JPH02243683A - アルキルジフェニレンオキサイド類の分離方法 - Google Patents

アルキルジフェニレンオキサイド類の分離方法

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JPH02243683A
JPH02243683A JP1063441A JP6344189A JPH02243683A JP H02243683 A JPH02243683 A JP H02243683A JP 1063441 A JP1063441 A JP 1063441A JP 6344189 A JP6344189 A JP 6344189A JP H02243683 A JPH02243683 A JP H02243683A
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JP
Japan
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zeolite
oxides
faujasite
oxide
mixture containing
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Pending
Application number
JP1063441A
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English (en)
Inventor
Taketoshi Kito
木藤 武利
Haruki Takeuchi
竹内 玄樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアルキルジフェニレンオキサイド混合物中から
モノアルキルジフェニレンオキサイド異性体を分離する
方法に関するものである。
〔従来の方法〕
アルキルジフェニレンオキサイド(アルキルジベンゾフ
ランともいう。以下、ADPOという)類は混合物とし
て熱媒、感圧紙溶剤、電気絶縁油など幅広い用途に利用
が期待されている。ADPO異性体の熱力学的平衡割合
は、例えば、モノイソプロピルジベンゾフラン(以下、
IPDPOという)の場合、1−IPDPOII%、2
−IPDP020%、3−IPDP027%、4−!P
DP042%であり、通常、熱媒、各種溶剤等に使用さ
れる混合物も、熱力学的平衡値に近い各種の異性体を雑
多に含んでいる。これらの個々の異性体は、アシル化、
ホルミル化、アルキル化等の後更に酸化することによっ
てポリマー原料として有用なジフェニレンオキサイドジ
カルボン酸又はジフェニレンオキサイドジオールとなる
ため、個々の異性体を単離する技術の確率が望まれてい
た。
しかしながら、蒸留では精密蒸留を行ってもこれらの個
々のADPOを単離することはできず、また、精密蒸留
によって1−IPDPO12−IPDPO13−IPD
PO14−1’PDPOの各成分を30〜50重量%程
度に濃縮した留分を、−30℃まで冷却しても結晶は析
出しなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明はアルキル化反応生成物等のADPO異性体を含
有する混合物から、4−ADPOll−ADPO等のA
DPO異性体の分離を吸着分離法で行うことを目的とす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記方法を確率するために研究を行い、
次の事実を見出し、本発明を完成した。
すなわち、 (1)アルキル化反応生成物を簡易蒸留して得られるA
DPO異性体を、主成分とする混合物を、フォージャサ
イトと同一の粉末X線回折像を示すゼオライトと接触さ
せると、4−ADPO以外が選択的に吸着される。
(2)アルキル化反応生成物を簡易蒸留して得られるA
DPO異性体を主成分とする混合物を、1種類以上のア
ルカリ金属および/又はアルカリ土類金属を修飾したフ
ォージャサイト型ゼオライトと接触させると、1−AD
POが選択的に吸着される。
といった事実である。
本発明で用いるADPOg性体を主成分とする混合物は
、ジフェニレンオキサイドをA I Cl s、固体酸
などの7リーデルタラフツ触媒を用い、オレフィン、ア
ルコール、アルキルハライド、ポリアルキルベンゼンな
