JPH02245408A - エンジンのバルブタイミング制御装置 - Google Patents

エンジンのバルブタイミング制御装置

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JPH02245408A
JPH02245408A JP6697189A JP6697189A JPH02245408A JP H02245408 A JPH02245408 A JP H02245408A JP 6697189 A JP6697189 A JP 6697189A JP 6697189 A JP6697189 A JP 6697189A JP H02245408 A JPH02245408 A JP H02245408A
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JP
Japan
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valve
oil
pressure
engine
intake
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JP6697189A
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English (en)
Inventor
Junzo Sasaki
潤三 佐々木
Toshio Nishikawa
西川 俊雄
Hidefumi Fujimoto
英史 藤本
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH02245408A publication Critical patent/JPH02245408A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/02Valve drive
    • F01L1/04Valve drive by means of cams, camshafts, cam discs, eccentrics or the like
    • F01L1/047Camshafts
    • F01L2001/0475Hollow camshafts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/34Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/3442Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
    • F01L2001/34423Details relating to the hydraulic feeding circuit
    • F01L2001/34426Oil control valves
    • F01L2001/34433Location oil control valves

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  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエンジンのバルブタイミング制御装置に関し、
特に油圧が低下する低回転域のときにもバルブタイミン
グの変更を可能にしたものに関する。
〔従来技術〕
従来、過給機付エンジンとして、例えば特開昭61−1
87543号公報及び特開昭61−197720号公報
に開示されるように、吸気通路に機械式過給機を設け、
この過給機をクラッチを介してエンジン出力軸に連結し
、高速高負荷域を中心とする過給領域ではクラッチを接
続して過給機を作動させることによりエンジンを過給し
、その出力を高める一方、上記過給領域以外ではクラブ
、チを分離してエンジンを自然吸気で運転し、燃費の低
減などを図るようにしている。また、エンジンの動弁系
に、ステップモータにより駆動され且つ吸・排気タイミ
ングを可変にするタイミング変更装置を設けて吸・排気
オーバラップ期間を可変にできるようにし、過給領域で
は過給領域以外よりも吸排気オーバラツブ量を大きくし
て燃焼室内の既燃ガスの掃気を促進しノッキングの発生
を抑制するようにしている。
一方、特開昭62−191636号公報には、カムシャ
フトとこのカムシャフトに設けられた回転伝達部材(歯
車やプーリ)との相対位相を油圧アクチエエータで変更
するバルブタイミング変更装置を設け、この油圧アクチ
ュエータへ供給された圧油をリリーフさせるリリーフ通
路に電磁開閉弁を設け、この電磁開閉弁を開閉制御する
ことにより油圧アクチュエータを介してバルブタイミン
