JPH02258406A - 自動車用オートエアコンの始動制御装置 - Google Patents

自動車用オートエアコンの始動制御装置

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JPH02258406A
JPH02258406A JP8170089A JP8170089A JPH02258406A JP H02258406 A JPH02258406 A JP H02258406A JP 8170089 A JP8170089 A JP 8170089A JP 8170089 A JP8170089 A JP 8170089A JP H02258406 A JPH02258406 A JP H02258406A
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temperature
mode
control
control device
air
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JP8170089A
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Yasushi Takenaka
康 竹中
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Nissan Shatai Co Ltd
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Nissan Shatai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、吹出モードが自動制御される自動車用オート
エアコンの始動制御装置に関する。
従来の技術 従来の自動車用オートエアコンとしては、第4図に示し
た制御を実行するものが提案されている(特開昭60−
61327号公報参照)。すなわちこの制御においては
、空調装置本体の熱源となるエンジン冷却水の水温Tw
を読み込み、該水温Twか所定の下限値Two (例え
ば40°C)以上となったか否かを判別する。モしてT
w<Tw。
であって水温Twか40℃に到達していない状態ではプ
ロアモータの回転数を超低速回転LLOにするとともに
、吹出口をデフロスタモードDEFにする始動時制御を
実行する。これにより水温か」−Hするまでの間、デフ
ロスタモードによりフロントガラスの曇りなどを除去す
ることができ、又ブロアモータは超低速回転L L O
であるため、乗員の顔に低温の吹出風が吹き当たる不都
合はない。
次にエンジン冷却水の温度上昇によりTw>TWOとな
ると、前記デフロスタモードからヒートモードに切り換
えるとともに、ブロアモータは前記超低速回転LLOよ
り高回転の低速回転LOに切り換わる。したがって、こ
のとき既に熱源であるエンジン冷却水温は40℃以上で
あることから、イグニッションスイッチをオンにしだ後
直ちにヒートモードにした場合のように足元に冷たい空
気が吹き出されて乗員に不快感を与える不具合が解消さ
れる。そしてヒートモード時における足元吹出温度Td
+、が所定の基準値Tdt、oに到達すると、以降他の
温度に関連した物理的環境因子に基づて、車室内に最適
環境を形成する定常時制御が実行されるのである。
発明が解決しようとする課題 しかしながらこのような従来の制御にあっては、特性図
に示されるように水温Twが下限値Two(4o’c)
  に上昇到達したか否を判別して、デフロスタモード
DEFからヒートモードHEATへのモード切換を行う
よう制御している。このとき、外気温が極低温である場
合には、水温T5が下限値T woに上昇到達するまで
に長時間(外気温が〜30°Cのとき約8〜10分)を
要することから、乗員にあっては、この間車室内に最適
環境を形成すべく行われるヒートモードによる暖房快適
感を享受することができない。
一方、外気温が極低温である場合には、乗車直前に乗員
は極低温を体感していることから、例え充分高温に上昇
到達していない低温風であっても、該低温風により暖房
感を体感し得る。したがって、前記従来装置のように、
