JPH02240505A - 化合物半導体ウエハのメサ方向識別方法 - Google Patents
化合物半導体ウエハのメサ方向識別方法Info
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- JPH02240505A JPH02240505A JP1061927A JP6192789A JPH02240505A JP H02240505 A JPH02240505 A JP H02240505A JP 1061927 A JP1061927 A JP 1061927A JP 6192789 A JP6192789 A JP 6192789A JP H02240505 A JPH02240505 A JP H02240505A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野]
この発明は、たとえば、GaAs、InPSGaP、I
n5bSInAs、およびGaSbなどの■−v族化合
物半導体のように、メサ方向および逆メサ方向が存在す
る化合物半導体ウェハのメサ方向および逆メサ方向を識
別するための方法に関するものである。
n5bSInAs、およびGaSbなどの■−v族化合
物半導体のように、メサ方向および逆メサ方向が存在す
る化合物半導体ウェハのメサ方向および逆メサ方向を識
別するための方法に関するものである。
[従来の技術]
GaAsなどの化合物半導体ウェハのメサ方向を識別す
る従来の方法としては、KOHによりエッチした場合に
生じる転位ビットの形状を観察して識別する方法や、実
開昭60−125726号公報に開示されているように
、化合物半導体ウェハの面をアンモニア、過酸化水素お
よび水系のエツチング液でエツチングし、形成されたパ
ターンを顕微鏡で観察することにより識別する方法など
が採用されている。
る従来の方法としては、KOHによりエッチした場合に
生じる転位ビットの形状を観察して識別する方法や、実
開昭60−125726号公報に開示されているように
、化合物半導体ウェハの面をアンモニア、過酸化水素お
よび水系のエツチング液でエツチングし、形成されたパ
ターンを顕微鏡で観察することにより識別する方法など
が採用されている。
[発明が解決しようとする課關]
しかしながら、このような従来の方法では、以下のよう
な問題点があった。
な問題点があった。
転位ビットの形状により識別する方法では、破壊検査で
あるため、すべてのウェハについて検査することができ
ず、抜取りにより検査しなければならない。このため、
コストが高くなり、検査方法としても信頼性が低いとい
う問題点があった。
あるため、すべてのウェハについて検査することができ
ず、抜取りにより検査しなければならない。このため、
コストが高くなり、検査方法としても信頼性が低いとい
う問題点があった。
また、エツチングにより形成されたパターンを顕微鏡で
観察して識別する方法では、すべてのウェハについて検
査が可能ではあるが、顕微鏡により検査する方法である
ため、たとえば15秒/枚など、検査時間が長くなり、
効率的でないという問題点があった。
観察して識別する方法では、すべてのウェハについて検
査が可能ではあるが、顕微鏡により検査する方法である
ため、たとえば15秒/枚など、検査時間が長くなり、
効率的でないという問題点があった。
この発明の目的は、かかる従来の問題点を解消し、非破
壊で、しかも短時間にB易に信頼性良く検査することの
できる、化合物半導体ウェハのメサ方向識別方法を提供
することにある。
壊で、しかも短時間にB易に信頼性良く検査することの
できる、化合物半導体ウェハのメサ方向識別方法を提供
することにある。
[課題を解決するための手段および作用]この発明の化
合物半導体ウェハのメサ方向識別方法は、化合物半導体
ウェハの面をエツチングしてパターンを形成することに
よりメサ方向を識別する方法であり、パターンが形成さ
れた面にレーザ光を照射し、その反射像を観察すること
によりメサ方向を識別することを特徴としている。
合物半導体ウェハのメサ方向識別方法は、化合物半導体
ウェハの面をエツチングしてパターンを形成することに
よりメサ方向を識別する方法であり、パターンが形成さ
れた面にレーザ光を照射し、その反射像を観察すること
によりメサ方向を識別することを特徴としている。
化合物半導体ウェハの面をエツチングしてパターンを形
成することによりメサ方向を識別する方法は、上記の実
開昭60−125726号公報に開示されている。この
公報では、たとえばGaASなどの■−V族化合物半導
