JPH0224303A - 多孔性交又共重合体の製造方法 - Google Patents

多孔性交又共重合体の製造方法

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JPH0224303A
JPH0224303A JP17436588A JP17436588A JPH0224303A JP H0224303 A JPH0224303 A JP H0224303A JP 17436588 A JP17436588 A JP 17436588A JP 17436588 A JP17436588 A JP 17436588A JP H0224303 A JPH0224303 A JP H0224303A
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JP
Japan
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divinylbenzene
copolymer
weight
surface area
monomers
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JP17436588A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Imamura
均 今村
Makoto Yamada
誠 山田
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Sanken Kako KK
Original Assignee
Sanken Kako KK
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (Z12業上の利用分野) 多孔性交叉共重合体はその構造特性から表面積が大きく
9重合体中への液、ガス等の拡散並びに吸着現象を利用
した用途展開がなされている0例えばガスクロマトグラ
フ並びに液体クロマトグラフ用充填剤、脂肪酸類、アン
モニア、メルカプタン類、アミン類等のガスや悪臭物質
の吸着剤、さらに水中の重金属イオン類、水中の有機物
質等の吸着剤としての利用が展開されている。ヌ、最近
では固定化酵素の担体としての利用など幅広い分野で利
用される材料である。
(従来の技術) 多孔性交叉共重合体の製造方法はすでに幾つか知られて
おり、!&も一般的な方法としては次の方法がある。す
なわち、単量体は溶解するが、生成共重合体とは親和性
がない溶媒(沈m /I11 >の存在下で重合するこ
とにより共重合体と溶媒とを相分離させ9重合後溶媒を
その共重合体から取除き多孔性交叉共重合体をIl造す
る方法である。前記方法において従来から各種溶媒につ
いてその種類と添加量を変えた検討は行われている。し
かし得られた多孔性交叉共重合体の表面積は100n(
/g以下か、大きい場合でも300n?/g程度であり
それ以上のものは得にくい、ところで吸着剤として使用
した場合はさらに広い表面積を有する多孔性交叉共重合
体が望まれる。
(発明が解決しようとする問題点) 即ち、従来の技術においては表面積が400 rrfへ
以上の性状を有する多孔性交叉共重合体は¥A遺しにく
いにもかかわらず、吸着性能のアップにおいては表面積
の大きい多孔性交叉共重合体が望まれている。
(1101ff1点を解決するための手段及び作用)本
発明者らは前述の問題点を解決する方法を鋭意研究した
結果2重合性単量体中に占めるジビニルベンゼンの量を
多くすることで表面積の大きい多孔性交叉共重合体が得
られることを見出し本発明を完成するに至った。即ち、
ジビニルベンゼンを単量体の合計量に対して63重爪%
以上使用して重合させることにより表面積が400ポ/
g以上の性状を有する多孔性交叉共重合体が得られる。
ジビニルベンゼンが60重量%以下では表面積が200
〜300ポ12程度の多孔性交叉共重合体しか得ること
が出来ない0次に重合方法としては種々の方法が採用し
うるが9通常懸濁重合法が用いられる。更に詳しくは、
単量体は溶解するが、生成共重合体は溶解しない溶剤(
沈殿剤)及び分散剤の存在下に重合させる懸濁重合法で
ある0次に電子顕黴航観祭でも明らかであるが多孔性交
叉共重合体は直径数百〜数千オングストロームの微細粒
子の集合体から形成されている為2表面積をいう場合に
は多孔性交叉共重合体を形成している微細粒子の集合体
を含めてそれらの微細なflt造により形成される表面
積を議論する必要がある。ところで本発明者らの検討で
は多孔性交叉共重合体を形成している微細粒子の大きさ
は重合の際、相分離が起きるのに必要な沈殿剤の最小量
があればほぼ決定され、沈殿剤の種類や量により大きく
変えることは容易でないと考えられるのに対し、ジビニ