ヒートモードが開始されるまでに長時間を要すると、乗
員は前記低温風により暖房感を得られるのにもかかわら
ず、該暖房感を得ることが可能となるまでに長時間を要
し、極低温において迅速に快適性を得るこ七ができるも
のではなかった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたもの
であり、極低温である条件下において、迅速に暖房感に
よる快適性を得ることを可能にしたオートエアコンの始
動制御装置を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 前記課題を解決するために本発明にあっては、温度に関
連した物理的環境因子を検出し電気信号として出力する
検出手段と、車室内の温度を設定するため乗員の設定操
作に従って電気信号を送出する設定手段と、空調装置本
体に設けられた温度に関連した操作要素及び吹出モード
に関連した操作要素を駆動する駆動装置と、前記検出手
段及び前記設定手段の出力信号を基に、前記空調装置本
体の始動時に、所定の条件に応じて行われる始動時制御
及び、該始動時制御終了後開始される定常時制御の双方
に必要な演算を実行し、この演算結果に基づいて前記駆
動装置に指令信号を送出する演算制御装置とを具え、始
動時制御の終了後に定常時制御が開始されるオートエア
コンにおいて、前記検出手段は少なくとも外気温を検出
する外気温センサを有し、前記演算制御装置は外気温に
基づいて前記始動時制御における吹出モードの終期、具
体的にはには始動時制御におけるデフロスタモードの終
期を演算して可変制御するように構成されている。
作用 前記構成において、空調装置本体を始動させると、演算
制御装置は前記検出手段や設定手段の出力信号を基に始
動時の制御に必要な演算を実行し、この演算結果により
駆動装置が制御され、該駆動装置により操作要素が駆動
されることにより、予め設定されている始動時制御が行
われる。
そして、この始動時制御の実行中において演算装置は、
外気温センサにより検出された外気温に応じて始動時制
御におけるデフロスタモードを継続するか否かを判別す
る等の演算を実行し、この演算結果により始動時制御の
終期が決定される。
したがって、外気温が極低温の条件下で空調装置本体を
始動させた場合には、外気温に応じて始動時制御におけ
るデフロスタモードの終期を早めることができ、これに
よって、例えばデフロスタモードに続いて開始されるヒ
ートモードの開始時期や、該ヒートモードに続いて開始
される定常時制御の開始時期も早まる。
このとき、外気温が極低温である場合には、乗車直前に
乗員は極低温を体感していることに起因して、例え充分
高温に上昇到達していない低温風であっても、該低温風
により暖房感を体感し得ることから、ヒートモードや定
常時制御が早まることにより低温風が吹き出されても、
該低温風により暖房感を得ることが可能となる。
実施例 以下本発明の一実施例について図面に従って説明する。
すなわち第2図に示したように空調装置本体1は、各々
ケーシング2,3.4によって隔成されたプロアユニッ
ト5.クーリングユニット6、ヒータユニット7を順次
連結して構成されてイル。前記プロアユニット5には、
周壁に開設された外気導入口8と、相対向する内気導入
口9゜10とを開閉する一対のインテークドア11,1
2及び、ブロアモータ13を駆動源とするファン14が
設けられている。前記クーリングユニット6内には、蒸
気圧縮式冷凍サイクルのエバポレータ20が配設されて
おり、又ヒータユニッ)−7内には両側部に導入タンク
15aと導出タンク15とを有し、エンジン冷却水を熱
源とするヒータコア16が配設されている。
このヒータユニット7は所謂二層流式であって、ヒータ
コア16は前記ファン14によって給送される空気の通
流方向に沿って横置きに配設されているとともに、ヒー
タコア16の上流側通気面17を2分する上流エアガイ
ド18と、下流側通気面19を2分する下流エアガイド
21とが設けられている。前記上流側エアガイド18は
、ケーシング4の一側壁22に沿って上流方向に延出し
、上流側通気面17との間に第1導入路23を画成し、
又前記−側壁22との間に第2導入路24を画成してい
る。