体結晶を、ウェハ面が(100)±10°の面となるよ
うにスライスし、このウェハ面をアンモニア、過酸化水
素水および水からなるエツチング液でエツチングし、多
数の配向した小さな楕円形状のパターンを形成させてい
る。このエツチングによるパターンにおいて、楕円形状
の長手方向が逆メサ方向となる。したがって、このよう
なパターン形状を顕微鏡で観察してメサ方向および逆メ
サ方向を職別している。
成することによりメサ方向を識別する方法は、上記の実
開昭60−125726号公報に開示されている。この
公報では、たとえばGaASなどの■−V族化合物半導
体結晶を、ウェハ面が(100)±10°の面となるよ
うにスライスし、このウェハ面をアンモニア、過酸化水
素水および水からなるエツチング液でエツチングし、多
数の配向した小さな楕円形状のパターンを形成させてい
る。このエツチングによるパターンにおいて、楕円形状
の長手方向が逆メサ方向となる。したがって、このよう
なパターン形状を顕微鏡で観察してメサ方向および逆メ
サ方向を職別している。
上述にように、■−v族化合物半導体単結晶は、(10
0)面から±10°傾けた範囲内でスライスされウェハ
が作製されるが、このウェハに上述のようなエツチング
を施すと、(011)−(011)方向に長く、(01
1)−(011)方向に短い楕円形状のパターンが形成
される。このパターンの1つの大きさは、およそ10μ
m前後であるが、全面にわたって多数形成される。この
楕円形状のパターンの断面は、略V字形状を有しており
、このパターンにレーザ光を照射すると、略V字形状の
傾斜面でレーザ光が反射されて、楕円形状のパターンの
長手方向と垂直な方向に長く延びた反射像が得られる。
0)面から±10°傾けた範囲内でスライスされウェハ
が作製されるが、このウェハに上述のようなエツチング
を施すと、(011)−(011)方向に長く、(01
1)−(011)方向に短い楕円形状のパターンが形成
される。このパターンの1つの大きさは、およそ10μ
m前後であるが、全面にわたって多数形成される。この
楕円形状のパターンの断面は、略V字形状を有しており
、このパターンにレーザ光を照射すると、略V字形状の
傾斜面でレーザ光が反射されて、楕円形状のパターンの
長手方向と垂直な方向に長く延びた反射像が得られる。
第1図は、この発明の識別方法を説明するための斜視図
である。第1図を参照して、ウェハ1にはオリエンテー
ションフラット3の方向に長く延びるパターン2が多数
形成されている。このパターン2は、エツチングにより
形成されたものである。このウェハ1の表面にレーザ光
5を照射すると、パターン2が形成されたウェハ1の表
面で反射する。この反射光の通路に、たとえばガラス板
に方眼紙を貼り付けて作製したスクリーン4を配置させ
ておくと、このスクリーン4上にレーザ光の反射像6が
映し出される。この反射像6はパターン2の長手方向と
は垂直方向に長く延びた形状を有している。これは、パ
ターン2において■字形溝を形成する互いに向き合った
傾斜面の部分でレーザ光が強く反射し合うためと思われ
る。
である。第1図を参照して、ウェハ1にはオリエンテー
ションフラット3の方向に長く延びるパターン2が多数
形成されている。このパターン2は、エツチングにより
形成されたものである。このウェハ1の表面にレーザ光
5を照射すると、パターン2が形成されたウェハ1の表
面で反射する。この反射光の通路に、たとえばガラス板
に方眼紙を貼り付けて作製したスクリーン4を配置させ
ておくと、このスクリーン4上にレーザ光の反射像6が
映し出される。この反射像6はパターン2の長手方向と
は垂直方向に長く延びた形状を有している。これは、パ
ターン2において■字形溝を形成する互いに向き合った
傾斜面の部分でレーザ光が強く反射し合うためと思われ
る。
スクリーン4上に映し出される反射像6の大きさは、パ
ターン2の形状や大きさ、あるいはウェハ1とスクリー
ン4との間の距離などにより変化する。
ターン2の形状や大きさ、あるいはウェハ1とスクリー
ン4との間の距離などにより変化する。
この発明で識別される化合物半導体ウェハ表面のパター
ンは、インゴットをスライスしウェハを形成した後にエ
ツチングして形成させたものでもよいし、あるいはラッ
ピング後にエツチングして形成したものでもよい。また
、形成されたパターンの表面粗さは、特に限定されるも
のではないが、たとえばRmaxが0.1μm〜10μ
mの範囲内であれば比較的観察しやすい。また、パター
ン形成のためのエツチング量は、3〜50μmの範囲内
であれば、比較的観察しやすいパターンが得られる。
