JPH02252145A - 光記録媒体およびその製造方法 - Google Patents
光記録媒体およびその製造方法Info
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- JPH02252145A JPH02252145A JP1071887A JP7188789A JPH02252145A JP H02252145 A JPH02252145 A JP H02252145A JP 1071887 A JP1071887 A JP 1071887A JP 7188789 A JP7188789 A JP 7188789A JP H02252145 A JPH02252145 A JP H02252145A
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Landscapes
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は光記録媒体およびその製造方法に係り、特に、
密着貼り合せ形光記録媒体における接着層の構成とその
形成方法とに関する。
密着貼り合せ形光記録媒体における接着層の構成とその
形成方法とに関する。
従来より、両面記録形光記録媒体の貼り合せ構造として
、2枚の光記録単板の薄膜層形成面を接着層を介して直
接貼り合せる密着貼り合せ構造が知られている。
、2枚の光記録単板の薄膜層形成面を接着層を介して直
接貼り合せる密着貼り合せ構造が知られている。
前記接着層形成用の接着剤としては、ロールコータ−な
どの高能率な塗布装置を用いて塗布作業を行うことがで
き、かつ比較的短時間に固化することができるなど量産
性に優れることから、ホットメル1へ接着剤が多く用い
られている。また、高い接着力を得られることから、エ
ポキシ樹脂接着剤を用いることも提案されている。
どの高能率な塗布装置を用いて塗布作業を行うことがで
き、かつ比較的短時間に固化することができるなど量産
性に優れることから、ホットメル1へ接着剤が多く用い
られている。また、高い接着力を得られることから、エ
ポキシ樹脂接着剤を用いることも提案されている。
然るに、ホットメルト接着剤は高温での接着力が著しく
弱いため、高温で光記録単板の剥離を生じ易いという問
題がある。
弱いため、高温で光記録単板の剥離を生じ易いという問
題がある。
一方、エポキシ樹脂接着剤は硬化収縮率が大きいため、
薄膜層に大きなストレスを及ぼし、薄膜層の断裂や剥離
を生じ易いという問題がある。
薄膜層に大きなストレスを及ぼし、薄膜層の断裂や剥離
を生じ易いという問題がある。
本発明は、このような従来技術の課題を同時に解決する
ためになされたものであって、接着力が強くかつ薄膜層
への悪影響が小さい接着層の構成とその形成方法とを提
供することを目的とする。
ためになされたものであって、接着力が強くかつ薄膜層
への悪影響が小さい接着層の構成とその形成方法とを提
供することを目的とする。
本発明は、前記の目的を達成するため、2枚の光記録単
板を貼り合せる接着層を、ホットメルト接着剤と常温固
体のエポキシ樹脂接着剤とを組合せにて形成した。
板を貼り合せる接着層を、ホットメルト接着剤と常温固
体のエポキシ樹脂接着剤とを組合せにて形成した。
また、2枚の光記録単板の接着面にホットメルト接着剤
およびエポキシ樹脂接着剤の組合せから成る接着層を被
着する工程と、この接着層のうち前記エポキシ樹脂接着
剤を含む部分に隣接する少なくとも1つの面に当該エポ
キシ樹脂接着剤の硬化剤を塗布する工程と、前記2枚の
光記録単板の接着面同士を貼り合せる工程とを含んで構
成した。
およびエポキシ樹脂接着剤の組合せから成る接着層を被
着する工程と、この接着層のうち前記エポキシ樹脂接着
剤を含む部分に隣接する少なくとも1つの面に当該エポ
キシ樹脂接着剤の硬化剤を塗布する工程と、前記2枚の
光記録単板の接着面同士を貼り合せる工程とを含んで構
成した。
ホラ1〜メル1〜接着剤は一般に硬化収縮率が小さく、
