JPH0225890Y2 - - Google Patents

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JPH0225890Y2
JPH0225890Y2 JP17943087U JP17943087U JPH0225890Y2 JP H0225890 Y2 JPH0225890 Y2 JP H0225890Y2 JP 17943087 U JP17943087 U JP 17943087U JP 17943087 U JP17943087 U JP 17943087U JP H0225890 Y2 JPH0225890 Y2 JP H0225890Y2
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JP
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cam
lever handle
latch
ball
door
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JP17943087U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、レバーハンドルや握玉などの操作に
よつてラツチを後退作動させるようにした扉錠に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来の扉錠にあつては、レバーハンドルによつ
て操作される場合は、レバーハンドルの回動力が
大きい為、レバーハンドル専用の応力の高いバネ
を作用させたカムを設けた錠本体を用意する必要
があり、また一方弱い回動力の握玉で操作される
場合は、握玉専用の応力の低いバネを作用させた
カムを設けた錠本体を、各々別個に設けていた。
しかもそれぞれ独自に設計される為、錠本体の形
状やバツクセツトも異なるものであつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記従来の扉錠にあつては、2種類の
錠本体を製作する必要がある為、その製作コスト
は勿論の事、パツケージも各々異なる2種類のも
のを作成する必要があるなど、管理の点でも煩し
く、全体として非常にコストがアツプするという
欠点があつた。
しかも、一旦扉に取付けた後、例えば握玉をレ
バーハンドルに交換する為には錠本体をレバーハ
ンドル専用のものに取換える必要があり、その為
には扉の切欠穴を変更する必要があるなど、多大
の労力と費用を要するという欠点があつた。(逆
の場合も同様である。) 本考案は、上記従来の欠点を一挙に解消した扉
錠を提供することを目的としている。
〔問題点を解決する為の手段〕
上記の目的を達成する為の本考案による扉錠
は、高い応力のバネが作用されレバーハンドルに
よつて回動される第1カムと、低い応力のバネが
作用され握玉によつて回動される第2カムとをケ
ースに、各々前板からの水平方向の距離(バツク
セツト)が等しい位置であつて、且つケースの垂
直方向の中心位置から各々、上下方向に等しい距
離に、それぞれ独立して回動自在に枢支し、前記
第1カムおよび第2カムの回動によつてラツチを
後退作動させるように設けると共に、レバーハン
ドルの回動によつて第1カムを介してラツチを後
退作動させると共に、握玉の回動によつても第2
カムを介してラツチを後退作動させることができ
るようにした点に特徴がある。
〔作用〕
上記の特徴構成によれば、1個のケース内にレ
バーハンドル用の第1カムと、握玉用の第2カム
との2個のカムが各々独立して設けられ、レバー
ハンドルを使用する場合は第1カムにレバーハン
ドルを挿入して使用すれば良く、握玉を使用する
場合は握玉を第2カムに挿入して使用すれば良
い。即ち1個の錠本体で、レバーハンドルまたは
握玉を任意に使い分けることができる。
しかも、扉への切欠穴は同じものであつても、
レバーハンドルと握玉を任意に使用することがで
きる。更には、一旦扉に取付けた後であつても、
必要に応じて、扉の切欠穴を変更することなく簡
単にレバーハンドルを握玉に、あるいは握玉をレ
バーハンドルに交換して使用することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、第1図は扉錠の錠本体Lの内部構造を示す
もので、ケース1の略中央部にラツチ2が第1図
水平方向に摺動自在に且つ、前板1aに設けた孔
1bから出没自在に嵌装されている。2aはラツ
チ2に固設されたラツチ柄で、そのラツチ柄2a
はコ字状の操作杆20の両折曲片部に挿通され、
ラツチ柄2aの後端部に形成された大径部2bに
より、操作杆20はラツチ柄2aから離脱しない
ように一体的に保持されている。3は、上記操作
杆20の後端部とケースとの間に設けられたバネ
で、ラツチ2を常時その突出方向に付勢してい
る。
4はレバーハンドル用の第1カムで、ケース1
に回動自在に枢支されており、応力の高い捩りバ
ネ5がケース1との間に設けられており、第1カ
ム4を常時第1図反時計方向に付勢している。
尚、バネ5は、第1カム4の軸部4aに巻き付
けて設けてあり、一端をケース1に固設した柱1
cに掛け、他端を第1カム4の一部に掛けてあ
る。第1カム4は上記の通り常時反時計方向に付
勢されているが、一端部4bが前記の柱1cに当
接して、第1図の状態に保持されている。4cは
第1カム4に形成された操作部で、前記のラツチ
柄2aに連結された操作杆20に係合している。
9aはレバーハンドル9の操作軸で、第1カム
4の軸部4aの中央部に貫設された角孔に挿入さ
れており、レバーハンドル9を第1図時計回り方
向に回動することにより、応力の高いバネ5に抗
して第1カム4を時計方向に回動させる。
そして、第1カム4に設けた操作部4cによつ
て前記操作杆20を第1図右方向に後退作動させ
る。
即ちラツチ2を後退作動させる。
一方、6は握玉10によつて回動される第2カ
ムで、ケース1の前板1aから前記の第1カム4
の枢支位置までの水平方向の距離aと等しい位置
で更にはケース1の垂直方向の中心線lから前記
第1カム4までの距離bと等しい距離bの反対方
向に枢支されている。
7はケース1内に左右方向に摺動自在に設けら
れたテールピースで、該テールピース7に固設し
た柱7aと、ケース1に固設した柱1dとの間に
引張バネ8を張架してある。このバネ8の応力
は、前記第1カム4用のバネ5に比べて著しく低
く設けてある。
上記テールピース7の後端部に設けた折曲片7
b,7bは、前記第2カム6の操作部6b,6b
に当接し、バネ8による左方向への付勢力により
