JPH022468A - 図形表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えばＣＲＴ等の画面に図形を表示する図形
表示装置に関するものである。

〈従来の技術〉 図形作成機能を有するワードプロセッサ等において、画
面の図形表示領域（以下、図形枠と呼ぶ）内の全ての図
形要素（直線、矩形、円、文字等の組み合わせからなる
）を−括して移動させる方法として、従来では、ｉ）個
々の図形要素を個別に移動させる方法、ｉｉ）複数の図
形を１つにグループ化し、グループで移動させる方法が
用いられていた。

〈発明が解決しようとする課題〉 例えば第９図に示すように３個の図形１１，１２゜１３
を移動させる場合、ｉ）の方法では３個の図形１ｆ、１
２．１３の相互の位置関係を保持しながら全ての図形に
ついて１個ずつ移動させるという煩雑な操作が必要であ
った。また、ｉｉ）の方法では、３個の図形１１．１２
．１３をグループ化する際に、図形１１．１２．１３を
１個ずつ選択指示するという煩雑な操作が必要であった
。

また、第１０図に示すように、従来では、移動に際して
図形１６が図形枠からはみ出した場合、それを図形枠内
に戻すことができないという不具合があった。

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、あたかも通常の文章画面の画面スクロールと同様
の感覚で図形の一括移動が行えるようにした図形表示装
置を提供することである。

く課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために、本発明による図形表示装置
は、カーソルの移動により指定された画面の分割区画を
検出する第１の検出手段と、指定された分割区画の基準
位置とカーソルの移動により指定された位置との間の方
向と距離を検出する第２の検出手段と、上記第１の検出
手段及び第２の検出手段の検出情報に基づいて図形の座
標変換処理を行なう処理手段とを備える。

〈作用〉 本発明による図形表示装置においては、紙面に作図する
場合と対比して考えると、図形を移動させることは、図
形を消して再度目的位置に描くというのではなく、図形
が描かれた紙面を動かすことに相当する。したがって、
単純な操作で複数の図形を一括移動させることができ、
また、図形が紙面からはみ出すことはないので、既に描
かれた図形が破壊されるといったことがない。

〈実施例〉 第１図は本実施例の構成を示している。図において、１
は図形格納バッファ、２は図形枠検出部、３は分割区画
検出部、４はマウス情報検出部、５は移動情報作成部、
６は表示制御部、７は表示部である。

図形格納バッファ１は、既に作成された図形の種類や位
置等の情報が格納されている。図形枠検出部２は、図形
枠が複数ある場合その複数の図形枠の中の対象とする図
形枠を検出する。分割区画検出部３は、例えば第２図に
示すように４個に分割された画面の区画（Ｌ）、　（２
１，（３１，（４］の中、現在マウスカーソルにより指
示されている区画を検出する。マウス情報検出部４は、
マウスカーソルにより指示されている画面上の位置を検
出する。移動情報作成部５は、分割区画検出部３により
検出された分割区画の基準位置とマウス情報検出部４に
より検出された位置との間の方向と距離を算出する。表
示制御部６は、移動情報作成部５において算出された方
向と距離の情報から移動後の座標値を算出し、この算出
した座標位置に図形を表示するよう表示信号を表示部７
へ送る。

以下、図形移動の手順について説明する。

第３図に示すように、表示部７の図形枠８に描かれた４
個の図形ａ、ｂ、ｃ、ｄを相互の位置関係を保持したま
ま一括移動させる場合、まず、マウスカーソルＭＣを区
画（１）内の位置に合わせて区画＋１）を指定する。こ
の指定された区画（１）は、分割区画検出部３によって
検出される。次に、マウスカーソルＭＣを図形移動の方
向と距離分だけ移動させる。このとき、先に区画を指定
したときのマウスカーソルＭＣ（−点鎖線で示す）はそ
のまま表示が残される。移動後のマウスカーソルＭＣ（
二重線で示す）の位置は、マウス情報検出部４により検
出される。

次に、移動情報作成部５により、先に分割区画検出部３
により検出された区画（１）の基準位置ｐ（各区画の左
上隅の位置）とマウス情報検出部４により検出された目
標位置との間の方向と距離が算出される。その後、表示
制御部６により、移動情報作成部５による算出結果に基
づいて図形ａ、ｂ。

ｃ、ｄの移動後の座標値が算出され、この新しい座標値
に対応した表示信号が表示部７に送られる。

そして、表示部７の図形枠８には、４個の図形ａ。

ｂ、ｃ、ｄの一括した移動後の画像が表示される。

第３図の例では、移動後は図形枠８には図形ａだけが残
る。他の図形す、ｃ、ｄについては、図形枠８から消え
るが、その移動後の座標データは図形ａの座標データと
ともに図形格納バッファ１へ保存される。第４図は移動
後の図形ａと図形すの一部分が図形枠８に表示された状
態を示しており、図形すの図形枠８からはみ出た部分は
見えない。

第５図と第６図は区画（２）を指定して移動させた例を
示しており、移動後には図形枠８には第５図の例では図
形すだけが残り、第６図の例では図形ａ、ｂが残る。第
７図は区画（３）を指定した例、また、第８図は区画（
４）を指定した例を示している。

上記のいずれの例においても、４個の図形ａ。

ｂ、ｃ、ｄの移動後の座標データが全て図形格納バッフ
ァ１へ保存される。したがって、移動後に図形枠８から
はみ出た図形についても、再度の移動によって図形枠へ
戻すことができ、図形枠８からはみ出た図形が破壊され
ることはない。

〈発明の効果〉 本発明によれば、区画の指定と目標位置の指定という２
回の単純な操作だけで複数の図形を一括移動させること
ができるので、図形の編集等の作業能率が向上する。ま
た、画面からはみ出た図形が破壊されることがないので
、同じ図形を再度作成するといったことがなく、使い勝
手が良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の構成を示すブロック図、第２図
は本発明実施例の画面の分割区画を説明する図、 第３図、第４図、第５図、第６図、第７図、第８図は本
発明実施例の作用を説明する図、第９図と第１０図は従
来例を説明する図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 画面上でカーソルを移動させて座標を指定し図形の表示
   を行なうようにした図形表示装置において、カーソルの
   移動により指定された画面の分割区画を検出する第１の
   検出手段と、指定された分割区画の基準位置とカーソル
   の移動により指定された位置との間の方向と距離を検出
   する第２の検出手段と、上記第１の検出手段及び第２の
   検出手段の検出情報に基づいて図形の座標変換処理を行
   なう処理手段とを備えたことを特徴とする図形表示装置
   。