JPH02254275A - 蓄熱槽の水位検知装置 - Google Patents

蓄熱槽の水位検知装置

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JPH02254275A
JPH02254275A JP7696389A JP7696389A JPH02254275A JP H02254275 A JPH02254275 A JP H02254275A JP 7696389 A JP7696389 A JP 7696389A JP 7696389 A JP7696389 A JP 7696389A JP H02254275 A JPH02254275 A JP H02254275A
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Tsunetoshi Masui
増井 凡敏
Nobuhiro Kusumoto
伸廣 楠本
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C2700/00Sensing or detecting of parameters; Sensors therefor
    • F25C2700/04Level of water

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  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、水を製氷して冷熱を蓄えるようにした蓄熱槽
の水位検知装置に係り、特に、製氷運転時における水位
検知精度の向上対策に関する。
(従来の技術) 従来より、例えば、特開昭60−96872号公報に開
示される如く、空気調和装置に蓄冷熱可能な蓄熱媒体た
る水を貯溜する蓄熱槽を配置し7、冷媒回路の冷媒との
熱交換により水を製氷して冷熱を蓄えるようにした場合
、製氷運転時、製氷に伴う水位の上昇を水位センサで検
出して、その水位が所定値以上になったときに製氷が完
了したと判断することにより、蓄冷熱量を適度に調節し
て、過剰製氷による装置の破損を防止するようにしたも
のは公知の技術である。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、水位センサで水位を検知する場合、蓄熱
槽に水洩れがあると、製氷による体積の膨張に伴う水位
の上昇と水洩れによる水位の低下とが共に生じることが
あり、見掛上水位が上昇しないことになる。
したがって、上記従来のもののように、単に水位の値だ
けで製氷状態を検知しようとすると、水洩れによる誤検
知により過剰製氷を生じる等、装置の破損等の事故を防
止できない虞れがある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目
的は、水位の変化状態を検知し、ぞの結果に対応した状
況判断を行う手段を講することにより、蓄熱槽内の異常
を有効に検知し、もって、1信頼性の向上を図ることに
ある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため第1の解決手段は、第1図に示
すように、冷媒との熱交換により製氷可能な蓄熱媒体と
しての水(W)を貯溜する蓄熱槽(9)を前提とする。
そして、蓄熱槽(9)の水位検知装置として、蓄熱槽(
9)内の水位を検出する水位検出手段(Ls)と、該水
位検出手段(Ls)の出力を受け、製氷運転時、水位の
上昇率が所定値以下になったときに異常時と判定する判
別手段(17A)とを設ける構成としたものである。
第2の解決手段は、上記第1の解決手段と同様の蓄熱槽
(9)を前提とし、 蓄熱槽(9)内の水位を検出する水位検出手段(Ls)
と、水の温度を検出する水温検出手段(Tho)と、上
記水温検出手段(Tho)で検出される水(W)の温度
が製氷可能な所定の設定温度よりも低く、かつ一定時間
経過しても上記水位検出手段(Ls)で検出される水位
が変化しないときに異常時と判定する判別手段(17B
)とを設は−たものである。
第3の解決手段は、第1図及び第2図に示すように、蓄
