JPH02250472A - カメラの露出制御装置 - Google Patents

カメラの露出制御装置

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JPH02250472A
JPH02250472A JP1070409A JP7040989A JPH02250472A JP H02250472 A JPH02250472 A JP H02250472A JP 1070409 A JP1070409 A JP 1070409A JP 7040989 A JP7040989 A JP 7040989A JP H02250472 A JPH02250472 A JP H02250472A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、露出量を適正に制御できるようにしたカメラ
の露出制御装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、−i的なビデオカメラの自動露出制御(以下、A
Eという)は、撮像素子により検出される撮像画面全体
の輝度信号レベルを積分して平均化した値が適正なレベ
ルになるように絞り量や露光時間を制御するものである
この他、画面中央部に重み付けをおいて、輝度信号レベ
ルを積分し1、その値によって絞り量や露光時間を制御
するものもある。
また、画面を複数のエリアに分割してエリア毎に輝度信
号レベルを積分し、それらの値の間で比較1重み付は加
算を行った値(逆光判定による補正を含む)で絞り量や
露光時間を制御するものもある。11塩フィルム式カメ
ラでは測光素子を設け、その信号出力を用いて同様のこ
とを行っている。
更に、輝度信号レベルの中から飽和レベル近傍若しくは
黒レベル近傍の異常レベルを検出して、それらが最も少
なくなる露出条件を、複数回の撮像から設定するもの(
特開昭60−178779号公報)、或いは、白レベル
と黒レベルとを夫々グレーレベルとするように露出を合
わせて2枚の撮影を行い、各撮影信号を合成して再生す
るもの(特開昭60−246186号公報)等もある。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、撮影画面全体の輝度信号レベルを積分し
て平均化した値を用いる一般方式では、例えば画面の一
部に極端に輝度の高い部分があると、積分値はそれの影
響を受けて引き上げられるため、その平均値を基準とす
る露出制御により画面は全体的に暗くなってしまう、ま
た、露出制御を、高輝度部と低輝度部との平均値に合わ
せて行っているため、高輝度部が明るくなりすぎて白く
飛んだ画像になる傾向がある。
また、画面中央部やエリア別に重み付けをおいた露出制
御の場合も、極端に輝度が高い部分が重み付けの大きい
部分にない場合は、かなり改善されるが、ある場合は上
記問題を解決しきれない。
更に、特開昭60−178779号公報に示されるもの
は、異常レベルのみを抽出して露出条件を決める方式で
あるため撮像条件を多く変えて行う必要があり、決定に
時間が掛かる。また、特開昭60−246186号公報
に示されるものは、例えば画面の中が暗い部分、明るい
部分(主要被写体)、極端に明るい部分(光源が直接入
ったような場合)とに分かれているような場合、白レベ
ルに合わせた撮影では極端に明るい部分に露出が合うの
で主要被写体は暗くなり、逆に黒レベルに合わせた撮影
では暗い部分に露出が合うので主要被写体は白くとんで
しまうこととなる。これらを合成して再生する画像にお
いても、極端に明るい部分や極端に暗い部分が点在する
ような場合は、主要被写体は黒ずんだり、白みかかった
りして良好な画像が得られない、また、各レベルに合わ
せた撮影時に夫々白レベルのピーク値、黒レベルのピー
ク値をチエツクしながらアイリスを動かしていき、適正
になった所で撮影を行う方式であるから、2枚の撮影に
時間が掛かり、且つ、2枚の撮影の露光タイミングも大
きくずれてしまうこととなる。
本発明は、このような従来の露出制御方式の問題に鑑み
なされたもので、適正な信号レベルにある領域が最も大
きな割合を占めるように露出制御する構成として上記問
題点を解決したカメラの露出制御装置を提供することを
目的とする。
く課題を解決するための手段〉 このため本発明は、設定条件下での撮像により撮像素子
で検出される撮像信号から輝度信号を取りだして入力し
、レベルによって分割された輝度域毎の撮像画面に占め
る面積を検出する輝度域面積検出手段と、検出された面
積の中、大きな面積を占める輝度域を適正な信号レベル
とするように撮影時の露出量を制御する露出量制御手段
とを備えて構成した。
