JP2808375B2 - 高圧耐火ケーブルの接続部 - Google Patents

高圧耐火ケーブルの接続部

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JP2808375B2
JP2808375B2 JP3203454A JP20345491A JP2808375B2 JP 2808375 B2 JP2808375 B2 JP 2808375B2 JP 3203454 A JP3203454 A JP 3203454A JP 20345491 A JP20345491 A JP 20345491A JP 2808375 B2 JP2808375 B2 JP 2808375B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高圧耐火ケーブルの接続
部の構造に関し、特に、高圧ケーブル接続部の表面を、
保護ケース部材と耐火充填物とにより保護する高圧耐火
ケーブルの接続部に関する。
【0002】
【発明の背景および従来の技術】近年、オフィスビル等
での電力需要が多くなる傾向があり、その電力需要に対
応させるために、ビル内の主要な配電系統を高圧耐火ケ
ーブルを用いて構成し、各階等に設置した変電設備を介
して、各需要先に給電するような設備が多く用いられて
いる。ところが、ビル内での給電系統に使用されるケー
ブルは、特に高圧の場合には、消防庁告示第7号(昭和
53年10月16日)に規定されるような耐火性能を有
するものを使用することが求められている。前記高圧耐
火ケーブルに求められる耐火性能としては、840℃に
加熱する加熱炉の内部に30分置いた状態で、短絡等が
発生せずに、給電を継続できるようなものであることが
要求されている。
【0003】そこで、一般の高圧耐火ケーブルでは、導
体の周囲にマイカテープを巻き付ける等の手段を用い、
その周囲を被覆する絶縁体やシース等が燃えた場合で
も、導体の周囲を被覆するマイカテープにより絶縁状態
を維持出来、火災事故等が発生した場合でも、給電を継
続できるような手段を用いている。また、前述したよう
な高圧耐火ケーブルを接続する場合には、例えば、図1
4に示されるような接続手段を用い、高圧ケーブル接続
部が高温にさらされた場合でも、そのケーブルの接続部
の絶縁を維持できるようにしている。
【0004】前記図14の高圧ケーブル接続部10aに
示されるように、高圧耐火ケーブル1、1aは、その導
体2の周囲をマイカテープ5により被覆し、その周囲を
絶縁体3とシース4とにより覆うようにして構成されて
いる。前記高圧耐火ケーブル1、1aの接続を行う場合
には、シース4および絶縁体3を剥ぎ取って導体2、2
を露出させ、その導体の先端部を導体接続管11に挿入
し、圧縮・固定して接続する。前記導体接続管11を用
いた接続部の周囲に、マイカテープを多層巻きにして耐
火層12を形成し、該耐火層と高圧耐火ケーブルの絶縁
体の周囲とに亘って、自己融着テープを多層巻きにした
補強絶縁体13を形成する。さらに、前記補強絶縁体1
3の表面に、導電性テープ14と、ケーブルの遮蔽銅テ
ープに対して接続する平編銅線15、および、銅バイン
ド線16とを施し、その周囲を耐火保護層17により被
覆し、防水テープによる防食層18とを被覆して構成し
ている。
【0005】そして、前述したようにして高圧ケーブル
接続部10aを施工することにより、該高圧ケーブル接
続部が火災等で高温にさらされて、表面の被覆部材が燃
焼した場合でも、耐火保護層17の層により、その内部
の部材を保護することができるものとなる。また、前記
耐火保護層17により覆われた下層の部材が燃焼したと
しても、導体と導体接続管11の周囲を被覆する耐火層
12が、絶縁作用を維持しているために、該高圧耐火ケ
ーブルが短絡したりする等の問題は発生しないものとな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記図14に示される
従来の高圧ケーブル接続部10aでは、耐火層12およ
び耐火保護層17を、通常マイカテープと呼ばれるテー
プ状材料を用い、そのマイカテープを1/2ラップで多
層に巻き込んで形成している。ところが、前記マイカテ
ープは、ガラスクロスにマイカ(雲母)の薄片を張り付
けて構成したものであるために、柔軟性がなく、巻き込
み作業が面倒であるために、高圧耐火ケーブルの接続作
