JPH02549B2 - - Google Patents
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- JPH02549B2 JPH02549B2 JP55171692A JP17169280A JPH02549B2 JP H02549 B2 JPH02549 B2 JP H02549B2 JP 55171692 A JP55171692 A JP 55171692A JP 17169280 A JP17169280 A JP 17169280A JP H02549 B2 JPH02549 B2 JP H02549B2
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は内燃機関の燃料噴射装置に関し、詳し
くは噴射燃料性状の改善に関する。
くは噴射燃料性状の改善に関する。
ガソリンを主燃料とする内燃機関の燃料噴射装
置には、多気筒機関においては、吸入ポート付近
に燃料噴射弁を配設して各気筒毎に燃料を噴射供
給するマルチポイント方式と、吸入マニフオルド
集合部よりも上流側に噴射弁を設けて噴射燃料を
各気筒へと分配供給するシングルポイント方式と
がある。
置には、多気筒機関においては、吸入ポート付近
に燃料噴射弁を配設して各気筒毎に燃料を噴射供
給するマルチポイント方式と、吸入マニフオルド
集合部よりも上流側に噴射弁を設けて噴射燃料を
各気筒へと分配供給するシングルポイント方式と
がある。
これら吸気管燃料噴射装置の制御方式には機械
式と電子式とがあるが、燃費、排気対策の面では
運転状態に応じて精密な制御ができる電子式が有
利であると考えられている。例えば「サービス周
報第428号ニツサンレパードTR−X F30型系車
の紹介」(昭和55年9月日産自動車株式会社発行)
に記載されたものがある。
式と電子式とがあるが、燃費、排気対策の面では
運転状態に応じて精密な制御ができる電子式が有
利であると考えられている。例えば「サービス周
報第428号ニツサンレパードTR−X F30型系車
の紹介」(昭和55年9月日産自動車株式会社発行)
に記載されたものがある。
第1図はこのような電子制御燃料噴射装置の一
例である。
例である。
これを説明すると、図において1は機関シリン
ダヘツド、2は吸気弁、3は吸入マニフオルド、
4は燃料噴射弁、5はスロツトルボデイ(絞り弁
装置)である。
ダヘツド、2は吸気弁、3は吸入マニフオルド、
4は燃料噴射弁、5はスロツトルボデイ(絞り弁
装置)である。
図示しないが、スロツトルボデイ5の上流側に
は吸気量を検出するためのエアフローメータ及び
エアクリーナが設けられている。
は吸気量を検出するためのエアフローメータ及び
エアクリーナが設けられている。
吸入マニフオルド3は、多気筒機関ではスロツ
トルボデイ5の下流側で各気筒へと分岐してお
り、エアクリーナからの外気をシリンダヘツド1
の吸入ポート部6へと導入する吸気通路7を形成
している。
トルボデイ5の下流側で各気筒へと分岐してお
り、エアクリーナからの外気をシリンダヘツド1
の吸入ポート部6へと導入する吸気通路7を形成
している。
燃料噴射弁4は、吸入ポート部6に面して、ノ
ズル部8が吸気弁傘部9の方向に向くようにして
吸入マニフオルド3に設けられている。
ズル部8が吸気弁傘部9の方向に向くようにして
吸入マニフオルド3に設けられている。
この燃料噴射弁4は、常に所定圧に調圧された
燃料の供給をうけており、図示しない制御回路か
らのパルス信号に応動して電磁的に開閉し、パル
ス信号のデユーテイ比に比例した量の燃料を吸入
ポート部6へと噴射供給する。
燃料の供給をうけており、図示しない制御回路か
らのパルス信号に応動して電磁的に開閉し、パル
ス信号のデユーテイ比に比例した量の燃料を吸入
ポート部6へと噴射供給する。
制御回路は、吸入空気量、冷却水温等に基づい
て前記パルス信号のデユーテイ比を定め、常に機
関運転状態に対応した最適の燃料供給量となるよ
うに燃料噴射弁4を制御するようになつている。
て前記パルス信号のデユーテイ比を定め、常に機
関運転状態に対応した最適の燃料供給量となるよ
うに燃料噴射弁4を制御するようになつている。
ところで、一般にこのような燃料噴射装置で