ルベンゼンを多く使用することにより、微細粒子を形成
する高分子鎖の架橋密度を上げ、相分離してくる微細粒
子の径を小さくしその結果1表面積を大きくすることは
充分可能と考える。即ち。
ジビニルベンゼンを単量体の合計量に対して63重量%
以上使用することにより目的は達成出来る。
又2本発明の条件下では通常用いられる溶剤はほとんど
沈殿剤として作用したため沈殿剤の選択も容易である。
又、多孔性交叉共重合体の使用目的によっては共重合可
能な単量体を任意に選んで共重合することにより物性の
改良が可能である1例えば親水性単量体と共重合するこ
とにより水に対するぬれ性など表面特性の改良が出来る
0本発明をさらに詳しく説明するとジビニルベンゼンと
共重合可能な単量体としてはスチレン、メチルスチレン
、エチルスチレン、ビニルナブタレンツクロロスチレン
、ブロムスチレン等の芳香族ビニル化合物;アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル。
アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル。
メタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸
ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル
等のアクリル又はメタクリル化合物;その低塩化ビニル
、酢酸ビニル、ビニルピリジン等のエチレン性単量体が
挙げられる1次に重合触媒としては過酸化ベンゾイル、
ラウロイルパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシ
ジカーボネート、t−ブチルパーオキシピバレート等の
有機過酸化物やアゾヒスイソブチロニトリル等のアゾ化
合物を挙げることが出来る0重合触媒の添加量としては
単量体の合41量の0.01〜4モル%が適当である。
又、単量体は溶解するが、生成共重合体とは親和性がな
いrf3媒としてはシクロヘキサン、n−ヘキサン、n
−へブタン、n−デカン等の飽和脂肪族炭化水素類;n
−アミルアルコル、イソアミルアルコール、2−エチル
ヘキシルアルコール、n−オクチルアルコール等のアル
コール類:ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素類;酢酸エチル、#酸メチル、プロピオン酸エチ
ル等のエステル類が挙げられる。使用量としては単量体
の合計量に対して20〜60重量%好ましくは30〜5
0重量%である。又、懸濁重合法の場合の分散剤として
はデンプン、アラビアゴム、ゼラチン、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース等の天然物高分子化合物又はその誘導体;ポリ
ビニルアルコール、部分ケン化ポリ1llpHllIビ
ニル。
スチレン−マレイン酸共重合体、アクリル酸又はメタア
クリル酸共重合体等の水溶性合成高分子化合物等が挙げ
られ2分数安定剤としてはカオリン。
ベントナイト、タルク、炭酸カルシュラム、硫酸バリウ
ム等の無機物が挙げられる。 JTましくはポリビニル
アルコールとベントナイト、ゼラチンとベントナイト、
カルボキシメチルセルロースとタルクなと高分子分散剤
と無機物の分散安定剤とを併用して使われる0次に9重
合塩度としては通常は50〜120℃、好ましくは60
〜95℃の温度で行なわれる。
(発明の効果) 本発明の多孔性交叉共重合体のll1I造方法は前述の
ごとく構成されている為、以下に示す様な幾つかの利点
を有している。
第一はジビニルベンゼンを63ffl量%以上添加する
以外は従来より知られた重合技術2例えば懸濁重合法に
より多孔性交叉共重合体を容易に1)ることが出来る。
第二は得られた多孔性交叉共重合体の表面積が大きい為
に、吸着剤としての性能アップが期待される。
(実施例及び比較例) 次に実施例及び比較例を挙げてll!明するが、いずれ
も例示のためのものであって本発明をそれらのみに限定
するものではない。
(実施例1) 温度針、かくはんel(ステンレス製二枚羽根)及び窒
素導入管を備えたIL四コロフラスコジビ= /l/ 
/< ンt’ ン80 ffi JGk%含有するジビ
ニルベンゼン−エチルスチレン混合液(精製ジビニルベ
ンゼン)150g+n−オクタツール40g、)ルエン
90g、過酸化ベンゾイル1.og+イオン交換水30
0g、ポリビニールアルコール0.15g、ベントナイ
ト0.2gを仕込み窒素ガスをバブリングしなから30
0rpmでかくはんした。
反応液が均一に分散した後、オイルバスにて85℃に昇
温し10時間重合を行なった6重合後、水蒸気を吹込み
ながら蒸留し溶媒を留去した。得られた重合体は口過に
より取り出し、熱風乾燥機中70℃にて20時+10乾
燥を行なった。その結果。
