JPH02255742A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

Info

Publication number
JPH02255742A
JPH02255742A JP7982489A JP7982489A JPH02255742A JP H02255742 A JPH02255742 A JP H02255742A JP 7982489 A JP7982489 A JP 7982489A JP 7982489 A JP7982489 A JP 7982489A JP H02255742 A JPH02255742 A JP H02255742A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyethylene
weight
vinylcycloalkane
resin composition
thermoplastic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7982489A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Yamada
邦夫 山田
Haruo Hayashida
林田 晴雄
Wake Wakamatsu
若松 和気
Ryoichi Nomura
良一 野村
Juichi Kobayashi
重一 小林
Satoru Koyama
悟 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP7982489A priority Critical patent/JPH02255742A/ja
Priority to CA 2011664 priority patent/CA2011664A1/en
Priority to DE1990622761 priority patent/DE69022761T2/de
Priority to EP19900302864 priority patent/EP0390382B1/en
Publication of JPH02255742A publication Critical patent/JPH02255742A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/04Homopolymers or copolymers of ethene
    • C08L23/06Polyethene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/18Homopolymers or copolymers of hydrocarbons having four or more carbon atoms
    • C08L23/20Homopolymers or copolymers of hydrocarbons having four or more carbon atoms having four to nine carbon atoms

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光学的性質の改良された熱可塑性樹脂組成物
に関する。さらに詳しくは、炭素数6以上のビニルシク
ロアルカン重合体及びポリエチレンからなることを特徴
とする光学的性質の改良された熱可塑性樹脂組成物に関
し、押出成形、射出成形、圧空成形、真空成形、中空成
形等により、シート、フィルム、容器など多くの光学的
性質の優れた製品を提供するものである。又、粉体塗装
用樹脂原料として用いても表面光沢の優れた製品を提供
するものである。
[従来の技術] ポリエチレン系樹脂は、各種の成形が容易であり、耐薬
品性、耐寒性、耐衝撃性、ヒートシール性などの物性面
で比較的汎用性を有し、また安価であるため大量に使用
されている。近年、樹脂の用途が多様化するにつれ包装
分野では被包装品の又、粉体塗装分野においても被塗装
品の商品価値をより高めるため光学的性質の優れたポリ
エチレン系の樹脂が望まれていた。
従来よりポリエチレン系樹脂の光学的性質の改良方法に
関する提案は多く行なわれており特開昭58−6773
8号、特開昭61−255952号、特開昭60−10
6846号、特開昭58−21437号、特公昭59−
23743号および特公昭44−32296号などが知
られている。
これら多くの提案は、ポリエチレン系樹脂にソルビトー
ル誘導体などの造核剤を添加したもの、あるいはポリエ
