JPH0224509A - 傾斜センサ - Google Patents
傾斜センサInfo
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- JPH0224509A JPH0224509A JP17254188A JP17254188A JPH0224509A JP H0224509 A JPH0224509 A JP H0224509A JP 17254188 A JP17254188 A JP 17254188A JP 17254188 A JP17254188 A JP 17254188A JP H0224509 A JPH0224509 A JP H0224509A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H35/00—Switches operated by change of a physical condition
- H01H35/02—Switches operated by change of position, inclination or orientation of the switch itself in relation to gravitational field
- H01H35/022—Switches operated by change of position, inclination or orientation of the switch itself in relation to gravitational field the switch being of the reed switch type
Landscapes
- Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
- Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、ある物体が傾斜したとき、あるいは横方向に
振動して加速度を生じたとき、それら傾斜や加速度の有
無を検出する傾斜センサに関するものである。
振動して加速度を生じたとき、それら傾斜や加速度の有
無を検出する傾斜センサに関するものである。
(従来の技術)
本発明者らは、先に、ある物体が傾斜したとき、その傾
斜した状態を検出する傾斜センサを提案した(実開昭6
3−70017号公報参照)、まず、その従来例につい
て説明する。
斜した状態を検出する傾斜センサを提案した(実開昭6
3−70017号公報参照)、まず、その従来例につい
て説明する。
第1O図において、1は非磁性体の5例えばアルミニウ
ムのケースであり、その中空部は、第11図に示したよ
うに、中心部の第1の底面が円形の平面2a、その周囲
が前記平面2aとは予め定められた角度θを有する第2
の底面である環状の倒立截頭円錐面2bからなる底部2
を有する。なお、第11図(a)は第11図(b)のA
−A断面を示している。
ムのケースであり、その中空部は、第11図に示したよ
うに、中心部の第1の底面が円形の平面2a、その周囲
が前記平面2aとは予め定められた角度θを有する第2
の底面である環状の倒立截頭円錐面2bからなる底部2
を有する。なお、第11図(a)は第11図(b)のA
−A断面を示している。
3は略円板状の永久磁石であり、その表面に磁性流体4
が被着している。磁性流体4は、50〜150人の金属
磁性粉(コバルト、鉄、ニッケル等)を比較的粘性の低
い液体(例えばケロシン、水)に分散したものであり、
一般には界面活性剤を添加する。
が被着している。磁性流体4は、50〜150人の金属
磁性粉(コバルト、鉄、ニッケル等)を比較的粘性の低
い液体(例えばケロシン、水)に分散したものであり、
一般には界面活性剤を添加する。
5は永久磁石3の天地が入れ替わらないように底部2か
ら所定の高さの位置に配置されたカバー6は取付台、7
はケース1の底部の外側に配置された非直線性磁気感応
素子としてのリードスイッチで、一方のリード7aの端
部が底部2の中央部に近く位置し、他方のり一ド7bの
端部が底部から遠くに位置するようになっている。
ら所定の高さの位置に配置されたカバー6は取付台、7
はケース1の底部の外側に配置された非直線性磁気感応
素子としてのリードスイッチで、一方のリード7aの端
部が底部2の中央部に近く位置し、他方のり一ド7bの
端部が底部から遠くに位置するようになっている。
