JPH0225235A - リング圧延方法 - Google Patents
リング圧延方法Info
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- JPH0225235A JPH0225235A JP17554188A JP17554188A JPH0225235A JP H0225235 A JPH0225235 A JP H0225235A JP 17554188 A JP17554188 A JP 17554188A JP 17554188 A JP17554188 A JP 17554188A JP H0225235 A JPH0225235 A JP H0225235A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はリング圧延方法に関し、特には金属材料からな
る被成形リング素材をリングミルにて熱間リング圧延す
るリング圧延方法に関する。
る被成形リング素材をリングミルにて熱間リング圧延す
るリング圧延方法に関する。
〔従来の技術]
一般的な熱間リング圧延に用いられているリングミルに
おいては、被成形リング素材の肉圧縮減ト外径拡大ハ、
キングロールとマンドレルロールとの間で行われ、また
、その軸方向寸法の制御は、対のアキシャルロールにて
行われる。
おいては、被成形リング素材の肉圧縮減ト外径拡大ハ、
キングロールとマンドレルロールとの間で行われ、また
、その軸方向寸法の制御は、対のアキシャルロールにて
行われる。
一方、これらリングミルには、リング圧延中の被成形リ
ング素材を、外周側より反キングロール側に押圧して、
その回転中心をキングロールとマンドレルロールの転心
を結ぶ直線上に位置させる、いわゆるセンタリングする
、少なくとも一対のセンタリングロールが備えられであ
る。そして、これらセンタリングロールは、その押圧力
にて被成形リング素材に繰返し曲げ応力を与え、被成形
リング素材の真円度を矯正する作用をも有する。
ング素材を、外周側より反キングロール側に押圧して、
その回転中心をキングロールとマンドレルロールの転心
を結ぶ直線上に位置させる、いわゆるセンタリングする
、少なくとも一対のセンタリングロールが備えられであ
る。そして、これらセンタリングロールは、その押圧力
にて被成形リング素材に繰返し曲げ応力を与え、被成形
リング素材の真円度を矯正する作用をも有する。
また、これらリングミルには、通常、リング圧延により
拡大する被成形リング素材の外径を計測する計測手段が
設けられである。
拡大する被成形リング素材の外径を計測する計測手段が
設けられである。
〔発明が解決しようとする課題]
上記の一般的な構成を備えてなるリングミルによる熱間
リング圧延にて、被成形リング素材を、その肉厚および
外径寸法の精度を高め、最終製品の形状・寸法により近
づけたリング素材とし、その品質および経済性をより高
めたものとするには、その真円度を高めることが必須条
件となる。
リング圧延にて、被成形リング素材を、その肉厚および
外径寸法の精度を高め、最終製品の形状・寸法により近
づけたリング素材とし、その品質および経済性をより高
めたものとするには、その真円度を高めることが必須条
件となる。
しかし、リング圧延中におけるセンタリングロールの押
圧力により被圧延リング素材の真円度が左右されること
は知られているものの、その押圧力をどのように設定し
たとき真円度が安定して高め得るか、未だ具体的に解明
されてなく、従来のリング圧延方法においては、圧延中
のセンタリングロールの押圧力が経験的に設定されてい
るのが現状である。
圧力により被圧延リング素材の真円度が左右されること
は知られているものの、その押圧力をどのように設定し
たとき真円度が安定して高め得るか、未だ具体的に解明
されてなく、従来のリング圧延方法においては、圧延中
のセンタリングロールの押圧力が経験的に設定されてい
るのが現状である。
これがため、従来のリング圧延方法においては、折角に
被成形リング素材の肉厚および外径寸法の精度を高めて
も、これら精度に対応する真円度が安定して得られず、
これら被成形リング素材の真円度を、リング圧延後に矯
正する特別の工程・設備を準備せざるを得ない等の問題
があった。
被成形リング素材の肉厚および外径寸法の精度を高めて
も、これら精度に対応する真円度が安定して得られず、