どでアルキル化又はトランスアルキル化した反応生成物
を簡易蒸留することで得られる。反応が熱力学的平衡又
はそれに近い状態にまで進むと、ADPO異性体の熱力
学的平衡割合は、例えば、IPDPOの場合、l−夏P
DP011%、2−IPDP020%、3−IPDP0
27%、4−IPDPO42%となる。アルキル化反応
で未反応のジフェニレンオキサイドは、いずれのモノア
ルキル体よりも優先してゼオライトに吸着するため、で
きる限り蒸留で除去することが望ましい。
本発明の4−ADPOの分離で用いる吸着剤は、フォー
ジャサイトと同一の粉末X線回折像を示すゼオライト、
すなわちフォージャサイト型ゼオライト又は金属を修飾
したフォージャサイト型ゼオライトである。金属を修飾
すると、更に良い分離能を示したり、吸着容量が増えた
りする場合がある。例えば、Naを修飾すると吸着容量
が増加し、Caを修飾すると分離能が良くなる。
本発明の1−ADPOの分離で用いる吸着剤は、1種類
以上のアルカリ金属および/又はアルカリ土類金属を修
飾したフォージャサイト型ゼオライトである。修飾する
金属はアルカリおよび/又はアルカリ土類金属の中でも
、特にに、Baが好ましい。
いずれの場合も金属の修飾量は、フォージャサイト型ゼ
オライト中のAIの原子数に対し修飾する金属数X価数
の値が、好ましくは10−100%、更に好ましくは5
0〜100%である。
フォージャサイト型ゼオライトに対する金属の修飾法と
しては、ゼオライト水熱合成時に金属成分を加える方法
、ゼオライトを金属塩水溶液に含浸し溶媒を除去する担
持法、またゼオライトを金属塩溶液中で熱処理するイオ
ン交換法などが可能であるが、担持法などに比べ細孔人
口を閉塞する可能性が少ない、ゼオライト自体の構造に
は影響を与えないなどの点から、イオン交換法が好まし
い。
本発明による吸着分離操作はバッチ式のいわゆるクロマ
ト形式分離でも、擬似移動床逆流方式として知られてい
る連続方式でも良い。また、吸着分離操作は液相で行っ
ても気相で行っても良い。
本発明の吸着操作に用いられる希釈剤としては、ADP
O類と容易に分離ができ、しかもADPO類のゼオライ
トに対する吸着を妨げない炭素数5〜10のパラフィン
が好ましい。また、脱離操作に用いられる脱着剤として
は、同じ< ADPO類と容易に分離ができ、しかも脱
離能の優れたトルエン、ジエチルベンセンなどのアルキ
ルベンゼン又はエタノール、プロパツールなどの炭素数
1〜6のアルコールが好ましい。
吸着温度は、室温から350℃までが好ましい。
吸着温度が350℃を越えると金属修飾ゼオライトでも
異性化などの反応が無視できなくなるため好ましくない
吸着圧力は、大気圧から100 kg/cm″・G1好
ましくは、大気圧から50 kg/crn’ −Gであ
る。
〔実施例〕
吸着剤の分離峻は、下記に示す式で定義した2−ADP
O(以下2一体と略す)を基準とした分離係数で評価し
た。
1度は重量%であり、XはADPO異性体の種類を示す
ものである。添字aで示した分母は吸着相、添字Uで示
した分子は非吸着相である。従って、αの値が1より大
きければ2一体に比べ吸着しにくく、1より小さければ
2一体より吸着され易いことを表している。
金属をイオン交換したゼオライトは、下記のようにして
調製した。アルミナゾルをバインダーとして1,5a+
nΦに押出し成形されたゼオライトを、INの塩化物水
溶液に入れゆるやかに攪拌しながら常圧で4時間還流さ
せた。イオン交換が進むにつれ水溶液のpHが上がるた
め、塩化物と同種金属の水産化物を少量加え、pH5〜
6の間にコントロールした。水溶液を取替え;再度この
操作を行った後、固液分離を行い、固体を水洗、110
℃で乾燥し、更に、空気気流中500℃で8時間の焼成
を行った。
吸着実験に用いたゼオライトはすべて粉砕し、メツシュ
サイズを16〜48メツシユにそろえた。
また、吸着操作の直前に乾燥を目的として500℃で3
時間焼成した。
吸着実験には、第1表に示す3種の組成のADPO異性
体混合物を、原料油として用いた。なお、表1の数値は
重量割合を示す。
第1表 実施例1〜5、比較例1 攪拌機付きガラス製フラスコに、吸着剤としてゼオライ
トを15重量部、第1表に示す組成のADPO混合物混
合物型量部、n−へブタンを30重量部をそれぞれ加え
、室温(20℃)、常圧で攪拌し吸着操作を行った。2