信号読出し用の薄膜層に大きなス1〜レスを及ぼさない
。一方、常温固体のエポキシ樹脂接着剤は接着力が高く
光記録単板を強固に接合することができる。
信号読出し用の薄膜層に大きなス1〜レスを及ぼさない
。一方、常温固体のエポキシ樹脂接着剤は接着力が高く
光記録単板を強固に接合することができる。
これらの接着剤を組合せて用いると、エポキシ樹脂接着
剤の硬化収縮に伴うストレスがホラ1−メルト接着剤の
柔軟性によって吸収され、信号読出し用の薄膜層に作用
するストレスが緩和されるとともに、ホラ1−メルト接
着剤の高温における接着力不足がエポキシ樹脂接着剤の
接着力によって補完される。
剤の硬化収縮に伴うストレスがホラ1−メルト接着剤の
柔軟性によって吸収され、信号読出し用の薄膜層に作用
するストレスが緩和されるとともに、ホラ1−メルト接
着剤の高温における接着力不足がエポキシ樹脂接着剤の
接着力によって補完される。
よって、剥離しにくく、かつ薄膜層にクラック等を生じ
にくい密着貼り合せ構造の光記録媒体を提供することが
できる。
にくい密着貼り合せ構造の光記録媒体を提供することが
できる。
まず、本発明に係る光記録媒体の概略を第1図ないし第
3図によって説明する。
3図によって説明する。
第1図の光記録媒体は、2枚の光記録単板1゜2がホッ
トメルト接着剤と常温固体のエポキシ樹脂接着剤との混
合体から成る接着層3を介して貼り合されている。
トメルト接着剤と常温固体のエポキシ樹脂接着剤との混
合体から成る接着層3を介して貼り合されている。
前記光記録単板1,2は、透明基板4の片面に記録/再
生用光ビームの案内溝や信号を記録したプリピットなど
の信号パターン5を微細な凹凸の形で形成し、この信号
パターン5上に少なくとも記録膜または反射膜を含む所
望の薄膜層6を形成して成る。
生用光ビームの案内溝や信号を記録したプリピットなど
の信号パターン5を微細な凹凸の形で形成し、この信号
パターン5上に少なくとも記録膜または反射膜を含む所
望の薄膜層6を形成して成る。
記録膜はプリピットによって表示される信号以外の信号
を追記するものであって、信号の記録に際して蒸発や昇
華等の熱的変形を伴わない方式のヒートモード記録材料
によって形成される。一方、反射膜は読み出し専用の光
記録媒体に形成されるものであって、例えばアルミニウ
ムなど高反射率の金属材料にて形成される。これらの薄
膜は、必ずしも単層で形成する必要はなく、所望の薄膜
を組合せて多層構造とすることもできる。第1図の薄膜
層6は両方の場合を併せて表示している。
を追記するものであって、信号の記録に際して蒸発や昇
華等の熱的変形を伴わない方式のヒートモード記録材料
によって形成される。一方、反射膜は読み出し専用の光
記録媒体に形成されるものであって、例えばアルミニウ
ムなど高反射率の金属材料にて形成される。これらの薄
膜は、必ずしも単層で形成する必要はなく、所望の薄膜
を組合せて多層構造とすることもできる。第1図の薄膜
層6は両方の場合を併せて表示している。
前記薄膜層6は、例えばスパッタリングや真空蒸着など
の薄膜形成手段によって形成される。
の薄膜形成手段によって形成される。
前記信号パターン5および薄膜層6は、基板4の信号面
4aの全面に形成されるのではなく、例えばディスク状
基板の場合、最内周部および最外周部を除く中間領域に
のみ形成される。従って、基板4の信号面4aには、薄
膜層6が形成されない露出部分4bができる。
4aの全面に形成されるのではなく、例えばディスク状
基板の場合、最内周部および最外周部を除く中間領域に
のみ形成される。従って、基板4の信号面4aには、薄
膜層6が形成されない露出部分4bができる。
接着層3は、ホットメルト接着剤中にエポキシ樹脂接着
剤が均等に溶融混練された接着剤と、前記エポキシ樹脂
接着剤の硬化剤とによって形成される。
剤が均等に溶融混練された接着剤と、前記エポキシ樹脂
接着剤の硬化剤とによって形成される。
ホットメルト接着剤は公知に屈する任意のものを用いる
ことができるが、透明基板4および薄膜層6に対する熱
