JPH02255075A - 処理設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば医療品分野の研究開発でシャーレ、マ
イクロプレート等（以下、単に′°１−レイ”と総称す
る。）に培地を分注（培養液の注入）を行うための処理
設備に関するものである。

〔従来の技ｆホテ〕

医療品分野の研究開発では、微生物の探索、菌の移植・
培養・分析、薬効テスト等が行われており、新物質発見
の機会を増すために多種の微生物を種々の条件でトレイ
により大量に処理分析を行う必要がある。しかしながら
、処理作業は単純なものであり、現状では優秀な研究員
が手作業で貴重な時間を費やして行っているから、研究
開発の効率向上のために処理作業、特に、培養を行うた
めの培地の注入・分析を行う前の処理（分取、分注、希
釈）の自動化が望まれていた。

前記前処理の自動化では蓋付きのトレイが使用されてお
り、処理前の蓋取り動作と処理後の蓋閉め動作が必要と
なる。しかもトレイが平面視矩形等、円形ではない場合
には蓋取り、蓋閉め動作時のトレイの向きを一定にしな
ければならない。

そこで、従来、第９図に示す如く、入側搬送装置６と出
側搬送装置７を並設し、入側搬送装置６上でトレイ４か
ら蓋５を取った後、このトレイ４を横移動装置２７によ
り出側搬送装置７上の分注位置に移動させて分注ロボッ
ト２５により分注を行い、次いでトレイ４と同様に出側
搬送装置７上に移動させた前記蓋５で分注後のトレイ４
に蓋閉めをしていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、分注、蓋閉め後のトレイ４を搬出して横
移動袋Ｗ２７を搬入側に戻し、この横移動装置２７によ
り、既に搬入、蓋取りしであるトレイ４を分注位置に移
動させないと、次のトレイ４を搬入セットできないから
、待ち時間が多い。

また、各機器間のトレイ４の受渡し箇所が多く、信顛性
にも問題があるという不都合があった。

〔発明の目的〕

本発明は前記課題を解決するためになしたもので、単純
な機構でトレイ内への処理と、前後のトレイの蓋取り及
び蓋閉めとを容易に行えるようにし、サイクルタイムを
短縮することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

第１の本発明に係る処理設備は、第１図〜第７図に示す
如く、回転テーブル２の回転中心を中心とした一円周上
に所定間隔を置いてトレイ４を載置可能な複数個のトレ
イ支持台１を設け、前記回転テーブル２をトレイ支持台
１の間隔で間歇的に回転可能とし、トレイ支持台ｌの内
の２つを並設された入側搬送装置６及び出側搬送装置７
と夫々接続する搬入ステーションＡ及び搬出ステーショ
ンＥと、前記搬送装置６．７の反対側で分注ロボット２
５と接続する処理ステーションＣとを設けたことを特徴
とする。

第２の本発明に係る処理設備は、第１図〜第８図に示す
如く、前記第１の本発明に係る処理設備に加えて、回転
テーブル２の回転中心を挟んで搬入側と搬出側のトレイ
支持台１間を移動して搬入側トレイ支持台１上のトレイ
４から蓋取りし、かつ、搬出側トレイ支持台１上のトレ
イ４に蓋閉めする蓋脱着装置１０と、該蓋脱着装置１０
により蓋取り、蓋閉め可能に搬入側トレイ支持台１及び
搬出側トレイ支持台１上のトレイ４の向きを維持するト
レイ姿勢維持装置１６とを設け、搬入ステーションＡと
処理ステーションＣ間にトレイの蓋取りを行う蓋取りス
テーションＢと、処理ステーションＣと搬出ステーショ
ンＥ間にトレイの蓋閉めを行う蓋閉めステーションＤを
設けたことを特徴とする。

〔作　用〕

搬入ステーションＡにおいて入側トレイ移載装置８によ
り分注前の蓋付きトレイ４が入側搬送装置６上からトレ
イ支持台１上に搬入されると、このトレイ４は回転テー
ブル２により搬入ステーションＡから蓋取りステーショ
ンＢ、分注ステーションＣ１蓋閉めステーションＤ、搬
出ステーションＥに順次移動配置される。そしてトレイ
支持台１上においてトレイ方向維持装置１６によりトレ
イ４の向きは一定に維持される。