次に、この従来例の動作を説明する。第11図の状態は
ケース1が傾いていないときの状態であり、底部中央部
の平面2aが水平になっている。このとき、永久磁石3
は平面2a上にあるため、リードスイッチ7の一方のり
−ド7aの端部が永久磁石3に接近した状態となり、こ
のためリード7aの端部が永久磁石の磁気に影響され、
図ではN極に帯磁し、他端(リードスイッチの中央部)
がS極となる。さらに、そのS極に接近している他方の
り−ド7bの端がN極に帯磁するため、両リードは互い
に吸引し合って接続することになる。つまり、リード7
a及び7bに接続された回路があれば。
ケース1が傾いていないときの状態であり、底部中央部
の平面2aが水平になっている。このとき、永久磁石3
は平面2a上にあるため、リードスイッチ7の一方のり
−ド7aの端部が永久磁石3に接近した状態となり、こ
のためリード7aの端部が永久磁石の磁気に影響され、
図ではN極に帯磁し、他端(リードスイッチの中央部)
がS極となる。さらに、そのS極に接近している他方の
り−ド7bの端がN極に帯磁するため、両リードは互い
に吸引し合って接続することになる。つまり、リード7
a及び7bに接続された回路があれば。
その回路は閉成されることになる。
次に、第12図のようにケースが一方へ傾いたとする。
しかし、その傾きが小さいときは、円錐面2bはまだ水
平面Xに対しである角度で上り面となっているので、永
久磁石3は中央平面部付近にあり、従って、リードスイ
ッチ7のリード7aは永久磁石の磁気の影響を受け、両
リードは接続状態を保持している。
平面Xに対しである角度で上り面となっているので、永
久磁石3は中央平面部付近にあり、従って、リードスイ
ッチ7のリード7aは永久磁石の磁気の影響を受け、両
リードは接続状態を保持している。
第13図(a)、 (b)に示したように、ケース1が
さらに傾いて、略中央部の平面2aと円錐面2bとのな
す角度θ(実際には磁性流体の粘性があるために、第1
3図(C)のようにθより少し大きい角度)傾いて円錐
面2bが下り面となると、永久磁石3はその自重により
中央部平面2aから円錐面2bに急速に完全に移る。即
ち、中央部の平面2aに対して永久磁石3の位置が非直
線的動作で変わる。この永久磁石の移動時には、磁性流
体4が潤滑油の作用をするので、移動に対する抵抗は非
常に小さく、底部の最も低い部位へ容易に移動すること
ができ、る、このとき、リードスイッチ7の一方のり−
ド7aの端部は、永久磁石3の磁気の実質的影響範囲か
ら急速に、即ち非直線的動作で外部へ出ることになり、
帯磁は実質的になくなり、その結果、リード7aと7b
とは磁気的吸引力が実質的に消滅し、スイッチが開くこ
とになる。
さらに傾いて、略中央部の平面2aと円錐面2bとのな
す角度θ(実際には磁性流体の粘性があるために、第1
3図(C)のようにθより少し大きい角度)傾いて円錐
面2bが下り面となると、永久磁石3はその自重により
中央部平面2aから円錐面2bに急速に完全に移る。即
ち、中央部の平面2aに対して永久磁石3の位置が非直
線的動作で変わる。この永久磁石の移動時には、磁性流
体4が潤滑油の作用をするので、移動に対する抵抗は非
常に小さく、底部の最も低い部位へ容易に移動すること
ができ、る、このとき、リードスイッチ7の一方のり−
ド7aの端部は、永久磁石3の磁気の実質的影響範囲か
ら急速に、即ち非直線的動作で外部へ出ることになり、
帯磁は実質的になくなり、その結果、リード7aと7b
とは磁気的吸引力が実質的に消滅し、スイッチが開くこ
とになる。
以上の説明から明らかなように、この従来例においては
、ケースがある所定の角度以上傾いたとき、リードスイ
ッチは急速に、即ち非直線的動作で開となり、これによ
って、ケースがある所定の角度以上に傾いたことを明確
に検出することができる。また、ケースの傾きが元に戻
れば、永久磁石も中央平面部に急速に戻り、リードスイ
ッチが急速に、即ち非直線的動作で閉じる。
、ケースがある所定の角度以上傾いたとき、リードスイ
ッチは急速に、即ち非直線的動作で開となり、これによ
って、ケースがある所定の角度以上に傾いたことを明確
に検出することができる。また、ケースの傾きが元に戻
れば、永久磁石も中央平面部に急速に戻り、リードスイ
ッチが急速に、即ち非直線的動作で閉じる。
しかし、上記構成の従来例の場合、永久磁石3がリード
スイッチ7のリードに吸引されてケースが傾斜したとき