の悪影響を避けるため、施工温度もしくは接着温度が1
20℃程度のものを用いることが特に好ましい。また、
エポキシ樹脂接着剤としては、前記ホットヌル1〜接着
剤の施工温度もしくは接着温度においてゲル化もしくは
分解せず、かつ当該温度よりも低温で融解し、80’C
以下で固体となるものが用いられる。
ことができるが、透明基板4および薄膜層6に対する熱
の悪影響を避けるため、施工温度もしくは接着温度が1
20℃程度のものを用いることが特に好ましい。また、
エポキシ樹脂接着剤としては、前記ホットヌル1〜接着
剤の施工温度もしくは接着温度においてゲル化もしくは
分解せず、かつ当該温度よりも低温で融解し、80’C
以下で固体となるものが用いられる。
ホットメルト接着剤に対するエポキシ樹脂接着剤の混合
率は、接着層3の接着強度と前記薄膜層6に作用するス
トレスの大きさとを考慮した上で任意に設定できるが、
大略、ホットメルト接着剤70重量部に対してエポキシ
樹脂接着剤を30重量部混入したときに良好な結果が得
られる。
率は、接着層3の接着強度と前記薄膜層6に作用するス
トレスの大きさとを考慮した上で任意に設定できるが、
大略、ホットメルト接着剤70重量部に対してエポキシ
樹脂接着剤を30重量部混入したときに良好な結果が得
られる。
この接着層3は、第1図に示すように、前記薄膜層6の
外周面から前記基板4の露出部分4bに亘る範囲に被着
される。なお、第1図においては、基板4の内周縁およ
び外周縁まで接着層3を形成した場合について表示して
いるが、基板4の内周縁および外周縁からの接着層3の
はみ出しを防止するため、基板4の内周縁および外周縁
の一部に露出部分4bを残しておくこともできる。この
接着層3の厚さtは接着強度等を考慮した上で任意に設
定することができるが、大略10μm〜30μmとする
ことが特に好ましい。
外周面から前記基板4の露出部分4bに亘る範囲に被着
される。なお、第1図においては、基板4の内周縁およ
び外周縁まで接着層3を形成した場合について表示して
いるが、基板4の内周縁および外周縁からの接着層3の
はみ出しを防止するため、基板4の内周縁および外周縁
の一部に露出部分4bを残しておくこともできる。この
接着層3の厚さtは接着強度等を考慮した上で任意に設
定することができるが、大略10μm〜30μmとする
ことが特に好ましい。
この接着層3は、例えばロールコートあるいはスクリー
ン印刷などの手段によって形成される。
ン印刷などの手段によって形成される。
前記エポキシ樹脂接着剤の硬化剤としては、例えばアミ
ン類など常温で液体のものが用いられるが、局部的に多
量の硬化剤が接着層3」二に塗布されるのを防止するた
め、E型粘度剖で5cps以上の粘度を有するものが特
に好適である。
ン類など常温で液体のものが用いられるが、局部的に多
量の硬化剤が接着層3」二に塗布されるのを防止するた
め、E型粘度剖で5cps以上の粘度を有するものが特
に好適である。
硬化剤の塗布量は、過大であると却って接着層3の接着
強度を低下しかつ薄膜層6の耐食性に悪影響を及ぼすた
め、接着層3を構成するホットメルト接着剤およびエポ
キシ樹脂接着剤の総量に対して0.]〜0.5%程度に
することが好ましい。
強度を低下しかつ薄膜層6の耐食性に悪影響を及ぼすた
め、接着層3を構成するホットメルト接着剤およびエポ
キシ樹脂接着剤の総量に対して0.]〜0.5%程度に
することが好ましい。
なお、この硬化剤は、接着層の表面に均一に塗布するこ
とは必ずしも必要ではなく、スピンコードやスクリーン
印刷のばかデイスペンサによる滴下方式等を採ることも
できる。
とは必ずしも必要ではなく、スピンコードやスクリーン
印刷のばかデイスペンサによる滴下方式等を採ることも
できる。
第1図の光記録媒体は、2枚の光記録単板1゜2の各薄
膜層6の外面に、この薄膜層6を被うようにしてホット
メルト接着剤とエポキシ樹脂接着剤との混合体から成る
接着M3を被着し、これら2枚の光記録単板1,2のう
ち少なくともいずれか一方の光記録単板に形成された接
着層3の表面に前記エポキシ樹脂接着剤の硬化剤を塗布
