JPH02258251A - 防湿フィルム - Google Patents

防湿フィルム

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JPH02258251A
JPH02258251A JP1304485A JP30448589A JPH02258251A JP H02258251 A JPH02258251 A JP H02258251A JP 1304485 A JP1304485 A JP 1304485A JP 30448589 A JP30448589 A JP 30448589A JP H02258251 A JPH02258251 A JP H02258251A
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勉 沢田
Shinichi Ohashi
慎一 大橋
Shigenobu Yoshida
重信 吉田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 (産業上の利用分野) 本発明は、高度な防湿性能を有するプラスチックフィル
ムに関するものである。更に詳しくは、本発明は、透明
で水蒸気などのガスをほとんど透過しない、液晶デイス
プレィのバックライト用EL素子等のパッケージフィル
ムに好適な、高度な防湿性能を有するフィルムに関する
ものである。
(従来の技術) 液晶表示素子は、低消費電力であるという最大の特徴を
生かして、デジタルウォッチ及び電子式卓上計算機等の
デイスプレィ用素子として定着し、液晶ゲームが登場し
たことによって爆発的に需要を拡大し、その後、車載用
、楽器用、OA用、FA用など用途が多様化して来てい
る。一方、有機分散型のエレクトロルミネセンス(E 
L)素子は薄型、軽量の特徴を生かして液晶表示素子用
の安価な平面発光のバックライト(補助光源)として用
途が広がりつつある。有機分散型のEL素子は、ZnS
 :Mn、ZnS : Cuなどの蛍光物質の発光輝度
が吸湿により著しくそこなわれるため、防湿性能のすぐ
れた透明なフィルムによりパッケージされて使用される
従来、上記液晶デイスプレィのバックライトとして使用
される有機分散型のEL素子のパッケージには、フッ素
化樹脂フィルム、特にポリ塩化三フッ化エチレン(PC
TFE)を主体にした積層フィルムが、すぐれた防湿性
能、透明性を有するところから賞月されている。
上記有機分散型のEL素子用パッケージフィルムとして
は、一般には厚さが70〜300μm程度のPCTFE
フィルムに、ヒートシール用のシーラントとして厚さが
20〜100μm程度のポリオレフィンを積層したフィ
ルムが使用されており、このフィルムは水蒸気をほとん
ど透過しないところから、既存の透明なプラスチックフ
ィルムでは最も防湿性能がすぐれたものであると言われ
ている。
また最近では、透明なプラスチック基材フィルムの表面
に金属酸化物、特にケイ素、あるいはアルミニウム系の
透明な酸化物薄膜を設けた透明プラスチックフィルムが
ガスバリヤ性の包装材として商品化されている。
(発明が解決しようとする32ili)しかしながら、
有機分散型のEL素子の従来のパッケージ用フィルムで
あるフッ素化樹脂フィルム、特にポリ塩化三フッ化エチ
レン(PCTFE)を主体にした積層フィルムは、極め
て高価であるためにバックライトの製造コストが高くな
るという問題があった。また、PCTFEを主体にした
積層フィルムは、雰囲気の温度が50℃を越えるとその
防湿性能がかなり劣化するため、高温下でのEL素子の
寿命が極端に短くなるという問題があった。
このような理由から、液晶デイスプレィの製造コストダ
ウンおよび性能アップを目的とした、バックライト用の
有機分散型EL素子のパッケージフィルムとして、PC
TFEよりも安価で防湿性能のすぐれた透明なプラスチ
ックフィルムの開発が望まれていた。
さらに、透明なプラスチック基材フィルムの表面に金属
酸化物の透明な薄膜を設けた透明プラスチックフィルム
は、現状のままでは防湿性能が充分ではなく、液晶デイ
スプレィのバックライト用の有機分散型EL素子のパッ
ケージフィルムとして使用できるまでには至っていない
この発明は上述の背景に基づいてなされたものであり、
その目的とするところは、優れた透明性・防湿性を有し
、強度及び経済性の面でも優れ、特に、高度の防湿性能
が要求される液晶ディスブレイのバックライト用EL素
子等のパッケージフィルムとして好適な材料を提供する
ことである。
〔発明の概要〕