の永久磁石の動きが若干にぶくなるなどの問題があり、
二扛を改良するために、リードスイッチと同軸的に環状
の第2の永久磁石を配置し、かつ極性がケース内の永久
磁石と互いに逆方向になるようにした傾斜センサも提案
されている(特願昭62−153337号)。
スイッチ7のリードに吸引されてケースが傾斜したとき
の永久磁石の動きが若干にぶくなるなどの問題があり、
二扛を改良するために、リードスイッチと同軸的に環状
の第2の永久磁石を配置し、かつ極性がケース内の永久
磁石と互いに逆方向になるようにした傾斜センサも提案
されている(特願昭62−153337号)。
(発明が解決しようとする課WA)
ところで、ケース内に収容されている永久磁石は、ある
程度の重量を有することが、傾斜に対してより速く応答
するために必要である。何故ならば、重量Wが大きいと
いうことは、ケースがαだけ傾斜したとき永久磁石が傾
斜した底面に沿って移動しようとする分力W s L
nαも大きくなり、従って、移動を阻止しようとする種
々の力、即ち、前記のリードスイッチのリードとの吸引
力、磁性流体の粘性や表面張力などに容易に打ち勝つこ
とができるからである。
程度の重量を有することが、傾斜に対してより速く応答
するために必要である。何故ならば、重量Wが大きいと
いうことは、ケースがαだけ傾斜したとき永久磁石が傾
斜した底面に沿って移動しようとする分力W s L
nαも大きくなり、従って、移動を阻止しようとする種
々の力、即ち、前記のリードスイッチのリードとの吸引
力、磁性流体の粘性や表面張力などに容易に打ち勝つこ
とができるからである。
また、磁性流体4は、永久磁石3の移動に対して潤滑油
の作用するが、具体的には、永久磁石が磁性流体を吸引
することにより、磁性流体が永久磁石とケース底面との
間に入り込んで被着し、その被着力が永久磁石を浮上さ
せる力となる。そして永久磁石がケース底面から浮上さ
れた状態のまま、ケースの傾斜や振動に応じて移動する
ことになるが、その移動するときの摩擦抵抗は、磁性流
体とケース底面との間だけに生じるので、極めて小さい
。そこで、磁性流体が必要な箇所は永久磁石とケース底
面との間のみでよいが、実際は永久磁石全体を覆うよう
に付着するので、上面や側面部に付着した磁性流体は無
駄である。
の作用するが、具体的には、永久磁石が磁性流体を吸引
することにより、磁性流体が永久磁石とケース底面との
間に入り込んで被着し、その被着力が永久磁石を浮上さ
せる力となる。そして永久磁石がケース底面から浮上さ
れた状態のまま、ケースの傾斜や振動に応じて移動する
ことになるが、その移動するときの摩擦抵抗は、磁性流
体とケース底面との間だけに生じるので、極めて小さい
。そこで、磁性流体が必要な箇所は永久磁石とケース底
面との間のみでよいが、実際は永久磁石全体を覆うよう
に付着するので、上面や側面部に付着した磁性流体は無
駄である。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、永久磁石
に所要の重量を与えて傾斜に対する応答を速くし、かつ
無駄な磁性流体の付着をなくするようにした傾斜センサ
を提供することを目的とするものである。
に所要の重量を与えて傾斜に対する応答を速くし、かつ
無駄な磁性流体の付着をなくするようにした傾斜センサ
を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために1本発明は、ケース内に収容
する永久磁石に所要の重さを有するキャップを被せるも
のである。また、このキャップを磁性体で構成し、かつ
そのキャップを、永久磁石の上面と、側面の底面近傍に
至るまでの大部分を覆うような形状にするものである。
する永久磁石に所要の重さを有するキャップを被せるも
のである。また、このキャップを磁性体で構成し、かつ
そのキャップを、永久磁石の上面と、側面の底面近傍に
至るまでの大部分を覆うような形状にするものである。
(作 用)
永久磁石に所要の重量を与えることにより、傾斜に対す
る応答速度が速くなり、また、永久磁石の不必要な箇所
への磁性流体の付着をなくしてコストを低減し、さらに
、キャップを磁性体で構成することにより、そのキャッ
プがヨークとして作用し、従って、永久磁石の底面部に
磁束が集中し。
る応答速度が速くなり、また、永久磁石の不必要な箇所
への磁性流体の付着をなくしてコストを低減し、さらに
