JP2759389B2 - 高圧耐火ケーブル接続部の耐火保護部材 - Google Patents

高圧耐火ケーブル接続部の耐火保護部材

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JP2759389B2
JP2759389B2 JP27465391A JP27465391A JP2759389B2 JP 2759389 B2 JP2759389 B2 JP 2759389B2 JP 27465391 A JP27465391 A JP 27465391A JP 27465391 A JP27465391 A JP 27465391A JP 2759389 B2 JP2759389 B2 JP 2759389B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧耐火ケーブル接続
部の表面を、保護ケース部材と耐火充填物とにより保護
する手段に関し、特に、ケーブル接続部脱着時の解体、
復元を容易にするとともに、ケーブルシースに接する耐
火充填物の表面を、油分遮断シート部材で覆い、ケーブ
ルの表面に配置するゴム部材に対して耐火充填物の油分
が影響を与えないようにする高圧耐火ケーブル接続部の
耐火保護部材に関する。
【0002】
【発明の背景および従来の技術】近年、オフィスビル等
での電力需要が多くなる傾向があり、その電力需要に対
応させるために、ビル内の主要な配電系統を高圧耐火ケ
ーブルを用いて構成し、各階等に設置した変電設備を介
して、各需要先に給電するような設備が多く用いられて
いる。ところが、ビル内での給電系統に使用されるケー
ブルは、特に高圧の場合には、消防庁告示第7号(昭和
53年10月16日)に規定されるような耐火性能を有
するものを使用することが求められている。前記高圧耐
火ケーブルに求められる耐火性能としては、840℃に
加熱する加熱炉の内部に30分置いた状態で、短絡等が
発生せずに、給電を継続できるようなものであることが
要求されている。
【0003】そこで、一般の高圧耐火ケーブルでは、導
体の周囲にマイカテープを巻き付ける等の手段を用い、
その周囲を被覆する絶縁体やシース等が燃えた場合で
も、導体の周囲を被覆するマイカテープにより絶縁状態
を維持出来、火災事故等が発生した場合でも、給電を継
続できるような手段を用いている。また、前述したよう
な高圧耐火ケーブルを接続する場合には、例えば、図1
1に示されるような接続手段を用い、高圧ケーブル接続
部が高温にさらされた場合でも、そのケーブルの接続部
の絶縁を維持できるようにしている。
【0004】前記図11の高圧ケーブル接続部10aに
示されるように、高圧耐火ケーブル1、1aは、その導
体2の周囲をマイカテープ5により被覆し、その周囲を
絶縁体3とシース4とにより覆うようにして構成されて
いる。前記高圧耐火ケーブル1、1aの接続を行う場合
には、シース4および絶縁体3を剥ぎ取って導体2、2
を露出させ、その導体の先端部を導体接続管11に挿入
し、圧縮・固定して接続する。前記導体接続管11を用
いた接続部の周囲に、マイカテープを多層巻きにして耐
火層12を形成し、該耐火層と高圧耐火ケーブルの絶縁
体の周囲とに亘って、自己融着テープを多層巻きにした
補強絶縁体13を形成する。さらに、前記補強絶縁体1
3の表面に、導電性テープ14と、ケーブルの遮蔽銅テ
ープに対して接続する平編銅線15、および、銅バイン
ド線16とを施し、その周囲を耐火保護層17により被
覆し、防水テープ(クロロプレンゴム製)による防食層
18とを被覆して構成している。
【0005】そして、前述したようにして高圧ケーブル
接続部10aを施工することにより、該高圧ケーブル接
続部が火災等で高温にさらされて、表面の被覆部材が燃
焼した場合でも、耐火保護層17の層により、その内部
の部材を保護することができるものとなる。また、前記
耐火保護層17により覆われた下層の部材が燃焼したと
しても、導体と導体接続管11の周囲を被覆する耐火層
12が、絶縁作用を維持しているために、該高圧耐火ケ
ーブルが短絡したりする等の問題は発生しないものとな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記図11に示される
従来の高圧ケーブル接続部10aでは、耐火層12およ
び耐火保護層17を、通常マイカテープと呼ばれるテー
プ状材料を用い、そのマイカテープを1/2ラップで多
層に巻き込んで形成している。ところが、前記マイカテ
ープは、ガラスクロスにマイカ(雲母)の薄片を張り付