グを大きく又は小さく切換えるようにしたエンジンのバ
ルブタイミング制御装置が記載されている。
上記油圧アクチュエータへはエンジンのオイルポンプか
らシリンダブロック及びシリンダヘッドのオイルギヤラ
リを経て加圧オイルが供給され、エンジン回転数が所定
の高回転数以下の回転域では回転数とエンジン負荷をパ
ラメータとしてバルブタイミングが変更される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記油圧アクチュエータを用いたバルブタイミング制御
装置においては、エンジン回転数の低下に応じて加圧オ
イルの油圧も減少していくことから、アイドル時などエ
ンジン回転数が低いときに油圧が著しく低下する。その
結果、低回転状態で加速しバルブタイミングが切換えら
れる場合など、油圧アクチュエータの作動時間が長くな
ったり、作動不能になったりする。
しかし、通常の吸排気オーバラップ量の「小」から「大
」への切換えに応じて点火時期切換のマツプを切換えて
進角量を増したり、空燃比を混合気リッチ側へ変更する
など燃焼制御量を変更するようになっていることから、
上記のように油圧アクチュエータの作動時間が長くなっ
たり或いは作動不能になったりすると、バルブタイミン
グが実際には未だ切換えられていないにも拘らず、燃焼
制御量が変更されてしまうので、ノッキングが発生する
などの問題が起る。
本発明の目的は、低回転域で油圧が低いときに油圧アク
チエエータへ供給される油圧を維持してバルブタイミン
グを変更し得るようなエンジンのバルブタイミング制御
装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るエンジンのバルブタイミング制御装置は、
エンジン回転数の上昇に応じて圧力が増大する潤滑油油
圧の供給を受ける油圧アクチュエータを介して、吸気タ
イミング又は排気タイミングを変更するバルブタイミン
グ変更装置を備え、エンジン回転数が少なくとも低回転
域にあるときにはエンジン回転数をパラメータとせずに
バルブタイミングを変更するようにしたエンジンのバル
ブタイミング制御装置において、エンジン回転数が低回
転域にあるときに油圧アクチエエータへ供給される油圧
を維持する油圧維持手段を設けたものである。
〔作用〕
本発明に係るエンジンのバルブタイミング制御装置にお
いては、油圧維持手段によって、エンジン回転数が低回
転域にあるときに油圧゛アクチエエータへ供給される油
圧が維持されるので、油圧アクチエエータが作動可能な
状態に維持され、バルブタイミングの変更が可能となる
〔発明の効果〕
本発明に係るエンジンのバルブタイミング制御装置によ
れば、上記〔作用〕の項に説明したように、油圧維持手
段を設けたことにより、エンジン回転数が低回転域にあ
るときにもバルブタイミング変更装置を確実に作動させ
て、バルブタイミングを変更することが可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
本実施例は、自動車の各気筒吸気2弁排気2弁タイプの
過給機付エンジンに本発明を適用した場合の一例である
第1図に示すように、エンジンEの4個の気筒1の各気
筒1には吸気弁2aで開閉される吸気ポート2と排気弁
3aで開閉される排気ポート3とが設けられ、8個の吸
気弁2aは吸気用カムシャフト4で駆動され、8個の排
気弁3aは排気用カムシャフト5で駆動される。これら
カムシャフト4・5は後述のようにクランク軸プーリ6
に連動連結されている。
エンジンEの吸気通路10には上流側から順にエアクリ
ーナ1)とエアフロメータ12とスロットル弁13と機
械式過給機14とサージタンク16とが介設され、サー
ジタンク16は各分岐吸気管17で吸気ボート2に接続
されている。また、各吸気ポート2に向けて燃料を噴射
するインジェクタ15が分岐管17に装着されている。
上記スロットル弁13はアクセルペダルに連結され、ス
ロットル弁13にはその開度を電気的に検出するスロッ
トル開度センサ18とその全閉時に閉成されるアイドル
スイッチ(図示路)とが設けられている。上記過給@1
4をバイパスするバイパス通路19が設けられ、バイパ
ス通路19にはバイパス弁20が介設され、バイパス弁
20は負圧導入路22を介してブースト負圧が導入され
るアクチュエータ21で駆動される。そして、このバイ
パス弁20のバルブ開度の特性は第5図のようになって
いる。
上記過給機14の入力軸14aには電磁クラッチ25が
介装され、入力軸14aのプーリ26はクランク軸ブー
I75にベルトやチェーンで連動連結されている。
上記電磁クラッチ25と後述の吸排気オーバラップ量を
大小切換える為のバルブタイミング変更機構30のオー
