JPH08144541A - スラブ付き梁の補強方法 - Google Patents

スラブ付き梁の補強方法

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JPH08144541A
JPH08144541A JP6291247A JP29124794A JPH08144541A JP H08144541 A JPH08144541 A JP H08144541A JP 6291247 A JP6291247 A JP 6291247A JP 29124794 A JP29124794 A JP 29124794A JP H08144541 A JPH08144541 A JP H08144541A
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JP
Japan
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slab
tape
reinforcing
plate
reinforcing tape
Prior art date
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Pending
Application number
JP6291247A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Tanigaki
正治 谷垣
Sunao Okamoto
直 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Sho Bond Corp
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
Sho Bond Corp
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Publication date
Application filed by Mitsui Construction Co Ltd, Sho Bond Corp filed Critical Mitsui Construction Co Ltd
Priority to JP6291247A priority Critical patent/JPH08144541A/ja
Publication of JPH08144541A publication Critical patent/JPH08144541A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G23/00Working measures on existing buildings
    • E04G23/02Repairing, e.g. filling cracks; Restoring; Altering; Enlarging
    • E04G23/0218Increasing or restoring the load-bearing capacity of building construction elements
    • E04G2023/0251Increasing or restoring the load-bearing capacity of building construction elements by using fiber reinforced plastic elements
    • E04G2023/0262Devices specifically adapted for anchoring the fiber reinforced plastic elements, e.g. to avoid peeling off

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  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スラブ付きの梁をその重量を増大させずに簡
単な補強方法を提案すること 【構成】 コンクリートよりも引張強度の大きい柔軟性
のある化学繊維を編織して作製した補強用テープ1をス
ラブ2付き梁3に貼着し、該補強用テープの両側のスラ
ブ面上への延長部を二重に折り曲げして該折り曲げ部1
aをプレート4によりスラブに固定する。該折り曲げ部
に当てたプレートを、該スラブに埋設したボルトにより
固定した。 【効果】 補強用テープの繊維の強度を利用してスラブ
付きの梁をその重量を増大させずに簡単に補強すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既存のコンクリート構
造物のスラブ付き梁を補強するための補強方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、既存のコンクリート建築物やコン
クリート製の煙突、橋脚等のコンクリート構造物は、亀