業に時間を要したり、高圧耐火ケーブルの接続コストが
非常に高くなるという問題がある。また、ケーブルの給
電容量を大きくするためには、高圧耐火ケーブルを太い
もので構成する必要があり、太い高圧耐火ケーブルに対
して前述したような接続手段を適用する場合には、安定
した絶縁性能を維持させることが困難になっている。
【0007】しかしながら、従来の高圧耐火ケーブルに
おいては、前記図14に示されるような高圧ケーブル接
続部を用いる以外の接続方式がないために、マイカテー
プを巻き込む作業を念入りに行い、絶縁性能を十分に確
保できるようにして耐火層や耐火保護層を形成すること
が行われている。そこで、前述したような高圧ケーブル
接続部を形成することを極力少なくするために、図15
に示されるような給電方式を用いている場合が多くあ
る。つまり、ビルB内の各階に変圧器Pを配置して、電
気室Eから給電を行う場合に、各変圧器P、P……を高
圧耐火ケーブル1を用いてそれぞれ接続し、給電経路の
途中で高圧耐火ケーブルを接続する部分をできるだけ少
なくするような手段を用いている。そして、前記図15
に示されるような給電系統を構成する場合には、各階の
変圧器に付属する接続部材を使用するために、分岐接続
部を用いる必要がなく、配電系統の工事を容易に行い得
るという特徴を発揮させることができる。
【0008】ところが、前記図15に示されるような給
電方式を採用する場合には、短い高圧耐火ケーブルを各
階の変圧器毎に、それぞれ接続する必要があり、その作
業が面倒であるという問題がある。また、ビル内での給
電容量を変更する場合には、短い高圧耐火ケーブルをそ
れぞれ布設替えする作業が面倒であり、工数も多く必要
とするという問題がある。これに対して、例えば、特開
平2−21583号公報等に示されるように、ビルの電
気ダクトに配置される大容量の低圧幹線に対して、各階
に対応する位置にコネクタを配置する場合には、幹線ケ
ーブルの容量を変更することや、受電容量の変更等を容
易に行い得るように構成されている。しかし、高圧耐火
ケーブルを用いる場合には、例えば、各階の変圧器に対
して、高圧幹線からコネクタを介して分岐する手段を適
用しようとする場合には、該コネクタの部分を耐火保護
層により被覆することが出来ないものであり、耐火保護
層を用いて被覆した場合には、そのコネクタを取り外し
たりすることは、全く不可能であるという問題がある。
【0009】
【発明の目的】本発明は、高圧耐火ケーブルを用いた給
電系統において、高圧耐火ケーブルの耐火接続構造を簡
素化すること、および、コネクタを用いて分岐出来、そ
の接続部の機構を簡素化できるとともに、接続部の耐火
性を向上させ得るような高圧耐火ケーブルの接続部を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケーブル導体
同志を導体接続管もしくはプラグ・レセップ方式により
接続せる中間導体接続部上にまたはケーブル導体端をケ
ーブル導体吊留用導体金具に接続せる終端導体接続部上
に、少なくとも補強絶縁体とその周上に外部半導電層と
を設けてなる高圧耐火ケーブルの接続部に関する。本発
明においては、前記高圧耐火ケーブル接続部の表面を覆
うように、高熱で溶融する性質を有する材料を用いて構
成した保護ケース部材を配置し、前記高圧耐火ケーブル
接続部と保護ケース部材との間に、高温で硬化する性質
を有するパテ部材を充填して所定の厚さの耐火充填物層
を設けている。
【0011】
【0012】
【0013】前述したように構成することにより、本発
明の高圧耐火ケーブル接続部は、2本のケーブルを直線
状に接続する場合に、その接続部の耐火性を確保させる
ことができる。また、本発明の耐火構造は、通常の高圧
のケーブルの場合とほぼ同様な接続処理を行った後で、
その接続部の表面に耐火充填物と保護ケース部材を組み
合わせて施工するのみであるから、その耐火処理を容易
に行うことができ、該高圧耐火ケーブル接続部での耐火
性能を容易に確保することができる。
【0014】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の高圧耐
火ケーブルの接続部を説明する。図1に示される例は、
高圧耐火ケーブルを接続する部分の構成を示すものであ
り、高圧耐火ケーブル1としては、一般の耐火ケーブル
と同様に、導体2、2aの表面にマイカテープ5、5a
を被覆したものを用いる。なお、図1に示される高圧耐