また、輝度域面積検出手段は、露出条件を変えた複数回
の撮像に基づいて輝度域毎の面積を検出する構成として
もよい。
また、輝度域面積検出手段により大きな面積を占める輝
度域が複数あることが検出された場合には、前記複数の
輝度域を夫々適正な信号レベルとするように露出を合わ
せて複数枚の撮影を行わせる撮影制御手段を含んで構成
してもよい。
また、輝度域面積検出手段により検出される適正な信号
レベルの輝度域の面積が所定値より小さい場合には、露
出条件を変えて複数枚の撮影を行わせる撮影制御手段を
含んで構成してもよい。
く作用〉 1若しくは異なる条件での複数回の撮像により、輝度域
面積検出手段は、撮像素子から輝度信号を入力し、レベ
ルで分割された輝度域毎の撮像画面に占める面積を検出
する。
露出量制御手段は、大きな面積割合を占める輝度域を適
正な信号レベルとするように撮影時の露出量を制御する
また、輝度域面積検出手段を、露出条件を変えた複数回
の撮像に基づいて輝度域毎の面積を検出する構成とすれ
ば、広い輝度域の信号が得られる。
また、輝度域面積検出手段により大きな面積を占める輝
度域が複数あることが検出された場合には、前記複数の
輝度域を夫々適正な信号レベルとするように露出を合わ
せて複数枚の撮影を行わせる撮影制御手段を含んで構成
した場合は、面積の大きい複数の輝度域に相当する部分
を夫々主要被写体として捉えた撮影が行われる。
また、輝度域面積検出手段により検出される正常な信号
レベルの輝度域の面積が所定値より小さい場合には、露
出条件を変えて複数枚の撮影を行わせる撮影制御手段を
含んで構成した場合は、複数枚の撮影で異なる被写体に
露出を合わせた撮影が行われる。
〈実施例〉 以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
一実施例の構成を示す第1図において、カメラ(電子ス
チルカメラ又は銀塩フィルム式カメラのいずれでもよい
)のレンズ1から入った光は撮像素子2によって光電変
換され、信号処理回路3により輝度信号Yが分離して取
りだされる。
前記輝度信号Yから、複数に分割された輝度域毎の撮像
画面に占める面積を検出する回路が、次のように構成さ
れている。
即ち、輝度信号Yは、前記輝度域の数に等しく設けられ
た、各コンパレータ4の+側端子に入力され、各コンパ
レータ4の一側端子には、基準電圧を抵抗により分圧し
た各輝度域の信号レベルに対応する電圧が順次入力され
ている。
前記各コンパレータ4の出力は夫々対応するカウンタ5
に入力され、同時に各コンパレータ4に共通して、クロ
ック信号CRが入力される。そして、各カウンタ5は第
2図に示すようにコンパレータ4の出力がHレベルの間
、即ち各輝度域の下限レベルを超える間のクロック信号
CRをカウントする。クロック信号CRの周波数は、求
めたい精度やカウンタ5のビット数により決定される。
例えばカウンタ5が16ビツトであれば、電子スチルカ
メラの場合は1画面を読みだす時間は、1/60sであ
るから、64K X6O−3840K #3.8MHz
となる。
広い輝度域の信号を得るために、露光条件を変えて複数
回露光する。例えば(撮像素子の感度がI S 010
0) F5゜6で1/1000と1/60で2回露光す
る。
信号レベルの飽和を120%、適正を80%とすると、
F5.6 、1/1000では、15LVで80%(1
4〜16LVで40〜120%)、14Lvで40%(
13〜15Lvで20〜80%)、13Lvで20%(
12〜14Lvで10〜40%)、12Lvで10%(
11〜13LvでF5.6 、1/60の80%〜F5
.6 、1/1000の20%)であり、F5.6゜1
/60では、11Lvで80%(10〜12LvでF5
.6゜1/60の40%〜F5.6 、1/1000の
10%)、l0LVで40%(9〜11Lvで20〜8
0%)、9LVで20%(8〜10Lvで10〜40%
)、8Lvで10%(7〜9Lvで0〜20%)となる
二こで、16Lv以上は、晴天時の屋外撮影時で極端に
輝いているような極端なハイレベルの場合で、7Lv以
下は自動式ストロボが発光する可能性がある程度の低レ
ベルであるので、上記の2回の露光で通常の測光に必要
な輝度域はカバーできる。
AEを行うCPU6は、各カウンタ5の値を読み取って
、第3図に示すように輝度域毎のカウント値に対応する
撮像画面における面積(画素数)のヒストグラムを作成
する。
ここでは、−例としてILv刻みに輝度値を設定し、±
ILvの範囲の輝度域のヒストグラムを作っているが、
これに限定されるものではない。
そして、このヒストグラムから判断して、最も大きな山
の所に合わせたAEを行う、第3図の例では、13LV