蓋取りステーションＢに配置されたトレイ支持台１上の
トレイ４から蓋５が蓋脱着装置８により取り外された後
、分注ステーションＣにおいて蓋取りしたトレイ４内に
分注ロボット２５により分注が行われ、次いで蓋閉めス
テーションＤにおいて蓋脱着装置８により蓋５が取り付
けられる。

しかる後、搬出ステーション已において出側トレイ移載
装置９により分注した蓋付きトレイ４がトレイ支持台ｌ
上から出側搬送装置７上に搬出される。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図〜第８図に沿って説明
する。

図中１は複数個のトレイ支持台（実施例では６個）で、
回転テーブル２の回転中心を中心とした一円周上に所定
間隔を置いて配置されている。

回転テーブル２はフレーム３に図外軸受を介して水平面
内で回転可能に取り付けられており、トレイ支持台１が
定位置で停止するようにトレイ支持台１の間隔で間歇的
に水平面内で回転可能となっている。

トレイ支持台１は前記回転テーブル２に図外軸受を介し
て水平面内で回転可能に支持されている。

４は平面視矩形に形成された複数個のトレイ（トレイ支
持台１と同数の６個）で、各トレイ支持台１上に夫々載
置されている。このトレイ４の上部にはＭ５が脱着可能
となっている。

６は入側搬送装置、７は出側搬送装置で、回転テーブル
２の回転により定位置で停止したトレイ支持台１の内の
隣合った２つに対応するように回転テーブル２の側方に
並設されている。

８は入側トレイ移載装置で、前記２つのトレイ支持台１
の内の一方（第１図示下側のトレイ支持台１）上に入側
搬送装置６上から蓋閉めされたトレイ４を移載可能に設
けられている。

９は出側トレイ移載装置で、前記２つのトレイ支持台１
の内の他方（第１図示上側のトレイ支持台１）上から出
側搬送装置７上に蓋閉めされたトレイ４を移載可能に設
けられている。

１０は蓋脱着装置で、回転テーブル２の回転中心を挟ん
で対向する搬入側トレイ支持台１と搬出側トレイ支持台
１との間を往復して搬入側トレイ支持台１上のトレイ４
から蓋取り可能で、かつ、搬出側トレイ支持台１上のト
レイ４に蓋閉め可能となっている。

第６図示の蓋脱着装置１０は支持レール１１に沿い移動
可能な移動台車１２を設け、該移動台車１２に昇降フレ
ーム１３を設け、該昇降フレーム１３の下端部に移動台
車１２の移動方向に間隔を置いて複数個の吸着装置１４
を設け、該吸着装置１４の間隔を、吸着装置数をｎ個（
実施例では３個）としてｎ＋１で搬入側トレイ支持台ｌ
と搬出側トレイ支持台１の回転中心間の距離を等分割し
たときの間隔２に設定し、かつ、移動台車１２の移動ス
トロークを前記吸着装置１４の間隔ｌに設定している。

また、回転テーブル２の上方の搬入側トレイ支持台１と
搬出側トレイ支持台１との間に蓋板置き用固定テーブル
１５を設け、該固定テーブル１５上に、搬入側トレイ支
持台１と搬出側トレイ支持台１を間隔！で等分割した位
置に夫々蓋５を載置している。

１６はトレイ方向維持装置で、モータ１７の出力軸に装
着したピニオン１８を、フレーム３に軸支した回忌かつ
一体に回転可能な上下一対のギヤ１９．２０の下部ギヤ
１９に噛み合わせ、上部ギヤ２０に、回転テーブル２に
回忌かつ一体的に設けたギヤ２１を噛み合わせると共に
、回転テーブル２と回忌にフレーム３に軸支した回忌か
つ一体に回転可能な上下一対のギヤ２２．２３の下部ギ
ヤ２２に前記下部ギヤ１９を噛み合わせ、上部ギヤ２３
に、各トレイ支持台１に回忌かつ一体的に設けたギヤ２
４を噛み合わせている。そして、ギヤ２０とギヤ２１の
歯数比を１：１、ギヤ１９とギヤ２２の歯数比を２：１
、ギヤ２３とギヤ２４の歯数比を１＝１としている。

