JPH02252713A - フッ化ビニリデン系共重合体の製造方法 - Google Patents

フッ化ビニリデン系共重合体の製造方法

Info

Publication number
JPH02252713A
JPH02252713A JP7634889A JP7634889A JPH02252713A JP H02252713 A JPH02252713 A JP H02252713A JP 7634889 A JP7634889 A JP 7634889A JP 7634889 A JP7634889 A JP 7634889A JP H02252713 A JPH02252713 A JP H02252713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinylidene fluoride
copolymer
polymerization
organosilicon compound
fluoride copolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7634889A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH085937B2 (ja
Inventor
Junichi Watanabe
純一 渡辺
Yasushi Yamamoto
靖 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP7634889A priority Critical patent/JPH085937B2/ja
Priority to EP90105825A priority patent/EP0390078B1/en
Priority to US07/499,975 priority patent/US5077362A/en
Priority to DE90105825T priority patent/DE69002025T2/de
Publication of JPH02252713A publication Critical patent/JPH02252713A/ja
Publication of JPH085937B2 publication Critical patent/JPH085937B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規なフッ化ビニリデン系共重合体の製造方
法に関する。 〔従来の技術〕 1分子中にビニロキシ基及びケイ素原子に結合したビニ
ル基を有する有機ケイ素化合物と、フン化ビニリデンと
の共重合体は、従来、知られていなかった。 〔発明が解決しようとする課題〕 そこで本発明の目的は、従来知られていなかった新規な
フッ化ビニリデン系共重合体を得ることができる方法を
提供することにある。 〔課題を解決するための手段〕 すなわち、本発明は、 (A)フッ化ビニリデン     50モル%以上及び (B)1分子中にビニロキシ基及びケイ素原子に結合し
たビニル基を含有する有機ケイ素化合物0.1モル%以
上 を含む単量体混合物をラジカル共重合させる工程を含む
フッ化ビニリデン系共重合体の製造方法を提供するもの
である。 本発明の方法で用いられる(B)成分の有機ケイ素化合
物は、1分子中にビニロキシ基及びケイ素原子に結合し
たビニル基をそれぞれ少な(とも1個含有するものであ
る。この有機ケイ素化合物として、例えば、下記一般式
(■): CH2=CHOR’ 5i(CH:+)3−R”−〔こ
こで、R’ はトリメチレン基又は式:%式% で表される基を示し、R2はビニル基又は式: %式% で表される基を示し、aは1.2又は3である〕 で表される化合物などが挙げられる。 (B)成分の有機ケイ素化合物の具体例として、3−ビ
ニロキシプロピルビニルジメチルシラン、3−ビニロキ
シプロピルジビニルメチルシラン、3−ビニロキシプロ
ピルトリビニルシラン、3(2ビニロキシエトキシ)プ
ロピルビニルジメチルシラン、1−(3’−ビニロキシ
)プロピル−3ビニル−1,1,3,3−テトラメチル
−1゜3−ジシロキサン、3− (3’−ビニロキシ)
プロピル−1,5−ジビニル−1,1,3,5,5−ペ
ンタメチル−1,3,5−)ジシロキサン、3− (3
’−ビニロキシ)プロピル−3−ジメチルビニルシロキ
シ−1,5−ジビニル−1,1゜5.5−テトラメチル
−1,3,5−トリシロキサン、1− [:3’ −(
2’ −ビニロキシエトキシ)プロピル〕−3−ビニル
−1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジシロキサ
ン等が挙げられる。 本発明の方法において、(A)のフン化ビニリデンの使
用量は、50モル%以上である。 また、本発明の方法において、(B)の有機ケイ素化合
物の使用量は、0.1モル%以上である。 また、本発明の方法で用いられる単量体混合物は、これ
らのフッ化ビニリデン及び(B)の有機ケイ素化合物の
他に、フッ化ビニリデン又は(B)の有機ケイ素化合物
