JPH02247855A - 情報記録再生用ガイドドラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は情報記録・再生用ガイドドラムにおいける。情
報媒体の高精度ガイド手段に関する。

〔従来の技術〕

従来、ガイドドラムに巻き付いたテープ状媒体をガイド
ドラム上に設けられたガイドに沿わせてる方法としては
特公昭６１−５５１８０号に記載のように、ガイドドラ
ムに近接して設けられたポスト類の角度を調整する方法
等が挙げられる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、ガイドドラム円周上の媒体の位置をガ
イドするためのポスト類がガイドドラム上に無いため、
遠方からガイドを行う様な構造となっていた。即ち、ポ
ストに近接した部分では。

媒体に比較的ガイドが容易であるが、ポストから離れる
に従いガイドが困難となる問題があった。

従来、家庭用や業務用一般に使用されている画像記録・
再生装置などでは、媒体の厚さが数十ミリクロンものが
一般的であるが、上述の従来技術でのガイド方法では、
媒体の厚さが簿くなり剛性が低下した場合などに、ざら
にガイドが困難となる問題があった。

本発明は、媒体の厚さの影響等も受けず、ガイドドラム
上の全周にわたって高精度に媒体をガイドするガイドド
ラムを提供することを目的とする。

ＣＩＩＩＩＭを解決するための手段〕 上記目的を達成するために、ガイドドラム上で媒体に直
接力を作用させ、ガイドドラム上に設けられたガイド部
材に媒体を沿わせる素子を設けたものである。

ガイドドラム上に設けられたガイド部材に媒体を沿わせ
る素子の構造としては、ガイドの性能が媒体の剛性影響
されることを少なくするために、媒体のエツジ部に力を
作用させるのではなく、媒体の表面に力を作用させる構
造としである。

具体的には、例えば電歪効果により変形を行い、媒体を
搬送させる電歪素子型素子２回転等により搬送力を発生
する回動素子等をガイドドラム上に設けることにより媒
体のガイドを高精度に行なえることが出来る様にしたも
のである。

〔作用〕

ガイドドラム上に設けた素子は、媒体をガイドドラム上
のガイド部材に押し付ける様な力を媒体表面に作用させ
る。それによって該媒体は、ガイドドラム上で高精度に
位置決めされる。

該素子が電歪素子、電動素子等を用いた駆動形素子の場
合は、媒体を直接、ガイドドラム上のガイド部材に押し
付ける様に搬送するので、該媒体は、高精度に位置決め
れる。また、媒体の走行に伴って回動する様な素子の場
合でも１回動力向が走行方向と交差しているために３素
子の回動に伴い、素子と該媒体間の摩擦力により、該媒
体は該ガイド部材に押し付けられ、高精度な位置決めが
行われる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図を用いて説明する。

第１図は、本発明のガイドドラムの一例の部分断面であ
り、回転軸５と、これに固定され回転する回転ドラム１
と、該回転ドラム１に配置された磁気ヘッド３と、該回
転ドラム１と同名的に配された固定ドラム２と、該固定
ドラム２の磁気テープ７摺動面１１の開口部に配置され
た駆動素子６と。

該ヘッド３の信号を伝達する伝達手段（図示せず）と、
回転ドラム１を回転させる回転機構（図示せず）などか
ら成る。

第２図は、駆動素子６の一実施例で、電歪効果を有する
素子群９と、弾性体８と、取付部１０とより成る。

第３図は、磁気テープ７とガイドドラム１，２と、駆動
素子６の位置関係を示したものである。

第５図は、テープ７をガイド１２に沿わせる能動的な素
子として回転ローラ１３を配した例であり、回転ローラ
１３の制動部材１５も備えている。

第７図は、該能動素子として、ベルト状部材１９を固定
ドラム２のテープ摺動面１１に一部が露出するように配
した他の実施例である。

第１０図は、回転ローラ２２をガイドドラム１゜２の外
部に配した他の実施例である。

第１１図は、固定ドラム２５一部に該ドラム２５を略同
一径の回動部材２４を、該ドラム２５と略同芯的に配し
た他の実施例である。

第１３図は、複数の該能動素子２８，２９゜３０と、可
動ガイド部材３１，３２．３３を固定ドラム２上に配し
た他の実施例である。

次に、本発明の動作について説明する。磁気テープ７は
、第１図、第４図に示すようにガイドボスト１７．１８
によりガイドされた状態で、ガイドドラム１，２に巻き
付いて走行する６回転ドラム１上では、第１図に示すよ
うに、テープ７は。