に合わせたAEを行うことになる。
具体的には、13Lvの部分が最適な信号レベルとなる
ようにシャッター駆動回路7によりシャッター8のスピ
ードを制御して露光時間を制御する。
従来のAEでは、このような場合9Lvの山に引っ張ら
れて12Lνに合わせた制御が行われることになり、そ
の場合、13Lvの被写体は明るすぎて白く飛び、9L
vの被写体は黒くつぶれるような結果となり、適正な信
号レベル(明るさ)の被写体が殆どなく良好な画像が得
られない結果となるが、本実施例のAEによれば、同一
信号レベルの面積が大きい部分を主要被写体として捉え
、これに合わせた制御が行われるので、適正な信号レベ
ルにある面積が増大し、良好な画像が得られる。
また、輝度域を細かく分けて評価しているため、2回の
露光で大略適正な露出条件を決定でき、決定に要する時
間が短くて済む。
AEの精度を上げるには、前記ヒストグラムから判断し
た露出条件によって再度撮像を行い、その結果から同様
のヒストグラムを作成する。その結果、第4図のように
なったとすると、この山は60%を中心に広がっている
から、最適値が70%を中心に広がる山だとすると、こ
の場合は、露光時間を7/6倍するAEを行って撮影を
行うように制御する。
二のような方式のAEとブラケッティング(複数枚撮影
)を組合わせるとより効果的である0例えばヒストグラ
ムの山が1つの場合は、その山に合わせたAEを行い、
撮影を行えばよいが、山が複数ある場合は夫々の山に合
わせたAEを行って撮影する(請求項3に記載した撮影
制御手段に相当する)、従来行われているブラケッティ
ングは、主要被写体に精度よく露出を合わせるために、
露光条件を少しずつ変えて撮影するというものであった
0例えば、前述のように画面のエリア別で測光を行って
いるので、中央に重み付けした方式、多分割方式のいず
れの方式も主要被写体の近くに輝度差の大きい部分があ
ると、その影響を受けて正確な露出量に制御することが
できない。これを補うため、ブラケッティングを行うこ
とになるが、ブラケッティングが必要か否か、つまり、
通常の測光で正確な露出が得られないのか否かを、ユー
ザーが判断しなければならず、露出条件の変更量、ステ
ップ数(撮影枚数)もユーザーの判断による。
つまり、オートブラケッティングと称されるものでも、
ユーザーの判断により設定された露出条件変更量、ステ
ップ数に応じた撮影を行う際の撮影動作(露出条件変更
動作、フィルム巻き上げ等)だけが自動なのである。こ
れに対し、本実施例におけるブラケッティングとは、輝
度差の大きい複数の被写体がある場合に、夫々に露出を
合わせた撮影をしようとするものであり、前記ヒストグ
ラムからブラケッティングの必要の有無の判断や、必要
時における露出条件の変更量、ステップ数の設定等を全
てカメラで自動的に行えるものである。
また、従来は、主要被写体が画面中央にあり、且つ大面
積を占める場合は、特に面倒な操作なしに正確な露出の
撮影を行えるが、主要被写体が小さかったり、中央に無
かったりした場合は、正確な露出を得るためには面倒な
操作が必要となる。
それを自動的に行おうとして分割測光を用いた各種アル
ゴリズムで試されているが、士1分なものは得られてい
ない。本方式の場合、主要被写体が画面のどこにあって
も、多少小さくとも、ブラケッティングの中の1枚の撮
影は主要被写体に露出が合った画像が得られる。したが
って、主要被写体が極端に小さい場合以外は十分に対応
できるものである。特に電子スチルカメラの場合、画像
1枚当たりのコストが安く、不要画像は消去することも
できるので、本方式のようなブラケッティングは利用価
値が高い。
更に、本実施例の場合、コンパレータ4の後段は全てデ
ジタル処理で済み、アナログ部分も単なるコンパレータ
で済むのでIC化が容易であり(ゲートアレイ等で可)
、画像信号をデジタル化して半導体メモリに記憶させる
方式の電子スチルカメラでは、画像信号は既にデジタル
化されているので、デジタル回路のみで測光、露出制御
を実現でき、従ってIC化はより促進される。
また、本実施例は前述のように電子スチルカメラのみな
らず、銀塩フィルム式カメラにも適用でき、この場合は
、画素数の少ない撮像素子をファインダー内に置いて測
光に使用すればよい、また、銀塩フィルムの場合はラン
ニングコストが高いので、ブラケッティングに関しては
、カメラで勝手に行わせず、必要と判断された場合には
警告を発し、ユーザーが承知の上でブラケッティングを
行う方式とするのが良いであろう。
また、以上の説明では、画面内の位置による重み付けに
関して触れなかったが、通常は中央に主要被写体を設定
することが多いので、中央部に重み付けをしたAEを行
