JPH02244673A - 有機半導体を用いた電子素子及びその製造方法 - Google Patents

有機半導体を用いた電子素子及びその製造方法

Info

Publication number
JPH02244673A
JPH02244673A JP1064335A JP6433589A JPH02244673A JP H02244673 A JPH02244673 A JP H02244673A JP 1064335 A JP1064335 A JP 1064335A JP 6433589 A JP6433589 A JP 6433589A JP H02244673 A JPH02244673 A JP H02244673A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crystal layer
organic semiconductor
single crystal
electrodes
lower electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1064335A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Wakamatsu
若松 誠一
Chiaki Sato
千秋 佐藤
Kaoru Tadokoro
田所 かおる
Toyoo Nishiyama
西山 東洋雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP1064335A priority Critical patent/JPH02244673A/ja
Publication of JPH02244673A publication Critical patent/JPH02244673A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、有機半導体を用いた電子素子及びその製造方
法に関する。
[従来の技術] 周知の如く、(SN)xの超伝導性の発見、ポリアセチ
レンのドーピングによる高導電性などに端を発して、最
近の有機半導体の・研究には目を見張るものがある。
特に、1960年にDuPont社(米)により発表さ
れた電子受容体のテトラシアノキノジメタン(以下、T
CNQと呼ぶ)は、非常に強い電子親和力を有し、電子
供与体の性質をもった金属や高分子と反応すると容易に
還元されて非局在性の不対電子をもったラジカル(T 
CN Q″″)が生成される。このラジカルは、電子供
与体との間にラジカル塩型の錯体を形成する。
米国特許4371883号(P oLember eL
 al 、)は、上記白°機半導体を用いた電子素子、
つまり電荷移動錯体薄膜による電流制御型のスイッチン
グ素子(t85図図示)を開示している。図中の1は、
スイッチング素子である。この素子は、基板2上に、下
部電極3、電荷移動錯体層(有機半導体層)4及び上部
電極5を順次桔層した構造となっている。
ここで、前記電荷移動錯体層4は、多結晶体のCu−T
 CN Qからなる。なお、図中の6.7は、夫々、下
部電極3.上部電極5に接合部8を介して接続したリー
ド線である。つまり・、上記構造のスイッチング素子は
、電荷移動錯体層4に一対の電極3.5を設けた2端子
構造の素子である。
第6図は、上記スイッチング素子を組入れた回路である
。この素子1には、電源11、電流計12、電圧:[1
3及びロード抵抗14が接続されている。こうした構成
の回路を用いて、前記スイッチング素子1の電流−電圧
(V−1)特性は、第7図に示す通りである。同図にお
いて、電荷移動錯体層4ははじめ電気伝導率が低い状態
にある。しかし、印加する電圧がしきい[Vth(ボル
ト)を越えると、電荷移動錯体層4は7は気侭導率が高
い状態に変化し、V−1特性はロードライン(L)に沿
ってA点からB点にスイッチングし、その後電圧を下げ
ても電気伝導率の高い状態を保つ。従って、スイッチン
グ素子1は、メモリースイッチング素子としての特性を
存する。
上記スイッチングの機構において、電荷移動錯体層3の
スタック軸方向に所定の電場が作用することにより、中
性のTCNQが9作られる。従って、下記(1)式に示
す平衡状態が成立しその結果電気伝導の高い状態になる
と考えられている。
態になると考えられている。一方、このメモリー特性に
ついては、イオンあるいは分子の変位を考慮する必要が
あると考えられているが、まだ不明な点も多いのが実状
である。
[Cu” (T CN Q ” )  ]  n ;C
