JPH02245763A - フィルタ付感光体の製造方法 - Google Patents

フィルタ付感光体の製造方法

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JPH02245763A
JPH02245763A JP6725089A JP6725089A JPH02245763A JP H02245763 A JPH02245763 A JP H02245763A JP 6725089 A JP6725089 A JP 6725089A JP 6725089 A JP6725089 A JP 6725089A JP H02245763 A JPH02245763 A JP H02245763A
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JP6725089A
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Minoru Uchiumi
内海 実
Yukio Taniguchi
幸夫 谷口
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフィルタ付感光体の製造方法に関し、特に静電
画像記録方法に使用するのに適したフィルタ付感光体の
製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、高感度撮影技術として銀塩写真法が知られている
。この写真法においては、撮影像は現像工程を経てフィ
ルム等に記録され、画像を再現する場合には銀塩乳剤(
印画紙等)を用いるか、または現像フィルムを光学走査
して陰極線管(以下CRT)に再現させる等により行わ
れている。
また、光導電層に電極を蒸着し、暗所で光導電層上にコ
ロナ帯電により全面帯電させ、次いで強い光で露光して
光の当たった部位の光導電層を導電性にし、その部位の
電荷をリークさせて除去することにより静電荷潜像を光
導電層の面上に光学的に形成させ、その残留静電荷と逆
橿性の電荷(または同極性の電荷)を有するトナーを付
着させて現像する電子写真技術があるが、これは主とし
て複写用に用いられており、一般に低感度のため撮影用
としては使用できず、静電荷の保持時間が短いために静
電潜像形成後、直ちにトナー現像するのが普通である。
また、TV撮影技術は撮像管で撮影し、光半導体を利用
して得た画像情報を電気信号として取り出し、そのまま
CRTに出力させるか、磁気記録等を用いてビデオ記録
し、任意の時にCRT上に像出力させる等の方法がある
〔発明が解決すべき課題〕 銀塩写真法は被写体像を保存する手段として優れている
が、銀塩像を形成させるために現像工程を必要とし、像
再現においてはハードコピー、ソフトコピー(CRT出
力)等に至る複雑な光学的、電気的、または化学的処理
が必要である。
電子写真技術は、得られた静電潜像の顕像化は銀塩写真
法よけも簡単、迅速であるが潜像保存は極めて短く、現
像剤の解離性、画質等は銀塩に劣る。
T V jll影技術は撮像管で得られた電気的像信号
を取り出し、また記録するためには線順次走査が必要と
なる。線順次走査は撮像管内では電子ビームで、ビデオ
記録では磁気ヘッドで行うが、解像性は走査線数に依存
するため、銀塩写真のような面状アナログ記録に比して
著しく劣化する。
また、近年発達しつつある固体撮像素子(CCD等)を
利用したTV撮像系も解像性に関しては本質的に同様で
ある。
これらの技術の内蔵する問題点は画像記録が高品質、高
解像であれば処理工程が複雑であり、工程が簡便であれ
ば記憶機能の欠如、あるいは画質の基本的劣化等があっ
た。
本発明者は、先に前面に電極が設けられた先導電層から
なる感光体と、該感光体に対向し、後面に電極が設けら
れた電荷保持層からなる電荷保持媒体とを光軸上に配置
し、両電極間に電圧を印加しつつ露光することにより入
射光学像に応じた静電潜像を電荷保持媒体上に形成する
静電画像記録再生方法を出III!(特願昭63−12
1592号)した。
この静電画像記録再生方法において、感光体は電極上に
光導電層が積層されることにより構成され、その光導電
層側から電荷保持媒体と対向して配置され、両電極間に
電圧を印加しつつ感光体側からのパターン露光により像
電荷を電荷保持媒体に蓄積させるものである。この際に
、感光体前面の光路中にカラーフィルタを配置すること
によりカラー画像を形成することができる。このカラー