と共重合可能な他の単量体を含んでいてもよい。この他
の単量体としては、例えば、テトラフルオロエチレン、
ヘキサフルオロプロピレン、クロロトリフルオロエチレ
ン等のフッ素系単量体;エチレン、メチルメタクリレー
ト等が挙げられる。これらは1種単独でも2種以上を組
み合わせても用いられる。 共重合は、懸濁重合、乳化重合、溶液重合、塊状重合等
のいずれの重合形式によっても行うことができる。 懸濁重合による場合、使用されるラジカル重合開始剤は
、一般に使用されるものでよく、例えば、ジイソプロピ
ルパーオキシジカーボネート、ジロープロピルパーオキ
シジカーボネート、イソブチリルパーオキサイド等の有
機過酸化物;ヘプタフルオロブチリルパーオキサイド、
トリクロロパーフルオロヘキサノイルパーオキサイド等
のフッ素系有機過酸化物;アゾビスイソブチロニトリル
等のアゾ化合物などが挙げられる。重合溶媒としては、
一般に水が用いられるが、トリクロロトリフルオロエタ
ン、1.2−ジクロロテトラフルオロエタン等の疎水性
のハロゲン化炭化水素系溶剤を併用することも任意であ
る。また、必要に応じて、アセトン、イソプロピルアル
コール、L−ブチルアルコール等の連鎖移動剤;pH緩
衝剤;pHjJ!整剤などを使用することも任意である
。懸濁安定剤としては、従来公知のメチルセルロース、
ポリビニルアルコール等の水溶性高分子化合物でよい。 乳化重合による場合、用いられる水溶性ラジカル重合開
始剤としては、従来使用されているものでよく、例えば
、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等が挙げられる
。乳化剤としては、−船釣なパーフルオロオクタン酸ア
ンモニウム等のフルオロカーボン系乳化剤が挙げられる
。その他、ハロゲン化炭化水素系溶剤、連鎖移動剤、p
H緩衝剤、p 11311整剤等については上記懸濁重
合の場合と同様である。 溶液重合による場合、重合媒体としては、前記のハロゲ
ン化炭化水素系溶剤、アルコール系溶剤及びエステル系
溶剤が挙げられ、その他懸濁重合の場合と同様のものが
使用できる。 重合温度は、用いられる重合形式によって適宜選択され
、例えば、0〜100 ’C程度である。 重合の圧力は、重合形式、モノマーの仕込み比率、重合
温度等によって適宜選択され、実用上は1〜100気圧
程度が一般的である。 重合時間も、重合形式、モノマーの仕込み比率、重合温
度等によって適宜選択され、一般に1〜50時間程度で
ある。 また、本発明の方法において、各成分の重合器への仕込
みは、フッ化ビニリデンと有機ケイ素化合物及びその他
必要に応じて使用される各種成分の全量を重合の最初か
ら仕込む方法、あるいはフッ化ビニリデンと有機ケイ素
化合物のいずれか一方もしくは両方の一部又は全部を連
続的又は不連続的に逐次重合器内に仕込む方法によって
行ってもよい。 本発明の方法で得られる共重合体は、通常、ジメチルホ
ルムアミドを溶媒として30°Cで測定した極限粘度〔
η〕が好ましくは0.05di/ g以上、さらに好ま
しくは0.10a/g以上のものである。 本発明の方法によって得られる共重合体は、−般にトリ
クロロトリフルオロエタン等のフッ素系溶媒、シクロヘ
キサン、ジメチルポルムアミド等の炭化水素系溶媒など
に可溶性のものであり、薄膜に成形したり、各種の基材
へのコーティングを容易に行うことができる。 また、本発明の方法においては、(B)成分の有機ケイ
素化合物におけるケイ素原子に結合したビニル基は、ラ
ジカル共重合において反応性が低いものであるため、得
られる共重合体中には多少のビニル基が残存する。この
残存ビニル基に他のシリコーン系重合体を架橋反応させ
ることが可能であるため、本発明の方法で得られる共重
合体は、各種塗料、コーテイング材、ゴム材料等の用途
に使用することができる。 〔実施例〕 次に、本発明の方法を実施例及び比較例により詳細に説
明する。 実施例1 内容積100 mlのステンレス製アンプルに、3ビニ
ロキシプロピルビニルジメチルシラン0.5g。 n−プロピルパーオキシジカーボネート0.2 g。 トリクロロトリフルオロエタン50gを仕込み、窒素置
換後、アンプル内を真空にした。次に、フッ化ビニリデ
ン20gを圧入し、60°Cで15時間振盪して重合さ
せた。重合終了後、未反応のフッ化ビニリデンをパージ
した後、反応混合物をアンプルから取り出し、乾燥して
共重合体8.3gを得た。 得られた共重合体は、常温でテトラヒドロフランに可溶
性のものであり、キャスティング法によって均一なフィ
ルムに成形することができた。また、この共重合体の極
限粘度〔η〕を、ジメチルホルムアミドを溶媒として3
0″Cで測定したところ、0.25であった。 実施例2 3−ビニロキシプロピルビニルジメチルシランの代わり
に、3−ビニロキシプロピルトリビニルシランを使用し
た以外は、実施例1と同様にして共重合体6.2gを得
た。 得られた共重合体は、常温でテトラヒドロフランに可溶
性のものであり、キャスティング法によって均一なフィ
ルムに成形することができた。また、この共重合体の極