バラップ切換用ソレノイド31などを制御するコントロ
ールユニット27が設けられ、このコントロールユニッ
ト27へはエアフローメータ12からの信号とスロット
ル開度センサ18からの信号とアイドルスイッチからの
信号とディストリビュータからのエンジン回転数信号N
と後述の油圧センサ55からの信号などが人力されてい
る。
次に、第2図・第3図に基いてバルブタイミング変更機
構30について説明する。
このエンジンの動弁装置において、排気用カムシャフト
5の端部には筒状のスペーサ32が固着され、スペーサ
32の外側に駆動用プーリ7が装着されている。このプ
ーリ7はボス部34の先端においてスペーサ32の先端
外周に摺接し、そのボス部34の基端側は排気用カムシ
ャフト5に回転自在に装着された筒状の連結部材35に
固定されている。上記連結部材35はシリンダヘッド3
6の軸受部36Aに回転自在に枢支され、この連結部材
35の他端には第1ギヤ8がスプライン結合されロック
ナツト37によって固定されている。
この第1ギヤ8には吸気用カムシャフト4の先端に固定
された第2ギヤ9が噛合連結されている。
プーリ7のボス部34の内側には、スペーサ32との間
に環状のピストン38が組み込まれている。ピストン3
8は軸方向に二分割された構造で、両分割部は円周方向
に等間隔で配置された複数のビン39によって相互に固
定されている。ピストン38の内側及び外側には互いに
逆方向のヘリカルスプライン40・41が形成されてい
る。ピストン38の内側のスプライン40に対してスペ
ーサ32の外周にヘリカルスプライン42が形成され、
ピストン38の外周のヘリカルスプライン41に対して
プーリ7のボス部34内周にヘリカルスプライン43が
形成されている。ピストン38は連結部材35の端面と
の間に装着されたスプリング44により先端側に付勢さ
れている。
排気用カムシャフト5には、軸心に沿ってオイル通路4
5が形成されている。筒状のスペーサ32は止め部材4
6を介し固定ポルト47によって排気用カムシャフト5
に固定されている。この画定ボルト47にはオイル通路
45に連通ずる軸方向の貧通穴48が設けられている。
ブーIJ Tのボス部34の先端には、ピストン38の
頭部に面して、オイル通路45からの油圧を導く圧力室
49が設けられている。
上記排気用カムシャフト5の他端部は、シリンダヘッド
36の軸受部36Bに回転自在に枢支され、その枢支孔
50の端部はプラグ51により閉塞されている。
第2図・第3図に示すように、オイル通路45へ油圧を
供給したりオイル通路45の油圧を排出したりする為、
上記枢支孔50の側方においてシリンダヘッド36には
オーバラップ切換ソレノイド31により切換操作される
切換弁52が組込まれ、第3図のようにソレノイド31
がOFFのときには切換弁52は排出位置となってオイ
ル通路45がドレン通路53に接続され、ソレノイド3
1がONのときには切換弁52は供給位置となってオイ
ル通路45が油圧供給路54(オイルギャラリイ)に接
続される。油圧供給路54へはクランク軸で駆動される
潤滑油ポンプから加圧されたオイルが供給されるが、こ
の油圧はエンジン回転数の増加に応じて第6図のような
特性にて増加する。
上記油圧供給路54には鋼球56とスプリング57とか
らなる逆止弁58であって上流側からオイル通路45の
方向へのみ圧油の流通を許す逆止弁58 (これは、油
圧維持手段に相当する)が介装されている。更に、逆止
弁58よりも下流側の油圧供給路59には圧力室49及
びオイル通路45などに充填されている圧油の油圧を検
出する油圧センサ55が設けられ、油圧センサ55の検
出油圧信号はコントロールユニット27へ入力されてい
る。
即ち、切換ソレノイド31をONにして切換弁52を供
給位置に切換えると、オイル通路45を介して上記圧力
室49に油圧が供給されスプリング44を圧縮してピス
トン38が軸方向に移動する。その結果、このピストン
38の内周及び外周に形成された逆方向のスプライン4
0・41と嵌合するスペーサ32及びブーI77は、一
方が他方に対して相対的に回転する。これにより、スペ
ーサ32と一体の排気用カムシャフト5とプーリ7との
相対的位相が変わる。
後述のように、オーバラップ大領域では、オイル通路4
5へ油圧が供給されるので、第4図に示すように排気弁
閉時期が遅れ側に移行し、吸気弁開時期は変化しないの
で、吸排気のオーバラップ量が大きくなる。一方、オー
バラップ小領域では、オイル通路45の油圧が排出され
、ピストン38はスプリング44の弾性力で復帰するの
で、オーバラップ量が小さくなる。
上記切換ソレノイド31がONつまり切換弁52が供給
位置にあって吸排気オーバラップ量が「大」の状態から
、エンジン回転数Nの低下により潤滑油ポンプの吐出圧
