JPH02241310A - 耐火ケーブル吊り部 - Google Patents

耐火ケーブル吊り部

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JPH02241310A
JPH02241310A JP1058956A JP5895689A JPH02241310A JP H02241310 A JPH02241310 A JP H02241310A JP 1058956 A JP1058956 A JP 1058956A JP 5895689 A JP5895689 A JP 5895689A JP H02241310 A JPH02241310 A JP H02241310A
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JP
Japan
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resistant
fire
cable
heat
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP1058956A
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English (en)
Inventor
Eiji Eguchi
英二 江口
Akihisa Sudo
須藤 章久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ビルディング等の建物内に立上げ布設されて
いる耐火ケーブルの上端を吊り具で支持して吊り下げ支
持する耐火ケーブル吊り部に関するものである。
[従来技術] ビルディング等の建物では、各階に給電するため耐火ケ
ーブルが立上げ布設され、該耐火ケーブルには各階のと
ころに分岐部が設けられ、各階毎の給電が行われるよう
になっている。この場合、分岐部に対しては消防法で所
要の耐火特性を満たすように規定があるが、耐火ケーブ
ルの上端を吊り具で吊り下げ支持する吊り部には規定が
定められていない。
この吊り部にも分岐部に準じた耐火特性をもたせたいと
いう要望がある。
このため、立上げ布設されている耐火ケーブルの上端に
おける導体露出端末に圧着金具が圧着され、該圧着金具
が設けられた導体露出端末の外表面には端末絶縁処理層
が設けられ、該圧着金具の下の導体の外周には耐火絶縁
スペーサが装着され、該耐火絶縁スペーサを介して圧着
金具が支え金具に抜は止め支持され、該支え金具には吊
り金具が取付けられた構造の耐火ケーブル吊り部が検討
されている。この場合、耐火絶縁スペーサとしては、耐
火性と機械的強度等の面からセラミックスの使用が考え
られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような構造の耐火ケーブル吊り部で
は、耐火性と機械的強度等の面から耐火絶縁スペーサと
してセラミックス成形品が使用されるので、非常にコス
ト高になる問題点がある。
また、セラミックス成形品では、割れ易い等の問題点も
ある。更に、このような構造では、該吊り部の下方で火
災が発生し、耐火ケーブルが燃焼され、その熱が導体を
経て該導体の端末に伝わってきた場合、端末絶縁処理層
が溶けて脱落し、導体端末が裸になり、短絡事故が発生
し易(なる問題点がある。
本発明の目的は、セラミックス等の高価な耐火絶縁材料
を使用しないで吊り下げ支持を行うことができ、且つ熱
による端末絶縁処理層の脱落を防止できる耐火ケーブル
吊り部を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するための本発明の詳細な説明すると
、次の通りである。
請求項(1)の発明は、立上げ布設されている耐火ケー
ブルの上端部を吊り具で支持して吊り下げ支持する耐火
ケーブル吊り部において、前記吊り具による前記耐火ケ
ーブルの支持部が耐火シートで被覆され、前記耐火ケー
ブルの上端における導体端末には耐熱絶縁処理層を介し
て絶縁処理層が設けられていることを特徴とする 請求項(2)の発明は、立上げ布設されている耐火ケー
ブルの上端部を吊り具で支持して吊り下げ支持する耐火
ケーブル吊り部において、前記吊り具による前記耐火ケ
ーブルの支持部が耐火シートで被覆され、前記耐火ケー
ブルの上端における導体端末には耐熱絶縁処理層を介し
て絶縁処理層が設けられ、且つ前記耐火シートは前記耐
火ケーブルの支持部より下に所要長さのケーブル延焼阻
止区間を形成するように前記耐火ケーブルを被覆する長
さを有していることを特徴とする。
[作 用] このように吊り具による耐火ケーブルの支持部を耐火シ
ートで被覆すると、該耐火シートで断熱され、しかも炎
も遮蔽できるので、支持部の構成材料としてセラミック