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記課題解決のために鋭意検討の結果、
特定のポリビニルアルコールフィルム上にケイ素酸化物
薄膜を形成したフィルムが、すぐれた透明性および防湿
性能を有するとともに、このフィルムをケイ素酸化物薄
膜を有する他の透明なプラスチックフィルムで保護する
ことにより高温、多湿な雰囲気下でも安定した防湿性能
を長期間に亘って持続するとの知見を得、これに基づい
て本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の第一の発明による防湿フィルムは、
下記の通りに定義される中心層(A)および中心層の一
方の面に接合された保護層(B)からなる積層構造を有
するものである。
(a)  中心層(A)は、ケン化度99モル%以上の
ポリビニルアルコールよりなるフィルムの少なくとも片
面にケイ素酸化物薄膜を有する透明フィルムからなる。
(b)  保護層(B)は、少なくとも片面に透明なケ
イ素酸化物薄膜を有する透明なプラスチックフィルムを
少なくとも1層含む透明フィルムからなる。
又、本発明の第二の発明による防湿フィルムは、下記の
通りに定義される中心層(A)、中心層の一方の面に接
合された保護層(B)および中心層の他方の面に接合さ
れたシートラント層(C)からなる積層構造を有するも
のである。
(a)  中心層(A)は、ケン化度99モル%以上の
ポリビニルアルコールよりなるフィルムの少なくとも片
面にケイ素酸化物薄膜を有する透明フィルムからなる。
(b)  保護層(B)は、少なくとも片面に透明なケ
イ素酸化物薄膜を有する透明なプラスチックフィルムを
少なくとも1層含む透明フィルムからなる。
(C)  シーラント層(C)は、シール可能な樹脂か
らなる。
(発明の効果) 前記の課題が解決される。すなわち、本発明に係る防湿
フィルムは、透明性にすぐれ、かつ、極めてすぐれた防
湿性を有するものであり、柔軟性があって、強度及び経
済性の面でもすぐれたものである。また、苛酷な条件で
長期間使用されても防湿性能がそこなわれることはない
。したがって、苛酷な条件下で長期間に亘って使用され
る液晶デイスプレィのバックライト用EL素子等のパッ
ケージフィルムなど高度な防湿性能が要求される用途に
好適であり、その工業的価値は極めて大である。
〔発明の詳細な説明〕
1、本発明防湿フィルムの構造 本発明の第一の発明に係る防湿フィルムは、前記のよう
に定義される中心層(A)および中心層(A)の一方の
面に接合された保護層(B)からなる積層構造を有する
ものである。
本発明の第二の発明に係る防湿フィルムは、上記中心層
(A)、中心層(A)の一方の面に接合された保護層(
B)および中心層(A)の他方の面に接合されたシート
ラント層(C)からなる積層構造を有するものである。
(1)中心層(A) 本発明に係る防湿フィルムにおいて、中心層はケン化度
が99モル%以上のポリビニルアルコール(以下、「P
VAJと略記する。)よりなるポリビニルアルコールフ
ィルム(以下、rPVAフィルム」と略記する。)の少
なくとも片面に透明なケイ素酸化物薄膜(以下、「SO
薄膜」と略記する。)が形成されてなる透明フィルムで
ある。
PVAフィルム表面に形成されるSO薄膜中のケイ素酸
化物のケイ素の結合エネルギーは、この薄膜の厚み方向
に対し特異な値を示し、PVAフィルム近傍部において
表層部や中央部より大きなエネルギーを有し、このため
PVAフィルム以外のフィルムの表面に形成されたSO
薄膜に比し、特別に高度の防湿性能を発揮するものと推
定される。
中心層のPvAフィルムは、ケン化度が99モル%以上
であるPVAからなることが必要である。99モル%未
満のケン化度のPVAからなるフィルムでは、このフィ
ルムの表面にSO薄膜を形成してもすぐれた防湿性能は
得られない。
PVAフィルムは、未延伸フィルムでも延伸フィルムで
もよいが、フィルム強度および防湿性能の点から延伸フ
ィルム、特に3層3倍程度延伸された二軸延伸フィルム
、が好ましい。
PVAフィルム表面に形成するSO薄膜は、フィルムの
片面だけに形成しても、両面に形成してもかまわないが
、高度の防湿性能を長期に保持させるには、むしろ保護
層を積層すべき面だけに形成した方がよい。
PVAフィルム表面にSO薄膜を形成させるには、−酸
化ケイ素、二酸化ケイ素、またはそれらの混合物等を蒸
着原料とし、真空蒸着法、スパッ零タリング法またはイ
オンプレーティング法のいずれかの方法によることがで
きる。その外にも、蒸着原料としてケイ素、−酸化ケイ
素、二酸化ケイ素、またはそれらの混合物等を用い、酸