った方が良好な結果が得られることが多い、かかる重み
付けを行う実施例をの構成を第5図に示す。
このものでは、前記第1図で示した構成に加えて、輝度
域数のゲート11と第2のカウンタ12とが設けられ、
更に各ゲー)11の一方の入力端子に画面の中央部でH
レベルとなるゲート信号を入力させるゲート信号発生回
路13とが設けられる。このゲート信号発生回路13は
、例えば第6図に示すように構成され、第7図に示すよ
うな信号を出力する。即ち、ワンショットパルスA回路
21は、撮像信号の中の垂直同期信号v s’rscの
立ち下がりでトリガされてワンショットパルスAを出力
し、該ワンショットパルスAの立ち下がりで、ワンショ
ットパルス8回路22はトリガされて、ワンショットパ
ルスBを出力する。
このワンショットパルスBのパルス幅により、前記重み
付けを行う中央部の垂直方向の幅が規定される。
ワンショットパルス0回路23は、前記ワンショットパ
ルスBが出力されている間に、入力される撮像信号の水
平同期信号H5vNcの立ち下がりでトリガされてワン
ショットパルスCを出力する。このワンショットパルス
Cのパルス幅により、重み付けを行わない、画面大部分
の幅が規定される。
ワンショットパルス0回路24は、前記ワンショットパ
ルスCの立ち下がりでトリガされて、ワンショットパル
スDを出力する。このワンショットパルスDのパルス幅
により、重み付けを行う水平方向の幅が規定され、従っ
て、これが最終的に重み付けを行う中央部でHレベルと
なるゲート信号を構成する。
各ゲート11の他方の端子には、対応する輝度域の各コ
ンパレータ4からの出力が入力され、各ゲート11の出
力が、前記対応する各カウンタ12に入力される。これ
ら各カウンタ12には前記クロック信号CRが入力され
、ゲート11の出力がHレベルであるである間、クロッ
ク信号CRをカウントする。つまり、各ゲート11は対
応する輝度域に属し、且つ画面中央部に属する時だけH
レベルとなり、対応するカウンタ12は該Hレベルの間
カウントを行うことになる。これにより、画面中央部の
輝度域毎の面積(画素数)が別に検出されることとなる
CPU6は、画面全体の輝度域毎の面積と、画面中央部
のみの輝度域毎の面積とのデータを勘案して中央部に適
度の重みを付けたヒストグラムを作成して、露出を決め
る。
上記の方式は、重み付けの自由度が太き(逆光判定にも
使用できる等メリットは大きいが、回路としてはやや複
雑になる。そこで、より簡易な方式として第8図に示す
ように異なる周波数(fl。
f、HfI>f2)のクロック信号を発振する2個の発
振器A312発振器B32と、これら発振器A31、発
振器B32からのクロック信号を選択的に出力させるセ
レクタ回路33とを設ける。そして、第6図で示したも
のと同様のゲート信号発生回路13からのゲート信号が
Hレベルとなる画面中央部ではセレクタ回路33が周波
数の高い発振器A31からのクロック信号を出力してカ
ウンタ5にカウントさせ、画面周辺部では周波数の低い
発振器B32からのクロック信号を出力してカウントさ
せるように切り換える方式とすることもできる。この方
式では、重み付けは周波数により1通りに決まり、逆光
判定等は行えないが、回路は簡易で済みコストを低減で
きる。
また、ブラケッティングの判断方式としては、前述のよ
うにヒストグラムに山が複数ある場合の他、次のような
方式(請求項4の盪影制御手段に相当する)も考えられ
る。
例えば、ヒストグラムのピーク値に合わせて撮像し、そ
の画像で正常なレベルにある総面積を測定し、その画面
全体に占める割合を測定する。そして、その割合が、所
定値以下であるときにはブラケッ、ティングを行うよう
にする。これは、上記の場合と同様ヒストグラムの山が
複数ある場合の他、高輝度部と低輝度部とのレベル差が
大きく、かつ双方の面積が大きいような場合も相当し、
その場合いずれの輝度域に露出を合わせても正常なレベ
ルにある総面積が不足するため、1枚の撮影では、所望
の被写体に露出を合わせた撮影が行われ難い、若しくは
、複数の被写体に対して夫々鮮明な画像を得たいような
場合でも輝度分布が広いと1枚の撮影では、不可能であ
る。そこで、複数の撮影の正常部分の総和(ORを取る
)面積が所定値を超えるようにブラケッティングを行う
例えば1回目の撮影で70%、2回目で85%、3回目
で92%、4回目で98%、5回目で99.5%という
ような場合、所定値が90%であれば3枚のブラケッテ
ィングを行うことになる。所定値が95%、99%の場
合、夫々4枚、5枚のブラケッティングとなる。各所定
値において、夫々10%未満、5%未満、1%未満の大
きさの被写体には露出が合わない可能性があるので、そ