熱媒体とし、ての水(W)を貯溜し、該水(W)と冷凍
回路(1)の冷媒との熱交換により水(W)を製氷する
ための製氷コイル(10)とを備えた蓄熱槽(9)を前
提とする。
そして、蓄熱槽(9)の水位検知装置として、蓄熱WI
(9)内の水位を検出する水位検出手段(Ls)と、製
氷運転時、上記製氷コイル(1o)における冷媒の蒸発
温度を検出する蒸発温度検出手段(P5)と、上記水位
検出手段(Ls)及び蒸発温度検出手段(Ps )の出
力を受IJ、水位が基準水位に達するとき又は蒸発温度
が一定値以下になるときのいずれか一方が到達したとき
に製氷が完了したと判定する判別手段(17C)を設け
る構成としたものである。
第4の解決手段は、上記第1.第2又は第3の解決手段
に加えて、判別手段(17)の出方を受け、製氷運転を
停止するための停止信号を出力する信号出力手段(16
)を設けたものである。
(作用) 以上の構成により、請求項(1)の発明では、製氷運転
時、水洩れや、水位センサ(Ls)への氷(1)の付着
に起因して、水位センサ(Ls)で検出される水位の上
昇率が所定値以下になると、判別手段(17A)により
、蓄熱槽(9)内に水洩れ等の異常があるものと判断さ
れる。
すなわち、例えば、水洩れ等で水位が低下する原因が生
じた場合には、製氷による体積増加にも拘らず水位の上
昇率がリニアに上昇しないが、その場合、判別手段(1
7A)により、水位の上昇率が所定値よりも小さくなっ
た時点で異常状態と判断されるので、異常状態が確実に
検知され、装置の破損等の事故の防止が図られることに
なる。
請求項(2)の発明では、温度検出手段(Tbo)で検
出される水温が製氷可能な設定温度よりも低く、かつ水
位検出手段(Ls)で検出される水位が変化しないとき
に、判別手段(17B)により異常と判断されるので、
過剰製氷時における水位検出手段(Ls)の氷によるロ
ックや水位センサ”(Ls)の故障によるロー!り状態
になったときにも、過#I5!氷等の異常が検知される
請求項(3)の発明では、水洩れ等で水位ト(山手段(
Le )の検出値が正確な製氷二を示さないような場合
・にも、蒸発温度検出手段(Ps)で検出される蒸発温
度から製氷の完了時期が検知されることになる。
請求項(4)の発明では、上記請求項(1)、 (2)
又は(3)の発明に加え、判別手段(17C)の出力に
応じて、信号出力手段(16)により、製氷運転を停止
するための停止信号が出力されるので、挿々の異常や製
氷の完了に対応して製氷運転が停止され、各発明の実効
が図られることになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例についで、図面に基づき説明する
第1図は本例に係る冷房専用の蓄熱穴空’Qt :lt
 fi装置の全体構成を示し、(2)は圧縮機、(3)
は凝縮器として機能する室外熱交換器、(4)は該室外
熱交換器(3)で凝縮された冷媒を減圧する第1電子膨
張弁、(5)は蒸発器として機能する室内熱交換器であ
って、上記各機器(2)〜(5)は冷媒配管(6)によ
・って冷媒の流通可能に順次接続され、室外熱交換器(
3)で室外空気との熱交換により得た熱を室内熱交換器
(5)で室内に付与するようにした主冷媒回路(1)が
構成されている。
そして、この主冷媒[j]路(1)には付属機器として
、室外熱交換器(3)の下流側には冷媒を一時貯留する
ためのレシーバ(7)が、圧縮機(2)の上流側には該
圧縮機(2)への吸入カス中の液冷媒を分離するための
アキュムレータ(8)か夫々介設されている。
そして、この空気調和装置には、蓄熱可能な蓄熱媒体と
しての水(W>を貯留する蓄熱槽(9)が配置されてい
て、該蓄熱t!(9)内には、冷媒との熱交換により蓄
熱槽(9)内の水(W)を製氷するための製氷コイル(
10)が配設されている。該製氷コイル(10)は、上
流側から順に、第1及び第2分岐管(13a)、  (
13b)により、上記主冷媒回路(1)の液管(6a)
と冷媒の流通可能に接続されていて、上記第1分岐管(
13a)には、第1分岐管(13a)の開閉を切換える
第1開閉弁(11)が設けられている。
さらに、第1分岐管(13a)の第1開閉弁(11)と