これら被成形リング素材の真円度を、リング圧延後に矯
正する特別の工程・設備を準備せざるを得ない等の問題
があった。
本発明は上記問題点に鑑み、リング圧延中の被成形リン
グ素材に加えるセンタリングロールの押圧力を、該被成
形リング素材の真円度を高めるに最適な範囲内に、経験
的でなく定量的に、設定し得、もって、被成形リング素
材の真円度を安定して高め得るリング圧延方法の提供を
目的とするものである。
グ素材に加えるセンタリングロールの押圧力を、該被成
形リング素材の真円度を高めるに最適な範囲内に、経験
的でなく定量的に、設定し得、もって、被成形リング素
材の真円度を安定して高め得るリング圧延方法の提供を
目的とするものである。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するために本発明は以下を要旨としてい
る。すなわち、本発明に係るリング圧延方法は、金属材
料からなる被成形リング素材を、キングロールとマンド
レルロールとの間で圧延して、その肉厚miと外径拡大
とを行う一方、圧延中の被成形リング素材を、対のセン
タリングロールにて外周より反キングロール側に押圧し
て、その回転中心を所定線上に位置させながら、所定形
状に熱間リング圧延するリング圧延方法において、前記
被成形リング素材の圧延前の寸法と、その金属材料の温
度相関における比例限σyとを予め把握すると共に、リ
ング圧延中の被成形リング素材の外径りと、表面温度T
とを計測し、これらの値に基づき、リング圧延中のセン
タリングロールの押圧力Pを、下記1式およびn式を満
足する範囲内に設定するものである。
る。すなわち、本発明に係るリング圧延方法は、金属材
料からなる被成形リング素材を、キングロールとマンド
レルロールとの間で圧延して、その肉厚miと外径拡大
とを行う一方、圧延中の被成形リング素材を、対のセン
タリングロールにて外周より反キングロール側に押圧し
て、その回転中心を所定線上に位置させながら、所定形
状に熱間リング圧延するリング圧延方法において、前記
被成形リング素材の圧延前の寸法と、その金属材料の温
度相関における比例限σyとを予め把握すると共に、リ
ング圧延中の被成形リング素材の外径りと、表面温度T
とを計測し、これらの値に基づき、リング圧延中のセン
タリングロールの押圧力Pを、下記1式およびn式を満
足する範囲内に設定するものである。
P≧(h t” /6 r gnaw ) ttV
−1式P≦(hL”/6rg、□)2σy−−−−n式
但し、 Pは、被成形リング素材の外径りにおけるセンタリング
ロールの押圧力(Kgf)、 hは、被成形リング素材の高さ(nu++)、tは、外
径りにおける被成形リング素材の肉厚(mm)、 rは、外径りにおける(D−t)/2で求められる被成
形リング素材の平均半径(+U+)、g sawは、キ
ングロールとマンドレルロールとの軸心を経る直線と、
外径りにおける被成形リング素材の回転中心とセンタリ
ングロールとの接点を結ぶ直線とがなす内角の角度αか
らなる係数であって、下記■式および■式にて求められ
るglおよびg!の内のいずれか大きい方の値、g +
= I O,3283(α3irα−cosα+1)−
sinα1−−−−−−m弐 g z= I O,3283(αstnαcosα−c
osα+1)−−−−−−IV式 σyは温度Tにおける被成形リング素材の金属材料の比
例限(Kgf/ms”)である。
−1式P≦(hL”/6rg、□)2σy−−−−n式
但し、 Pは、被成形リング素材の外径りにおけるセンタリング
ロールの押圧力(Kgf)、 hは、被成形リング素材の高さ(nu++)、tは、外
径りにおける被成形リング素材の肉厚(mm)、 rは、外径りにおける(D−t)/2で求められる被成
形リング素材の平均半径(+U+)、g sawは、キ
ングロールとマンドレルロールとの軸心を経る直線と、
外径りにおける被成形リング素材の回転中心とセンタリ
ングロールとの接点を結ぶ直線とがなす内角の角度αか
らなる係数であって、下記■式および■式にて求められ
るglおよびg!の内のいずれか大きい方の値、g +
= I O,3283(α3irα−cosα+1)−
sinα1−−−−−−m弐 g z= I O,3283(αstnαcosα−c
osα+1)−−−−−−IV式 σyは温度Tにおける被成形リング素材の金属材料の比