し、しかる後、これら2枚の光記録単板1,2の接着層
3同士を貼り合せることによって作製することができる
。
膜層6の外面に、この薄膜層6を被うようにしてホット
メルト接着剤とエポキシ樹脂接着剤との混合体から成る
接着M3を被着し、これら2枚の光記録単板1,2のう
ち少なくともいずれか一方の光記録単板に形成された接
着層3の表面に前記エポキシ樹脂接着剤の硬化剤を塗布
し、しかる後、これら2枚の光記録単板1,2の接着層
3同士を貼り合せることによって作製することができる
。
また、2枚の光記録単板1,2の各薄膜層6の外面に、
この薄膜層6を被うようにしてエポキシ樹脂接着剤の硬
化剤を塗布し、次いで、この硬化剤上にホットメルト接
着剤とエポキシ樹脂接着剤との混合体から成る接着層3
を被着し、しかる後、これら2枚の光記録単板1,2の
接着層3同士を貼り合せるようにすることもできる。
この薄膜層6を被うようにしてエポキシ樹脂接着剤の硬
化剤を塗布し、次いで、この硬化剤上にホットメルト接
着剤とエポキシ樹脂接着剤との混合体から成る接着層3
を被着し、しかる後、これら2枚の光記録単板1,2の
接着層3同士を貼り合せるようにすることもできる。
次に、本発明に係る光記録媒体の他の例を第2図によっ
て説明する。
て説明する。
第2図の光記録媒体は、2枚の光記録単板1゜2が薄膜
層6の外面に被着されたホットメルト接着剤層7とこの
ホットメルト接着剤層7の外面に被着されたエポキシ樹
脂接着剤層8との積層体から成る接着層3を介して貼り
合わされている。
層6の外面に被着されたホットメルト接着剤層7とこの
ホットメルト接着剤層7の外面に被着されたエポキシ樹
脂接着剤層8との積層体から成る接着層3を介して貼り
合わされている。
ホットメルト接着剤層7を構成するホラ1−メルト接着
剤、およびエポキシ樹脂接着剤層8を構成するエポキシ
樹脂接着剤は、前記したと同様のも月 =12 のを用いることができる。また、これらの接着剤層7,
8は、第1図における接着層3の形成手段と同様の方法
によって形成される。さらに、硬化剤の種類、塗布量、
塗布手段等についても前記と同様に調整される。
剤、およびエポキシ樹脂接着剤層8を構成するエポキシ
樹脂接着剤は、前記したと同様のも月 =12 のを用いることができる。また、これらの接着剤層7,
8は、第1図における接着層3の形成手段と同様の方法
によって形成される。さらに、硬化剤の種類、塗布量、
塗布手段等についても前記と同様に調整される。
第2図の光記録媒体は、2枚の光記録単板1゜2の各薄
膜M6の外面に、この薄膜層6を被うようにしてホット
メルト接着剤層7とエポキシ樹脂接着剤層8とを順次積
層し、これら2枚の光記録単板1.2のうち少なくとも
いずれか一方の光記録単板に形成されたエポキシ樹脂接
着剤層8の表面に当該エポキシ樹脂接着剤の硬化剤を塗
布し、しかる後、これら2枚の光記録単板1.2の接着
層3同士を貼り合せることによって作製することができ
る。
膜M6の外面に、この薄膜層6を被うようにしてホット
メルト接着剤層7とエポキシ樹脂接着剤層8とを順次積
層し、これら2枚の光記録単板1.2のうち少なくとも
いずれか一方の光記録単板に形成されたエポキシ樹脂接
着剤層8の表面に当該エポキシ樹脂接着剤の硬化剤を塗
布し、しかる後、これら2枚の光記録単板1.2の接着
層3同士を貼り合せることによって作製することができ
る。
次に、本発明に係る光記録媒体のさらに他の例を第3図
によって説明する。
によって説明する。
第3図の光記録媒体は、2枚の光記録単板1゜2が薄膜
層6の外面に被着されたホラ(〜メルト接着剤およびエ
ポキシ樹脂接着剤の混合体層9と、この混合体層9の外
面に被着されたエポキシ樹脂接着剤層8との積層体から
成る接着層3を介して貼り合わされている。
層6の外面に被着されたホラ(〜メルト接着剤およびエ
ポキシ樹脂接着剤の混合体層9と、この混合体層9の外
面に被着されたエポキシ樹脂接着剤層8との積層体から
成る接着層3を介して貼り合わされている。