は、燃料供給が正確で応答が良い反面、機関の低
〜中負荷域で燃焼が悪化して燃料消費量や排出
HC量が増加しやすい傾向にある。
は、燃料供給が正確で応答が良い反面、機関の低
〜中負荷域で燃焼が悪化して燃料消費量や排出
HC量が増加しやすい傾向にある。
これは、噴射燃料は粒径が大きいこと、従つて
また吸入ポート部6の内壁面や吸気弁傘部9に付
着して液状になつてシリンダに吸入される割合が
多いことなどから、空気とのミキシングが充分に
なされないからである。
また吸入ポート部6の内壁面や吸気弁傘部9に付
着して液状になつてシリンダに吸入される割合が
多いことなどから、空気とのミキシングが充分に
なされないからである。
本発明はこのような従来の問題点を解消するこ
とを目的としている。
とを目的としている。
このために本発明では、内燃機関の吸気通路
に、絞り弁よりも下流側に位置して燃料噴射弁を
設けた燃料噴射装置において、絞り弁を迂回して
噴射弁ノズル部の前方と絞り弁より上流側の吸気
通路とを連通する互いに独立した2つの空気導入
通路を設け、かつ一方の空気導入通路に、機関吸
気量を感知して、当該吸気量に対し略比例して前
記空気導入通路の開度を可変制御する空気導入弁
装置を介装した。
に、絞り弁よりも下流側に位置して燃料噴射弁を
設けた燃料噴射装置において、絞り弁を迂回して
噴射弁ノズル部の前方と絞り弁より上流側の吸気
通路とを連通する互いに独立した2つの空気導入
通路を設け、かつ一方の空気導入通路に、機関吸
気量を感知して、当該吸気量に対し略比例して前
記空気導入通路の開度を可変制御する空気導入弁
装置を介装した。
上記構成において、噴射弁ノズル部には絞り弁
前後に生じる差圧に基づき、2つの空気導入通路
を介して高速の空気流が導入され、これが噴射弁
ノズル部からの燃料噴霧に衝突して微粒化を促進
するため、燃料と吸気とが均一に混合される。2
つの空気導入通路のうちの一方は吸気量が所定量
に達するまでは空気導入弁装置によつて閉ざされ
ており、吸気量が所定量以上になると空気導入弁
装置が開いて吸気量増量分に略比例した量の空気
を追加導入する。これにより吸気量の多寡にかか
わらず噴射弁ノズル部に導入される空気の流速が
適切に維持されるので、幅広い運転域について燃
料微粒化作用が発揮される。
前後に生じる差圧に基づき、2つの空気導入通路
を介して高速の空気流が導入され、これが噴射弁
ノズル部からの燃料噴霧に衝突して微粒化を促進
するため、燃料と吸気とが均一に混合される。2
つの空気導入通路のうちの一方は吸気量が所定量
に達するまでは空気導入弁装置によつて閉ざされ
ており、吸気量が所定量以上になると空気導入弁
装置が開いて吸気量増量分に略比例した量の空気
を追加導入する。これにより吸気量の多寡にかか
わらず噴射弁ノズル部に導入される空気の流速が
適切に維持されるので、幅広い運転域について燃
料微粒化作用が発揮される。
以下、本発明を図示実施例に基づいて説明す
る。ただし第1図と実質的に同一の部分には同一
の符号を付して示す。
る。ただし第1図と実質的に同一の部分には同一
の符号を付して示す。
第2図において、燃料噴射弁4は、第1図と同
様に吸気弁傘部9の方向にノズル部8を向けて設
けられるのであるが、この場合マニフオルド11
の噴射弁取付フランジ部12には段付筒状のアト
マイザ13が設けられ、このアトマイザ13にノ
ズル部8を挿入した状態で、しかもフランジ部1
2との間に空気分配板14を挾むようにしてホル
ダ15で締着される。ホルダ15は図示しないボ
ルト等を介して燃料噴射弁4及び空気分配板14
をフランジ部12に共締めするのであり、噴射弁
4は空気分配板14とホルダ15との間に弾性体
16,17を介して保持される。なお、18,1
9はそれぞれアトマイザ13とノズル部8との
間、アトマイザ13と空気分配板14との間の気
密を図るシールリングである。
様に吸気弁傘部9の方向にノズル部8を向けて設
けられるのであるが、この場合マニフオルド11
の噴射弁取付フランジ部12には段付筒状のアト
マイザ13が設けられ、このアトマイザ13にノ
ズル部8を挿入した状態で、しかもフランジ部1
2との間に空気分配板14を挾むようにしてホル
ダ15で締着される。ホルダ15は図示しないボ
ルト等を介して燃料噴射弁4及び空気分配板14
をフランジ部12に共締めするのであり、噴射弁
4は空気分配板14とホルダ15との間に弾性体
16,17を介して保持される。なお、18,1
9はそれぞれアトマイザ13とノズル部8との
間、アトマイザ13と空気分配板14との間の気
密を図るシールリングである。
空気分配板14は、第3図に示したように、各
気筒毎のアトマイザ13に空気を分配するための
通路が2つ形成され、第1の通路21はフランジ
部12に形成された通路部22を介して、アトマ
イザ13の大径周面に設けられた第1の空気入口
部23と連通し、第2の通路24はノズル部8と
シールリング19との間の環状空間部25を介し
て、アトマイザ13の端面に開口した第2の空気
入口部26と連通する。
気筒毎のアトマイザ13に空気を分配するための
通路が2つ形成され、第1の通路21はフランジ
部12に形成された通路部22を介して、アトマ
イザ13の大径周面に設けられた第1の空気入口
部23と連通し、第2の通路24はノズル部8と
シールリング19との間の環状空間部25を介し
て、アトマイザ13の端面に開口した第2の空気
入口部26と連通する。
また、第1、第2の通路21,24は、それぞ
れ導管27,28を介して絞り弁29よりも上流
側で吸気通路7と連通する。
れ導管27,28を介して絞り弁29よりも上流
側で吸気通路7と連通する。
アトマイザ13には第4図にも示したように、
空気入口部23に始まる通路31と空気入口部2
6に始まる第2の通路32とが形成され、通路3
1,32の出口部33,34はノズル部8の前方
に噴射方向と直交するような方向に開口してい
る。
空気入口部23に始まる通路31と空気入口部2
6に始まる第2の通路32とが形成され、通路3
1,32の出口部33,34はノズル部8の前方
に噴射方向と直交するような方向に開口してい
る。
これら2つの出口部33,34の口径は極く小
さく、例えばこの実施例では、総排気量2000c.c.の
4気筒機関として最大φ1程度である。ただし、
アトマイザ13に至るまでの通路21,24等は
可及的に大きく形成される。
さく、例えばこの実施例では、総排気量2000c.c.の
4気筒機関として最大φ1程度である。ただし、
アトマイザ13に至るまでの通路21,24等は
可及的に大きく形成される。
このようにして、絞り弁29を迂回してノズル
部8の前方に空気を導入するための2つの空気導
入通路35,36が互いに独立的に形成される。
部8の前方に空気を導入するための2つの空気導
入通路35,36が互いに独立的に形成される。
上記第1の空気導入通路35は常時開いている
が、第2の空気導入通路36は途中に介装された
空気導入弁装置41を介して開閉する。
が、第2の空気導入通路36は途中に介装された
空気導入弁装置41を介して開閉する。
空気導入弁装置41は、通路36を漸進的に開
閉する針弁42と、この針弁42を駆動するダイ
アフラム装置部43とからなり、ダイアフラム装
置部43の負圧室44には導管45を介してベン
チユリ負圧が導入される。負圧室44にはコイル
バネ46が介装されており、針弁42を閉弁方向
に付勢している。
閉する針弁42と、この針弁42を駆動するダイ
アフラム装置部43とからなり、ダイアフラム装
置部43の負圧室44には導管45を介してベン
チユリ負圧が導入される。負圧室44にはコイル
バネ46が介装されており、針弁42を閉弁方向
に付勢している。
上記構成に基づく作用は次のとおりである。
絞り弁29の開度が小さいアイドリング時ない
し部分負荷時には、絞り弁29の下流側で吸気通
路7に強い負圧が発生する。
し部分負荷時には、絞り弁29の下流側で吸気通
路7に強い負圧が発生する。
このとき、吸気流速は小さいためベンチユリ負
圧は小さく、従つて空気導入弁装置41は閉弁保
持しているが、第1の導入通路35は常時開いて
いるから、絞り弁29よりも上流側との大きな差
圧に基づいて一部の吸気がアトマイザ13の第1
の通路31へと導入され、出口部33から勢いよ
く吸い出される。
圧は小さく、従つて空気導入弁装置41は閉弁保
持しているが、第1の導入通路35は常時開いて
いるから、絞り弁29よりも上流側との大きな差
圧に基づいて一部の吸気がアトマイザ13の第1
の通路31へと導入され、出口部33から勢いよ
く吸い出される。