チレン系樹脂以外の樹脂例えばポリプロピレンなどをブ
レンドしたものである。
しかし、ポリエチレン系樹脂にソルビトール誘導体など
の造核剤を添加したものは、光学的性質は改良されるが
、多くの添加量を必要とし、そのため成形加工時にロー
ルや金型汚れを生じたり、又加工後の成形品は臭気が強
かったり、成形品表面にブリードアウトしたりして商品
価値を低下させることがある。
方ポリエチレン系樹脂以外の樹脂例えばポリプロピレン
などをブレンドし光学的性質を改良する方法は、ブレン
ドする樹脂の融点より高い加工温度で成形された場合は
効果が不十分である。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的とするところは、成形加工時にロールや金
型汚れを生じず、加工後の成形品の臭気も悪化させるこ
となく、表面へのブリードアウトもなく又、ポリエチレ
ン系樹脂本来の優れた性質を低下させることもなく光学
的性質の改良された製品を得ることにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、かかる課題を解決すべく鋭意検討を行な
った結果、炭素数6以上のビニルシクロアルカン重合体
及びポリエチレンからなる熱可塑性樹脂組成物を各種の
成形用原料として使用することにより、光学的性質を改
良できる事を見出17本発明に至った。
すなわち本発明は、(A)炭素数6以上のビニルシクロ
アルカン重合体及び(B)ポリエチレンからなることを
特徴とする熱可塑性樹脂組成物に関するものである。該
ビニルシクロアルカン重合体に基づくビニルシクロアル
カン単位を該組成物中に0.00005〜1.0重量%
含有する事が好ましい。
本発明の(A)成分として用いられる炭素数6以上のビ
ニルシクロアルカン重合体とは、ビニルシクロアルカン
単独重合体、ビニルシクロアルカンと少量の他のビニル
シクロアルカン、エチレンもしくはα−オレフィンとの
ランダム共重合体、またはビニルシクロアルカンとα−
オレフィンとのブロック共重合体を意味するものである
。これらビニルシクロアルカン重合体のうち、好ましい
重合体は該ブロック共重合体である。
ビニルシクロアルカンブロック共重合体としては、例え
ば、(1)第1段階でビニルシクロアルカンを重合し、
第2段階でプロピレンの単独重合を行なった共重合体、
(2)第1段階でビニルシクロアルカンを重合し、第2
段階でプロピレンとエチレンもしくは他のα−オレフィ
ンとのランダム共重合を行なった共重合体、(3)第1
段階でプロピレンの単独重合を行ない第2段階でビニル
シクロアルカンの重合を行ない第3段階で再びプロピレ
ンの単独又はプロピレンとエチレンもしくは他のα−オ
レフィンとのランダム共重合を行なった共重合体等のビ
ニルシクロアルカンと各種α−オレフィンとの多段共重
合体が好ましい。
本発明に用いられる炭素、数6以上のビニルる。を機ア
ルミニウム化合物としては、AIXaシクロアルカンと
しては、ビニルシクロブタン、ビニルシクロペンタン、
ビニル−3−メチルシクロペンタン、ビニルシクロヘキ
サン、ビニル−2−メチルシクロヘキサン、ビニル−3
−メチルシクロヘキサン、ビニルノルボルナン等が挙げ
られる。これらのうち炭素数8以上のビニルシクロアル
カンがさらに好ましく、なかでもビニルシクロヘキサン
が最も好ましい。
これら(A)1分の炭素数6以上のビニルシクロアルカ
ン重合体の製造は、チタン化合物と有機アルミニウム化
合物からなる触媒系で好適に製造される。チタン化合物
としては、東洋スト−ファー社、東邦チタニウム社、丸
紅・ソルベー社等から市販されている三塩化チタン触媒
が挙げられる。
また特開昭57−599℃6号、特開昭55−1334
08号等に記載されたマグネシウム化合物にチタン化合
物が担持された触媒も好適に使用されRs、s(X:ハ
ロゲン原子、アルコキシ基、又は水素原子、R:炭素数
1〜18のアルキル基、a:0≦a<3なる数)で示さ
れるアルキルアルミニウム化合物が好ましく、具体的化
合物例としてAt(C)Is)3、AI(CtHs)j
、A1(CzHs)zcl、AI(CJs)tBr 、
 AI(Ct)Is)*(OCt)Is)、AI(Ct
LL(QC<Hs)、AI(CtHs)(QC411s
)z、A1(CzHs)C1r 、AI(C1Ha)x
 、AI(C<He)2cl 5Al(C@H13)1
、A1(CJ++)zcl等及びこれらの混合物が挙げ
られる。
また重合時に重合体の立体規則性を向上させる為にカル
ボン酸エステル、リン酸エステル又はケイ酸エステル等