製氷コイル(10)との間から主冷媒回路(1)のガス
管(6bンには第3分岐管(13C1か設けられ、該第
3分岐管(13c)には、第3分岐管(13a)の開閉
を切換える第2開閉4p(14)が介設されている。
すなわち、上記第1開閉弁(11)及び第2開閉弁(1
4)がいずれも閉じているときには冷媒が主冷媒回路(
])からバイパス不能となる一方。
第1開閉弁(11)が閉じ、かつ第2開閉弁(]4)が
開いたときには、第2分岐管(13b)。
製氷コイル(10)、第3分岐管(13c)を経て主冷
媒回路(1)の液管側(6a)からガス管(6b)側に
冷媒がバイパス可能となり、第1開閉弁(11)が開き
、かつ第2開閉弁04)が閉じたときには、第1分岐管
(13a)、製氷コイル(10)、第2分岐管(13b
)を経て主冷媒回路(1)の液管(6a)から液管(6
a)に冷媒が一時的にバイパス可能になされている。な
お、後述のように、上記第1.第2開閉弁(11)(]
4)が同時に開くことはない。
そして、主冷媒回路(1)の液管(6a)において、上
記第1.第2分岐管(13a)、(13b)との2つの
分岐点の間には、開度を可変に調節される第2電子膨張
弁(12)が設けられていて、該第2電子膨張弁(12
)により、冷媒が主冷媒回路(1)の液管(6a)から
第2分岐管(13b)、製氷コイル(10)、第3分岐
管(13c)を経てガス管(6b)にバイパスする製氷
運転時には冷媒の減圧を行う一方、冷媒が液管(6a)
を第1分岐管(13a)、製氷コイル(10)、第2分
岐管(13b)を経て一時的にバイパスする離氷運転時
には、液管(6a)を閉じるようになされている。
ここで、第2図に示すように、上記蓄熱槽(9)内にお
いて、上記製氷コイル(10)は相互に等距#間隔をも
って縦横につまり格子状に配列された多数の伝熱用直管
部(10a)、・・・を有しており、蓄熱槽(9)内の
水没部の水面から水没部深さの1/3だけ離れた高さ位
置には、水(W)の温度Tvを検出する水温検出手段と
しての温度センサ(Tho)が配置され、さらに、蓄熱
槽(9)内の通常製氷を生じない端部近くの水面付近に
は、製氷運転時に水位を検出する水位検出手段としての
水位センサ(Ls)が設けられている。
ここで、第3図及び第4図に示すように、上記水位セン
サ(Ls)は、円柱状の基部(20)と、該基部(20
)から垂直下方に延びる円筒状の電極である第1電極(
21)と、該第1電極(21)の内部で第1電極(21
)とは同心位置に配置され、上記基部(20)から第1
電極(21)と対向して下方に延びる棒状電極である第
2電極(22)とで構成されている。なお、(21a)
は上記第1電極(21)に設けられた空気抜き用の穴で
ある。
すなわち、上記基部(20)に内蔵された制御製置(図
示せず)により、空気と水の誘電率の相違に基づき水位
の変化に応じて変化する上記第1゜第2電極(21)、
(22)間の静電容量の変化を測定することにより、水
位Lvを検知するようになされている。
なお、(Ps )は主冷媒回路(1)の吸入管に配置さ
れ、冷媒の蒸発圧力相当飽和温度を検出する圧力センサ
、(Thl)は上記第1電子膨張弁(4)の上流側の液
管(6a)に配置され、液管温度を検出する液管センサ
、(Th2)は吸入管(6b)に配置され、吸入管温度
を検出する吸入管センサであって、上記各センサは装置
全体の運転を制御するコントローラ(16)に接続され
ていて、該コントローラ(16)により、上記各センサ
の信号及び装置の運転状態に応じて、6弁(4)、(1
1)、(12)、(13)の開閉や開度を制御するよう
になされている。
また、上に己コントローラ(16)には、上S己温度セ
ンサ(Tho)の出力信号を受けて、蓄熱槽(9)内の
蓄熱量等を演算するCPU (17)が内蔵されていて
、該CPU(17)は、水洩れ等の異常時を判定する判
別手段としての機能を有し、一方、上記コントローラ(
16)は、該CPU(17)の出力を受けて、製氷運転
を停止するための停止信号を出力する信号出力手段とし
ての機能を有するものである。
次に、上記の如く構成された回路の各運転状態について
説明する。
先ず、蓄熱回収を伴わない通常冷房運転時には、第1お
