JPH0224658Y2 - - Google Patents

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JPH0224658Y2
JPH0224658Y2 JP12016484U JP12016484U JPH0224658Y2 JP H0224658 Y2 JPH0224658 Y2 JP H0224658Y2 JP 12016484 U JP12016484 U JP 12016484U JP 12016484 U JP12016484 U JP 12016484U JP H0224658 Y2 JPH0224658 Y2 JP H0224658Y2
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balancer
pull
side lever
lever
tension
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JP12016484U
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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は電車線の張力を一定に維持する張力調
整装置に関する。
〔考案の技術的背景〕
トロリ線やちよう架線は大気温度の変化に伴つ
て伸縮し、またトロリ線は摩耗による弾性伸びや
経年による永久伸びを生じて伸長する。このた
め、これら電車線はその張力が変化し、パンタグ
ラフとの摩擦が増大してトロリ線の断線を生じた
り、離線の原因となる。
このような電車線の張力を一定に保持するため
張力調整装置が用いられている。
従来の張力調整装置としては滑車式とレバー式
が知られており、滑車式張力調整装置は一体的に
回転する大滑車および小滑車を支柱などの構造物
に支軸を介して支持し、大滑車に巻回したワイヤ
にコンクリートもしくは鋳鉄製の重錘を吊持させ
るとともに、小滑車に巻回したワイヤに電車線を
連結したものである。
一方レバー式のものは、引手側レバーとバラン
サ側レバーを支軸により一体に回転するように支
持し、引手側レバーに電車線を連結するとともに
バランサ側レバーに重錘を吊下したものである。
これらいづれの張力調整装置も、電車線の張力
を重錘の重さでバランスをとり、外気温度による
電車線の伸縮や弾性伸び、永久伸び等を自動的に
調整してその張力を一定に保持する機能をもつて
いる。
〔背景技術の問題点〕
しかしながら滑車式のものは、滑車に巻回され
るワイヤロープに繰り返し曲げ応力が作用するの
で疲労断線を生じ易く、また錆の発生により腐蝕
断線を生じ易い。
またレバー式のものは電車線と引手側レバーの
連結点が一定であるから、レバーが回動された場
合に上記連結点が上下に変位し、この結果電車線
の架線高さが変化して離線や断線を生じ易い。
〔考案の目的〕
したがつて本考案は、早期断線を防止するとと
もに電車線の架線高さを変化されないようにした
電車線の張力調整装置を提供することを目的とす
る。
〔考案の概要〕
上記目的を達成するため本考案は、引手側レバ
ーとバランサ側レバーにそれぞれチエーンを連結
し、引手側レバーは周方向に複数の係止歯を有す
るスプロケツト構造とし、上記引手側チエーンを
上記係止歯に係合させるようにしたことを特徴と
する。
〔考案の実施例〕
以下本考案について図示の一実施例にもとづき
説明する。
1は構造物としての支柱であり、この支柱1の
上部にはサポートアーム2が固定されており、こ
のサポートアーム2はバンド3およびテンシヨン
アーム4により補助的に支持されている。サポー
トアーム4には支軸5を介して回動体6が回動自
在に取り付けられている。回動体6は引手側レバ
ー7とバランサ側レバー8を一体に有する。引手
側レバー7は扇形をなし、その周部に周方向に向
かつて等ピツチの係止歯9…を有し、したがつて
この引手側レバー7はスプロケツト構造となつて
いる。この引手側レバー7には引手側チエーン1
0が連結されており、この引手側チエーン10の
基端部は上記係止歯9…に係合している。引手側
チエーン10の先端はロツド11に連結され、こ
のロツド11には連結具12を介して、ちよう架
線やトロリ線13が連結されている。
バランサ側レバー8は上記引手側レバー7の半
径よりも短かく形成されており、このバランサ側
レバー8には1個の係止突起14が突設されてい
る。このバランサ側レバー8にはバランサ側チエ
ーン15が連結されており、このチエーン15の
1つは上記係止突起14に係合している。バラン
サ側チエーン15の先端にはロツド16が連結さ
れており、このロツド16はバランサ17に連結
されている。
本実施例のバランサ17はスプリング式であ
り、互に伸縮自在な外筒21と内筒22の間にス
プリング18を収容して構成されている。外筒2
1の上端は上記ロツド16に連結されているとと
もに、内筒22の下端はタンバツクル19を介し
て、上記支柱1の下部に固定したブラケツト20
に連結されている。
スプリング18は外筒21と内筒22の間に組
み込まれており、これら外筒21と内筒22を相
互に短縮させるように付勢している。外筒21は
支柱1に取り付けた振止ブラケツト23によつて
昇降動自在に保持されている。
なお、24は安全ワイヤロープであり、ロツド
11と支柱1との間に架け渡されてスプリング2
5により吊り上げられている。この安全ワイヤロ
ープ24は、万が一、チエーン10,15が切断
したりスプリング18が切断した場合にトロリ線
13の垂下を防止する。
上記のごとき構成に係る張力調整装置の作用を
説明する。
タンバツクル19の長さを調整することにより