回転ドラムの回転に伴い流入する空気ににより。

回転ドラム外周面かられずかに浮上した状態となる。磁
気ヘッド３は１回転ヘッド１よりも突出させて取付ける
ことにより、浮上して走行する磁気テープ７の磁性表面
に略接触させることが出来る。

固定ドラム２側では、磁気テープと固定ドラムの相対速
度が一般に数１〜数十ｌ毎秒と比較能いため、磁気テー
プは固定ドラムの外周面１１に略接触して走行する。

ところで、磁気テープがガイドドラム１，２上を走行す
る際に、磁気ヘッド３により、テープ上に正確に信号を
記録・再生するためには、磁気テープがガイドドラム上
の所定の位置を再現性良く。

正確に走行する必要がある。そこで、本実施例では、固
定ドラム２の外周面にリードと呼ぶ段差状のガイド１２
を設けて、このガイドにテープを沿わせて走行させる様
にしている。ところが、とのガイドは、磁気ヘッドが磁
気テープに対して斜め方向に記録、再生する様に、テー
プを、第３図に示す様に、ガイドドラムに対してへりカ
ル状に巻き付けているため、固定ドラム１の側には設け
ことが困難である。そのため、固定側にのみ設けている
。

磁気記録装置においては、従来、記録トラックの幅は数
十ミクロン程度が一般的であったが、映像の高品位化の
要求に応えるため１例えばディジタル信号により映像を
記録・再生することが必要となってきている。映像信号
をディジタル信号で従来のアナログ信号での記録とほぼ
同じ長さの時間記録・再生出来る様にするためには、記
録トラトク幅を従来よりもさらに狭くする等の高密度記
録が必要となる。また、テープ厚もさらに薄くして、巻
取リリール（図示せず）に従来以上の長さテープが巻取
れる様にすることが必要である。

この様に、記録トラック幅が狭くなったり、さらにテー
プが薄手化することにより、ガイドドラム上でテープを
リード１２に、従来以上高精度に沿わせることが重要で
ある。従来は、ガイドボスト１７．１８のみによりテー
プをリード１２に沿わせる様に調整を行っていた。具体
的には、テープの幅方向の張力が、固定ドラム側の方が
若干強くなる様に、ガイドボスト１７．１８を傾斜させ
る様な調整を行っていた。しかし、この方法では、ガイ
ドボスト１７．１８の近傍部にはある程度有効であるが
、ガイドボストがら離れた領域、例えば第４図のＡ部の
様な領域まで、高精度でガイドすることは非常に困難で
あった。さらにテープが薄くなるとガイドボストでガイ
ドできる領域は、さらに狭くなった。

そこで、本発明は、固定ドラムの一部に第１図に示す様
に、駆動素子６を配している。該駆動素子６は、第１図
、第３図、第４図に示す様に、固定ドラムのテープ摺動
面に、一部分を露出しており、この部分がテープに接す
る様に配置されている。第２図は、該駆動素子の構造の
一実施例であるが、固定ドラム２に取付けるためのベー
スｌ。

上に、電歪素子９が１図の矢印の様な方向にその分極方
向が交互の方向となる様に配置されている。

さらに、該電圧素子９に接して１弾性体８が接着等によ
り固着れている。いま、電歪素子９に電歪素子駆動回路
３４より、高周波電圧を印加し、がつ印加電圧を電歪素
子の位置に応じて、位相をずらして印加することにより
、電歪素子の伸縮が移動して発生する０図の様な分極方
向とし、電歪素子の伸縮方向を、図の矢印Ｂ方向とする
と、電歪素子の伸縮に伴ない、弾性体８は１図の点線の
様に波状に変形する。この波の移動を図の矢印Ｃの方向
にすることにより、この弾性体８と接しているテープ７
は、矢印Ｃの方向に搬送される。この搬送力は、テープ
と弾性体の接触圧力に比例するため、固定ドラム２の外
周面１１からの、弾性体８の突出量を調整することによ
り、テープの搬送力を任意にコントロールすることが出
来る。この搬送力を第３図に示す矢印りの方向の様に、
テープ走行方向Ｅと交差してリード１２に押付ける方向
とすることにより、テープを高精度でリード１２に沿わ
せることが出来る。