この導入空気は、噴射燃料に対してほぼ直交し
て衝突し、噴射燃料を拡散微粒化する。
て衝突し、噴射燃料を拡散微粒化する。
この結果、燃料と空気とのミキシングが促され
るので、良好な燃焼を期待できる。
るので、良好な燃焼を期待できる。
絞り弁29の開度が増すと絞り弁29上下流間
の差圧は減少するが、ベンチユリ負圧が発達して
空気導入弁装置41のダイアフラム装置部43
(負圧室44)に作用し、針弁42を退避させる
ため、第2の空気導入通路36が開く。
の差圧は減少するが、ベンチユリ負圧が発達して
空気導入弁装置41のダイアフラム装置部43
(負圧室44)に作用し、針弁42を退避させる
ため、第2の空気導入通路36が開く。
これによりアトマイザ13の第1の出口部33
のみならず、第2の出口部34からも導入空気が
流出するため、噴射燃料と空気とのミキシングは
一層良好になる。導入空気の通路面積を固定する
ものとすれば、アイドリング時の空気流量の関係
で通路面積を小さく設定せざるを得ないので、機
関負荷が増して噴射燃料量が増加した状態では充
分なミキシングが期待できないが、本発明では上
述のように燃料供給量の増加に対応して導入空気
量が増すため、ミキシングを良好にできるのであ
る。
のみならず、第2の出口部34からも導入空気が
流出するため、噴射燃料と空気とのミキシングは
一層良好になる。導入空気の通路面積を固定する
ものとすれば、アイドリング時の空気流量の関係
で通路面積を小さく設定せざるを得ないので、機
関負荷が増して噴射燃料量が増加した状態では充
分なミキシングが期待できないが、本発明では上
述のように燃料供給量の増加に対応して導入空気
量が増すため、ミキシングを良好にできるのであ
る。
また、第2の空気導入通路36が開き始めると
き、空気導入弁装置41の開度が僅かであつて
も、すでに第1の空気導入通路35を介して空気
導入状態となつているところに追加分の空気を導
入することになるので、わずかな増量分の空気で
あつても確実に燃料の増加に対応して微粒化に寄
与する。
き、空気導入弁装置41の開度が僅かであつて
も、すでに第1の空気導入通路35を介して空気
導入状態となつているところに追加分の空気を導
入することになるので、わずかな増量分の空気で
あつても確実に燃料の増加に対応して微粒化に寄
与する。
なお、アトマイザ13の出口部33,34の寸
法や方向にもよるが、燃料が拡散微粒化すると高
温の吸入ポート部6内壁に付着して速やかに気化
するため、燃焼がさらに改善される。
法や方向にもよるが、燃料が拡散微粒化すると高
温の吸入ポート部6内壁に付着して速やかに気化
するため、燃焼がさらに改善される。
絞り弁29の開度がさらに大きい高負荷ないし
全負荷運転状態では、絞り弁29の上下流間での
差圧が殆ど発生しないため導入空気量は僅かであ
る。
全負荷運転状態では、絞り弁29の上下流間での
差圧が殆ど発生しないため導入空気量は僅かであ
る。
このため、噴射燃料は棒状をなして直ちに吸気
弁傘部9ないしその付近に衝突し、吸気弁2が開
くと同時にシリンダ内に供給される。
弁傘部9ないしその付近に衝突し、吸気弁2が開
くと同時にシリンダ内に供給される。
従つて、加速時の応答性や全開性能が損われる
ようなことはない。もちろん、高負荷時には噴射
燃料の粒径が大きくても良好に燃焼するので不都
合はない。
ようなことはない。もちろん、高負荷時には噴射
燃料の粒径が大きくても良好に燃焼するので不都
合はない。
ところで、アトマイザ13は、機関あるいは燃
料噴射装置の特性、仕様等に応じて燃料霧化状態
が最適になるように、その出口部33,34の寸
法、方向等を決まるのであり、例えば第5図A,
Bに示したように出口部33,34を等角度間隔
で都合4個所に設けたり、あるいは第6図に示し
たように環状の出口部39を形成して略全周的に
空気を導入するようにしたものなどである。
料噴射装置の特性、仕様等に応じて燃料霧化状態
が最適になるように、その出口部33,34の寸
法、方向等を決まるのであり、例えば第5図A,
Bに示したように出口部33,34を等角度間隔
で都合4個所に設けたり、あるいは第6図に示し
たように環状の出口部39を形成して略全周的に
空気を導入するようにしたものなどである。
また、空気導入弁装置41としては、吸気量に