ンは、インゴットをスライスしウェハを形成した後にエ
ツチングして形成させたものでもよいし、あるいはラッ
ピング後にエツチングして形成したものでもよい。また
、形成されたパターンの表面粗さは、特に限定されるも
のではないが、たとえばRmaxが0.1μm〜10μ
mの範囲内であれば比較的観察しやすい。また、パター
ン形成のためのエツチング量は、3〜50μmの範囲内
であれば、比較的観察しやすいパターンが得られる。
[実施例]
第2図は、この発明の実施例におけるウェハ作製工程を
示す工程図である。SiドープのGaASインゴットか
ら、ミラー加工後の厚みがほぼ350μmの厚みとなる
ように、(100)±0゜5′″の面方位となるように
85枚のウェハを、内周刃ダイヤモンドブレードでスラ
イスして作製した。得られたウェハを直径50mm、オ
リエンテーションフラット16mmとなるように円形形
状に加工した。次に、片面のエツチング量が2μmとな
るように、ウェハの両面をアンモニア系のエツチング液
でエツチングした。
示す工程図である。SiドープのGaASインゴットか
ら、ミラー加工後の厚みがほぼ350μmの厚みとなる
ように、(100)±0゜5′″の面方位となるように
85枚のウェハを、内周刃ダイヤモンドブレードでスラ
イスして作製した。得られたウェハを直径50mm、オ
リエンテーションフラット16mmとなるように円形形
状に加工した。次に、片面のエツチング量が2μmとな
るように、ウェハの両面をアンモニア系のエツチング液
でエツチングした。
WA # 3000を用いて、片面の研摩量が40μm
となるように両面をラッピングした。次に、メサ方向識
別のためのパターンを形成させるため、アンモニア、過
酸化水素および水系のエツチング液で、片面のエツチン
グ量が7〜8μmとなるようにエツチングした。
となるように両面をラッピングした。次に、メサ方向識
別のためのパターンを形成させるため、アンモニア、過
酸化水素および水系のエツチング液で、片面のエツチン
グ量が7〜8μmとなるようにエツチングした。
次に、このパターンが形成されたウェハに対し、この発
明のメサ方向識別方法を用いて、メサ方向を識別した。
明のメサ方向識別方法を用いて、メサ方向を識別した。
レーザ光源としては、He−Ne5mWを用いた。また
、反射像を映し出すスクリーンとしては、ガラス板上に
方眼紙を貼り付けたものを用いた、ウェハとスクリーン
との間の距離を30mmとし、ウェハ表面にレーザ光を
照射し、その反射像をスクリーン上に映し出した。得ら
たれ反射像は細長い楕円形状であり、幅方向が5〜8m
m、長手方向が13〜17mmであった。
、反射像を映し出すスクリーンとしては、ガラス板上に
方眼紙を貼り付けたものを用いた、ウェハとスクリーン
との間の距離を30mmとし、ウェハ表面にレーザ光を
照射し、その反射像をスクリーン上に映し出した。得ら
たれ反射像は細長い楕円形状であり、幅方向が5〜8m
m、長手方向が13〜17mmであった。
ウェハの表面と裏面とでは、メサ方向および逆メサ方向
が90°ずれるので、ウェハの表面にレーザ光を照射し
た場合と、裏面にレーザ光を照射した場合とでは、得ら
れる反射像の長手方向が90°異なる。反射像の長手方
向がウェハのオリエンテーションフラットと平行になる
ように各ウェハを揃え、その場合のレーザ光の照射され
る面を表面として、この表面をポリッシングして鏡面加
工した。次に、通常の方法に従いウェハ面を洗浄した。
が90°ずれるので、ウェハの表面にレーザ光を照射し
た場合と、裏面にレーザ光を照射した場合とでは、得ら
れる反射像の長手方向が90°異なる。反射像の長手方
向がウェハのオリエンテーションフラットと平行になる
ように各ウェハを揃え、その場合のレーザ光の照射され
る面を表面として、この表面をポリッシングして鏡面加
工した。次に、通常の方法に従いウェハ面を洗浄した。
レーザ光を使用して行なったメサ方向識別方法が正かっ
たか否かを調べるため、得られたウェハのミラー面の裏
面を顕微鏡(ノーマルスキー、対物×10.対眼X20
)を用いて観察した。この結果、85枚のすべてが、裏
面においてオリエンテーションフラットと水平なパター
ンであることが確認され、したがって表面であるミラー
面ではパターンがオリエンテーションフラットに垂直で
あることが確認された。
たか否かを調べるため、得られたウェハのミラー面の裏
面を顕微鏡(ノーマルスキー、対物×10.対眼X20
)を用いて観察した。この結果、85枚のすべてが、裏
面においてオリエンテーションフラットと水平なパター
ンであることが確認され、したがって表面であるミラー
面ではパターンがオリエンテーションフラットに垂直で
あることが確認された。
[発明の効果]
以上説明したように、この発明の識別方法によれば、顕
微鏡で観察することなく、極めて容易にかつ短時間でメ
サ方向を識別することができる。
微鏡で観察することなく、極めて容易にかつ短時間でメ
サ方向を識別することができる。
従来顕微鏡を用いていた場合は1枚につき200秒程か
かっていたが、この発明によれば1枚につき5秒程度で
識別することができる。
かっていたが、この発明によれば1枚につき5秒程度で
識別することができる。
第1図は、この発明の識別方法を説明するための斜視図
である。第2図は、この発明の実施例におけるウェハ作
製工程を示す工程図である。 図において、1はウェハ、2はパターン、3はオリエン
テーションフラット、4はスクリーン、5はレーザ光、
6は反射像を示す。 第1図 第2図
である。第2図は、この発明の実施例におけるウェハ作
製工程を示す工程図である。 図において、1はウェハ、2はパターン、3はオリエン
テーションフラット、4はスクリーン、5はレーザ光、
6は反射像を示す。 第1図 第2図
Claims (1)
- (1)化合物半導体ウェハの面をエッチングしてパター
ンを形成することによりメサ方向を識別する方法であっ
て、 前記パターンが形成された面にレーザ光を照射し、その
反射像を観察することによりメサ方向を識別することを
特徴とする、化合物半導体ウェハのメサ方向識別方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1061927A JPH02240505A (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 化合物半導体ウエハのメサ方向識別方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1061927A JPH02240505A (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 化合物半導体ウエハのメサ方向識別方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02240505A true JPH02240505A (ja) | 1990-09-25 |
Family
ID=13185283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1061927A Pending JPH02240505A (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 化合物半導体ウエハのメサ方向識別方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02240505A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7126083B2 (en) * | 2002-12-24 | 2006-10-24 | Eo Technics Co., Ltd. | Chip scale marker and method of calibrating marking position |
JP2007095816A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 基板検査装置及び基板検査方法 |
-
1989
- 1989-03-13 JP JP1061927A patent/JPH02240505A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7126083B2 (en) * | 2002-12-24 | 2006-10-24 | Eo Technics Co., Ltd. | Chip scale marker and method of calibrating marking position |
JP2007095816A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 基板検査装置及び基板検査方法 |
JP4670562B2 (ja) * | 2005-09-27 | 2011-04-13 | 住友電気工業株式会社 | 基板検査装置及び基板検査方法 |
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