次に、第５図に他の実施例を示す０回転ローラ１３は、
固定ドラム２のテープ摺動面１１からその一部を露出し
ている。ローラ１３の回転方向Ｆは、第８図の様にテー
プ走行方向Ｅに対して角度θだけ交差する方向に配され
ている。テープは。

第６図に示す様に、固定ドラム２と回転ローラ１３の双
方に接しながら走行する。すると、テープ走行によりロ
ーラ１３は、回転軸１６の回りに回転を行う、ところが
１回転の方向は、テープの走行方向とは、角度θだけず
れているため、テープには、テープ走行方向Ｅから偏移
した方向Ｇに搬送力が発生する。即ち、この搬送力によ
りテープはリード１２に高精度に沿って走行することが
出来る。尚、この搬送力は、テープがＥと逆の方向に走
行する時は、テープをリード１２から離す方向に作用す
る。そのため、この搬送力を停止するために、ローラ１
３の回転を停止するための制動部材１５が設けられてい
る。テープの走行方向に応じて制動部材をローラに押し
あてたり、分離させたりすることで、テープ搬送力を任
意のタイミングで発生せたり、除したりすることが出来
る。

尚テープの走行方向が、第９図に示す様な方向Ｅ′の時
も、ローラ１３の回転方向Ｆ′をテープ走行方向Ｅ′と
交差させる方向に設定すれば良い。

第７図は、他の実施例であり、ローラ１３の替わりに、
ベルト状部材１９を、ローラ１３と同様の方向に走査す
る様に配したものである。

第１０図は、ローラ２２を固定ガイド２の外側に設け、
テープ７を、固定ガイドと回転ローラ２２ではさむ様に
配した実施例である。この実施例では、テープに搬送力
を加える時のみ、図の矢印方向にローラを移動させ、搬
送力の発生を制御する構造となっている。

第１１図は、他の実施例であり、リード１２を有する固
定ガイド２５の回転ドラム（図示せず）側に、固定ドラ
ムと略同一径の回動リング２４を。

固定ドラム２５と略同芯的に回動自在に配しである０回
動リング２４は、固定ドラム２５上にボール状の軸受部
材３５等により低摩擦で回動可能な構造で配されている
。また、回動リング２４は、数個所が、固定部材２６．
２７等により、固定ドラム２５から抜は落ちない様に考
慮されている。

回動リング２４は、固定ドラムの外径に対して数ミクロ
ンから数１０ミクロン大とすることにより、その外周が
磁気テープと接触しやすくなる。こり様な形状のリング
２４を配することにより、テープ走行方向Ｅに対して、
第１２図に示す様に回動リング２４は、矢印Ｈの方向に
、テープの走行によって回動を行う、テープの走行方向
Ｅと回動リング２４の回動方向は、図の様に交差してい
るため、前述のローラと同様に、テープ７は、リング２
４によりリリード１２に押しつけられて走行する。これ
により、テープの高精度走行が実現した。

尚、略リングを固定ドラムから偏芯させて配置し。

固定ドラムの外周に、該リングの一部分のみを突出して
配する様にすることで、固定ドラムの外周上の任意の部
分のテープをリード１２に押し付けてテープを走行させ
ることができる。

次に１本発明の他の実施例を第１３図に示す。

本実施例では、固定ガイド２にかえて、１ヶ以上の可動
ガイド３１，３２．３３と、該可動ガイドの近傍に駆動
素子２８，２９．３０を配している。

磁気テープに斜めに信号を記録する磁気記録再生装置で
は、例えばテープ速度が変化するとそれに応じてヘッド
のトラックパターンのトレース軌跡が変化する。そこで
、テープスピードを任意に変化させて再生する様な可亨
速再生時にも、正確なトラックトレース性能を確保する
には、テープのガイドドラムへの巻付きの傾斜角θ工を
例えばθ８の様に変化させれば良い０本実施例では、駆
動素子２８，２９，３０は、テープを可動ガイドの方向
に駆動する様にテープに力を作用させている。可動ガイ
ド３１，３２．３３のテープガイド部が図のａ、ｂ、ｃ
の位置の時、テープは３６の位置を走行する。いま、可
動ガイド３１，３２゜３３のテープガイド部が、ａ、ｂ
、ｆの位置まで移動すると、駆動素子２８，２９，３０
がテープに常にガイド方向に力を作用させているため、
テープは可動ガイドの動きに対応して、テープ位置３７
（テープがｄ、θ、ｆに接する位置）を走行する。これ
により−、テープのガイドドラムへの巻付き傾斜角を任
意に変えることができる。