混合体層9は第1図における接着層3と同じものであり
、また、エポキシ樹脂接着剤層8は第2図におけるエポ
キシ樹脂接着剤層8と同様のものである。これらの接着
剤層8,9は前記の接着層と同様の方法によって形成さ
れる。また、硬化剤の種類、塗布量、塗布手段等につい
ても前記と同様に調整される。
、また、エポキシ樹脂接着剤層8は第2図におけるエポ
キシ樹脂接着剤層8と同様のものである。これらの接着
剤層8,9は前記の接着層と同様の方法によって形成さ
れる。また、硬化剤の種類、塗布量、塗布手段等につい
ても前記と同様に調整される。
第3図の光記録媒体は、2枚の光記録単板1゜2の各薄
膜層6の外面に、この薄膜層9を被うようにしてホット
メルト接着剤とエポキシ樹脂接着剤との混合体層9を被
着し、この混合体層9の表面にエポキシ樹脂接着剤の硬
化剤を塗布し、さらにこの硬化剤上にエポキシ樹脂接着
剤層8を形成し、しかる後、これら2枚の光記録単板の
接着層同士を貼り合せることによって作製することがで
きる。
膜層6の外面に、この薄膜層9を被うようにしてホット
メルト接着剤とエポキシ樹脂接着剤との混合体層9を被
着し、この混合体層9の表面にエポキシ樹脂接着剤の硬
化剤を塗布し、さらにこの硬化剤上にエポキシ樹脂接着
剤層8を形成し、しかる後、これら2枚の光記録単板の
接着層同士を貼り合せることによって作製することがで
きる。
なお、本発明の要旨は接着層3の構造および形成力法に
あるのであって、その他の部材の材質および構造等につ
いては必要に応じて任意に設計し得ることは勿論である
。また、接着層3の構造および形成方法についても前記
各実施例に例示したものに限定されるものではなく、ホ
ットメルI−接着剤とエポキシ樹脂接着剤の混合または
積層構造、それに硬化剤の塗布位置を任意に組合せるこ
とができる。さらに、光記録媒体の形状についても、デ
ィスク状のほか、例えばカード状など任意の形状に形成
することができる。
あるのであって、その他の部材の材質および構造等につ
いては必要に応じて任意に設計し得ることは勿論である
。また、接着層3の構造および形成方法についても前記
各実施例に例示したものに限定されるものではなく、ホ
ットメルI−接着剤とエポキシ樹脂接着剤の混合または
積層構造、それに硬化剤の塗布位置を任意に組合せるこ
とができる。さらに、光記録媒体の形状についても、デ
ィスク状のほか、例えばカード状など任意の形状に形成
することができる。
以下、本発明の実験例を挙げ、本発明の効果に言及する
。
。
〈第1実験例〉
幅20mm、長さ60mm、厚さ1.2mmのポリカー
ボネート板の一端(幅20mm、長さ20mmの領域)
に、70重量部のホラ1〜メル1−接着剤(サンスター
株式会社製のS−6657L)と30重量部のエポキシ
樹脂接着剤(油化シェルエポキシ株式会社製のエピコー
1−1. OO2;融点83℃、エポキシ当量650)
とが均一に混練された接着剤をロールツー1−シた。ロ
ールコートに当っては、前記両接着剤の混合体を90〜
110℃に加熱し、チクミック株式会社製のロールコー
タ−R−400Tにてコーティングした。
ボネート板の一端(幅20mm、長さ20mmの領域)
に、70重量部のホラ1〜メル1−接着剤(サンスター
株式会社製のS−6657L)と30重量部のエポキシ
樹脂接着剤(油化シェルエポキシ株式会社製のエピコー
1−1. OO2;融点83℃、エポキシ当量650)
とが均一に混練された接着剤をロールツー1−シた。ロ
ールコートに当っては、前記両接着剤の混合体を90〜
110℃に加熱し、チクミック株式会社製のロールコー
タ−R−400Tにてコーティングした。
次いで、この接着層にスリーボンド株式会社製のエポキ
シ樹脂硬化剤21.62G(粘度350cps)をスポ
イトにて滴下(滴下量は0.5cc以下)し、接着層に
1500mJ/cm2の紫外線を照射した。
シ樹脂硬化剤21.62G(粘度350cps)をスポ
イトにて滴下(滴下量は0.5cc以下)し、接着層に
1500mJ/cm2の紫外線を照射した。
次に、硬化剤が滴下されたポリカーボネート板の接着層