裂や大気中の成分によるコンクリートの劣化等により強
度が低下するので、コンクリート構造物の周囲に鉄板な
どの鋼材を巻き付け等により設け、該構造物と鋼材の間
にモルタルや樹脂を注入して補強することが行なわれて
いる。しかし、この方法では鋼材の重量が該構造物自体
の重量を増加させることになり、作業も大掛かりになる
欠点がある。こうした欠点の解決は、例えば特公平5−
73863号公報に見られるように、高強度長繊維スト
ランドを既存の柱に巻き付け、必要に応じて接着剤で該
ストランドを柱に接着して補強することにより可能であ
る。また、特開平4−89970号公報にも、硬化剤を
含浸させたテキスタイルを柱等の周囲に巻き付けて該硬
化剤を硬化させることにより補強する方法が提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】補修すべきコンクリー
ト構造物が、例えば独立した柱や梁のように、周囲に空
間が存在する場合はこれに上記ストランドやテキスタイ
ル等の補強材を巻き付けることが可能であるが、スラブ
付きの梁は、その周囲に補強材を設ける空間がないの
で、補強材を巻き付けての補強は行えない。また、上記
高強度長繊維ストランドやテキスタイルを梁に貼着した
だけでは十分な補強にはならなず、その貼着作業も面倒
で、このような補強に使用する繊維は、引張弾性率の面
から考えると炭素繊維が現在のところ最適であるが、こ
の繊維は柔軟性がなく折れ易い欠点があるので、角部を
有する梁の補強には不向きである。
【0004】本発明は、スラブ付きの梁をその重量を増
大させずに簡単な補強方法を提案することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、コンクリー
トよりも引張強度の大きい柔軟性のある化学繊維を編織
して作製した補強用テープをスラブ付き梁に貼着し、該
補強用テープの両側のスラブ面上への延長部を二重に折
り曲げして該折り曲げ部をプレートによりスラブに固定
することにより、上記の目的を達成するようにした。該
折り曲げ部にプレートを当て、該スラブに埋設したボル
トにより該プレートをスラブに固定することによって
も、上記の目的は達成できる。該補強用テープは、芳香
族ポリアミド繊維を平織り組織に編織した補強用テープ
が好都合であり、該プレートに、梁とスラブが交わる隅
角部に面する角部を曲面に形成した金属製プレートを使
用すると、角部に於ける繊維の強度低下を防げる。
【0006】
【作用】補強するスラブ付き梁に接着剤を塗布し、そこ
に該梁の長さに適合する長さで幅が該梁の周面よりも大
きい寸法の上記補強用テープを緩まぬように貼着する。
該テープは柔軟性がよいので梁の角部に沿わせ且つ該テ
ープの両側のスラブ面上への延長部を外方へ二重に折り
曲げることができ、その際、多少とも梁の側面に沿うよ
うに折り曲げ部の長さを取り、プレートにより該折り曲
げ部をスラブへ固定する。接着剤で貼着した折り曲げ部
を設けることにより編織したテープの両側部に於ける繊
維の分離がなくなり、繊維に加わる力の伝達性が良好に
なる。該プレートは該テープを梁の側面およびスラブ面
に沿わせ例えばスラブへ貫通させて設けた高張力鋼のボ
ルトにより固定され、該プレートの角部を丸く形成して
おくことにより該テープの強度が低下しないように固定
できる。
【0007】該テープは梁に貼着され且つスラブに固定
されるので、該梁の曲げ力を支えて該梁を補強し、その
補強による構造物の重量増も小さくてすむ。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を別紙図面に基づき説明する
と、図1に於いて符号1はスラブ付き梁の補強用テープ
を示し、該テープ1は図2の截断側面図に示すようなス
ラブ2が上方の左右に連続して形成された梁3の周面に
接着剤7により貼着してその補強に使用される。該テー
プ1はコンクリートよりも引張強度が大きく且つ柔軟性
の良い化学繊維であって適度に引張弾性率の小さい例え
ば芳香族ポリアミド繊維の糸を縦横に使用し、例えば平
織りに編織して作製される。該テープ1の寸法は、長さ
は該梁3の長さで、その幅は、図2のように梁3の周面
長さよりも長く、スラブ面上にて折り曲げ、更に梁3の
側面3aに於いて重ねられる程度の長さの延長部を持つ
ように作製される。該接着剤としては、エポキシ樹脂等
の強力な接着剤が使用され、該テープ1の貼着に先立ち
該梁3およびスラブ2に接着剤を塗布しておき、その上
に緩みがないように該テープ1を貼着する。
【0009】該テープ1の両側の延長部はスラブ2の面
上で折り曲げると共に両側先端部を梁3の側面3aに重
ね、金属製のプレート4にてスラブ2に折り曲げ部1a
を固定する。該折り曲げ部1aを設けることにより、テ
ープ1の繊維が固定され、梁3に加わる力は該テープ1
を介して梁全体とスラブへ分散されるから梁の強度は増
大する。該プレート4はスラブ2と梁3が交叉する隅角
部へ該テープ1を遊離しないように固定する作用をも営