、キャップを磁性体で構成することにより、そのキャッ
プがヨークとして作用し、従って、永久磁石の底面部に
磁束が集中し。
漏洩磁束が大幅に減少するので、磁気感応素子への磁気
的影響力が強くなり、結果的に小型化を可能にする。
的影響力が強くなり、結果的に小型化を可能にする。
(実施例)
以下、図面を参照して実施例を詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例の断面を、第2図は。
その上面、側面及び底面を、第3図は、各構成部材をそ
れぞれ示したものである。第1図ないし第3図において
、11は非磁性体の、例えばアルミニウムのケースで、
ケース本体11aと蓋11bとはフランジ部がいわゆる
金属間冷間圧接法により気密状に結合されている(この
詳細については特願昭62−328279号に開示)、
12はケース底部である。
れぞれ示したものである。第1図ないし第3図において
、11は非磁性体の、例えばアルミニウムのケースで、
ケース本体11aと蓋11bとはフランジ部がいわゆる
金属間冷間圧接法により気密状に結合されている(この
詳細については特願昭62−328279号に開示)、
12はケース底部である。
13はケース11の内部に収容された円板状の永久磁石
であり、キャップ15を被せである。このキャップ・1
5は、磁性体から構成されており、その頂部には円錐形
の突起15aを有する。また内部には、必要に応じて円
板状の鍾15bを入れてもよい、14は永久磁石13の
底面に付着した磁性流体である。16は取付台であり、
樹脂成形品からなる。
であり、キャップ15を被せである。このキャップ・1
5は、磁性体から構成されており、その頂部には円錐形
の突起15aを有する。また内部には、必要に応じて円
板状の鍾15bを入れてもよい、14は永久磁石13の
底面に付着した磁性流体である。16は取付台であり、
樹脂成形品からなる。
17はケース底部12の外側に配置、固定され、永久磁
石13の磁気を感知する磁気感応素子としてのリードス
イッチであり、スイッチホルダ18に保持されている。
石13の磁気を感知する磁気感応素子としてのリードス
イッチであり、スイッチホルダ18に保持されている。
スイッチホルダ18は、樹脂成形品からなり、リードス
イッチ17の他に、リードスイッチ17と同軸的に配置
されその極性がケース内の永久磁石13の極性方向と逆
になるように着磁された環状の永久磁石19も保持して
いる(この第2の永久磁石の作用効果については、特願
昭62−153337号に開示されている)。スイッチ
ホルダ18におけるリードスイッチ17及び環状の永久
磁石19の組み込みは、まず、スイッチホルダ18の上
部から上端子20を挿入し、下部からリードスイッチ1
7、環状の永久磁石19.下ホルダ21を挿入した後、
上端子20の脚部先端を折り曲げて固定する。リードス
イッチ17のリードの接続は、一方が上端子20の上部
孔20a部分で半田付けされ、他方が下ホルダz1の下
面中央部に配置された下端子22と半田付けされる。な
お、外部引出リード線23a、23bは上端子20の脚
折曲部と下端子22とにそれぞれ半田付けされる。
イッチ17の他に、リードスイッチ17と同軸的に配置
されその極性がケース内の永久磁石13の極性方向と逆
になるように着磁された環状の永久磁石19も保持して
いる(この第2の永久磁石の作用効果については、特願
昭62−153337号に開示されている)。スイッチ
ホルダ18におけるリードスイッチ17及び環状の永久
磁石19の組み込みは、まず、スイッチホルダ18の上
部から上端子20を挿入し、下部からリードスイッチ1
7、環状の永久磁石19.下ホルダ21を挿入した後、
上端子20の脚部先端を折り曲げて固定する。リードス
イッチ17のリードの接続は、一方が上端子20の上部
孔20a部分で半田付けされ、他方が下ホルダz1の下
面中央部に配置された下端子22と半田付けされる。な
お、外部引出リード線23a、23bは上端子20の脚
折曲部と下端子22とにそれぞれ半田付けされる。
24はケース11部分の全体を覆うように取付台16の
上部から嵌着されたシールドケース、25はリードスイ
ッチ17の下部を覆うように取付台16の底部に配置さ
れたシールド板である。
上部から嵌着されたシールドケース、25はリードスイ
ッチ17の下部を覆うように取付台16の底部に配置さ
れたシールド板である。
ここで、永久磁石13に被せたキャップ15は、第4図