u’、十[Cu  (TCNQテ)]、−、+  (T
CQN’ )。
・・・(1) 〔発明が解決しようとする課題] ところで、上記有機半導体は無機半導体にない新規な電
気特性を有するため、電子素子として使用するriJ能
性は非常に大きい。しかし、こうした有機半導体を用い
た電子素子を実現しようとする、有機半導体に特有の新
たないくつかの問題が発生することを確認した。以下に
、その問題点について述べる。
(1)電荷移動錯体層4の結晶と下部電極3.上部電極
5とのコンタクトの問題点が挙げられる。
■電荷移動錯体層4の発生密度が疎であるため、結晶と
結晶の間に隙間があるときは、上部電極5を形成するた
めに単にその結晶面に導電性の金属を蒸着したのでは、
下部電極3と上部電極5が直接コンタクトされる。
■結晶間での上部電極5が膜切れし易い。
■蒸むされた金属が結晶の周囲にも付着するため、電画
3.5間に印加した電場が結晶のスタック軸に対して傾
いて印加される。
■電荷移動錯体層4の発生密度がち密で結晶と結晶の間
に隙間がないときでも、電荷移動錯体結晶の長さが長い
と、電荷移動錯体層4の端面上に形成された上部電極5
の膜切れの発生や、その部分の上部型−5の膜厚が薄く
なるため電流を印加した際発熱や電極の溶断が発生する
。その結果、電子素子としての電気特性のばらつきゃ信
頼性の低下などを招く。
(2)基板2の端面上に成長した電荷移動錯体層4の結
晶の形状、配向性又はその発生密度などのばらつきが大
きいため、この部分の電荷移動錯体結晶層4を電子素子
として用いると、電気特性のばらつきが発生する。
(3)電荷移動錯体層4の結晶の作成条件の微妙な違い
等による影響のため、前記結晶の成長速度にばらつきを
生じ、一定時間において成長した結晶の長さが毎回変化
する。この事は、電気特性が電荷移動錯体層の長さ(膜
厚)に依存するスイッチング素子にとって、好ましくな
い。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、上部電極・
下部電極間の直接コンタクト及び上部電極の膜切れを回
避するとともに、配向方向にほぼ平衡に電場を印加して
1j頼性、電気特性に優れたff機半導体を用いた電子
素子及びその製造方法を提1す〜することを目的とする
[課題を解決するための手段] 本願第一1の発明は、 一件捗下部電極と、この下部電極上に肴*曲会毒手形成
された有機半導体単結晶層と、この有機半導体単結晶層
上に形成された上部電極とを具備することを特徴とする
有機半導体を用いた電子素子である。
本願第2の発明は、基板上に複数個の下部電極を列状に
形成する工程と、この下部電極上の宵機半導体結晶層形
成予定部を除く部分に少なくとも電気的絶縁物又は電気
的・化学的不活性層を選択的に形成する工程と、露出す
る前記下部電極上に選択的に有機半導体単結晶を成長す
る工程と、前記を機半導体単結晶層を含む基板上に前記
下部電極と交差するように上部電極を形成する工程とを
具備することを特徴とする有機半導体を冷いた電子素子
の製造方法である。
本発明に係る基板としては、例えば熱膨張係数が銅と同
程度の結晶化ガラス板、あるいはポリイミド板、ポリエ
チレン板などの樹脂基板が挙げられる。
本発明に係る下部電極の材料としては、銅、銀、セシウ
ム、ニッケルなどが挙げられる。前記下部電極は、真空
蒸着法、無電解メツキ法、あるいはスパッタリング法に
より形成できる。この場合、電子素子の電気特性は、下
部電極の種類により異なったものとなる。
本発明に係る上部電極の材質としては、アルミニウム、
クロム、マグネシウム、インジウムなどが挙げられる。
この場合、電子素子の電気特性は、上部電極の種類によ
り異なったものとなる。
本発明に係る電気的絶縁物としては、ポリイミド、SI
 On、Ti On等が挙げられる。前記電気的絶縁物
は、スパッタ法、フォトレジストを用いたフォトリソグ
ラフィの技術等により形成可能である。前記電気的絶縁
物は、第5図に示す如く、有機半導体層23の側面に接
する端面をアンダーカット(逆テーパ−)の形状にする
ことにより、上部電極の膜切れを回避することができる
本発明に係る有機半導体層は、溶液中の酸化還元反応に
より形成でき、また気相成長法を用いても形成できる。
具体的に(よ、有機半導体層は、例えば上部電極と交差
する下部電極のエツジ部に電気的絶縁物を形成した後、
この電気的絶縁で被覆されていない下部電照上に有機半
導体層を形成することにより行われる。
[作用] 本願第1の発明では、有機半導体単結晶層を介して対向
