JPH02254605A - 磁気カードリーダ用ヘッドとリーダ方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、磁気カードに記録した磁気情報を読みとるよ
うにした磁気カードリーダ用ヘッドとリーダ方式とに関
する。

「従来の技術」 磁気カードリーダは、カードに種々のパターンで記録し
た磁気情報を読みとる装置であり、その検出信号はカー
ドに対してどのように対応したらよいかを判断する基礎
資料となる。

従来、磁気カードの磁気情報を検出する場合、ヨークに
コイルを巻いたリングヘッドを使用し、リングヘッドに
対向した面に磁気カードをのせてあらかじめ定められた
かなり速い速度（約３■／５ｅｃ）で送ることにより、
磁気情報パターンの磁気変化でヨークのコイルに抵抗変
化を生じさせている。

「発明が解決しようとする課題」 リングヘッドにより磁気カードの磁気情報を読み込む場
合、微少な磁界をリングヘッドで読み込むため磁気カー
ドをかなりの速さで送らないとカード上の磁気情報を読
むことができず、またカードの送り速度が途中で変化す
ると検出値に誤差が生じてしまう。またリングヘッドの
出力は２０〜５０ｍｖとかなり小さく、複雑な磁気パタ
ーンをカードに記録させると、検出が不確実になり易か
った。さらに、磁気カードから複雑な磁気パターンを読
み取るためには、磁気情報を読み取る多数のリングヘッ
ドを設けなければならないが、リングヘッドをあまり小
さ（形成することは困難なため、リングヘッドを多数の
トラック毎に並べて設けることができなかった。

そこで本発明は、磁気カードの送り速度が変化しても、
記録された磁気情報を正確に検出できるようにし、かつ
磁気情報の多数のトラックに対してもそれぞれに小さな
磁気抵抗効果素子を配置して検出可能にすることを目的
とする。

「課題を解決するための手段」 本発明の磁気カードリーダ用ヘッドは、磁気カードの磁
気情報パターンを検出する少なくとも一つの第１の磁気
抵抗効果素子と、磁気カードに該カードの送り方向とほ
ぼ平行に記録した等ピッチの速度検出用パターンを検出
する第２の磁気抵抗効果素子とを設け、第１の磁気抵抗
効果素子を読み取るとともに、第２の磁気抵抗効果素子
により読みとった速度検出用信号を同時に出力できるよ
うにしたものである。

本発明の磁気カードのリーダ方式は、磁気カードに磁気
情報パターンと速度検出用磁気パターンとを平行に設け
、磁気情報パターンを第１の磁気抵抗効果素子により検
出し、速度検出用磁気パターンを第２の磁気抵抗効果素
子により検出し、磁気カードの送り速度に応じて、速度
情報をＡ／Ｄ変換器のクロックとして用いる事により、
カードの送り速度に左右されないカードリーダ方式であ
る。

「作用」 上記手段の磁気カード用ヘッドあるいはリーダ方式では
、磁気カードに磁気情報パターンと、磁気カードの送り
速度の検出用磁気パターンとを設けておいて、第１およ
び第２の２つの磁気抵抗効果素子により前記２つの磁気
パターンを検出させＡ／Ｄ変換器により磁気情報パター
ンの検出信号をカードの送り速度に対応して調製する。

よってカードの送り速度に変化があっても、磁気情報パ
ターンを正確に読みとることができる。

また磁気カードリーダは第１および第２の２つの磁気抵
抗効果素子を使用しているが、それは小さいので、磁気
カードの多数の磁気パターントラックに対応して多数の
磁気抵抗効果素子を配置でき、多数の磁気パターントラ
ックの検出も可能である。

「実施例」 本発明の実施例を第１．２図により説明する。

本発明の磁気カードリーダ用ヘッドは、第２図に示すよ
うな磁気情報パターン１と等ピッチの速度検出用パター
ン２とが平行に記録された磁気カードに対して適用され
、カードの送り速度信号と磁気情報を同時に読み取るよ
うにしたものである。

磁気カードリーダ用ヘッドは、前記磁気情報パターン１
を検出する少なくとも一つの第１の磁気抵抗効果素子３
と、速度検出用磁気パターン２を検出する第２の磁気抵
抗効果素子４とを有する。

第１の磁気抵抗効果素子３は、Ａ／Ｄ変換器５に接続さ
れ、その検出信号をＡ／Ｄ変換器５に入力する。第２の
磁気抵抗効果素子４は参照クロック回路６に波形成形さ
れ、Ａ／Ｄ変換器５に接続され、速度検出用磁気パター
ン２の検出信号を参照クロック回路５で速度相当信号に
変換してＡ／Ｄ変換器δに入力するようになっている。

これら磁気情報を、速度信号をクロック信号としてＡ／
Ｄ変換するため、Ａ／Ｄ変換器５は、磁気カードに速度
変化があっても、その速度変化がない一定速度で読み込
んだ状態に、デジタル値で出力する事ができる。

「発明の効果」 本発明の磁気カートリーダ用ヘッドあるいはリーダ方式
では、磁気カードに情報パターンと速度検出用パターン
とを記録して、２つの磁気抵抗効果素子により２つのパ
ターンを検出して、磁気カードの送り速度の変化がない
状態に、情報パターンに相当する検出情報を調製するの
で、磁気カードの送り速度に関係な（正確に磁気カード
を読みとることができる。また磁気カードを磁気抵抗効
果素子で検出するので、検出信号の出力が２０〜５０ｍ
ｖと大きなものになる。さらに磁気カードの読みとりを
磁気抵抗効果素子で行うので、それは小型化が可能であ
り、磁気カードに多数の磁気トラックを設けた場合に、
多数の磁気抵抗効果素子を並列配置させて読みとること
ができる。またｌ素子内にこれらを設ける事が可能であ
り、小型化が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の磁気カードリーダの系統図、第２図は
磁気カードの平面図である。 １；磁気情報パターン　２；速度検出用パターン３；磁
気抵抗効果素子　４；磁気抵抗効果素子５　；　Ａ／Ｄ
変換器 第２図 第１

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気カードの磁気情報パターンを検出する少くと
   も一つの第１の磁気抵抗効果素子と、磁気カードに該カ
   ードの送り方向とほぼ平行に記録した等ピッチの速度検
   出用パターンを検出する第２の磁気抵抗効果素子とを有
   することを特徴とする磁気カードリーダ用ヘッド。
2. （２）磁気カードに磁気情報パターンと速度検出用磁気
   パターンとをほぼ平行に設け、磁気情報パターンを第１
   の磁気抵抗効果素子により検出し、速度検出用磁気パタ
   ーンを第２の磁気抵抗効果素子により検出し、磁気カー
   ドの送り速度に応じて磁気情報パターンの検出信号をＡ
   ／Ｄ変換器で調製させるようにした磁気カードのリーダ
   方式。