保持されている。
10aは握玉10の操作軸で、上記第2カム6
の軸部6aの中央部に貫設された角孔に挿通され
ている。
そして、握玉10の回動によつて第2カム6を
回動し、その操作部6bによつてテールピース7
をバネ8の引張力に抗して後退作動させる。
尚、上記テールピース7の下端部に一体突設さ
れた係合片7cが前記ラツチ2の操作杆20に設
けた係合孔20aに係合しており、テールピース
7の後退作動によつて操作杆20を後退作動させ
て、ラツチ2を後退作動させる。
上記の構成によれば、1個のケース1内に応力
の高いバネ5が作用された第1カムと、応力の低
いバネ8が作用された第2カムとを、各々独立し
て回動自在に設け、ラツチ2を作動させるハンド
ルとしてレバーハンドル9を使用する時は、上記
第1カム4にレバーハンドルの操作軸9aを挿通
して使用すれば良く(第2図b)、握玉10を使
用する場合は、上記の第2カム6に握玉10の操
作軸を挿通して使用すれば良い(第2図a)。即
ち、レバーハンドル用の錠本体と握玉用の錠本体
とを各々別に設ける必要が無く、1個の錠本体で
あつて、使用するハンドルはレバーハンドルある
いは握玉のどちらでも使用することができる。し
かも、使用中であつてもレバーハンドルと握玉と
を簡単に交換できる。
更には、第4図の如く第1カム4および第2カ
ム6とケースの前板1aからの水平方向の距離a
を等しく設け、また錠本体Lの垂直方向の中心線
lからの距離bをそれぞれ等しく設けることによ
つて、扉Dへの切欠寸法は同じであつても、レバ
ーハンドル9と握玉10とを任意に使用すること
ができる。即ち、扉Dへの切欠穴D′は第5図に
示されるようなものであつて第2図bの如くレバ
ーハンドル9を使用している場合に、レバーハン
ドル9を握玉10に変更するには、錠本体Lを扉
Dから取外して、第3図の如く上下逆向き(表裏
逆向き)にして取付け直すことによつて、扉Dの
切欠穴D′は何ら変更することなく、握玉10を
使用することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案による扉錠によれ
ば、ラツチ作動用のハンドルがレバーハンドルで
あつても握玉であつても、錠本体は一種類のもの
しか製作する必要がなく、製作費は勿論のこと、
管理の点でも非常に便利であり、全体として極め
て安価な扉錠を提供できる。
また一旦扉に取付けた後であつても、例えば現
在使用中の握玉をレバーハンドルに交換する場合
錠本体を取替えることを要しないことは勿論扉へ
の切欠穴も何ら変更することなく、簡単に変更で
きる。
更には、扉を生産する工場などにおいて、扉錠
取付け用の切欠穴を加工する場合、従来は予め使
用するハンドルの種類に応じて、それぞれ異なる
切欠穴を扉に加工する必要があつたが、本案では
扉への切欠穴は一種類で良く、加工やその管理が
簡単であるばかりでなく、建物に扉を取付ける場
合も何ら選り分けて取り付ける必要がない。しか
も扉を取付けた後からでも、扉錠に使用するハン
ドルを、レバーハンドルあるいは握玉のどちらか
を用途や好みに応じて決めることができて便利で
ある。
以上の如く本考案は実用上多大の効果を奏する
ものである。
尚、本案に於て第1カム4や第2カム6の構成
やラツチ2の作動形式などは図示の実施例に限定
されるものではなく任意である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の扉錠の錠本体Lの内部構造を
示す正面図である。第2図a,bおよび第3図は
使用状態を示す概略正面図である。第4図は錠本
体Lの概略正面図、第5図は扉Dへの切欠穴
D′を示すものである。 L……錠本体、1……ケース、2……ラツチ、
3,5,8……バネ、4……第1カム、6……第
2カム、7……テールピース、9……レバーハン
ドル、10……握玉、20……操作杆、D……
扉。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レバーハンドルの回動力に適した応力の高いバ
    ネを作用させた第1カムと、握玉の回動力に適し
    た応力の低いバネを作用させた第2カムとを、ケ
    ースに各々前板からの水平方向の距離が等しい位
    置であつて、且つケースの垂直方向の中心位置か
    ら各々上下方向に等しい距離に、それぞれ独立し
    て回動自在に枢支し、前記第1カムおよび第2カ
    ムの回動によつてラツチを後退作動させるように
    設けると共に、第1カムにはレバーハンドルの操
    作軸を挿通可能に設け、一方の第2カムには握玉
    の操作軸を挿通可能に設け、レバーハンドルの回
    動によつて第1カムを介してラツチを後退作動さ
    せると共に、握玉の回動によつても第2カムを介
    してラツチを後退作動させることができるように
    してなることを特徴とする扉錠。
JP17943087U 1987-11-24 1987-11-24 Expired JPH0225890Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17943087U JPH0225890Y2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24

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JP17943087U JPH0225890Y2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24

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Publication Number Publication Date
JPH0182260U JPH0182260U (ja) 1989-06-01
JPH0225890Y2 true JPH0225890Y2 (ja) 1990-07-16

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ID=31470984

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JP17943087U Expired JPH0225890Y2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24

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