JPH0225740Y2 - - Google Patents

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JPH0225740Y2
JPH0225740Y2 JP1984099470U JP9947084U JPH0225740Y2 JP H0225740 Y2 JPH0225740 Y2 JP H0225740Y2 JP 1984099470 U JP1984099470 U JP 1984099470U JP 9947084 U JP9947084 U JP 9947084U JP H0225740 Y2 JPH0225740 Y2 JP H0225740Y2
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JP
Japan
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spoke
leather
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ornament
spoke portion
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JP1984099470U
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) この考案は、リング部及びスポーク部表面に皮
革が巻かれてなる自動車のステアリングホイール
に関する。
(従来技術) 従来、リング部及びスポーク部表面に皮革を巻
くステアリングホイールでは、第7,8図に示す
ように、ステアリングホイールにおけるリング部
2の外周側から内周側へ巻く皮革1を、リング部
本体3・スポーク部本体5表面に接着剤を塗布し
てから端部を縫着しつつ巻き付けていた。そし
て、スポーク部4の被覆層5bの端面側におけ
る、上側と下側の皮革1a,1bの端末部位で
は、それぞれ芯金5a方向へ引伸ばしてスポーク
部の被覆層5b端面へ固着させていた。なお、3
aは芯金、3bは被覆層である。
しかし、スポーク部4において上側・下側皮革
1a,1bの端末部位を芯金5a方向へ引伸ばし
て巻き付けるものでは、スポーク部本体5の厚み
tが薄い場合には良いが、スポーク部本体5の厚
みtがデザイン等の理由で厚くなる場合には、上
側・下側皮革1a,1bの端末部位を芯金5a方
向へ十分引伸ばすことができず、余裕を持たせた
上側・下側皮革1a,1bを被覆層5b端面へ固
着させることとなり、スポーク部4における被覆
層5b端面に上側・下側皮革1a,1bのしわが
発生して外観を低下させてしまう問題があつた。
なお、上側・下側皮革1a,1bにおけるスポー
ク部4の端末部位の長さを被覆層5b端面の周縁
までとして、上側・下側皮革1a,1bの端末部
位を引伸ばして被覆層5b端面で固着させ、上
側・下側皮革1a,1bのしわの発生を無くすこ
とも考えられるが、このようにすると、被覆層5
b端面の芯金5a周縁が露出し外観上見栄えが悪
く、また、上側・下側皮革1a,1bの端末部位
がスポーク部4表面に露出していることとなるた
め、上側・下側皮革1a,1bの端末部位が剥が
れ易くなる等の問題が発生してしまう。
(考案の目的) この考案は、リング部及びスポーク部に皮革が
巻かれてなるステアリングホイールにおいて、ス
ポーク部本体の厚みが厚くなつて、そのスポーク
部本体に上側と下側とから皮革を巻き付ける場合
でも、外観を低下させず、また、それらの上側・
下側皮革の端末部位の剥がれを防止することがで
きるステアリングホイールを提供することを目的
とする。
(考案の構成) この考案の要旨は、リング部及びスポーク部表
面に皮革が巻かれ、前記スポーク部が芯金と該芯
金周囲を覆う被覆層とを備えたスポーク部本体を
具備し、 前記スポーク部において、前記皮革が、前記ス
ポーク部本体の上面側を覆う上側皮革と、前記ス
ポーク部本体の下面側を覆う下側皮革とから構成
されているステアリングホイールであつて、 前記スポーク部の被覆層の端面側における上側
及び下側の皮革の端末部位には、それぞれの端末
部位を前記スポーク部本体とで挟持して、それぞ
れの前記端末部位を遮蔽する上遮蔽部材と下遮蔽
部材とが配設されていることを特徴とするステア
リングホイールにある。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例を示すステアリン
グホイールの平面図、第2図は同実施例の底面
図、第3図は第1図における−端面図、第4
図は同実施例におけるオーナメントを外した状態
のスポーク部の平面図、第5図は第4図における
−断面図、第6図は第3図における−断
面図である。
実施例のステアリングホイール10は、ステア
リングシヤフト(図示せず)に連結されるボス1
6に溶接固定されたボスプレート17に、スポー
ク部14の芯金15aが溶着され、この芯金15
aにはリング部12の芯金13aが溶着され、
各々の芯金13a,15aの外周には軟質ウレタ
ン等の軟質合成樹脂材料からなる被覆層13b,
15bが形成されてそれぞれリング部本体13・
スポーク部本体15が形成され、そして、リング
部本体13・スポーク部本体15表面に接着剤を
塗布してから、リング部12の外周側から内周側
へ巻かれる皮革11がその内周部側を縫着されて
リング部本体13・スポーク部本体15へ巻きつ
けられて形成されている。なお、スポーク部本体
15には、後述の皮革11端末部位の遮蔽部材で
あるオーナメント(飾り縁)を固定する合成樹脂
製の取付座15cが被覆層15b形成時一体的に
形成され、また、スポーク部本体15はボス16
側へ向かうにつれて厚みが厚く形成され、ボス1
6側の端部におけるスポーク部本体15の上面側
と下面側とにおいて下面側がボス16側へ延びる
段差が形成されている。
そして、スポーク部14における皮革11は、
スポーク部本体15の上面側を覆う上側皮革11
aとスポーク部本体15の下面側を覆う下側皮革
11bとがスポーク部本体15の側方で縫着さ
れ、上側・下側皮革11a,11bにおけるボス
16側の端末部位では、上側皮革11aが、スポ
ーク部本体15における被覆層15bの上部端面
15Aへ引伸ばされ、下側皮革11bが、スポー
ク部本体15の被覆層15bにおける下部端面1
5B及びスポーク部本体15の段差上面15Dへ
引伸ばされている(第5図参照)。そして、上側
皮革11aのスポーク部本体15における上部端
面15Aに位置する端末部位は、ABS等の合成
樹脂材料からなる略半四角筒状のオーナメント1
8によつてスポーク部本体15側へ押圧されて、
オーナメント18とスポーク部本体15とで挟持
されるとともに、オーナメント18によつて遮蔽
されている。また、下側皮革11bのスポーク部
本体15における下部端面15Bに位置する端末
部位は、ボスプレート17下面に配設されるロア
カバー19によつてスポーク部本体15側へ押圧
されて、ロアカバー19とスポーク部本体15と
で挟持されるとともに、ロアカバー19によつて
遮蔽され、下側皮革11bのスポーク部本体15
における段差上面15Dに位置する端末部位は、
オーナメント18の下面によつてスポーク部本体
15側へ押圧されて、オーナメント18とスポー
ク部本体15とで挟持されるとともに、オーナメ
ント18によつて遮蔽されている(第2,3,
5,6図参照)。
上遮蔽部材としてのオーナメント18は、裏面
にリブ18aが突設され、スポーク部本体15の
取付座15cに形成されている溝部15dへリブ
18aが嵌合されて上側・下側皮革11a,11
bの端末部位を押圧できるように位置決めされ、
取付座15cへねじ20止めされている。
下遮蔽部材としてのロアカバー19は、ABS
等の合成樹脂材料から形成される略箱形状で、ボ
スプレート17下面にねじ21によつて固着され
(第1図参照)、その寸法が2つのスポーク部本体
15における下部端面15B間の距離より若干大
きいため、下側皮革11bの端末部位をその周面
で押圧することができる(第2図参照)。
ちなみに、このステアリングホイール10の組
付けを説明すると、まず、リング部本体13とボ
スプレート17・ボス16へ連結されているスポ
ーク部本体14外周に接着材を塗布して所定部位
まで皮革11を縫着して巻き付け、その後、スポ
ーク部14にオーナメント18をねじ20止めす
るとともに、セツトしてあるロアカバー19へ上
方より押し込んでねじ21止めしてロアカバー1
9を取付ける。その後、ボスプレート17へボス
プレート17と通電する断面L字形のアタツチメ
ント22を取付けるとともに、ボスプレート17
と通電することによりホーンを作動させるコンタ
クトプレート23,23を取付ける。そして、ス
テアリングシヤフトへ組付後、ロアカバー19の
組付筒19aを介してホーンパツド24を取付け
れば自動車への組付けが完了する。
したがつて、実施例のステアリングホイール1
0では、皮革11におけるスポーク部14の上部
に位置する上側皮革11aの端末部位が、スポー
ク部本体15の上部端面15Aで上遮蔽部材とし
てのオーナメント18によつてスポーク部本体1
5側へ押圧されて、オーナメント18とスポーク
部本体15とで挟持されるとともに、オーナメン
ト18によつて遮蔽され、また、スポーク部14
の下部に位置する皮革11bの端末部位が、スポ
ーク部本体15の下部端面15Bで下遮蔽部材と
してのロアカバー19により、段差上面15Dで
オーナメント18により、それぞれスポーク部本
体15側へ押圧されて、スポーク部本体15とで
挟持されるとともに遮蔽されるため、上側・下側
皮革11a,11bにおける端末部位の剥がれを
防止できるとともに、スポーク部本体15の端面
15A,15B,15Dにおいて上側・下側皮革
11a,11bにしわが発生しても隠れることと
なるため、スポーク部本体15の厚みが厚くなつ
てもリング部12・スポーク部14に外観を低下
させずに上側・下側皮革11a,11bを巻くこ
とができる。
なお、実施例では、上側・下側皮革11a,1
1bの端末部位をスポーク部本体15とで挟持す
るとともに遮蔽する上下の遮蔽部材として、オー
ナメント18とロアカバー19とを利用するもの
を示したが、勿論、ロアカバー19で処理する部
位を別途別のオーナメントで処理するように構成
してもよい。
また、実施例では、オーナメント18の取付け
において、リブ18aを形成し、スポーク部本体
15に配設される取付座15cの溝部15dへリ
ブ18aを嵌合してねじ20止めするものを示し
たが、取付座15cにリブを設けてオーナメント
18に溝部を設けてもよく、また、ねじ止めばか
りでなく一方に他方をばね弾性的に係止可能とす
るアンダカツト止めで取付けるようにしてもよ
い。さらに、スポーク部14の被覆層15bを硬
質合成樹脂材料から形成する場合には、オーナメ
ント18をその被覆層に取付けるように構成した
り、あるいはスポーク部14の芯金15aに取付
けるように構成してもよい。
(考案の効果) この考案に係るステアリングホイールは、リン
グ部及びスポーク部表面に皮革が巻き付けられ
て、スポーク部の被覆層の端面側における上側・
下側皮革の端末部位に、端末部位をスポーク部本
体側とで挟持するとともに遮蔽する上下の遮蔽部
材をそれぞれ配設させる構成としたので、スポー
ク部本体の厚みが厚くなつて上側・下側皮革にし
わが発生することとなつてもそれらのしわを隠す
ことができるため、上側・下側皮革を巻いても外
観を低下させることがなく、また、上側・下側皮
革の端末部位が表面に出ないため、その上側・下
側皮革の端末部位の剥がれを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すステアリン
グホイールの平面図、第2図は同実施例の底面
図、第3図は第1図における−端面図、第4
図は同実施例におけるオーナメントを外した状態
のスポーク部の平面図、第5図は第4図における
−断面図、第6図は第3図における−断
面図、第7図は従来のステアリングホイールの部
分断面図、第8図は第7図の−断面図であ
る。 1,11……皮革、1a,11a……上側皮
革、1b,11b……下側皮革、2,12……リ
ング部、4,14……スポーク部、5,15……
スポーク部本体、5b,15b……被覆層、18
……(上遮蔽部材)オーナメント、19……(下
遮蔽部材)ロアカバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 リング部及びスポーク部表面に皮革が巻かれ、
    前記スポーク部が芯金と該芯金周囲を覆う被覆層
    とを備えたスポーク部本体を具備し、 前記スポーク部において、前記皮革が、前記ス
    ポーク部本体の上面側を覆う上側皮革と、前記ス
    ポーク部本体の下面側を覆う下側皮革とから構成
    されているステアリングホイールであつて、 前記スポーク部の被覆層の端面側における上側
    及び下側の皮革の端末部位には、それぞれの端末
    部位を前記スポーク部本体とで挟持して、それぞ
    れの前記端末部位を遮蔽する上遮蔽部材と下遮蔽
    部材とが配設されていることを特徴とするステア
    リングホイール。
JP9947084U 1984-06-29 1984-06-29 ステアリングホイ−ル Granted JPS6114166U (ja)

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JP9947084U JPS6114166U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 ステアリングホイ−ル

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JP9947084U JPS6114166U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 ステアリングホイ−ル

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JPS6114166U JPS6114166U (ja) 1986-01-27
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JP9947084U Granted JPS6114166U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 ステアリングホイ−ル

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH079729Y2 (ja) * 1986-08-04 1995-03-08 豊田合成株式会社 ステアリングホイ−ル
JPH0712210Y2 (ja) * 1988-08-22 1995-03-22 豊田合成株式会社 皮巻きステアリングホイール
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58143766U (ja) * 1982-03-24 1983-09-28 トヨタ自動車株式会社 ステアリングホイ−ルにおけるエネルギ吸収構造

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JPS6114166U (ja) 1986-01-27

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