素ガスを供給しながら行なう反応蒸着法も採用すること
ができる。
PVAフィルム表面にSO薄膜を形成するのに先立って
、薄膜とフィルムの接着強度を上げるため、アンカーコ
ート剤を使用することも可能である。好適なアンカーコ
ート剤としては、インシアネート系、ポリエチレンイミ
ン系、有機チタン系などの接着促進剤及びポリウレタン
ポリエステル系などの接着剤をあげることができる。又
、アンカーコート剤としてポリエチレン系、ポリエステ
ル系、ポリアミド系の無溶剤タイプの接着剤を使用して
もよい。
SO薄膜を形成させるPVAよりなる基材フィルムの厚
さは、5〜400μmの範囲で選ぶことができる。中で
も10〜200μmの範囲で選ぶのが好ましい。
なお、SO薄膜は、10重量%以下であればその中に不
純物としてカルシウム、マグネシウムまたはそれらの酸
化物等が混入していても、目的とする防湿フィルムの防
湿性能の極端な低下は認められない。
PVAよりなる基材フィルムの少なくとも片面に形成さ
せるSO薄膜の厚さは、100〜5000人の範囲で選
ぶのがよい。SO薄膜の厚さが100A未満であると、
防湿性能が不十分であり、また5000八を越えると、
フィルムにカールが発生して問題となったり、透明な薄
膜自体に亀裂や剥離が生じ易いので好ましくない。
なお、この中心層(A)は、前記PVAフィルムの片面
に透明なSO薄膜を有する透明フィルム−枚からなる単
層体、もしくは、PVAフィルムの片面に透明なSO薄
膜を有する透明フィルム2枚以上を透明な接着剤を用い
て接着積層した積層体のいずれであってもよい。この場
合に用いることのできる接着剤としては、ウレタン系、
アクリル系、ポリエステル系等のものをあげることがで
きる。
(2)保護層(B) 本発明において、前記中心層(A)の一方の面、好まし
くはSO薄膜側の面には、少なくとも片面にSO薄膜を
有する別の透明なプラスチックフィルムを少なくとも1
層含む透明なプラスチックフィルムからなる保護層(B
)が積層されている。
保護層(B)を構成する上記SO薄膜を有するプラスチ
ックフィルムのSO薄膜は、引っ掻きゃ押し潰しを受け
て防湿性能が損われる恐れがあるので、本発明積層体の
外表面側に露出されて位置しないことが望ましい。
保護層(B)の中に少なくとも1層含まれるSO薄膜を
有する透明なプラスチックフィルムは、特に限定されな
いが、ポリプロピレン、プロピレン系共重合体、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリ塩化ビニール、ポリエチレ
ンなど、吸湿性の少ないプラスチックよりなる二軸延伸
フィルムを基材フィルムとし、その少なくとも片面にS
O薄膜を設けたフィルムが好んで使用される。
これら基材フィルムの少なくとも片面にSO薄膜を形成
するには、前述のPVAフィルム表面にSO薄膜を形成
したのと同じ方法を採用することができる。
保護層(B)としては、該SO薄膜を有する透明フィル
ムだけの単層体、該フィルムを2枚以上積層した積層体
、或は、これら単層体もしくは積層体のsonM!面を
SO薄膜を有しない一般的な透明フィルムで被覆した被
覆積層体のいずれであってもよい。
保護層(B)を、上記の如き積層体、もしくは被覆積層
体とする場合には、積層用接着剤としては、ウレタン系
、アクリル系、ポリエステル系等のものを用いることが
できる。
(3)シーラント層(C) 本発明の第二の発明に係る防湿フィルムにおいては、中
心層(A)の他方の面、好ましくはPVAフィルム側の
面には、ヒートシール、超音波シール、高周波シールは
どの従来公知のシール方法でシール可能なシーラント層
が積層されている。
このシーラント層は、シール可能な樹脂からなり、接着
積層されたフィルムもしくは押出ラミネートされたコー
ト層とすることができる。
特に、ヒートシールは比較的安価な設備により簡単にシ
ールできることから、好んで使用される。
ヒートシール可能なシーラント層としては、低密度ポリ
エチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピ
レン、エチレン−アクリル酸塩共重合体(アイオノマー
)等の一般的なものを使用できるが、EL素子用パッケ
ージフィルム等高度な防湿の用途には、シール面からの
透湿を防ぐ意味から、エチレン−アクリル酸共重体(E
AA) 、エチレン−エチルアクリレート(EEA)が
好ましい。
(4)積層構造の形成 保護層(B)、または保゛護層(B)及びシーラント層
(C)を中心層(A)面に接合する場合には、ウレタン
系接着剤、アクリル系接着剤、ポリエステル系接着剤な