する下部電極、上部電極により単一の電子素子を形成し
た。この際、例えば下部電極を列状に形成し、かつ上部
電極を行状に形成することによりマルチ電子素子とする
こともできる。
本願第2の発明では、有機半導体単結晶層形成予定部を
除く下部電極上に予め電気的絶縁物あるいは電気的・化
学的不活性層を形成した後、有機半導体単結晶層を形成
するもので、これにより前記単結晶層を江意の下部電極
上にのみ成長させることができる。ここに、前記電気的
・化学的不活性居士導体層は、例えば単結晶層形成予定
部を除く下部電極に例えば電子線を照射して活性化し、
この後この照射部分に強固な酸化膜を形成することによ
り実現できる。
こうした本発明によれば、上部電極と下部電極とが直接
コンタクトすることを回避できる。また、有機半導体結
晶の配向方向が基板面に対してほぼ垂直な場合は、有機
半導体結晶の周囲に上部電極がコンタクトしないので、
配向方向にほぼ平衡に電場が印加される。更に、モール
ド面を研磨することにより、前記単結晶層の面が平坦化
されるため、この単結晶層上に形成される上部電極の膜
切れの発生がなくなとともに、その厚みも所望の厚みに
制御できる。
以下、本発明の実施例を図を参照して説明する。
[実施例1] 第1図及び第2図を参照する。ここで、第1図は本実施
例1に係るマルチ電子素子の平面図、第2図は第1図の
X−X線に沿う拡大断面図である。
図中の21は、電子素子である。この電子素子21は、
熱膨張係数が銅と同程度の結晶化ガラスを基板22とし
て用いている。この基板22は、例えば真空蒸着により
厚さ約1μmとする。この基板22の上には、銅からな
る下部電極23a 、 23b 、 23cが複数個列
状に形成されている。これら下部電極の有機半導体結晶
層形成予定部を除く部分及び前記基板22上には、選択
的にポリイミドからなる電気絶縁物24が形成されてい
る。この電気的絶縁物24の開口部24aから露出する
前記下部電極上には、Cu−TCNQi荷移動錯体移動
錯体結晶層(有機半導体単結晶層)25が成長されてい
る。これら単結晶層25及び前記絶縁物24上には、複
数個の上部電極2(ia、 28b、 20c、 26
dが行状に形成されている。その結果、上部電極、下部
電極及びこれら画電極1fjfの単結晶層25で複数個
の電子素子が構成される。前記電気的絶縁物24上には
、下部電極2Bが上部型I23と直交して形成されてい
る。前記下部電極にはリード線27が、上部電極にはリ
ード線28が夫々接合部29を介して接続されている。
次に、こうした構造のマルチ電子素子の製造方法につい
て説明する。
■まず、前記基板(結晶化ガラス阪)22上に、マスク
を介して銅を例えば約1μmの厚みに真空蒸着し、所定
の形状の下部電極23a 、 23b 、 23cを形
成した。
■次に、全面にフォトレジスト膜(商品名フォトニース
U R3100、東し社(製))を、スピンコード法に
より塗布した。次いで、このフォトレジスト、膜をパタ
ーン露光し、指定の現像液で現像した後、ベーキングし
た。とれにより、下部電極の有機半導体結晶層形成予定
部を除く部分及び前記基板22上には、選択的にポリイ
ミドからなる厚さ数μmの電気絶縁物24が形成された
■次に、前記基板22を数%の濃度のHF溶液に短時間
だけ浸漬し、基板表面の酸化層を除去した。
つづいて、前記基板22を、昇華精製したTCNQ粉末
と蒸溜生成したアセトニトリルとからなる飽和溶液に数
分程度浸漬した。この結果、銅とTCNQの間で酸化還
元反応が起り基板表面にCu−TCNQ電荷移動錯体の
柱状の結晶層(14機半導体層24)が成長した。ここ
に、得られた単結晶の大きさは、配向方向に垂直な断片
の一変の長さが約0.05μm〜1μmのほぼ正方形で
、配向方向の長さはより任意の値にすることができた。
つづいて、TCNQとアセトニトリルの飽和溶液から基
板を取出し、アセトニトリル溶液にて洗浄し、不要なT
CNQを取除いた。この後、真空乾燥した。
■次に、前記単結晶層25が成長した基板22上にアル
ミニウムを例えば約数μmの厚みに真空蒸着した後、所
定のマスクを用いて前記下部電極に交差する複数個の上
部型tffi28a 、 28b 、 26c 、 2
8dを列状に形成し、マルチ電子素子を製造した。
こうした製造方法によれば、熱膨張係数が銅と同程度の
結晶化ガラス(基板)22上に複数個の下部電極21a
 、 23b 、 23cを形成し、更にこれら下部電
極の有機半導体結晶層形成予定部を除く部分及び前記基
&22上に選択的に電気絶縁物24を形成した後、昇華