例限(Kgf/ms”)である。
以下に本発明の作用および数値限定の理由を説明する。
リング圧延においては、その概念の説明図である第1図
に示すように、被成形リング素材(4)は、図中の矢印
で示すように、回転するキングロール(1)とマンドレ
ルロール(2)との間で、回転を受けながら圧延されて
、肉厚縮減と外径拡大とを受け、所定形状にリング圧延
される。
に示すように、被成形リング素材(4)は、図中の矢印
で示すように、回転するキングロール(1)とマンドレ
ルロール(2)との間で、回転を受けながら圧延されて
、肉厚縮減と外径拡大とを受け、所定形状にリング圧延
される。
また、圧延中の被成形リング素材(4)は、対のセンタ
リングロール(3)により、図中の矢印Pで示すように
、外周より反キングロール(1)側に押圧されて、その
回転中心Aを所定線上、すなわち図中の一点ti 線で
示スキングロール(1)とマンドレルロール(2)との
軸心を経る直線上に位置するようにセンタリングされる
と共に、これら対のセンタリング0− /L/ (3)
の押圧力Pによりマンドレルロール(2)との接触点を
支点とする曲げモーメントを受ける。
リングロール(3)により、図中の矢印Pで示すように
、外周より反キングロール(1)側に押圧されて、その
回転中心Aを所定線上、すなわち図中の一点ti 線で
示スキングロール(1)とマンドレルロール(2)との
軸心を経る直線上に位置するようにセンタリングされる
と共に、これら対のセンタリング0− /L/ (3)
の押圧力Pによりマンドレルロール(2)との接触点を
支点とする曲げモーメントを受ける。
一方、この曲げモーメントは、マンドレルロール(2)
との接触点ないしはセンタリングロール(3)との接触
点で最大となり、かつ、この最大曲げモーメン)M、、
、にて被成形リング素材(4)に負荷される最大曲げ応
力σmam (Kgf/ms”)は、荷重をうける円環
の曲げモーメントの公式より導かれる下記■弐乃至0式
で求められる。
との接触点ないしはセンタリングロール(3)との接触
点で最大となり、かつ、この最大曲げモーメン)M、、
、にて被成形リング素材(4)に負荷される最大曲げ応
力σmam (Kgf/ms”)は、荷重をうける円環
の曲げモーメントの公式より導かれる下記■弐乃至0式
で求められる。
σy、、= (6/ht”) Mo、= (6r/ht
”) P g 、、、−■g□、は次の0式および0式
で求められる1およびg2の内のいずれか大きい方をと
る。
”) P g 、、、−■g□、は次の0式および0式
で求められる1およびg2の内のいずれか大きい方をと
る。
g I= I O,3283(αsinα−cosα+
1)−sinα l■g z= I O,3283(α
sirαcosα−cosα+1) l■但し、上記の
0式中のhは被成形リング素材(4)の高さ(as)、
むは被成形リング素材(4)の肉厚(@曽)、rは(外
径り一肉厚t)1/2で求められる被成形リング素材(
4)の平均半径(+n+)であり、0式および0式中の
αは、第1図中に一点鎖線で示すキングロール(1)と
マンドレルロール(2)との軸心を経る直線と、二点鎖
線で示す被成形リング素材(4)の回転中心Aとセンタ
リングロール(3)との接点を結ぶ直線とがなす内角の
角度である。
1)−sinα l■g z= I O,3283(α
sirαcosα−cosα+1) l■但し、上記の
0式中のhは被成形リング素材(4)の高さ(as)、
むは被成形リング素材(4)の肉厚(@曽)、rは(外
径り一肉厚t)1/2で求められる被成形リング素材(
4)の平均半径(+n+)であり、0式および0式中の
αは、第1図中に一点鎖線で示すキングロール(1)と
マンドレルロール(2)との軸心を経る直線と、二点鎖
線で示す被成形リング素材(4)の回転中心Aとセンタ
リングロール(3)との接点を結ぶ直線とがなす内角の
角度である。
本発明においては、被成形リング素材の圧延前の寸法を
予め把握すると共に、リング圧延中の被成形リング素材
の外径りを計測するものとされであるので、゛被成形リ
ング素材(4)の高さhを一定にお(ことで、同一体積
での幾何学的変化であるリング圧延中の肉rIJ、Lお
よび平均半径「と、外径りにより定まる角度αの値を、
その外径りの測定値に基づいて求め得、かつ、これら値