前記導出タンク15aとケーシング4の他側壁25間に
は、第1バイパス路26が形成されており、前記導入タ
ンク15とケーシング4の後壁27間には、第2バイパ
ス路28が形成されている。
前記導出タンク15aに形成されたボス部29には、第
1導入路23を開閉する操作要素たる第1エアミツクス
ドア30が設けられており、第1バイパス路26の上流
端部には、前記第1エアミツクスドア30と共同して、
この第1バイパス通路26を開閉スるベントバイパスド
ア31が設けられ、さらに導入タンク15の端縁には、
第2バイパス通路28を開閉する操作手段たる第2エア
ミツクスドア32が設けられている。
前記下流エアガイド21の両側域には、第1エアミツク
スチヤンバ33と第2エアミツクスチヤンバ34とが設
けられている。前記第1エアミツクスチヤンバ33には
、フロントウィンドウを指向するデフロスト吹出口35
と、車室内に配設されたインストルメントパネルの中央
部に位置するセンタベンチレータ吹出口36及び両側に
位置するサイドベンチレータ吹出口37.37が連通さ
れており、該サイドベンチレータ吹出口37,37間に
は、配風制御ドア38が設けられている。
前記第1エアミツクスチヤンバ33の下流端部には、前
記各ベンチレータ吹出口36.3737を開閉するベン
チレータドア39及び、デフロスト吹出口35を開閉す
るデフロストドア4oが設けられている。一方策2エア
ミックスチャンバ34には、車室内の下部に設けられた
フート吹出口41が連通され、フート吹出口41には、
フートドア42が設けられているとともに、前記第1゜
第2エアミ、タスチャンバ33,34が連通ずる部位に
はバイパスドア43が設けられている。
他方第1図に示したように、演算制御装置46の入力ボ
ートには、設定手段たる室温設定器47が接続され、又
検出手段たる外気温センサ48゜日射センサ49.車室
内の温度を検出する室温センサの1つである上部室温セ
ンサ50.同じく室温センサの1つである下部室温セン
サ51.及び前記デフロスト、フート、センタベンチレ
ータ吹出口35.36.41に各々配設されたデフ吹出
温センサ70.ベント吹出温センサ71、フート吹出温
センサ72、さらにはエンジン冷却1を検出して水温メ
ータ73を作動させる水温センサ52がA/D変換器5
3を介して接続されている。
又この演算制御装置46には、室温設定器47から入力
される設定温度Ts、外気温センサ48か検出した外気
温Ta、日射センサ49が検出した日射12に基ついて
車室内の上部目標室温T s。
0と下部目標室温TsoLを各々演算する上部目標室温
演算回路55及び下部目標室温演算回路56か設けられ
、又前記上部目標室温T sou、上部室温センサ50
か検出した上部室温Tu、日射量Zに基ついて上部目標
吹出iWT d o u (各ベンチレータ吹出口36
.37の目標吹出温)を演算する上部目標吹出温演算回
路74が設けられているとともに、前記下部目標室温T
 SQL、下部室温センサ51か検出した下部室温T 
t、日射1zに基ついて下部目標吹出温T d OL 
(フート吹出口41の目標吹出温)を演算する下部目標
吹出温演算回路75が設けられている。
さらに、演算制御装置46には、前記上部目標室温T 
9011、下部目標室温T sot、、上部室温T u
、下部室温TL、上部目標吹出温T d o u、下部
目標吹出iFA T d o 1.、及びデフ吹出温セ
ンサ70が検出したデフ吹出1=Tc+d、ベント吹出
温センサ71か検出した上部吹出温Tdu、フート吹出
温センサ72が検出した下部吹出IFiAT d Lに
基づいて、プロアモータ13の印加電圧を演算する風量
演算回路76及び、これらの値及び前記水温センサ52
か検出した水温Twに基ついて始動時制御における吹出
モードと、定常時制御における吹出モードを演算する吹
出モード演算回路77が設けられている。
そして、前記風量演算回路76の出力部は、駆動回路6
5を介して前記ブロアモータ13に接続されており、又
前記吹出モード演算回路77の出力部は、駆動回路57
を介して、前記ベンチレータ、デフロスト、フート各ド
ア39,40,4.2に連係された駆動装置たるベンチ
レータドア用アクチュエータ59.デフロストドア用ア