の電子供与体を添加して、ビニルシクロアルカン重合体
を重合することも可能である。
本発明の(B)成分として用いられるポリエチレンとし
ては(1)エチレンと炭素数3ないし18のα−オレフ
ィンを遷移金属触媒を使用して重合することによって得
られ、重合反応は通常30℃ないし300℃の重合温度
で、常圧ないし3000kg/iの重合圧力下、溶媒の
存在下または不存在下、気−固、液−固または均一液相
下で実施されるいわゆるイオン重合法ポリエチレンおよ
びこれを公知の方法で無水マレイン酸やα、β−不飽和
カルボン酸などで変性したポリエチレン。
(2)エチレン及び/又は少産のエチレンとラジカル共
重合し得る単量体を有機過酸化物や酸素等のラジカル発
生剤を使用して重合することによって得られ、重合反応
は通常130℃ないし300℃の重合温度下、500k
g/Ciないし3000kg/clIlの重合圧力下で
実施されるいわゆる高圧ラジカル重合法ポリエチレンお
よびこれを公知の方法で無水マレイン酸やα、β−不飽
和カルボン酸などで変性したポリエチレン等これら(1
)、(2)のポリエチレンから選ばれ、一種或は二種以
上混合して用いられる。
本発明における熱可塑性樹脂組成物中のビニルシクロア
ルカン単位の含有率には特に制限はないがポリエチレン
本来の物性を変化させる事なく改良効果が発現する為に
は熱可塑性樹脂組成物中の(A)ビニルシクロアルカン
重合体に基づくビニルシクロアルカン単位の含有率は0
.00005〜1.0重量%であることが好ましく、更
に0.0001〜0.5重量%であることが好ましい。
特に好ましくは0001〜02重量%である。該ビニル
シクロアルカン単位の含有率がo、 oooos重ff
i%より少ないと光学的性質や粉体塗装用樹脂原料とし
て用いたとき表面光沢の改良が十分でなく又、1,0重
量%より多い含有率では、ポリエチレン本来の物性を変
化させる事があり好ましくない。
本発明による組成物を得るには、(^)、 (8)各成
分を均一に混合することによって得られ、混合方法とし
ては、各成分を種々公知の方法例えばヘンシェルミキサ
ー タンブラーブレンダーのごとき混合機を用いてトラ
イブレンドする方法、混合後更に単軸押出機、多紬押重
機で溶融混練造粒する方法あるいはバンバリーミキサ−
、ニーダ−ロールミル等で溶融混練造粒する方法等で得
られる。
本発明の組成物は、他の公知の配合剤例えば、酸化防止
剤、滑剤、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、着色剤
などを必要に応じて加えることもできる。
本発明の調製された組成物は、種々公知の成形加工方法
例えば押出成形、射出成形、圧空成形、真空成形、中空
成形等により、光学的性質の優れたシート、フィルム、
容器等の多種類の製品にする事ができる。又、粉体塗装
用樹脂原料として用いても表面光沢の優れた製品を得る
事が出来る。
成形加工は、本発明による組成物を単独で成形加工して
もよいし、他の熱可覆性樹脂組成物と積層成形加工して
もよい。ただし積層成形加工においては、本発明による
組成物が晟外層の両側又は、片側になるよう積層成形加
工することが好ましい。積層成形の例としては、本発明
による組成物とポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ン酢酸ビニル共重合体、ポリアミド、ポリエステルなど
適当な他の樹脂と共押出インフレーシタン成形又は共押
出キャスト成形することにより二層ないしは二層以上の
共押出フィルムを得る事が出来る。
更に本発明による組成物を単独で成形加工した単体フィ
ルム又は共押出フィルムを延伸もしくは無延伸のポリプ
ロピレン、ポリアミド等のフィルム又はシート、延伸ポ
リエステルフィルム、アルミ箔、セロハン、紙、更には
その複合フィルム又はシートなどとドライラミネーショ
ンあるいはサンドイッチラミネーションすることにより
積層フィルム又は積層シートにする事が出来る。更に本
発明による組成物を各種のプラスチックフィルム、アル
ミ箔、板紙、紙などの基材に対して押出コーティング又
は共押出コーティングすることによりラミネート物を作
製する事も出来る。
更に本発明による組成物を単独で成形加工した単体シー
ト又は共押出シートを圧空成形、真空成形することによ
り各種の容器にする事が出来る。又、本発明による組成
物を単独あるいはポリアミド、ポリビニルアルコールな
どと共押出中空成形することにより各種の容器にするこ
ともできる。
粉体塗装では、本発明による組成物を公知の方法例えば
