防止対策
について鋭意検討した結果、アルミナ中に含まれる不純
物金属と、酸化錫の導電性を向上させるために酸化錫に
ドーピングされているアンチモン金属とが、重合体との
溶融混練時に反応を起すことにより着色と導電性の劣化
が生じることをつきとめ、これを防止するなめには、ア
ルミナ粒子中の不純物金属の量を極力少なくすることが
有効であることを見出し、本発明に到達したものである
〈発明の構成〉 すなわち、本発明は、繊維形成性熱可塑性重合体(A)
および導電性物質と熱可塑性重合体との混合物(B)と
から形成される導電性複合繊維において、導電性物質が
平均粒径0.1〜1.0μ、純度’J9.99%以上の
高純度アルミナ粒子の表面に酸化錫を主成分とする導電
性皮膜を形成せしめた粒子であることを特徴とする導電
性複合繊維である。
本発明の導電性複合繊維の一部を構成する(Al成分と
なる重合体は溶融紡糸可能な繊維形成性重合体であれば
よい。かかる重合体の具体例としては、ポリエチレンテ
レフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエ
ステル、ナイロン6やナイロン6.6等のポリアミド、
ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィンなど
があげられる。またはこれらを主成分とする共重合体も
しくは混合重合体をあげることができる。また、かかる
(Al成分を構成する重合体には、必要に応じて任意の
添加剤、たとえば艷消剤、着色剤、酸化安定剤、染色性
向上剤等を含有させてもよい。
次に、本発明の導電性複合繊維の導電部を構成する(B
)成分は、゛酸化錫を主成分とする導電性皮膜を有する
アルミナ粒子と熱可塑性重合体とからなる。
ここで使用される熱可塑性重合体としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリブタジェン、
ポリイソプレン、ナイロン6、ナイロン6.6、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等
を主たる対象とするが、これらの一部を共重合体で置き
換えたものでもよく、また熱可塑性重合体であれば目的
に応じ上記以外の重合体を使用してもよく、さらに必要
に応してそれらの2種以上を混合したものであってもよ
い。
酸化錫を主成分とする導電性皮膜を有するアルミナ粒子
は、平均粒径が0.1〜1.0μで、純度が99、99
%以上の高純度アルミナを使ったものであることか必要
である。アルミナの純度が99.99%未満の場合は、
該導電性粒子を重合体中に溶融混練する時に、アルミナ
中の不純物金属とコーティングされている導電性酸化錫
中のアンチモン金属とが反応することにより、粒子が濃
褐色に着色し、導電性能も大幅に劣化する。
又、導電性粒子を重合体中にブレンドして導電性を付与
する場合、マトリックス中で粒子が効率よく連続するた
めには粒子の大きさはある程度小さいことが必要である
。しかしあまり小さくなり過ぎると凝集が強くなるなめ
逆に粒子の連続性は悪くなる。従って粒子は、平均粒径
が0.1〜1.0μのアルミナ粒子の表面に酸化錫を主
成分とした導電性皮膜を有する粒子であることが必要で
ある。
上記(B)成分中の重合体と、上記導電性アルミナ粒子
とを混合するには、良好に分散混合できるものであれば
任意の方法が採用される。
導電性アルミナ粒子の混合量は、導電性能と成型性との
かねあいから、(B)成分の重合体の重量の1.θ〜3
.4倍が好ましい。又(B)成分中には必要に応じて任
意の添加剤、たとえばカップリング剤、艷消剤、着色剤
、酸化安定剤等を含有させることができる。
上記(A)成分と(B)成分とによって構成される複合
繊維の形状は、サイド・パイ・サイド型、芯鞘型のいず
れでもよく、また導電性成分である(B)成分の断面形
状は任意の形をとることができ、その数も1以上の任意
の数をとることができる。
繊維横断面における(A)成分と(B)成分との割合は
、きわめて広い範囲にすることができるが、(B)成分
の割合があまりに大きくなると得られる導電性繊維の強
度が低下するようになるので、繊維横断面における(B
)成分の占める割合は50%以下が好ましい。また、こ