を上記の0式乃至0式に代入することにより、対のセン
タリングロール(3)の押圧力Pによりリング圧延中の
被成形リング素材(4)に負荷される最大曲げ応力σ1
18を求め得る。
予め把握すると共に、リング圧延中の被成形リング素材
の外径りを計測するものとされであるので、゛被成形リ
ング素材(4)の高さhを一定にお(ことで、同一体積
での幾何学的変化であるリング圧延中の肉rIJ、Lお
よび平均半径「と、外径りにより定まる角度αの値を、
その外径りの測定値に基づいて求め得、かつ、これら値
を上記の0式乃至0式に代入することにより、対のセン
タリングロール(3)の押圧力Pによりリング圧延中の
被成形リング素材(4)に負荷される最大曲げ応力σ1
18を求め得る。
一方、対のセンタリングロール(3)の押圧力Pにより
リング圧延中の被成形リング素材(4)に負荷される最
大曲げ応力σy1つを、被成形リング素材(4)の金属
材料の比例限σy(当該金属材料が塑性変形を開始する
応力)以上とするとき、被成形リング素材(4)に塑性
変形、すなわち繰返し曲げ変形を与えることができ、か
つ、この繰返し曲げ変形にて被成形リング素材(4)の
真円度を矯正し得る。
リング圧延中の被成形リング素材(4)に負荷される最
大曲げ応力σy1つを、被成形リング素材(4)の金属
材料の比例限σy(当該金属材料が塑性変形を開始する
応力)以上とするとき、被成形リング素材(4)に塑性
変形、すなわち繰返し曲げ変形を与えることができ、か
つ、この繰返し曲げ変形にて被成形リング素材(4)の
真円度を矯正し得る。
しかし、この最大曲げ応力σ1、を、被成形リング素材
(4)の金属材料の比例限σ9以上のある範囲を超えて
高めて行くと、被成形リング素材(4)に過剰な曲げ変
形を与えることになり、その真円度矯正効果は逆に低下
して行く。
(4)の金属材料の比例限σ9以上のある範囲を超えて
高めて行くと、被成形リング素材(4)に過剰な曲げ変
形を与えることになり、その真円度矯正効果は逆に低下
して行く。
第2図は、リング圧延中の被成形リング素材に負荷され
た最大曲げ応力σ、8と、得られたリング素材の真円度
との関係を示すグラフであって、該グラフは、800°
Cの温度における比例限σヶが3 K(Hf/mm”で
あるTi合金(Ti−6AI−4v)からなる同寸法の
被成形リング素材を複数個準備し、これらを800″C
の温度下にて、各被成形リング素材に負荷される最大曲
げ応力σ、.lをそれぞれ変えて、熱間リング圧延した
結果に基づくものである。
た最大曲げ応力σ、8と、得られたリング素材の真円度
との関係を示すグラフであって、該グラフは、800°
Cの温度における比例限σヶが3 K(Hf/mm”で
あるTi合金(Ti−6AI−4v)からなる同寸法の
被成形リング素材を複数個準備し、これらを800″C
の温度下にて、各被成形リング素材に負荷される最大曲
げ応力σ、.lをそれぞれ変えて、熱間リング圧延した
結果に基づくものである。
第2図のグラフで明らかなように、リング圧延中の被成
形リング素材に負荷される最大曲げ応力σ□8を、当該
金属材料の比例限σ7以上とし、かつ、その二倍以下の
範囲内とするとき、最も良好なる真円度が得られる。
形リング素材に負荷される最大曲げ応力σ□8を、当該
金属材料の比例限σ7以上とし、かつ、その二倍以下の
範囲内とするとき、最も良好なる真円度が得られる。
すなわち、リング圧延中の被成形リング素材(4)に負
荷される最大曲げ応力σy、Ilを、その温度Tにおけ
る被成形リング素材(4)の金属材料の比例限σyとの
関係において、下記0式を満足する範囲内とするとき、
最も良好なる真円度が得られる。
荷される最大曲げ応力σy、Ilを、その温度Tにおけ
る被成形リング素材(4)の金属材料の比例限σyとの
関係において、下記0式を満足する範囲内とするとき、
最も良好なる真円度が得られる。
σy≦σ、.≦2σy −■
そして、上記0式の条件を前記0式に代入し、センタリ
ングロール(3)の押圧力Pにて整理すると、最も良好
なる真円度が得られる押圧力Pの範囲は、次の0式およ
び0式を満足する範囲となる。
ングロール(3)の押圧力Pにて整理すると、最も良好
なる真円度が得られる押圧力Pの範囲は、次の0式およ
び0式を満足する範囲となる。
P≧(ht” /6rgaax ) σy −■P
≦(ht” 76rgasx )2+yy −■一方