クチュエータ60.  フートドア用アクチュエータ6
1及びベントバイパスドア31に連係されたベントバイ
パスドア用アクチュエータ62に接続されている。
次に以上の構成にかかる本実施例の作動について第3図
に示したフローチャートに従って説明する。なお、この
フローチャートにおいてTdhは、riir記各吹出温
T d d 、  T d u 、  T d Lの最
大値を意味している。
すなわち図外の空調スイッチを投入すると、空調偽作本
体lとともに演算制御装置46は起動し、温度に関連し
た物理的環境因子としての6値Ta、ZST、JSTL
や、池の値Td d、Td u、TdL。
Tw、Tsの各電気信号が読み込まれる(ステップ■)
。引き続き、これらの値に基づいて車室内を設定温度T
sとするに必要な上部目標室温T8゜4、と、下部目標
室温T SQL及び、該T souとT SQLを達成
するに必要な上部目標吹出1WTdou、下部目標吹出
温T d OLが演算され(ステ、ブ■)、さらに風量
つまりブロアモータ13への印加電圧か演算される(ス
テップ■)。
次ステツプ■では、Tυ−T soo+ 5 > O±
1が判別され、この判別がNoであって下部室温T。
か上部目標室温T souよりも5±1°C以上低い場
合には、車室内の上部が低温状態にあることから、当然
に車室内の下部も低温状態にあり、よって暖房を行うべ
く始動時制御を開始する必要性が判明する。
そこで始動時制御においては、先ずステップ■でTdh
−5/30Ta−a>O+1を判別しく定数aは例えば
21)、この判別がNoであれば、吹出温の最大値Td
hは未だ低温であって、かかる低温の吹出風が乗員に吹
き当たると、乗員において不快感が生ずることととなる
。したかって、暖房時にヒートモードを開始する前の吹
出モードであるデフロスタモードを形成するとともに、
ブロアモータ13の印加電圧を超低速回転となる4Vに
設定する(ステップ■)。
これによってデフロストドア40は開位置に駆動される
とともに、フートドア42、ベンチレータドア39、ベ
ントバイパスドア31は閉位置に駆動され、プロアファ
ン14は超低速回転する。
よって、冷気が乗員の顔に吹き当たるようなことはなく
、又吹出温の最大値T、−1hがある程度高〆晶に到達
するまでの間を有効利用してフロントカラスの曇りが除
去される。
そして、始動からの時間経過に伴って、熱源となるエン
ジン冷却水温が上昇し、前記最大値Tdhが増加するこ
とにより、ステップ■の判別がYESになると、ステッ
プ■に進みT d h −5/3CITa−b>O±1
が判別される(定Hbは例えば36)。この判別がNo
であれば、デフロスタモードから、始動時制御における
他の吹出モードであるヒートモードへ切換する制御が行
われ、フートドア42が開位置に駆動されるとともに、
ブロアモータ13の印加電圧を超低速回転である4Vか
ら低速回転である5、5■に変化させる制御が、これと
同期して行われる(ステップ■)。
このとき、フート吹出口41から給送される吹出風は、
前記ステップ■の条件を満足した温度であり、この吹出
風の温度はステップ■の演算式[Tdh−5/30Ta
−aJにおいて、−5/30T aが存在することによ
り理解し得るように、外気温Taか低いはと、演算式の
値は小さくなる。したがつて、外気温Taが低ければ低
いほどステップ■の判別がYESとなる吹出温の温度条
件も低くなり、デフロスタモードの終期、つまりヒート
モードの開始時期が早まり、比較的低温の吹出風がヒー
トモードの形成に伴って、乗員の足に吹き当たることな
る。
しかし、外気iTaが例えば−30°Cであるような極
低温の場合には、乗車直前に乗員は極低温を体感してい
ることから、ヒートモードの開始時期か早まることによ
って、エンジン冷却水を熱源とする吹出風が、充分高温
に上昇到達していない低温であっても、乗員は該低温の
吹出風によって、充分に暖房感を体感することかできる
。よって、ヒートモードの開始時期が早まること(こよ
り低温風が吹き出されても、不快感を生ずるようなこと
はなく、早期に暖房感を得ることか可能となる。
そして、ステップ■の判別がNOである間は、ヒートモ
ードが維持されるとともに、ステ、ブ■の判別がYES