の性能と撮影枚数の増大との兼ね合いで、前記所定値を
決めることになる。
具体的には、1回目はピーク値に合わせて撮影するとし
ても、2回目以降は単にヒストグラムの大きい所に露出
を合わせるというのではな(、正常レベルの領域をいか
に大きくするかで、露出を合わせる輝度域を決める0例
えば、第9図のヒストグラムを得た場合では、1枚目は
ピーク値の13Lvに露出を合わせるが、2枚目は次に
大きいのは12Lvであるが、この辺りは13Lvに合
わせた1枚目の撮影で正常レベルをかなりカバーできる
(重複部分が多い)のでIILVを選んで露出を合わせ
て撮影する。3枚目は14LVは13Lvで略カバーさ
れ、10Lvは11Lvでカバーされているとみなして
9Lvを選んで露出を合わせて撮影するというように、
なるべく少ない撮影枚数で正常レベルの領域が効率よく
増大するような選択を行う。
以上示した本発明に係るブラケッティング方式にあって
は、例えば高輝度側と低輝度側とで2枚のブラケッティ
ングを行うような場合でも、夫々面積の大きな輝度域に
合わせて行われるため、主要被写体に関係ない極端に明
るい被写体が入っていても、その面積が小さければ影響
を受けずに済む。また、撮影前に撮影条件は決まってい
るので複数枚の撮影は速やかに行われ、露光タイミング
のズレも少ない、撮影枚数も2枚に限られないので主要
被写体に高精度に露出の合った撮影が行われる確率が高
い。
尚、以上の実施例では、コンパレータ4、カウンタ5,
12、ゲート11、ゲート信号発生回路13及びCPU
6で、輝度域面積検出手段が構成され、CPU6、シャ
ッター駆動回路7及びシャッター8とで露出量制御手段
が構成される。また、露出制御を絞りによって制御する
構成としてもよい。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、予め設定された条
件での撮像により、輝度域面積のヒストグラムを作成し
、これに基づいて適正な信号レベルの面積が大きくなる
ように本撮影での露出制御を行う構成としたため、主要
被写体を的確に把握して露出を合わせた制御を行える。
また、露出量の設定精度を高めるため複数回の条件を変
えた撮像を行う場合でも、撮像前に条件の設定を自動的
に行うため、露出量の決定に要する時間も短くて済む。
更に、上記露出制御と併用したブラケッティングを行う
ことにより、主要被写体を決め兼ねるような場合や、複
数の被写体に夫々露出を合わせた撮影を行いたい場合に
も対処できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の構成を示す回路図、第2
図は、同上実施例の各部の状態を示すタイムチャート、
第3図及び第4図は、同じく各撮像時の輝度域面積のヒ
ストグラムを示すグラフ、第5図は、第2の実施例の構
成を示す回路図、第6図は、同上実施例のゲート信号発
生回路の構成を示す回路図、第7図は、同上回路の各部
信号波形を示すタイムチャート、第8図は第3の実施例
の構成を示す回路図、第9図は、これら実施例における
、ブラケッティング前の撮像時の輝度域面積のヒストグ
ラムを示すグラフである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)設定条件下での撮像により撮像素子で検出される
    撮像信号から輝度信号を取りだして入力し、レベルによ
    って分割された輝度域毎の撮像画面に占める面積を検出
    する輝度域面積検出手段と、検出された面積の中、大き
    な面積を占める輝度域を適正な信号レベルとするように
    撮影時の露出量を制御する露出量制御手段とを備えて構
    成したことを特徴とするカメラの露出制御装置。
  2. (2)輝度域面積検出手段は、露出条件の異なる複数回
    の撮像に基づいて輝度域毎の面積を検出してなる請求項
    1に記載のカメラの露出制御装置。
  3. (3)輝度域面積検出手段により大きな面積を占める輝
    度域が複数あることが検出された場合には、前記複数の
    輝度域を夫々適正な信号レベルとするように露出を合わ
    せて複数枚の撮影を行わせる撮影制御手段を含んで構成
    される請求項1又は2に記載のカメラの露出制御装置。
  4. (4)輝度域面積検出手段により検出される正常な信号
    レベルの輝度域の面積が所定値より小さい場合には、露
    出条件を変えて複数枚の撮影を行わせる撮影制御手段を
    含んで構成される請求項1又は2に記載のカメラの露出
    制御装置。
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