JPH0224320B2 - - Google Patents
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- JPH0224320B2 JPH0224320B2 JP10537581A JP10537581A JPH0224320B2 JP H0224320 B2 JPH0224320 B2 JP H0224320B2 JP 10537581 A JP10537581 A JP 10537581A JP 10537581 A JP10537581 A JP 10537581A JP H0224320 B2 JPH0224320 B2 JP H0224320B2
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Landscapes
- Detergent Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規な透明固形石鹸に関するものであ
り、メタリツク調なパール光沢を有するきわめて
美観のあるものであり、肌ざわりが良好であり、
金属顔料の肌への付着のないものである。
り、メタリツク調なパール光沢を有するきわめて
美観のあるものであり、肌ざわりが良好であり、
金属顔料の肌への付着のないものである。
従来、パール光沢を有する透明固形石鹸に適用
されているパール剤は主として魚鱗箔、二酸化チ
タンを避覆した微細雲母であり、これらのパール
剤を加熱溶解している透明固形石鹸膠に添加する
に当つて美観を呈するパール光沢を得るためには
パール剤の沈降防止や配向性（屈折率に基づく光
輝性）を整えるために、急冷（一般には水冷）し
て透明固形石鹸膠がある程度固化し、パール剤の
配向性が落着くまで一定方向に撹拌する工程を撹
拌棒等で20〜30分間程度行なう必要から、時間的
な手間と技術的に一定のものが得られないという
生産性上の問題があつた。しかも、撹拌操作面で
は、撹拌を早くやると配合性がよくなり、逆に遅
いときには、空気泡が入りやすく、石鹸の透明性
がなくなる傾向がある。また単一色しか得られ
ず、着色力は一般に弱く、水溶性タール色素等で
目的とする着色を行なつているが、経時において
変色することがあり、また鮮明なパール光沢が得
られない等の欠点があつたが、本発明者は種々実
験研究の結果、このような欠点のない本発明を得
たのである。
されているパール剤は主として魚鱗箔、二酸化チ
タンを避覆した微細雲母であり、これらのパール
剤を加熱溶解している透明固形石鹸膠に添加する
に当つて美観を呈するパール光沢を得るためには
パール剤の沈降防止や配向性（屈折率に基づく光
輝性）を整えるために、急冷（一般には水冷）し
て透明固形石鹸膠がある程度固化し、パール剤の
配向性が落着くまで一定方向に撹拌する工程を撹
拌棒等で20〜30分間程度行なう必要から、時間的
な手間と技術的に一定のものが得られないという
生産性上の問題があつた。しかも、撹拌操作面で
は、撹拌を早くやると配合性がよくなり、逆に遅
いときには、空気泡が入りやすく、石鹸の透明性
がなくなる傾向がある。また単一色しか得られ
ず、着色力は一般に弱く、水溶性タール色素等で
目的とする着色を行なつているが、経時において
変色することがあり、また鮮明なパール光沢が得
られない等の欠点があつたが、本発明者は種々実
験研究の結果、このような欠点のない本発明を得
たのである。
本発明に適用される金属顔料は片面または両面
が無色または着色の透明樹脂層で被覆した金属蒸
着箔の圧延破砕小片であり、比重が１〜２、厚さ
が0.1〜4.0μ、長さと幅とが夫々0.1〜300μのもの
であり、70〜85℃の加熱溶解している透明固形石
鹸膠に前記金属顔を0.1〜1.0重量％好ましくは0.1
〜0.5重量％を直接又は少量のエタノールに分散
して添加し撹拌して均一に分散して後、透明固形
石ケン膠が固化するまで室温で放冷するものであ
るが、好ましくは横断面が円形、矩形、楕円形、
多角形等の所定内形のポリ塩化ビニルの如き合成
樹脂製の筒体内に注入充填し、１〜３日間程度好
ましくは一昼夜放冷し、固化して後、筒体より抜
取り、製品の1.5〜2.5倍程度の重量の固形透明石
鹸生地に切断し、型打ちし、次で５〜15％減量す
るまで乾燥室内で４〜６日間程度乾燥し、次で中
間整形型打し、さらに30〜40％減量するまで乾燥
室内で15〜25日間程度乾燥し、さらに最終整形型
打し、表面を布帛で磨き製品とするものである。
が無色または着色の透明樹脂層で被覆した金属蒸
着箔の圧延破砕小片であり、比重が１〜２、厚さ
が0.1〜4.0μ、長さと幅とが夫々0.1〜300μのもの
であり、70〜85℃の加熱溶解している透明固形石
鹸膠に前記金属顔を0.1〜1.0重量％好ましくは0.1
〜0.5重量％を直接又は少量のエタノールに分散