粉砕機あるいは有機溶剤を用いて微粉化し回転成形法に
より各種の容器にする事が出来る。また流動浸漬法、静
電塗装法、溶射法等により各種の金属、ガラスなどの基
材にコーティングする事が出来る。
[実施例] 以下に本発明をより具体的に説明するために実施例を示
すが、本発明の要旨をこえない限りこれらの例に限定さ
れるものではない。
なお実施例において示されているメルトフローレイト、
密度、ヘイズ、グロス、[η jは下記の方法に従って
測定したものである。
(1)メルトフローレイト JIS  K676Qに従って測定した。
(2)密度 l5 K676Gに従って測定した。
(3)ヘイズ A  S、T  M DIOQ3に従って測定した。
(4)内部ヘイズ ジメチルフタレートにサンプルシートを浸漬してAST
M  D1003に従って測定した(5)グロス JIS  ZB741に従って測定した。
(6)[η 1 ウベローデ型粘度計を用いて、135℃テトラワン中で
測定を行なった。
実施例! (1−1)ビニルシクロヘキサン重合体の合成不活性ガ
スで置換した11フラスコに脱水精製したn−へブタン
50 Oml、ジエチルアルミニウムクロリド25ミリ
モル及び特開昭60−228504号公報に記載された
実施例−■に従って合成したチタン化合物触媒20gを
順次加えた後、この混合物を80”Cに昇温した。
次いでビニルシクロヘキサン40 Omlを3時間かけ
て滴下供給し、さらに2時間重合を継続した。重合終了
後、固体生成物を脱水精製したn−へブタン50 Om
lで洗浄し、次いで減圧下に乾燥を行ないビニルシクロ
ヘキサン重合体300gを含むチタン化合物触媒320
gが得られた。
次いで、このビニルシクロヘキサン重合体を含むチタン
化合物触媒250g、ジエチルアルミニウムクロリド1
.5モル及び脱水精製したn−へブタン150Zを33
01のステンレス製攪拌機付反応器に仕込み、温度5゜
℃の条件下、プロピレンで4 kg/alゲージの重合
圧力に保ち、気相部分のエチレンが2容量%濃度になる
ようにエチレンを供給し、プロピレン/エチレンの共重
合を3.5時間継続した。また重合中は、気相部分の水
素濃度は7容量%になるように調節した。
重合終了後、重合スラリーを後処理槽へ導き、n−ブチ
ルアルコール157’を投入して、失活、脱灰処理を実
施した後、遠心分離及び乾燥を行なって、ビニルシクロ
ヘキサン−プロピレン−エチレンブロック共重合体22
,7−を得た。このブロック共重合体は、ビニルシクロ
ヘキサン単位を1.01重量%含有し、エチレン単位を
3重量%含有した。また該共重合体の[η1 は1.8
dl/gであった。上記合成で得られた(1−1)のポ
リビニルシクロヘキサン重合体5重量%および安定剤が
0.15重量%配合されたメルトフローレイト20g/
10分、密度0.920のイオン重合法ポリエチレン9
5重量%をヘンシェルミキサーで均一に混合したvk3
0■径単紬押出機を使用し200℃、80rpmの条件
で溶融混練造粒し、本発明による樹脂組成物を得た。該
組成物中のビニルシクロヘキサン重合体に基づくビニル
シクロヘキサン単位の含有量は、0.05重量%である
この組成物を230℃に設定した熱プレス成形機を用い
て溶融、加圧を行なった後、30℃の水を循環した冷却
プレスで冷却し厚さl−のシートを得た。このプレスシ
ートには臭気はなくヘイズ及び内部ヘイズはそれぞれ7
5%、71%であった。
又このシートを40℃に調整された恒温槽で7日間保管
後再びヘイズを測定したがまったく変化はみられなかっ
た。
実施例2〜5 実施例1におけるポリビニルシクロヘキサン重合体の配
合量を実施例2では0.5重量%、実施例3では1重量
%、実施例4では2重量%、実施例5では10重量%に
代えた組成物を実施例1と同様に作成しプレスシートの
ヘイズ及び内部ヘイズの測定を行なった。なお、該組成
物中のビニルシクロアルカン単位の含有量は各々0.0
05.0.01.0.02及び0.1重量%である。
実施例6〜8 実施例1におけるイオン重合法ポリエチレンを安定剤が
0.45重量%配合されたメルトフローレイト0.8g
/10分、密度0.919のイオン重合法ポリエチレン
に代え、ポリビニルシクロヘキサン重合体の配合量を実
施例6では1M量%、実施例7では2重量%、実施例8
では5重量%にして組成物を実施例1と同様に作成しプ
レスシートのヘイズ及び内部ヘイズの測定を行なった。
結果を実施例1及び実施例2〜5と共に表1に示した。
比較例1 実施例1〜5で用いたイオン重合法ポリエチレンのプレ