が低下しても逆止弁58の作用により圧力室49及びオ
イル通路45の油圧は低下せず維持される。
上記コントロールユニット27 ハ、A/D ’Rm器
、波形整形回路、入出力インクフェイス、マイクロコン
ピュータ及び複数の駆動回路などを備えた一般的な構成
のもので、上記マイクロコンピュータのROMにはエン
ジンEの運転状態に応じて電磁クラッチ25を制御する
プログラムPA、運転状態に応じて切換ソレノイド31
を介して吸排気オーバラップ量を大きく又は小さく切換
える吸排気オーバラップ量制御のプログラムPB、及び
その他点火時期制御や燃料噴射制御のプログラムなどが
予め入力格納されている。
第6図は、エンジンEの潤滑油ポンプから吐出されるオ
イル油圧の特性図であり、この油圧はエンジン回転数N
の低下に応じて低下していくことから、エンジン回転数
Nが低回転域の所定回転数N1より低くなると、バルブ
タイミング変更機構30のピストン38が作動するのに
必要な最低作動油圧P0よりも油圧が低下する。従って
、所定回転数N1以下で切換ソレノイド31をOFFか
らONに切換えても吸排気オーバラップを「小」から「
大」に切換えることは出来ない。但し、圧力室49に2
0以上の油圧が一旦充填されると、切換ソレノイド31
をOFFに切換えない限り逆止弁58の作用により油圧
が維持されるので、吸排気オーバラップ量を「大」に維
持することが出来る。
第7図は、上記プログラムPA −PBにテーブルやマ
ツプにて含まれる各種領域の説明図であり、曲線aと直
線すの内側の領域AとBは切換ソレノイド31をOFF
に保持してオイル通路45の油圧を抜き吸排気オーバラ
ップ量を「小」に保持するオーバラップ小領域、曲線a
と直線すの外側の領域CとDは切換ソレノイド31をO
Nに保持してオイル通路45に油圧を供給し油圧が20
以上であれば吸排気オーバラップ量を「大」に保持する
オーバラップ大領域、折線dの外側の領域は過給機14
を作動させて過給する電磁クラッチON領域(過給領域
)である。但し、領域Cは切換ソレノイド31をONに
保持するオーバラップ大領域に含まれるものの、エンジ
ンEの運転状態が領域Cに入っていても、圧力室49の
油圧がPoより低いときにはピストン38はスプリング
44で押し戻されるので吸排気オーバラップ量が「小」
となり、また圧力室49の油圧が20以上のときには吸
排気オーバランプ量が「大」となる。尚、直線eより低
負荷側の領域でバイパスバルブ20は全開であり、直線
eより高負荷側へ移行するのに応じてバイパスバルブ2
0の開度が減少し、所定の高負荷以上になると全閉とな
る(第5図参照)。
一方、点火時期制御の制御プログラムに付随させてRO
Mには点火時期ベース進角量のマツプがエンジン回転数
Nと負荷とをパラメータとして設定されているが、オー
バラップ大川の点火時期マツプIGMap (1)とオ
ーバラップ小用の点火時期マツプI GMa p (I
I)とが格納され、IGMap (1)はIC;Map
 (II)に比較して全体的に進角させてあり、第7図
の領域AとCにおけるある一定回転数のときの点火時期
ベース進角量は第8図のようになっている。
次に上記制御プログラムPBのルーチンの概要について
第9図に基いて説明する。尚、図中5t(i=1.2.
3・・・)は各ステップを示し、このルーチンは所定時
間毎の割込み処理或いはクランク軸1回転毎に図示外の
クランク角センサから出力されるクランク角信号の入力
毎に割込み処理で実行される。
第9図は切換ソレノイド31を含むバルブタイミング変
更機構30を介して吸排気オーバラップ量を制御すると
ともに点火時期制御の為に点火時期マツプを選択するル
ーチンであり、制御開始後エンジン回転数Nと吸入空気
量Q油圧センサ55で検出された油圧Pが読込まれ、運
転状態がオーバラップ大領域(第7図の領域CとD)か
否か判定され(S2)、Yesのときには切換ソレノイ
ド31がONに制御され(S3)、オイル通路45へ油
圧が供給され、バルブタイミング変更機構30によって
吸排気オーバラップ量が「大」 (第4図に点線で図示
)に切換えられる。S2の判定の結果オーバラップ大領
域でなくオーバラップ小領域のときには、切換ソレノイ
ド31がOFFに制御され(36)、オイル通路45の
油圧が排出され、タイミング変更機構30によって吸排
気オーバラップ量が「小」に切換えられる。S3の次に
、圧力室49の油圧Pが最低作動油圧20以上か否か判
定され(34)、P≧P0のときには圧力室49の油圧
Pが高くピストン38がスプリング44に抗して作動し
、吸排気オーバラップ量が「大」に確実に切換えられる
ので、オーバラップ大川の点火時期マツプI GMa 
p (1)選択信号が点火時期制御装置へ出力される(
