JPH0235066Y2 - - Google Patents

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JPH0235066Y2
JPH0235066Y2 JP2363882U JP2363882U JPH0235066Y2 JP H0235066 Y2 JPH0235066 Y2 JP H0235066Y2 JP 2363882 U JP2363882 U JP 2363882U JP 2363882 U JP2363882 U JP 2363882U JP H0235066 Y2 JPH0235066 Y2 JP H0235066Y2
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plate
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vibration
friction plate
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JP2363882U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は船における主機エンジン等の起振力を
有するものの防振をする防振ステイの改善に関す
る。
第1図ないし第3図に示すように、振動する構
造物を防振する目的で、エンジン等の振動体02
には同振動体02と剛体01との間に防振用のス
テイが設けられることが多い。ところで、防振用
のステイには例えば第1図のようにオイルダンパ
03を用いたステイ、また第2図のようにゴムダ
ンパ04を用いたステイ、さらには第3図のよう
に摩擦板08を用いたステイ等がある。防振効果
からみると、摩擦板08を用いたステイが剛性が
高くたわみにくく、防振には効果的である。
第3図に示す摩擦板08を用いたステイは、鉄
鋼板等の2枚の板05,06の間に上記摩擦板を
挾みボルト07等によつて締付ける構造になつて
いる。従つて、摩擦板08を用いたステイは大き
い力や変形、例えば船における波荷重や積荷荷重
等による変形は上記摩擦板08を同摩擦板08の
上下の板05,06との間ですべらすことによつ
て吸収し、ステイの破損を防止する。一方、小さ
な変形である振動による変形については、摩擦板
08が同摩擦板08の上下の板05,06との間
ですべらず、ステイを介して振動体02を剛体0
1に剛に結合する。
しかし上記のものには次の欠点がある。
摩擦板08を用いた防振ステイは振動体02か
らの振動により第4図に破線Sで示すような変形
を起す場合、板05と06とのくい違い09(第
3図参照)による曲げ変形により第4図の破線S
のような湾曲を生ずるため、ステイに曲げ変形を
生じない場合よりもステイの応力が増大し、また
剛性が低下してステイがたわみやすくなり、十分
な防振効果を発揮できない欠点があつた。
本考案の目的は上記欠点を排除できる摩擦板を
用いた防振ステイを提供することであり、その特
徴とするところは、剛体と振動体との間をそれぞ
れ板と摩擦板とを介して一体的に連結する防振ス
テイにおいて、上記剛体に固着した板と上記振動
体に固着した板との軸線をそれぞれ同一直線上に
配設し、かつ上記板同志を上記摩擦板と連結板と
を介して一体的に結合したことである。
本考案は構造物において変形(たわみ)を防止
するために使用する防振ステイに適用できる。
以下図面を参照して本考案による実施例につき
説明する。
第5図は本考案による1実施例の防振ステイを
示す説明図である。
図において、剛体1に一端を固着した板5と、
振動体2に一端を固着した板6との軸線5a,6
aをそれぞれ同一直線上に配置し、かつ上記剛体
1側の板5と振動体2側の板6の他端同志を連結
するように、摩擦板8と連結板10を上記の板
5,6の軸線5a,6aの上下に対称に配置し、
ボルト等の固定具7を介して締め付け結合する。
なお、摩擦板8には、石綿を主体としたブレー
キライニング材や、ゴムや布またはゴムと布の結
合材等の摩擦性に優れた材料を用いることができ
る。
上記構成の場合の作用、効果について述べる。
振動体2が第5図矢印方向に振動する場合、振動
体側の板6の軸線6aと剛体側の板5の軸線5a
とが同一直線上にあり、かつ摩擦板8,8及び連
結板10,10が上記各板5,6の軸線5a,6
aに関して対称に配置されているので、振動体2
の板面方向(軸心6a方向)の振動力は摩擦板
8,8により減衰せしめられて剛体側の板5にそ
の軸心5aに沿つて伝達される。よつて上記板
5,6にはこれらの軸心5a,6aに沿つて圧縮
力及び引張力が作用することとなり、曲げ荷重は
作用しない。
従つて、応力レベルが低く、ステイの軸線に沿
う面内剛性が高いので、防振に有用な効果を発揮
する。
第6図は本考案による他の実施例の防振ステイ
を示す説明図である。
本実施例では、剛体11に一端を固着した板1
5と、振動体12に一端を固着した板16との軸
線15a,16aをそれぞれ同一直線上に配置
し、かつ上記両板15,16と同両板15,16
の他端同志を連結する摩擦板18や連結板11
0,120を上下に対称に2層に配置し、ボルト
等の固定具17を介して締め付け結合した。
本実施例では前記の実施例に比べステイを複数
層に構成したので、防振ステイの応力がさらに低
くなり、強度的にすぐれたステイとなる。
以上のように、本考案によれば、振動体側の板
の軸線と剛体側の板の軸線とを同一直線上に配置
して双方の板を、摩擦板及び連結板を介して連結
したので、振動体の振動による力は上記双方の板
の中心に沿つて剛体側に伝わることとなり、上記
板に曲げ荷重が加わることがなく、板の曲げ変形
の発生が防止される。これにより低い応力レベル
でもつて高い防振効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のオイルダンパを用いた防振ステ
イを示す説明図、第2図は従来のゴムダンパを用
いた防振ステイを示す説明図、第3図は従来の摩
擦板を用いた防振ステイを示す説明図、第4図は
第3図の防振ステイの変形状態を示す説明図、第
5図は本考案による1実施例の防振ステイを示す
説明図、第6図は本考案による他の実施例の防振
ステイを示す説明図である。 1……剛体、2……振動体、5……剛体に一端
を固着された板、6……振動体に一端を固着され
た板、7……固定具、8……摩擦板、10……連
結板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 剛体と振動体との間をそれぞれ板と摩擦板とを
    介して一体的に連結したステイにおいて、上記剛
    体に固着した板と上記振動体に固着した板との軸
    線をそれぞれ同一直線上に配設し、上記双方の板
    を、それらの板面を挟持して配設された上記摩擦
    板及び該摩擦板に重設された連結板を介して連結
    したことを特徴とする防振ステイ。
JP2363882U 1982-02-23 1982-02-23 防振ステイ Granted JPS58127238U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2363882U JPS58127238U (ja) 1982-02-23 1982-02-23 防振ステイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2363882U JPS58127238U (ja) 1982-02-23 1982-02-23 防振ステイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58127238U JPS58127238U (ja) 1983-08-29
JPH0235066Y2 true JPH0235066Y2 (ja) 1990-09-21

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ID=30035666

Family Applications (1)

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JP2363882U Granted JPS58127238U (ja) 1982-02-23 1982-02-23 防振ステイ

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JP (1) JPS58127238U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100943155B1 (ko) 2009-11-10 2010-02-22 현대엠코 주식회사 압축된 고감쇠 댐퍼

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Publication number Publication date
JPS58127238U (ja) 1983-08-29

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