スシートのヘイズ及び内部ヘイズはそれぞれ93%、9
0%であった。
比較例2 実施例6〜8で用いたイオン重合法ポリエチレンのプレ
スシートのヘイズ及び内部ヘイズはそれぞれ91%、8
8%であった。
実施例9〜l 安定剤が0.45重量%、滑剤0.2重量%、アンチブ
ロッキング剤0.25重量%配合されたメルトフローレ
イトQ、8g/10分、密度0.921のイオン重合法
ポリエチレンにポリビニルシクロヘキサン重合体を実施
例9では2.5重量%、実施例1Oでは5重量%、実施
例11では7.5重量%記合して実施例1と同様に組成
物を作成した。該組成物中のビニルシクロヘキサン単位
の含有量は各々0.025.0.05.0.075重量
%である。
この組成物を40m+径のスクリューを有するインフレ
ーション成形機を使用し樹脂温度200℃、ブロー比1
.8の条件で厚さ0.03■及び0.06mのインフレ
ーションフィルムを作成した。このフィルムのヘイズ、
グロスの測定結果を表2に示した。
比較例3 実施例9〜IIで用いたイオン重合法ポリエチレンを実
施例9〜11と同様な方法でインフレーションフィルム
を作成した。このフィルムのヘイズ、グロスの測定を行
なった。
比較例4 実施例9〜11で用いたイオン重合法ポリエチレン95
重量%に、メルトフローレイト5g / I 0分(J
IS  K6758に従ってαj定した)、エチレン含
有量3重量%のエチレン−プロピレンランダム共重合体
を5重量%配合し実施例1と同様な方法で溶融混練造粒
した。この組成物を実施例9〜11と同種な方法でイン
フレーションフィルムを作成した。
このフィルムのヘイズ、グロスの測定を行なった。
実施例12〜I6 実施例!及び実施例2〜5で溶融混練造粒した組成物を
射出成形機(東芝機械(株)製TS100EN型)を用
イテ射出圧力600kg/d、樹脂温度230℃、金型
温度40℃の条件で厚さ2■の射出シートを作成した。
この射出シートのヘイズ及び内部ヘイズの測定結果を表
3に示した。
比較例5 実施例1で用いたイオン重合法ポリエチレンを実施例1
2〜16と同様な方法で成形し射出シートのヘイズ及び
内部ヘイズの測定を行なった。
実施例17 安定剤が0.1重量%配合されたメルトフローレイト0
.8g/10分、密度0.922のイオン重合法ポリエ
チレン95重量%とポリビニルシクロヘキサン重合体5
重量%を実施例1と同様の方法で溶融混練造粒した。
この組成物を中空成形機((株)日本製鋼新製  CA
UTEX   NB3B/550−20AB型)を用い
て樹脂温度200’C1金型温度30℃の条件でlrs
規格瓶500cc(JIs  z1703)を作成した
。この瓶の側面部のヘイズ及び内部ヘイズの測定を表4
に示した。
比較例6 実施例16で用いたイオン重合法ポリエチレンを実施例
17と同様な方法で成形しこの瓶の側面部のヘイズ及び
内部ヘイズの測定を行なった。
比較例7 実施例16で用いたイオン重合法ポリエチレンに比較例
4で用いたエチレン〜プロピレンランダム共重合体を5
重量%配合し実施例1と同様な方法で溶融混練造粒した
この組成物を実施例16と同様な方法で成形しこの瓶の
側面部のヘイズ及び内部ヘイズの測定を行なった。
実施例18〜22 実施例1及び実施例2〜5で溶融混練造粒した組成物を
粉砕機((株)線用鉄工所製 AP−8型)を用いて中
位粒度200〜300μの粉末を作成した。
ごの粉末を230℃に調節された恒温槽中で厚さ3.2
膿、長さ150膿、巾70■のグリッドブラスト鋼板上
で5分間焼付けした後室温下にて放冷し塗装物を作成し
た。(グリッドブラスト鋼板上 いた)この塗装物のグロスの測定結果を表5に示した。
比較例8 実施例1で用いたイオン重合法ポリエチレンを実施例1
8〜22と同様な方法で粉末化及び焼付けし塗装物のグ
ロスの測定を行なった。
実施例23 (1−2)ビニルシクロヘキサン重合体の合成不活性ガ
スで置換したllフラスコに脱水精製したn−へブタン
500mt’、ジエチルアルミニウムクロリド25ミリ
モル及び特開昭60−228504号公報実施例−1に
従って合成したチタン化合物触媒50gを順次加えた後
、この混合物を60℃に昇温した。次いでビニルシクロ
ヘキサン+ 00meを1時間かけて滴下供給し、さら
に2時間重合を継続した。
重合終了後、固体生成物を脱水精製したn−へブタン5
00mNで洗浄し、次いで減圧下に乾燥を行ないビニル
シクロヘキサン1合体71gを含むチタン化合物触媒1
21gが得られた。
次いで、このビニルシクロヘキサン重合体を含むチタン
化合物触媒85g、ジエチルアルミニウムクロリド1.