よび第2開閉弁(1,1)、  (i4)が閉じ、かつ
第27ti7−膨張弁(12)が開いた状態で運転が行
われ、圧縮機(2)で圧縮された冷媒が室外熱交換器(
3)で凝縮された後、第1電子膨張弁(4)で減圧され
て、室内熱交換器(5)で蒸発して圧縮機(2)に戻る
ように循環する。
また、製氷運転時には、第1開閉弁(11)が閉じ、第
215;J閉弁(14)が開き、かつ第1電子膨張弁(
4)が閉じた状態で、第2電子膨張弁(12)の開度を
適度に調節しながら運転が行われ、圧縮機(2)、室外
熱交換器(3)を経た冷媒が第2電子膨張弁(12)に
よって減圧され、製氷コイル(10)で蒸発して、蓄熱
槽(9)内の水(W)との熱交換により蓄熱槽(9)内
の水を製氷した後圧縮機(2)に戻るように循環する(
第1図実線矢印2照)。
この製氷運転の後、蓄熱を回収することにより蓄熱槽(
9)内の氷を融解してその冷熱を利用した冷房運転を行
う離氷運転時には、第1開閉弁(11)が開き、第2開
閉弁(14)が閉じ、かつ第2電子膨張弁(12)が全
閉の状態で、第1電子膨張弁(4)の開度を適度に調節
しながら運転が行われ、室外熱交換器で凝縮された冷媒
が第1分岐管(13a)から製氷コイル(10)に流れ
て蓄熱槽(9)内の水(W)で過冷却された後、室内熱
交換器(5)で蒸発して圧縮機(2)に戻るように循環
する(第1図破線矢印参照)。
ここで、上記製氷運転時、コントローラ(16)により
、異常検知のための制御が行われる。その制御に関し、
請求項(1)の発明に係る第1実施例について、第5図
に基づき説明する。
第5図は上記水位センサ(Ls)で検出される水位の時
間に対する変化を示し、蓄熱槽(9)内に水洩れ等の異
常がなく、正常に製氷が進行する場合、図中破線に示す
ように製氷の進行に伴う水面の上昇で水位はほぼリニア
に上昇する。そして、通常の水位Leが所定の基準水位
Lo  (図示せず)に達したときには、設定された製
氷量が完了したと判断して製氷運転を停止するようにな
されている。
一方、蓄熱槽(9)内に水洩れ等がある場合、水位の上
昇と水漏れ等による水位の低下とが同時に生じるために
、図中実線で示すように、水位の測定を時刻tl、t2
.t3.・・・、tN(例えばN−10)について行っ
ていくと水位Lcの上昇率dLe/dtが次第に低下す
る。そこで、水位Leが基準水位り、に達しなくても、 dLe/dt<Ic (ただし、kは正の定数)が成立したときには、水洩れ
等の異常時と判定し、製氷運転を停止して、離氷運転に
移行するようにしている。
したがって、請求項(1)の発明では、空気調和装置の
製氷運転時、水洩れや、水位センサ(Ls)への氷(1
)の付むに起因して、水位センサ(LS)で検出される
水位Lcの上昇1dLe/dtが所定値1(以下になる
と、判別手段(17A)により、蓄熱槽(9)内に水洩
れ等の異常があるものと判断される。
すなわち、例えば、水洩れ等で水位が低下する原因が生
じた場合には、上記第5図に示すように、製氷による体
積増加にも拘らず水位Leの上昇率dLe/dtがリニ
アに上昇しない。したがって、従来のように水位Lcが
基準水位Leに達したときに製氷が完了したと判断しよ
うとしても、水洩れ等があると、水位Leが正確な製氷
量を示さなくなる。つまり、過剰製氷による装置の破損
等が生じる虞れがあるが、本発明では、判別手段(17
)により、水位Leの上昇率dLe/dtが所定値によ
りも小さくなった時点で異常状態と判断されるので、異
常状態が確実に検知され、その異常検知に対応した処置
を講することにより、装置の破損等の事故を防止するこ
とができ、よって、信頼性の向上を図ることができるの
である。
次に、請求項(りの発明に係る第2実施例について説明
する。
蓄熱槽(9)内の製氷率をII’F (%)で表わし、
上記水位センサ(Ls)で検知される水位Leに対応し
て算出される現在の製氷率をIPFNとし、前回のサン
プリング時における製氷率を1PFN’ とすると、水
漏れ等がな(、温度センサ(Tho)で検出される水温
TVが製氷可能な所定温度To  (例えば4℃程度の
値)よりも低く正常に製氷が行われているときには、 IPFN>IPFN となるはずであるが、水漏れ等の原因で水位Leの低下