火ケーブル1、1aでは、絶縁体層3、3aとシース
4、4aとの間に、半導電性テープ、例えば、カーボン
入りブチルゴム引きポリエステル不織布テープによる外
部半導電層6、6aと銅テープによる金属遮蔽層7、7
aとを被覆して構成したものを用いている。前記図1に
示される高圧ケーブル接続部10において、接続される
2本の高圧耐火ケーブル1、1aの接続端部は、前記図
14に示される場合と同様に、導体2を露出させた部分
を、導体接続管11の穴に挿入して圧縮固定する。
【0015】また、ケーブルの表面の表面被覆層4を所
定の範囲で剥ぎ取り、両側のケーブルの耐火テープ5、
5aの部分と、スリーブ11の周囲に半導電層8を施工
し、その後で、絶縁体層3を露出した部分と、導体接続
管11との表面に亘って自己融着テープを巻回してなる
補強絶縁体13を設ける。なお、前記半導電層8を施す
のは、導体接続管11を取り付ける際に発生した傷等に
よるストレスを緩和するためであり、半導電性のゴムテ
ープを巻き付けること、または、半導電性材料で作った
収縮チューブを取り付けることができる。さらに、その
表面に半導電性テープ、例えば、カーボン入りブチルゴ
ム引きポリエステル不織布テープを巻回してなる外部半
導電層14を両側のケーブルの遮蔽層7、7aに亘って
施し、その表面に、平編銅線とバインド線とからなる接
続部遮蔽層9を形成し、その表面を防水テープ巻付けに
よる防食層18で覆うようにする。つまり、本発明の高
圧ケーブル接続部10では、高圧耐火ケーブルの接続部
の処理は、従来のケーブル一般の接続部に対する処理と
同様にして行うが、該接続部ではマイカテープ等を巻き
付けて、耐火保護層を形成することは必要とされない。
【0016】前述したように、高圧耐火ケーブルの導体
を接続した後で、本発明においては、その接続部の表面
に耐火充填物25を被覆し、その外側に保護ケース部材
20を取り付けて固定する。前記耐火充填物25として
は、例えば、三菱電線工業株式会社製の(DFパテN、
DFパテA……いずれも商品名)を用いることができ
る。前記耐火充填物として用いられるパテは、例えば、
DFパテNは火炎に接すると固化し、その後で硬質の炭
化層を形成するような材料で構成されているもので、高
温に加熱された場合に、その形状が崩れることなしに、
内部のケーブル等を保持し、保護できるようなものとさ
れる。
【0017】また、前記DFパテAは、火炎に接すると
約300℃で炭化、発泡し、その膨脹圧力により空隙を
塞ぐとともに、断熱等の硬化を発揮できるものとされ
る。そして、それ等のDFパテは、いずれも、シート
状、棒状等のものとして構成されているので、本発明に
おいては、シート状のものを高圧ケーブル接続部の周囲
に巻き付けて耐火充填物を形成することができる。ま
た、該耐火充填物を施工した表面に、保護ケース部材2
0を施工する場合に、その高圧ケーブル接続部の防水テ
ープ18との間に若干の隙間があっても、その耐火充填
物が塑性を有するものであり、保護ケース部材を取り付
ける際の押圧力により、耐火充填物が変形されて隙間を
充填することができる。
【0018】前述したように構成される本発明の高圧ケ
ーブル接続部10において、その外側に配置される保護
ケース部材は、図2ないし図4に示されるように、円筒
を2つ割りにした形状のものを使用することができる。
図2に示される保護ケース部材は、円筒を2つ割りにし
て、その合わせ部分にフランジ21を突出させて設け、
該フランジの部分でボルト等により固定することができ
る。また、図3に示される保護ケース部材20aでは、
2つの半円筒状の部材の端部を重ね合わせるようにし
て、その外側に締め付けバンド22を配置し、固定する
ような手段を用いることができる。さらに、図4に示さ
れる保護ケース部材20bの例では、半円筒の端部を接
合した状態で、締め付けバンド22により締め付け固定
する手段を用いることができる。
【0019】前記保護ケース部材を用いて高圧ケーブル
接続部の表面を保護する手段において、前記高温で溶融
する性質を持つ保護ケース部材として、ガラス、ゴム、
プラスチック、アルミニウム、その他の高温で溶融する
材料を用いることができる。また、該保護ケース部材の
内部に充填する耐火充填物は、例えば、前記DFパテN
等のように、高温にさらされると自硬性を有する材料を
用いることができる。そして、例えば、840℃の高温
で保護ケース部材がとけた場合でも、耐火充填物が硬化