精製したTCNQ粉末と蒸溜生成したアセトニトリルと
からなる飽和溶液に数分程度浸漬するため、銅とTCN
Qの間で酸化還元反応が起り、基板22の表面即ち電気
的絶縁物24で彼覆されない下部電極上にのみCu−T
 CN Q電荷移動錯体の柱状の結晶層(有機半導体単
結晶層25)を成長させることができる。従って、配向
性の優れた単結晶層25を得ることができ、配向方向に
ほぼ平衡に電場が印加される。その結果、信頼性が高く
、かつ電気特性に優れたマルチ電子素子が容易に実現で
きる。
また、上記実施例1に係る電子素子は、第1図及び第2
図に示す如く、熱膨張係数が銅と同程度の結晶化ガラス
(基板)22上に銅からなる下部電極23a〜23cが
列状に形成され、単結晶層形成予定部を除く前記下部電
極及び基板22上に電気的絶縁物24が形成され、この
電気的絶縁物24の開口部24aから露出する下部電極
上に例えばCu−T CNQ電荷移動錯体の単結晶1’
W24が形成され、更にこれら単結晶層24及び電気的
絶縁物24上に上部電極20a〜213dが下部電極2
3と交差するように行状に形成された(1・1成になっ
ている。従って、上述した通り、配向性の優れた単結晶
層25を得ることができ、配向方向にほぼ弔衡に電場が
印加される。その結果、信頼性が高く、かつ電気特性に
優れたマルチ電子素子が容易に実現できる。
[実施例2] 第3図及び第4図を参照する。但し、第1図及び第2図
(実施例1)と同部材は同符号を付して説明を省略する
図中の31a、 31b、 31cは、夫々電気的及び
化学的に不活性な層(不活・柱層)である。これら楢活
柱層は、単結晶層形成予定部を除く下部電極23a〜2
3c及びその側壁上に選択的に形成されている。ここで
、前記不活性層は、例えばこれを形成すべき下部電極上
に例えば数十にボルトの電子線(あるいはイオン線、X
線)を照射することにより、この照射部分はその後TC
NQのアセトニトリル溶液に浸漬してもこの部分に上記
単結晶層が形成されない。前記不活性層31a〜31c
及び前記基IN、22上には、例えばBUEHLER肚
製の熱可塑性樹脂でモールドした電気的絶縁体であるモ
ールド体32が設けられている。このモールド体32は
単結晶層形成予定部に対応する部分に開口部32aをa
し、この開口部32aから露出する前記下部電極23a
〜23c上に単結晶層25が形成されている。
前記モールド体32の上面と単結晶層24の上面とは、
例えばラッピング法により略同面になっている。
こうしたマルチ電子素子は、次のようにして製作する。
まず、実施例1と同様に、前記基板22上に下部電極2
3a 、 23b 、 23cを形成した。次に、単結
晶層を成長させたくない領域に数十にボルトの電子線(
又はイオン線、X線)を放射した後、大気中に放置し照
射部分に強固な酸化膜(不活性層)31a〜31cを形
成した。つづいて、実施例1と同様な方法で、前記基板
22を数%の濃度のHF溶液に短時間だけ浸漬し、電子
線を照射しない下部電極基板表面の酸化層を除去した後
、この除去部分に単結晶層25を形成した。なお、電子
線が照射された部分は未照射部分に比べて酸化膜が強固
に形成されているため、HF溶液によるエツチングを行
っても、未照射の部分の酸化膜が除去された時点では照
射された部分にはまだ酸化膜が残っている。
従って、この部分には、単結晶層は形成されない。
この後、前記単結晶層25を囲むモールド体32を前記
不活性層31a〜31C及び基板22上に形成した。
更に、前記モールド体32の上面を機械研磨して単結晶
層25の上面と同一面にし、ひきつづきモールド体32
及び単結晶層25上に上部電極28a〜26d等を形成
してマルチ電子素子を得た。
実施例2によれば、電気特性のばらつきが小さい、上部
電極26と下部電極23とが直接接触しないという利点
等の他、単結晶層25をモールド体32でモールドして
電極形成面を平坦化するため、上部電極28a〜26d
の膜切れを防止できるという利点を有する。また、単結
晶層24をli′17成する成長した結晶の配向方向に
ほぼ垂直な面に上部電極が形成されるので、下部電極と
上部電極との間に印加される電場の方向はほぼ配向方向
に平行に印加される。更に、基板表面が電気絶縁体であ
る樹脂で覆われているため、機械強度も強く、かつ耐環
境特性もよくなる。
上記実施例では、基板としてガラス阪を用いた場合につ
いて述べたが、これに限定されず、例えばポリイミド板
、ポリエチレン板などの樹脂基板を用いてもよい。
上記実施例では、蒸着マスクを用いて下部電極を形成し
た場合について述べたが、これに限らない。つまり、形
状の微細化が必要な場合には、蒸着マスクを用いずに蒸
着し、その後一般的なフォトリソグラフィの技術により
パターン化することもできる。無電界メツキ法やスパッ
タリング法などでもよい。また、下部電極の材料として
は、銅を用いたが、銀、セシウム、ニッケルなどを用い
てもよい。但し、この場合、電気素子の電気特性は、下
部電極の種類により異なったものとなる。
上記実施例では、有機半導体層が溶液中の酸化還元反応
により形成する場合について述べたが、これに限らず、
気相成長法を用いて形成してもよい。
上記実施例では、電気的絶縁物としてポリイミドを用い
たが、これに限らず、SI On、TI Onを用いて
もよい。この際、これらの材料による電気的絶縁物は、
スパッタ法、フォトレジストを用いたフォトリソグラフ
ィの技術等により形成可能である。
上記実施例では、下部電極を行状に形成しかつ上部電極
を列状に形成してマルチ電子素子を構成した場合につい
て述べたが、これに限らず、単一な電子素子等にも適用
可能である。
[発明の効果] 以上詳述した如く本発明によれば、上部電極・下部電極
間の直接コンタクト及び上部電極の膜切れを回避すると
ともに、配向方向にほぼ平衡に電場を印加して信頼性1
電気特性に優れた有機半導体を用いた電子素子及びその
製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1に係るマルチ電子素子の平面
図、第2図は第1図のX−X線に沿う拡大断面図、第3
図は本発明の実施例2に係るマルチ電子素子の平面図、
第4図は第3図のX−X線に沿う拡大断面図、第5図は
従来の電子素子の断面図、第6図は同電子素子を組込ん
だ回路図、第7図は電圧−電流特性図である。 21・・・電子素子、22・・・基板、23a〜23c
・・・下部電極、24・・・電気的絶縁物、25・・・
単結晶層、26a〜26d・・・上部電極、31・・・
不活性層、32・・・モール1体。 出願人代理人 弁理士 、秤−井 ヌ番第3図 第2図 第4図 第 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下部電極と、この下部電極上に形成された有機半
    導体単結晶層と、この有機半導体単結晶層上に形成され
    た上部電極とを具備することを特徴とする有機半導体を
    用いた電子素子。
  2. (2)基板上に複数個の下部電極を列状に形成する工程
    と、この下部電極上の有機半導体結晶層形成予定部を除
    く部分に少なくとも電気的絶縁物又は電気的・化学的不
    活性層を選択的に形成する工程と、露出する前記下部電
    極上に選択的に有機半導体単結晶を成長する工程と、前
    記有機半導体単結晶層を含む基板上に前記下部電極と交
    差するように上部電極を形成する工程とを具備すること
    を特徴とする有機半導体を用いた電子素子の製造方法。
JP1064335A 1989-03-16 1989-03-16 有機半導体を用いた電子素子及びその製造方法 Pending JPH02244673A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1064335A JPH02244673A (ja) 1989-03-16 1989-03-16 有機半導体を用いた電子素子及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1064335A JPH02244673A (ja) 1989-03-16 1989-03-16 有機半導体を用いた電子素子及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02244673A true JPH02244673A (ja) 1990-09-28

Family

ID=13255269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1064335A Pending JPH02244673A (ja) 1989-03-16 1989-03-16 有機半導体を用いた電子素子及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02244673A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5656508A (en) * 1995-03-22 1997-08-12 Motorola Method of making two dimensional organic light emitting diode array for high density information image manifestation apparatus