、熱間リング圧延の過程においては、被成形リング素材
の温度Tが変化し、それに伴いその金属材料の比例限σ
yも変化するが、本発明においては、被成形リング素材
の金属材料の温度相関における比例限σyを予め把握す
ると共に、リング圧延中の被成形リング素材の表面温度
Tを計測するものとされであるので、これら値に基づき
、計測された温度Tにおける被成形リング素材(4)の
金属材料の比例限σyを求め、かつ該比例限σ。
≦(ht” 76rgasx )2+yy −■一方
、熱間リング圧延の過程においては、被成形リング素材
の温度Tが変化し、それに伴いその金属材料の比例限σ
yも変化するが、本発明においては、被成形リング素材
の金属材料の温度相関における比例限σyを予め把握す
ると共に、リング圧延中の被成形リング素材の表面温度
Tを計測するものとされであるので、これら値に基づき
、計測された温度Tにおける被成形リング素材(4)の
金属材料の比例限σyを求め、かつ該比例限σ。
の値を上記0式および0式に代入することにより、リン
グ圧延中のセンタリングロール(3)の押圧力Pを、被
成形リング素材(4)が最も良好なる真円度となる範囲
内、すなわち、上記0式および0式を満足する範囲内に
設定し得る。
グ圧延中のセンタリングロール(3)の押圧力Pを、被
成形リング素材(4)が最も良好なる真円度となる範囲
内、すなわち、上記0式および0式を満足する範囲内に
設定し得る。
なお、上記0式および0式は特許請求の範囲において1
式および■式として記載したものであり、また前記0式
および0式は特許請求の範囲において■式および■式と
して記載したものである。
式および■式として記載したものであり、また前記0式
および0式は特許請求の範囲において■式および■式と
して記載したものである。
以下に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
部」JuF桝
圧延温度との相関において第3図のグラフに示す比例限
をもつTi合金(Ti−6^1−4v)からなり、リン
グ圧延前の寸法を、外径1500曽−1肉厚55mm、
高さ500s+mとされたブランク材を、竪型リングミ
ルにて熱間リング圧延して、外径1710mm、肉厚4
8mm、高さ500−一のリング素材を得た。
をもつTi合金(Ti−6^1−4v)からなり、リン
グ圧延前の寸法を、外径1500曽−1肉厚55mm、
高さ500s+mとされたブランク材を、竪型リングミ
ルにて熱間リング圧延して、外径1710mm、肉厚4
8mm、高さ500−一のリング素材を得た。
この熱間リング圧延に先立ち、前述の0式乃至0式、お
よび、角度αを算出するためのセンタリングロールの構
成諸元を記憶させ、かつ、熱間リング圧延前に人力され
るリング圧延前の被成形リング材の寸法および圧延温度
との相関における比例限と、圧延中に入力される被成形
リング素材の外径りおよび表面温度Tとにより、前述の
0式に基づくセンタリングロールの押圧力Pの下限値と
、前述の0式に基づくセンタリングロールの押圧力Pの
上限値とを算出するようにプログラムしたコンピュータ
を準備した。
よび、角度αを算出するためのセンタリングロールの構
成諸元を記憶させ、かつ、熱間リング圧延前に人力され
るリング圧延前の被成形リング材の寸法および圧延温度
との相関における比例限と、圧延中に入力される被成形
リング素材の外径りおよび表面温度Tとにより、前述の
0式に基づくセンタリングロールの押圧力Pの下限値と
、前述の0式に基づくセンタリングロールの押圧力Pの
上限値とを算出するようにプログラムしたコンピュータ
を準備した。
また、竪型リングミルには、測定値を電気信号に変換す
る外径測定装置および測温装置を設けると共に、オペレ
ータ側にコンピュータから出力される押圧力Pの下限値
と下限値とを表示する数値表示装置を設けた。
る外径測定装置および測温装置を設けると共に、オペレ
ータ側にコンピュータから出力される押圧力Pの下限値
と下限値とを表示する数値表示装置を設けた。
そして、この数値表示装置に示される上限値と下限値に
基づき、オペレータが、圧延過程におけるセンタリング
ロールの押圧力Pを、設定および調整するものとした。
基づき、オペレータが、圧延過程におけるセンタリング
ロールの押圧力Pを、設定および調整するものとした。
第4図のグラフ中に実線で示す曲vAAおよび曲線Bは