5モル及び脱水精製したn−へブタン150Zを330
1のステンレス製攪拌機付反応器に仕込み、温度60℃
の条件下、プロピレンで6 kg/dゲージの重合圧力
に保ちながら3時間継続した。
また重合中は、気相部分の水素1度は5容量%になるよ
うに調節した。重合終了後、重合スラリーを後処理槽へ
導き、n−ブチルアルコール151を投入して、失活、
脱灰処理を実施した後、遠心分離及び乾燥を行なって、
ビニルシクロヘキサン−プロピレンブロック共重合体3
8.0kgを得た。このブロック共重合体は、ビニルシ
クロヘキサン単位を0゜1004重量%含有し、また該
共重合体の[η] は1.7d1/gであった。
シクロヘキサン重合体5重量%、実施例1で用いた安定
剤が0.15重量%配合されたメルトフローレイ520
g/10分、密度0゜920のイオン重合法ポリエチレ
ン95重量%、を実施例1と同様に、ヘンシェルミキサ
ーで均一に混合した後30鵡径単紬押出機を使用し20
0℃gQrpmの条件で溶融混練造粒し、樹脂組成物を
得た。該樹脂組成物中のビニルシクロヘキサン単位の含
有量は0゜005重量%である。
この組成物を230℃に設定した鵡ブレス成形機を用い
て溶融、加圧を行なった後、30℃の水を循環した冷却
プレスで冷却し厚さlIのシートを得た。
このプレスシートには臭気はなくヘイズ及び内部ヘイズ
はそれぞれ78%、72%であった。
実施例24〜25 上記合成で得られた(1−2)のポリビニル実施例23
におけるポリビニルシクロヘキサン重合体の配合量を実
施例24では7.5!量%、実施例25では10重量%
に代えた組成物を実施例23と同様に作成しプレスシー
トのヘイズ及び内部ヘイズの測定を行なった。
該組成物中のビニルシクロヘキサン単位の含有量は0.
0075および0.01重量%である。
実施例26〜28 実施例23におけるイオン重合法ポリエチレンをメルト
フローレイト20g/10分、密度0.918のラジカ
ル重合法ポリエチレンに代え、ポリビニルシクロヘキサ
ン重合体の配合量を実施例26では5重量%、実施例2
7では7.5重量%、実施例28では10重量%にして
組成物を実施例23と同様に作成しプレスシートのヘイ
ズ及び内部ヘイズの測定を行なった。結果を実施例23
及び実施例24〜25七共に表6に示した。
比較例9 実施例26〜28で用いたラジカル重合法ポリエチレン
のプレスシートのヘイズ及び内部ヘイズはそれぞれ92
%、85%であった。
実施例29〜31 実施例23及び実施例24〜25で溶融混練造粒L5た
組成物を粉砕機((株)線用鉄工所製 AP−3型)を
用いて中位粒度200〜300μの粉末を作成した。
この粉末を230℃に調節された恒温槽中で厚さ3.2
m、長さ150m、巾70mのグリッドプラスト調板上
で5分間焼付けした後室温下にて放冷し塗装物を作成し
た。(グリッドブラスト鋼板は予め15分間予熱してお
いた)この塗装物のグロスの測定結果を表7に示した。
表−1 表−2 表 表 表−6 表−7 表−5 [発明の効果] 以上説明したごとく、本発明による熱可塑性樹脂組成物
は各種の成形品及び粉体塗装において透明性や表面光沢
等の光学的性質に優れた製品を得ることができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)炭素数6以上のビニルシクロアルカン重合
    体及び(B)ポリエチレンからなることを特徴とする熱
    可塑性樹脂組成物。
  2. (2)(A)ビニルシクロアルカン重合体に基づくビニ
    ルシクロアルカン単位を0.00005〜1.0重量%
    含有する請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。
  3. (3)(A)ビニルシクロアルカン重合体がビニルシク
    ロヘキサン−プロピレン共重合体である請求項1記載の
    熱可塑性樹脂組成物。
  4. (4)(A)ビニルシクロアルカン重合体がビニルシク
    ロヘキサン−プロピレン−エチレン共重合体である請求
    項1記載の熱可塑性樹脂組成物。
  5. (5)(A)ビニルシクロアルカン重合体がビニルシク
    ロヘキサン−プロピレン−α−オレフィン共重合体であ
    る請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。
  6. (6)(B)ポリエチレンがラジカル重合法により製造
    されたポリエチレンである請求項1記載の熱可塑性樹脂
    組成物。
  7. (7)(B)ポリエチレンがイオン重合法により製造さ
    れたポリエチレンである請求項1記載の熱可塑性樹脂組
    成物。
JP7982489A 1989-03-29 1989-03-29 熱可塑性樹脂組成物 Pending JPH02255742A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7982489A JPH02255742A (ja) 1989-03-29 1989-03-29 熱可塑性樹脂組成物
CA 2011664 CA2011664A1 (en) 1989-03-29 1990-03-07 Thermoplastic resin composition
DE1990622761 DE69022761T2 (de) 1989-03-29 1990-03-16 Thermoplastische Zusammensetzung.