に示したように、永久磁石13の上面、及び側面の底面
近傍に至るまでの大部分を覆う形状を有している。また
その下端部の永久磁石に対向する部分に若干のギャップ
15cを設けるのが好ましい。
に示したように、永久磁石13の上面、及び側面の底面
近傍に至るまでの大部分を覆う形状を有している。また
その下端部の永久磁石に対向する部分に若干のギャップ
15cを設けるのが好ましい。
次に、キャップ15の作用・効果について述べる。
まず第1は、錘として作用する。永久磁石13に錘を付
加して所望の重さWにすると、ケースがαだけ傾斜した
とき永久磁石が傾斜した底面に沿って移動しようとする
分力Wsinαも大きくなる。
加して所望の重さWにすると、ケースがαだけ傾斜した
とき永久磁石が傾斜した底面に沿って移動しようとする
分力Wsinαも大きくなる。
この分力が大きくなれば、移動を阻止しようとする種々
の力、即ち、リードスイッチのリードとの吸引力、磁性
流体の粘性や表面張力などに容易に打ち勝つことができ
るから、ケースの傾斜に対して直ちに応答することがで
き、つまり感度がよくなる。
の力、即ち、リードスイッチのリードとの吸引力、磁性
流体の粘性や表面張力などに容易に打ち勝つことができ
るから、ケースの傾斜に対して直ちに応答することがで
き、つまり感度がよくなる。
第2は、磁性流体14の節約になる。永久磁石13は、
その上面及び側面の大部分をキャップ15により覆われ
、露出している部分は底面及びその近傍の側面のみであ
る。従って、磁性流体14は、永久磁石13の露出面の
みに付着し、そして、本発明の傾斜センサにおいてはそ
れで必要かつ十分に機能を発揮するので、磁性流体の所
要量が少なくて済む。
その上面及び側面の大部分をキャップ15により覆われ
、露出している部分は底面及びその近傍の側面のみであ
る。従って、磁性流体14は、永久磁石13の露出面の
みに付着し、そして、本発明の傾斜センサにおいてはそ
れで必要かつ十分に機能を発揮するので、磁性流体の所
要量が少なくて済む。
第3は、キャップ15が磁性体で構成されていると、ヨ
ークとして作用し、磁束の磁路となる。そして、キャッ
プ15の下端部と永久磁石13の下側極(ここではS極
)との間で集中的な磁界が形成されることになる。つま
り、漏洩磁束が非常に少なくなり、リードスイッチ17
に対する磁気的影響力が増大する。ここで、キャップの
下端部にギャップ15cを設けると、キャップ15から
永久磁石13に直に入る磁束が少なくなり、−旦空間に
出てからS極に入る磁束が増えるので、磁束が有効に利
用されることになる。
ークとして作用し、磁束の磁路となる。そして、キャッ
プ15の下端部と永久磁石13の下側極(ここではS極
)との間で集中的な磁界が形成されることになる。つま
り、漏洩磁束が非常に少なくなり、リードスイッチ17
に対する磁気的影響力が増大する。ここで、キャップの
下端部にギャップ15cを設けると、キャップ15から
永久磁石13に直に入る磁束が少なくなり、−旦空間に
出てからS極に入る磁束が増えるので、磁束が有効に利
用されることになる。
第5図及び第6図は、キャップ15の有無における永久
磁石13の上方(第5図)及び側方(第6図)の磁界の
強さを測定した結果である。これによれば、キャップを
被せることにより漏洩磁束が非常に減少していることが
わかる。
磁石13の上方(第5図)及び側方(第6図)の磁界の
強さを測定した結果である。これによれば、キャップを
被せることにより漏洩磁束が非常に減少していることが
わかる。
なお、キャップ15の頂部に設けた円錐状の突起15a
は、その先端がケースの蓋11bの内面に当って永久磁
石13及びキャップ15が転倒または転覆しないように
するとともに、キャップ15が蓋itbの内面に密着す
るのを防止するためのものである。
は、その先端がケースの蓋11bの内面に当って永久磁
石13及びキャップ15が転倒または転覆しないように
するとともに、キャップ15が蓋itbの内面に密着す
るのを防止するためのものである。
第4図において、ケースの底面とリードスイッチ17の
リード17aとの距離Hは、傾斜センサの感度やリード
スイッチが応動する傾斜角度に敏感に影響する。従って
、距離Hを調整することにより感度や応動角度を調整す
ることができる。従来、この調整は、リードスイッチを
保持する保持部材の外周とこれに当接する取付台の内周
に互いに噛合するネジを設け、保持部材を回動させるこ