と、硬化剤が滴下されていないポリカーボネー1〜板の
接着層とを重ね合せ、該部に10kg/cm2の圧力を
加えて貼り合せた。
と、硬化剤が滴下されていないポリカーボネー1〜板の
接着層とを重ね合せ、該部に10kg/cm2の圧力を
加えて貼り合せた。
最後に、この接合体を常温で24時間放置し、第4図に
示すような試験片を作製した。
示すような試験片を作製した。
〈第2実験例〉
前記と同様の条件の下で貼り合わされた2枚のポリカー
ボネート板を、80℃で2時間加熱したのち空気中に2
4時間放置し、第4図の試験片を作製した。
ボネート板を、80℃で2時間加熱したのち空気中に2
4時間放置し、第4図の試験片を作製した。
〈第3実験例〉
エポキシ樹脂接着剤の硬化剤としてスリーボンド株式会
社製の変性ポリアミドアミン系エポキシ樹脂硬化剤21
05c (粘度1800cps)を用い、貼り合わされ
た2枚のポリカーボネー1〜板を常温で24時間放置し
て、第4図の試験片を作製した。その他の条件について
は、第1実験例と同じである。
社製の変性ポリアミドアミン系エポキシ樹脂硬化剤21
05c (粘度1800cps)を用い、貼り合わされ
た2枚のポリカーボネー1〜板を常温で24時間放置し
て、第4図の試験片を作製した。その他の条件について
は、第1実験例と同じである。
〈第4実験例〉
エポキシ樹脂接着剤の硬化剤としてスリーボンド株式会
社製の変性ポリアミドアミン系エポキシ樹脂硬化剤21
05c (粘度1800cps)を用い、貼り合わされ
た2枚のポリカーボネート板を80℃で2時間加熱した
のち空気中に24時間放置して第4図の試験片を作製し
た。その他の条件については、第1実験例と同じである
。
社製の変性ポリアミドアミン系エポキシ樹脂硬化剤21
05c (粘度1800cps)を用い、貼り合わされ
た2枚のポリカーボネート板を80℃で2時間加熱した
のち空気中に24時間放置して第4図の試験片を作製し
た。その他の条件については、第1実験例と同じである
。
〈比較例〉
硬化剤を塗布しないで2枚のポリカーボネート板を貼り
合せ、第4図の試験片を作製した。その他の条件につい
ては、第1実験例と同じである。
合せ、第4図の試験片を作製した。その他の条件につい
ては、第1実験例と同じである。
下表に、前記各実験例および比較例に係る試験片を常温
および60℃および100℃の各環境下で第4図の矢印
の方向に引張したときの引張試験結果を示す。単位はk
g/cm2である。
および60℃および100℃の各環境下で第4図の矢印
の方向に引張したときの引張試験結果を示す。単位はk
g/cm2である。
この表から明らかなように、本発明に係るものは従来例
に係るものに比べていずれも引張強度が大きくなってお
り、接着強度の向上に顕著な効果があることが判る。ま
た、前記第1ないし第4実験例に係る接着層を実際の光
磁気記録媒体に適用したところ、接着層の硬化収縮に起
因して薄膜層にクランクや剥離を発生するといった不具
合が全く発生しなかった。
に係るものに比べていずれも引張強度が大きくなってお
り、接着強度の向上に顕著な効果があることが判る。ま
た、前記第1ないし第4実験例に係る接着層を実際の光
磁気記録媒体に適用したところ、接着層の硬化収縮に起
因して薄膜層にクランクや剥離を発生するといった不具
合が全く発生しなかった。
なお、前記実施例に示した全ての光記録媒体について同
様の効果があった。
様の効果があった。
以上説明したように、本発明の光記録媒体は、ホットヌ
ル1〜接着剤とエポキシ樹脂接着剤とを組合せた接着剤
をもって2枚の光記録単板を貼り合せるようにしたので
、接着強度が高くかつ薄膜層の耐クラツク性および耐剥
離性を改善することができる。
ル1〜接着剤とエポキシ樹脂接着剤とを組合せた接着剤
をもって2枚の光記録単板を貼り合せるようにしたので
、接着強度が高くかつ薄膜層の耐クラツク性および耐剥
離性を改善することができる。
第1図は本発明に係る光記録媒体の第1例を模式的に示
す断面図、第2図は本発明に係る光記録媒体の第2例を