略比例して開度の増減するものであればどのよう
なものでもよく、例えば構造的には絞り弁29と
機械的に連動して開閉するような弁装置とするの
が最も簡単で安価であるが、第7図に示したよう
に針弁42を電磁ソレノイド47で開閉駆動する
ようにすれば精密な空気導入が可能である。この
場合、ソレノイド47としてはデユーテイ制御さ
れるオンオフ型のものでも比例型のものでもよい
が、開度を電子的に制御できるので、冷機時には
全開にして燃料微粒化だけでなく始動及び暖機を
促すためのエアレギユレータとして作動させるこ
ともできる。さらには、減速状態を検出して全開
させることにより吸入負圧の急上昇を抑えて燃焼
悪化やオイル上り、オイル下りを回避することも
できる。
略比例して開度の増減するものであればどのよう
なものでもよく、例えば構造的には絞り弁29と
機械的に連動して開閉するような弁装置とするの
が最も簡単で安価であるが、第7図に示したよう
に針弁42を電磁ソレノイド47で開閉駆動する
ようにすれば精密な空気導入が可能である。この
場合、ソレノイド47としてはデユーテイ制御さ
れるオンオフ型のものでも比例型のものでもよい
が、開度を電子的に制御できるので、冷機時には
全開にして燃料微粒化だけでなく始動及び暖機を
促すためのエアレギユレータとして作動させるこ
ともできる。さらには、減速状態を検出して全開
させることにより吸入負圧の急上昇を抑えて燃焼
悪化やオイル上り、オイル下りを回避することも
できる。
第8図はエアレギユレータとして空気導入弁装
置41を形成した例である。針弁42は冷機状態
ではコイルバネ48の弾発力で退避(開弁)して
おり、機関を始動すると加熱手段49(例えば
PTCヒータなど)を介しての加熱でワツクスペ
レツト51が伸長して針弁42を押し、徐々に通
路36を閉じる。このようにして、始動後一定時
間だけ空気導入して燃料霧化と暖機を促すのであ
るが、この場合第2図に示したようなダイアフラ
ム装置部43を設けてワツクスペレツト51を駆
動するようにすれば、上記エアレギユレータとし
ての作用と機関運転状態に応じた燃料霧化の作用
とを共に行なわせることができる。
置41を形成した例である。針弁42は冷機状態
ではコイルバネ48の弾発力で退避(開弁)して
おり、機関を始動すると加熱手段49(例えば
PTCヒータなど)を介しての加熱でワツクスペ
レツト51が伸長して針弁42を押し、徐々に通
路36を閉じる。このようにして、始動後一定時
間だけ空気導入して燃料霧化と暖機を促すのであ
るが、この場合第2図に示したようなダイアフラ
ム装置部43を設けてワツクスペレツト51を駆
動するようにすれば、上記エアレギユレータとし
ての作用と機関運転状態に応じた燃料霧化の作用
とを共に行なわせることができる。
以上説明してきたように、本発明によれば、機
関吸気通路の絞り弁を迂回して噴射弁ノズル部の
前方に吸気の一部を導入する互いに独立した2つ
の空気導入通路を形成するとともに、一方の空気
導入通路の途中に、機関吸気量に応じて当該空気
導入通路の開度を可変制御する空気導入弁装置を
介装し、機関吸気量と比例する噴射燃料量に応じ
た量の空気を導入して噴射燃料に衝突させること
により噴射燃料を拡散微粒化し、空気とのミキシ
ングを促すようにしたので、高負荷域での出力性
能を損うことなく、低〜中負荷域での燃焼を改善
して燃費や排出HC量を低減できるという効果を
生じる。
関吸気通路の絞り弁を迂回して噴射弁ノズル部の
前方に吸気の一部を導入する互いに独立した2つ
の空気導入通路を形成するとともに、一方の空気
導入通路の途中に、機関吸気量に応じて当該空気
導入通路の開度を可変制御する空気導入弁装置を
介装し、機関吸気量と比例する噴射燃料量に応じ
た量の空気を導入して噴射燃料に衝突させること
により噴射燃料を拡散微粒化し、空気とのミキシ
ングを促すようにしたので、高負荷域での出力性
能を損うことなく、低〜中負荷域での燃焼を改善
して燃費や排出HC量を低減できるという効果を
生じる。
ことに本発明では、機関吸気量が増大してゆく
過程で、一方の空気導入通路を介して空気導入を
しているところに他方の空気導入通路から空気導
入弁装置を介して新たに吸気量に略比例した量の
空気を追加導入する構成としたので、機関吸気量