一般に、可変速再生を行う場合、テープの傾斜角の変化
は、１度以下のわずかな変化で十分であるため、上記テ
ープ位置の変化で、テープ走行系の性能が影響を受ける
ことはほとんどない。

〔発明の効果〕

本発明によれば、テープ状情報記録媒体を、ガイドドラ
ムに対して高精度に、安定して位置決めさせることが出
来るので、高密度記録を行うことができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の縦断面図、第２図は駆動
素子説明図、第３図は磁気テープとガイドドラムと駆動
素子の位置関係を示す図、第４図は本発明の一実施例の
横断面図、第５図は、他の実施例の縦断面図、第６図は
他の駆動素子の断面図、第７図は他の素子の横断面図、
第８図と第９図は、テープ走行説明図、第１０図は他の
実施例の断面図、第１１図は、他の実施例の説明図、第
１２図は磁気テープとガイドドラムと駆動素子の位置関
係を示す図、第１３図は他の実施例の構成図である。 １・・・回転ドラム、２・・・固定ドラム、３・・・記
録ヘッド、６・・・駆動素子、７・・・テープ状媒体、
８・・・弾性体、９・・・電歪素子、１ｏ・・・取付板
、１２・・・ガイド、１３・・・回転ローラ、１５・・
・制動部材、１７．１８・・・ガイドポスト、１９・・
・ベルト状部材、２２・・・回転ローラ、２４・・・回
動リング、２５・・・固定ドラム、２６．２７・・・固
定部材、２８，２９，３０・・・駆動素子、３１，３２
，３３可動ガイド、３４・・・駆動回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、情報記録・再生用ヘッドと、記録媒体を巻付けて走
   行される外周面を有し、該ヘッドを該外周面よりわずか
   に突出させる様に配した円筒状のドラムと、回転ヘッド
   から信号を固定側の信号処理回路に伝達するための伝送
   手段を該媒体をガイド部材とを有し、該媒体を該ドラム
   の外周面に巻き付けながら該ヘッドにより情報を記録・
   再生する情報記録・再生装置において、該ドラムの媒体
   巻付部に、媒体表面に接しながら媒体の走行方向に対し
   て交差する方向に媒体を移動させる力を発生させる能動
   素子を設けたことを特徴とする情報記録・再生用ガイド
   ドラム。 ２、特許請求の範囲第１項において、前記能動素子電歪
   素子と弾性体を組合せた駆動素子を用いたことを特徴と
   する情報記録・再生用ガイドドラム。 ３、特許請求の範囲第１項において、前記能動素子に、
   媒体走行方向と交差する方向に回動可動な回動部材を用
   いたことを特徴とする情報記録・再生用ガイドドラム。 ４、特許請求の範囲第３項において、前記ガイドドラム
   に、回動部材の回動を制動するための制動装置を設けた
   ことを特徴とする情報記録・再生用ガイドラム。 ５、特許請求の範囲第３項において、前記回動部材とし
   て、該ドラム内に配し、外周の一部が該ドラムの外周面
   に露出する様に配した円板状回転部材を用いたことを特
   徴とする情報記録・再生用ガイドドラム。 ６、特許請求の範囲第３項において、前記回動部材に、
   その一部がドラムの外周面を摺動する様に配したベルト
   状部材を用いたことを特徴とする情報記録再生用ガイド
   ドラム。 ７、特許請求の範囲第３項において、前記回動部材とし
   て、ドラムと略同一径のリング状部材をドラムと略同芯
   状に配したことを特徴とする情報記録・再生用ガイドド
   ラム。 ８、特許請求の範囲第３項において、前記回動部材を、
   ドラムの外部で、媒体を該回動部材とドラム外周面には
   さむ様な位置に配したことを特徴とする情報記録・再生
   ガイドドラム。