することにより、その高圧ケーブル接続部の外部の保護
層を形成し、内部の保護部材等が燃焼することを防止で
きるようにすることができる。
【0020】
【0021】本発明の高圧耐火ケーブルの接続部での耐
火構造は、前記図1に示されたような導体接続管を用い
た接続部の他に、プラグ・レセップ方式(いわゆるチュ
ーリップコンタクト式、プラグイン式等)により構成し
た接続部に対しても、本発明の耐火構造を適用すること
も可能である。また、本発明の接続部の耐火構造は、単
心、多心のいずれの形式のケーブルに対しても適用する
ことができる。さらに、該ケーブルが丸型、またはひょ
うたん型等の断面形状を有するものに対しても、その接
続部の外周をカバーする保護ケースの形状を、その対象
とするケーブル等の外周形状に近似する形状のものとし
て構成することにより、容易に適用することができる。
以下に記載する他の実施例は、本発明の耐火構造の技術
手段をケーブルの接続部やその他の部分に適用し得るこ
とを示すものである。
【0022】(L型コネクタを用いた高圧分岐部での耐
火構造)前記図1に示されたような高圧耐火ケーブルの
接続部での耐火構造の他に、本発明の耐火構造は、図5
に示されるようなL型コネクタ等を用いた高圧分岐部に
も適用することができる。前記図5に示される例では、
一般のL型コネクタを用いた接続部に対して、その高圧
分岐部30の外周全体に、耐火充填物25を内部に充填
した保護ケース部材23を取り付けるようにし、該高圧
分岐部30全体に耐火性を持たせることができるように
している。前記図5において、高圧耐火ケーブル1、1
aの接続部では、接続導体31により導体2、……を接
続し、その周囲に絶縁部分32aと導電部分32bとか
らなるスペーサ32、絶縁部分33aと内、外導電部分
33b、33cからなる絶縁筒33を設け、さらに、分
岐ソケット40を接続導体31に対して取り付け、接地
線36を配置する。この場合、絶縁筒33における筒状
絶縁部分33aとして補強絶縁体(EPゴム製)を、ま
たその周上に一体的にモールドされた外側導電部分33
cとしてが外部半導電層(導電性EPゴム製)を用いて
構成できる。また、それ等の部材の外周部に導電性テー
プ34による被覆と、外部保護層35とを施すととも
に、分岐ソケット40を直角に突出させた状態で本体ケ
ーブル側を構成している。
【0023】前記本体側に対して、L型コネクタ41は
一般のコネクタ部材と同様に、略L字型に構成した本体
の一方の端部に接続プラグ端子42を突出させ、他方に
は分岐線の高圧耐火ケーブル1bの導体2bを圧着端子
43を介して取り付けている。そして、前記L型コネク
タ41の接続プラグ端子42を分岐ソケット40に挿入
し、固定することにより、高圧分岐部30を構成するこ
とができるようにされる。本発明においては、前記高圧
分岐部30の外周全体を、保護ケース部材23により被
覆して耐火性を持たせるようにすることができる。ま
た、前記保護ケース部材23と、その内部に充填される
耐火充填物25とは、前記実施例で示したような性質を
有するものを組み合わせて使用することができる。
【0024】前述したようにして高圧分岐部30に取り
付けられる保護ケース部材23は、例えば、図6に示さ
れるように、本体部とL型コネクタの外周部とをそれぞ
れ別の部材でカバーするようなものとして構成すること
ができる。前記図6に示される高圧分岐部30の保護ケ
ース部材23においては、本体側に配置する保護ケース
部材23aと、L型コネクタ41側に配置する保護ケー
ス部材23bとを、それぞれ別体に構成し、それ等を略
半円筒を組み合わせたものとして、それぞれ接続部の外
周をカバーさせるようにする。また、前記2種類の保護
ケース部材部材23a、23bの接続部は、それらを重
ね合わせる形状にすることにより、その接続部での耐火
性能を確保できるようにすることも可能である。
【0025】前記図5および図6に示されるL型コネク
タを用いた高圧分岐部は、高圧耐火ケーブルの接続と、
分岐ソケット40の組み付け、および、L型コネクタ4
1の装着等は、従来の高圧耐火ケーブルの場合と同様に
行うことができるもので、その接続の作業の後で、高圧
分岐部の全体の外周部に耐火充填物25と保護ケース部
材23とを施工することにより、該高圧分岐部での耐火
性を向上させることができる。そして、該L型コネクタ
を取り外したりする場合には、保護ケース部材23を取
り外し、耐火充填物を剥ぎ取って、高圧分岐部を露出さ
せるのみで、保護ケース部材を設けないコネクタ部材の
場合と同様な工程で工事を行うことができる。また、本
発明の耐火性を持たせる接続手段は、例えば、実開平1
−162728号公報に示されるような接続部にほぼ類
似するコネクタを、高圧分岐部に対して設ける場合や、
特開平2−23015号公報等に示されるようなフラッ
トケーブルに設けたコネクタ部分等で、その高圧分岐部
の耐火性を保持するための手段として用いることができ
る。
【0026】(ケーブル終端部の耐火構造)前記図5に
示される高圧分岐部とは別に、ビル等の電気シャフトに
配置する高圧耐火ケーブルに対して、耐火構造を適用す
る場合には、該ケーブルの上端部をシャフトの天井から
吊り下げることが必要である。その場合には、一般に、
絶縁用の硝子等を介してケーブルを吊り下げるように構
成しているものであるが、本発明においては、図7およ
び図8に示されるような高圧終端部50を用いることが
できる。前記高圧終端部50は、吊り下げ用のボルト穴
等を設けたケーブル吊り金具51と、エポキシ樹脂等よ
りなる絶縁ブロック52とを介して、断面T字形のケー
ブル導体吊留用の導体連結金具53を支持し、該導体連
結金具53に対して、高圧耐火ケーブル1の導体2の端
部に取り付けた直型コネクタ56を装着(ネジ止め)す
る。
【0027】前記高圧耐火ケーブル1の端部に設けた直
型コネクタ56を、導体連結金具53に接続した状態で
は、その接続部は絶縁筒(絶縁補強体)55により包囲
され、かつ、締付けバンド54を取り付けて、接続部の
電界緩和ならびに固定状態を確保している。即ち、絶縁
筒55は、内部半導電層55a、絶縁層55b、外部半
導電層55cが設けられたプレモールド型とされてい
る。なお、絶縁筒55の下端部には、ケーブル1の遮蔽
層に接続するように導電性テープ57が巻設され、接地
線59が引き出されている。そして、前記吊り金具51
に設けた取り付け穴を介して、ビルの天井に配置する支
持部材に取り付け、高圧終端部50を介して高圧耐火ケ
ーブル1を吊り下げ保持させることができるとともに、
前記高圧終端部の部分での耐火性を確保することができ
る。
【0028】前述したように構成される高圧終端部50
においては、吊り金具51と高圧耐火ケーブル1の基部
の所定の区間を保護する必要があるために、図示される
ように、保護ケース部材24を用いて全体をカバーする
ようにし、その保護ケース部材24の内部に耐火充填物
25を充填している。また、前記図7に示される高圧終
端部において、外部を保護するための保護ケース部材2
4は、前記図2〜4に示されるような2つ割り形状のも
のを組み合わせて使用することが可能である。さらに、
前記保護ケース部材の内部に充填する耐火充填物も、予
め保護ケース部材の内面に付着させた状態にして構成し
たものを、本体接続部の外面に装着するような手段を用
いることができる。
【0029】前記実施例において、保護ケース部材24
と耐火充填物25とは、前記実施例で示したように、高
温で溶融する性質を有する保護ケース部材と、自硬性を
有する耐火充填物との組み合わせ、または、高温で溶融
しない性質を有する保護ケース部材と、発泡性を有する
耐火充填物との組み合わせ等、任意の性能を有するもの
を組み合わせて使用することができる。そして、前記図
7、8に示される高圧終端部50においても、高圧耐火
ケーブル1の終端支持部に対する耐火性を確保させるこ
とができる。
【0030】(ビル内での給電系統の構成)前述したよ
うに構成される本発明の耐火接続部は、例えば、図9に
示されるように、ビルの給電設備に適用することが可能
である。前記図9に示される例において、例えば、ビル
Bの地下に電気室Eを配置し、該電気室Eから電気シャ
フトを通して配線した高圧耐火ケーブル1を用いて、各
階に給電するようにしている。この実施例において、前
記電気シャフトEの天井に高圧終端部50を配置し、該
高圧終端部50を介して、高圧耐火ケーブル1を吊り下
げるようにする。そして、前記高圧耐火ケーブル1に対
して、高圧分岐部30を用いて各階の変圧器Pに接続
し、それ等の高圧分岐部を任意の給電容量を有するもの
として構成することができる。また、前記図9のビル内
での給電系統においては、高圧耐火ケーブル1の上部の
固定手段として、前記図7のような高圧終端部を用い、
途中の部分では、図5に示されるような高圧分岐部を用
いることができる。
【0031】したがって、前記図9に示される給電系統
においては、幹線ケーブルとして高圧耐火ケーブルを用
いることができ、該高圧耐火ケーブルの部分では、マイ
カテープによる絶縁保護層を設けているのであるから、
火災によりケーブルの保護層が焼損した場合でも、導体
の絶縁を維持させることができる。これに対して、高圧
耐火ケーブルの分岐部等では、コネクタの周囲の部分に
対して、特に、マイカテープ等による耐火保護層を形成
しなくとも、図示されるような高圧分岐部を用いること
により、コネクタ部分が火災により高温にさらされた場
合でも、該コネクタの絶縁状態を維持させることができ
る。さらに、高圧耐火ケーブルの最上部に設ける高圧終
端部では、吊り金具とケーブルの上部の固定部材とを、
保護ケース部材と耐火充填物とを組み合わせた保護部材
によりカバーすることにより、火災の場合でも、その高
圧終端部の絶縁状態を良好に維持させることができる。
【0032】前述したように、本発明の保護部材を用い
て、ビル内での給電系統を構成する場合には、高圧耐火
ケーブル1を予め所定の長さに対応させて切断してお
き、その各階の分岐部にコネクタを取り付けておくこと
ができる。そして、前記高圧耐火ケーブル1を布設する
際には、ビルの電気シャフトに引き込んで、最上部の高
圧終端部50を天井の支持部材に固定保持し、各階の変
圧器に対して分岐線を接続させるようにする。また、前
記給電系統の使用中に、各階での受電容量を変更しよう
とする場合には、高圧耐火ケーブル1を給電容量の大き
なケーブルと交換することや、分岐部のコネクタを大容
量のものに交換すること等の手段を適用することができ
る。例えば、コネクタを大容量のものに交換する場合で
も、本発明においては、図5に示されるような終端接続
部に対して、その外側に配置した保護ケース部材23を
取り外し、耐火充填物を剥離してからコネクタを取り外
し、別に大容量のコネクタを装着して、その外部を耐火
処理するのみで良いことになる。
【0033】(実験例1)図10に示される例は、前記
昭和53年10月16日告示された消防庁告示第7号に
よる耐火ケーブルの試験方法と、その試験方法を適用し
て試験を行った場合の例を示している。前記図10に示
される例においては、高圧耐火ケーブル1の周囲にアル
ミ製の円筒状の保護ケース部材65を配置し、該保護ケ
ース部材65と高圧耐火ケーブルとの間に、耐火充填物
を充填せずに、空隙67を設けた状態で試験を行った場
合を示している。また、前記保護ケース部材65は、前
記告示にしたがった試験方法と同様に、パーライト板6
0に対して所定の間隔を介して針金61、62等により
固定保持させ、その中央部にウエイト部材63を吊り下
げるようにして荷重を付与している。
【0034】前述したようにして、高圧耐火ケーブル1
を保護ケース部材65により覆った状態の試験片を、3
0分間に840℃にまで上昇させるような加熱を行った
ところ、高圧耐火ケーブル1の表面に配置した保護ケー
ス部材65が溶融していた。そして、高圧耐火ケーブル
1の絶縁体層と表面被覆層とが全部焼損して、マイカテ
ープにより覆った導体2が、外部に露出する状態となっ
たが、該マイカテープ2により導体の絶縁状態は確保す
ることができた。しかしながら、前述したように、単純
に保護ケース部材のみを用いた場合には、該保護ケース
部材がアルミ製等のような高温で溶融する材料では、高
圧ケーブル接続部等に対する保護作用は全く行い得ない
ことが判明した。
【0035】(実験例2)図11および図12に示され
る例は、高圧耐火ケーブル1の周囲を厚さ6mmの耐火充
填物66で被覆し、その表面にアルミ製の保護ケース部
材65を設けたものを試験片として用いた場合を示して
いる。前記保護ケース部材65は、図10に示したもの
と同じ材料で構成し、サイズ等の同様に構成している。
また、耐火充填物66としては、前記各実験例に示され
たDFパテNのように、高温に加熱した際に自硬性を発
揮する性質の材料を用い、該耐火充填物を高圧耐火ケー
ブルの外面と保護ケース部材との間に隙間なく充填し、
前記図の場合と同様な加熱条件の下で、試験片に対する
加熱試験を行った。
【0036】前述したようにして、試験片に対する加熱
試験を行ったところ、保護ケース部材65は840℃で
も溶融することがなく、ほぼ円筒形状のままの形を維持
していた。また、耐火充填物66の外側の表面部分は、
熱により炭化して固化層となっていたが、高圧耐火ケー
ブルに接する内部の部分は、生の状態で変質していなか
った。さらに、高圧耐火ケーブル1の外部被覆層等は、
耐火充填物に覆われた部分では全く変質せず、導体の保
護部材はそのままの状態を維持し、絶縁性能にも変化は
生じなかった。つまり、前記図11、12に示されるよ
うな高圧耐火ケーブルに対する外部被覆手段を用いた場
合には、例えば、高熱で溶融する性質を有するアルミ等
の保護ケース部材を用いても、その表面に加えられる熱
は、内部の耐火充填物により吸収されるなどして、アル
ミ部材を溶融させる状態にはならないものとも考えるこ
とができる。
【0037】さらに、保護ケース部材の内部に充填され
る耐火充填物は、その熱変質により多量の熱を吸収する
が、その耐火充填物での熱伝導率が非常に小さいため
に、表面の一部のみが熱で変質されるものの、840℃
で30分程度の時間加熱したとしても、6mmの厚さの耐
火充填物全体を変質させることがないことが判明した。
したがって、前述したような保護ケース部材と耐火充填
物とを組み合わせて、高圧ケーブル接続部や高圧分岐部
等に対する保護部材を構成する場合には、火災等により
接続部が高温で加熱されたとしても、高圧耐火ケーブル
本体の保護作用を正確に維持することができ、実験例1
の場合のように、マイカテープによる被覆部分のみが露
出したりすることがないものとなる。
【0038】(実験例3)図13に示される例は、前記
図11に示される例に対して、保護ケース部材65の両
側の端部で耐火充填物66の量を少なくし、空隙68を
形成して試験を行った場合を示している。そして、前記
試験片に対して図10の場合と同様な加熱試験を施した
ところ、耐火充填物が充満されていない部分では、アル
ミ製の保護ケース部材65が、その先端部から空隙の半
分程度の範囲で溶融した。また、前記保護ケース部材の
溶融した部分では、高圧耐火ケーブルの表面被覆層と絶
縁体層とが焼損してなくなり、導体を被覆しているマイ
カテープが露出する状態となっていた。
【0039】したがって、前記図13に示されるような
試験の結果では、保護ケース部材の内側に充填される耐
火充填物66は、加熱されることにより膨脹するもの
の、その保護ケース部材の内部に沿って高圧耐火ケーブ
ルの軸方向には大きく膨脹せずに、高圧耐火ケーブルの
径方向に膨脹するものと考えることができる。そして、
高圧耐火ケーブルと保護ケース部材との間で、耐火充填
物が膨脹することにより、断熱の作用を強く発揮できる
ものと考えることができる。
【0040】(実験結果の考察)前記実験例1〜3に見
られるように、保護ケース部材の内部に耐火充填物を充
填しない場合、または、空隙が大きく残っている状態で
は、アルミ等の保護ケース部材は、比較的容易に焼損す
るものの、その保護ケース部材と高圧耐火ケーブルとの
間に耐火充填物を充填している場合には、保護ケース部
材自体も高熱により焼損しないことが分かった。そこ
で、前記実験例1〜3の結果から、本発明の高圧耐火ケ
ーブルの接続部等に適用する保護ケース部材としては、
加工性や、その他の条件より、アルミ製の円筒部材を用
いることが適当である。また、前記高圧ケーブル接続部
や高圧分岐部等で、高圧耐火ケーブルと保護ケース部材
との間に充填する耐火充填物としては、前記DFパテ
N、または、それと同等の性質を有する材料を用いる
と、その接続部を保護する性能を良好に発揮できること
が判明した。
【0041】なお、前記実験例1〜3による結果のみで
は、高圧耐火ケーブルの接続部での耐火と絶縁性能を決
定する資料としては、十分ではなく、その他の材料につ
いても、同様な試験を行うことが必要である。しかし、
前記実験結果から見られるように、本発明の高圧ケーブ
ル接続部や高圧分岐部等では、保護ケース部材と、耐火
充填物として、多数の材料の中から、任意のものを選択
して組み合わせて使用することができる。そして、高圧
耐火ケーブルの接続部等が高熱にさらされた場合でも、
その保護ケース部材により保護された部分を焼損させた
りすることがなく、ケーブルの原型と絶縁性とを維持さ
せることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明の高圧耐火ケーブルの接続部は、
前述したような構成を有するものであるから、2本のケ
ーブルを直線状に接続する場合には、特に、接続部の耐
火性を確保させることができる。また、その接続部の表
面に耐火充填物と保護ケース部材を組み合わせて施工す
るのみであるから、その耐火処理を容易に行うことがで
き、該高圧ケーブル接続部での耐火性能を容易に確保す
ることができる。さらに、本発明の耐火構造において
は、高圧耐火ケーブルの接続部に対して、その耐火構造
の適用箇所に対応する形状に、保護ケース部材を予め形
成しておくことにより、保護ケース部材と耐火充填物と
による耐火処理を容易に行うことができる。そして、特
に、分岐部等では、保護ケース部材等の被覆部材を容易
に外すことができるので、分岐線での容量の変更の作業
等を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の耐火手段を高圧耐火ケーブルの接続
部に適用する場合の説明図である。
【図2】 保護ケース部材の組み合わせ状態の説明図で
ある。
【図3】 別の構成の保護ケース部材の組み合わせ状態
の説明図である。
【図4】 他の構成の保護ケース部材の組み合わせ状態
の説明図である。
【図5】 本発明の耐火手段を高圧分岐部に適用する場
合の説明図である。
【図6】 図5に示される保護ケース部材を分割して構
成する場合の説明図である。
【図7】 本発明の耐火手段を高圧終端部に適用する場
合の説明図である。
【図8】 前記図7に示される高圧終端部の縦断面図で
ある。
【図9】 ビル内での給電系統の配置を示す説明図であ
る。
【図10】 高圧耐火ケーブルの保護部材の性能試験
と、保護ケース部材のみを用いた場合の説明図である。
【図11】 保護ケース部材と耐火充填物とを組み合わ
せて耐火試験を行う場合の説明図である。
【図12】 図11に示される例の断面図である。
【図13】 保護ケース部材の端部に空隙を設けて試験
した場合の説明図である。
【図14】 従来の高圧耐火ケーブルに対する耐火処理
の説明図である。
【図15】 従来の高圧耐火ケーブルを用いたビル内で
の給電系統の説明図である。
【符号の説明】
1 高圧耐火ケーブル、 2 導体、 3 絶縁
体、4 シース、 5マイカテープ、10、10a
高圧ケーブル接続部、 11 導体接続管、12
耐火層、 17 耐火保護層、 18 防水テー
プ、20、23、24 保護ケース部材、 25
耐火充填物、30 高圧分岐部、 31接続導体、
33 絶縁筒、40 分岐ソケット、 41 L
型コネクタ、 50 高圧終端部、53 導体連結
金具、 55 絶縁筒、 56 直型コネクタ、60
パーライト板、 65 保護ケース部材、 66
耐火充填物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−254917(JP,A) 特開 昭60−180412(JP,A) 特開 昭62−69473(JP,A) 実開 昭60−96931(JP,U) 実開 昭48−87648(JP,U) 実開 昭55−76625(JP,U) 実開 昭63−162463(JP,U) 実開 昭64−37323(JP,U) 実開 平1−134919(JP,U) 特公 昭39−29915(JP,B1) 実公 昭54−16295(JP,Y2) 実公 平1−22348(JP,Y2) 実公 昭52−57439(JP,Y2) 実公 昭54−24309(JP,Y2) 実公 昭62−11136(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 15/00 - 15/196

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル導体同志を導体接続管もしくは
    プラグ・レセップ方式により接続せる中間導体接続部上
    に、またはケーブル導体端をケーブル導体吊留用導体金
    具に接続せる終端導体接続部上に、少なくとも補強絶縁
    体とその周上に外部半導電層とを設けてなる高圧耐火ケ
    ーブルの接続部において、 前記高圧耐火ケーブル接続部の表面を覆うように、高熱
    で溶融する性質を有する材料を用いて構成した保護ケー
    ス部材を配置し、 前記高圧耐火ケーブル接続部と保護ケース部材との間
    に、高温で硬化する性質を有するパテ部材を充填して所
    定の厚さの耐火充填物層を設けることを特徴とする高圧
    耐火ケーブルの接続部。
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