JPH0225186Y2 - - Google Patents

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JPH0225186Y2
JPH0225186Y2 JP7296884U JP7296884U JPH0225186Y2 JP H0225186 Y2 JPH0225186 Y2 JP H0225186Y2 JP 7296884 U JP7296884 U JP 7296884U JP 7296884 U JP7296884 U JP 7296884U JP H0225186 Y2 JPH0225186 Y2 JP H0225186Y2
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wheel
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plastic
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JP7296884U
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JPS60185290U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案はプラスチツク材料より構成するプラス
チツク曜車構造に関する。
〔従来技術〕
従来、日、曜表示機能付アナログ表示時計にお
いて曜車はその強度および加工精度上の理由から
金属により構成されていた。しかし、近年プラス
チツク成形技術の発達および強度的に優れたプラ
スチツク材料の開発に伴ないコストの安いプラス
チツク材料を用いた曜車が広く普及する所となつ
ている。
ところで、プラスチツク材料の強度アツプがな
されたとはいつても金属材料に較べると見劣りす
るものでありプラスチツクゆえの強度不足から
種々の問題が発生している。以下従来のプラスチ
ツク曜車構造について図面を用いて説明する。
第1図にプラスチツク曜車のムーブメント組込
時断面を示す。1は曜車でありプラスチツク材料
より成る暦車1aおよび曜が印刷された曜板1b
により構成されている。2は日廻し車で曜送りの
ためのカム2aを持つている。3は曜修正車、4
は筒車、5は日車押え、6は曜車止め座である。
曜車1は暦車1aにより曜送りのためのカム2
aと係合し24時間に1歯(バイリンガル機能付時
計では2歯、トリリンガル機能付時計では3歯)
送られる。また、曜の早修正時には曜修正車によ
り任意の回転を受ける。
第2図は第1図のA部拡大図である。
曜車1はイ部において筒車4により案内され
る。従来、この案内部(イ部)が機械による自動
組み立て工程において、位置ずれ、偏心などの影
響により筒車4とぶつかつて組み込み不良を生じ
たり、前記筒車により削られてバリや曜車のキシ
ミを生ずるといつた問題があつた。
第3図は前述のような従来のプラスチツク曜車
組み込み時の問題を解決しようとしたものであ
る。
曜車1の組み込み性を向上させ、かつバリの発
生をも防ぐために暦車案内部下面に斜面(ロ部)
を設けている。その結果、曜車1の組み込み不良
はかなり減少するものと思われる。しかし、第3
図のような暦車案内部下面に単純に斜面をつけた
だけの構造では暦車と筒車との案内部(イ部)が
十分確保できなくなり、プラスチツク部材である
暦車の摩耗などにより曜車のガタつきを生じ、曜
送りのためのカム2a、曜修正車3、曜ヤク制レ
バーバネなどとの係合はずれを生ずるといつたよ
うな問題が生じてくる。
第5図は従来の曜ヤク制レバーバネ7セツト前
の曜車1、筒車4、日車押え5の状態を示すもの
である。暦車1aの筒車4により案内される案内
部(イ部)は曜ヤク制レバーバネセツト以前は非
常に不安定であり、該曜ヤク制レバーバネセツト
時に、第5図に点線で示したごとく、該案内面
(イ部)が筒車4の肩(ハ部)に乗り上げてしま
うというような不都合があつた。
〔目的〕
本考案はこれらの問題を解決するものであり、
その目的とする所は、プラスチツク曜車と筒車の
案内部を十分に確保した上で前記プラスチツク曜
車の機械による自動組みにおいての組み込み性を
向上させ、かつ曜車組み込み時の筒車による曜車
の削れ、バリの発生などを防ぎ、信頼性の高い実
用時計を提供することにある。
〔概要〕
本考案のプラスチツク曜車構造は筒車の軸部に
嵌合して回動し曜板とプラスチツク材の暦車とよ
りなるプラスチツク曜車において、 前記暦車は前記筒車の歯部と対向する面部と、 前記筒車の軸部に嵌合するとともに1部が前記
面部より筒車歯部側に突出する案内部と、 前記案内部の前記筒車軸部への挿入側に形成さ
れた斜面とを備えてなり、 前記案内部の突出する部分と前記面部とにより
形成される凹所に他の時計部品が配置されてなる
ことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本考案について実施例に基づき詳細に説
明する。
第4図は本考案の一実施例である。構成要素は
第2図、第3図と同様である。
プラスチツク曜車1においてプラスチツク部材
により構成された暦車1aは該暦車の筒車案内部
(イ部)面積を十分に確保し、かつ組み込み性向
上のための少なくとも0.1mm以上の斜面(ロ部)
を持ち、第4図に示す通り、暦車1aは筒車4の
歯部と対向する下面に日車押え5が配置されてい
て、筒車と嵌合する案内部をこの下面より突出形
成させて部分的に肉厚が厚くなつている。
前記暦車の部分的な肉厚の増加によるムーブメ
ント総厚の増加を防止するため本考案では日車押
え5を逃がして総厚の増加を防いでいる。
前述の斜面(ロ部)を設けることにより曜車の
組み込み性は向上し、該曜車組み込み時の筒車に
よる削れやカエリなど該曜車がプラスチツクであ
るがゆえに発生する欠点を減少させることがで
き、かつ、該曜車の筒車案内部(イ部)面積を十
分に確保しているため、筒車と曜車の摩擦による
前記案内部(イ部)の摩耗や、曜車のガタつきを
も防ぐものである。
また、第6図は、本考案の一実施例である曜車
の、曜ヤク制レバーバネセツト前の組み込み状態
を示すものである。構成要因は第5図と同様であ
る。
第6図において、曜車を組み込んだ状態(点線
で示す)において、暦車1aの筒車4による案内
面(イ部)の最下部から筒車の曜車止め座受け面
までの距離H1が前記暦車の曜ヤク制レバーバネ
7係合部下面から前記曜ヤク制レバーバネ上面ま
での距離H2より大きいために前記曜ヤク制レバ
ーバネ上に曜車1が置かれた時点で暦車案内部
(イ部)はすでに筒車4によつて確実に案内され
ている。このため、前記曜ヤク制レバーバネセツ
ト時の前記曜車の位置ずれが生ずることなく、該
曜車は第6図に点線で示した様に着実にセツトさ
れるものである。
〔効果〕
以上述べたように本考案によれば、曜車の筒車
案内部を十分確保した上で、前記曜車の機械組み
での組み込み性を向上させ、従来曜車がプラスチ
ツクで構成されていたために発生した機械組み時
の筒車との干渉による削れ、バリの発生などの不
良を防止するという効果を有する。
また、アフターサービス等においても該斜面に
より組み込み性は向上し、品質の高い時計体の提
供、更にプラスチツク曜車によりコスト的にもダ
ウンすることが可能となる等、多大な効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図…従来の曜車のムーブメント組み込み時
の断面図、第2図…第1図のA部拡大図、第3図
…従来の曜車の一応用例を示す要部拡大図、第4
図…本考案の一実施例を示す要部拡大図、第5図
…従来の曜車の曜ヤク制レバーバネセツト前の組
み込み状態を示す断面図、第6図…本考案の一実
施例である曜車の曜ヤク制レバーバネセツト前の
組み込み状態を示す断面図。 1……曜車、2……日廻し車、3……曜修正
車、4……筒車、5……日車押え、6……曜車止
め座、7……曜ヤク制レバーバネ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 筒車の軸部に嵌合して回動し曜板とプラスチツ
    ク材の暦車とよりなるプラスチツク曜車におい
    て、 前記暦車は前記筒車の歯部と対向する面部と、 前記筒車の軸部に嵌合するとともに1部が前記
    面部より筒車歯部側に突出する案内部と、 前記案内部の前記筒車軸部への挿入側に形成さ
    れた斜面とを備えてなり、 前記案内部の突出する部分と前記面部とにより
    形成される凹所に他の時計部品が配置されてなる
    ことを特徴とするプラスチツク曜車構造。
JP7296884U 1984-05-18 1984-05-18 プラスチツク曜車構造 Granted JPS60185290U (ja)

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JP7296884U JPS60185290U (ja) 1984-05-18 1984-05-18 プラスチツク曜車構造

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JP7296884U JPS60185290U (ja) 1984-05-18 1984-05-18 プラスチツク曜車構造

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JPS60185290U JPS60185290U (ja) 1985-12-09
JPH0225186Y2 true JPH0225186Y2 (ja) 1990-07-11

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