、この熱間リング圧延中にコンピュータから出力された
センタリングロールの押圧力Pの上限値および下限値で
あって、実際に設定されたセンタリングロールの押圧力
Pは、グラフ中の点線で示すように、上限値曲線Aと下
限値曲線Bとの間で直線的に二段に変化させたものとし
た。
、この熱間リング圧延中にコンピュータから出力された
センタリングロールの押圧力Pの上限値および下限値で
あって、実際に設定されたセンタリングロールの押圧力
Pは、グラフ中の点線で示すように、上限値曲線Aと下
限値曲線Bとの間で直線的に二段に変化させたものとし
た。
なお、この熱間リング圧延における被成形リング素材の
表面温度は、圧延開始時点で880°C1圧延終了時点
で800℃であった。
表面温度は、圧延開始時点で880°C1圧延終了時点
で800℃であった。
一方、比較例として、熱間リング圧延中におけるセンタ
リングロールの押圧力Pを、第4図のグラフ中に一点鎖
線で示すように、経験則より選定された値、すなわち4
000kgfに設定した点以外は、上記本実施例と同一
条件の熱間リング圧延を行い同一寸法のリング素材を得
た。
リングロールの押圧力Pを、第4図のグラフ中に一点鎖
線で示すように、経験則より選定された値、すなわち4
000kgfに設定した点以外は、上記本実施例と同一
条件の熱間リング圧延を行い同一寸法のリング素材を得
た。
得られたリング素材の寸法を精査したところ、本実施例
のものは1=、5+m−と非常に高い真円度を示し、一
方、比較例のものは4〜5msであり、本発明の優れた
効果が確認された。
のものは1=、5+m−と非常に高い真円度を示し、一
方、比較例のものは4〜5msであり、本発明の優れた
効果が確認された。
ll皇施■
圧延温度との相関において第5図のグラフに示す比例限
をもつ炭素鋼(540C)からなり、リング圧延前の寸
法を、外径1000−一、肉厚168−一、高さ300
m−とされたブランク材を、竪型リングミルにて熱間リ
ング圧延して、外径1500+*m、肉厚1100a、
高さ300m5のリング素材を得た。
をもつ炭素鋼(540C)からなり、リング圧延前の寸
法を、外径1000−一、肉厚168−一、高さ300
m−とされたブランク材を、竪型リングミルにて熱間リ
ング圧延して、外径1500+*m、肉厚1100a、
高さ300m5のリング素材を得た。
この熱間リング圧延の過程におけるセンタリングロール
の押圧力Pの設定および調整は、前述の第1実施例と同
様手段にて得られた上限値および下限値に基づくものと
した。
の押圧力Pの設定および調整は、前述の第1実施例と同
様手段にて得られた上限値および下限値に基づくものと
した。
第6図のグラフ中に実線で示す曲線Aおよび曲線Bは、
この熱間リング圧延中にコンピュータから出力されたセ
ンタリングロールの押圧力Pの上限値および下限値であ
って、実際に設定されたセンタリングロールの押圧力P
は、グラフ中の点線で示すように、上限値曲線Aと下限
値曲線Bとの間で階段的に変化させたものとした。
この熱間リング圧延中にコンピュータから出力されたセ
ンタリングロールの押圧力Pの上限値および下限値であ
って、実際に設定されたセンタリングロールの押圧力P
は、グラフ中の点線で示すように、上限値曲線Aと下限
値曲線Bとの間で階段的に変化させたものとした。
なお、この熱間リング圧延における被成形リング材の表
面温度は、圧延開始時点で850℃、圧延終了時点で7
50’Cであった。
面温度は、圧延開始時点で850℃、圧延終了時点で7
50’Cであった。
一方、比較例として、その熱間リング圧延中におけるセ
ンタリングロールの押圧力Pを、第6図中に一点鎖線で
示すように、経験則により選定された値、すなわち10
0100O0に設定した点以外は、本実施例と同一条件
にて熱間リング圧延して、同一寸法のリング素材を得た
。
ンタリングロールの押圧力Pを、第6図中に一点鎖線で
示すように、経験則により選定された値、すなわち10
0100O0に設定した点以外は、本実施例と同一条件
にて熱間リング圧延して、同一寸法のリング素材を得た
。
得られたリング素材の寸法を精査したところ、本実施例
のものは0.5〜、0−一と非常に高い真円度を示し、
一方、比較例のものは5.5〜8−一であった。
のものは0.5〜、0−一と非常に高い真円度を示し、
一方、比較例のものは5.5〜8−一であった。