が生じると、Tv<4(”C)で、かっIPFN<IP
FN となりうる。
そのとき、水位センサ(Ls)そのものの検出誤差が生
じることも考えられるため、 IPFp−IPFN+2 とし、このIPFpと次回の製氷率IPFNと比較する
そして、その結果、 IPFN<IPPP となるとき、つまり、「2」だけプラスしたにも拘らず
製氷率IPFHの変化がほとんどない場合には、判別手
段(17B)により、検知誤差を考慮しても、何らかの
異常があるものと判定するようになされている。なお、
本実施例においても、水位Leが基準水位LOに達した
ときには、製氷が完了したと判断するようになされてい
る。
前述したように、水位センサ(L s)は通常製氷を生
じない場所に設置されているが、例えば水洩れ等により
水位センサ(Ls)で検出される水位Leが基準水位L
oに達せず、製氷がそのまま進行して過剰製氷を生じた
場合、第3図のように、水位センサ(Ls)の円筒内に
氷(1)が生じて、水位Leがほとんど動かなくなるこ
とになる。また、水位センナ(Ls)の故障で検出値が
ロック状態になったときにも、同様のことが生じる。
したがって、従来のように、水位Leが基準水位Loに
達するときを製氷の完了時と判断するだけでは、過剰製
氷等による装置破損の虞れが生じるが、請求項(2)の
発明では、温度センサ(The)で水温Tvを検知して
、水温Tvが製氷可能な設定温度Toよりも低く、かつ
水位Lcが変化しないときに、判別手段(17B)によ
り異常と判断されるので、このような過剰製氷等の異常
を検知することができ、信頼性の向上を図ることができ
るのである。
特に、請求項(1)の発明に比べて、水の温度TVにつ
いても判断しているので、例えば水温Tvが高い間には
水温Tvの低下に伴ない水位Leが低下するが、その場
合にも、水温Tvが4℃以上では上記のような異常判定
をしないので、より確実な異常検知を行うことができる
のである。
次に、請求項(3)の発明に係る第3実施例について説
明する。
本実施例では、第2図に示される上記圧力センサ(Ps
 )により、製氷運転時、製氷フィル(10)における
冷媒の蒸発温度を検出するようになされており、圧力セ
ンサ(Ps )は蒸発温度検出手段としての機能を有す
るものである。
そして、第7図に示すように、製氷運転の進行に伴なう
水温Tvの低下に応じて蒸発温度Teも低下するが、蒸
発温度Teは圧縮機(1)の運転容量Frによっても変
化することを考慮して、Te=Tea (ただし、Te =−0,IXFy−12(’C))に
なるか、或いは、水位Leが基準水位LOに達するかし
たときに、CPU (判別手段)(17)により、製氷
が完了したと判断するようになされている。
したがって、請求項(3)の発明では、水洩れ等で水位
センサ(Lc )の検出値が正確な製氷量を示さないよ
うな場合にも、判別手段(17C)により、圧力センサ
(Ps )で検出される蒸発温度Teから製氷の完了時
期が検知されることになり、過剰製氷による装置の破損
を有効に防止することができる。よって、信頼性の向」
二を図ることができるのである。
次に、実施例は省略するが、請求項(4)の発明では、
上記各実施例における判別手段であるCPU(17)の
信号に応じて、コントローラ(16)から製氷運転を停
止する指令15号が出力され、コントローラ(16)は
信号出力手段としての機能を有するものである。
すなわち、請求項(4)の発明では、上記請求項(1)
(2)又は(3)の発明において、判別手段(17)の
出力に応じて、コントローラ(信号出力手段)(16)
により、製氷運転を停止するための停止信号が出力され
るので、種々の異常や製氷の完了に対応して製氷運転を
停止することができ、よって、各発明の実効を図ること
ができる。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)の発明によれば、空
気調和装置等に配置され、冷媒との熱交換により製氷を
行って、冷熱を蓄えるようにした蓄熱槽において、蓄熱
槽内の水位を検出し、製氷運転時、水位の上昇率が所定
値以下になったときに異常と判定するようにしたので、