けて構成したものであるために、柔軟性がなく、巻き込
み作業が面倒であるために、高圧耐火ケーブルの接続作
業に時間を要したり、高圧耐火ケーブルの接続コストが
非常に高くなるという問題がある。また、ケーブルの給
電容量を大きくするためには、高圧耐火ケーブルを太い
もので構成する必要があり、太い高圧耐火ケーブルに対
して前述したような接続手段を適用する場合には、安定
した絶縁性能を維持させることが困難になっている。
【0007】しかしながら、従来の高圧耐火ケーブルに
おいては、前記図11に示されるような高圧ケーブル接
続部を用いる以外の接続方式がないために、マイカテー
プを巻き込む作業を念入りに行い、絶縁性能を十分に確
保できるようにして、耐火層や耐火保護層を形成するこ
とが行われている。そこで、前述したような高圧ケーブ
ル接続部を形成する労力を極力少なくするため、およ
び、高圧ケーブル接続部の構成を簡素化するために、そ
の接続部の周囲を保護ケースと耐火充填物で覆うような
手段が提案されている。前記高圧耐火ケーブル接続部に
使用される保護手段としては、高圧耐火ケーブル接続部
の周囲にシート状等の耐火充填物を所定の厚さで巻き付
け、その周囲に保護ケースを取り付けるような方式を用
いることができる。
【0008】ところが、前記耐火充填物を高圧耐火ケー
ブル接続部の周囲に巻き付け、その表面の部分に保護ケ
ースを取り付ける作業を現場で行うようにすると、その
作業が面倒であり、施工期間を長く必要とするという問
題が発生する。そこで、保護ケースを半割り状に構成
し、そのケース部材の内面に予め耐火充填物を貼り付け
たものをユニットとして用意しておき、現場での作業を
容易に行い得るようにすることが考えられている。
【0009】しかしながら、例えば、金属製のケース部
材の内面に貼り付けられる耐火充填物は、後述するよう
に、油分を多量に含むものであり、特に、ゴム部材等に
対する影響が大きいという特性を有している。つまり、
一般のケーブル接続部においては、その表面の防食層が
クロロプレンゴム、EPゴム等により構成されているこ
とが多く、高圧耐火ケーブルの場合でも、その表面層
は、ゴム材料により構成されているのが一般的である。
そして、前述したようなケーブルの接続部等で、耐火保
護部材として耐火充填物を使用する場合には、その耐火
充填物が直接ケーブル接続部の表面に接する部分で、耐
火充填物に含まれる油分によりゴム部材が劣化の速度を
速めたりすることがある。
【0010】
【発明の目的】本発明は、高圧耐火ケーブルを用いた給
電系統において、ケーブルの接続部等に対して、耐火接
続構造を形成する際に、その接続部の機構を簡素化でき
るとともに、ケーブル接続部脱着時の解体、復元を容易
にし、しかも、接続部の外周を覆うように設けられる耐
火充填物が、ケーブルの被覆層に対して影響を与えない
ようにする手段を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、ケ
ーブル導体同志を導体接続管もしくはプラグ・レセップ
方式により接続せる中間導体接続部上に、またはケーブ
ル導体端をケーブル導体吊留用導体金具に接続せる終端
導体接続部上に、少なくとも補強絶縁体とその周上に外
部半導電層とを設けてなる高圧耐火ケーブルの接続部に
関する。本発明においては、前記高圧耐火ケーブル接続
部の表面を覆うようにして配置する保護ケース部材を、
径方向に複数に分割したケース部材を組み合わせて構成
し、前記ケース部材の内面に、所定の厚さの耐火充填物
を一体に張り付けてユニットを構成し、該ユニットの内
面をシート部材により保護してなることを特徴とするも
のである。
【0012】前述したように、高圧耐火ケーブルの接続
部等を覆う部材として、耐火充填物を内面に一体に保持
させたユニットを用いることにより、該ケース部材を取
り扱う際や、耐火保護部材を施す際に、耐火充填物がケ
ース部材から剥離したりすることがなく、耐火部材の組
立工事を容易に行うことができる。また、前記耐火充填
物の表面をシ−ト部材によりカバーすることにより、ケ
ーブル接続部の表面を覆っているゴム部材に直接接触す
ることがなく、接続部脱着時の解体、復元が容易とな
り、かつ、耐火充填物に含まれる油分がゴム部材に影響
を与えることが防止され長期間そのままに放置してもケ
ーブルのシースが劣化したりすることがない。
【0013】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の高圧耐
火ケーブル接続部の構成と、耐火構造とを説明する。図
1に示される例は、高圧耐火ケーブルを接続する部分の
構成を示すものであり、高圧耐火ケーブル1としては、
一般の耐火ケーブルと同様に、導体2、2aの表面にマ
イカテープ5、5aを被覆したものを用いる。なお、図
1に示される高圧耐火ケーブル1、1aでは、絶縁体層
3、3aとシース4、4aとの間に、半導電性テープ、
例えば、カーボン入りブチルゴム引きポリエステル不織
布テープによる外部半導電層6、6aと銅テープによる
金属遮蔽層7、7aとを被覆して構成したものを用いて
いる。前記図1に示される高圧ケーブル接続部10にお
いて、接続される2本の高圧耐火ケーブル1、1aの接
続端部は、前記図14に示される場合と同様に、導体2
を露出させた部分を、導体接続管11の穴に挿入して圧
縮固定する。
【0014】また、ケーブルの表面の表面被覆層4を所
定の範囲で剥ぎ取り、両側のケーブルの耐火テープ5、
5aの部分と、スリーブ11の周囲に半導電層8を施工
し、その後で、絶縁体層3を露出した部分と、導体接続
管11との表面に亘って自己融着テープを巻回してなる
補強絶縁体13を設ける。なお、前記半導電層8を施す
のは、導体接続管11を取り付ける際に発生した傷等に
よるストレスを緩和するためであり、半導電性のゴムテ
ープを巻き付けること、または、半導電性材料で作った
収縮チューブを取り付けることができる。さらに、その
表面に半導電性テープ、例えば、カーボン入りブチルゴ
ム引きポリエステル不織布テープを巻回してなる外部半
導電層14を両側のケーブルの遮蔽層7、7aに亘って
施し、その表面に、平編銅線とバインド線とからなる接
続部遮蔽層9を形成し、その表面を防水テープ巻付けに
よる防食層18で覆うようにする。
【0015】前述したように、高圧耐火ケーブルの導体
を接続した後で、本発明においては、その接続部の表面
に耐火充填物25を被覆し、その外側に保護ケース部材
20を取り付けて固定する。前記耐火充填物25として
は、例えば、三菱電線工業株式会社製の防火パテ(DF
パテN、DFパテA……いずれも商品名)を用いること
ができる。前記耐火充填物として用いられるパテにおい
て、例えば、DFパテNは難燃材、有機質バインダー、
無機質充填材、難燃性補強繊維等から構成されるもの
で、灰色の半軟質状で、シート状、または、棒状に成形
されている。そして、前記棒状または、シート状のDF
パテNを、対象とするケーブル等の表面に応じて、その
まま介在させたり、ケーブル等の周囲に巻き付ける等し
て変形させて使用するようにしている。また、前記DF
パテNは火炎に接すると固化し、その後で硬質の炭化層
を形成するような材料で構成されているもので、高温に
加熱された場合に、その形状が崩れることなしに、内部
のケーブル等を保持し、保護できるようなものとされ
る。
【0016】前記DFパテNとは別に、前記DFパテA
は、炭素成形材、発泡材、難燃性脱水材、鉱油系バイン
ダ、無機質充填材、難燃性補強繊維等で構成されるもの
で、淡黄色、半軟質状のものを、前記DFパテNと同様
に、棒状、または、シート状に成形したものを使用す
る。また、前記DFパテAは、前述したような構成材料
からなるもので、火炎に接すると約300℃で炭化、発
泡し、その膨脹圧力により空隙を塞ぐとともに、断熱等
の硬化を発揮できるものとされる。また、該耐火充填物
を施工した表面に、保護ケース部材20を施工する場合
に、その高圧ケーブル接続部の防水テープ18との間に
若干の隙間があっても、その耐火充填物が可塑性を有す
るものであり、保護ケース部材を取り付ける際の押圧力
により、耐火充填物が変形されて隙間を充填することが
できる。
【0017】前述したような保護ケース部材を用いて高
圧ケーブル接続部の表面を保護する手段において、本発
明では、保護ケース部材が高温で溶融するものである場
合と、高温でも溶融しない性質を持つものとでは、その
内部に充填する耐火充填物の性質が異なるものを使用す
ることができる。例えば、高温で溶融する性質を持つ保
護ケース部材として、ガラス、ゴム、プラスチック、ア
ルミニウム、その他の高温で溶融する材料を用いる場合
には、該保護ケース部材の内部に充填する耐火充填物
は、例えば、前記DFパテN等のように、高温にさらさ
れると自硬性を有する材料を用いることができる。そし
て、例えば、840℃の高温で保護ケース部材がとけた
場合でも、耐火充填物が硬化することにより、その高圧
ケーブル接続部の外部の保護層を形成し、内部の保護部
材等が燃焼することを防止できるようにすることができ
る。
【0018】これに対して、前記保護ケース部材とし
て、例えば、銅、銅合金、ステンレス、セラミック(陶
磁器)、硅酸カルシウム、マグネシウム等の高温でも溶
融しない材料を、単心ケーブルの表面の保護部材として
用いた場合、または、多心ケーブルに対しては、鉄製の
保護ケース部材を用いた場合には、該保護ケース部材の
内部に充填される耐火充填物は、高温にさらされて自硬
性を有する材料を限定して用いる必要がない。つまり、
その場合には、保護ケース部材が高温で燃えたり、溶融
されたりすることがないので、耐火充填物には断熱性の
みが要求されることになる。そこで、保護ケース部材が
溶融しない性質のものである場合には、耐火充填物とし
て、前記DFパテAのように、熱を加えることにより、
発泡して膨脹する性質を有する材料を使用することがで
きる。また、前述したような耐火充填物は、熱により膨
脹する性質を有するものであるから、高圧耐火ケーブル
の外部被覆層と保護ケース部材の内部との間に若干の隙
間があっても、耐火充填物が高温に加熱された際に膨脹
してその隙間を埋めることができ、その保護ケース部材
と耐火充填物とによる保護作用を良好に発揮させること
ができる。
【0019】前述したように構成される本発明の高圧ケ
ーブル接続部10において、その外側に配置される保護
ケース部材は、図2ないし図4に示されるように、円筒
を2つ割りにした形状のものを使用することができる
が、その他に、円筒を3つの部材等に分割したものを組
み合わせて用いることができる。図2に示される保護ケ
ース部材は、円筒を2つ割りにして、その合わせ部分に
フランジ21を突出させて設け、該フランジの部分でボ
ルト等により固定する手段を用いる場合を示している。
また、図3に示される保護ケース部材20aでは、2つ
の半円筒状の部材の端部を重ね合わせるようにして、そ
の外側に締め付けバンド22を配置し、固定するような
手段を用いることができる。さらに、図4に示される保
護ケース部材20bの例では、半円筒の端部を接合した
状態で、締め付けバンド22により締め付け固定する手
段を用いることができる。
【0020】本発明の高圧耐火ケーブル接続部での耐火
構造は、前記図1に示されたような導体接続管を用いた
接続部の他に、プラグ・レセップ方式(いわゆるチュー
リップコンタクト式、プラグイン式等)により構成した
接続部に対しても、本発明の耐火構造を適用することも
可能である。また、本発明の接続部の耐火構造は、単
心、多心のいずれの形式のケーブルに対しても適用する
ことができる。さらに、該ケーブルが丸型、またはひょ
うたん型等の断面形状を有するものに対しても、その接
続部の外周をカバーする保護ケースの形状を、その対象
とするケーブル等の外周形状に近似する形状のものとし
て構成することにより、容易に適用することができる。
【0021】前述したように構成される本発明の耐火保
護部材において、保護ケースと耐火充填物とを一体に形
成する場合に、前記図2〜4に各々示されるように、保
護ケースを分割してケース部材を構成する手段を用いて
いる。前記ケース部材は、図5の断面図でに示されるよ
うに、1つのユニット27を構成しており、該ユニット
27は、ケース部材28の内面に、シート状の耐火充填
物25を一体に貼り付け、該耐火充填物の表面をシート
部材26によりカバーしたものとしている。前記シート
部材は、ビニールまたはポリエチレン等の耐油性に優れ
たものを使用するもので、耐火充填物に含まれる油分が
該シート部材の表面に露出しないような作用を行う。
【0022】そして、前記ケース部材のユニットの内面
をシート部材26でカバーしたままの状態で、ケーブル
接続部を覆うようにして取り付けた場合には、該接続部
の表面をシートでカバーした状態の上に、耐火充填物を
巻き付けた状態となる。したがって、本発明の耐火保護
部材のユニットを組み合わせて、ケーブル接続部の耐火
保護手段として用いる場合には、その接続されるケーブ
ルが、ゴム材料による被覆を設けたものであっても、耐
火充填物が直接接触しないために、油分による影響を受
けることがない。また、前述したようにして、耐火保護
部材のユニットを用いる場合には、該ユニットを工場で
製造し、現場ではそれを組み立てるのみで、その耐火構
造を容易に形成することができる。
【0023】また、前記耐火保護部材のユニットを工場
で製作した後、現場へ搬入し組立てる間に、ケース部材
28の内面に貼り付けた耐火充填材が剥離するという問
題が生じる場合がある。前述したような耐火充填材とし
て使用されているパテ類は、比較的粘性を持っており、
例えば、アルミ製のケース部材の内面に貼り付けた場合
でも、その粘性により付着された状態で保持されるが、
搬送の途中で耐火充填材が衝撃を受けた場合には、シー
トが剥離したりすることが考えられる。そこで、本発明
のユニット27においては、図6に示されるように、ケ
ース部材の内面に突起物29……を突出させて設け、耐
火充填物のシートの裏面に前記突起物に食い込ませるよ
うな状態にして貼り付け、シートが剥離したりすること
を防止できるようにすることが可能である。
【0024】つまり、前記図6に示される例では、その
ケース部材28の内面に、多数の突起物29……を突出
させて配置しているもので、前記突起物の配置間隔等
は、保護ケースのサイズ等に応じて、任意に設定するこ
とができる。例えば、大サイズの保護ケースになる程、
突起物の数を多くし、配置間隔を狭く設定すると、シー
ト状の耐火部材25に対する保持性能を向上させること
ができるものとなる。そして、前記ケース部材28の内
面に配置する耐火部材25は、厚さ約6mmのシート状の
ものを用い、その耐火部材25の粘性により、ケース部
材28の内面に貼り付ける状態で固定し、さらに、耐火
部材の表面を覆うようにして、ビニール製等のシート状
部材26を貼り付けることにより表面を保護するように
している。
【0025】また、本発明のケース部材28では、その
内面に突出させる部材を、縦方向の突条、または横方向
の突条等により構成することができる。前記ケース部材
28の内面に突出させて形成する縦突条や、横突条は、
ケース部材の円弧方向または長さ方向に対して、任意の
長さに形成することができるものであり、例えば、円弧
方向に横突条を形成する場合には、ケース部材の円弧全
体に長く形成することができる。なお、前記突起物29
や、縦突条、横突条等は、その断面を台形状に構成する
ことや、円弧状断面のもの、または、任意の形状のもの
として構成することができる。また、前記突起物等の高
さは、耐火部材25の厚さの半分程度に構成されるもの
で、例えば、6mmの厚さのシートを用いるものでは、突
起物の突出高さは3〜4mmに設定される。
【0026】前述したように構成することにより、前記
ケース部材28の内面に突出させた突起物29等に対し
て、耐火部材25を押圧することによって、耐火部材と
突起物との接触面積を大きく設定し、耐火部材がケース
部材28の内面から剥離しにくいようにして保持させる
ことができる。また、前記ケース部材28としては、高
温にさらされた場合に、溶融する性質を有する材料、ま
たは、溶融しない性質を有する材料のいずれをも使用す
ることができる。さらに、耐火部材25としては、前述
したように、市販されているDFパテN、DFパテA等
の任意の性質を有するパテ部材を用いることができる。
そして、前記パテ部材のシート状のものを、工場でケー
ス部材の対して一体に貼り付けてユニットを構成し、工
事現場では、前記ユニットを高圧耐火ケーブル接続部の
周囲に組み立てることにより、防火構造を構成すること
ができる。
【0027】(L型コネクタを用いた高圧分岐部での耐
火構造)前記図1に示されたような高圧耐火ケーブル接
続部での耐火構造の他に、本発明の耐火構造は、図7に
示されるようなL型コネクタ等を用いた高圧分岐部にも
適用することができる。前記図7に示される例では、一
般のL型コネクタを用いた接続部に対して、その高圧分
岐部30の外周全体に、耐火充填物25を内部に充填し
た保護ケース部材23を取り付けるようにし、該高圧分
岐部30全体に耐火性を持たせることができるようにし
ている。前記図7において、高圧耐火ケーブル1、1a
の接続部では、接続導体31により導体2、……を接続
し、その周囲に絶縁部分32aと導電部分32bとから
なるスペーサ32、絶縁部分33aと内、外導電部分3
3b、33cからなる絶縁筒33を設け、さらに、分岐
ソケット40を接続導体31に対して取り付け、接地線
36を配置する。この場合、絶縁筒33における筒状絶
縁部分33aとして補強絶縁体(EPゴム製)を、また
その周上に一体的にモールドされた外側導電部分33c
として外部半導電層(導電性EPゴム製)を用いて構成
できる。また、それ等の部材の外周部に導電性テープ3
4による被覆と、外部保護層35とを施すとともに、分
岐ソケット40を直角に突出させた状態で本体ケーブル
側を構成している。
【0028】前記本体側に対して、L型コネクタ41は
一般のコネクタ部材と同様に、略L字型に構成した本体
の一方の端部に接続プラグ端子42を突出させ、他方に
は分岐線の高圧耐火ケーブル1bの導体2bを圧着端子
43を介して取り付けている。そして、前記L型コネク
タ41の接続プラグ端子42を分岐ソケット40に挿入
し、固定することにより、高圧分岐部30を構成するこ
とができるようにされる。本発明においては、前記高圧
分岐部30の外周全体を、保護ケース部材23により被
覆して耐火性を持たせるようにすることができる。ま
た、前記保護ケース部材23と、その内部に充填される
耐火充填物25とは、前記実施例で示したような性質を
有するものを組み合わせて使用することができる。
【0029】前述したようにして高圧分岐部30に取り
付けられる保護ケース部材23は、例えば、図8に示さ
れるように、本体部とL型コネクタの外周部とをそれぞ
れ別の部材でカバーするようなものとして構成すること
ができる。前記図8に示される高圧分岐部30の保護ケ
ース部材23においては、本体側に配置する保護ケース
部材23aと、L型コネクタ41側に配置する保護ケー
ス部材23bとを、それぞれ別体に構成し、それ等を略
半円筒を組み合わせたものとして、それぞれ接続部の外
周をカバーさせるようにする。また、前記2種類の保護
ケース部材部材23a、23bの接続部は、それらを重
ね合わせる形状にすることにより、その接続部での耐火
性能を確保できるようにすることも可能である。
【0030】前記図7および図8に示されるL型コネク
タを用いた高圧分岐部は、高圧耐火ケーブルの接続と、
分岐ソケット40の組み付け、および、L型コネクタ4
1の装着等は、従来の高圧耐火ケーブルの場合と同様に
行うことができるもので、その接続の作業の後で、高圧
分岐部の全体の外周部に耐火充填物25と保護ケース部
材23とを施すことにより、該高圧分岐部での耐火性能
を確保できる。そして、該L型コネクタを取り外したり
する場合には、保護ケース部材23を取り外すと同時に
耐火充填物を取り外し高圧分岐部を露出させるのみで、
保護ケース部材を設けないコネクタ部材の場合と同様な
工程で工事を行うことができる。また、本発明の耐火性
を持たせる接続手段は、例えば、実開平1−16272
8号公報に示されるような接続部にほぼ類似するコネク
タを、高圧分岐部に対して設ける場合や、特開平2−2
3015号公報等に示されるようなフラットケーブルに
設けたコネクタ部分等で、その高圧分岐部の耐火性を保
持するための手段として用いることができる。
【0031】なお、前記図8等に示される保護ケース2
3a、23bとしては、前記図5または図6に示された
ようなケース部材と耐火部材とを一体に形成したユニッ
トを用い、そのユニットにおいて、耐火充填材の内面に
シート部材を一体設けたものを用いることができる。そ
して、前記ケース部材のユニットを、その対象とする接
続部の構造に合わせて工場で作成し、工事現場でケーブ
ル接続部に対して耐火保護手段を構成することができ、
そのケーブル路線における耐火性能を発揮させることが
できる。また、前記ケース部材と耐火部材とを一体に設
けたユニットを用いる場合には、コネクタ部分での分岐
容量を増加させたりする場合には、ケース部材を取り外
す際に、耐火部材も一体に剥離することができるので、
その後の処理の作業を容易に行うことができる。さら
に、前記図5等に示されたように、耐火充填材の表面を
シート部材によりカバーしたものを用いる場合には、該
耐火充填材が直接ケーブルの表面等に付着することがな
いので、耐火保護部材を取り外す作業を容易に行い得る
ものとなる。
【0032】(ケーブル終端部の耐火構造)前記図7に
示される高圧分岐部とは別に、ビル等の電気シャフトに
配置する高圧耐火ケーブルに対して、耐火構造を適用す
る場合には、該ケーブルの上端部をシャフトの天井から
吊り下げることが必要である。その場合には、一般に、
絶縁用の硝子等を介してケーブルを吊り下げるように構
成しているものであるが、本発明においては、図9およ
び図10に示されるような高圧終端部50を用いること
ができる。前記高圧終端部50は、吊り下げ用のボルト
穴等を設けたケーブル吊り金具51と、エポキシ樹脂等
よりなる絶縁ブロック52とを介して、断面T字形のケ
ーブル導体吊留用の導体連結金具53を支持し、該導体
連結金具53に対して、高圧耐火ケーブル1の導体2の
端部に取り付けた直型コネクタ56を装着(ネジ止め)
する。
【0033】前記高圧耐火ケーブル1の端部に設けた直
型コネクタ56を、導体連結金具53に接続した状態で
は、その接続部は絶縁筒(絶縁補強体)55により包囲
され、かつ、締付けバンド54を取り付けて、接続部の
電界緩和ならびに固定状態を確保している。即ち、絶縁
筒55は、内部半導電層55a、絶縁層55b、外部半