むもので、該隅角部に面するプレート4の角部によるテ
ープ1の繊維の強度低下を50%以内にするために、該
角部に丸い曲面5を形成した。該プレート4と梁3との
隙間は、テープ1が二重に存在できるだけの極力小さい
間隔にすることがテープ1の貼着力を損なわないために
好ましい。該プレート4は図2、図3に見られるよう
に、適当間隔でスラブ2を貫通して設けた高張力鋼のボ
ルト6とナット8で固定したが、ボルト6の固定ピッチ
Lと、プレート4の幅A、ボルト6の締め付け力によ
り、スラブ2の面上の折り曲げ部1aの定着長さBを決
めるようにした。また、該梁3の側面3aに沿う折り曲
げ部1aの重ね長さCは、(単位幅当りのテープ1の引
張強さ)/{2×(接着剤の剪断強度)}により算出し
て決定される。
【0010】該梁3が幅40cm、高さ60cm、長さが7
mで、その上面に厚さ18cmのスラブ2が設けられてい
る場合、該梁3を補強するため、幅20cm、長さ80m
の芳香族ポリアミド繊維の補強用テープ1を用意した。
該テープ1は、6000デニールの直径0.5mmの糸を
平織りしたもので、その単位幅当りの引張強さは700
kgf/cm 、全体の重量は15kgである。尚、コンクリー
トの引張強度は15kgf/cm2 程度である。該梁3の補強
面にエポキシ樹脂の接着剤7を塗布して該テープ1を貼
着し、定着長さが20cm、重ね長さが30cmとなるよう
に該テープ1の両側の延長部を二重に折り曲げ、該テー
プ1の内部に接着剤を含浸させるためもう一度接着剤を
その外面から塗布する。そして幅18cm、長さ25cmの
鋼鉄製のプレート4を折り曲げ部1aに当て、梁3に沿
って30cmのピッチで設けた直径16cmの高張力鋼のボ
ルトによりスラブ2へ固定した。該プレート4の曲面5
は半径10mmとした。該接着剤の硬化後、該梁3の曲げ
強度を調べたところ120kgf/cm2 で、その補強前の7
0kgf/cm2 よりも大幅に強度が増大した。該テープ1を
熱等から保護するために、或いは外観を向上させるため
に保護カバーや塗装が必要に応じて設けられる。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によるときは、スラ
ブ付き梁を、コンクリートよりも引張強度の大きい柔軟
性のある化学繊維を編織して作製した補強用テープを貼
着し、該補強用テープの両側のスラブ面上への延長部を
二重に折り曲げして該折り曲げ部をプレートによりスラ
ブに固定して補強するようにしたので、補強用テープの
繊維の強度を利用してスラブ付きの梁をその重量を増大
させずに簡単に補強することができ、該プレートの梁と
スラブが交わる隅角部に面する角部を曲面に形成するこ
とにより、補強用テープの強度低下を少なくできる等の
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施に使用した補強用テープの平面
【図2】 本発明の実施例の截断側面図
【図3】 図2の下面図
【符号の説明】
1 補強用テープ 1a 折り曲げ部
2 スラブ 3 梁 3a 側面
4 プレート 5 曲面 6 ボルト
7 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 直 東京都千代田区岩本町3丁目10番1号 三 井建設株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートよりも引張強度の大きい柔
    軟性のある化学繊維を編織して作製した補強用テープを
    スラブ付き梁に貼着し、該補強用テープの両側のスラブ
    面上への延長部を二重に折り曲げして該折り曲げ部をプ
    レートによりスラブに固定することを特徴とするスラブ
    付き梁の補強方法。
  2. 【請求項2】 コンクリートよりも引張強度の大きい柔
    軟性のある化学繊維を編織して作製した補強用テープを
    スラブ付き梁に貼着し、該補強用テープの両側のスラブ
    面上への延長部を二重に折り曲げ、該折り曲げ部にプレ
    ートを当て、該スラブに埋設したボルトにより該プレー
    トをスラブに固定したことを特徴とするスラブ付き梁の
    補強方法。
  3. 【請求項3】 上記補強用テープに、芳香族ポリアミド
    繊維を平織り組織に編織した補強用テープを使用したこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のスラブ付き梁
    の補強方法。
  4. 【請求項4】 上記プレートに、梁とスラブが交わる隅
    角部に面する角部を曲面に形成した金属製プレートを使
    用したことを特徴とする請求項1または2に記載のスラ
    ブ付き梁の補強方法。
JP6291247A 1994-11-25 1994-11-25 スラブ付き梁の補強方法 Pending JPH08144541A (ja)

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