ス成形品等の高価な材料を使用しないでも、所要の耐火
特性が得られるようになる。また、導体を経て下方から
熱が該導体の端末に伝わって来ても、該導体の端末には
耐熱絶縁処理層を介して絶縁処理層が設けられているの
で、該絶縁処理層が溶融されて脱落しても耐熱絶縁処理
層が残り、このため短絡事故を防止できる。
特に、請求項(2)のように、支持部より下の耐火シー
トの長さを定めると、該耐火シートで耐火ケーブルに所
要長さのケーブル延長防止区間が形成され、該耐火シー
トの下まで耐火ケーブルが延長されて来ても、耐火シー
ト内では酸素の供給が立たれ、延焼を防止でき、支持部
を守ることができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を第1図乃至第4図を参照して詳
細に説明する。図示のように、耐火ケーブル1は導体2
の外周にマイカテープ等の耐熱絶縁層3を介して難燃性
ポリエチレン等の難燃性絶縁シース4が被覆された構造
になっている。
このような構造をした2条の耐火ケーブル1は、吊り具
5で支持されて吊り下げ支持されるようになっている。
吊り具5は、棒状をしていて上端にプーリングアイ6が
設けられている吊り金具7を有する。吊り具7の下端に
は、ナツト8で抜は止めされて円板状の支え金具9が水
平に支持されている。該支え金具9には1対の貫通孔1
0があけられ、これら貫通孔10には前述した耐火ケー
ブル1の上端部が通されている。これら耐火ケーブル1
の上端では、段剥ぎされて耐熱絶縁層3と導体2とが順
次所定の長さで露出されている。露出された耐熱絶縁層
3の外周には、FRP製の絶縁スペーサ11が嵌着され
ている。該絶縁スペーサ11の上端には、フランジ部1
1Aが設けられている。該絶縁スペーサ11は、支え金
具9の貫通孔10に通され、フランジ部11Aで抜は止
めされている。フランジ部11Aの上に突出した導体2
の外周には、座金12を介して圧着スリーブよりなる圧
着金具13が被せられ圧着されている。
この圧着金具13は、座金12及び絶縁スペーサ11の
フランジ部11Aを介して支え金具9に支持されている
。この圧着金具13により、耐火ケーブル1は支え金具
9に抜は止めされて、吊り下げ支持されている。露出さ
れた導体2の端末部には、圧着金具12の外周及び該圧
着金具12と導体2との各上端面を包囲するガラス繊維
入りマイカ被覆層よりなる耐熱絶縁処理層14が設けら
れ、その表面いは絶縁テープよりなる押え眉15と熱収
縮キャップ層16よりなる絶縁処理層17が設けられて
いる。また、支え金具9の下の絶縁スペーサ11と難燃
性絶縁シース4との境界部分には、防水テープ巻きによ
り防水処理層18が設けられている。
このようにして形成された吊り具5による耐火ケーブル
1の支持部19は、例えばガラス繊維をサンドイッチ状
に内蔵させたガラスクロスシートよりなる耐火シート2
0で縦添え被覆され、ガラスクロスよりなる耐火結束具
21で結束されている。特に、この耐火シート20は、
耐火ケーブル1の支持部19より下に所要長さLlのケ
ーブル延焼阻止区間を形成するように、耐火ケーブル1
を被覆する長さを有している。本実施例では、該長さL
lが500mmで、それより上部の長さL2が200m
mであり、全長りが700mmとなっている。また、耐
火シート20は、ラップ長βがlQmmの長さでラップ
されて被覆が行われ、ラップ部分から火が入らないよう
にされている。
このように吊り具5による耐火ケーブル1の支持部19
を耐火シート20で被覆すると、該耐火シート20で断
熱でき、且つ炎を遮蔽できる。このため、支持部19の
重要な構成材料である絶縁スペーサ11としてセラミッ
クス成形品等の高価な材料を使用しないで、FRP等で
形成しても所要の耐火特性(例えば、840°Cで30
分加熱しても0.5MΩ以上の絶縁性能があり、且つ機
械的強度の確保ができること。)を得ることができる。
また、導体2を経て下方から熱が該導体2の上端末に伝
わってきても、該導体2の上端末にはマイカ等の耐熱絶
縁処理層14を介して絶縁処理層17が設けられている
ので、該絶縁処理層17が溶融脱落することがない。
更に、支持部19の下の耐火シート20の長さLlを図
示のように長くしておくと、該耐火シート20で耐火ケ
ーブル1に所要長さのケーブル延焼阻止区間が形成され
る。従って、該耐火シート20の下まで耐火ケーブル1
が延焼されても、耐火シート20内では酸素の供給が立
たれ、耐火ケーブル1の延焼を阻止でき、支持部19を
守ることができる。実験によると、耐火シート20の下
端より上方に約100a+mの区間では難燃性絶縁シー
ス4が脱落し、耐熱絶縁層3の露出が生じたが、その区
間より更に上に100〜150mmの区間では難燃性絶
縁シース4の発泡化が生じ、その区間より更に上の区間
では難燃性絶縁シース4の変化は生じなかった。
