JPH02249709A - オフセット式サスペンションアーム構造 - Google Patents

オフセット式サスペンションアーム構造

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Publication number
JPH02249709A
JPH02249709A JP1071397A JP7139789A JPH02249709A JP H02249709 A JPH02249709 A JP H02249709A JP 1071397 A JP1071397 A JP 1071397A JP 7139789 A JP7139789 A JP 7139789A JP H02249709 A JPH02249709 A JP H02249709A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber layer
suspension arm
offset
arm
tensile force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1071397A
Other languages
English (en)
Inventor
Sukeyuki Matsuda
祐之 松田
Hidenori Ishiide
石井出 秀則
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP1071397A priority Critical patent/JPH02249709A/ja
Publication of JPH02249709A publication Critical patent/JPH02249709A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アーム部材の外周に繊維層が配設されたサス
ペンションアームの構造に関する。
(従来の技術) 一般的なサスペンションアームの構造としては第4A図
に示すようにアーム部材4の端部にリング部材3が配さ
れてリング部材3が形成され、その外周にフィラメント
ワインディング(FW)された繊維層5が設けられてい
るものが知られている。このようなサスペンションアー
ム1の一例の垂直方向断面略図を第4B図に示し、この
サスペンションアームlの側方端面図を第4C図に示す
サスペンションアーム1はFRP製の断面H字形状のア
ーム部材4の両端部に円孔2を有する鉄製のリング部材
3が配され、その外周にFW製の繊維層5が形成されて
おり、前記アーム部材4が長手方向の圧縮力を担い、繊
維層5が長手方向の引張力を担う構造を有する。
このm維層5は、第4C図に示すように繊維5aをアー
ム部材4とリング部材3とからなるリンク部材6の外周
にこのリンク部材6の長手方向と平行に配向して、外周
を覆うことにより形成されている。
(発明が解決しようとする課8) このような繊維層を有するサスペンションアーム構造の
うち、オフセットのない形状で配設されるサスペンショ
ンアーム(特開昭56−1(11415号。
特開昭57−114711号等)においては長手方向の
繊維配向方向と、サスペンションアームにかかる長手方
向の引張力の方向が一致しており、またさらに幅方向の
応力分布も均一なため問題は生じていなかった。しかし
、車体構造上、リンク部材はオフセット形状で配設され
ることが多い。このため引張力がかかると同時にサスペ
ンションアームに曲げモーメントがかかり、前記繊維層
にせん断力が生ずる。前述したように、フィラメントワ
インディングにより形成された繊維層は引張力に対向す
る繊維配向方向である強化方向には強度が高いがぜん断
強度は低く、繰り返し荷重によって早期に繊維層の樹脂
部分に割れが発生する等の問題がある。
本発明は前述したような問題に鑑みて、剛性の高いオフ
セット式サスペンションアーム構造を提供することを目
的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、オフセット形状のリンク部材を有し、このリ
ンク部材の外周に該リンク部材の長手方向と平行に配さ
れた繊維を有する繊維層が設けられ、この繊維層により
サスペンションアームにかかる引張力を担うサスペンシ
ョンアーム構造において、前記繊維層と共に前記引張力
によって生ずる曲げモーメントにより前記繊維層に生ず
るぜん断力を打ち消す方向に配向された繊維を有するぜ
ん断力打ち消し繊維層が設けられていることを特徴とす
る。
なお前記せん断力を打ち消す方向とはサスペンションア
ームのオフセットにより生ずる曲げモーメントによって
起こる応力変化の大きい側を結ぶ方向であり、サスペン
ションアームの略対角線方向である。
(作  用) 本発明は前述したような構造を有するため、サスペンシ
ョンアームに引張力がかかり、オフセット形状に伴って
曲げモーメントが生じる際に発生するせん断力に対する
剛性が高い。
(実 施 例) 以下、図面を用いて本発明のオフセット式サスペンショ
ンアームを説明する。第1図に示すようにオフセット式
サスペンションアームlOは一般的なサスペンションア
ームと略同様にFRP製のアーム部材11aの両端に円