の(B)成分の下限は、(B)成分が繊維軸方向に沿っ
て連続しさえすればよく、通常繊維横断面積の1−%以
上、特に3%以上にするのか好ましい。
かかる導電性複合繊維を製造するには格別の方法、条件
を採用する必要はない。二成分よりなる複合繊維を製造
する製糸方法および製糸条件から適当に選択することが
できる。
なお実施例において断面抵抗値または体積抵抗値の測定
は下記の方法で行った。
断面抵抗値(単位Ω/cm) 断面抵抗値とは、単繊維1cm長さあたりの電気抵抗値
である。測定は単繊維を1cmの長さに切り、ポリエチ
レンテレフタレートフィルム上に置き、両切断面(両端
)に導電塗料(ドータイト)を塗り、抵抗計にて測定す
る。第1図に測定状況を図示する。1はサンプル、2は
ポリエチレンテレフタレートフィルム、3はドータイト
、4は抵抗計。
体積抵抗値(単位Ω・Cm) 体積抵抗値とは、成る物質の断面積ICm2、長さ1c
mあたりの電気抵抗値である。測定は沃化鋼ブレンド組
成物を細い紐状(長さ1cm)に成形し、両断面にドー
タイトを塗り、抵抗計にて測定後、太さを測定して断面
積を計算し、補正する。第2図に測定状況を図示する。
体積抵抗値くΩ・cm) 抵抗値(Ω)×断面積(cn! ) / 1. cmな
お電気抵抗値の測定条件は温度20°C5湿度30%R
H1電圧はIKV直流電圧である。
実施例1〜3、比較例1〜3 ポリエチレン100重量部と、アルミナ粒子の表面にア
ンチモン金属をドーピングすることにより導電性能を向
上さぜな酸化第2錫をコーティングすることにより調製
した導電性アルミナ粒子250重量部とを混練機で充分
加熱混合して得られたブレンド組成物を芯部とし、酸化
チタン2.5重量部を含有するポリエチレンテレフタレ
ートを鞘部として、同心円の芯鞘型複合紡糸機を用いて
紡糸し、100°Cで4倍に延伸後、160°Cで熱固
定して複合繊維を得た。
この複合繊維の横断面における芯部、鞘部の面積比は1
:6であり、繊維構成は30デニール/3フイラメント
であった。
導電性アルミナ粒子の調製に用いたアルミナ粒子の純度
、平均粒径、導電性アルミナ粒子とポリエチレンとのブ
レンド組成物の体積電気抵抗値および得られた導電性複
合繊維の断面抵抗値を第1表に示す。
]−〇 第1表の結果から明らかなように、導電性アルミナ粒子
の調製に使用したアルミナ粒子の平均粒径が0,1〜1
.0μであり、その純度が99.99%以上である場合
(実施例1〜3)には、複合繊維の断面抵抗値は108
Ω/cm台と良好な導電性を示す。
一方、アルミナ粒子の平均粒径が0.1μ未満もしくは
1.0μをこえる場合(比較例1〜2)や、純度が99
.99%に満たない場合(比較例3〉は、本発明の範囲
内にある実施例1〜3に比較して導電性能が著しく劣る
ことがわかる。
(発明の効果〉 本発明の導電性複合繊維は、従来の導電性繊維の色調面
での欠点を解消したものである。すなわち導電性物質と
重合体との溶融ブレンド工程で着色することがないので
優れた白色の色調を有しており、常法により任官の色に
染色可能である。また導電性能の耐久性が高いので導電
性および美観の要求される一般衣料分野において実用性
の高い導電性複合繊維である。
] 2
【図面の簡単な説明】
第1図は断面抵抗値の測定装置概略図。1はサンプル、
2はポリエチレンテレフタレートフィルム、3はドータ
イト、4は抵抗計。 第2図は体積抵抗値の測定図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 繊維形成性熱可塑性重合体(A)および導電性物質と熱
    可塑性重合体との混合物(B)とから形成される導電性
    複合繊維において、導電性物質が平均粒径0.1〜1.
    0μ、純度99.99%以上の高純度アルミナ粒子の表
    面に酸化錫を主成分とする導電性皮膜を形成せしめた粒
    子であることを特徴とする導電性複合繊維。
JP7487989A 1989-03-29 1989-03-29 導電性複合繊維 Pending JPH02259106A (ja)

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