このため、モータ１７により動力伝達機構（ギヤ１８→
１９→２０→２１）を介して回転テーブル２（ギヤ２３
）を回転させてトレイ支持台１（ギヤ２４）の中心を１
つのステーションから次のステーションへと移すと、仮
にギヤ２３とギヤ２４が噛み合っていない場合には、第
６図に示す如く前ステーションでのトレイ支持台１の方
向を■とすると後ステーションではθだけ回転した■の
方向に変わるが、ギヤ２３とギヤ２４が歯数比ｌ：１で
噛み合っているから、更にθだけ進んで■の方向になり
、そのままでは所望の方向■に対して２θだけずれてし
まう。そこで、第７図に示す如（ギヤ２３を回転させて
ギヤ２４を２θだけ戻す方向に回転させれば、トレイ支
持台１の方向維持ができる。従って、このトレイ方向維
持装置１６では、ギヤ２３とギヤ２４の歯数比を１＝１
として回転テーブル２（ギヤ２３）がθだけ回転すると
トレイ支持台１（ギヤ２４）が回転テーブル２の回転方
向とは逆方向に２θだけ回転してトレイ支持台１上に載
置されたトレイ４の長手方向が常時図示左右方向となる
ようにしている。

２５はノズル２６等を備えた分注ロボット（他の処理装
置でも良い。）で、回転テーブル２の前記搬送装Ｍ６．
７とは反対側に設けられており、回転テーブル２の回転
により定位置で停止したトレイ支持台１上の蓋取りした
トレイ４内に分注可能となっている。

尚、本実施例では、蓋脱着装置１０は蓋５を吸着装置１
４により脱着するためにトレイ４の長手方向が図示左右
方向であることを前提としているから、トレイ方向維持
装置１６（ギヤ機構）も搬入側トレイ支持台１及び搬出
側トレイ支持台１の長手方向が図示左右方向であるよう
に該トレイ支持台１を回転テーブル２の回転中心を中心
として公転させながら自転させて維持するものである例
について説明したが、蓋脱着装置１０に設ける等何ら実
施例のものに限定されないことは言うまでもない。

以上の構成において、モータ１７によりトレイ方向維持
装置１６を介して回転テーブル２をトレイ支持台１の間
隔で間歇的に回転させると、各トレイ支持台１は回転テ
ーブル２の回転中心を中心として平面視反時計回り方向
に公転し、搬入ステーションＡ、蓋取りステーションＢ
、分注ステーションＣ，ＩＩ閉めステーションＤ、、Ｉ
Ｉ出ステーションＥに順次移動配置される。そして、ト
レイ方向維持装置１６により各トレイ支持台１がその回
転中心の回り′に平面視時計回り方向に自転し、該トレ
イ支持台１上に載置されたトレイ４の長手方向が図示左
右方向となるように維持される。また、第６図（ａ）、
（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）、（ｅ）に示す如く、蓋脱着装
置１０は昇降フレーム１３の下降及び吸着装置１４のエ
ア吸引により蓋取りステーションＢに配置されたトレイ
支持台１上のトレイ４に取り付けられている１個の蓋５
．と固定テーブル１５上に載置されている２個の蓋５□
、５３を吸着し、昇降フレーム１３の上昇及び移動台車
１２の往動により前記蓋５を１ピツチ（ｉ！、）だけ持
上げ（Ｍ取り）移動した後、昇降フレーム１３の下降及
び吸着装置１４のエア吹出しにより前記１に５＋　、５
２．５３の内の２つ（５９，５゜）を固定テーブル１５
上に載置し、１個（５，ｌ）を蓋閉めステーションＤに
配置されたトレイ支持台１上に取り付け（Ｍ閉め）、次
いで吸着装置１４が昇降フレーム１３の上昇及び移動台
車１２の復動により元の位置まで戻るようになっている
。