S5)。これに対して、運転状態がオーバラップ小領域
(第7図の領域AとB)のときにはS6を経てオーバラ
ップ小用の点火時期マツプI GMa p (n)選択
信号が点火時期制御装置へ出力される(S7)。
更に、運転状態がオーバラップ大領域であってもS4の
判定の結果P<PoのときにはS7へ移行し、オーバラ
ップ小用の点火時期マツプIGMap (U)選択信号
が点火時期制御装置へ出力される。上記ルーチンの実行
後メインルーチンへ復帰する。
ここで、上記バルブタイミング制御装置の作用について
説明する。
運転状態が領域りにあるときには切換ソレノイド31が
ONに保持され、油圧P>Poでピストン38がスプリ
ング44に抗して作動し得るので吸排気オーバラップ量
が「大」に維持される。゛従って、点火時期マツプIG
Map(1)が選択される。運転状態が領域りから領域
Cへ移行したときには切換ソレノイド31がONに保持
され、逆止弁58により圧力室49の油圧Pが20以上
に維持されるので、ピストン38は作動位置を保持し吸
排気オーバラップ量が「大」に保持される。
従って、運転状態が領域CにあってもP≧P、のときに
は点火時期マツプIGMap(I)が選択される。
一方、運転状態が6i HAとBにあるときには切換ソ
レノイド31がOFFに保持され、吸排気オ−バラツブ
量が「小」に保持される。従って、点火時期マツプIC
Map (II)が選択される。運転状態が負荷の増加
により領域Aから領域Cへ移行したときには、切換ソレ
ノイド31がONに切換えられるが、油圧PがPoより
低いのでピストン38はスプリング44に抗して作動せ
ず吸排気オーバラップ量が「小」のままである。従って
、運転状態が領域CにあってもP<Poのときには点火
時期マツプIGMap  (n)が選択される。
上記のように、圧力室49の油圧Pを検出し、その油圧
Pに基いてバルブタイミング変更機構30の作動状態を
判定し、実際の吸排気オーバランプ量の「大」・「小」
に応じて点火時期マツプを選択するようにしたので、低
油圧に起因するバルブタイミング変更機構30の不作動
時にも点火時期を誤制御することがない。
尚、上記制御ルーチンに変更を加え、運転状態が領域り
から領域Cへの移行が、領域Aから領域Cへの移行かを
判断し、その判断に従って点火時期マツプを決定するよ
うにすることも出来る。
く第2実施例〉・・・第10図参照 この実施例のものは、潤滑油ポンプの吐出圧が低下する
低回転域で補助油圧ポンプ63を駆動し、前記20以上
の油圧を維持しようとするものである。
第10図に示すように、前記油圧センサ55が省略され
、逆止弁58よりも下流側の油圧供給路54の部分に連
なる第2油圧供給路65が形成され、この第2油圧供給
路65には鋼球66とスプリング67とからなる第2逆
止弁68であって油圧供給路54の方へのみ流通を許す
第2逆止弁68が設けられ、第2油圧供給路65へ最低
作動油圧P0よりも高い油圧を供給する補助油圧ポンプ
69 (これが、油圧維持手段に相当する)が設けられ
、補助油圧ポンプ69はモータ70で駆動され、モータ
70はコントロールユニット27により制御される。
エンジンEの運転状態が前記領域Cにあるときに、モー
タ70が駆動され、補助油圧ポンプ69から油圧供給路
54を介してオイル通路45へ油圧が供給されるので、
圧力室49の油圧はPoより高く維持され、バルブタイ
ミング変更機構30のピストン38の進出作動により吸
排気オーバラップ量が「大」に保持される。
従って、運転状態が前記領域Cにあるときには常に点火
時期マツプIGMap (1)を選択するものとする。
上記以外の構成については前記実施例と同様なので説明
を省略する。
〈第3実施例〉・・・第1)図参照 本実施例のエンジンのバルブタイミング制御装置は、前
記バルブタイミング変更機構30へ圧油を供給する供給
系と圧油を排出する排出系に次のような変更を加えたも
のであり、これら以外の点については前記実施例と同様
なので、同−又は同様の機能のものに同一符号を付して
説明を省略する。
第1)図に示すように、枢支部36Bに設けられた前記
切換ソレノイド31と切換弁52と逆止弁58とが取除
かれ、排気用カムシャフト5の端部側でオイル通路45
の端部に臨むリリーフ弁体61とこのリリーフ弁体61
を開閉制御するリリーフ用ソレノイド62とからなるリ
リーフ弁6゜が設けられている。リリーフ弁60が開弁
されると、オイル通路45の油圧の一部は枢支孔5oの
端部からドレン通路53へ流れるので圧力室49の油圧
が低下する。
油圧供給路54はシリンダヘッド36の枢支部36A内
に形成されてシリンダヘッド36のオイルギヤラリに接
続され、オイルギヤラリから加圧オイルが供給される。
この油圧供給路54は排気用カムシャフト5の環状溝5