白色不透明な真球状の多孔性交叉共重合体(以下ビーズ
と略称する。)142gを得た。ビーズの平均粒子径(
直径)は350ミクロンであった。
又、水分量は0.1%であった。更に得られたビーズを
充分に減圧脱気後、 窒素吸着BET法にて表面積を測
定した所、650ボ/gであった。
尚9本実施例におけるジビニルベンゼン(DVB)の単
量体に占める割合は次式で計算した。
(使用した市販DVB#kX純度)÷(単量体合計量)
X100=150XO,a÷150X100=80重量
% 又、使用した沈殿剤の割合は次式で計算した。
沈殿剤量÷(単量体台11量+沈殿剤量)xlOO= 
(40+90)÷(150+40+90)xi00=4
6.4重量% (実施例2) 実施例1におけるn−オクタツールとトルエンのかわり
にn−ヘキサン150gを使用する以外は実施例1と同
等に重合することにより、平均粒子径が360ミクロン
の白色不透明なピース143gを得た。又1表面積は5
34 nf / gであった。
尚、ここで使用したDVBの単量体に占める割合は80
重景%であり又、沈殿剤の割合は50重量%である。
(実施例3) 実施例1におけるn−オクタツールとトルエンのかわり
に2−エチルヘキサノール65gを使用する以外は実施
例1と同等に重合することにより。
平均粒子径が370ミクロンの白色不透明なビーズ14
1gを得た。又9表面積は500ポ/gであった。尚、
ここで使用したDVBの単量体に占める割合は80重量
%であり又、沈殿剤の割合は30.2重量%である。
(実施例4) 単量体及び溶剤としてスチレン30g+ ジビニルベン
ゼン80重量%含有するジビニルベンゼン−エチルスチ
レン混合液120g、2−エチルヘキサノール90gを
使用する以外は実施例1と同等に重合することにより、
平均粒子径が390ミクロンの白色不透明なビーズ14
3gを得た。又。
表面積は430n(/gであった。尚、ここで使用した
DVBの単量体に占める割合は64重量%であり又、沈
殿剤の割合は37.5重量%である。
(実施例5) 単量体及び溶剤として4−ビニルピリジン20g、ジビ
ニルベンゼン80重量%含有するジビニルベンゼン−エ
チルスチレン混合液130g及び2−エチルヘキサノー
ル180g又、開始剤としてアゾビスイソブチロニトリ
ル1.0gを使用する以外は実施例1と同等に重合する
ことにより。
平均粒子径が400ミクロンの白色不透明なビーズ14
3gを得た。ヌ2表面櫃は420ポ/gであった。尚、
ここで使用したDVI3の単量体に占める割合は69.
3重量%であり又、沈殿剤の割合は54.5重量%であ
る。
(比較例1) 単量体及び溶剤としてスチレン47g、ジビニルベンゼ
ン80重量%含有するジビニルベンゼン−エチルスチレ
ン混合1103g、2−エチルヘキサノール90gを使
用する以外は実施例1と同等に重合することにより、平
均粒子径が360ミクロンの白色不透明なビーズ142
gを得た。又。
表面積は310nf/gであった。尚、ここで使用した
DVBの単量体に占める割合は54.9重量%であり又
、沈殿剤の割合は37.5重量%である。
(比較例2) 単量体及び溶剤としてスチレン84g、ジビニルベンザ
280重爪%含有するジビニルベンゼン−エチルスチレ
ン混合M66g、2−エチルヘキサノール90gを使用
する以外は実施例1と同等に重合することにより、 5
iL均粒子径が330ミクロンの白色不透明なビーズ1
43gを得た。又。
表面積は200 rd / gであった。尚、ここで使
用したDVBの単量体に占める割合は35.2重量%で
あり又、沈殿剤の割合は37.5重量%である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 表面積が400m^2/g以上の性状を有する多孔性交
    叉共重合体を製造するにあたりジビニルベンゼンを重合
    性単量体の合計量に対して63重量%以上使用すること
    を特徴とする多孔性交叉共重合体の製造方法。
JP17436588A 1988-07-12 1988-07-12 多孔性交又共重合体の製造方法 Pending JPH0224303A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0610039A1 (en) * 1993-02-01 1994-08-10 Rohm And Haas Company Polymerization process for making porous polymeric particles
JP2002145951A (ja) * 2000-08-11 2002-05-22 Rohm & Haas Co 重合体吸着剤及び製造方法

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