に応じて的確な燃料微粒化を図れるだけでなく、
空気導入弁装置を介しての空気導入量がわずかで
あつても、吸気量及び燃料量の増加に対応させて
確実に燃料微粒化を行わせることができる。従つ
て、安定した燃焼性及び機関運転性を確保できる
という効果が得られる。
過程で、一方の空気導入通路を介して空気導入を
しているところに他方の空気導入通路から空気導
入弁装置を介して新たに吸気量に略比例した量の
空気を追加導入する構成としたので、機関吸気量
に応じて的確な燃料微粒化を図れるだけでなく、
空気導入弁装置を介しての空気導入量がわずかで
あつても、吸気量及び燃料量の増加に対応させて
確実に燃料微粒化を行わせることができる。従つ
て、安定した燃焼性及び機関運転性を確保できる
という効果が得られる。
なお、上記実施例はマルチポイント方式の場合
について示したものであるが、本発明はシングル
ポイント方式の燃料噴射装置にも適用可能なこと
は勿論である。
について示したものであるが、本発明はシングル
ポイント方式の燃料噴射装置にも適用可能なこと
は勿論である。
第1図は従来例の断面図である。第2図は本発
明の一実施例の断面図である。第3図は第2図に
おけるA−A線による空気分配板の部分断面図、
第4図は同じくB−B線によるアトマイザの断面
図である。第5図Aはアトマイザの他の実施例の
断面図、同図BはそのC−C線による断面図であ
る。第6図はアトマイザのさらに他の実施例の断
面図である。第7図、第8図は各々空気導入弁装
置の他の実施例の断面図である。 1……シリンダヘツド、2……吸気弁、4……
燃料噴射弁、5……スロツトルボデイ(絞り弁装
置)、6……吸入ポート部、7……吸気通路、8
……ノズル部、9……吸気弁傘部、11……吸入
マニフオルド、13……アトマイザ、14……空
気分配板、27,28……導管、29……絞り
弁、35……第1の空気導入通路、36……第2
の空気導入通路、41……空気導入弁装置、42
……針弁、43……ダイアフラム装置部。
明の一実施例の断面図である。第3図は第2図に
おけるA−A線による空気分配板の部分断面図、
第4図は同じくB−B線によるアトマイザの断面
図である。第5図Aはアトマイザの他の実施例の
断面図、同図BはそのC−C線による断面図であ
る。第6図はアトマイザのさらに他の実施例の断
面図である。第7図、第8図は各々空気導入弁装
置の他の実施例の断面図である。 1……シリンダヘツド、2……吸気弁、4……
燃料噴射弁、5……スロツトルボデイ(絞り弁装
置)、6……吸入ポート部、7……吸気通路、8
……ノズル部、9……吸気弁傘部、11……吸入
マニフオルド、13……アトマイザ、14……空
気分配板、27,28……導管、29……絞り
弁、35……第1の空気導入通路、36……第2
の空気導入通路、41……空気導入弁装置、42
……針弁、43……ダイアフラム装置部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 内燃機関の吸気通路に、絞り弁よりも下流側
に位置して燃料噴射弁を設けた燃料噴射装置にお
いて、絞り弁を迂回して噴射弁ノズル部の前方と
絞り弁より上流側の吸気通路とを連通する互いに
独立した2つの空気導入通路を設け、かつ一方の
空気導入通路に、機関吸気量を感知して、当該吸
気量に対し略比例して前記空気導入通路の開度を
可変制御する空気導入弁装置を介装したことを特
徴とする内燃機関の燃料噴射装置。 2 空気導入弁装置は、絞り弁と連動して、絞り
弁開度に略比例して開弁することを特徴とする特
許請求の範囲第1項に記載の内燃機関の燃料噴射
装置。 3 空気導入弁装置は、吸気通路のベンチユリ負
圧に応動するダイアフラム装置部を備え、ベンチ
ユリ負圧の増大に略比例して開弁することを特徴
とする特許請求の範囲第1項に記載の内燃機関の
燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17169280A JPS5797064A (en) | 1980-12-05 | 1980-12-05 | Fuel injection unit for internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17169280A JPS5797064A (en) | 1980-12-05 | 1980-12-05 | Fuel injection unit for internal combustion engine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5797064A JPS5797064A (en) | 1982-06-16 |