になると、以上の始動時の制御は解除され、以降上部及
び下部目標室温T 50tl、  T s。、をより漸
近維持するために、定常時制御が開始される(ステップ
■)。
ここで、定常時制御とは、前記設定温度Tsに漸近推持
するに最適な吹出温度、吹出風量を設定し、各吹出口3
5.36.37.41をを選択的に開成する、前述した
ステップ■〜■及び後述するステップ■〜■の始動時制
御の終了を解除条件として開始される制御モードである
この定常時制御の開始判別であるステップ■においても
、演算式rTdh−5/30Ta−bJを用いているこ
とにより理解し得るように、外気温Taが低ければ低い
ほどステップ■の判別がYESとなる温度条件も低くな
り、ヒートモードの終期、つまり定常時制御の開始時期
は早まる。このとき、前述のように外気fATaが一3
0°Cであるような極低温の場合には、エンジン冷却水
を熱源とする吹出風が、充分高温に上昇到達していない
低温であっても、乗員は該低温の吹出風によって、充分
に暖房感を体感することができることから、定常時制御
の開始時期が早まることにより複数の吹出口から低〆詰
風か吹き出されても、不快感を生ずるようなことはなく
、早期に快適感を得ることか可能となる。
一方、前記ステップ■の判別がYES、つまり上部室温
′FIJが上部目標室温TsolIよりも5±10C以
上高い場合には、車室内の上部は高温状(mにあること
は判明したことから、この時点で直ちにベントモードを
実行しても良い。しかし、本実施例では、ベントモード
の実行に際しては、車室内の下部の温度状態を検出すべ
く TL  T s o L〉0±1を判別する(ステ
ップ[相])。前記ステップ■とステップ[株]の判別
がともにYESであれば、車室内の上部と下部とかとも
に高温であることを意味し、このように車室内の上部と
下部とがともに高1.■であれば、車室内を冷却するの
であるから、水温や吹出温の最大値に関係なく制御して
も問題ないので、あえて始動時に特定の吹出口を限定す
る等の制御は必要なく、上部及び下部目膿室fAT!]
OIJ+ T SQLをより迅速に達成すべく定常時制
御か即実行される(ステップ■)。
他方、ステップ[株]の判別がNoであれば、車室内の
上部のみが高温であって、車室内の下部は低温であるこ
とを意味することから、日射のある冬や日射のある春、
秋の気温が低い中間期のような状態なので、次にT w
> 40が判別され(ステップ0)、この判別がNOで
あれば車室内上部の温度を低下させるべく、吹出モード
演算回路77は、ベントモードでの始動を実行すると判
断する。これによってベンチレータドア39とベントバ
イパスドア31とが開位置に、又デフロスト、フート両
ドア40.42が閉位置に駆動され、ブロアモータ13
には5vが印加される(ステップ0)。
そして、水温T8が40’C以上になると、Tdh−T
dou+5>O±1が判別され(ステップ0)、この判
別がYESとなった時点で、ベントモードから定常時制
御への移行が許容される(ステップ■)。
このため、上部室温が高い条件下においては、先ずベン
トモードによりベンチレータ吹出口36.37のみが開
成され、その後冷却水温が上昇して加温能力が充分とな
った時点で、ベンチレータ吹出口36.37のみならず
、デフロスト吹出口35やフート吹出口41が単独ある
いは組み合わされて開成される可能性のある定常時制御
に移行することから、例えば、フート吹出口41からベ
ント吹出口36.37より暖かい調和風を吹き出させた
いのにベント吹出口36.37と同じ冷たい風が給送さ
れるというような違和感が生ずることはない。
又前記水温センサは、水温メータ用であることから、検
出された水温には±106C程度の誤差が見込まれるが
、この誤差があっても吹出温が上部吹出目標温度Tdo
uより所定値以上となったかも判断因子として、定常時
制御を開始するようにしていることから、正確な水温T
wを検出できていなくとも、加温能力が十分でないまま
定常時制御に移行するという不具合を生じさせない。
したがって、空調制御専用の高精度の水温センサを設け
ることなく、高温領域では精度よく温度検出するものの
、前記40°Cを含む低温領域では検出温度誤差が大き
い、水温メータ用の水温センサ52を用いても、乗員に
