JPH02255517A - シリカ微粒子の製造方法 - Google Patents

シリカ微粒子の製造方法

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JPH02255517A
JPH02255517A JP1076640A JP7664089A JPH02255517A JP H02255517 A JPH02255517 A JP H02255517A JP 1076640 A JP1076640 A JP 1076640A JP 7664089 A JP7664089 A JP 7664089A JP H02255517 A JPH02255517 A JP H02255517A
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tetraethoxysilane
silica particles
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Tatsuhiko Adachi
龍彦 足立
Hisato Ando
安藤 壽人
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Ube Nitto Kasei Co Ltd
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    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B33/00Silicon; Compounds thereof
    • C01B33/113Silicon oxides; Hydrates thereof
    • C01B33/12Silica; Hydrates thereof, e.g. lepidoic silicic acid
    • C01B33/16Preparation of silica xerogels
    • C01B33/163Preparation of silica xerogels by hydrolysis of organosilicon compounds, e.g. ethyl orthosilicate

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  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Silicon Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、歯科材料用フィラー、半導体封止材樹脂用フ
ィラー、化粧品用基材、IC基板焼成用敷粉等に使用す
るシリカ微粒子の製造方法に関する。
(従来の技術) 従来シリカ微粒子は、天然石英及び溶融シリカのバルク
体を機械的に粉砕して得られる方法、また四塩化ケイ素
(SiCII4)の火炎加水分解による方法(例えば、
アエロジル; Aerosil I8)Degussa
社、Cab−o−8110Cabot社)によって製・
遺されている。しかし、前者の方法では、シリカの精製
が困難であること、特に、天然石英を半導体封止樹脂用
フィラーとして使用した場合には、石英から出るα線に
よるソフトエラーの問題があった。
またバルクシリカを微粒子化するためには、ボールミル
や粉砕機等、粉砕にかかるエネルギーが必要なことがあ
げられる。これに対して後者方法で得られるシリカは、
十数nmから数+nmのオーダーの粒径範囲の微粒子し
か製造されておらず、この粒径ではフィラーとして使用
したときに、粘性が大きいことがあげられる。
ところで、最近上記の技術と異なるシリカ微粒子の合成
法として、シリコンアルコキシドの加水分解反応を利用
するゾル−ゲル法によるシリカ微粒子の製造方法が注目
されている。すなわち、ゾル−ゲル法においては、出発
原料となるシリコンアルコキシドの高純度品が手に入り
やすく、また、液相を経由する合成方法のため、反応容
器や乾燥器といった比較的簡単な装置の使用で済むこと
から、低コストの合成方法として注目されてきている。
シリコンアルコキシドを加水分解して酸化物を合成する
場合には、最終的な乾燥体の形状は、溶液中のpHや水
の濃度によって大きく変化することが分かっており、ゾ
ル中に成長する分子種の構造の違いによって繊維状、膜
状、バルク状あるいは微粒子状のゲルを生成させること
ができる。
普通の条件下すなわち、酸やアルカリ等の触媒量がアル
コキシドに比べて十分に少ないときは、加水分解生成物