模式的に示す断面図、第3図は本発明に係る光記録媒体
の第3例を模式的に示す断面図、第4図は本発明の効果
を確認するために形成された試験片の斜視図である。 1.2・・・・・・光記録単板、3・・・・・接着層、
4・・・・基板、5・・・・・・信号パターン、6・・
・・・・薄膜層、7・・・・・ホットメルト接着剤層、
8・・・・エポキシ樹脂接着剤層、9・・・・・・混合
層。
す断面図、第2図は本発明に係る光記録媒体の第2例を
模式的に示す断面図、第3図は本発明に係る光記録媒体
の第3例を模式的に示す断面図、第4図は本発明の効果
を確認するために形成された試験片の斜視図である。 1.2・・・・・・光記録単板、3・・・・・接着層、
4・・・・基板、5・・・・・・信号パターン、6・・
・・・・薄膜層、7・・・・・ホットメルト接着剤層、
8・・・・エポキシ樹脂接着剤層、9・・・・・・混合
層。
Claims (11)
- (1)基板の信号面に少なくとも記録膜または反射膜を
含む薄膜層が形成された2枚の光記録単板を、前記薄膜
層を内向きにしかつこれらの薄膜層同士を接着層を介し
て貼り合せて成る密着貼り合せ構造の光記録媒体におい
て、前記接着層をホットメルト接着剤と常温固体のエポ
キシ樹脂接着剤との組合せにより形成したことを特徴と
する光記録媒体。 - (2)請求項1記載において、前記エポキシ樹脂接着剤
として、前記ホットメルト接着剤の施工温度もしくは接
着温度においてゲル化もしくは分解せず、かつ当該温度
よりも低温で融解し、40℃以下で固体となるものを用
いたことを特徴とする光記録媒体。 - (3)請求項1記載において、前記接着層を、ホットメ
ルト接着剤とエポキシ樹脂接着剤との混合体にて形成し
たことを特徴とする光記録媒体。 - (4)請求項1記載において、前記接着層を、前記薄膜
層の外面に被着されたホットメルト接着剤層と、このホ
ットメルト接着剤層の外面に被着されたエポキシ樹脂接
着剤層との積層体で形成したことを特徴とする光記録媒
体。 - (5)請求項1記載において、前記接着層を、前記薄膜
層の外面に被着されたホットメルト接着剤およびエポキ
シ樹脂接着剤の混合体層と、この混合体層の外面に被着
されたエポキシ樹脂接着剤層との積層体で形成したこと
を特徴とする光記録媒体。 - (6)2枚の光記録単板の接着面にホットメルト接着剤
およびエポキシ樹脂接着剤の組合せから成る接着層を被
着する工程と、この接着層のうち前記エポキシ樹脂接着
剤を含む部分に隣接する少なくとも1つの面に当該エポ
キシ樹脂接着剤の硬化剤を塗布する工程と、前記2枚の
光記録単板の接着面同士を貼り合せる工程とを含むこと
を特徴とする光記録媒体の製造方法。 - (7)請求項6記載において、前記2枚の光記録単板の
各薄膜層の外面に、この薄膜層を被うようにしてホット
メルト接着剤とエポキシ樹脂接着剤との混合体から成る
接着層を被着し、これら2枚の光記録単板のうち少なく
ともいずれか一方の光記録単板に形成された接着層の表
面に前記エポキシ樹脂接着剤の硬化剤を塗布し、しかる
後、これら2枚の光記録単板の接着層同士を貼り合せる
ことを特徴とする光記録媒体の製造方法。 - (8)請求項6記載において、前記2枚の光記録単板の
各薄膜層の外面に、この薄膜層を被うようにしてエポキ
シ樹脂接着剤の硬化剤を塗布し、次いで、この硬化剤上
にホットメルト接着剤とエポキシ樹脂接着剤との混合体
から成る接着層を被着し、しかる後、これら2枚の光記
録単板の接着層同士を貼り合せることを特徴とする光記
録媒体の製造方法。 - (9)請求項6記載において、前記2枚の光記録単板の
各薄膜層の外面に、この薄膜層を被うようにしてホット
メルト接着剤層とエポキシ樹脂接着剤層とを順次積層し
、これら2枚の光記録単板のうち少なくともいずれか一
方の光記録単板に形成されたエポキシ樹脂接着剤層の表
面に当該エポキシ樹脂接着剤の硬化剤を塗布し、しかる
後、これら2枚の光記録単板の接着層同士を貼り合せる
ことを特徴とする光記録媒体の製造方法。 - (10)請求項6記載において、前記2枚の光記録単板