とにより上下動させて調整していた1本実施例において
は、スイッチホルダ18の外周と取付台16の内周とを
はめあいの寸法にし、かつスイッチホルダ18に円周方
向の溝18aを設けるとともに取付台16の胴部に、第
2図(b)に示したように調整窓16aを設け、この窓
16aにビン等を通して溝18aに引っ掛け、スイッチ
ホルダ18を上下動させて距離Hを調整した後、同じく
取付台16の胴部に設けた孔16bを通して取付台とス
イッチホルダ18とを溶着して固定する。
リード17aとの距離Hは、傾斜センサの感度やリード
スイッチが応動する傾斜角度に敏感に影響する。従って
、距離Hを調整することにより感度や応動角度を調整す
ることができる。従来、この調整は、リードスイッチを
保持する保持部材の外周とこれに当接する取付台の内周
に互いに噛合するネジを設け、保持部材を回動させるこ
とにより上下動させて調整していた1本実施例において
は、スイッチホルダ18の外周と取付台16の内周とを
はめあいの寸法にし、かつスイッチホルダ18に円周方
向の溝18aを設けるとともに取付台16の胴部に、第
2図(b)に示したように調整窓16aを設け、この窓
16aにビン等を通して溝18aに引っ掛け、スイッチ
ホルダ18を上下動させて距離Hを調整した後、同じく
取付台16の胴部に設けた孔16bを通して取付台とス
イッチホルダ18とを溶着して固定する。
本発明に係る傾斜センサは、外部磁界による影響を極力
防止することが必要である。また同時に、外部に対して
漏洩磁束による磁気的影響を与えないようにすることが
好ましい、そこで、本実施例では、ケース11部分の全
体を覆うように取付台16の上部からシールドケース2
4を嵌着し、また、リードスイッチ17の下部を覆うよ
うに取付台16の底部にシールド板25を配置している
。シールドケース24は、磁気的シールドの他に、アル
ミニウムケース11を取付台16に固定する作用もして
おり、最終的に孔24a部が取付台16に溶着により固
定される。シールド板25もその孔25aを介して取付
台16に固定される。
防止することが必要である。また同時に、外部に対して
漏洩磁束による磁気的影響を与えないようにすることが
好ましい、そこで、本実施例では、ケース11部分の全
体を覆うように取付台16の上部からシールドケース2
4を嵌着し、また、リードスイッチ17の下部を覆うよ
うに取付台16の底部にシールド板25を配置している
。シールドケース24は、磁気的シールドの他に、アル
ミニウムケース11を取付台16に固定する作用もして
おり、最終的に孔24a部が取付台16に溶着により固
定される。シールド板25もその孔25aを介して取付
台16に固定される。
第7図は、シールドケース24の有(樹脂製ケースにF
e+Niメツキ)と無(AQケース)の場合の磁界強度
を測定したもので、■が然、■が有である。また、第8
図は、シールド板25の有(樹脂板にFa+Niメツキ
)と無CAQ板)の場合の磁界強度を測定したもので、
■が無、■が有である。
e+Niメツキ)と無(AQケース)の場合の磁界強度
を測定したもので、■が然、■が有である。また、第8
図は、シールド板25の有(樹脂板にFa+Niメツキ
)と無CAQ板)の場合の磁界強度を測定したもので、
■が無、■が有である。
これにより、シールドケース24及びシールド板25を
設けたものは、漏洩磁束が非常に少なくなっていること
がわかる。
設けたものは、漏洩磁束が非常に少なくなっていること
がわかる。
なお、磁気シールドをより完全にするために、スイッチ
ホルダ18部分の取付台側面部に、第9図に示したよう
なシールドバンド27を嵌着することもできる。
ホルダ18部分の取付台側面部に、第9図に示したよう
なシールドバンド27を嵌着することもできる。
実施例では、磁気感応素子としてリードスイッチを使用
した例を示したが、他の素子、例えばホール素子等を用
いてもよいことは言うまでもない。
した例を示したが、他の素子、例えばホール素子等を用
いてもよいことは言うまでもない。
(発明の効果)
以上、実施例より明らかなように、ケース内に収容した
永久磁石にキャップを被せることにより。
永久磁石にキャップを被せることにより。
(1)所要の重さを付加し、これによりケースが傾いた
とき永久磁石が傾斜した底面に沿って移動しようとする
分力が大きくなるので、ケースの傾きや振動に対して直
ちに応答するようになり、感度が向上する。