不快感を与えることなく、空調装置本体1の制御を行う
ことが可能となるのである。
なおこの実施例に各判別ステップにおける一5℃、+5
°C,5/30.4■、5.5■、5v等の実数値、及
び前記定数a’=21..b=36等は例示であって、
これらの値は空調装置本体1の特性や単室容積に応じて
適宜設定される。
発明の詳細 な説明したように本発明は、外気温を用いて前記始動時
制御における吹出モードの終期を演算し、この演算結果
に基づいて始動時制御における吹出モードを可変制御す
るようにした。よって、外気温に応じて始動時制御にお
ける吹出モードの終期、及び当該吹出モードに続く他の
吹出モードの開始時期を可変的にすることができ、これ
によって、極低温の条件下において、吹出モードの切換
を外気温に応じて早めること可能となる。
このとき、外気温が極低温である場合には、乗車直前に
乗員は極低温を体感していることによって、例え充分高
温に上昇到達していない低温風であっても、該低温風に
より暖房感を体感し得ることから、吹出モードの切換が
早まることにより乗員に向けて低温風が吹き出されても
、該低温風により暖房感を得ることが可能となる。した
がって乗員は、極低温の条件下において短時間で暖房感
を得ることが可能となり、極低温における快適性を迅速
に得ることを可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
同実施例の空調装置本体を示す概念図、第3図は同実施
例の作動を示すフローチャート、第4図は従来の自動車
用オートエアコンの制御特性図である。 1・・・空調装置本体、13・・・ブロアモータ、35
・・・デフロスト吹出口、40・・・デフロストドア、
41・・・フート吹出口、42・・・フートドア、46
・・・演算制御装置、47・・・室温設定器、50・・
・上部室温センサ、52・・・水温センサ、60・・・
デフロストドア用アクチュエータ、61・・・フートド
ア用アクチュエータ、70・・・デフ吹出温センサ、7
1・・・ベント吹出温センサ、72・・・フート吹出温
センサ、73・・・水温メータ、74・・・上部目標吹
出温演算回路、75・・・下部目標吹出温演算回路、7
7・・・吹出モード演算回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 温度に関連した物理的環境因子を検出し電気信
    号として出力する検出手段と、車室内の温度を設定する
    ため乗員の設定操作に従って電気信号を送出する設定手
    段と、空調装置本体に設けられた温度に関連した操作要
    素及び吹出モードに関連した操作要素を駆動する駆動装
    置と、前記検出手段及び前記設定手段の出力信号を基に
    、前記空調装置本体の始動時に行われる始動時制御に必
    要な演算を実行するとともに、該始動時制御終了後開始
    される定常時制御に必要な演算を実行し、この演算結果
    に基づいて前記駆動装置に指令信号を送出する演算制御
    装置とを具えたオートエアコンにおいて、前記検出手段
    は少なくとも外気温を検出する外気温センサを有し、前
    記演算制御装置は外気温を用いて前記始動時制御におけ
    る吹出モードの終期を演算するように構成されたことを
    特徴とする自動車用オートエアコンの始動制御装置。
JP8170089A 1989-03-31 1989-03-31 自動車用オートエアコンの始動制御装置 Pending JPH02258406A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS632717A (ja) * 1986-06-24 1988-01-07 Nissan Motor Co Ltd 自動車用空気調和制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS632717A (ja) * 1986-06-24 1988-01-07 Nissan Motor Co Ltd 自動車用空気調和制御装置

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