水洩れ、センサの故障、過剰製氷等による水位の変化が
生じないような異常時を検知することができ、よって、
信頼性の向上を図ることができる。
請求項(aの発明によれば、蓄熱槽内の水位と水温とを
検出し、水温が製氷可能な設定温度よりも低く、かつ水
位の変化がないときに異常と判定するようにしたので、
上記請求項(1)の発明の効果をより顕著に発揮するこ
とができる。
請求項(3)の発明によれば、製氷運転時、蓄熱槽内の
水位と、製氷コイルにおける冷媒の蒸発温度とを検出し
、水位が基準水位以上になるか、蒸発温度が所定値以下
になるかしたときに、製氷が完了したと判定するように
したので、水洩れ等により水位の検出値に誤差が生じた
ときにも、正確な製氷量の判定をすることができ、よっ
て、過剰製氷による装置の破損を有効に防止することが
できる。
請求項(4)の発明によれば、上記請求項[1)、 [
21又は(3)の発明に加えて、異常時又は製氷完了時
と判定したときには、製氷運転を停止する停止信号を出
力するようにしたので、各発明の実効を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は空気調和装置の
全体構成を示す冷媒配管系統図、第2図は蓄熱槽の内部
を示す縦断面図、第3図は水位センサの構成を示す縦断
面図、第4図は水位センサの下面図、第5図は第1実施
例における異字検知方法を示す説明図、第6図は圧力セ
ンサの検出値の時間変化を示す特性図である。 1   冷凍回路 9   蓄熱槽 10  製氷コイル 16  コントローラ (信号出力手段) 17   CPU (判別手段) Ls   水位センサ (水位検出手段) Tho  温度センサ (水温検出手段) Ps   圧力センサ (蒸発温度検出手段) W水 第2 図 (判別手段) Th。 18度センサ (水、!l検出手段) 時間1 e 晴間を 第 図 第 図 第 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)冷媒との熱交換により製氷可能な蓄熱媒体として
    の水(W)を貯溜する蓄熱槽(9)において、 蓄熱槽(9)内の水位を検出する水位検出手段(Ls)
    と、該水位検出手段(Ls)の出力を受け、製氷運転時
    、水位の上昇率が所定値以下になったときに異常時と判
    定する判別手段(17A)とを備えたことを特徴とする
    蓄熱槽の水位検知装置。
  2. (2)冷媒との熱交換により製氷可能な蓄熱媒体として
    の水(W)を貯溜する蓄熱槽(9)において、 蓄熱槽(9)内の水位を検出する水位検出手段(Ls)
    と、水の温度を検出する水温検出手段(Tho)と、上
    記水温検出手段(Tho)で検出される水(W)の温度
    が製氷可能な所定の設定温度よりも低く、かつ一定時間
    経過しても上記水位検出手段(Ls)で検出される水位
    が変化しないときに異常時と判定する判別手段(17B
    )とを備えたことを特徴とする蓄熱槽の水位検知装置。
  3. (3)蓄熱媒体としての水(W)を貯溜し、該水(W)
    と冷凍回路(1)の冷媒との熱交換により水(W)を製
    氷するための製氷コイル(10)とを備えた蓄熱槽(9
    )において、 蓄熱槽(9)内の水位を検出する水位検出手段(Ls)
    と、製氷運転時、上記製氷コイル(10)における冷媒
    の蒸発温度を検出する蒸発温度検出手段(Ps)と、上
    記水位検出手段(Ls)及び蒸発温度検出手段(Ps)
    の出力を受け、水位が基準水位に達するとき又は蒸発温
    度が一定値以下になるときのいずれか一方が到達したと
    きに製氷が完了したと判定する判別手段(17C)を備
    えたことを特徴とする蓄熱槽の水位検知装置。
  4. (4)判別手段(17)の出力を受け、製氷運転を停止
    するための停止信号を出力する信号出力手段(16)を
    備えたことを特徴とする請求項(1)、(2)又は(3
    )記載の蓄熱槽の水位検知装置。
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