従って、搬入ステーションＡに配置されたトレイ支持台
１上に、入側トレイ移載装置８により入側搬送装置６上
から蓋閉めされたトレイ４が１般入されると、蓋取りス
テーションＢにおいて蓋脱着装置１０によりトレイ４か
ら蓋５が取り外され、分注ステーションＣにおいてトレ
イ４内に分注ロボット２５により分注が行われ、蓋閉め
ステーションＤにおいて蓋脱着装置１０によりｉ・レイ
４に蓋５が取り付けられ、搬出ステーションＥにおいて
分注、蓋閉めされたトレイ４が出側トレイ移載装置９に
よりトレイ支持台１上から出側搬送装置７上に搬出され
ることになる。

〔発明の効果〕

以上の通り、第１の本発明によれば、トレイをトレイ支
持台を介して支持しながら間歇的に回転可能な回転テー
ブルを利用し、トレイ内に所定の処理を行う処理ステー
ションと、該ステーションへのトレイ搬入出を行う搬入
ステーション及び搬出ステーションとを設けているため
、従来に比べてトレイの受渡し箇所が少なくトレイの流
れがスムーズになり、かつ、レイアウトもコンバクＩ・
になるから、単純な駆動機構でサイクルタイムの短縮が
可能になると共に、設備をコンパクトにできる。また、
１般入ステーシヨンと搬出ステーションの設置位置が選
択できてレイアウト選択の自由が大きく、しかも入側搬
送装置と出側搬送装置の取り合いが簡単で位置決めし易
い。

また、第２の本発明によれば、回転テーブルに蓋脱着装
置を組み合わせて搬入ステーションと処理ステーション
間にトレイの蓋取りを行う蓋取りステーションと、処理
ステーションと搬出ステーション間にトレイの蓋閉めを
行う蓋閉めステーションをも設けると共に、前記蓋脱着
装置に対応してトレイを所定の向きとするトレイ方向維
持装置を設けたため、処理前後の蓋取り及び蓋閉め動作
をも行えるから、蓋付きのトレイに対しても設備のコウ
パクトさを損なわずに容易に対応することができると共
に、第１の本発明と同様の効果を確保できる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の一実施例を示す平面図、側面
図、第３図は側断面図、第４図、第５図はトレイ方向維
持装置（歯車列）を示す平断面図、概略図、第６図、第
７図は同装置の作用説明図、第８図（ａ）、（ｂ）、（
Ｃ）、（ｄ）、（ｅ）は蓋脱着装置の作用説明図、第９
図は従来例を示す平面図である。 １・・・・・・トレイ支持台、２・・・・・・回転テー
ブル、４・・・・・・トレイ、５．５Ｉ、５゜、５３・
・・・・・蓋、６・・・・・・入側搬送装置、７・・・
・・・出側搬送装置、８・・・・・・入側トレイ移載装
置、９・・・・・・出側トレイ移載装置、１０・・・・
・・蓋脱着装置、１１・・・・・・支持レール、１２・
・・・・・移動台車、１３・・・・・・昇降フレーム、
１４・・・・・・吸着装置、１５・・・・・・固定テー
ブル、１６・・・・・・トレイ方向維持装置、１７・・
・・・・モータ、１８・・・・・・ピニオン、１９〜２
４・・・・・・ギヤ、２５・・・・・・分注ロボット、
２６・・・・・・ノズル。 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）、回転テーブルの回転中心を中心とした一円周上
   に所定間隔を置いてトレイを載置可能な複数個のトレイ
   支持台を設け、前記回転テーブルをトレイ支持台の間隔
   で間歇的に回転可能とし、トレイ支持台の内の２つを並
   設された入側搬送装置及び出側搬送装置と夫々接続する
   搬入ステーション及び搬出ステーションと、前記搬送装
   置の反対側で処理装置と接続する処理ステーションとを
   設けたことを特徴とする処理設備。
2. （２）、請求項１記載の処理設備において、回転テーブ
   ルの回転中心を挟んで搬入側と搬出側のトレイ支持台間
   を移動して搬入側トレイ支持台上のトレイから蓋取りし
   、かつ、搬出側トレイ支持台上のトレイに蓋閉めする蓋
   脱着装置と、該蓋脱着装置により蓋取り、蓋閉め可能に
   搬入側トレイ支持台及び搬出側トレイ支持台上のトレイ
   の向きを維持するトレイ姿勢維持装置とを設けたことを
   特徴とする処理設備。