JPH02549B2 true JPH02549B2 (ja) | 1990-01-08 |
Family
ID=15927916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17169280A Granted JPS5797064A (en) | 1980-12-05 | 1980-12-05 | Fuel injection unit for internal combustion engine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5797064A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4776313A (en) * | 1987-06-01 | 1988-10-11 | Ford Motor Company | Compact integrated engine induction air/fuel system |
JP2848491B2 (ja) * | 1988-11-16 | 1999-01-20 | 株式会社日立製作所 | 燃料噴射制御装置 |
US5241938A (en) * | 1990-03-14 | 1993-09-07 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Injector with assist air passage for atomizing fuel |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53134116A (en) * | 1977-04-27 | 1978-11-22 | Toyota Motor Corp | Fuel feeder for internal combustion engine |
JPS53136136A (en) * | 1977-05-04 | 1978-11-28 | Toyota Motor Corp | Fuel discharge equipment of internal combustion engine |
JPS5528792B2 (ja) * | 1972-01-14 | 1980-07-30 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5528792U (ja) * | 1978-08-17 | 1980-02-25 | ||
JPS6145332Y2 (ja) * | 1980-10-22 | 1986-12-19 |
-
1980
- 1980-12-05 JP JP17169280A patent/JPS5797064A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5528792B2 (ja) * | 1972-01-14 | 1980-07-30 | ||
JPS53134116A (en) * | 1977-04-27 | 1978-11-22 | Toyota Motor Corp | Fuel feeder for internal combustion engine |
JPS53136136A (en) * | 1977-05-04 | 1978-11-28 | Toyota Motor Corp | Fuel discharge equipment of internal combustion engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5797064A (en) | 1982-06-16 |
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