の各薄膜層の外面に、この薄膜層を被うようにしてホッ
トメルト接着剤とエポキシ樹脂接着剤との混合体から成
る接着層を被着し、この接着層の表面に前記エポキシ樹
脂接着剤の硬化剤を塗布し、さらにこの硬化剤上にエポ
キシ樹脂接着剤層を形成し、しかる後、これら2枚の光
記録単板の接着層同士を貼り合せることを特徴とする光
記録媒体の製造方法。 - (11)請求項6、7、8、9、10のいずれかの記載
において、前記接着層をロールコート法にて形成し、前
記エポキシ樹脂接着剤の硬化剤を滴下法にて塗布したこ
とを特徴とする光記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1071887A JPH02252145A (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | 光記録媒体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1071887A JPH02252145A (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | 光記録媒体およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02252145A true JPH02252145A (ja) | 1990-10-09 |
Family
ID=13473496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1071887A Pending JPH02252145A (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | 光記録媒体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02252145A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0844608A2 (en) * | 1996-11-20 | 1998-05-27 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Optical information medium |
EP0797195A3 (en) * | 1996-03-21 | 2001-04-11 | Sony Corporation | Optical disc and disc cartridge |
-
1989
- 1989-03-27 JP JP1071887A patent/JPH02252145A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0797195A3 (en) * | 1996-03-21 | 2001-04-11 | Sony Corporation | Optical disc and disc cartridge |
EP0844608A2 (en) * | 1996-11-20 | 1998-05-27 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Optical information medium |
EP0844608A3 (en) * | 1996-11-20 | 1999-09-08 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Optical information medium |
US6445676B1 (en) | 1996-11-20 | 2002-09-03 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Optical information medium |
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