導電層55cが設けられたプレモールド型とされてい
る。なお、絶縁筒55の下端部には、ケーブル1の遮蔽
層に接続するように導電性テープ57が巻設され、接地
線59が引き出されている。そして、前記吊り金具51
に設けた取り付け穴を介して、ビルの天井に配置する支
持部材に取り付け、高圧終端部50を介して高圧耐火ケ
ーブル1を吊り下げ保持させることができるとともに、
前記高圧終端部の部分での耐火性を確保することができ
る。
【0034】前述したように構成される高圧終端部50
においては、吊り金具51と高圧耐火ケーブル1の基部
の所定の区間を保護する必要があるために、図示される
ように、保護ケース部材24を用いて全体をカバーする
ようにし、その保護ケース部材24の内部に耐火充填物
25を充填している。また、前記図7に示される高圧終
端部において、外部を保護するための保護ケース部材2
4は、前記図2〜4に示されるような2つ割り形状のも
のを組み合わせて使用することが可能である。さらに、
前記保護ケース部材の内部に充填する耐火充填物も、予
め保護ケース部材の内面に付着させた状態にして構成し
たものを、本体接続部の外面に装着するような手段を用
いることができる。
【0035】前記実施例において、保護ケース部材24
と耐火充填物25とは、前記実施例で示したように、高
温で溶融する性質を有する保護ケース部材と、自硬性を
有する耐火充填物との組み合わせ、または、高温で溶融
しない性質を有する保護ケース部材と、発泡性を有する
耐火充填物との組み合わせ等、任意の性能を有するもの
を組み合わせて使用することができる。そして、前記図
9、10に示される高圧終端部50においても、保護ケ
ース24として、前記図5または図6に示されたような
ケース部材と耐火部材とを一体に形成したユニットを用
いることができる。そして、前記ケース部材のユニット
を、その対象とする接続部の構造に合わせて工場で作成
し、工事現場でケーブル接続部に対して耐火保護手段を
構成することができ、そのケーブル路線における耐火性
能を発揮させることができる。
【0036】したがって、前記ビル内に配置する給電系
統においては、幹線ケーブルとして高圧耐火ケーブルを
用いることができ、該高圧耐火ケーブルの部分では、マ
イカテープによる絶縁保護層を設けているのであるか
ら、火災によりケーブルの保護層が焼損した場合でも、
導体の絶縁を維持させることができる。これに対して、
高圧耐火ケーブルの分岐部等では、コネクタの周囲の部
分に対して、特に、マイカテープ等による耐火保護層を
形成しなくとも、図示されるような高圧分岐部を用いる
ことにより、コネクタ部分が火災により高温にさらされ
た場合でも、該コネクタの絶縁状態を維持させることが
できる。さらに、高圧耐火ケーブルの最上部に設ける高
圧終端部では、吊り金具とケーブルの上部の固定部材と
を、保護ケース部材と耐火充填物とを組み合わせた保護
部材により覆うことにより、火災の場合でも、その高圧
終端部の絶縁状態を良好に維持させることができる。
【0037】前述したように、本発明の保護部材を用い
て、ビル内での給電系統を構成する場合には、高圧耐火
ケーブル1を予め所定の長さに対応させて切断してお
き、その各階の分岐部にコネクタを取り付けておくこと
ができる。そして、前記高圧耐火ケーブル1を布設する
際には、ビルの電気シャフトに引き込んで、最上部の高
圧終端部50を天井の支持部材に固定保持し、各階の変
圧器に対して分岐線を接続させるようにする。また、前
記給電系統の使用中に、各階での受電容量を変更しよう
とする場合には、高圧耐火ケーブル1を給電容量の大き
なケーブルと交換することや、分岐部のコネクタを大容
量のものに交換すること等の手段を適用することができ
る。例えば、コネクタを大容量のものに交換する場合で
も、本発明においては、図9に示されるような終端接続
部に対して、その外側に配置した保護ケース部材23を
取り外し、耐火充填物を剥離してからコネクタを取り外
し、別に大容量のコネクタを装着して、その外部を耐火
処理するのみで良いことになる。
【0038】
【発明の効果】前述したように、高圧耐火ケーブルの接
続部等を覆う部材として、耐火充填物を内面に一体に保
持させたユニットを用いることにより、本発明において
は、該ケース部材を取り扱う際や、耐火保護部材を施工
する際等に、耐火充填物がケース部材から剥離したりす
ることがなく、耐火部材の工事を容易に行うことができ
る。
【0039】また、前記耐火充填物を、その表面をシー
ト部材によりカバーしてケーブル接続部表面を覆ってい
るゴム部材に直接接触させない構成としたから、ケーブ
ル接続部表面と耐火充填物との間は剥離しやすいように
し、かつ、保護ケースと耐火充填物との間は剥離しない
ようにすることができる。したがって、ケーブル接続部
脱着時における解体、復元を容易に行うことができると
ともに、該耐火充填物に含まれる油分がゴム部材に影響
を与えることが防止され、長期間そのままに放置して
も、ケーブルのシースが劣化したりすることがない。
【0040】さらに、本発明の高圧耐火ケーブル接続部
の耐火保護部材は、2本のケーブルを直線状に接続する
場合のみでなく、分岐部、終端部等の処理を行う際に、
その接続部の耐火性を確保させることができる。そし
て、その接続部の表面に耐火充填物と保護ケース部材を
組み合わせて施工するのみであるから、その耐火処理を
容易に行うことができ、該高圧ケーブル接続部での耐火
性能を容易に確保することができ、高圧耐火ケーブル接
続部、または、高圧分岐部、高圧終端部等に対して、そ
の耐火構造の適用箇所に対応する形状に、保護ケース部
材を予め形成しておくことにより、保護ケース部材と耐
火充填物とによる耐火処理を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の耐火手段を高圧耐火ケーブル接続部
に適用する場合の説明図である。
【図2】 保護ケース部材の組み合わせ状態の説明図で
ある。
【図3】 別の構成の保護ケース部材の組み合わせ状態
の説明図である。
【図4】 他の構成の保護ケース部材の組み合わせ状態
の説明図である。
【図5】 本発明のケース部材のユニットの構成を示す
断面図である。
【図6】 ケース部材のユニットの別の構成を示す斜視
図である。
【図7】 本発明の耐火手段を高圧分岐部に適用する場
合の説明図である。
【図8】 図7に示される保護ケースの側面図である。
【図9】 本発明の耐火手段を高圧終端部に適用する場
合の説明図である。
【図10】 図9に示される高圧終端部の構成を示す断
面図である。
【図11】 従来の高圧耐火ケーブル接続部に対する耐
火処理構造の説明図である。
【符号の説明】
1 高圧耐火ケーブル、 2 導体、10、10a
高圧ケーブル接続部、 11 導体接続管、12
耐火層、 17 耐火保護層、 18 防水テ
ープ、20、23、24 保護ケース部材、 25
耐火充填物、26 シート部材、 27 ユニッ
ト、 28 ケース部材、29 突起物、 30
高圧分岐部、 31 接続導体、33 絶縁筒、
40 分岐ソケット、 41 L型コネクタ、5
0 高圧終端部、 53 導体連結金具、 55
絶縁筒、56 直型コネクタ、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−254917(JP,A) 特開 昭60−180412(JP,A) 特開 昭62−69473(JP,A) 実開 昭60−96931(JP,U) 実開 昭48−87648(JP,U) 実開 昭55−76625(JP,U) 実開 昭63−162463(JP,U) 実開 昭64−37323(JP,U) 実開 平1−134919(JP,U) 特公 昭39−29915(JP,B1) 実公 昭54−16295(JP,Y2) 実公 平1−22348(JP,Y2) 実公 昭52−57439(JP,Y2) 実公 昭54−24309(JP,Y2) 実公 昭62−11136(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 15/00 - 15/196 H02G 3/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル導体同志を導体接続管もしくは
    プラグ・レセップ方式により接続せる中間導体接続部上
    に、またはケーブル導体端をケーブル導体吊留用導体金
    具に接続せる終端導体接続部上に、少なくとも補強絶縁
    体とその周上に外部半導電層とを設けてなる高圧耐火ケ
    ーブルの接続部において、 前記高圧耐火ケーブル接続部の表面を覆うようにして配
    置する保護ケース部材を、径方向に複数に分割したケー
    ス部材を組み合わせて構成し、前記ケース部材の内面
    に、所定の厚さの耐火充填物を一体に張り付けてユニッ
    トを構成し、該ユニットの内面をシート部材により保護
    してなることを特徴とする高圧耐火ケーブル接続部の耐
    火保護部材。
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