限粘度〔η〕を、ジメチルホルムアミドを溶媒として3
0°Cで測定したところ、0.22であった。 実施例3 3−ビニロキシプロピルビニルジメチルシランの代わり
に、3〔2−ビニロキシエトキシ〕プロピルビニルジメ
チルシランを使用した以外は、実施例1と同様にして共
重合体8.7gを得た。 得られた共重合体は、常温でテトラヒドロフランに可溶
性のものであり、キャスティング法によって均一なフィ
ルムに成形することができた。また、この共重合体の極
限粘度〔η〕を、ジメチルホルムアミドを溶媒として3
0°Cで測定しなところ、0.25であった。 実施例4 3−ビニロキシプロピルビニルジメチルシランの代わり
に、1−(3’−ビニロキシ)プロピル−3−ビニル−
1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジシロキサン
を使用した以外は、実施例1と同様にして共重合体6.
7gを得た。 得られた共重合体の極限粘度
〔発明の効果〕
本発明の方法は新規なフッ化ビニリデン系共重合体を提
供するものである。この共重合体は、溶媒などに溶解し
て、薄膜に成形したり、各種の基材のコーティングに使
用することができる。また、共重合体に残存するビニル
基に他のシリコーン系重合体を架橋反応させることが可
能であり、各種塗料、コーテイング材、ゴム材料等の用
途に有用である。 代理人 弁理士  岩見谷 同志 手続補正書(1釦 平成2年3月20日 平成1年特許願第76348号 2、発明の名称 フッ化ビニリデン系共重合体の製造方法3、補正をする
者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都千代田区大手町二丁目6番1号名称 (2
06)信越化学工業株式会社4、代理人 住所 〒101東京都千代田区神田神保町1−2−36
、補正により増加する請求項の数  なし7、補正の対
象  明細書の発明の詳細な説明の欄8、補正の内容 (1)明細書の第4頁第6行目の rl−(3’−ビニロキシ)プロピル」との記載をri
−(a−ビニロキシプロピル)1 と補正する。 (2)明細書の第4頁第8〜9行目の r3−(3’−ビニロキシ)プロピル」との記載をr3
−(3−ビニロキシプロピル)j と補正する。 (3)明細書の第4頁第11行目の r3−(3’−ビニロキシ)プロピル」との記載をr3
−(3−ビニロキシプロピル)1 と補正する。 (4)明細書の第4真下から7行目の r3’−(2’−ビニロキシエトキシ)」との記載をr
3−(2−ビニロキシエトキシ)」 と補正する。 (5)明細書の第11頁第2行目の rl−(3’−ビニロキシ)プロピル」との記載をrl
−(3−ビニロキシプロピル) と補正する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)フッ化ビニリデン50モル%以上及び (B)1分子中にビニロキシ基及びケイ素原子に結合し
    たビニル基を含有する有機ケイ素化合物0.1モル%以
    上 を含む単量体混合物をラジカル共重合させる工程を含む
    フッ化ビニリデン系共重合体の製造方法。
  2. (2)請求項1のフッ化ビニリデン系共重合体の製造方
    法であって、前記(B)の有機ケイ素化合物が下記一般
    式( I ): CH_2=CH−O−R^1−Si(CH_3)_3_
    −_aR^2_a( I )〔式中、R^1はトリメチレ
    ン基又は式: −CH_2CH_2−O−CH_2CH_2CH_2−
    で表される基を示し、R^2はビニル基又 は式: −OSi(CH_3)_2CH=CH_2 で表される基を示し、aは1、2又は3 である〕 で表される化合物である方法。
JP7634889A 1989-03-28 1989-03-28 フッ化ビニリデン系共重合体の製造方法 Expired - Lifetime JPH085937B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7634889A JPH085937B2 (ja) 1989-03-28 1989-03-28 フッ化ビニリデン系共重合体の製造方法
EP90105825A EP0390078B1 (en) 1989-03-28 1990-03-27 Vinylidene fluoride copolymer and process for producing the same
US07/499,975 US5077362A (en) 1989-03-28 1990-03-27 Vinylidene fluoride copolymer and process for producing the same