スプリング18のセツト荷重を調節すると、スプ
リング18は外筒21を介して回動体6に時計回
り方向へ回動させる付勢力を与えるのでトロリ線
13が引かれて張力が付与される。大気温度の上
昇や弾性伸びあるいは永久伸びにより、トロリ線
13が伸長すると、回動体6がスプリング18の
付勢力により時計回り方向に回動され、引手側チ
エーン10を巻き取るのでトロリ線13が引かれ
てこの張力を自動的に調節する。また大気温度の
低下等によりトロリ線13が収縮すると回動体6
が反時計方向に回動され、引手側チエーン10を
繰り出すのでトロリ線13の張力を自動的に調節
する。
しかして上記実施例では、トロリ線13と引手
側レバー7と引手側チエーン10で連結し、かつ
スプリング18とバランサ側レバー8をバランサ
側チエーン15で連結したので、従来の滑車式張
力調整装置のワイヤロープのごとく錆の発生によ
る腐蝕断線や疲労断線を生じ難くなり、長寿命と
なる。
しかも引手側レバー7は周方向に係合歯9…を
もつスプロケツト構造であるから、引手側レバー
7が第2図の想像線ないし実線のごとく回動され
ても、チエーン10とレバー7の接点が上下に変
動することはない。このためロツド11の高さ、
つまりトロリ線13の架線高さhは変化せず、よ
つてパンタグラフとの離線や、摩擦の増大による
断線等を生じない。
なお本考案は上記実施例には限定されない。す
なわちバランサ17はスプリング18に代つてコ
ンクリートもしくは鋳鉄製の重錘を用いてもよ
い。
また引手側レバー7とバランサ側レバー8は一
体成形品には限らず、相互に別体のものを接合し
てもよいし、支軸5を介して互に一体に回動する
ように構成してもよい。
またバランサ側レバー8もスプロケツト形状に
してもよい。
さらに引手側レバーとバランサ側レバーの半径
長さは互に同長もしくは逆であつてもよい。
〔考案の効果〕
以上述べた通り本考案によれば、引手側レバー
およびバランサ側レバーを、それぞれチエーンを
介して電車線およびバランサに連結したので、腐
蝕断線や繰り返しの曲げ応力による疲労断線を生
じ難く、長寿命になる。しかも引手側レバーは周
方向に係止歯を設けて引手側チエーンと係合させ
たので、レバーが回動しても電車線の架線高さが
変化することはなく、パンタグラフとの摺接圧を
一定に保ち、電車線の離線や断線を防止する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は張力
調整装置の全体構成図、第2図は要部を示す図で
ある。 1……支柱、5……支軸、6……回動体、7…
…引手側レバー、8……バランサ側レバー、9…
…係止歯、10……引手側チエーン、13……ト
ロリ線、15……バランサ側チエーン、17……
バランサ、18……スプリング、19……タンバ
ツクル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 構造物に回動体を回動自在に支持させ、この回
    動体に電車線と、重錘もしくはスプリングよりな
    るバランサを連結して上記電車線の張力を一定に
    保持する張力調整装置において、上記回動体は相
    互に一体に回動する引手側レバーおよびバランサ
    側レバーを有し、引手側レバーには周方向に複数
    の係止歯を形成し、この引手側レバーにはこれら
    係止歯に係合する引手側チエーンを連結して該引
    手側チエーンを上記電車線に接続し、上記バラン
    サ側レバーにバランサ側チエーンを介してバラン
    サを連結したことを特徴とする電車線の張力調整
    装置。
JP12016484U 1984-08-03 1984-08-03 電車線の張力調整装置 Granted JPS6135041U (ja)

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JP12016484U JPS6135041U (ja) 1984-08-03 1984-08-03 電車線の張力調整装置

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JP12016484U JPS6135041U (ja) 1984-08-03 1984-08-03 電車線の張力調整装置

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Publication Number Publication Date
JPS6135041U JPS6135041U (ja) 1986-03-04
JPH0224658Y2 true JPH0224658Y2 (ja) 1990-07-06

Family

ID=30679003

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JP12016484U Granted JPS6135041U (ja) 1984-08-03 1984-08-03 電車線の張力調整装置

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JP5539015B2 (ja) * 2010-05-18 2014-07-02 生 西村 架空線用テンションバランサ
JP5897398B2 (ja) * 2012-04-27 2016-03-30 日本発條株式会社 架線用テンションバランサ

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JPS6135041U (ja) 1986-03-04

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