US5693962A (en) * 1995-03-22 1997-12-02 Motorola Full color organic light emitting diode array
US5736754A (en) * 1995-11-17 1998-04-07 Motorola, Inc. Full color organic light emitting diode array

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5656508A (en) * 1995-03-22 1997-08-12 Motorola Method of making two dimensional organic light emitting diode array for high density information image manifestation apparatus
US5693962A (en) * 1995-03-22 1997-12-02 Motorola Full color organic light emitting diode array
CN1083160C (zh) * 1995-03-22 2002-04-17 摩托罗拉公司 用于高密度信息图象显示装置的二维有机发光二极管阵列及其制造方法
US5736754A (en) * 1995-11-17 1998-04-07 Motorola, Inc. Full color organic light emitting diode array

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3675090A (en) Film deposited semiconductor devices
US3385731A (en) Method of fabricating thin film device having close spaced electrodes
JP2006505119A (ja) 電界効果トランジスタおよび該電界効果トランジスタの製造方法
JPS6271271A (ja) 炭化珪素半導体の電極構造
US3671819A (en) Metal-insulator structures and method for forming
GB2231200A (en) Mim devices, their method of fabrication and display devices incorporating such devices
US4994401A (en) Method of making a thin film transistor
JPH05190877A (ja) ダイオード素子の製造方法
JPH02244673A (ja) 有機半導体を用いた電子素子及びその製造方法
JPH02153552A (ja) 半導体素子及びその製造方法
EP0275075B1 (en) Thin film transistor and method of making the same
JPH03228384A (ja) 超電導素子
JPH02239663A (ja) 有機半導体を用いた電子素子及びその製造方法
KR100540698B1 (ko) 개선된 절연막 구조를 갖는 유기물 트랜지스터
JPS5823489A (ja) 半導体装置作製方法
US3313988A (en) Field effect semiconductor device and method of forming same
JPH08227743A (ja) 酸化物超電導体用金属電極
JP2641970B2 (ja) 超電導素子および作製方法
JPS63193581A (ja) 抵抗制御素子
JP2641966B2 (ja) 超電導素子および作製方法
JPH0512990A (ja) Mim型電子放出素子の製造方法
JPH0256970A (ja) 薄膜トランジスタとその製造方法
KR100334404B1 (ko) 고온 초전도체 소자의 제조 방법
JP2870823B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2738144B2 (ja) 超電導素子および作製方法