4aと通孔54bとでオイル通路45に連通されている
。更に、油圧供給路54には鋼球56とスプリング57
とからなる逆止弁58が介設され、逆止弁58より下流
側で油圧供給路54の油圧を検出する油圧センサ55が
設けられ、油圧センサ55の検出信号はコントロールユ
ニット27へ入力されている。
エンジンEの運転状態がオーバラップ小領域にあるとき
には、リリーフ用ソレノイド62がOFFに保持されて
開弁し、またオーバランプ大領域になるとリリーフ用ソ
レノイド62がONに切換えられて閉弁する。
このバルブタイミング制御装置は、第1実施例のものと
基本的に同様に作用し、運転状態がオーバラップ大領域
のときでも検出油圧Pが最低作動油圧P0より低いとき
には点火時期マツプIGMap(II)を選択するよう
になっている。
尚、上記実施例では排気用カムシャフト5にバルブタイ
ミング変更機構30を組込んだが、これを吸気用カムシ
ャフト4に組込み、排気弁のタイミングを固定し吸気弁
のタイミングを変えることにより吸排気オーバラップ量
を変えるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は過給機付
エンジンの要部構成図、第2図はバルブタイミング変更
機構の断面図、第3図は切換弁の断面図、第4図はバル
ブタイミングの説明図、第5図はバイパスバルブの開度
特性図、第6図は加圧オイル油圧特性図、第7図はオー
バラップ大領域及びオーバラップ量小領域等の説明図、
第8図は点火時期ベース進角量の特性図、第9図は吸排
気オーバラップ量制御のルーチンのフローチャート、第
10図は第2実施例に係る第3図相当図、第1)図は第
3実施例に係る第2図相当図である。 4・・吸気用カムシャフト、 5・・排気用カムシャフ
ト、 27・・コントロールユニット、30・・バルブ
タイミング変更機構、 31・・切換ソレノイド、  
38・・ピストン、  49・・圧力室、 58・・逆
止弁、  60・・す1,1−フ弁、 68・・逆止弁
、 69・・補助油圧ポンプ、  70・・モータ。 第5図 第6図 第7図 第8図 手続補正書(斌) 1.1材牛の耘 平成 1年特許願第66971号 2、発明の名称 エンジンのバルブタイミング制御装置 3゜ 4゜ 補正をする者 舅牛との鼾  特許出願人 住 所  広脚帖隅■俯中頃也3番1号名 称  (3
13)  マツダ株式会社イ懐者 古田徳昌

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジン回転数の上昇に応じて圧力が増大する潤
    滑油油圧の供給を受ける油圧アクチュエータを介して、
    吸気タイミング又は排気タイミングを変更するバルブタ
    イミング変更装置を備え、エンジン回転数が少なくとも
    低回転域にあるときにはエンジン回転数をパラメータと
    せずにバルブタイミングを変更するようにしたエンジン
    のバルブタイミング制御装置において、 エンジン回転数が低回転域にあるときに油圧アクチュエ
    ータへ供給される油圧を維持する油圧維持手段を設けた
    ことを特徴とするエンジンのバルブタイミング制御装置
JP6697189A 1989-03-17 1989-03-17 エンジンのバルブタイミング制御装置 Pending JPH02245408A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03225005A (ja) * 1990-01-30 1991-10-04 Atsugi Unisia Corp 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP2010255533A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Toyota Motor Corp 可変バルブタイミング装置
WO2014155967A1 (ja) * 2013-03-29 2014-10-02 マツダ株式会社 エンジンのオイル供給装置

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JP2014199011A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 マツダ株式会社 エンジンのオイル供給装置
US10233797B2 (en) 2013-03-29 2019-03-19 Mazda Motor Corporation Oil supply device for engine

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