は寒天状の均一なゲル体となり、その乾燥体も硬いゲル
となる。これに対して塩基の触媒量が極端に多く、かつ
アルコキシドの濃度が非常に薄い場合は、単分散の球状
シリカ微粒子が生成することが知られている( W、5
toberら、Journal of’ Co11oi
d and Interf’ace 5cience 
2B巻62=89(196B))  。
(発明が解決しようとする課題) しかし、アルコキシドから微粒子を製造するプロセスは
、上記の9tBberらによる単分散シリカ微粒子の製
造方法が知られているのみであり、またこの方法は粒径
分布を狭くするためにアルコキシド濃度を低くする必要
があり、このため溶媒としてのエタノールを大量に必要
とし、シリカ単位重量あたりの原料費も高くなる。
そこで、本発明者らは、ゾル−ゲル法による新規なシリ
カ微粒子の製造方法を鋭意検討したところ、シリコンア
ルコキシドをある特定条件下で加水分解してゲル化させ
たのち乾燥して得られるシリカゲルのなかに、非常にか
さ密度の小さい微粒子の凝集体があること、さらにこの
微粒子の凝集体は、非常に弱い力(例えば容器を振動す
る程度の外力)で、数十μs以下の微粒子に粉砕できる
ことを見いだし、本発明を完成した。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明は、テトラエトキシ
シラン及び触媒を含む溶液の加水分解反応によって生成
するゲル体を乾燥し、このゲル体を機械的に粉砕してシ
リカ微粒子を得る方法であって、前記触媒として、25
℃における塩基解離定数Kbが10−3以上のアルキル
アミンを用い、その添加量をテトラエトキシシランに対
してモル比で0.01倍から3倍、前記テトラエトキシ
シランの加水分解のために添加する水の量を、テトラエ
トキシシランに対してモル比で等倍から30倍の範囲と
することを特徴とする。
本発明に使用する触媒としてのアルキルアミンは、ジエ
チルアミン、ジー1so−プロピルアミン。
ジ−n−ブチルアミンなどが有効であるが、特に、ジー
1so−プロピルアミン及びジエチルアミンが好ましい
これらのアルキルアミンを使用すると、25℃における
塩解離定数Kbが10−3以上なので、これ以下の解離
定数のものを用いたときよりも、乾燥ゲル体は微粒子間
の結合力が小さく、指で揉むんたのみでミクロンオーダ
ー迄粉砕できる状態であり、粉砕に要するエネルギーは
小さいものとなる。
従って、乾燥体の粉砕方法には、例えばフルイ振盪機を
利用する方法の他に、ミキサー程度の装置で粉砕するこ
とも可能である。また従来の粉砕機やボールミル等の粉
砕機を用いることも当然可能であり、その使用を妨げな
い。この様な場合は運転時間が非常に短くて済むことが
期待される。
(作用・効果) 本発明のシリカ微粒子の製造方法は、触媒及び溶液の組
成を特定の範囲として、シリカ微粒子を生成させた後、
乾燥ゲル体を得ており、この乾燥ゲル体が入った容器を
振動させると容易に発煙し、指の間に挟んで、揉むと指
頭に感じない程度の細かい粒子迄簡単に粉砕できる状態
になる。
従って、例えば、ふるい振盪機程度の振動力で数十即程
度迄粉砕でき、この場合は分級も同時に行なえるので製
造工程の短縮化かはがられる。
(実 施 例) 以下本発明を実施例により詳細に説明する。
実施例1 テトラエトキシシラン559m1(2,5モル)に対し
て、0.5倍のモル比のジイソプロピルアミン(塩基解
離定数Kb−1,15X10’−’)180m1.4倍
のモル比のエタノール583.5mj、4倍のモル比の
蒸留水180ajを、2j?の三角フラスコ中で30分
間攪拌して混合し、内面をテフロンコーティングしたス
テンレス容器に入れ、アルミ箔で密閉して50℃のオー
ブンに入れゲル化させた。ゲル化したのち温度を60℃
まで上げ、その温度で24時間保持して反応を完結させ
た。
アルミ箔に直径51111の穴を15個開け、次いでオ
ーブンの温度を120℃まで上げてその温度で24時間
保持して乾燥を行なった。
得られたゲルは、はとんど収縮せずに、乳白色でかさ密
度の非常に小さい乾燥体が生成していた。
この乾燥体が入った容器を振動させると容易に発煙状と
なることから、乾燥体はかなり細かい粒子からなってい
ることがわかった。
これらの微粒子は、指の間にはさんで揉むと、指頭に感
じない程度の細かい粒子まで簡単に粉砕できることがわ
かり、遠心沈降式の粒度分布計によって粒度を測定した
結果、数μsから致十岬の粒径範囲にピークをもち、ま
た最も小さいもので0゜1−以下の粒子も若干含まれて
いた。また、走査型電子顕微鏡による観察から、これら
の粉砕粒子は0.01.cm前後の一次粒子からなり、