孔■2を有する連結用のリング部材ubが結合されてな
り、その外周に繊維層12が形成されてなり端部の位置
が矢印aだけ相互にオフセットした形状をなす。
すなわちアーム部材11aは断面H字状をなして長手方
向に延長された形状をなし、長手方向の圧縮力を担うた
め強化繊維が縦方向に配向されており、このアーム部材
11aの両端部にリング部材11bが配されてリンク部
材11が形成され、このリンク部材11の外周には長手
方向平行に強化繊維が巻回されてマトリックスにより層
結合されてなる繊維層13が形成されている。
一般にサスペンションアーム10に引張力がかかると、
サスペンションアーム10のオフセット形状により両端
には曲げモーメント(矢印M)がかかる。
この応力分布状態を第2A図〜第2C図を用いて示すと
サスペンションアーム10に長手方向の引張力(矢印B
)がかかると、サスペンションアームlOには矢印Cで
示す曲げモーメントが生じ、矢印Bと矢印Cの合成によ
り実際にサスペンションアームlOには矢印り、Eで示
すように両端の相対する一方の側に大きな応力がかかる
。このため第1図に矢印Mで示すよう両端の相対する一
方の側に応力がかかる。このため本実施例のサスペンシ
ョンアーム10は第3図に示すように繊維層13の上面
に、前記矢印りで示す応力変化の大きい側を対角線状に
結んで繊維が配向されてなるせん断力打ち消し繊維層1
4が形成されている。すなわち応力変化の大きい側を結
ぶこのぜん断力打ち消し繊維層14により、補強を必要
とする部分に繊維が配向されることによりせん断力を担
う力が強化され、サスペンションアーム10のオフセッ
トによる引張時に生ずるせん断力が打ち消される。
(発明の効果) 本発明は、オフセット式サスペンションアームに引張力
がかかった際に生ずる曲げモーメントによりサスペンシ
ョンアーム外周に設けられている繊維層に生ずるせん断
力を打ち消す方向に配向された繊維を有するせん断力打
ち消し繊維層が設けられていることを特徴とするため、
長手方向引張時に生ずるせん断力に対する剛性が向上し
、せん断力による繊維層の割れを防止でき、静的強度お
よび疲労強度を大幅に向上させることができる。
また、前記せん断力打ち消し繊維層を形成する際には特
殊な成形機を必要としないため従来から使われている設
備や治具を用いて効率よく形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のオフセット式サスペンションアーム構
造の一実施例の断面略図、 第2A図は前記実施例にかかる引張力の分布を示す図、 第2B図は前記実施例にかかる曲げモーメントの分布、 第2C図は、前記実施例におこる応力の分布、第3図は
前記実施例の側面略図、 第4A図は従来の一般的なサスペンションアーム構造の
平面略図、 第4B図は前記従来例の一部断面略図、第4C図は前記
従来例の側面略図である。 1、IO・・・サスペンションアーム 6.11・・・リンク部材 5.13・・・繊維層 14・・・ぜん断力打ち消し繊維層 M・・・曲げモーメント

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. オフセット形状のリンク部材を有し、このリンク部材の
    外周に該リンク部材の長手方向と平行に配された繊維を
    有する繊維層が設けられ、この繊維層によりサスペンシ
    ョンアームにかかる引張力を担うサスペンションアーム
    構造において、前記繊維層と共に前記引張力によって生
    ずる曲げモーメントにより前記繊維層に生ずるせん断力
    を打ち消す方向に配向された繊維を有するせん断力打ち
    消し繊維層が設けられていることを特徴とするサスペン
    ションアーム構造。
JP1071397A 1989-03-23 1989-03-23 オフセット式サスペンションアーム構造 Pending JPH02249709A (ja)

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ID=13459341

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JP1071397A Pending JPH02249709A (ja) 1989-03-23 1989-03-23 オフセット式サスペンションアーム構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011007390A1 (de) * 2011-04-14 2012-10-18 Zf Friedrichshafen Ag Fahrwerkbauteil

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011007390A1 (de) * 2011-04-14 2012-10-18 Zf Friedrichshafen Ag Fahrwerkbauteil
US9321317B2 (en) 2011-04-14 2016-04-26 Zf Friedrichshafen Ag Vehicle component

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