フィルタは感光体と離して配置してもよいが、感光体と
一体に形成されてもよいものである。
しかしながらフィルタを感光体に一体化させるにあたり
、感光体に1枚ずつフィルタをラミネートすることは大
変な作業となるという問題が生じ本発明は感光体にフィ
ルタを効率よく積層する方法の提供を課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のフィルタ付感光体の第1の製造方法は、透明支
持体上に透明電極層及び光導電層を順次積層した感光体
にフィルタ層を設けるに際し、支持体上にフィルタ層、
接着剤層を順次積層した第1の積層体と、キャリアーフ
ィルム上に剥離層を介して光導電層、透明電極層を順次
積層した第2の積層体とを、第1の積層体における接着
層と第2の積層体における光導電層とを対向させてラミ
ネートし、次いでキャリアーフィルムを剥離することを
特徴とするものである。
また第2には、キャリアーフィルム上に剥離層を介して
フィルタ層、接着剤層を順次積層した積層体と透明支持
体上に透明電極層、光導電層を順次積層した感光体とを
、積層体における接着剤層と感光体における支持体を対
向させてラミネートし、キャリアーフィルムを剥離する
か、又は、うミネートすると共に、サーマルヘッドを使
用して熱転写によりフィルタ層のみを感光体支持体上に
形成することを特徴とするものである。
まず、第1の製造方法について説明する。
第1図は製造方法に使用する積層体を説明するための図
で、第1図(イ)は第1の積層体、第1図(ロ)は第2
の積層体の概略を示す断面図、第2図は第1の製造方法
により製造されるフィルタ付感光体の断面図で、図中1
は感光体、4はフィルタ、5は感光体支持体、6は接着
剤層、7は感光体電極、8は剥離層、9は光導電層、1
0はキャリアーフィルムを示す。
まず、本発明の第1の方法により製造されるフィルタ付
感光体は、第2図に示すように支持体5、フィルタ4、
接着剤層6、感光体電極層7、光導電層9が順次積層さ
れた構造を有している。
このフィルタ付感光体は、第1図(イ)に示す第1の積
層体と第1図(ロ)に示す第2の積層体とを、第1の積
層体をその接着剤層6面より第2の積層体の感光体電極
層7面に対向させて積層することにより製造される。
第1の積層体は支持体5上にフィルタ4、接着剤層6が
順次積層されて形成されている。
フィルタは感光材料として銀塩、重クロム酸ゼラチン、
フォトレジスト等のフォトポリマ等を使用し、支持体5
上に塗布して形成され、この段階で着色、R,G、B染
色、またホログラム、ドツト、画像、文字、記号等を記
録させた層であり、光導電層にパターニングする機能を
有するものである。
例えばカラーフィルタとしては、フォトレジストを支持
体上にコーティングしたフィルムをマスクパターンを使
用して露光してR,G、Bストライプパターンを形成し
、それぞれR,G、B染色することにより形成する方法
、また色分解した光を、それぞれ細いスリットを通すこ
とにより生じるR、G、Bの干渉縞をホログラム記録媒
体に記録させることにより形成する方法、または光導電
体にマスクを密着させて露光し、静電潜像によるR、G
、Bストライブパターンを形成し、これをトナー現像し
て3回転写することによりカラー合成してトナーのスト
ライプを形成する方法等により作製することができる。
このような方法で形成されたフィルタのR,G、B 1
組で1画素を形成し、1画素を10IJm以下の微細な
ものとして使用に供せられる。
このようなカラーフィルタの他にも、例えばホロフィル
タ、染色フィルタ、i!l料フィルタ、干渉フィルタを
感光体フィルタとして使用することができる。
この支持体上に形成されたフィルタ層上には、第2積層
体と接着させるための接着剤層を設ける。
接着剤としては透明接着剤を使用する必要があり、溶剤
に溶解させ、また溶解させる必要がないものはそのまま
スピンナーコーティング法、ブレードコータ法等により
塗布することにより形成される。
次に第1図(ロ)に示す第2の積層体について説明する
第2の積層体はキャリアーフィルム10上に、剥離層8
を介して光導電層9、透明電極層を順次積層して形成さ
れる。
キャリアーフィルムは光導電層9、透明電極層7を支持
することができればよく、紙、プラスチックフィルム、
シート等を使用できる。このキャリアーフィルム上に形
成される剥離層形成材料としては、シリコーン系、弗素
系樹脂を使用することができ、極性溶剤に溶解させてコ
ーティングにより形成するとよい。
この剥離層上に積層される光導電層は、光が照射される
ことにより光キヤリア−(正孔、電子)を発生し、導電
化する機能を有する絶縁層であるが、例えばアモルファ
スセレン、アモルファスシリコン、酸化亜鉛、硫化カド
ミウム、酸化鉛等の無機光導電材料を蒸着法、スパッタ
法、また酸化物の場合にはバインダー、溶剤等と共にコ
ーティングすることにより積層することができ、またヒ
ドラゾン系、ピラゾリン系、ポリビニルカルバゾール(
PVK)系、カルバゾール系、オキサゾール系、トリア
ゾール系、芳香族アミン系、アミン系、トリフェニルメ
タン系、多環芳香族化合物系等の有機光導電材料をバイ
ンダー、溶剤等と共に上記剥離層上に塗布することによ
り形成される。
感光体支持体5としては、感光体を支持することができ
るある程度の強度を有していれば、厚み、材質は特に制
限がないが透明性が要求される。硝子、プラスチックシ
ート等の剛体も使用できるが厚み1mm程度の透明なガ
ラス板、或いは可撓性のあるプラスチックの透明フィル
ム、シートが使用される。
感光体電極7は、感光体支持体5上に形成され、その材
質は比抵抗値が106Ω・cm以下であれば限定されな
く、半透明性の無機金属、または透明金属酸化物導電膜
、四級アンモニウム塩等の有機導電膜を使用するとよい
、このような感光体を掻7は、感光体支持体5上に、蒸
着、スパッタリング、CVD、コーティング、メツキ、
ディッピング、電解重合等により形成される。またその
厚みは、感光体電極7を構成する材質の電気特性、およ
び情報の記録の際の印加電圧により変化させる必要があ
る。この感光体電極7も感光体支持体5と同様に、上述
した光学特性が要求され、例えば情報光が可視光(40
0〜700nm)であれば、E T O(rntos−
5not) 、S n Ox等をスパッタリング、蒸着
、またはそれらの微粉末をバインダーと共にインキ化し
てコーティングしたような透明電極や、Au、AI、A
g、Ni、Cr等を蒸着、またはスパッタリングで作製
する半透明電極、テトラシアノキノジメタン(TCNQ
) 、ポリアセチレン等のコーティングによる有機透明
電極等が使用される。
また情報光が赤外(700nm以上)光の場合も上記電
極材料が使用できるが、場合によっては可視光をカット
するために、着色された可視光吸収1を橿も使用できる
更に、情報光が紫外(400Ωm以下)光の場合も、上
記電極材料を基本的には使用できるが、支持体材料が紫
外光を吸収するもの(有機高分子材料、ソーダガラス等
)は好ましくなく、石英ガラスのような紫外光を透過す
る材料が好ましい。
また光の入射面、即ち第2図における支持体5、又は第
4図におけるフィルタ4上面に反射防止膜を形成すると
よい、この反射防止膜はフン化マグネシウム、酸化チタ
ン等の無機材料をスパツク、蒸着等で薄膜状に単層、又
は複数層状に堆積させ形成することができる。
本発明は、このようにして形成される第2の積層体と前
記第1の積層体とを積層させるものであるが、第1図(
イ)、同図(ロ)に示すように積層体をシート状で形成
し、接着後に感光体形状に裁断してもよく、また第1の
積層体における支持体5、第2の積層体におけるキャリ
アーフィルム10をそれぞれプラスチックフィルムを使
用することにより第1の積層体、第2の積層体共にロー
ル状として、第1の積層体、第2の積層体の接着工程、
キャリアーフィルムの剥離工程、感光体形状に裁断する
工程を連続的に実施してもよい。
次に本発明の第2の製造方法において使用する積層体を
第3図に、また製造される感光体を第4図に、それぞれ
断面図により示す。
第4図に示すように、この感光体は支持体5の一方の面
上に接着剤層6を介してフィルタ層4を積層し、また他
方の面上に透明電極層、光導電層9を順次積層すること
により形成される。この感光体は、第3図(イ)に示す
キャリアーフィルムエ0に’JIIM層8を介してフィ
ルタ4、接着剤層6が積層された積層体を、その接着剤
層6から、第3図(ロ)に示す感光体における支持体5
に重ねて接着させ、次いでキャリアーフィルム10を剥
離することにより製造される。
第4図に示す感光体は、その構成層の使用材料に関して
は上記第1の感光体の製造方法で記載した材料を同様に
使用できる。またその積層方法についても上記第1の製
造方法で記載した方法に準じて積層することができる。
この第2の方法においては、第1の製造方法同様にシー
ト状に形成した後裁断により感光体形状とし、キャリア
ーフィルムを剥離して形成してもよいが、第3図(ロ)
に示すように、感光体を使用形状に形成しておき、フィ
ルタ層のml雌性を利用して第5図に示すようにサーマ
ルヘッド19によりフィルタ4層のみを感光体l上に熱
転写させてもよい、その際、第3図(イ)に示す積層体
として長尺のものを使用し、移動させつつ連続的にフィ
ルタ層を感光体上面に転写させることにより、フィルタ
付感光体の製造を自動化することができる。
次ぎに、第6図により静電画像記録方法について説明す
る0図中1はフィルタ付感光体、3は電荷保持媒体、1
1は電荷保持層、13は電荷保持媒体電極、15は電荷
保持媒体支持体、17は電源である。
本発明の感光体により静電潜像が形成される電荷保持媒
体3は、電極13上に電荷保持層11を積層することに
より形成され、電荷保持層11は電荷の移動を抑えるた
め高絶縁性の高分子材料からなるものであり、比抵抗で
1014Ω・C11以上の絶縁性を有することが要求さ
れる。また電荷保持層を構成する高分子材料としてはそ
のガラス転移温度が使用環境温度以上であることが必要
である。
このような高分子材料は、樹脂としては熱可塑性樹脂、
或いは熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂、電子線硬化性
樹脂等のエネルギー線硬化樹脂、或いはエンジニアリン
グプラスチック等を使用することができ、熱可塑性樹脂
としては例えば弗素樹脂、例えばポリテトラフルオロエ
チレン、弗素化エチレンプロピレン、テトラフルオロエ
チレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体
、またそれらのディスバージョンタイプ、または変性タ
イプ(コーティングタイプ)、またポリエーテルエーテ
ルケトン樹脂、ポリバラキシリレン等を使用し、電荷保
持媒体電極上にコーティング、蒸着することにより層形
成されるものである。
第6図においては、このような電荷保持媒体3に本発明
の感光体1側から露光を行い電荷保持媒体上に静電潜像
を形成させる態様を示す。
感光体lに対して、10μm程度の空隙を介して電荷保
持媒体3が配置される。!荷保持媒体3は、1鶴厚のガ
ラスからなる電荷保持層支持体15上に1000人厚の
A1電極を蒸着し、この電極上に10μm厚の電荷保持
層11を形成したものである。
まず、同図(イ)に示すように感光体lに対して、lO
μm程度の空隙を介して電荷保持媒体3をセントし、同
図(ロ)に示すように電源17により電極7.13間に
電圧を印加する。暗所であれば光導電層9は高抵抗体で
あるため、電極間には何の変化も生じない、感光体l側
より光がフィルタ4を介して入射すると、光が入射した
部分の光導電層9は導電性を示し、電荷保持層11との
間に放電が生じ、電荷保持層11に電荷が蓄積される。
露光が終了したら、同図(ハ)に示すように電圧をOF
Fにし、次いで同図(ニ)に示すように電荷保持媒体3
を取り出すことにより静電潜像の形成が終了する。
このようにして画像が情報電荷として蓄積された段階で
電荷保持層上に絶縁性保護膜を積層するとよ<  (0
,4μm以下の膜厚であれば保護膜上から記録が可能で
ある)、これにより情報電荷は明所、暗所に関係なく放
電せず長期間保存される。
情報電荷は単に表面に蓄積させる場合もあり、また微視
的には絶縁体表面付近内部に侵入し、その物質の構造内
に電子またはホールがトラップされる場合もあるので長
期間の保存が行われる。
電荷保持媒体への情報入力方法としては、高解像度静電
カメラによる方法、またレーザーによる記録方法がある
。まず高解像度静電カメラは、通常のカメラに使用され
ている写真フィルムの代わりに、感光体と電荷保持媒体
とにより記録部材を構成し、画電極へ電圧を印加し、入
射光に応じて光導電層を導電性として入射光量に応して
電荷保持層上に電荷を蓄積させることにより入射光学像
の静電潜像を電荷蓄積媒体上に形成するもので、機械的
なシャッタも使用しうるし、また電気的なシャッタも使
用しうるちのである。また静電潜像は明所、暗所に関係
なく長期間保持することが可能である。
フィルタ4がプリズムにより光情報を、R,G。
B光成分に分離し、平行光として取り出すカラーフィル
ターの場合には、RSG、B分解した電荷保持媒体3セ
ツトで1コマを形成するか、または1平面上にR,GS
B像を並べて1セツトで1コマとすることにより、カラ
ーを最影することができる。
またレーザーによる記録方法としては、光源としてはア
ルゴンレーザー(514,488nm)、ヘリウム−ネ
オンレーザ−(633nm)、半導体レーザー(780
nm、810nm等)が使用でき、感光体と電荷保持媒
体を面状で表面同志を、密着させるか、一定の間隔をお
いて対向させ、電圧印加する。この場合感光体のキャリ
アの極性と同じ極性に感光体iaiをセットするとよい
、この状態で画像信号、文字信号、コード信号、線画信
号に対応したレーザー露光をスキャニングにより行うも
のである0画像のようなアナログ的な記録は、レーザー
の光強度を変調して行い、文字、コード、線画のような
デジタル的な記録は、レーザー光の0N−OFFIII
IJ御により行う、また画像において網点形成されるも
のには、レーザー光にドントジエネレータ−ON−OF
FM?llをかけて形成するものである。
次ぎに記録された静電画像の再生方法について説明する
第7図は本発明の電荷保持媒体の静電画像再生方法にお
ける電位読み取り方法の例を示す図で、第1図と同一番
号は同一内容を示している。なお、図中21は電位読み
取り部、23は検出電極、25はガード電極、27はコ
ンデンサ、29は電圧計である。
電位読み取り部21を電荷保持媒体3の電荷蓄積面に対
向させると、検出11123に電荷保持媒体3の電荷保
持層11上に蓄積された電荷によって生じる電界が作用
し、検出電極面上に電荷保持媒体上の電荷と等量の誘導
電荷が生ずる。この誘導電荷と逆極性の等量の電荷でコ
ンデンサ27が充電されるので、コンデンサの電極間に
蓄積電荷に応じた電位差が生じ、この値を電圧計29で
読むことによって電荷保持体の電位を求めることができ
る。そして、電位読み取り部21で電荷保持媒体面上を
走査することにより静電潜像を電気信号として出力する
ことができる。なお、検出電極23だけでは電荷保持媒
体の検出電極対向部位よりも広い範囲の電荷による電界
(電気力vA)が作用して分解能が落ちるので、検出電
極の周囲に接地したガード電極25を配置するようにし
てもよい、これによって、電気力線は面に対して垂直方
向を向くようになるので、検出電極23に対向した部位
のみの電気力線が作用するようになり、検出電極面積に
略等しい部位の電位を読み取ることができる。を位読み
取りの精度、分解能は検出電極、ガード電極の形状、大
きさ、及び電荷保持媒体との間隔によって大きく変わる
ため、要求される性能に合わせて最適条件を求めて設計
する必要がある。
また電荷保持媒体における像電荷を、反射防止膜を設け
た電荷保持媒体電極側からレーザー光等を照射し、電気
光学結晶を介して情報として再生してもよい、この場合
電荷保持媒体はその構成材料は透明材料で形成する必要
がある。また電気光学結晶はその光路中に配置するとよ
く、このような電気光学結晶としてはチタン酸バリウム
、タンタル酸リチウム(LiTa0s)等電気光学効果
を有するものを使用するとよい。
第8図は静電画像再生方法の概略構成を示す図で、図中
、61は電位読み取り装置、63は増幅器、65はCR
T、67はプリンタである。
図において、電位読み取り装置61で電荷電位を検出し
、検出出力を増幅器63で増幅してCRT65で表示し
、またプリンタ67でプリントアウトすることができる
。この場合、任意の時に、読み取りたい部位を任意に選
択して出力させることができ、また反復再生することが
可能である。
また静電潜像が電気信号として得られるので、必要に応
じて他の記録媒体への記録等に利用することも可能であ
る。
〔作用及び発明の効果〕
フィルタ付感光体は電荷保持媒体と共に使用され、電圧
を印加しつつ感光体側から露光されることにより、感光
体における光導電層で生成される光キヤリア−(例えば
ホール)が電荷保持媒体との電界に引かれて移動し、光
導電層表面に達し、感光体と電荷保持媒体の空気ギャッ
プで放電現象、または空気層をイオン化する現象を生じ
、フィルタを介した露光パターンを静電荷として電荷保
持媒体に記録させるものである。
本発明は、フィルタ付感光体を製造するに際して、まず
支持体上にフィルタ層、接着剤層を順次積層した第1の
積層体と、キャリアーフィルム上に剥離層を介して光導
電層、透明電極層を積層した第2の積層体とを、第1の
積層体における接着層と第2の積層体における光導電層
とを対向させてラミネートし、次いでキャリアーフィル
ムを剥離することにより製造することにより、ITO電
極、光導電層の蒸着による形成時の加熱によりフィルタ
層の変色、褪色等の影響をさけることができると共に、
フィルタをITO電極上に直接積層するものであるので
、効率よ(フィルタ付感光体を作製することができ、ま
たガラス等の支持体上に積層する場合に比較して支持体
によるスペースロスを無くすことができ、鮮明な静電画
像を電荷保持媒体に与えることができるものである。
また第2の製造方法である、キャリアーフィルム上に剥
離層を介してフィルタ層、接着剤層を順次積層した積層
体と透明支持体上に透明電極層、光導電層を順次積層し
た感光体とを、積層体における接着剤層と感光体におけ
る支持体を対向させてラミネートし、次いで熱転写によ
りフィルタ層を感光体支持体上に転写することにより、
フィルタ層を容易に感光体上に積層することができるし
、また積層体を長尺化しておくと、多数の感光体上を積
層体を移動させつつフィルタ層を転写していくことがで
きるので、効率よくフィルタ付感光体を生産することが
できるものである。
以下、実施例を説明する。
〔実施例1〕 (積層体1の製法) 洗浄済みガラス基板(ltm厚、サイズ3インチφ)上
に重クロム酸アンモニウムをゼラチンに対し10重量%
添加したゼラチン水溶液(固形分20%)を40℃に加
温し、スピンナーコート、2000rpmX30Sでコ
ートした後、水分除去のため90℃オーブンで1時間乾
燥して1μmの膜厚のゼラチン感光層を得た0次にスト
ライプ状のパターンクロムマスク板をマスク面とゼラチ
ン面と合わせ、UV密着露光(水銀灯)をマスク面から
行い、20秒露光後、媒体を取り出し、40℃の水溶液
中に浸積して未露光部分を溶解してネガパターンが形成
された。
オーブン70℃で1時間乾燥してパターンニングが終了
した。
次にパターンゼング済みの媒体をR染色溶液(カヤノー
ルミーリングレッドR3,日本化薬);5g/j!、5
0℃加温水溶液中に3分間浸積した後取り出し、水洗、
スピンナードライ (2000rpm、l03)、乾燥
してパターンゼラチンを赤色に染色した。更に保護膜と
してアクリル樹脂溶液(J S S、日本合成ゴム)を
スピンナーコート2000rpmxlO3でコート後、
150℃30分キユアリングして0.3μmの膜を得た
この工程をパターンクロムマスクの位置をずらしてG、
Hについても同様の方法で繰り返し、最終的にR,G、
 Bが10μmの線幅で並んだ染色型ストライプカラー
フィルターを形成した(G:カヤノールミーリンググリ
ーン5GW、B:カヤノールサイアニン6B、それぞれ
5g/Il水溶液使用) 得られたカラーストライプフィルター層上に、ポリウレ
タン接着側溶液(タケネート、成田薬品製)をスピンナ
ーコー) (1000rpmX30Sし、60℃、lh
r、乾燥後、膜厚3pmの接着層を形成して、積層体■
を作製した。
(積層体2の製法) 一方、50μmのポリエステルフィルムIOCm角(ル
ミラー;パナフク工業)に重剥離用シリコーン樹脂(K
S−831信越シリコーン製)溶液をドクターブレード
4m11でコーテイング後、80℃、lhr、乾燥して
膜厚5μmの剥離層を形成した。
その剥離層上に、PVKlog(亜南香料、ツビコール
210) 、2−4−7 )リニトロフルオレノン1g
、ポリエステル樹脂1g(バイロン200、東洋紡)を
テトラヒドロフラン100g中に溶解した混合液を、ブ
レードコータで8m1lで塗布し、60℃、lhr乾燥
後、膜厚13μmの感光層を得た。
次に感光層上にスパッタ法を使用して、ITO透明導電
膜を約200人形成して積層体2を作製した。
(感光体の作製) 上記積層体1の接着層面と上記積層体2のITO電極面
を合わせ、100℃に加熱したシリコンローララミネー
タ中に通しく20 c m/m i n)、積層体lと
積層体2とを接着させた。冷却後、PETフィルムを剥
離することによって、PETフィルム、剥離層が合成媒
体から剥離し、本発明の感光体を得た。
〔実施例2〕 洗浄済のガラス基板(1auw厚3インチφ)上に中剥
離用のシリコーン樹脂(KS−770、信越シリコン製
)をスピンナーコート11000rp×3O3でコーテ
ィングした後、80℃、lhr乾燥して、膜厚1μmの
剥離層を形成した。
その上に実施例1と同様の材料、方法でカラーストライ
プフィルター層を設けた。
更にフィルター層上に、アクリル酢ビ共重合体(ヘキス
ト合成、10%溶液トルエン)をスビンナーコー)50
0rpmX30Sでコーテイング後、60℃、lhr乾
燥して、3μmの膜厚の接着層を形成して、積層体1を
形成した。
一方ガラス基板(11,5cm角)上に、セレンに対し
テルルが13重量%の割合で混合された金属粒を用い、
蒸着法によりa−Se−TeyI膜を、真空度10−’
Torr、抵抗加熱法でITOガラス電極上に1.5μ
m蒸着した。更に真空度を維持した形で同じく抵抗加熱
法でセレンのみを蒸着してa−3s−Te層上に25μ
mのa−3e層を積層して、積層体2を形成した。
積層体1.2の表面同士を重ね、50℃の加温状態でプ
レスを行った(10気圧、1分)、その後合成媒体を取
り出し、積層体1のガラス基板を!!JI#することで
積層体1のガラスと剥離層が剥離され、目的の感光体が
得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のフィルタ怒光体製造方法で使用する積
層体の断面図、第2図は本発明により製造されるフィル
タ付感光体の断面図、第3図は本発明の他のフィルタ付
感光体製造方法で使用する積層体の断面図、第4図は本
発明の他の製造方法により製造されるフィルタ付感光体
の断面図、第5図は本発明の他の製造方法に使用される
熱転写装置の概略図、第6図は静電画像記録方法を説明
するための図、第7図は直流増幅型の電位読み取り方法
の例を示す図、第8図は静電画像再生の概略構成を示す
図である。 図中1は感光体、3は電荷保持媒体、4はフィルタ、5
は感光体支持体、6は接着剤層、7は感光体電極、8は
剥離層、9は光導電層、10はキャリアーフィルム、1
1は電荷保持層、13は電荷保持媒体電極、15は電荷
保持媒体支持体、17は電源、19はサーマルヘッドを
示す。 箋(I−¥′l Cシ) 哲 り:?−口 モ ク′))図 CP) 第6図 (ハ) ド#==日− つ 喀ケ呪 Cイ、) 第7図 手 続 主甫 正 書 (方式) 発明の名称 フィルタ付感光体の製造方法 3゜ 補正をする者 事件との関係

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明支持体上に透明電極層及び光導電層を順次積
    層した感光体にフィルタ層を設けるにあたり、支持体上
    にフィルタ層、接着剤層を順次積層した第1の積層体と
    、キャリアーフィルム上に剥離層を介して光導電層、透
    明電極層を順次積層した第2の積層体とを、第1の積層
    体における接着層と第2の積層体における光導電層とを
    対向させてラミネートし、次いでキャリアーフィルムを
    剥離することを特徴とするフィルタ付感光体の製造方法
  2. (2)透明支持体上に透明電極層及び光導電層を順次積
    層した感光体にフィルタ層を設けるにあたり、キャリア
    ーフィルム上に剥離層を介してフィルタ層、接着剤層を
    順次積層した積層体と透明支持体上に透明電極層、光導
    電層を順次積層した感光体とを、積層体における接着剤
    層と感光体における支持体を対向させてラミネートし、
    次いでキャリアーフィルムを剥離することを特徴とする
    フィルタ付感光体の製造方法。
  3. (3)上記キャリアーフィルムを剥離するに際して、熱
    転写によりフィルタ層を感光体支持体上に転写すること
    を特徴とする請求項2記載のフィルタ付感光体の製造方
    法。
JP6725089A 1989-03-16 1989-03-18 フィルタ付感光体の製造方法 Pending JPH02245763A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5903296A (en) * 1993-04-26 1999-05-11 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Photoelectric sensor, information recording system and information recording and reproducing method
US6140004A (en) * 1998-10-14 2000-10-31 Imation Corp. Organophotoreceptors for electrophotography featuring novel charge transport compounds

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