DE90105825T DE69002025T2 (de) 1989-03-28 1990-03-27 Vinylidenfluoridcopolymer und Verfahren zu seiner Herstellung.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7634889A JPH085937B2 (ja) 1989-03-28 1989-03-28 フッ化ビニリデン系共重合体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02252713A true JPH02252713A (ja) 1990-10-11
JPH085937B2 JPH085937B2 (ja) 1996-01-24

Family

ID=13602852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7634889A Expired - Lifetime JPH085937B2 (ja) 1989-03-28 1989-03-28 フッ化ビニリデン系共重合体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH085937B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05202071A (ja) * 1991-05-16 1993-08-10 Wacker Chemie Gmbh (メタ)アクリルオキシ基含有有機ケイ素化合物、その製法、光照射により架橋可能な組成物及び被覆の製法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05202071A (ja) * 1991-05-16 1993-08-10 Wacker Chemie Gmbh (メタ)アクリルオキシ基含有有機ケイ素化合物、その製法、光照射により架橋可能な組成物及び被覆の製法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH085937B2 (ja) 1996-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4677197B2 (ja) シロキサン界面活性剤を使用するハロゲン含有単量体の重合
US9708419B2 (en) Controlled free-radical copolymerization of trifluoroethylene
JPS5871906A (ja) 含フツ素弾性状共重合体の製法
US20160046746A1 (en) Copolymers containing vinylidene fluoride and trifluoroethylene
EP1475395A1 (en) Polymerization of fluoromonomers using a 3-allyloxy-2-hydroxy-1-propane sulfonic acid salt as surfactant
WO2002064648A1 (fr) Composes et polymeres contenant du fluor et leurs procedes de production
US5256745A (en) Fluorine-containing polymers and preparation and use thereof
JP3022614B2 (ja) 塩基に対する安定性が改善された熱可塑性弗素弾性体
EP3368581B1 (fr) Copolymeres fluores fonctionnalises
JP3885329B2 (ja) フッ素系共重合体およびその製造方法
US7750098B2 (en) Method of manufacturing vinylidene difluoride and trifluoroethylene-based dielectric copolymers
JPH0826087B2 (ja) ポリマーの新規な製造方法
JPH0250769B2 (ja)
EP0390078B1 (en) Vinylidene fluoride copolymer and process for producing the same
JPH02252713A (ja) フッ化ビニリデン系共重合体の製造方法
US5140082A (en) Vinylidene fluoride trifluoromethylethylene copolymer
JPH02252714A (ja) フッ化ビニリデン系共重合体の製造方法
WO2022149531A1 (ja) 含フッ素共重合体の製造方法及び含フッ素共重合体
JPH02240119A (ja) フッ化ビニリデン系共重合体の製造方法
JP3379883B2 (ja) フッ化ビニリデン系樹脂の製造方法
JPH02245006A (ja) フッ化ビニリデン―トリフルオロメチルエチレン共重合体
JP3334959B2 (ja) 含フッ素ビニルエーテル共重合体
JPS6021644B2 (ja) 硬化性含フツ素共重合体およびその製造方法
JP3334945B2 (ja) 含フッ素ビニルエーテル共重合体
JPH0796591B2 (ja) フッ化ビニリデン系グラフト共重合体の製造方法