とき永久磁石が傾斜した底面に沿って移動しようとする
分力が大きくなるので、ケースの傾きや振動に対して直
ちに応答するようになり、感度が向上する。
(2)永久磁石の露出している部分のみに磁性流体が付
着し、従来のように不必要な部分には付着しないので、
磁性流体の所要量が少なくて済み、コストの低減につな
がる。
着し、従来のように不必要な部分には付着しないので、
磁性流体の所要量が少なくて済み、コストの低減につな
がる。
(3)さらにキャップが磁性体で構成されていると、ヨ
ークとして作用し、キャップの下端部と永久磁石の底部
に磁界が集中するので、漏洩磁束が非常に少なくなり、
リードスイッチに対する磁気的影響力が増大する。その
結果、傾斜センサの小型化が可能になる。
ークとして作用し、キャップの下端部と永久磁石の底部
に磁界が集中するので、漏洩磁束が非常に少なくなり、
リードスイッチに対する磁気的影響力が増大する。その
結果、傾斜センサの小型化が可能になる。
第1図は、本発明の一実施例の断面図、第2図は、同実
施例の外観を示す図で、(a)は平面図、(b)及び(
c)はそれぞれ側面図、(d)は底面図、第3図は、同
実施例の分解斜視図、第4図は、キャップの作用を示す
図、第5図及び第6図は、それぞれキャップの有無によ
る外部磁界の強さを示す図、第7図は、シールドケース
の有無による外部磁界の強さを示す図、第8図は、シー
ルド板の有無による外部磁界の強さを示す図、第9図は
、シールドバンドの斜視図、第10図ないし第13図は
。 従来の傾斜センサの構造及び動作の説明図である。 11・・・アルミニウムケース、12・・・ケース底部
、 13・・・永久磁石、14・・・磁性流体、15・
・・キャップ、 16・・・取付台、 1フ・・・リー
ドスイッチ、18・・・スイッチホルダ、19・・・環
状の永久磁石、 24・・・シールドケース、25・・
・シールド板。 特許出願人 ティーデイ−ケイ株式会社第1図 (a) j1!2図 11−フルミニつムケー人 12− ケー、べ底部
131.−永久磁石14−−−Mat(本 15
−−−’i−2□ミー2□ソフ6=−D(’ta17−
、−’J−ド入イ、ツナ 18.− 人イ、、ナホ
ルダ+9−J二矢の永久磁石 20−、、土烏子
21、−、 下ホlしタ゛22−、下消J 24
.、、”ノールド乍−人 25− シールド板第 図 251≦;p 第 図 第 図 1b 第 図 第 図 第 図 第 図 第 1゜ 図 第11図 (a) (b) 第13図 (a) (c) 手 続 補 正 書 (自発) 昭和63年 15日
施例の外観を示す図で、(a)は平面図、(b)及び(
c)はそれぞれ側面図、(d)は底面図、第3図は、同
実施例の分解斜視図、第4図は、キャップの作用を示す
図、第5図及び第6図は、それぞれキャップの有無によ
る外部磁界の強さを示す図、第7図は、シールドケース
の有無による外部磁界の強さを示す図、第8図は、シー
ルド板の有無による外部磁界の強さを示す図、第9図は
、シールドバンドの斜視図、第10図ないし第13図は
。 従来の傾斜センサの構造及び動作の説明図である。 11・・・アルミニウムケース、12・・・ケース底部
、 13・・・永久磁石、14・・・磁性流体、15・
・・キャップ、 16・・・取付台、 1フ・・・リー
ドスイッチ、18・・・スイッチホルダ、19・・・環
状の永久磁石、 24・・・シールドケース、25・・
・シールド板。 特許出願人 ティーデイ−ケイ株式会社第1図 (a) j1!2図 11−フルミニつムケー人 12− ケー、べ底部
131.−永久磁石14−−−Mat(本 15
−−−’i−2□ミー2□ソフ6=−D(’ta17−
、−’J−ド入イ、ツナ 18.− 人イ、、ナホ
ルダ+9−J二矢の永久磁石 20−、、土烏子
21、−、 下ホlしタ゛22−、下消J 24
.、、”ノールド乍−人 25− シールド板第 図 251≦;p 第 図 第 図 1b 第 図 第 図 第 図 第 図 第 1゜ 図 第11図 (a) (b) 第13図 (a) (c) 手 続 補 正 書 (自発) 昭和63年 15日
Claims (2)
- (1)非磁性体ケースと、前記ケース内に移動自在に収
容された永久磁石と、前記永久磁石の少なくとも前記ケ
ースの底面との間に被着された磁性流体と、前記ケース
の底部の外側に配置、固定され、前記永久磁石の磁気を
感知する磁気感応素子とを備えた傾斜センサにおいて、