なお、吊りさげ支持する耐火ケーブル1は図示のように
2条に限定されるものではなく、2条以上であれば何条
でもよい。
[発明の効果] 以上説明しように本発明に係る耐火ケーブル吊り部によ
れば、下記のように効果を得ることができる。
(イ)吊り具による耐火ケーブルの支持部を耐火シート
で被覆すると、該耐火シートで断熱され、しかも炎も遮
蔽でき、このため支持部の構成材料としてセラミックス
成形品等の高価な材料を使用しないでも、所要の耐火特
性を得ることができる。
(ロ)導体を経て下方から熱が該導体の上端末に伝わっ
て米でも、該導体の上端末には耐熱絶縁処理層を介して
絶縁処理層が設けられているので、該絶縁処理層が溶融
脱落することがない。
(ハ)請求項(2)のように、支持部より下の耐火シー
トの長さを定めると、該耐火シートで耐火ケーブルに所
要長さのケーブル延長防止区間が形成され、該耐火シー
トの下まで耐火ケーブルが延長されて来ても、耐火シー
ト内では酸素の供給が立たれ、延焼を防止でき、支持部
を守ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る耐火ケーブル吊り部の一実施例の
縦断面図、第2図は第1図に示す耐火ケーブル吊り部に
おける吊り具による耐火ケーブル支持部の一部縦断正面
図、第3図及び第4図は本実施例における耐火ケーブル
吊り部の耐火シートの被覆過程を示す斜視図及び耐火シ
ートの被覆後の状態を示す斜視図である。 1・・・耐火ケーブル、2・・・導体、3・・・耐熱絶
縁層、4・・・難燃性絶縁シース、5・・・吊り具、6
・・・プーリングアイ、7・・・吊り金具、8・・・ナ
ツト、9・・・支え金具、10・・・貫通孔、11・・
・絶縁スペーサ、11A・・・絶縁スペーサフランジ部
、12・・・座金、13・・・圧着金具、14・・・耐
熱絶縁処理層、15・・・押え層、16・・・熱収縮キ
ャップ層、17・・・絶縁処理層、18・・・防水処理
層、19・・・支持部、20・・・耐火シート、21・
・・耐火結束具。 第2図 第3図 第4図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)立上げ布設されている耐火ケーブルの上端部を吊
    り具で支持して吊り下げ支持する耐火ケーブル吊り部に
    おいて、前記吊り具による前記耐火ケーブルの支持部が
    耐火シートで被覆され、前記耐火ケーブルの上端におけ
    る導体端末には耐熱絶縁処理層を介して絶縁処理層が設
    けられていることを特徴とする耐火ケーブル吊り部。
  2. (2)立上げ布設されている耐火ケーブルの上端部を吊
    り具で支持して吊り下げ支持する耐火ケーブル吊り部に
    おいて、前記吊り具による前記耐火ケーブルの支持部が
    耐火シートで被覆され、前記耐火ケーブルの上端におけ
    る導体端末には耐熱絶縁処理層を介して絶縁処理層が設
    けられ、且つ前記耐火シートは前記耐火ケーブルの支持
    部より下に所要長さのケーブル延焼阻止区間を形成する
    ように前記耐火ケーブルを被覆する長さを有しているこ
    とを特徴とする耐火ケーブル吊り部。
JP1058956A 1989-03-10 1989-03-10 耐火ケーブル吊り部 Pending JPH02241310A (ja)

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JP1058956A JPH02241310A (ja) 1989-03-10 1989-03-10 耐火ケーブル吊り部

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JP1058956A JPH02241310A (ja) 1989-03-10 1989-03-10 耐火ケーブル吊り部

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JP1058956A Pending JPH02241310A (ja) 1989-03-10 1989-03-10 耐火ケーブル吊り部

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011250553A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Sekisui Chem Co Ltd 船舶の防火区画貫通部構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6034725B2 (ja) * 1977-04-26 1985-08-10 キヤノン株式会社 大口径望遠レンズ

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