時間攪拌後置液分離し、固体をn−へブタンでリンスし
た。固体を再びガラス製フラスコに戻し、トルエン30
重!部を加え室温(20℃)、常圧で2時間攪拌しなが
ら脱離接作を行った。n−へブタン相、トルエン相中の
各成分の重量割合はガスクロマトグラフィーで分析し、
先に定義した分離係数を計算した。
結果を第2表に示す。
実施例1〜3は4一体を分離する際の実施例、実施例4
と5は1一体を分離する際の実施例である。
実施例6 本実施例は、4一体を分離する際の実施例である。
攪拌機付きガラス製フラスコに、吸着剤きしてNa修飾
X型ゼオライトを50重量部、第3表に示す組成のIP
DPO混合物りを20重量部、nヘプタンを150重量
部をそれぞれ加え、室温(20℃)、常圧で攪拌し1回
目の吸着操作を行った。2時間攪拌後置液分離し、固体
をn−へブタンでリンスした。リンス液を含むn−ヘプ
タン相Eを再びガラス製フラスコに戻し、新たに、Na
修飾Y型ゼオライトを50重量部を加え、第1回目と同
じ条件で、2回目の吸着操作を行った。
2時間攪拌後置液分離し、固体をn−へブタンでリンス
した。リンス液を含むn−へブタン相をエバポレートし
てn−へブタンを除去し、物質F4gを得た。結果を第
3表に示す。なお、第3表の数値は重量割合を示す。
実施例7 本実施例は、1一体を分離する際の実施例である。
内径1.5ca+のガラス製円筒にBa修飾Y型ゼオラ
イ)100gを充填し、n−へブタンで湿潤させた。こ
の時の充填層は60c+oであっtこ。第1表に示すI
 PDPO混合物B  5gを1度に加えた後、n−へ
ブタン300gを120分で供給した。その後、n−へ
ブタンをトルエンに変え、トルエン300gを120分
で供給した。操作はすべて室温で行った。ガラス製円筒
の出口よりの留分を20gづつ30留分にカットし分取
した。第23留分から第26留分までを混合して、n−
へブタンとトルエンをエバポレートにより除去し、液状
物質0.5gを得た。結果を第4表に示す。
なお、第4表の数値は重量割合を示す。
実施例8 本実施例は、2一体を分離する際の実施例である。
内径1.5co+のガラス製円筒にBa1l飾Y型ゼオ
ライ)100gを充填し、n−へブタンで湿潤させた。
この時の充填層は60c+oであった。第1表に示すI
PDPO混合物C5gを1度に加えた後、n−へブタン
300gを120分で供給した。その後、n−へブタン
をトルエンに変え、トルエン300gを120分で供給
した。操作はすべて室温で行った。ガラス製円筒の出口
よりの留分を20gづつ30留分にカットし分取した。
第7111分から第11留分までを混合して、ローへブ
タンをエバポレートにより除去し、液状物質0゜5gを
得た。結果を第4表に示す。
第2表 第4表 *H−Y:H型のY型ゼオライト 〔発明の効果〕 本発明の方法によれば、ADPO異性体混合物から4−
ADPOll−ADPO等の異性体とその他の異性体を
比較的簡単な手段で分離することができる。
第3表 特許出鞍人新日濾化学株式会社 代 理 人 弁理士 成  瀬  勝  夫(外3名)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭素数1から3のアルキル基を持つモノアルキル
    ジフェニレンオキサイド類を含有する混合物を、フォー
    ジャサイトと同一の粉末X線回折像を示すゼオライトと
    接触させ、4−アルキルジフェニレンオキサイド以外の
    モノアルキルジフェニレンオキサイドを選択的に吸着さ
    せることを特徴とするモノアルキルジフェニレンオキサ
    イド異性体の分離方法。
  2. (2)炭素数1から3のアルキル基を持つモノアルキル
    ジフェニレンオキサイド類を含有する混合物を、1種類
    以上のアルカリ金属および/又はアルカリ土類金属を修
    飾したフォージャサイト型ゼオライトと接触させ、1−
    アルキルジフェニレンオキサイドを選択的に吸着させる
    ことを特徴とするモノアルキルジフェニレンオキサイド
    異性体の分離方法。
JP1063441A 1989-03-17 1989-03-17 アルキルジフェニレンオキサイド類の分離方法 Pending JPH02243683A (ja)

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