機械的なエネルギーによって一次粒子が多数集まった2
次粒子状態をとっていることがわかり、これらの超微粒
子間の結合が弱いために小さな力で粉砕が可能になった
と考えられる。
得られた乾燥体を直径200mm、深さ45mmのふる
い(200メッシュ二通過径75μs)に入れ、中白機
工(株)製に一1型ロータツブ型ふるい振盪機にセット
し、ハンマー打数156回/分、振盪数290 r、p
、mで1時間行なった。得られた微粒子は75p以下の
微粒子が、87.1%であった。
実施例2 上記実施例1に対して加水分解に使用する水の量が少な
い溶液組成である、テトラエトキシシラン559mj(
2,5モル)、ジイソプロピルアミン180m1(1,
275モル)、エタノール583mj(10モル)、蒸
留水90mJ(5モル)からなる溶液から実施例1と同
様の手順でゲルを調製し、乾燥した後にふるい振盪機に
かけた。200メツシユ(通過径75贋)のふるいを通
過した微粒子は58.3%であった。
上記の粒子を330メツシユ(通過径:45μs)のふ
るいにかけて通過した粒子を液体に分散させた。この場
合、水に溶は込まず分散しなかったが、エタノールには
容易に分散した。しかし、これを大気中で700℃まで
焼成した粒子は、水に容易に分散した。また焼成前後の
粒径分布の変化はほとんどなく、焼成後も粉砕直後と同
様の粒度分布を示し、焼成による粉砕粒子同士の結合は
ほとんどみられなかった。
実施例3 テトラエトキシシラン559mj(2,5モル)、ジエ
チルアミン(塩基解離定数Kb−1,26X10−’)
130mj (1,26モル)、エタノール583mJ
(10モル)、蒸留水90m1(5モル)からなる溶液
から実施例1と同様の手順でゲルを調製し、乾燥した後
にふるい振盪機にかけた。200メツシユを通過した粒
子は74.5%であった。
比較例 実施例1に対して、塩基解離定数Kbが1×10−3よ
り小さいn−アミルアミンを用い、テトラエトキシシラ
ン559mJ(2,5モル)、エタノール583m1(
10モル)、n−アミルアミン(塩基解離定数Kb=4
.6xlO−’)132ml(1,14モル)、蒸留水
180mJ(10モル)からなる溶液から、実施例1と
同様の手順でゲルを調製し、乾燥した。乾燥ゲル体はや
や半透明であった。これをふるい振盪機にかけたが、細
かく粉砕されず、200メツシユのふるいを通過した粒
子はほとんどなかった。
なお、上記実施例1において、テトラエトキシシランに
対する水のモル比を2倍付近とすると乾燥後も微粒子表
面に未反応のエトキシ基(C2H2O−)が残留するた
めに微粒子表面が疎水性となり水には分散しないが、お
よそ700℃まで焼成すると表面のエトキシ基が脱離し
てシロキサン結合もしくは、OH基が生成するので親水
性となり、水によく分散する。これらの粒子の加熱前後
の粒径分布は変化がなく、焼成しても粉砕粒子同士が結
合することはほとんどないことから、本発明の微粒子は
加水分解に使用する水の量及び焼成によって媒質に対す
る分散性を変化させることもできる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. テトラエトキシシラン及び触媒を含む溶液の加水分解反
    応によって生成するゲル体を乾燥し、このゲル体を機械
    的に粉砕してシリカ微粒子を得る方法であって、前記触
    媒として、25℃における塩基解離定数Kbが10^−
    ^3以上のアルキルアミンを用い、その添加量をテトラ
    エトキシシランに対してモル比で0.01倍から3倍、
    前記テトラエトキシシランの加水分解のために添加する
    水の量を、テトラエトキシシランに対してモル比で等倍
    から30倍の範囲とすることを特徴とするシリカ微粒子
    の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100260015B1 (ko) * 1990-10-02 2000-06-15 나루세 스스무 액정 표시 장치 및 그 제조방법
WO2022107365A1 (ja) * 2020-11-20 2022-05-27 国立研究開発法人物質・材料研究機構 エアロゲル粉末の製造方法及びこれを用いた断熱材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100260015B1 (ko) * 1990-10-02 2000-06-15 나루세 스스무 액정 표시 장치 및 그 제조방법
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