どを用いるドライラミネート法および押出ラミネート法
など、公知の方法を採用することができる。また、シー
ラント層(C)としてフィルムを接合する場合、このフ
ィルムは未延伸のものおよび一軸または二輪に延伸した
もののいずれであってもよい。シーラント層の積層順序
は、中心層(A)のSO薄膜形成の前でも、後でもかま
わない。
包装する内容物によっては、防湿フィルムの性能として
防湿性能以外に紫外線遮断能が必要とされるが、本発明
による防湿フィルムでは必要に応じて紫外線遮断性能を
付与することが可能である。
例えば、前記中心層(A)に前記保護層(B)、または
保護層(B)及びシーラント層(C)、を接着剤層を介
して積層する際に、接着剤層に紫外線吸収能を有する物
質を添加しておくことにより、紫外線遮断能を有する防
湿フィルムを得ることができる。使用する紫外線吸収剤
は、ベンゾフェノン、ベンゾトリアゾール系など市販の
ものがIf)Ji或は何種類か組合せて用いられ、必要
とされる紫外線吸収能によって紫外線吸収剤の使用量が
決められる。なお、紫外線遮断能は、層(A)〜(C)
形成フィルムとして紫外線吸収能を有する物質を配合し
たものを使用することによっても付与することができる
ことはいうまでもない。
本発明に係る防湿フィルムの厚さは、強度、柔軟性、経
済性などの点から50〜500μの範囲が好ましく、よ
り好ましくは100〜300μの厚さである。接着剤層
を除いた各層の厚さの比(A):  (B):  (C
)は、1:1〜10:1〜10であることが好ましい。
なお、中心層(A)と保護層(B)との間、または中心
層とシーラントW (C)との間に、全体の厚さ:A整
のために、透明なプラスチックフィルムを介在させるこ
ともできる。介在させるプラスチックフィルムは、透明
であれば特に限定されないが、保護層(B)を形成する
プラスチックフィルムと同種のものが好んで使用される
。介在させるプラスチックフィルムの厚さは、防湿フィ
ルム全体の厚さとの関係で選択される。
(5)本発明に係る防湿フィルムの具体例第1〜9図は
、この発明のフィルムの構成例を断面略図で示すもので
ある。
第1〜4図は、本発明の第1発明に係る防湿フィルムの
積層構造例を示すものである。
第1図は、第1発明1く係る防湿フィルムの基本構造を
示すものであって、中心層(A)は、PVAフィルム1
の片面に透明なSO薄膜2を有する透明フィルムの単層
体からなり、そのSO薄膜2側に、透明なプラスチック
フィルム3の片面に透明なSO薄膜4を有する透明フィ
ルムの単層体からなる保護層(B)が、SO薄膜4を内
側にして接着剤層aを介して積層された構成となってい
る。
第2図は、第1発明に係る防湿フィルムの、他の構造例
を示し、中心層(A)のSO薄膜2側に、透明なプラス
チックフィルム3の片面に透明なSO薄!!4を有する
透明フィルムを2枚接着積層した積層体よりなる保護層
(B)が、SO薄膜4を内側にして接着剤層aを介して
積層された構成となっている。
第3図は、第1発明に係る防湿フィルムの他の構造例を
示し、中心層(A)のSO薄膜2側に、透明なプラスチ
ックフィルム3の片面に透明な50M1![4を有する
透明フィルムのSO薄膜4側に、SO薄膜を有しない透
明フィルム5を接着積層した積層体よりなる保護層(B
)が、プラスチックフィルム3を内側にして接着剤層a
を介して積層された構成となっている。
第4図は、第1発明に係る防湿フィルムの更に他の構造
例を示し、中心層(A)は、PVAフィルム1の片面に
透明なSO薄膜2を有する透明フィルムを2枚接着積層
した積層体よりなり、そのSO薄膜2側に、透明なプラ
スチックフィルム3の片面に透明なSO薄膜4を有する
透明フィルム2枚とSO薄膜を有しない透明フィルム5
とを順次接着積層した積層体よりなる保護層(B)が、
プラスチックフィルム3を内側にして接着剤層aを介し
て積層された構成となっている。
第5〜9図は、本発明の第2発明に係る防湿フィルムの
積層構造例を示すもである。
第5図は、第2発明に係る防湿フィルムの基本構造を示
すものであって、第1図に示す防湿フィルムの中心層の
PVAフィルム1側に、接着剤層aを介してシール可能
な樹脂よりなるシーラント層6が積層された構成となっ
ている。
第6図は、第2発明に係る防湿フィルムの他の構造例を
示し、第2図に示す防湿フィルムの中心層のPVAフィ
ルム1側に、接着剤層aを介してシール可能な樹脂より
なるシーラント層6が積層された構成となっている。
第7図は、第2発明に係る防湿フィルムの更に他の構造
例を示し、第3図に示す防湿フィルムの中心層のPVA