して添加し撹拌して均一に分散して後、透明固形
石ケン膠が固化するまで室温で放冷するものであ
るが、好ましくは横断面が円形、矩形、楕円形、
多角形等の所定内形のポリ塩化ビニルの如き合成
樹脂製の筒体内に注入充填し、１〜３日間程度好
ましくは一昼夜放冷し、固化して後、筒体より抜
取り、製品の1.5〜2.5倍程度の重量の固形透明石
鹸生地に切断し、型打ちし、次で５〜15％減量す
るまで乾燥室内で４〜６日間程度乾燥し、次で中
間整形型打し、さらに30〜40％減量するまで乾燥
室内で15〜25日間程度乾燥し、さらに最終整形型
打し、表面を布帛で磨き製品とするものである。
本発明に適用される顔料は例えばポリプロピレ
ン、ポリエステル等の合成樹脂フイルム上に金属
蒸着可能なポリウレタン、ポリビニルブチラー
ル、ニトロセルロース等の単体または複合体の無
着色溶液または着色溶液を固形分の厚さが0.1〜
10.0μとなるように塗成層し、乾燥して後樹脂層
上に金、銀、アルミニウム、銅、ニツケル、クロ
ム等の金属を適宜の金属蒸着手段によつて厚さ
0.03〜0.1μに蒸着し、必要ならば金属蒸着面に前
記樹脂層と同様の無色または着色の樹脂層を塗布
成層し、樹脂層を乾燥して後、金属蒸着層を内面
の樹脂層と共に、合成樹脂フイルムより剥離し、
ハンマーミル等の適宜の破砕機によつて圧延破砕
して前記の如き金属顔料を得るものである。斯る
金属顔料の比重が１より小さく、あるいは２より
大きいと加熱溶解している透明固形石鹸生地で浮
上し、あるいは沈澱し、単なる撹拌では均一に分
散することが困難であり、金属顔料の長さと幅の
いづれかが0.1μより小さく、金属顔料の添加量が
0.1重量％より少ない場合はメタリツク調パール
光沢の現出が困難であり、長さと幅のいづれかが
300μより大きく、金属顔料の添加量が1.0重量％
より多いと肌ざわりが悪く、皮膚その他手拭い等
に付着残存することがあるものである。
ン、ポリエステル等の合成樹脂フイルム上に金属
蒸着可能なポリウレタン、ポリビニルブチラー
ル、ニトロセルロース等の単体または複合体の無
着色溶液または着色溶液を固形分の厚さが0.1〜
10.0μとなるように塗成層し、乾燥して後樹脂層
上に金、銀、アルミニウム、銅、ニツケル、クロ
ム等の金属を適宜の金属蒸着手段によつて厚さ
0.03〜0.1μに蒸着し、必要ならば金属蒸着面に前
記樹脂層と同様の無色または着色の樹脂層を塗布
成層し、樹脂層を乾燥して後、金属蒸着層を内面
の樹脂層と共に、合成樹脂フイルムより剥離し、
ハンマーミル等の適宜の破砕機によつて圧延破砕
して前記の如き金属顔料を得るものである。斯る
金属顔料の比重が１より小さく、あるいは２より
大きいと加熱溶解している透明固形石鹸生地で浮
上し、あるいは沈澱し、単なる撹拌では均一に分
散することが困難であり、金属顔料の長さと幅の
いづれかが0.1μより小さく、金属顔料の添加量が
0.1重量％より少ない場合はメタリツク調パール
光沢の現出が困難であり、長さと幅のいづれかが
300μより大きく、金属顔料の添加量が1.0重量％
より多いと肌ざわりが悪く、皮膚その他手拭い等
に付着残存することがあるものである。
上記の如くして得られる金属顔料は、必要なら
ば、乾燥機中にて温度80〜150℃、約１〜10時間
加熱することにより、熱変成顔料としてもよい。
かゝる顔料は、樹脂層が架橋構造を有し、経日安
定性はさらに向上されたものとなる。
ば、乾燥機中にて温度80〜150℃、約１〜10時間
加熱することにより、熱変成顔料としてもよい。
かゝる顔料は、樹脂層が架橋構造を有し、経日安
定性はさらに向上されたものとなる。
本発明は片面または両面が無色または着色の透
明樹脂層で被覆した金属蒸着箔の破砕小片よりな
り、比重が１〜２、厚さが0.1〜4.0μ、長さと幅
とが夫々0.1〜300μである金属顔料を0.1〜1.0重量
％含有するものであり、加熱溶解している透明固
形石鹸生地に前記金属顔料を添加撹拌混合するこ
とによつて容易に均一に分散し、金属顔料の浮上
沈澱も生ぜず、従来のパール剤適用におけるパー
ル剤の配向性を整えるための工程を省略し得ら
れ、室温で放冷するのみで光輝性を失うことな
く、製造工程を簡易とすることができるものであ
り、経時変色なく、任意の着色が可能で、これま
でにないメタリツク調なパール光沢を有し、美観
を呈すると共に、肌ざわりがよく、皮膚その他に
金属顔料の付着残存のないものである。
明樹脂層で被覆した金属蒸着箔の破砕小片よりな
り、比重が１〜２、厚さが0.1〜4.0μ、長さと幅
とが夫々0.1〜300μである金属顔料を0.1〜1.0重量
％含有するものであり、加熱溶解している透明固
形石鹸生地に前記金属顔料を添加撹拌混合するこ
とによつて容易に均一に分散し、金属顔料の浮上
沈澱も生ぜず、従来のパール剤適用におけるパー