EP19900302864 EP0390382B1 (en) 1989-03-29 1990-03-16 Thermoplastic resin composition

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7982489A JPH02255742A (ja) 1989-03-29 1989-03-29 熱可塑性樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02255742A true JPH02255742A (ja) 1990-10-16

Family

ID=13700958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7982489A Pending JPH02255742A (ja) 1989-03-29 1989-03-29 熱可塑性樹脂組成物

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0390382B1 (ja)
JP (1) JPH02255742A (ja)
CA (1) CA2011664A1 (ja)
DE (1) DE69022761T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005320400A (ja) * 2004-05-07 2005-11-17 Sumitomo Chemical Co Ltd 変性ビニルシクロヘキサン共重合体水性エマルジョン

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6121144A (ja) * 1984-07-09 1986-01-29 Sumitomo Chem Co Ltd ポリプロピレンシ−ト
JPS61287948A (ja) * 1985-05-21 1986-12-18 Sumitomo Chem Co Ltd ポリプロピレン射出成形物

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3471942D1 (en) * 1983-12-27 1988-07-14 Sumitomo Chemical Co Process for producing propylene copolymer

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6121144A (ja) * 1984-07-09 1986-01-29 Sumitomo Chem Co Ltd ポリプロピレンシ−ト
JPS61287948A (ja) * 1985-05-21 1986-12-18 Sumitomo Chem Co Ltd ポリプロピレン射出成形物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005320400A (ja) * 2004-05-07 2005-11-17 Sumitomo Chemical Co Ltd 変性ビニルシクロヘキサン共重合体水性エマルジョン

Also Published As

Publication number Publication date
DE69022761D1 (de) 1995-11-09
EP0390382A3 (en) 1991-04-03
EP0390382B1 (en) 1995-10-04
CA2011664A1 (en) 1990-09-29
EP0390382A2 (en) 1990-10-03
DE69022761T2 (de) 1996-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5948547A (en) Composition based on statistical propylene copolymers, process for their manufacture and multilayer heat-sealable sheets containing them
KR101838836B1 (ko) 수지 조성물 및 그의 시트상 성형체
JPH07371B2 (ja) ポリプロピレン積層フイルム
JPH02255742A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JP4065612B2 (ja) ポリプロピレン系フィルム
JP2978712B2 (ja) 重合体組成物
JPS61213244A (ja) 包装フイルム
JPH08245846A (ja) 積層延伸フィルム用ポリプロピレン組成物及び積層延伸フィルム
JPH0873529A (ja) プロピレン単独重合体及びそれを用いた延伸フィルム
JP4759235B2 (ja) ポリプロピレン系積層フィルム
JP3816971B2 (ja) フィルム用ポリプロピレン系樹脂及びそれを用いたフィルム
JP3235055B2 (ja) プロピレン系ランダム共重合体の多層フィルム
JPH0527546B2 (ja)
JPH034371B2 (ja)
JP4081599B2 (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物、その樹脂組成物の製造方法およびその樹脂組成物からなるフィルム
JPH0211638A (ja) 熱可塑性樹脂改質用マスターバッチ組成物の製造方法
JPH03168238A (ja) 樹脂組成物
JPH0436338A (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物
JP2001181455A (ja) 中空成形用樹脂組成物および中空成形容器
WO2024070720A1 (ja) 積層フィルム
JP2533321B2 (ja) ポリプロピレン積層フィルム
EP0693524B1 (en) Polypropylene resin and film prepared therefrom
JP3420398B2 (ja) ポリプロピレン系多孔質フィルム
JP3874679B2 (ja) フィルム用ポリプロピレン系樹脂及びそれを用いたフィルム
JPH11172059A (ja) 医薬品包装用ポリプロピレン系シート