フィルム1側に、接着剤層aを介してシール可能な樹脂
よりなるシーラント層6が積層された構成となっている
第8図は、第2発明に係る防湿フィルムの更に他の構造
例を示し、中心層(A)は、PVAフィルム1の片面に
透明なSO*!l[2を有する透明フィルムよりなり、
そのSO薄膜2側に、透明なプラスチックフ〔ルム3の
片面に透明なSO薄膜4を有する透明フィルム2枚とS
O薄膜を有しない透明フィルム5とを順次接着積層した
積層体よりなる保護層(B)が、プラスチックフィルム
3を内側にして接着剤層aを介して積層され、中心層(
A)のPVAフィルム1側には、接着剤層aを介してシ
ール可能な樹脂よりなるシーラント層6が積層された構
成となっている。
第9図は、第2発明に係る防湿フィルムの更に他の構造
例を示し、第4図に示す防湿フィルムの中心層のPVA
フィルム1側に、接着剤層aを介してシール可能な樹脂
よりなるシーラント層6が積層された構成となっている
(6)本発明に係る防湿フィルムの機能の解析上記の構
成を有するこの発明による防湿フィルムの機能は、下記
の通りである。この記載は発明のより良い理解のためで
あり、発明の範囲を限定するものではない。
この発明の防湿フィルムにおいては、中心層(A)、具
体的には中心層(A)のPVAフィルム表面に形成した
SO薄膜が保護層(B)、すなわちPVAフィルムとは
別のフィルム表面にSO薄膜を形成したプラスチックフ
ィルムを含む積層で保護することにより、高温領域にお
いても極めてすぐれた防湿性が実現される。
すなわち、一般に、PVAフィルム表面に形成したSO
薄膜のケイ素の結合エネルギーは、フィルム近傍部にお
いて表層部や中央部より大きなエネルギーを持ち、かか
るSO薄膜を有するPVAフィルムは常温下ではすぐれ
た防湿性能を有する。
しかし、高温、多湿の雰囲気下では、PVAフィルムが
吸湿し、寸法変化を起こすことにより表面のSO薄膜が
破壊され、せっかくの防湿性がそこなわれる。この問題
はPVAフィルムを保護フィルムで保護することによっ
て解決されようが、通常のフィルム、或はPVDCフィ
ルム、PVDCをコーティングしたフィルム等では高湿
時の防湿性能の劣化が著しくて、50℃以上ではPVA
フィルムの吸湿防止効果はほとんど期待できない。
これに対して、本発明で保護層(B)として使用するケ
イ素酸化物薄膜を有するプラスチックフィルムを含む透
明フィルムは、高温領域での防湿性能の劣化がごくわず
かであるため、高温領域でも中心層の透明フィルムを有
効に保護して、SO薄膜を有するPVAフィルムのすぐ
れた防湿性能が高温でも保持できると考えられる。
■、実験例 以下の実験例は、本発明を実施例にもとづいて、また比
較例と対照させながら詳細に説明するものである。本発
明は、その要旨を超えない限り、以下の実施例に限定さ
れるものではない。
なお、以下の語例において、得られたフィルムの透湿度
及び透明性は、次の方法によって測定したものである。
また、ケイ素酸化物の透明な薄膜の厚さは、水晶式膜厚
計によって測定した。
(イ)フィルムの透湿度(gr/ゴ・24H):所定の
防湿フィルムから100X100a+mの3方シールの
袋を作成し、袋の中に吸湿剤として顆粒状の無水塩化カ
ルシウム30grを充填したのち、残りの1辺をシール
する事によりサンプルとする。
該サンプルを夫々10個ずつ40℃×90%RH。
50℃X90%RH,60℃X90%RHの雰囲気下に
約500時間置き、全体の重量変化から防湿フィルムの
透湿度を求めた。
(ロ)フィルムの透明性(%): 日立製作所製の分光光度計を用いて可視光におけるフィ
ルムの光線透過率を測定し、550nmにおける光線透
過率をフィルムの透明性とした。
実施例1 ケン化度99.9モル%のPVAフィルム(延伸倍率3
X3倍、二軸延伸、厚さ12μ)の表面に、5 X 1
0’Torrの真空下、電子ビーム加熱方式で、純度9
9.9%の一酸化ケイ素(S i O)を加熱蒸発させ
て、PVA基材フィルムの片面に、厚さ1000人のケ
イ素酸化物の透明な薄膜を形成させて、透明フィルム(
A)を得た。
一方、ポリエチレンテレフタレートのフィルム(以下、
rPETフィルム」と略記する。)(延伸倍率3×3倍
、二軸延伸、厚さ12μ)の片面に、上記と同じ方法に
より厚さ1000人のケイ素酸化物を形成させて、透明
なプラスチックフィルム(B)を得た。
フィルム(B)のSO薄膜面と、フィルム(A)のSO
薄膜面同志をウレタン系接若剤を用いて積層して、第1
図に示すような透明な2層構成の積層プラスチックフィ
ルムを得た。