前記永久磁石に、所要の重さを有するキャップを被せた
ことを特徴とする傾斜センサ。 - (2)キャップは、磁性体からなり、かつ永久磁石の上
面と、側面の底面近傍に至るまでの大部分を覆う形状を
有することを特徴とする請求項(1)記載の傾斜センサ
。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17254188A JP2649549B2 (ja) | 1988-07-13 | 1988-07-13 | 傾斜センサ |
US07/290,249 US4910459A (en) | 1987-12-26 | 1988-12-23 | Magnetic tile sensor with a non-magnetic case having a flange and a cover cold welded thereon |
EP88121735A EP0322868B1 (en) | 1987-12-26 | 1988-12-27 | Magnetic tilt sensor |
EP93111286A EP0568117B1 (en) | 1987-12-26 | 1988-12-27 | Magnetic tilt sensor |
EP93111283A EP0568116B1 (en) | 1987-12-26 | 1988-12-27 | Assembly of a magnetic tilt sensor |
DE3851944T DE3851944T2 (de) | 1987-12-26 | 1988-12-27 | Magnetischer Neigungssensor. |
DE3855622T DE3855622T2 (de) | 1987-12-26 | 1988-12-27 | Magnetischer Neigungssensor |
DE3856137T DE3856137T2 (de) | 1987-12-26 | 1988-12-27 | Zusammenbau eines magnetischen Neigungssensors |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17254188A JP2649549B2 (ja) | 1988-07-13 | 1988-07-13 | 傾斜センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0224509A true JPH0224509A (ja) | 1990-01-26 |
JP2649549B2 JP2649549B2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=15943801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17254188A Expired - Fee Related JP2649549B2 (ja) | 1987-12-26 | 1988-07-13 | 傾斜センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2649549B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116625314A (zh) * | 2023-07-20 | 2023-08-22 | 青岛汇金通电力设备股份有限公司 | 一种风电塔筒倾角度测量装置 |
-
1988
- 1988-07-13 JP JP17254188A patent/JP2649549B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116625314A (zh) * | 2023-07-20 | 2023-08-22 | 青岛汇金通电力设备股份有限公司 | 一种风电塔筒倾角度测量装置 |
CN116625314B (zh) * | 2023-07-20 | 2023-10-20 | 青岛汇金通电力设备股份有限公司 | 一种风电塔筒倾角度测量装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2649549B2 (ja) | 1997-09-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |