JPH02256864A - 燃料噴射エンジン用スロットルボディ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ 〈産業上の利用分野〉 本発明は、燃料噴射エンジンの吸気ポートへ燃料と空気
とを混合して送給するためのスロワ１・ルボディに関す
る。

〈従来の技術〉 電子制御式燃料噴射エンジン（ＥＦＩエンジン）に於い
ては、螺形弁などからなるスロットル弁を備えたスロッ
トルボディを吸気通路に設け、これによって吸入空気流
量を人為的に制御すると共に、スロットル弁開度・吸気
負圧・吸気温などの各種情報によりエンジンの負荷情況
を把握し、これらの情報に基づいて所要燃料量を演算し
、燃料噴射弁からの燃料噴射量を自動制御するものとし
ている。また、ＥＦＩエンジンの場合、スロットル弁開
度センサにより常に一定の電気信号を得て、その信号に
より減速時の燃料カットを行なうようにしている。その
ため、アイドリング回転速度の調整をスロットル弁にて
行なうと、経時変化に対応してスロットル弁開度センサ
のキャリブレーションを行なわねばならず、スロットル
弁開度信号の精度維持が厄介になりがちである。そのた
め、アイドリング制御は、スロットル弁をバイパスする
通路の空気（二次空気）流量を別の制御弁にて調節する
ことにより行なうことが通例である（特開昭６１−８５
５４３号公報参照）。

上記した二次空気の流量制御弁の一つとして、励磁電流
により弁開度をリニア制御する形式のものがある。従来
、このような電磁制御弁は、エンジンの吸気マニホール
ドに取付けるように、単体アッセンブリとして構成され
ることが一般的であった。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかるに、このような制御弁を単体アッセンブリとして
構成すると、部品管理が煩雑となるうえ、組立て工数が
増大し、製造コストが高騰しがちとなる不都合を生ずる
。

本発明は、このような不都合を改善すべくなされたもの
であり、その主な目的は、部品点数及び組立て工数を削
減して製造コストを低減し、かつ各機器を集約して構成
を簡略化することが可能な燃料噴射エンジン用スロット
ルボディを提供することにある。

［発明の構成］ く課題を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、燃料噴射エンジン
の吸気ボートへ燃料と空気とを混合して送給すべくスロ
ットル弁と燃料噴射弁とを有する燃料噴射エンジン用ス
ロットルボディであって、前記スロットル弁をバイパス
する通路と、該通路を通過する空気流量を調節するため
の制御弁の弁室とを一体的に形成してなることを特徴と
する燃料噴射エンジン用スロットルボディを提供するこ
とにより達成される。特に、前記スロットルボディの吸
気流入口にエアクリーナエレメントを収納するためのケ
ースを直接接続すると共に、前記通路の上流端を前記ケ
ースの内側に開口させたり、あるいは前記制御弁を、そ
の開度を励磁電流にて連続的に可変制御し得るソレノイ
ド弁からなるものとし、かつ前記スロットル弁の弁軸近
傍に取付けるものとすると良い。

〈作用〉 このようにすれば、スロットルボディとバイパス空気流
量制御弁とを一体的に構成することができ、しかもエア
クリーナにて清浄化した空気を制御弁を介して吸気ボー
トへと送給するためのバイパス通路を別途配管などにて
形成する必要がなくなる。また、ソレノイド弁からなる
制御弁をスロットル弁の弁軸近傍に設けるものとすれば
、コイルの発熱にて弁軸の凍結固着を防止することがで
きる。

〈実施例〉 以下に添附の図面を参照して本発明の好適実施例につい
て詳細に説明する。

第１図及び第２図は、本発明に基づき構成されたスロッ
トルボディを示している。スロットルボディ１の内部に
は、上下方向に吸気胴２が郭成されており、その上流端
には、エアクリーナエレメント３を内蔵したエアクリー
ナケース４が取付けられ、またその中間部には、スロッ
トル弁５が弁軸６にて回動自在に支持されている。それ
自体公知形式であるスロットル弁５は、その弁軸６の一
方の端部に設けられたスロットルドラムに巻回されたス
ロットルワイヤ（図示せず）により開弁駆動される。

吸気胴２を郭成するスロットルボディ１の周壁に於ける
スロットル弁５のやや上流側には、吸気胴２の軸線に対
して斜め上方から燃料を噴射するように、そのノズル端
を吸気胴内面に臨ませて、燃料噴射弁７が取付けられて
いる。

スロットルボディ１の周壁に於ける燃料噴射弁７と反対
側の側方には、吸気胴２の軸線と略平行にバイパス空気
通路８が形成されている。このバイパス空気通路８は、
その上流端８ａをエアクリーナケース４内に開口すると
共に、その下流端８ｂを吸気マニホールド取付はフラン
ジ９の端面に開口しており、吸気胴２を経ずに、即ちス
ロットル弁５をバイパスして図示されないエンジンの吸
気ポートへ二次空気を供給し得るようにされている。

バイパス空気通路８の中間部には、二次空気制御弁１０
のための弁室１１及びケーシング１２の一部が形成され
ている。

二次空気制御弁１０は、励磁コイル１３と、励磁コイル
１３のコア中心孔１．４に挿通され、かつダイヤフラム
ばね１５をもってケーシング１２に対して浮動支持され
た弁軸１６と、弁軸１６の先端に取付けられたフラゾ］
・弁１７とからなり、弁室１１に於けるバイパス空気通
路８の接続部に形成された弁座１８に対してフラット弁
１７を接触・離間させることにより、バイパス空気通路
８の連通を断続し得るようにされている。この二次空気
制御弁１０は、励磁コイル１３への励磁電流に比例して
弁軸１６に一体的に形成されたアーマチュア１９に対す
る吸引力が変化し、ダイヤフラムばね１５の弾発力と励
磁コイル１３の吸引力との釣合いに応じてその弁開度、
即ちバイパス空気通路８の空気流量が変化する公知形式
のものであり、アイドリング時の負荷変動に対応してス
ロットル弁５をバイパスする二次空気をエンジンの吸気
ボート（図示せず）へ供給し、アイドリング回転速度を
適正に保つ機能を果たすものである。

二次空気制御弁１０は、スロットル弁５の弁軸６の近傍
に設けられている。これにより、励磁コイル１３の発熱
が伝達され、寒冷時に弁軸６が凍結・固着することを防
止することができる。また、エンジン本体から二次空気
制御弁１０を隔置することができることから、エンジン
の熱により励磁コイル１３の内部抵抗が変化し、弁の開
度特性が変化する不都合を生ずることがない。

［発明の効果］ 以上詳述したように、本発明によれば、エンジンの負荷
情況に対応してアイドリング時の混合気濃度を制御する
ための二次空気制御弁をスロワ］・ルボディ回りに集約
して設けるものとしたことから、混合気制御装置のサブ
アッセンブリ化を推進することが可能となる。従って、
製造工程を簡略化して製造コストを低減すると共に、エ
ンジン回りの構成を簡潔化するうえに極めて効果的であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に基づき構成されたスロットルボディの
全体を示す縦断面図であり、第２図は第１図に於ける■
−■線矢視図である。 １・・・スロットルボディ ３・・・エアクリーナニレメン］・ ４・・・エアクリーナケース ５・・・スロットル弁　　７・・・燃料噴射弁８・・・
バイパス空気通路

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）燃料噴射エンジンの吸気ポートへ燃料と空気とを
   混合して送給すべくスロットル弁と燃料噴射弁とを有す
   る燃料噴射エンジン用スロットルボディであって、 前記スロットル弁をバイパスする通路と、該通路を通過
   する空気流量を調節するための制御弁の弁室とを一体的
   に形成してなることを特徴とする燃料噴射エンジン用ス
   ロットルボディ。
2. （２）前記スロットルボディの吸気流入口にエアクリー
   ナエレメントを収納するためのケースが直接接続される
   と共に、前記通路の上流端が、前記ケースの内側に開口
   していることを特徴とする第１請求項に記載の燃料噴射
   エンジン用スロットルボディ。
3. （３）前記制御弁が、その開度を励磁電流にて連続的に
   可変制御し得るソレノイド弁からなり、前記スロットル
   弁の弁軸近傍に取付けられることを特徴とする第１請求
   項に記載の燃料噴射エンジン用スロットルボディ。