得られたフィルムについて、前述の方法により透湿度お
よび透明性を測定した。測定結果は表1に示す通りであ
った。
実施例2 実施例1に記載の例において、ケン化度が99.9モル
%のPVAフィルムにかえて、ケン化度が99.0モル
%のPVAフィルムを用いた以外は、同例におけると同
様の手法により2層構成の透明なプラスチックフィルム
を得た。
得られたフィルムについて、実施例1におけると同様の
評価を行った。a1定結果は表1に示す通りであった。
実施例3 実施例1に記載の例において、PVAフィルム表面のS
O薄膜の厚さを200八とした以外は、同例におけると
同様の手法により2層構成の透明なプラスチックフィル
ムを得た。
得られたフィルムについて実施例1におけると同様の評
価を行った。測定結果は表1に示す通りであった。
実施例4 実施例1に記載の例において、透明なプラスチックフィ
ルム(B)に代えて、この透明なプラスチックフィルム
(B)2枚をウレタン系接着剤によって積層した積層体
を用いたほかは、同例におけると同様にして、第2図に
示すような、3層構成の透明な積層フィルムを得た。
得られたフィルムについて、実施例1におけると同様の
評価を行った。測定結果は表1に示す通りであった。
実施例5 実施例1において得られた2層構成の積層プラスチック
フィルムのPVAフィルム面の側に、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体フィルム(以下rEVAフィルム」と略記
する。無延伸、厚さ60μm)をウレタン系接着剤を用
いて積層して、第5図に示すような、シーラント層を接
合した3層構成の透明な積層フィルムを得た。
得られたフィルムについて、実施例1におけると同様の
評価を行った。測定結果は表1に示す通りであった。
実施例6 実施例2において得られた2層構成の積層プラスチック
フィルムのPVAフィルム面の側に、EVAフィルム(
無延伸、厚さ60μm)をウレタン系接着剤を用いて積
層して、第5図に示すような、シーラント層を接合した
3層構成の透明な積層フィルムを得た。
得られたフィルムについて、実施例1におけると同様の
評価を行った。測定結果は表1に示す通りであった。
実施例7 実施例3において得られた2層構成の積層プラスチック
フィルムのPVAフィルム面の側に、EVAフィルム(
無延伸、厚さ60μm)をウレタン系接着剤を用いて積
層して、第5図に示すような、シーラント層を接合した
3層構成の透明な積層フィルムを得た。
得られたフィルムについて、実施例1におけると同様の
評価を行った。測定結果は表1に示す通りであった。
実施例8 実施例4において得られた2層構成の積層プラスチック
フィルムのPVAフィルム面の側に、EVAフィルム(
無延伸、厚さ60μm)をウレタン系接着剤を用いて積
層して、第6図に示すような、シーラント層を接合した
4層構成の透明な積層フィルムを得た。
得られたフィルムについて、実施例1におけると同様の
評価を行った。測定結果は表1に示す通りであった。
比較例1 実施例1に記載の例において、SO薄膜を有するPVA
フィルム(フィルム(A))の保護フィルムとして、S
O薄膜を有しないPETフィルムを使用した以外は、同
例におけると同様の手法で2層構成の透明なフィルムを
得た。
得られたフィルムについて、実施例1におけると同様の
評価を行った。測定結果は、表1に示す通りであった。
比較例2 実施例1に記載の例において、SO薄膜を有するPVA
フィルムにかえて、SO薄膜を有しないPVAフィルム
を用いた以外は、同例におけると同様の手法により2層
構成の透明なフィルムを得た。
得られたフィルムについて、実施例1と同様の評価を行
った。測定結果は表1に示す通りであった。
比較例3 実施例1に記載の例において、ケン化度が99.9モル
%のPVAフィルムにかえてケン化度が94.0モル%
のPVAフィルムを用いた以外は、同例におけると同様
の手法により2層構成の透明なフィルムを得た。
得られたフィルムについて、実施例1におけると同様の
評価を行った。測定結果は表1に示す通りであった。
比較例4 実施例1に記載の例において、中心層のPVAフィルム
にかえて、PETフィルムを使用した以外は、同例にお
けると同様の手法により2層構成の透明なフィルムを得
た。
得られたフィルムについて、実施例1におけると同様の
評価を行った。測定結果は表1に示す通りであった。
比較例5 実施例5に記載の例において、SO薄膜を有するPVA
フィルム(フィルム(A))の保護フィルムとして、S
O薄膜を有しないPETフィルムを使用した以外は、同
例におけると同様の手法で3層構成の透明なフィルムを
得た。
得られたフィルムについて、実施例1におけると同様の
評価を行った。測定結果は、表1に示す通りであった。
比較例6 実施例5に記載の例において、SO薄膜を有するPVA
フィルムにかえて、SO薄膜を有しないPVAフィルム
を用いた以外は、同例におけると同様の手法により3層
構成の透明なフィルムを得た。
得られたフィルムについて、実施例1と同様の評価を行
った。n1定結果は表1に示す通りであった。
比較例7 実施例5に記載の例において、ケン化度が99.9モル
%のPVAフィルムにかえてケン化度が94.0モル%
のPVAフィルムを用いた以外は、同例におけると同様
の手法により3層構成の透明なフィルムを得た。
得られたフィルムについて、実施例1におけると同様の
評価を行った。4−1定結果は表1に示す通りであった
比較例8 実施例5に記載の例において、中心層のPVAフィルム
にかえて、PETフィルムを使用した以外は、同例にお
けると同様の手法により3層構成の透明なフィルムを得
た。
得られたフィルムについて、実施例1におけると同様の
評価を行った。測定結果は表1に示す通りであった。
比較例9 ポリ塩化三フッ化エチレンフィルム(日東電工製「ニド
フロン」、シーラント付、総厚さ250μ)を用い、実
施例1におけると同様の評価を行った。DI定結果は表
1に示す通りであった。
実施例9〜10 実施例1において用いたのと同種のフィルム(A)、す
なわちPVAフィルムの片面にSO薄膜を有する透明フ
ィルム(1枚)、を中心層とし、この中心層のSO薄膜
面の側に、同例において用いたのと同種のフィルム(B
)、すなわちPETフィルムの片面にSO薄膜を有する
透明フィルム2枚(実施例9)または3枚(実施例10
)およびSO薄膜を有しないPETフィルム(2軸延伸
、厚さ100μm)をウレタン系接着剤を用いて順次積
層した積層体を保護層として接合し、また前記中心層の
PVAフィルム面の側には、エチレン−エチルアクリレ
ート共重合体フィルム(以下rEEAフィルム」と略記
する。無延伸、厚さ40μm)をウレタン系接着剤を用
いて積層して、第8図に示すような構成の、夫々シーラ
ント層を接合した28類の透明な積層フィルムを得た。
得られた夫々のフィルムについて、実施例1におけると
同様の評価を行った。測定結果は表2に示す通りであっ
た。
実施例11 実施例1において用いたのと同種のフィルム(A)を中
心層とし、この中心層のSO薄膜面の側に、PETフィ
ルム(2軸延伸、厚さ100μm)の片面にSO薄膜を
有する透明フィルムを保護層として、5o74膜面同志
が接する如くにウレタン系接着剤を用いて接合し、また
前記中心層のPVAフィルム面の側には、実施例9にお
けると同様にしてEEAフィルムよりなるシーラント層
を接合し、第5図に示すような構成の透明な積層フィル
ムを得た。
得られたフィルムについて、実施例1におけると同様の
評価を行った。測定結果は表2に示す通りであった。
実施例12〜14 実施例9に記載の例において、中心層のSO薄膜の厚さ
を200μmとした(実施例12)、保護層のSO薄膜
の厚さを200μmとした(実施例13)、またはシー
ラント層の厚さを80μmとした(実施例14)ほかは
同例におけると同様にして、第8図に示すような構成の
、夫々シーラント層を接合したBsi類の透明な積層フ
ィルムを得た。
得うした夫々のフィルムについて、実施例1におけると
同様の評価を行った。測定結果は表2に示す通りであっ
た。
実施例15〜16 実施例9に記載の例において、PvAフィルムの片面に
SO薄膜を有する透明フィルム2枚(実施例15)、ま
たは3枚(実施例16)をウレタン系接着剤を用いて積
層したものを中心層としたほかは、同例におけると同様
にして、第9図に示すような構成の、夫々シーラント層
を接合した2種類の透明な積層フィルムを得た。
得られた夫々のフィルムについて、実施例1におけると
同様の評価を行った。測定結果は表2に示す通りであっ
た。
実施例17〜18 実施例9に記載の例において、片面にSO薄膜を有する
PETフィルムに代えて、片面にSO薄膜を有するポリ
プロピレンフィルム(以下roppフィルム」と略記す
る。2軸延伸、厚さ20μm)を用いた(実施例17)
、またはSO薄膜を有しないPETフィルムに代えて、
SO薄膜を有しないOPPフィルム(2軸延伸、厚さ4
0μm)を用いた(実施例18)ほかは、同例における
と同様にして、第8図に示すような構成の、夫々シーラ
ント層を接合した2種類の透明な積層フィルムを得た。
得られた夫々のフィルムについて、実施例1におけると
同様の評価を行った。測定結果は表2に示す通りであっ
た。
実施例19〜20 実施例9に記載の例において、中心層のSO薄膜の厚さ
を50μmとした(実施例19)、保護層のSO薄膜の
厚さを50μmとした(実施例13)ほかは同例におけ
ると同様にして、第8図に示すような構成の、夫々シー
ラント層を接合した2種類の透明な積層フィルムを得た
得られた夫々のフィルムについて、実施例1におけると
同様の評価を行った。測定結果は表2に示す通りであっ
た。
比較例10〜11 実施例9に記載の例において、PVAフィルムの片面に
SO薄膜を有する透明フィルムよりなる中心層に代えて
、PETフィルム(2軸延伸、厚さ12μm)の片面に
SO薄膜を有する透明フィルム(比較例10)、または
OPPフィルム(2軸延伸、厚さ20μm)の片面にS
O薄膜を有する透明フィルム(比較例11)、を中心層
としたほかは同例におけると同様にして、第8図に示す
ような構成の、夫々シーラント層を接合した2種類の透
明な積層フィルムを得た。
得られた夫々の′フィルムについて、実施例1における
と同様の評価を行った。測定結果は表2に示す通りであ
った。
比較例12〜13 実施例9に記載の例において、SO薄膜を有しないPV
Aフィルムを中心層とした(比較例12)、またはSO
薄膜を有しないPETフィルムのみからなる透明フィル
ムを保護層とした(比較例13)ほかは同例におけると
同様にして、第8図に示すような構成の、夫々シーラン
ト層を接合した28類の透明な積層フィルムを得た。
得られた夫々のフィルムについて、実施例1におけると
同様の評価を行った。測定結果は表2に示す通りであっ
た。
表1および2から、本発明に係る防湿フィルムは、比較
例のフィルムに較べて、高温多湿の条件下でも優れた防
湿性能を発揮することが明らかとなる。
【図面の簡単な説明】
第1〜9図は、いずれも本発明による防湿フィルムの具
体例を示す断面図である。 A・・・中心層、B・・・保護層、C・・・ヒートシー
ラント層、1・・・ポリビニルアルコールフィルム、2
.4・・・ケイ素酸化物薄膜、3.5・・・保護層用フ
ィルム、a・・・接着剤層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記の通りに定義される中心層(A)および中心層
    の一方の面に接合された保護層(B)からなる積層構造
    を有する防湿フィルム。 (a)中心層(A)は、ケン化度99モル%以上のポリ
    ビニルアルコールよりなるフィルムの少なくとも片面に
    ケイ素酸化物薄膜を有する透明フィルムからなる。 (b)保護層(B)は、少なくとも片面に透明なケイ素
    酸化物薄膜を有する透明なプラスチックフィルムを少な
    くとも1層含む透明フィルムからなる。 2、ケイ素酸化物薄膜が真空蒸着法、スパッタリング法
    、イオンプレーティング法のいずれかによって形成され
    た請求項1記載の防湿フィルム。 3、中心層のポリビニルアルコールフィルムの厚さが5
    〜400μmの範囲、ケイ素酸化物薄膜の厚さが100
    〜5000Åの範囲、で選ばれ、全体の厚さが10〜5
    00μmの範囲である、請求項1または2記載の防湿フ
    ィルム。 4、下記の通りに定義される中心層(A)、中心層の一
    方の面に接合された保護層(B)および中心層の他方の
    面に接合されたシーラント層(C)からなる積層構造を
    有する防湿フィルム。 (a)中心層(A)は、ケン化度99モル%以上のポリ
    ビニルアルコールよりなるフィルムの少なくとも片面に
    ケイ素酸化物薄膜を有する透明フィルムからなる。 (b)保護層(B)は、少なくとも片面に透明なケイ素
    酸化物薄膜を有する透明なプラスチックフィルムを少な
    くとも1層含む透明フィルムからなる。 (c)シーラント層(C)は、シール可能な樹脂からな
    る。 5、ケイ素酸化物薄膜が真空蒸着法、スパッタリング法
    、イオンプレーティング法のいずれかによって形成され
    た請求項4記載の防湿フィルム。 6、中心層のポリビニルアルコールフィルムの厚さが5
    〜400μmの範囲、ケイ素酸化物薄膜の厚さが100
    〜5000Åの範囲、保護層とシーラント層との合計厚
    さが5〜400μmの範囲で選ばれ、全体の厚さが10
    〜500μmの範囲である、請求項4または5記載の防
    湿フィルム。
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