ル剤の配向性を整えるための工程を省略し得ら
れ、室温で放冷するのみで光輝性を失うことな
く、製造工程を簡易とすることができるものであ
り、経時変色なく、任意の着色が可能で、これま
でにないメタリツク調なパール光沢を有し、美観
を呈すると共に、肌ざわりがよく、皮膚その他に
金属顔料の付着残存のないものである。
次に本発明の製造例を示す。
約80℃に加熱溶解している透明固形石鹸生地
100重量部とブチルヒドロキシトルエン0.01重量
部と香料1.5重量部とエルミーレツド100で両面を
着色し少量のエタノールに分散した金属顔料0.2
重量部とを混合撹拌し、金属顔料を均一に分散し
て後、内径10cm、長さ1mのポリ塩化ビニル製の
筒体に注入充填し、二日間放冷後、固化した透明
固形石鹸生地を筒体より抜取り、一個200ｇに切
断し、型打ちし、乾燥室に５日間放置して乾燥
し、次で中間整形型打ちし、更に乾燥室内に20日
間放置乾燥して後最終整形型打ちし、タオルで表
面を磨き100ｇの製品を得た。得られた透明固形
石鹸はメタリツク調のピンクパール光沢を有する
美麗な透明固形石鹸である。
100重量部とブチルヒドロキシトルエン0.01重量
部と香料1.5重量部とエルミーレツド100で両面を
着色し少量のエタノールに分散した金属顔料0.2
重量部とを混合撹拌し、金属顔料を均一に分散し
て後、内径10cm、長さ1mのポリ塩化ビニル製の
筒体に注入充填し、二日間放冷後、固化した透明
固形石鹸生地を筒体より抜取り、一個200ｇに切
断し、型打ちし、乾燥室に５日間放置して乾燥
し、次で中間整形型打ちし、更に乾燥室内に20日
間放置乾燥して後最終整形型打ちし、タオルで表
面を磨き100ｇの製品を得た。得られた透明固形
石鹸はメタリツク調のピンクパール光沢を有する
美麗な透明固形石鹸である。
Claims (1)
- １ 片面または両面が無色または着色の透明樹脂
層で被覆した金属蒸着箔の破砕小片よりなり、比
重が１〜２、厚さが0.1〜4.0μ、長さと幅とが
夫々0.1〜300μである金属顔料を0.1〜1.0重量％含
有し、メタリツク調なパール光沢を有することを
特徴とする透明固形石鹸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10537581A JPS587499A (ja) | 1981-07-06 | 1981-07-06 | 透明固形石鹸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10537581A JPS587499A (ja) | 1981-07-06 | 1981-07-06 | 透明固形石鹸 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS587499A JPS587499A (ja) | 1983-01-17 |
| JPH0224320B2 true JPH0224320B2 (ja) | 1990-05-29 |
Family
ID=14405937
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10537581A Granted JPS587499A (ja) | 1981-07-06 | 1981-07-06 | 透明固形石鹸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS587499A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6130511A (ja) * | 1984-07-23 | 1986-02-12 | Kanebo Ltd | 化粧料 |
| US4851147A (en) * | 1987-02-26 | 1989-07-25 | Finetex, Inc. | Transparent combination soap-synthetic detergent bar |
| JPS63222967A (ja) * | 1987-03-11 | 1988-09-16 | 株式会社日立製作所 | 車両用渡り板装置 |
| JP2005206729A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-08-04 | Take:Kk | 化粧石鹸及びその製造方法 |
-
1981
- 1981-07-06 JP JP10537581A patent/JPS587499A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS587499A (ja) | 1983-01-17 |
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