以上のように、本発明のリング圧延方法によれば、その
圧延過程におけるセンタリングロールの押圧力Pを最適
範囲内に設定し得、該リング圧延にて得られるリング素
材を、対象とする材質如何に係わらず、安定して高い真
円度のものとすることができ、また、これによりリング
圧延後の真円度矯正工程および設備等をも不要とし得る
。
圧延過程におけるセンタリングロールの押圧力Pを最適
範囲内に設定し得、該リング圧延にて得られるリング素
材を、対象とする材質如何に係わらず、安定して高い真
円度のものとすることができ、また、これによりリング
圧延後の真円度矯正工程および設備等をも不要とし得る
。
なお、前記第1実施例および第2実施例においては、コ
ンピュータを介して圧延中の各時点におけるセンタリン
グロールの押圧力Pの上下限値を算出させ、この上下限
値に基づいて該熱間リング圧延過程におけるセンタリン
グロールの押圧力Pの設定および調整を行うものとした
が、これは、例えば、同材質・同形状のリング素材を複
数製造するとき、最初のリング素材を熱間リング圧延す
る過程において、該被成形リング素材の温度Tおよび外
径りの時系列的変化を計測しておき、これら計測値によ
り圧延中の各時点におけるセンタリングロールの押圧力
Pの上限値および下限値を算出し、この上下限値に基づ
き、以降の熱間リング圧延におけるセンタリングロール
の押圧力Pを設定するものとされても良い。
ンピュータを介して圧延中の各時点におけるセンタリン
グロールの押圧力Pの上下限値を算出させ、この上下限
値に基づいて該熱間リング圧延過程におけるセンタリン
グロールの押圧力Pの設定および調整を行うものとした
が、これは、例えば、同材質・同形状のリング素材を複
数製造するとき、最初のリング素材を熱間リング圧延す
る過程において、該被成形リング素材の温度Tおよび外
径りの時系列的変化を計測しておき、これら計測値によ
り圧延中の各時点におけるセンタリングロールの押圧力
Pの上限値および下限値を算出し、この上下限値に基づ
き、以降の熱間リング圧延におけるセンタリングロール
の押圧力Pを設定するものとされても良い。
以上に述べた如く、本発明に係るリング圧延方法は、リ
ング圧延中の被成形リング素材に加えるセンタリングロ
ールの押圧力を、経験的でなく定量的に、最適な範囲内
に設定し得て、得られるリング素材の真円度を安定して
高めることができ、もって、その品質および生産性をよ
り向上させ得るものである。
ング圧延中の被成形リング素材に加えるセンタリングロ
ールの押圧力を、経験的でなく定量的に、最適な範囲内
に設定し得て、得られるリング素材の真円度を安定して
高めることができ、もって、その品質および生産性をよ
り向上させ得るものである。
第1図は本発明に係る説明図、
第2図は本発明に係る最大曲げ応力と真円度との関係を
示すグラフ、 第3図は本発明の第1実施例のTi合金の圧延温度との
相関における比例限を示すグラフ、第4図は本発明の第
1実施例のセンタリングロールの押圧力を示すグラフ、 第5図は本発明の第2実施例の炭素鋼の圧延温度との相
関における比例限を示すグラフ、第6図は本発明の第2
実施例のセンタリングロ−ルの押圧力を示すグラフであ
る。 (+1 キングロール、 マンドレルロール、 (3)−センタリングロール、 被成形リング素材。
示すグラフ、 第3図は本発明の第1実施例のTi合金の圧延温度との
相関における比例限を示すグラフ、第4図は本発明の第
1実施例のセンタリングロールの押圧力を示すグラフ、 第5図は本発明の第2実施例の炭素鋼の圧延温度との相
関における比例限を示すグラフ、第6図は本発明の第2
実施例のセンタリングロ−ルの押圧力を示すグラフであ
る。 (+1 キングロール、 マンドレルロール、 (3)−センタリングロール、 被成形リング素材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 金属材料からなる被成形リング素材を、キングロールと
マンドレルロールとの間で圧延して、その肉厚縮減と外
径拡大とを行う一方、圧延中の被成形リング素材を、対
のセンタリングロールにて外周より反キングロール側に
押圧して、その回転中心を所定線上に位置させながら、
所定形状に熱間リング圧延するリング圧延方法において
、前記被成形リング素材の圧延前の寸法と、その金属材
料の温度相関における比例限σ_yとを予め把握すると
共に、リング圧延中の被成形リング素材の外径Dと、表
面温度Tとを計測し、これらの値に基づき、リング圧延
中のセンタリングロールの押圧力Pを、下記 I 式およ
びII式を満足する範囲内に設定することを特徴とするリ
ング圧延方法。 P≧(ht^2/6rg_m_a_x)σ_y・・・・
I 式P≦(ht^2/6rg_m_a_x)2σ_y
・・・・II式但し、 Pは、被成形リング素材の外径Dにおけるセンタリング
ロールの押圧力(Kgf)、 hは、被成形リング素材の高さ(mm)、 tは、外径Dにおける被成形リング素材の肉厚(mm)
、 rは、外径Dにおける(D−t)/2で求められる被成
形リング素材の平均半径(mm)、 gmaxは、キングロールとマンドレルロールとの軸心
を経る直線と、外径Dにおける被成形リング素材の回転
中心とセンタリングロールとの接点を結ぶ直線とがなす
内角の角度αからなる係数であって、下記III式および
IV式にて求められるg_1およびg_2の内のいずれか
大きい方の値、g_1=|0.3283(αsinα−
cosα+1)−sinα|・・・・・・III式 g_2=|0.3283(αsinαcosα−cos
α+1)|・・・・・・IV式 σ_yは温度Tにおける被成形リング素材の金属材料の
比例限(Kgf/mm^2)である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17554188A JPH0225235A (ja) | 1988-07-14 | 1988-07-14 | リング圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17554188A JPH0225235A (ja) | 1988-07-14 | 1988-07-14 | リング圧延方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0225235A true JPH0225235A (ja) | 1990-01-26 |
Family
ID=15997881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17554188A Pending JPH0225235A (ja) | 1988-07-14 | 1988-07-14 | リング圧延方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0225235A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6240761B1 (en) * | 1998-05-28 | 2001-06-05 | Nsk Ltd. | Tool controlling apparatus |
CN104624879A (zh) * | 2014-12-15 | 2015-05-20 | 贵州安大航空锻造有限责任公司 | 轴承钢厚壁环锻件的轧制成形方法 |
JP2017087262A (ja) * | 2015-11-10 | 2017-05-25 | 日本精工株式会社 | リング状部材の真円度矯正方法 |
-
1988
- 1988-07-14 JP JP17554188A patent/JPH0225235A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6240761B1 (en) * | 1998-05-28 | 2001-06-05 | Nsk Ltd. | Tool controlling apparatus |
US6434988B1 (en) | 1998-05-28 | 2002-08-20 | Nsk, Ltd. | Tool controlling apparatus |
CN104624879A (zh) * | 2014-12-15 | 2015-05-20 | 贵州安大航空锻造有限责任公司 | 轴承钢厚壁环锻件的轧制成形方法 |
JP2017087262A (ja) * | 2015-11-10 | 2017-05-25 | 日本精工株式会社 | リング状部材の真円度矯正方法 |
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